JPH0662547U - 放熱器 - Google Patents

放熱器

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JPH0662547U
JPH0662547U JP954993U JP954993U JPH0662547U JP H0662547 U JPH0662547 U JP H0662547U JP 954993 U JP954993 U JP 954993U JP 954993 U JP954993 U JP 954993U JP H0662547 U JPH0662547 U JP H0662547U
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JP
Japan
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fins
fin
radiator
pair
groove
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Application number
JP954993U
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English (en)
Inventor
忠善 大橋
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication of JPH0662547U publication Critical patent/JPH0662547U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作および組立が安価な、半導体素子、集積
回路等用のフィンピッチの小さい放熱器を提供する。 【構成】 一対のフィンユニットを一体化して放熱器を
構成する。その一対のフィンユニットを取付部2、2’
と、フランジ部3、3’と、フィン4、4’、4とから
一体的に成形する。また、フランジ部3、3’の先端部
には凸条10、10’を、そして取付部2、2’には凹
条溝15、15’を押し出し成形により同時に成形す
る。そして一対のフィンユニット1、1’を、取付部
2、2’が向き合ってフィン4、4’、4が互いに所定
の間隔になるように挿入、組み合わせ、凸条10、1
0’を凹条溝15、15’に挿入してカシメる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、半導体素子、集積回路等の冷却用の放熱器に関するもので、更に詳 しく言えば、基盤に複数枚のフィンが一体的に設けられている一対のフィンユニ ットから構成されている放熱器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器、電力機器等に使用されている電子部品、半導体素子等は、作動中に 発熱するので、適宜冷却する必要がある。このような半導体素子等用の放熱器は 、一般に半導体素子等が取り付けられる取付部と、この取付部に一体的に設けら れている放熱用のフィンとから構成されている。したがって、半導体素子等の発 熱体を取付部に取り付け、フィン間に冷却用の空気を流すと、半導体素子等から 生じる熱は伝導により取付部からフィンに伝わり、そしてフィンから大気中に主 として輻射により放出される。
【0003】 ところで、半導体素子等は、高集積化、大容量化の傾向にあり、それにともな い発熱量も大きくなっているので、放熱量の大きい放熱器が望まれている。この 要望を満たすためには、フィンの面積を広くする必要があるが、コンパクトでし かもフィンの面積を広くするためには、フィンピッチを小さくしなければならな い。ところで、フィンを押し出し成形により製作しようとすると、フィンピッチ には限度があり、必要とするピッチは得られない。そこで、フィンの間隔が比較 的大きいフィンユニットを別々に成形し、フィンを交互に組み合わせフィンピッ チを小さくした放熱器が提案されている。 この放熱器は、図3に示されているように、一対のフィンユニット40、40 ’から構成されている。フィンユニット40は、略方形の取付部41と、この取 付部41と直角に成形されているフランジ部42と、フランジ部42と同じ方向 に取付部41に一体的に成形されている複数枚のフィン44、44、…とから形 成されている。そして取付部41の端部には、複数個の透孔47、47、…が明 けられ、フランジ部42の先端部45には、組み立てたとき透孔47、47、… と整合する位置にネジ孔が形成されている。 他方のフィンユニット40’も、上記のフィンユニット40と同じ形状に形成 されているので、同じような部材には同じ参照符号にダッシュ「’」を付けて重 複説明はしない。
【0004】 上記のように、形成されたフィンユニット40、40’は、フィンユニット4 0のフィン44、44、…が他方のフィン44’、44’、…間に交互に挿入さ れ、フランジ部42の先端部45を他方のフィンユニット40’の取付部41’ の内側に当接させ、そしてフランジ部42と取付部41’とを複数本のネジ48 、48、…、48’、48’、…で一体化されている。 したがって、取付部41、41’に半導体素子等を取り付けて、フィン44、 44’、…間に冷却風を流すことにより、半導体素子等を冷却することができる 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の放熱器も、半導体素子等を取付部41、41’に取り付けて、フィ ン44、44’、…間に冷却風を流すことにより、半導体素子等を冷却すること ができるので、使用上は格別に問題はない。 しかしながら、放熱器の構造上コスト高になる欠点がある。すなわち一対のフ ィンユニット40、40’を一体化するために、取付部41、41’には複数個 のネジ48、48’…を挿通するための透孔47、47’、…を明けなければな らないし、またフランジ部42、42’の先端部45、45’にはネジ48、4 8’…をネジ込むネジ孔を形成しなければならないので、製作コストが高くなる 。特にネジ孔等は、押し出し成形では形成することができないので、格別なネジ 切り加工となる。さらには、これらの一対のフィンユニット40、40’を一体 化するためには、透孔47、47にネジ48、48’…を通して螺合しなければ ならないので、組立コストもかかる。 したがって、本考案は、製作および組立が安価な放熱器を提供することを目的 としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、複数枚のフィンが所定の間隔をおいて 基盤に一体的に設けられている一対のフィンユニットからなる、半導体素子、集 積回路等の冷却用の放熱器であって、 前記一対のフィンユニットの基盤あるいは該基盤と一体的なフランジ部には、 凸条と凹条溝とからなる嵌合部が形成され、 前記一対のフィンユニットは、前記基盤が向き合って前記フィンが互いに所定 の間隔になるように挿入、組み合わされて、前記嵌合部によって一体化されてい る。 構成される。
【0007】
【作用】
一対のフィンユニットの基盤に冷却すべき半導体素子等の発熱体を適宜取り付 ける。そしてフィン間に冷却風を送風する。あるいはフィンが垂直になるように 、すなわち開口部が上下方向になるように放熱器をセットする。そうすると、発 熱体から生じる熱は、基盤からフィンに伝導し、フィンから強制冷却風あるいは 自然対流する冷却風に輻射される。このとき小量の熱は、基盤から直接冷却風に 輻射される。 あるいは、放熱器の基盤にヒートパィプの凝縮部を固定する。そしてヒートパ ィプの蒸発部に取り付けた半導体素子等の発熱体を冷却する。
【0008】
【実施例】
本考案は、色々な形で実施することができる。例えば、一対のフィンユニット は、形状が異なるように実施することもできる。しかしながら、同じ形状にする と、押し出し型が1個ですみ、製作コストを下げることができる。またフィンユ ニットの管理も容易になる。したがって、図には、同一形状のフィンユニットで 成形した実施例が示されている。 本実施例によると、一対のフィンユニットは、嵌合用の凸条と、この凸条がは まる凹条溝との嵌合により一体化される。これらの凸条と、凹条溝の形成位置は 格別限定されない。例えば、凸条と凹条溝を共にフランジ部の先端部に形成する こともできる。しかしながら、凹条溝を形成すると強度が落ちることがあるので 、凹条溝は肉厚部例えば比較的肉厚の取付部に形成することが望ましい。
【0009】 以下、本考案の実施例を説明する。図1を参照すると、本実施例に係わる放熱 器Hも、外形は、前述した従来の放熱器と同じ形状をしている。放熱器Hは、一 対のフィンユニット1、1’から構成されている。フィンユニット1は、図2に 示されているように、略方形の平板状の取付部2と、この取付部2の一方の端部 から直角に成形されているフランジ部3と、フランジ部3と同じ方向に取付部2 の内側に一体的に成形されている複数枚のフィン4、4、…とから、例えばアル ミニウムあるいはその合金から押し出し成形により形成されている。 フランジ部3の長さあるいは高さHは、フィン4、4、…の高さhより高い。 したがつて、フィン4、4、…はフランジ部3により保護されることになる。
【0010】 フランジ部3の先端部には、全長にわたって嵌合要素の一方である凸条10が 形成されている。凸条10の断面形状は、図には正確に現れていないが、先の方 が根元に比較して大きくなっている。すなわち凸条10はアリの形をしている。 取付部2の、フランジ部3がない他方の端部には、フィン4、4、…側に開
口 した凹条溝15が成形されている。凹条溝15は、凸条10と対をなすもので、 開口部より内部が広くなって、アリ溝を構成している。 フィン4、4、…は、等間隔に成形されているが、本実施例によると、フィン 4、4、…間の間隔Sは、h/Sが4以下に設定されている。したがつて、フィ ン4、4、…の高さhが、20mmとすると、フィン4、4、…間の間隔Sは、 5mm以上となる。 他方のフィンユニット1’は、上記のフィンユニット1と同じ形状に形成され ているので、同じような部材には同じ参照符号にダッシュ「’」を付けて重複説 明はしない。
【0011】 次の上記フィンユニット1、1’の組立について説明する。一方のフィンユニ ット1の凸条10を他方のフィンユニット1’の凹条溝15’に、そして他方の フィンユニット1’の凸条10’を一方のフィンユニット1の凹条溝15に側方 から挿入する。そうすると、図1の(イ)に示されているように組み立てられる 。このとき、一方のフィンユニット1のフィン4、4、…は他方のフィンユニッ ト1’のフィン4’、4’、…間に交互に挿入される。したがって、フィン4、 4、…のピッチが5mmのときは、組み立てた後のフィン4、4’、4、4’、 …のピッチは、2.5mmになる。 上記のようにして挿入組み立てると、凸条10と凹条溝15’との摩擦により フィンユニット1、1’は、ある程度の強度で一体化される。しかしながら、本 実施例ではフィンユニット1、1’が相互にずれないように、例えば凸条10、 10’の両端部をポンチ加工によりカシめる。そうすると、図1の(ロ)に示さ れているように、凸条10、10’の端部に膨らみ16ができ、この膨らみ16 が凹条溝15、15’の内壁に密着し、フィンユニット1、1’は、一体化され る。 上記実施例では、凸条10、10’を変形してカシメられているが、図1の( イ)において矢印で示されているように、取付部2、2’の、凹条溝15、15 ’に対応する部分の数カ所をプレスで押して、凹条溝15、15’を変形してカ シメることもできる。
【0012】 取付部2、2’の表面に、あるいは取付部2、2’の一方の表面に冷却する半 導体素子等を適宜取り付ける。そしてフィン4、4’、4、4’、…間に冷却風 を送る。半導体素子等で生じる熱は、フィン4、4’、4、4’、…に伝導し、 これらのフィンから冷却風に放出される。 フィン4、4’、4、4’、…の面が垂直になるように放熱器Hをセットする と、フィン4、4’、4、4’、…は取付部2、2’およびフランジ部3、3’ とで囲まれているので、煙突効果が生じ、冷却風は自然対流する。 本実施例による放熱器Hは、ヒートパイプの凝縮部としても使用できる。すな わち放熱器Hの取付部2、2’にヒートパイプの凝縮部を固定する。そうして図 には示されていない蒸発部に半導体素子等を取り付ける。そうすると、周知のヒ ートパイプの作用により、蒸発部の半導体素子等は冷却される。
【0013】 本実施例によると、一対のフィンユニット1、1’は、同じ形状をしているの で、同じ型で安価に成形できる効果がある。凸条10、10’と凹条溝15、1 5’は、フィン4、4’、4、4’、…と同じ方向に形成されているので、これ らのフィン等と共に、押し出し成形により安価に形成することができる。また凸 条10、10’と凹条溝15、15’は、放熱器Hのコーナ部に位置するので、 すなわち強度の高いコーナ部に位置するので、凸条10、10’あるいは凹条溝 15、15’をカシメ加工するとき、放熱器Hが変形するようなことはない。さ らには、フィン4、4’、4、4’、…は、物に当たると変形し易いので、取扱 いには注意を要するが、本実施例によると、これらのフィンは取付部2、2’お よびフランジ部3,3’で保護されているので、ラフな取扱いができる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案によると、複数枚のフィンが所定の間隔をおいて基盤に一 体的に設けられている一対のフィンユニットは、基盤が向き合ってフィンが互い に所定の間隔になるように挿入、組み合わされているので、フィンピッチの小さ い放熱器が得られる。 そして本考案によると、一対のフィンユニットの基盤あるいは該基盤と一体的 なフランジ部には、凸条と凹条溝とからなる嵌合部が形成され、一対のフィンユ ニットは、この嵌合部によって一体化されているので、安価に一体化することが できる、という本考案特有の効果が得られる。しかも、嵌合部は凸条と凹条溝と から構成されているので、嵌合部も押し出し成形でフィン等と同時に低コストで 成形することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す図で、その(イ)は全体
の斜視図、(ロ)は凸条と凹条溝とがカシメにより一体
化されている状態を示す拡大断面図である。
【図2】本考案のフィンユニットの実施例を示す斜視図
である。
【図3】従来の放熱器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1’ フィンユニット 2、2’ 取付部(基盤) 3、3’ フランジ部 4、4’ フィン 10 凸条 15 凹条溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のフィンが所定の間隔をおいて基
    盤に一体的に設けられている一対のフィンユニットから
    なる、半導体素子、集積回路等の冷却用の放熱器であっ
    て、 前記一対のフィンユニットの基盤あるいは該基盤と一体
    的なフランジ部には、凸条と凹条溝とからなる嵌合部が
    形成され、 前記一対のフィンユニットは、前記基盤が向き合って前
    記フィンが互いに所定の間隔になるように挿入、組み合
    わされて、前記嵌合部によって一体化されていることを
    特徴とする放熱器。
JP954993U 1993-02-15 1993-02-15 放熱器 Pending JPH0662547U (ja)

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JP954993U JPH0662547U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 放熱器

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JP954993U JPH0662547U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 放熱器

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JPH0662547U true JPH0662547U (ja) 1994-09-02

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ID=11723365

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JP954993U Pending JPH0662547U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 放熱器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011228253A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Ind Technol Res Inst ランプアセンブリー
JP2011228254A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Ind Technol Res Inst ランプアセンブリー
JP2017135190A (ja) * 2016-01-26 2017-08-03 岩崎電気株式会社 照射装置、及び放熱ユニット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511451B2 (ja) * 1985-05-08 1993-02-15 Nippon Electric Co

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