JPH0661927A - 移動通信システム - Google Patents
移動通信システムInfo
- Publication number
- JPH0661927A JPH0661927A JP10007392A JP10007392A JPH0661927A JP H0661927 A JPH0661927 A JP H0661927A JP 10007392 A JP10007392 A JP 10007392A JP 10007392 A JP10007392 A JP 10007392A JP H0661927 A JPH0661927 A JP H0661927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radio base
- control station
- communication
- exchange control
- base stations
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】移動通信システムにおいて、移動機の通話中移
動に伴うハンドオフを高速無瞬断で実現する。 【構成】交換制御局と無線基地局間に、同報スイッチ2
を設け、全無線基地局に情報フレームを同報する。各無
線基地局3はFIL304,305を有し、移動機から
受信した上り情報フレーム中の通信識別子から生成され
る下り通信識別子を一方のFIL304にセットし、同
報スイッチ2から受信される情報フレームをFIL30
4でフィルタリングして受信する。
動に伴うハンドオフを高速無瞬断で実現する。 【構成】交換制御局と無線基地局間に、同報スイッチ2
を設け、全無線基地局に情報フレームを同報する。各無
線基地局3はFIL304,305を有し、移動機から
受信した上り情報フレーム中の通信識別子から生成され
る下り通信識別子を一方のFIL304にセットし、同
報スイッチ2から受信される情報フレームをFIL30
4でフィルタリングして受信する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通話中チャネルの切換え
を高速且つ無瞬断で行うことを可能とする移動通信シス
テムに関する。
を高速且つ無瞬断で行うことを可能とする移動通信シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の移動通信システムの一例を
示すブロック図である。図4において、5は交換制御
局、61,62〜6nは無線基地局、71,72〜7m
は移動機、34は交換制御局5内のスイッチ、A,B,
Cは外部リンクである。図4では移動機71が無線基地
局61を介して交換制御局5の外部リンクAと接続され
ている状態を示している。図4に示すように、この場合
交換制御局5内のスイッチ51は現在中継している無線
基地局61と外部リンクA間を接続している。
示すブロック図である。図4において、5は交換制御
局、61,62〜6nは無線基地局、71,72〜7m
は移動機、34は交換制御局5内のスイッチ、A,B,
Cは外部リンクである。図4では移動機71が無線基地
局61を介して交換制御局5の外部リンクAと接続され
ている状態を示している。図4に示すように、この場合
交換制御局5内のスイッチ51は現在中継している無線
基地局61と外部リンクA間を接続している。
【0003】一方無線通信システムの特徴の1つに通話
中の移動機の移動があり、移動機は移動に伴い通信する
無線基地局を切り替えてゆく。図4において移動機71
が移動して無線基地局62の近くにくると、移動機71
は今度は無線基地局62を介して通信を行うことにな
る。このように通話中にチャネルを切り替えることをハ
ンドオフと呼ぶ、この時、交換制御局5内のスイッチ5
1は切り替えられて外部リンクAと無線基地局62間が
接続されることになる。
中の移動機の移動があり、移動機は移動に伴い通信する
無線基地局を切り替えてゆく。図4において移動機71
が移動して無線基地局62の近くにくると、移動機71
は今度は無線基地局62を介して通信を行うことにな
る。このように通話中にチャネルを切り替えることをハ
ンドオフと呼ぶ、この時、交換制御局5内のスイッチ5
1は切り替えられて外部リンクAと無線基地局62間が
接続されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の移動通信シ
ステムでは、交換制御局は各無線基地局と外部リンク間
の接続を行っているため、移動機が移動して仲介する無
線基地局が変わるたびにスイッチの切替え制御を行わな
ければならなかった。しかし将来の移動通信システムで
は、移動機の収容台数を高めるために無線基地局間の距
離を短くしたマイクロセルシステムというものが考えら
れており、その場合通話中の無線基地局の切替えが頻繁
に起こることになる。従って、無線基地局が変わるたび
にスイッチを切り替えるのは処理負荷の観点から好まし
くなく、また切替え時の遅延が問題となる。
ステムでは、交換制御局は各無線基地局と外部リンク間
の接続を行っているため、移動機が移動して仲介する無
線基地局が変わるたびにスイッチの切替え制御を行わな
ければならなかった。しかし将来の移動通信システムで
は、移動機の収容台数を高めるために無線基地局間の距
離を短くしたマイクロセルシステムというものが考えら
れており、その場合通話中の無線基地局の切替えが頻繁
に起こることになる。従って、無線基地局が変わるたび
にスイッチを切り替えるのは処理負荷の観点から好まし
くなく、また切替え時の遅延が問題となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムは、複数の移動機と、複数の無線基地局と、交換制御
局と、前記複数の無線基地局と前記交換制御局の間に設
置され前記複数の無線基地局のそれぞれおよび前記交換
制御局と通信回線を介して接続された同報スイッチとか
らなり、この同報スイッチは前記交換制御局側から送信
される情報フレームを前記複数の無線基地局に放送する
放送手段を備え、前記各無線基地局は前記移動機から無
線回線を介して受信した情報フレームの中に記載された
通信識別番号を変換して受信アドレス情報を生成するア
ドレス生成手段と、前記受信アドレス情報を蓄えるメモ
リとを備え、このメモリに蓄えられた前記受信アドレス
情報と前記同報スイッチから放送された情報フレーム内
の通信識別番号を比較して一致した場合のみ前記放送さ
れた情報フレームを受信することを特徴とする。
ムは、複数の移動機と、複数の無線基地局と、交換制御
局と、前記複数の無線基地局と前記交換制御局の間に設
置され前記複数の無線基地局のそれぞれおよび前記交換
制御局と通信回線を介して接続された同報スイッチとか
らなり、この同報スイッチは前記交換制御局側から送信
される情報フレームを前記複数の無線基地局に放送する
放送手段を備え、前記各無線基地局は前記移動機から無
線回線を介して受信した情報フレームの中に記載された
通信識別番号を変換して受信アドレス情報を生成するア
ドレス生成手段と、前記受信アドレス情報を蓄えるメモ
リとを備え、このメモリに蓄えられた前記受信アドレス
情報と前記同報スイッチから放送された情報フレーム内
の通信識別番号を比較して一致した場合のみ前記放送さ
れた情報フレームを受信することを特徴とする。
【0006】そして、前記同報スイッチは前記交換制御
局と前記通信回線を介して接続される複数の交換制御局
収容部と、前記複数の無線基地局とそれぞれ前記通信回
線を介して接続される無線基地局収容部と、同報性通信
バスとからなり、前記各交換制御局収容部は前記交換制
御局から前記情報フレームを受信したとき前記同報性通
信バスを介してすべての前記無線基地局収容部に前記情
報フレームを送信するようにしてもよく、また前記各無
線基地局は前記移動機から受信した前記情報フレーム中
の通信識別子部分を取り出すアドレス解析部と、アドレ
スフィルタとを備え、前記アドレス解析部は前記通信識
別部分より前記交換制御局から前記無線基地局向けの情
報フレームに付す通信識別子を生成して前記アドレスフ
ィルタに書き込むようにしてもよい。
局と前記通信回線を介して接続される複数の交換制御局
収容部と、前記複数の無線基地局とそれぞれ前記通信回
線を介して接続される無線基地局収容部と、同報性通信
バスとからなり、前記各交換制御局収容部は前記交換制
御局から前記情報フレームを受信したとき前記同報性通
信バスを介してすべての前記無線基地局収容部に前記情
報フレームを送信するようにしてもよく、また前記各無
線基地局は前記移動機から受信した前記情報フレーム中
の通信識別子部分を取り出すアドレス解析部と、アドレ
スフィルタとを備え、前記アドレス解析部は前記通信識
別部分より前記交換制御局から前記無線基地局向けの情
報フレームに付す通信識別子を生成して前記アドレスフ
ィルタに書き込むようにしてもよい。
【0007】
【作用】本発明の移動通信システムによれば、交換制御
局からの送信フレームは全無線基地局に同報され、各無
線基地局で無線区間からの受信フレームの有無に従って
独立に受信の判断を行うため、移動機の移動に伴う基地
局の変更に対して切替え遅延を最小限にすることが可能
である。
局からの送信フレームは全無線基地局に同報され、各無
線基地局で無線区間からの受信フレームの有無に従って
独立に受信の判断を行うため、移動機の移動に伴う基地
局の変更に対して切替え遅延を最小限にすることが可能
である。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図2は本発明の移動通信システムの一実施例を示す
システムブロック図である。
る。図2は本発明の移動通信システムの一実施例を示す
システムブロック図である。
【0009】図2において本実施例の移動通信システム
は複数の移動機41,〜4nと、複数の無線基地局3
1,32,33と、1つの交換制御局1と、無線基地局
31,32,33と交換制御局1との間に設置された同
報スイッチ2とからなる。同報スイッチ2は接続端子
A′,B′,C′を介して交換制御局1と接続される交
換制御局収容部(以下SIF)21,22,23と、同
報性通信バス(以下BUS)20と、無線基地局31,
32,33と通信回線を介して接続される無線基地局収
容部(以下BIF)24,25,26とを備える。BI
F24,25,26はBUS20上を流れるすべての情
報フレームを受信して各無線基地局31,32,33へ
送信する。
は複数の移動機41,〜4nと、複数の無線基地局3
1,32,33と、1つの交換制御局1と、無線基地局
31,32,33と交換制御局1との間に設置された同
報スイッチ2とからなる。同報スイッチ2は接続端子
A′,B′,C′を介して交換制御局1と接続される交
換制御局収容部(以下SIF)21,22,23と、同
報性通信バス(以下BUS)20と、無線基地局31,
32,33と通信回線を介して接続される無線基地局収
容部(以下BIF)24,25,26とを備える。BI
F24,25,26はBUS20上を流れるすべての情
報フレームを受信して各無線基地局31,32,33へ
送信する。
【0010】本実施例によれば移動機が基地局間を移動
しても、移動に伴うチャネル切替え処理は同報スイッチ
2内で吸収され、交換制御局内のスイッチは通話の開始
から終了まで切り替える必要がない。更に同報スイッチ
2内においてもSIFは通信の開始から終了まで固定さ
れる。本実施例では、交換制御局1は外部端子Aと接続
端子B′を接続している。従って同報スイッチ2内のS
IF22は固定的に使用され、移動機41,〜4nの移
動に伴ってBIFだけがBIF24,25,26の間で
切り替わることになる。
しても、移動に伴うチャネル切替え処理は同報スイッチ
2内で吸収され、交換制御局内のスイッチは通話の開始
から終了まで切り替える必要がない。更に同報スイッチ
2内においてもSIFは通信の開始から終了まで固定さ
れる。本実施例では、交換制御局1は外部端子Aと接続
端子B′を接続している。従って同報スイッチ2内のS
IF22は固定的に使用され、移動機41,〜4nの移
動に伴ってBIFだけがBIF24,25,26の間で
切り替わることになる。
【0011】次に本実施例における無線基地局の構成に
ついて詳細に説明する。図1は図2における無線基地局
の一例を示すブロック図である。
ついて詳細に説明する。図1は図2における無線基地局
の一例を示すブロック図である。
【0012】図1において、無線基地局3は通信回線を
介して同報スイッチ2と接続されている。図示していな
い移動機から送信された情報フレームは無線送受信制御
部(以下TRC)301によって受信され、アドレス解
析部(以下ANL)302を介して送信バッファ(以下
TRF)303に入力される。ANL302は移動機か
らの受信フレーム中の通信識別子部分を取り出し、この
通信識別子部分より交換制御局から無線基地局向けの情
報フレームに付される通信識別子を生成してアドレスフ
ィルタ(以下FIL)304または305に書き込む。
通信識別子は通信の開始に際して交換制御局によって与
えられる番号で、例えば通信を識別する番号に方向を示
すビットの組合わせなどの構成になっている。この場合
には、ANL302は移動機側から受信した受信フレー
ム中の通信識別子の内、方向ビットを反転させた番号を
アドレスフィルタに書き込めばよい。2つのFIL30
4および305のどちらに書き込むかはアービタ(以下
ARB)306の制御信号によって決まる。ARB30
6は移動機側のTRC301からフレーム周期信号を得
てそのタイミングに従って2つのFIL304,305
の内の一方を交互に選択する。TBF303に入力され
た情報フレームはTRC307を介して同報スイッチ2
への通信回線に送信される。本図には示されていない
が、同報性バス2に送信された情報フレームは交換制御
局収容部(SIF)の1つによって受信されて交換制御
局に転送される。一方、交換制御局側から送信される交
換制御局→移動機方向の情報フレームは同報スイッチ2
を介して全無線基地局に通信回線を介して周期的に送信
される。無線基地局3はTRC307を介して同報スイ
ッチ2から送信されるすべての情報フレームを一旦受信
して分配器(以下DST)308に入力する。DST3
08は入力された受信情報フレームを受信バッファ(以
下RBF)309に入力すると共に、受信情報フレーム
の内、通信識別子部分をFIL304および305に入
力する。FIL304および305の内、一方にのみA
RB306から比較許可信号が入力され、この比較許可
信号を入力された方の例えばFIL304は入力された
受信情報フレームの通信識別子とこのフィルタ内にセッ
トされている通信識別子を比較し、一致した場合にのみ
RBF309に書込み許可信号を入力する。書込み許可
信号が入力された場合には、RBF309は受信情報フ
レームを格納し、周期的にこの受信情報フレームをTR
C301を介して無線基地局側に送信する。
介して同報スイッチ2と接続されている。図示していな
い移動機から送信された情報フレームは無線送受信制御
部(以下TRC)301によって受信され、アドレス解
析部(以下ANL)302を介して送信バッファ(以下
TRF)303に入力される。ANL302は移動機か
らの受信フレーム中の通信識別子部分を取り出し、この
通信識別子部分より交換制御局から無線基地局向けの情
報フレームに付される通信識別子を生成してアドレスフ
ィルタ(以下FIL)304または305に書き込む。
通信識別子は通信の開始に際して交換制御局によって与
えられる番号で、例えば通信を識別する番号に方向を示
すビットの組合わせなどの構成になっている。この場合
には、ANL302は移動機側から受信した受信フレー
ム中の通信識別子の内、方向ビットを反転させた番号を
アドレスフィルタに書き込めばよい。2つのFIL30
4および305のどちらに書き込むかはアービタ(以下
ARB)306の制御信号によって決まる。ARB30
6は移動機側のTRC301からフレーム周期信号を得
てそのタイミングに従って2つのFIL304,305
の内の一方を交互に選択する。TBF303に入力され
た情報フレームはTRC307を介して同報スイッチ2
への通信回線に送信される。本図には示されていない
が、同報性バス2に送信された情報フレームは交換制御
局収容部(SIF)の1つによって受信されて交換制御
局に転送される。一方、交換制御局側から送信される交
換制御局→移動機方向の情報フレームは同報スイッチ2
を介して全無線基地局に通信回線を介して周期的に送信
される。無線基地局3はTRC307を介して同報スイ
ッチ2から送信されるすべての情報フレームを一旦受信
して分配器(以下DST)308に入力する。DST3
08は入力された受信情報フレームを受信バッファ(以
下RBF)309に入力すると共に、受信情報フレーム
の内、通信識別子部分をFIL304および305に入
力する。FIL304および305の内、一方にのみA
RB306から比較許可信号が入力され、この比較許可
信号を入力された方の例えばFIL304は入力された
受信情報フレームの通信識別子とこのフィルタ内にセッ
トされている通信識別子を比較し、一致した場合にのみ
RBF309に書込み許可信号を入力する。書込み許可
信号が入力された場合には、RBF309は受信情報フ
レームを格納し、周期的にこの受信情報フレームをTR
C301を介して無線基地局側に送信する。
【0013】次に、本実施例の移動通信システムによる
送受信の動作タイミングについて説明する。図3は本実
施例の移動機−交換制御局間の通信の流れを説明するタ
イミング図である。
送受信の動作タイミングについて説明する。図3は本実
施例の移動機−交換制御局間の通信の流れを説明するタ
イミング図である。
【0014】図3において、41は移動機、31は無線
基地局、2は同報スイッチ、1は交換制御局、24は無
線基地局収容部(BIF)、21は交換御局収容部(S
IF)、20は同報性通信バス(BUS)であり、これ
らは情報の流れの位置関係を分かり良くするための参照
に付したものである。また、移動機41と無線基地局3
1間の無線区間CHのチャネル構成と、BUS20上の
チャネル構成を示してある。
基地局、2は同報スイッチ、1は交換制御局、24は無
線基地局収容部(BIF)、21は交換御局収容部(S
IF)、20は同報性通信バス(BUS)であり、これ
らは情報の流れの位置関係を分かり良くするための参照
に付したものである。また、移動機41と無線基地局3
1間の無線区間CHのチャネル構成と、BUS20上の
チャネル構成を示してある。
【0015】無線区間CHにおいては、1周波数上に複
数の上下方向チャネルが一定周期で時分割多重された時
分割多重ピンポン方式を考える。
数の上下方向チャネルが一定周期で時分割多重された時
分割多重ピンポン方式を考える。
【0016】無線区間CHのチャネル構成において、a
はフレームの境を表すフレームフラグを示し、bは各フ
レーム内の上りチャネルと下りチャネルの境を表すサブ
フレームフラグを示す。各フレーム中のcは上りチャネ
ル、dは下りチャネルを表すものとする。なお図中には
示されていないが、上りチャネルc内および下りチャネ
ルd内は更に複数のタイムスロットに分割されていて、
特定の移動機−無線基地局間の通信にはこの上下タイム
スロットの内1つずつが用いられるものとする。一方、
BUS20上も一定周期のタイムスロットからなるフレ
ームが組まれているものとする。フレーム周期は無線区
間CHのフレーム周期と同じであるが、位相は必ずしも
一致していない。各BIF14およびSIF21には、
BUS20上のタイムスロットが固定的に各フレーム内
で1つずつ割り当てられており、各収容部は自分に割り
当てられたタイムスロットで送信する。
はフレームの境を表すフレームフラグを示し、bは各フ
レーム内の上りチャネルと下りチャネルの境を表すサブ
フレームフラグを示す。各フレーム中のcは上りチャネ
ル、dは下りチャネルを表すものとする。なお図中には
示されていないが、上りチャネルc内および下りチャネ
ルd内は更に複数のタイムスロットに分割されていて、
特定の移動機−無線基地局間の通信にはこの上下タイム
スロットの内1つずつが用いられるものとする。一方、
BUS20上も一定周期のタイムスロットからなるフレ
ームが組まれているものとする。フレーム周期は無線区
間CHのフレーム周期と同じであるが、位相は必ずしも
一致していない。各BIF14およびSIF21には、
BUS20上のタイムスロットが固定的に各フレーム内
で1つずつ割り当てられており、各収容部は自分に割り
当てられたタイムスロットで送信する。
【0017】BUS20のチャネル構成において、eは
フレームの境を表すフレームフラグを示す。また図中に
は示されていないが、各フレーム内は少なくとも接続さ
れている収容部の数以上のタイムスロットに分割されて
いるものとする。
フレームの境を表すフレームフラグを示す。また図中に
は示されていないが、各フレーム内は少なくとも接続さ
れている収容部の数以上のタイムスロットに分割されて
いるものとする。
【0018】無線区間CHのチャネル構成図において、
上りチャネルのタイムスロットTS1で移動機41が無
線基地局31に送信したとする。無線基地局31はこれ
を受信して初めてのサブフレームフラグbを検出した
後、BIF24に受信信号フレームを転送する。それと
共に受信後初めてフレームフラグaを検出するまでの時
間T内に受信情報フレーム内の通信識別子を変換して一
方のアドレスフィルタ(FIL)にセットする。なおこ
のフレーム中での無線区間CHからの受信には他方のア
ドレスフィルタ(FIL)を使用する。BIF24は無
線基地局31からの情報フレーム受信後初めてのフレー
ムフラグe検出後のフレーム内の自BIF24用の送信
タイムスロットTS2でこの情報フレームをBUS20
に送信する。SIF21はこの情報フレームをBUS2
0から受信後初めてのフレームフラグeを検出した後に
この情報フレームを交換制御局1に送信する。
上りチャネルのタイムスロットTS1で移動機41が無
線基地局31に送信したとする。無線基地局31はこれ
を受信して初めてのサブフレームフラグbを検出した
後、BIF24に受信信号フレームを転送する。それと
共に受信後初めてフレームフラグaを検出するまでの時
間T内に受信情報フレーム内の通信識別子を変換して一
方のアドレスフィルタ(FIL)にセットする。なおこ
のフレーム中での無線区間CHからの受信には他方のア
ドレスフィルタ(FIL)を使用する。BIF24は無
線基地局31からの情報フレーム受信後初めてのフレー
ムフラグe検出後のフレーム内の自BIF24用の送信
タイムスロットTS2でこの情報フレームをBUS20
に送信する。SIF21はこの情報フレームをBUS2
0から受信後初めてのフレームフラグeを検出した後に
この情報フレームを交換制御局1に送信する。
【0019】以上、移動機41から交換制御局1への上
り方向の通信の流れについて説明したが、引続き下り方
向の流れについて説明する。BUS20のチャネル構成
図中、時点t0で交換制御局1からSIF21に転送さ
れた情報フレームはSIF21が受信後に初めてフレー
ムフラグeを検出した後の最初のフレーム内の自SIF
21用のタイムスロットTS3を用いてBUS20上に
送信される。この情報フレームは、すべてのBIFによ
り受信され、すべての無線基地局に転送される。転送さ
れた情報フレームは上記説明でセットされた無線基地局
31内の一方のアドレスフィルタ(FIL)によりフィ
ルタリングされて受信される。無線基地局31は受信後
初めてのサブフレームフラグb検出後の下りチャネル内
の自無線基地局31が使用中のタイムスロットTS4を
用いて移動機41に送信する。
り方向の通信の流れについて説明したが、引続き下り方
向の流れについて説明する。BUS20のチャネル構成
図中、時点t0で交換制御局1からSIF21に転送さ
れた情報フレームはSIF21が受信後に初めてフレー
ムフラグeを検出した後の最初のフレーム内の自SIF
21用のタイムスロットTS3を用いてBUS20上に
送信される。この情報フレームは、すべてのBIFによ
り受信され、すべての無線基地局に転送される。転送さ
れた情報フレームは上記説明でセットされた無線基地局
31内の一方のアドレスフィルタ(FIL)によりフィ
ルタリングされて受信される。無線基地局31は受信後
初めてのサブフレームフラグb検出後の下りチャネル内
の自無線基地局31が使用中のタイムスロットTS4を
用いて移動機41に送信する。
【0020】以上の説明中、各部で受信後すぐに転送せ
ずに、フレームフラグを検出後に転送するのは、移動機
の移動に伴って無線区間および同報性通信バス上の使用
タイムスロットの位置が変わった場合でも、連続する情
報フレームの逆転および抜け落ちが生じないようにする
ためである。
ずに、フレームフラグを検出後に転送するのは、移動機
の移動に伴って無線区間および同報性通信バス上の使用
タイムスロットの位置が変わった場合でも、連続する情
報フレームの逆転および抜け落ちが生じないようにする
ためである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、交
換制御局の無線基地局間に特別なスイッチを設置し、こ
のスイッチが通話中チャネル切替えを吸収するようにし
たので、交換制御局は移動通信特有の通話中チャネル切
替え機能を持つ必要がなく、有線系交換機をそのまま使
える利点がある。また、頻繁なチャネル切替えに対して
高速な処理が可能であるため、特に各無線基地局のサー
ビスエリア半径数百メートルのマイクロセルシステムに
適用すると極めて大きい効果が得られる。
換制御局の無線基地局間に特別なスイッチを設置し、こ
のスイッチが通話中チャネル切替えを吸収するようにし
たので、交換制御局は移動通信特有の通話中チャネル切
替え機能を持つ必要がなく、有線系交換機をそのまま使
える利点がある。また、頻繁なチャネル切替えに対して
高速な処理が可能であるため、特に各無線基地局のサー
ビスエリア半径数百メートルのマイクロセルシステムに
適用すると極めて大きい効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例における無線基地局の一例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明の移動通信システムの一実施例を示すシ
ステムブロック図である。
ステムブロック図である。
【図3】本実施例の移動機−交換制御局間の通信の流れ
を説明するタイミング図である。
を説明するタイミング図である。
【図4】従来の移動通信システムの一例を示すブロック
図である。
図である。
1 交換制御局 2 同報スイッチ 3,31,32,33 無線基地局 20 同報性通信バス(BUS) 21,22,23 交換制御局収容部(SIF) 24,25,26 無線基地局収容部(BIF) 41,〜4n 移動機 301,〜307 送受信制御部(TRC) 302 アドレス解析部(ANL) 303 送信バッファ(TBF) 304,305 アドレスフィルタ(FIL) 306 アービタ(ARB) 308 分配器(DST) 309 受信バッファ(RBF)
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の移動機と、複数の無線基地局と、
交換制御局と、前記複数の無線基地局と前記交換制御局
の間に設置され前記複数の無線基地局のそれぞれおよび
前記交換制御局と通信回線を介して接続された同報スイ
ッチとからなり、この同報スイッチは前記交換制御局側
から送信される情報フレームを前記複数の無線基地局に
放送する放送手段を備え、前記各無線基地局は前記移動
機から無線回線を介して受信した情報フレームの中に記
載された通信識別番号を変換して受信アドレス情報を生
成するアドレス生成手段と、前記受信アドレス情報を蓄
えるメモリとを備え、このメモリに蓄えられた前記受信
アドレス情報と前記同報スイッチから放送された情報フ
レーム内の通信識別番号を比較して一致した場合のみ前
記放送された情報フレームを受信することを特徴とする
移動通信システム。 - 【請求項2】 前記同報スイッチは前記交換制御局と前
記通信回線を介して接続される複数の交換制御局収容部
と、前記複数の無線基地局とそれぞれ前記通信回線を介
して接続される無線基地局収容部と、同報性通信バスと
からなり、前記各交換制御局収容部は前記交換制御局か
ら前記情報フレームを受信したとき前記同報性通信バス
を介してすべての前記無線基地局収容部に前記情報フレ
ームを送信することを特徴とする請求項1記載の移動通
信システム。 - 【請求項3】 前記各無線基地局は前記移動機から受信
した前記情報フレーム中の通信識別子部分を取り出すア
ドレス解析部と、アドレスフィルタとを備え、前記アド
レス解析部は前記通信識別部分より前記交換制御局から
前記無線基地局向けの情報フレームに付す通信識別子を
生成して前記アドレスフィルタに書き込むことを特徴と
する請求項1記載の移動通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10007392A JP2985495B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 移動通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10007392A JP2985495B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 移動通信システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661927A true JPH0661927A (ja) | 1994-03-04 |
JP2985495B2 JP2985495B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=14264285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10007392A Expired - Lifetime JP2985495B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | 移動通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2985495B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100418267B1 (ko) * | 1995-12-06 | 2004-06-14 | 가부시키가이샤 엔.티.티.도코모 | 스펙트럼확산통신에있어서의소프트핸드오프를위한장치 |
US6826274B1 (en) | 1999-03-12 | 2004-11-30 | Fujitsu Limited | Exchange control method |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP10007392A patent/JP2985495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100418267B1 (ko) * | 1995-12-06 | 2004-06-14 | 가부시키가이샤 엔.티.티.도코모 | 스펙트럼확산통신에있어서의소프트핸드오프를위한장치 |
US6826274B1 (en) | 1999-03-12 | 2004-11-30 | Fujitsu Limited | Exchange control method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2985495B2 (ja) | 1999-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2218291B1 (en) | Interlacing wireless communication frames | |
US6424645B1 (en) | TDMA radio communication system achieving simultaneous assignment of channels to multiple terminal stations | |
JP2540968B2 (ja) | 多方向多重通信方式 | |
JP3758692B2 (ja) | Tdma原理を利用したセル式デジタル無線通信システムにおける充填バースト構造とこの構造を発生するための基地局 | |
US20080070632A1 (en) | Mobile communication terminal, mobile communication system, base station, and communication method | |
JPH06502980A (ja) | 共通の無線バックボーンを利用するセルラ無線システム | |
JPH06350519A (ja) | 通信システムおよび送/受信ベースステーションならびに移動ステーション | |
KR970072815A (ko) | Atm 망으로의 무선 접속을 위한 매체 접속 제어 기법 | |
JPH03154437A (ja) | 着信制御方式 | |
JPH0117620B2 (ja) | ||
US6707807B1 (en) | Reception time of messages in access channels of TDMA mobile communication system controlled by transmitting device | |
CN103581763A (zh) | 组播业务的卸载装置、网络系统及切换方法 | |
US6507575B1 (en) | Apparatus and method for sharing a signaling channel | |
JPH0410257B2 (ja) | ||
JP2985495B2 (ja) | 移動通信システム | |
JP3625412B2 (ja) | 中継用通信チャネル切替方法 | |
JP2812058B2 (ja) | ハンドオフスイッチ | |
JP2871503B2 (ja) | 多方向多重通信システム | |
JP2788902B2 (ja) | グループ通信同期方式 | |
JP2871504B2 (ja) | 多方向多重通信システム | |
JPH11103283A (ja) | Tdma/tdd伝送方法 | |
JPH0630466A (ja) | 移動体通信システムにおけるハンドオフ方式 | |
JPH05328428A (ja) | 移動無線通信システム | |
JP2806339B2 (ja) | 位置情報収集システム | |
JP2927260B2 (ja) | 状態監視方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990831 |