JPH0661882A - フェーズドアレーアンテナ装置の保護回路 - Google Patents

フェーズドアレーアンテナ装置の保護回路

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JPH0661882A
JPH0661882A JP4226503A JP22650392A JPH0661882A JP H0661882 A JPH0661882 A JP H0661882A JP 4226503 A JP4226503 A JP 4226503A JP 22650392 A JP22650392 A JP 22650392A JP H0661882 A JPH0661882 A JP H0661882A
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JP
Japan
Prior art keywords
line
phased array
array antenna
protection circuit
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4226503A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Sato
裕之 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH0661882A publication Critical patent/JPH0661882A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェーズドアレーアンテナ装置において、不
要波の入力に対して内部の素子を保護する。 【構成】 λs /4の長さを有する各線路18,20,
22から成るマイクロストリップのチョーク回路23を
用いて、必要な信号に影響がないように、主線路17の
電位をグランドの電位に等しくすることにより、不要波
をショートしてしまう。 【効果】 不必要な信号を減衰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星通信等に用いら
れるマイクロ波集積回路(MIC)によるフェーズドア
レーアンテナ装置の不要波入力に対する保護を行うフェ
ーズドアレーアンテナ装置の保護回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の一般的な衛星通信装置のブ
ロック図であり、図において、1は開口面及びホーンア
ンテナ(開口面アンテナ)、2は導波管偏分波器(OM
J)、3及び4はそれぞれ導波管で構成された帯域通過
フィルタ及び帯域阻止フィルタ(BPF,BRF)、5
は高出力増幅器(HPA)、6は低雑音増幅器(LN
A)、7,8はそれぞれアップコンバータ,ダウンコン
バータである。
【0003】次に動作について説明する。いま、通信に
必要な信号の周波数をfs 、波長をλs とし、通信に不
必要な信号の周波数をfi 、波長をλi とし、fs 》f
i 、すなわちλi 》λs の関係が成り立つものと仮定す
る。不必要な信号fi が開口面アンテナ1に入ってきて
も、OMJ2,BPF3及びBRF4は導波管で構成さ
れており、fs 》fi の条件より導波管のカットオフ周
波数fc に対しても、fs 〉fc 》fi の関係が成立す
るので、fi がHPA5やLNA6へ入力されて特性に
影響を与えることはない。また、導波管自体の電位はグ
ランド電位と等しいので、DC成分が内部へ伝わること
もない。従って、このような開口面アンテナ1を用いた
場合は、不必要な信号に対する保護回路は特に必要とし
ない。
【0004】一方、図5は従来のフェーズドアレーアン
テナ装置のモジュールの構成を示すブロック図であり、
図において、9は素子アンテナ、10はMIC型の偏分
波器、11,12はそれぞれMIC型のBPF,BR
F、13はLNA、14はHPA、15,16は可変移
相器である。素子アンテナ9には誘電体基板上に印刷に
より作られたパッチアンテナなどが用いられる。また、
小型,軽量化のために、偏分波器10、BPF11及び
BRF12も同一の誘電体基板上に印刷により作られた
線路、例えばマイクロストリップ線路などで構成されて
いる。
【0005】このようにマイクロストリップ線路などの
同軸線路系で構成された装置においては、同軸線路の中
心導体電位とグランド電位とは異なり、またパッチアン
テナ9から成る素子アンテナとLNA13までが1本の
導体でつながっているので、DC成分が外部から容易に
入ってくる。不要波fi に対しても図3の場合の導波管
のカットオフのような減衰性が同軸線路には存在しない
ので、LNA13に不要波fi が入力され、利得低下、
周波数特性がリップルをもつなど、LNA13の特性が
劣化する。また、発振,過大入力により、最悪の場合は
LNA13が破損してしまう恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェーズドアレ
ーアンテナ装置は以上のように構成されているので、f
i 《fs なる不要波に対して減衰性がないので、装置内
の各デバイスの機能を損ねることがある等の問題点があ
った。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、fi 《fsなる不要波に対して
減衰効果を得る保護回路を従来と同様のマイクロストリ
ップ線路を用いて実現できるフェーズドアレーアンテナ
装置の保護回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るフ
ェーズドアレーアンテナ装置の保護回路は、信号波の伝
搬する主線路の電位を、必要な信号波に対しては影響が
ないように、マイクロストリップ線路等から成るチョー
ク回路を介してグランド電位と等しくしたものである。
【0009】また、請求項2の発明に係るフェーズドア
レーアンテナ装置の保護回路は、主線路の電位を高イン
ピーダンス線路及びスルーホールを介してグランド電位
と等しくしたものである。
【0010】
【作用】請求項1,2の発明におけるフェーズドアレー
アンテナ装置の保護回路は、不要波に対して減衰効果を
有すると共に、フェーズドアレーアンテナ装置の一部と
共通の基板上に構成することにより容易に実現が可能と
なる。
【0011】
【実施例】実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例
を図について説明する。図1において、17は主線路、
18は必要な信号の波長λs に対してλs /4の長さを
有する第1の線路としての高インピーダンス線路で、一
端が主線路17と接続点19を介して接続されている。
20はλs /4の長さを有し一端が開放された第2の線
路としての低インピーダンス線路で、高インピーダンス
線路18と接続点21を介して接続されている。22は
λs /4の長さを有し、一端が短絡された第3の線路と
しての高インピーダンス短絡線路で、他端が上記接続点
21に接続されている。
【0012】25は短絡接地用のスルーホールで、高イ
ンピーダンス短絡線路22の一端に接続されている。2
3は上記各線路18,20,22等で構成されたチョー
ク回路であり、誘電体基板上に構成されている。また、
スルーホール25は誘電体基板の接地面に接続されてい
る。
【0013】次に動作について説明する。必要な信号波
s に対してλs /4波長となっている各線路18,2
0,22の相互の接続点21からスルーホール23側を
みたインピーダンスは開放、低インピーダンス線路20
側をみたインピーダンスは短絡されるようになってい
る。従って、主線路17と高インピーダンス線路18と
の接続点19からこのチョーク回路23をみたインピー
ダンスは開放となり、必要な信号波fs がチョーク回路
23に漏れることはない。
【0014】一方、不必要な信号波fi に対しては、f
i 《fs が成立すれば、主線路17と高インピーダンス
線路18との接続点19からチョーク回路23をみたイ
ンピーダンスはほとんど短絡となり、グランドに落ちて
しまう。
【0015】図2はこのようなチョーク回路23から成
る保護回路を設けたフェーズドアレーアンテナ装置を示
すもので、11a,12aはMIC型フィルタのパター
ンにチョーク回路23のパターンを付加したBPF及び
BRFである。これにより装置内のLNA13やHPA
14を保護することができる。
【0016】実施例2.図3は請求項2の発明の一実施
例を示す。上記実施例1では、チョーク回路23を用い
て不要波fi を短絡したが、図3に示すように、λs
4の長さを有する高インピーダンス線路24の一端を主
線路17に接続し、他端を直接スルーホール25に短絡
しても同様の効果を奏する。
【0017】
【発明の効果】以上のように請求項1,2の発明によれ
ば、信号の伝搬する主線路の電位を必要な信号の伝搬に
は影響しないように、チョーク回路あるいはλs /4高
インピーダンス線路を介してグランド電位と等しくなる
ように構成したので、不要な信号を減衰させ、またパッ
チアンテナ,MIC型の偏分波器,BPF,BRFと共
に同一の誘電体基板上に構成できるので、容易に安価に
製作できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示す構成図である。
【図2】この発明を適用したフェーズドアレーアンテナ
装置のブロック図である。
【図3】請求項2の発明の実施例を示す構成図である。
【図4】従来の衛星通信装置を示すブロック図である。
【図5】従来のフェーズドアレーアンテナ装置を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
17 主線路 18 高インピーダンス線路(第1の線路) 20 低インピーダンス線路(第2の線路) 21 接続点 22 高インピーダンス短絡線路(第3の線路) 24 高インピーダンス線路 25 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01P 1/212 3/08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要な信号の波長に対して波長/4の長
    さを有し一端が上記信号の主線路に接続された第1の線
    路と、一端が開放され他端が上記第1の線路の他端と接
    続された上記波長/4の長さを有する第2の線路と、一
    端が短絡され他端が上記第1及び第2の線路の接続点を
    介して接続された上記波長/4の長さを有する第3の線
    路とを備えたフェーズドアレーアンテナ装置の保護回
    路。
  2. 【請求項2】 必要な信号の波長に対して波長/4の長
    さを有し一端が上記信号の主線路に接続された高インピ
    ーダンス線路と、上記高インピーダンス線路の他端を短
    絡するスルーホールとを備えたフェーズドアレーアンテ
    ナ装置の保護回路。
JP4226503A 1992-08-04 1992-08-04 フェーズドアレーアンテナ装置の保護回路 Pending JPH0661882A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20190165464A1 (en) * 2017-11-29 2019-05-30 Wistron Neweb Corporation Electronic device, and radio-frequency device and signal transmission component thereof
JPWO2022059221A1 (ja) * 2020-09-17 2022-03-24

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