JPH066237A - 可変長符号復号装置 - Google Patents

可変長符号復号装置

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JPH066237A
JPH066237A JP15832292A JP15832292A JPH066237A JP H066237 A JPH066237 A JP H066237A JP 15832292 A JP15832292 A JP 15832292A JP 15832292 A JP15832292 A JP 15832292A JP H066237 A JPH066237 A JP H066237A
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JP15832292A
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Fuminobu Ogawa
文伸 小川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変長符号の一部の復号化を状態遷移テーブ
ルを用いて行なわせることによりメモリ容量を小さくし
て回路規模を低減することを可能にすると共に状態遷移
テーブルのアクセス回数を低減することで復号化処理速
度の高速化を図る。 【構成】 可変長符号が8ビット以下の場合は変換テー
ブル102により8ビット分の復号値をセレクタ105
を通じて出力し、可変長符号が8ビットを超える場合に
は状態遷移メモリ503に変換テーブル102から状態
番号初期値を与えて先ず状態遷移の初期値を決定すると
共に前記可変長値符号に基づく遷移状態に基づき状態遷
移表入力アドレス制御装置504から状態遷移メモリ5
03に状態番号を与え、8ビットを超える可変長符号の
復号値を求めセレクタ105を通じて出力させることに
より、規模の比較的小さな変換テーブル102と状態遷
移メモリ503を用いて比較的高速での可変長符号の復
号化を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は可変長符号復号装置に
係り、特に符号化の対象となるシンボルの特徴に応じて
異なる符号長を割り当てられた可変長符号を復号化する
に好適な可変長符号復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば特開平3−145223号
公報に示された第1の従来例の可変長符号復号装置のブ
ロック図である。図4において、401は符号を入力す
る入力端子、402は入力端子401から入力された可
変長符号の上位8ビットを入力し、長短信号、復号値、
変換ビットを出力する第1変換テーブル、403は入力
端子401から入力された可変長符号の下位7ビットを
入力し、復号値を出力する第2変換テーブル、404は
第1変換テーブル402からの長短符号に基づき第1変
換テーブル402からの復号値または第2変換テーブル
403からの復号値を選択し復号値として出力するセレ
クタである。
【0003】以上述べたような構成において、入力端子
401より入力された最長15ビットからなる可変長符
号の上位8ビットを第1変換テーブル402にアドレス
として入力し、この符号が8ビットよりも長い符号であ
るか否かを示す長短信号を出力する。一方、第1変換テ
ーブル402はこの長短信号を出力すると同時に、入力
された可変長符号が8ビット以下で構成されている場合
には、この可変長符号を復号値となるシンボルに変換し
て出力し、入力された可変長符号が8ビットよりも長い
符号長で構成されている場合には、5ビットで示される
変換ビットに変換して出力する。
【0004】一方、第2変換テーブル403は入力端子
401より入力した最長15ビットで構成される可変長
符号の下位7ビットと第1変換テーブル402からの5
ビットの変換ビットの計12ビットをアドレスとして入
力し、8ビットを越える符号長を持つ可変長符号を符号
値に変換して出力する。なお、第2変換テーブル403
の大きさは最大符号長に依存するため非常に大きな構成
となる。
【0005】そして、セレクタ404は第1変換テーブ
ル402からの長短符号に基づいて第1変換テーブル4
02から出力された8ビット以下の符号長で構成されて
いる可変長符号に対応する固定長シンボルの復号値また
は第2変換テーブル403より出力された9ビット以上
の符号長で構成されている可変長符号に対応する復号値
のいずれかを選択して所望のシンボルを復号値として出
力する。
【0006】図5は例えば特公平3−52268号公報
に示された第2の従来例の可変長符号復号装置のブロッ
ク図であり、特にランレングス可変長符号復号化装置の
復号部分を示すものである。図5において、501はラ
ンレングス符号化信号の入力端子、502は入力端子5
01からの符号化信号の“0”ビット部分を計数して計
数結果を出力する“0”計数装置、504は入力端子5
01からのランレングス符号化信号と“0”計数装置5
02からの計数結果を状態番号と共に入力し、新たに状
態番号を出力する状態遷移表入力アドレス制御装置であ
る。ここで状態番号とは、状態が書き込まれているメモ
リ上のアドレスのことをいう。503は状態遷移表入力
アドレス制御装置504からの状態番号に基づいて符号
有無フラグと復号値または状態番号を出力する状態遷移
メモリ、505は状態遷移メモリ503からの符号有無
フラグに基づいて復号値をラッチし復号値として出力す
るラッチである。
【0007】以上のような構成において、その動作を図
6の可変長符号2進ツリー概念図に基づいて説明する。
ちなみに、図6は状態遷移メモリ503の動作を説明す
るものであり、各ノードS0〜S8における“1”、
“0”の遷移要因に基づく復号化の様子を示すものであ
る。
【0008】さて、入力端子501より入力されたラン
レングス符号化信号の最上位桁に続く“0”(リーディ
ング0)は“0”計数装置502により計数され、結果
としてリーディング0数Lを計数結果として得る。例え
ば、「00001011」の場合L=4となる。一方、
状態遷移メモリ503にはこの可変長値符号の2進ツリ
ーの各ノードS0〜S8に対応する状態が図6のように
書き込まれている。
【0009】さて、図6における2進ツリーの各ノード
Sn(n=0〜8)のうち、ノードS0はルート、S
4、S5、S6、S7、S8は符号の存在する末端のノ
ード、その他は符号の存在しない途中のノードである。
そして、各ノードは“0”または“1”の添え字のある
枝により接続されており、この枝をS0から順に末端ま
でたどればこの添え字の集合として可変長符号を表わす
ことができる。
【0010】したがって、図6のツリーの各ノードを状
態、添え字を状態遷移要因とすれば可変長符号2進ツリ
ーは状態遷移表で表わすことができる。例えば、図6の
ノードS0の状態で遷移要因“0”を入力すれば状態は
S1に遷移し、遷移要因“1”を入力すれば状態はS2
に遷移する。
【0011】ちなみに、状態遷移メモリ503は図6に
おける状態がアドレスに対応づけてある。そして、各ア
ドレスには状態が符号の存在しない2進ツリーの途中の
ノードに対応する場合は、次に入力する1ビットの符号
の値により遷移する遷移先の状態番号と符号有無フラグ
(符号無し)が書き込まれ、状態が2進ツリーの最短の
ノードであり符号の存在するノードである場合は、対応
するシンボルの値と符号有無フラグ(符号有り)が書き
込まれているものとする。なお、この状態遷移メモリ5
03の大きさは符号長によらず異なるビットパターンを
持つ符号の種類の数のみに依存するため小さな規模のも
のとなる。
【0012】さて、状態遷移表入力アドレス制御装置5
04は先ず状態遷移メモリ503からの出力として得ら
れる状態番号で示される状態からL回“0”を入力した
時に遷移する状態を算出し、次にこの状態において入力
した1ビットの符号により遷移する遷移先の状態番号を
算出する。
【0013】今、状態遷移メモリ503の初期状態とし
てルートのノードを示すアドレスS0が与えられるとす
れば、状態遷移メモリ503により得られたルートの次
に遷移する状態の番号は状態遷移表入力アドレス制御装
置504により当該状態から計数結果で判定されるL回
“0”と1回の“1”を入力した時に遷移する状態番号
に変更され、状態遷移メモリ503に入力される。状態
遷移メモリ503の当該状態が符号の存在するノードに
対応するものであれば、符号有りフラグおよびシンボル
が書き込まれており、したがって符号有無フラグにより
動作するラッチ505を通じてこれを復号値として出力
することができる。これ以外の状態では、符号無しフラ
グと次に遷移する状態番号が書き込まれているため、状
態遷移表入力アドレス制御装置504が符号の(L+
2)ビット目(L+1番目のビットは必ず“1”となる
ために不要)に基づいて当該状態番号を変更し、状態遷
移メモリ503に入力する。
【0014】以上のような処理を符号有りのノードが検
出されるまで行なえば、当該アドレスに書き込まれてい
るシンボルを復号値として出力することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変長符号復号
装置は以上のように構成されていたので、例えば第1の
従来例の場合は第2変換テーブル403の総ビット数が
大きくなり過ぎ、回路規模が増大するなどの問題があ
り、第2の従来例の場合は符号長が短いにも関わらずリ
ーディング0の計数結果が小さいランレングス符号化信
号については状態遷移メモリ503のアクセス回数が多
くなり、復号化処理にかかる時間が長くなってしまうと
いう問題点があった。
【0016】この発明は上記のような従来技術の問題点
を解消するためになされたもので、テーブル容量を小さ
くして回路規模を低減することを可能にすると共に復号
化処理速度の高速化を可能とした可変長符号復号装置を
得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は第1に、可変長符号がNビット以下の場
合にNビット分の復号値を出力すると共に可変長符号が
Nビットを超えるN+Mビットの場合にはMビットに対
応する状態番号初期値を出力する変換手段と、前記変換
手段からの状態番号初期値に基づいて状態遷移の初期値
を決定すると共に前記可変長値符号のMビットの符号に
基づく遷移状態から可変長符号のMビット分の復号値を
求める状態遷移制御手段と、前記変換手段からの復号値
と前記状態遷移制御手段からの復号値を選択して出力す
るセレクタ手段と、を備える可変長符号復号装置を提供
するものである。
【0018】上記目的を達成するために、この発明は第
2に、可変長符号がNビット以下の場合にNビット分の
復号値を出力すると共に可変長符号がNビットを超える
N+Mビットの場合にはMビットに対応する状態番号初
期値を出力する変換手段と、可変長符号の系列の連続す
る少なくとも“0”または“1”どちらか一方のビット
数を計数する計数手段と、前記変換手段からの状態番号
初期値に基づいて状態遷移の初期値を決定すると共に前
記計数手段の出力に基づいて遷移状態を予め進めておき
更に前記可変長値符号のMビットの符号に基づく遷移状
態から可変長符号のMビット分の復号値を求める状態遷
移制御手段と、前記変換手段からの復号値と前記状態遷
移制御手段からの復号値を選択して出力するセレクタ手
段と、を備える可変長符号復号装置を提供するものであ
る。
【0019】
【作用】上記手段において、この発明の可変長符号復号
装置は、可変長符号がNビット以下の場合は変換手段に
よりNビット分の復号値をセレクタ手段を通じて出力
し、可変長符号がNビットを超えるN+Mビットの場合
には状態遷移制御手段に変換手段からMビットに対応す
る状態番号初期値を与えて先ず状態遷移の初期値を決定
すると共に前記可変長値符号のMビット分の符号に基づ
く遷移状態から可変長符号のMビット分の復号値を求め
セレクタ手段を通じて出力させ、“0”または“1”の
計数手段がある場合は状態遷移制御手段の遷移状態を計
数結果に基づく特定の位置まで予め進めておくことによ
り状態遷移制御手段のアクセス回数を低減している。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。
【0021】図1はこの発明の一実施例に係る可変長符
号復号装置のブロック図である。図1において、102
は入力端子401からの可変長符号の上位8ビットが入
力され、可変長符号が8ビット以下の短い符号長を持つ
場合は長短信号と共に対応する復号値を出力しそれ以外
の場合は状態遷移メモリ503上の当該状態(ルートか
ら対応する8ビット分遷移した状態)を対応させた状態
番号初期値を出力する変換テーブル、107は入力端子
401より入力された最長15ビットの可変長符号が入
力され、この中から変換テーブル102に与えられた上
位8ビットを除く下位7ビットを1ビットずつ状態遷移
表入力アドレス制御装置504に出力するシフタ、10
6は状態遷移表入力アドレス制御装置504からの状態
番号と、変換テーブル102からの状態番号初期値のい
ずれかを選択して状態番号として出力するセレクタ、1
05は変換テーブル102からの長短符号および状態遷
移メモリ503からの符号有無フラグに基づいて変換テ
ーブル102からの復号値または状態遷移メモリ503
からの復号値を選択して復号値として出力するセレクタ
である。ちなみに、状態遷移表入力アドレス制御装置5
04はシフタ107からの最長15ビットの内の下位7
ビットを1ビットのシリアル符号とした信号および状態
遷移メモリ503からの状態番号に基づいて新たな状態
番号をセレクタ106に出力する。さらに、状態遷移メ
モリ503はセレクタ106からの状態番号に基づいて
符号有無フラグおよび復号値をセレクタ105に出力す
る。
【0022】以上述べたような構成において次にその動
作を説明する。
【0023】さて、状態遷移メモリ503であるが、当
該可変長符号の2進ツリーの各ノードに対応する状態が
書き込まれている。なお、状態遷移表入力アドレス制御
装置504としては図5に示したものと全く同様の構成
を有するものとする。
【0024】先ず、入力端子401から入力した最長1
5ビットからなる可変長符号の上位8ビットを変換テー
ブル102にアドレスとして入力し、当該可変長符号が
8ビットよりも長い符号であるか否かを示す長短信号を
出力する。変換テーブル102は長短信号を出力すると
同時に可変長符号が8ビット以下で構成されている場合
にはこの可変長符号を復号値となるシンボルに変換して
出力し、8ビットよりも長い符号長で構成されている場
合は、状態遷移表のノードS0から入力した8ビット分
の遷移を行なった状態の状態番号に変換してこれを状態
番号初期値として出力する。したがって、可変長符号が
8ビット以下の場合には、変換テーブル102による変
換のみで復元値が得られることになる。
【0025】一方、変換テーブル102により可変長符
号が8ビットよりも長い符号長を持つものと判定された
場合は、状態遷移メモリ503の初期状態としてセレク
タ106を介して変換テーブル102により得られた状
態番号初期値が与えられ、状態遷移表入力アドレス制御
装置504はシフタ107を通じて与えられる可変長符
号の9番目のビットの状態に基づいて、次に遷移する状
態の状態信号を算出して状態遷移メモリ503に入力す
る。ちなみに、8ビット目までは変換テーブル102に
より既に復号化されている。
【0026】さて、ここで状態遷移メモリ503の当該
状態番号が符号の存在するノードに対応するものであれ
ば、符号有りフラグおよびシンボルが書き込まれてお
り、これを復号値として出力することができる。そうで
ない場合は、符号無しフラグと次に遷移する状態番号が
書き込まれているため、状態遷移表入力アドレス制御装
置504が符号の次のビット、つまり10ビット目に基
づいて当該状態番号を変更し、状態遷移メモリ503に
入力する。同様の処理を符号有りのノードが検出される
まで行ない、当該アドレスに書き込まれているシンボル
を復号値として出力する。
【0027】以上のようにして得られた変換テーブル1
02からの復号値と状態遷移メモリ503からの復号値
はセレクタ105に入力されるが、入力端子401に入
力された可変長符号が8ビット以下の符号長で構成され
ている場合は変換テーブル102からの長短符号に基づ
いて変換テーブル102からの復号値が最終的な復号値
として出力され、入力端子401に入力された符号が8
ビットより大きな場合は状態遷移メモリ503からの符
号有無フラグに基づいて状態遷移メモリ503からの復
号値が最終的な復号値として出力される。
【0028】以上のように、復号化の対象となる入力端
子401からの可変長符号を2進ツリーとして捉えた場
合の各ノード(状態)と枝(可変長符号を構成する
“0”または“1”の値により遷移する次の状態)の関
係を示したテーブルを状態遷移メモリ503に持たせ
る。そして、変換テーブル102には出現確率が高く短
い符号長Nを持つ可変長符号(本実施例においてN=
8)に対応する復号値を持たせ出力させる。それ以外の
場合は、変換テーブル102の出力として得られる状態
番号初期値と、状態遷移表入力アドレス制御装置504
より得た状態番号とをセレクタ106により効果的に選
択させ、状態遷移メモリ503により復号値を得、出力
させる。
【0029】次に、図2はこの発明の第2の実施例に係
る可変長符号復号装置のブロック図である。図2におい
て、203は入力端子401から入力される可変長符号
の最長15ビットの“0”を計数する“0”計数装置5
02からの計数結果と状態遷移メモリ503からの状態
番号を選択して状態番号として状態遷移表入力アドレス
制御装置504に与えるセレクタである。その他の構成
については図1と同様である。
【0030】以上のような構成において、入力端子40
1より入力された可変長符号の最上位桁に続く“0”
(リーディング0)は“0”計数装置502により計数
され、結果としてリーディング0数Lを得る。ちなみ
に、この“0”計数装置502は最長15ビットからな
る符号系列中のもっとも上位に出現する“1”の位置を
上位から何ビット目という表現で出力するプライオリテ
ィエンコーダなどで構成される。
【0031】“0”計数装置502による計数結果が
“8”よりも大きい場合には、状態遷移表入力アドレス
制御装置504は初期状態S0から計数結果で指定され
るL回の“0”と1回の“1”を入力した時に遷移する
状態番号を算出し、初期状態として状態遷移メモリ50
3に入力する。以上のような動作のために、セレクタ2
03は“0”計数装置502による計数結果と状態遷移
メモリ503により得られた状態番号とのいずれかを選
択する。
【0032】その他の処理および可変長符号の計数結果
が“8”以下の場合については図1の構成とほぼ同様で
ある。ただし、シフタ107は入力した最長15ビット
からなる可変長符号から変換テーブル102により復号
された8ビットあるいはLビットを除いた残りを1ビッ
トずつ状態遷移表入力アドレス制御装置504に出力す
る。
【0033】なお、上記実施例では入力端子401に入
力された可変長符号の中の連続する“0”を“0”計数
装置502により計数する構成を例示したが、“1”を
計数するような構成としてもよく、同様の効果を得るこ
とができる。
【0034】以上述べたように、入力端子401からの
可変長符号の“0”を計数する“0”計数装置502に
よる計数結果を基に状態遷移メモリ503上の特定の状
態を求める状態遷移表入力アドレス制御装置504を設
けると共に、変換テーブル102による状態番号初期値
と状態遷移表入力アドレス制御装置504による状態番
号のいずれかを選択し、状態遷移メモリ503の状態を
決定するセレクタ106を設けることにより、8ビット
より長い可変長符号を入力した場合でも、“0”計数装
置502によって連続する“0”の値を計数し、この値
によっては、これを基に状態遷移メモリ503の遷移を
行なうことができるので、状態遷移メモリ503のアク
セス回数を低減することが可能であり、少ないメモリ容
量で処理速度の早い可変長符号復号装置を実現すること
ができる。
【0035】図3はこの発明の第3の実施例に係る可変
長符号復号装置のブロック図である。図3において、3
01は入力端子401から入力された可変長符号の
“1”を計数して計数結果L1を出力する“1”計数装
置、302は“0”計数装置502による可変長符号の
“0”の計数結果L0と“1”計数装置301による可
変長符号の“1”の計数結果とを比較し、大きい方のフ
ラグ(0/1)を後述の状態制御装置303に、大きい
方の計数結果を計数結果Lとしてセレクタ203にそれ
ぞれ出力する比較選択装置、303はシフタ107を通
じて入力される可変長符号の下位7ビットの符号を1ビ
ットずつ与えられ、セレクタ203からの信号と比較選
択装置302からの0/1フラグに基づいてセレクタ1
06を通じて状態遷移メモリ503に状態番号を与える
状態制御装置である。
【0036】以上述べたような構成において、入力端子
401より入力した可変長符号の最上位桁に続く“0”
(リーディング0)は“0”計数装置502により計数
され、結果としてリーディング0数L0を得る。同時
に、入力した可変長符号の最上位桁に続く“1”は
“1”計数装置301により計数され、結果としてリー
ディング1数L1を得る。なお、これにかかわる“1”
計数装置301は最長15ビットからなる符号系列中の
もっとも上位に出現する“0”の位置を上位から何ビッ
ト目という表現で出力するプライオリティエンコーダな
どで構成される。
【0037】比較選択装置302は“0”計数装置50
2による計数結果L0と“1”計数装置301による計
数結果L1とを比較し、大きい方を計数結果Lとして出
力する。同時に、選択された計数結果Lが“0”に対応
するものか“1”に対応するものであるかを示す0/1
フラグを出力する。
【0038】ここで比較選択装置302からの選択計数
結果Lが“8”より大きい場合は、状態制御装置303
は比較選択装置302からの0/1フラグにより初期状
態S0から計数結果で指定されるL回の“1”と1回の
“0”を入力した時に遷移する状態番号のいずれかを算
出し、初期状態として状態遷移メモリ503に入力す
る。
【0039】その他の処理については図2の構成と同様
であるので、詳細な説明は省略するが、以上のような動
作を通じて状態遷移メモリ503に対するアクセス回数
は低減する。
【0040】以上述べたように、連続する“0”を計数
する“0”計数装置502と連続する“1”を計数する
“1”計数装置301と、これらの計数装置による2つ
の計数結果を基にいずれか一方を選択して状態制御装置
303に出力する比較選択装置302を設けることによ
り、8ビットより長い符号を入力した場合、先頭に
“0”が連続した場合でも“1”が連続した場合でもそ
の計数値によっては、これを基に状態遷移メモリ503
の遷移を行なうことができるため、状態遷移メモリ50
3のアクセス回数を更に低減することが可能となり、少
容量のメモリ構成で処理速度の早い可変長符号復号装置
を実現することができる。
【0041】なお、上記実施例では可変長符号のビット
数として最長15ビットの場合で、上位8ビットと下位
7ビットを分けて処理する構成を例示したが、この発明
の実施はこれに限定されるものではなく、更に大きなビ
ット数の場合でも、また上位、下位の振り分けが他の割
合となる場合でも、同様に適用可能であり、可変長符号
の符号長の出現確率によっては大幅な処理速度の向上を
図ることができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、入力さ
れた可変長符号を上位、下位のビットに分けて出現確率
の高い(可変長符号長の短い)場合は上位のビットのみ
を変換テーブルで復号化し、出現確率の低い(可変長符
号長が長い)場合は下位のビットの状態遷移に基づく復
号化を行なうことで比較的小規模の回路構成で高速復号
化処理を行なうことを可能とした可変長符号復号装置を
実現できる効果がある。更に、可変長符号の連続する少
なくとも“0”または“1”のどちらか一方のビット数
を計数する計数手段を設けることにより、状態遷移メモ
リのアクセス回数を減少させることが可能となり、更に
処理速度の速い可変長符号復号装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る可変長符号復号装
置のブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る可変長符号復号装
置のブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る可変長符号復号装
置のブロック図である。
【図4】従来の可変長符号復号装置の第1の例のブロッ
ク図である。
【図5】従来の可変長符号復号装置の第2の例のブロッ
ク図である。
【図6】可変長符号2進ツリー概念図である。
【符号の説明】
102 変換テーブル 105,106,203,404 セレクタ 107 シフタ 301 “1”計数装置 302 比較選択装置 303 状態制御装置 401 入力端子 402 第1変換テーブル 403 第2変換テーブル 501 入力端子 502 “0”計数装置 503 状態遷移メモリ 504 状態遷移表入力アドレス制御装置 505 ラッチ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は第1に、可変長符号がNビット以下の場
合に当該符号に対する復号値を出力すると共に可変長符
号がNビットを超えるN+Mビットの場合には符号の下
Mビットに対応する状態番号初期値を出力する変換手
段と、前記変換手段からの状態番号初期値に基づいて状
態遷移の初期値を決定すると共に前記可変長値符号の
Mビットの符号に基づく遷移状態から可変長符号の復
号値を求める状態遷移制御手段と、前記変換手段からの
復号値と前記状態遷移制御手段からの復号値を選択して
出力するセレクタ手段と、を備える可変長符号復号装置
を提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記目的を達成するために、この発明は第
2に、可変長符号がNビット以下の場合に当該符号に対
する復号値を出力すると共に可変長符号がNビットを超
えるN+Mビットの場合にはMビットに対応する状態番
号初期値を出力する変換手段と、可変長符号系列上の先
頭にある連続する“0”又は連続する“1”の数Lを計
数する計数手段と、LとNの関係より前記計数手段の出
力に基づいて遷移した状態と前記変換手段から得た状態
とのいずれかを初期状態とし残りのMビットまたはN+
M−Lビット分の状態遷移を行うことにより当該可変長
符号の復号値を求める状態遷移制御手段と、前記変換手
段からの復号値と前記状態遷移制御手段からの復号値を
選択して出力する選択手段と、を備える可変長符号復号
装置を提供するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【作用】上記手段において、この発明の可変長符号復号
装置は、可変長符号がNビット以下の場合は変換手段に
より当該符号に対する復号値をセレクタ手段を通じて出
力し、可変長符号がNビットを超えるN+Mビットの場
合には状態遷移制御手段に変換手段から符号の下位Mビ
ットに対応する状態番号初期値を与えて先ず状態遷移の
初期値を決定すると共に前記可変長値符号の下位Mビッ
ト分の符号に基づく遷移状態から可変長符号の復号値を
求めセレクタ手段を通じて出力させ、“0”または
“1”の計数手段がある場合は状態遷移制御手段の遷移
状態を計数結果に基づく特定の位置まで予め進めておく
ことにより状態遷移制御手段のアクセス回数を低減して
いる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】以上のように、復号化の対象となる入力端
子401からの可変長符号を2進ツリーとして捉えた場
合の各ノード(状態)と枝(可変長符号を構成する
“0”または“1”の値により遷移する次の状態)の関
係を示したテーブルを状態遷移メモリ503に持たせ
る。そして、変換テーブル102には出現確率が高く
以下の短い符号長を持つ可変長符号(本実施例において
N=8)に対応する復号値を持たせ出力させる。それ以
外の場合は、変換テーブル102の出力として得られる
状態番号初期値と、状態遷移表入力アドレス制御装置5
04より得た状態番号とをセレクタ106により効果的
に選択させ、状態遷移メモリ503により復号値を得、
出力させる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変長符号がNビット以下の場合にNビ
    ット分の復号値を出力すると共に可変長符号がNビット
    を超えるN+Mビットの場合にはMビットに対応する状
    態番号初期値を出力する変換手段と、前記変換手段から
    の状態番号初期値に基づいて状態遷移の初期値を決定す
    ると共に前記可変長値符号のMビットの符号に基づく遷
    移状態から可変長符号のMビット分の復号値を求める状
    態遷移制御手段と、前記変換手段からの復号値と前記状
    態遷移制御手段からの復号値を選択して出力するセレク
    タ手段と、を備えることを特徴とする可変長符号復号装
    置。
  2. 【請求項2】 可変長符号がNビット以下の場合にNビ
    ット分の復号値を出力すると共に可変長符号がNビット
    を超えるN+Mビットの場合にはMビットに対応する状
    態番号初期値を出力する変換手段と、可変長符号の系列
    の連続する少なくとも“0”または“1”のどちらか一
    方のビット数を計数する計数手段と、前記変換手段から
    の状態番号初期値に基づいて状態遷移の初期値を決定す
    ると共に前記計数手段の出力に基づいて遷移状態を予め
    進めておき更に前記可変長値符号のMビットの符号に基
    づく遷移状態から可変長符号のMビット分の復号値を求
    める状態遷移制御手段と、前記変換手段からの復号値と
    前記状態遷移制御手段からの復号値を選択して出力する
    セレクタ手段と、を備えることを特徴とする可変長符号
    復号装置。
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