JP3399346B2 - 導波管整合装置 - Google Patents

導波管整合装置

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JP3399346B2 JP04686598A JP4686598A JP3399346B2 JP 3399346 B2 JP3399346 B2 JP 3399346B2 JP 04686598 A JP04686598 A JP 04686598A JP 4686598 A JP4686598 A JP 4686598A JP 3399346 B2 JP3399346 B2 JP 3399346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導波管とこの導
波管に対して高周波信号を出力する増幅器との電気的整
合をとる導波管整合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホーンアンテナ等を構成する導
波管(以下、導波管という。)に接続される増幅器は、
その導波管の通過帯域全域において所望の利得が得られ
るように導波管の通過帯域外の周波数帯域においても高
い利得(増幅率)を有したものが選択され使用されてい
る。例えば、図12はアンテナ部をホーンアンテナ等に
より構成した従来のアンテナ装置を示すブロック構成図
であり、アンテナ装置を例に本発明の従来技術等につい
て説明する。なお、図12において、1は同軸の出力端
子(図示せず)を有した高利得の広帯域増幅器、2は同
軸導波管変換部(図示せず)が設けられた所定の通過帯
域特性を有した導波管型アンテナ部、3は広帯域増幅器
1と導波管型アンテナ部2とを接続する同軸ケーブル等
の同軸線路である。
【0003】従って、広帯域増幅器1においては、導波
管型アンテナ部2の通過帯域外における信号(例えば、
後述するスプリアスの原因となるノイズ信号)について
も広帯域増幅器1によって増幅されて導波管型アンテナ
部2に対して出力される。なお、図13は導波管型アン
テナ部2の通過帯域特性(下段)と広帯域増幅器1の利
得特性(上段)との関係を示す特性説明図であり、図1
3に示すように、広帯域増幅器1は導波管型アンテナ部
2の通過帯域全域において所定の利得(ゲイン)が得ら
れるように、導波管型アンテナ部2の通過帯域外(帯域
外A又は帯域外B)においても所定レベルの利得(増幅
率)を有したものが選定されている。
【0004】また、近年は携帯無線機を使用した携帯無
線システム等様々な周波数帯の信号を用いた種々の通信
システムが近接して併存するような状況にあり図12に
示すような従来のアンテナ装置においては電波法による
不要波(スプリアス)抑制の基準がより厳しく規定され
る傾向にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、図12
に示すような導波管と広帯域の増幅器とから構成される
従来の装置においては、増幅器は導波管の通過帯域外、
例えば導波管のカットオフ周波数よりも低い周波数帯域
(図13に示す帯域外:A)においても高いレベルの利
得を有するものであり、例えば、カットオフ周波数より
低い周波数帯域の高周波信号(例えば、スプリアスの原
因となるノイズ信号)を含む目標とする信号が増幅器に
より増幅され導波管に入力されると、導波管においては
VSWR(voltage standing wave ratio)悪化の影
響によって、上記所定帯域外の高周波信号が導波管の入
力端で反射され、この反射された高周波信号が増幅器に
おいて帰還増幅され、発振し、さらにはこの発振波と目
標とする信号とが混変調を起こすという問題点があった
(逆に、上記所定帯域以外における利得が小さい増幅器
を選択した場合には、導波管の所定帯域内全域において
所望の利得を有することができないという問題点があ
る。)。
【0006】また、図12に示すようなアンテナ装置の
場合、広帯域増幅器1における発振、混変調はスプリア
ス(不要波ともいう。)発生の原因ともなり、発生した
スプリアスはこのアンテナ装置周辺に配置された通信装
置の動作に対して多大の障害を与える。従って、上述し
たような電波法による厳しいスプリアス条件下では、こ
のような従来のアンテナ装置は他の周辺機器との関係で
設置場所に制限を受けたり、または既に設置されている
場合であっても他の通信システムの設置に制限を及ぼす
などの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、広帯域増幅器によって増幅された
導波管の通過帯域外における高周波信号を除去し、導波
管の通過帯域全域において所望の利得が得られると共
に、導波管からの反射信号に基づく広帯域増幅器の帰還
増幅、発振、さらには混変調等を防止し得る新規な導波
管整合装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る導
波管整合装置は、導波管と、この導波管の通過帯域を含
む広周波数帯域の広帯域増幅器と、この広帯域増幅器に
より増幅された高周波信号のうち、上記導波管の通過帯
域外における高周波信号については通過させて終端器に
吸収させ、上記導波管の通過帯域内における高周波信号
についてはその通過を遮断するフィルタ回路と、上記広
周波帯域の高周波信号を上記フィルタ回路に対して分配
出力し、かつ、上記フィルタ回路により遮断された上記
導波管の通過帯域内における高周波信号を上記導波管に
合成出力させる分配合成回路とを備えたものである。
【0009】請求項2の発明に係る導波管整合装置は、
導波管からなるアンテナ部と、このアンテナ部の通過帯
域を含む広周波数帯域において所定レベルの利得を有し
た広帯域増幅器と、この広帯域増幅器により増幅された
高周波信号のうち上記アンテナ部の通過帯域外における
高周波信号については通過させて終端器に吸収させ、上
記アンテナ部の通過帯域内における高周波信号について
はその通過を遮断するフィルタ回路と、上記広帯域の高
周波信号を上記フィルタ回路に対して分配出力し、か
つ、上記フィルタ回路により遮断された上記アンテナ部
の通過帯域内における高周波信号を上記アンテナ部に対
して合成出力させる分配合成回路とを備えたものであ
る。
【0010】請求項3の発明に係る導波管整合装置は、
上記分配合成回路が3dBハイブリッドである
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施形態について図1を用いて説明する。図1はこの
発明の一実施形態であり、アンテナ装置に適用された本
発明の導波管整合装置を示すブロック構成図である。な
お、本発明は導波管と増幅器との電気的整合をとる導波
管整合装置に関するものであり、アンテナ装置に実施さ
れるものに限定されるものではない。
【0012】図1において、4は広帯域増幅器1からの
出力電力を2分配して出力し、かつ、後述のフィルタ回
路により反射された信号を合成し導波管型アンテナ部2
に出力する分配合成回路である3dBハイブリッド、
5,6は使用される導波管型アンテナ部2のカットオフ
周波数に応じて帯域設定され、スプリアス発生の原因と
なるこのカットオフ周波数以下の周波数帯域(図13に
示す帯域外:Aに示す周波数帯域)における高周波信号
を通過させるように構成されたフィルタ回路であるロー
パスフィルタ、7,8はローパスフィルタ5,6にそれ
ぞれ接続され、これらローパスフィルタ5,6を通過し
たカットオフ周波数以下の周波数帯域における高周波信
号を吸収する終端器である。なお、本実施形態におい
て、フィルタ回路をローパスフィルタで構成したのは、
スプリアス発生の要因が導波管型アンテナ部2のカット
オフ周波数以下の周波数帯域において顕著であるという
実験結果に基づくものであり、図13に示す帯域外:B
に示す周波数帯域の信号を除去する場合には、これらフ
ィルタ回路は導波管型アンテナ部2の通過帯域(以下、
所定帯域という。)よりも高い周波数帯域における高周
波信号のみを通過させるハイパスフィルタにより構成す
るものである。
【0013】また、ローパスフィルタ5,6は3dBハ
イブリッド4により分配された高周波信号から導波管型
アンテナ部2のカットオフ周波数以下の周波数帯におけ
る高周波信号を終端器7,8にそれぞれ吸収させるため
ほぼ同じ特性のものを使用しており、3dBハイブリッ
ド4の入力端4iからローパスフィルタ5の入力端を経
て3dBハイブリッド4の出力端4Oまでの電気長9
(一点鎖線により図示)と3dBハイブリッド4の入力
端4iからローパスフィルタ6の入力端を経て3dBハ
イブリッド4の出力端4Oまでの電気長10(一点鎖線
により図示)とは、電力合成時における高周波信号の位
相ずれによる信号損失の低減のため、ほぼ等しい電気長
となるように構成されている。なお、図中同一符号は同
一又は相当部分を示し、これらの詳細な説明については
省略する。
【0014】次に動作について説明する。まず広帯域増
幅器1によって増幅された高周波信号は3dBハイブリ
ッド4によって2分配され、ローパスフィルタ5,6に
それぞれ入力される。なお、広帯域増幅器1は、上述し
たように導波管型アンテナ部2のカットオフ周波数以下
においても高利得を有する例えばTWT(TravellingWa
ve Tube)等のようなマイクロは増幅器を用いているた
め、たとえ、広帯域増幅器1において目標とする高周波
信号が増幅されたとしても、広帯域増幅器1から出力さ
れる高周波信号は所定帯域外(本実施形態の説明では、
導波管の通過帯域を所定帯域という。)における例えば
ノイズ信号についても増幅され出力されることになる。
ここで、ローパスフィルタ5,6はスプリアスの発生原
因となる所定帯域外(本実施形態では、カットオフ周波
数以下の周波数帯域)における高周波信号が通過するよ
う構成されており、これらローパスフィルタ5,6に入
力された高周波信号のうち所定帯域外における高周波信
号についてはローパスフィルタ5,6をそれぞれ通過し
て終端器7,8に吸収される。
【0015】また、ローパスフィルタ5,6に入力され
る高周波信号のうち所定帯域、即ち導波管アンテナ部2
のカットオフ周波数以上の高周波信号については、ロー
パスフィルタ5,6を通過することができないので、こ
の所定帯域の高周波信号はローパスフィルタ5,6の入
力端でそれぞれ反射され分配合成回路である3dBハイ
ブリッド4に再度入力され合成される。そしてこのロー
パスフィルタ5,6の入力端で反射された各高周波信号
は3dBハイブリッド4により合成され、同軸線路3を
介して導波管型アンテナ部2より空中に出力される。
【0016】このように、図1に示すようなアンテナ装
置によれば、広帯域増幅器1から出力された高周波信号
のうち、導波管型アンテナ部2により反射され広帯域増
幅器1により帰還増幅される導波管型アンテナ部2のカ
ットオフ周波数以下の高周波信号はローパスフィルタ
5,6を介して終端器7,8に吸収されるので、ノイズ
信号などを含まない所定帯域の高周波信号のみを導波管
型アンテナ部2に出力させることができ、広帯域増幅器
1から負荷側を見た場合の所定帯域外のVSWRを大幅
に改善することができる。これにより、スプリアス発生
の原因である発振、さらには広帯域増幅器1における発
振波と所定帯域の高周波信号との混変調が防止でき、よ
りスプリアスの影響の小さい所定帯域の高周波信号を空
中に出力させることができる。
【0017】なお、本実施形態によれば、フィルタ回路
がローパスフィルタで構成され、目標とする信号をフィ
ルタ回路を通過させることなく導波管型アンテナ部2に
出力させるようにしているので、さらに装置全体として
対電力的に強い構成となり、より高電力(ハイパワー)
の製品にできるというメリットをも有する。
【0018】実施の形態2.次に他の実施形態について
図2を用いて説明する。図2は本発明の他の実施形態で
あり、アンテナ装置に適用された導波管整合装置を示す
ブロック構成図である。本実施形態の導波管整合装置に
おいてはフィルタ回路として所定帯域内の高周波信号を
通過させるよう帯域設定されたハイパスフィルタを使用
している。図2において、11は広帯域増幅器1からの
出力電力を2分配し、後述のフィルタ回路に対して出力
する第1の分配合成回路である3dBハイブリッド、1
2,13は使用される導波管型アンテナ部2のカットオ
フ周波数に応じて帯域設定され、スプリアス発生の原因
となるこのカットオフ周波数以下の高周波信号について
はその通過が遮断され、所定帯域内及び所定帯域以上の
高周波信号だけを通過させるように構成されたフィルタ
回路であるハイパスフィルタ、14はこれらハイパスフ
ィルタ12,13を通過した所定帯域の高周波信号を合
成し同軸線路3を介して接続された導波管型アンテナ部
2に出力する第2の分配合成回路である3dBハイブリ
ッド、15,16は3dBハイブリッド11,14のア
イソレーション用の終端器である。なお、ハイパスフィ
ルタ12,13により反射された所定帯域以外の高周波
信号は3dBハイブリッド11により合成されたあと終
端器15により吸収される。
【0019】本実施形態のアンテナ装置においても、広
帯域増幅器1から出力された高周波信号のうち、導波管
型アンテナ部2のカットオフ周波数以下の高周波信号は
終端器15に吸収され、所定帯域の高周波信号のみを導
波管型アンテナ部2に対して出力させることができるの
で、広帯域増幅器1から負荷側を見た場合の所定帯域外
のVSWRを大幅に改善することができ、よりスプリア
スの影響の小さい所定帯域の高周波信号を空中に出力さ
せることができる。なお、本実施形態のアンテナ装置に
おいては、電力合成時における高周波信号の位相ずれに
よる信号損失の低減のため、3dBハイブリッド11の
入力端11iからハイパスフィルタ12を経て3dBハ
イブリッド14の出力端14Oまでの電気長17(一点
鎖線により図示)と3dBハイブリッド11の入力端4
iからハイパスフィルタ13を経て3dBハイブリッド
14の出力端14Oまでの電気長(一点鎖線により図
示)とはほぼ等しい電気長となるように設定されてい
る。
【0020】実施形態.3 上記実施形態の導波管整合装置では、分配合成回路フィ
ルタ回路とにより所定帯域外(上記実施形態では導波管
のカットオフ周波数以下の周波数帯域)の高周波信号を
終端器に吸収させるように構成したが、フィルタ回路だ
けで広帯域増幅器1から負荷側を見た場合の所定帯域外
のVSWRを大幅に改善することができる。以下の実施
形態の説明においては、フィルタ回路によって広帯域増
幅器1から出力された所定帯域以外の高周波信号を終端
器に吸収させることができる回路(以下、整合回路とい
う。)を有したアンテナ装置について説明する。
【0021】図3は本発明の他の実施形態であり、アン
テナ装置に適用された導波管整合装置を示すブロック構
成図であり、図3において、19は広帯域増幅器1と導
波管型アンテナ部2との間に接続され、導波管型アンテ
ナ部2の所定帯域を含むカットオフ周波数以上の高周波
信号を導波管型アンテナ部2に対して出力する第1のフ
ィルタ回路であるハイパスフィルタ、20は広帯域増幅
器1とハイパスフィルタ19との間の同軸線路3にハイ
パスフィルタ19と並列に接続され、ハイパスフィルタ
19の入力端で反射された導波管型アンテナ部2のカッ
トオフ周波数以下の高周波信号を通過させる第2のフィ
ルタ回路であるローパスフィルタ、21はこのローパス
フィルタ20の出力端に接続され、ローパスフィルタ2
0を通過した導波管型アンテナ部2のカットオフ周波数
以下の高周波信号を吸収する終端器である。本実施形態
のアンテナ装置によれば、所要帯域外の高周波信号はハ
イパスフィルタ19の入力端により反射され、ローパス
フィルタ20を介して終端器21に吸収されるので、所
定帯域外における高周波信号によって広帯域増幅器1が
発振し、さらにこの発振波と目的とする所定帯域内にお
ける高周波信号とが混変調されるとういう事態を防止す
ることができ、スプリアスの発生を大幅に低減すること
ができる。
【0022】実施形態.4 上記実施形態によるアンテナ装置では、広帯域増幅器1
と導波管型アンテナ部2との間にハイパスフィルタ19
を設けたが、このハイパスフィルタ19を導波管型アン
テナ部2の通過帯域と同様の通過帯域を有するバンドパ
スフィルタに置き換えて構成してもよい。この実施形態
によれば、図13に示す所定帯域以上の周波数帯域(帯
域外:B)においてノイズ信号が生じたような場合にお
いてもスプリアスの発生を大幅に低減することができ
る。図4は本発明の他の実施形態であり、アンテナ装置
に適用された導波管整合装置を示すブロック構成図であ
る。図4において、22は導波管型アンテナ部2の使用
周波数帯域と同様の通過帯域が設定された第1のフィル
タ回路であるバントパスフィルタ、23はバンドパスフ
ィルタ22の通過帯域よりも高い周波数帯域の信号を通
過させて終端器24に吸収させる第2のフィルタ回路で
あるハイパスフィルタである。なお、図中同一符号は同
一又は相当部分を示す。
【0023】本実施形態においては、カットオフ周波数
以下の周波数帯域における信号だけでなく、所要帯域以
外(図13に示す帯域外:A及び帯域外:Bの周波数帯
域)の高周波信号がバンドパスフィルタ22の入力端に
より反射され、第2のフィルタ回路であるローパスフィ
ルタ20又はハイパスフィルタ23を介して終端器2
1,24にそれぞれ吸収させることができるので、導波
管型アンテナ部2の所定帯域外の高周波信号により広帯
域増幅器1が発振し、さらにこの発振波と目的とする所
定帯域内における高周波信号とが混変調されるとういう
事態を防止することができ、スプリアスの発生を大幅に
低減することができる。なお、カットオフ周波数以下の
周波数帯域における信号の除去だけでスプリアスを大幅
に低減できる場合には、ローパスフィルタ20だけで第
2のフィルタ回路を構成してもよい。
【0024】実施形態.5 上記実施形態による導波管整合装置では、ハイパスフィ
ルタ19の代わりにバンドパスフィルタ22を設けた
が、阻止帯域が導波管型アンテナ部2のカットオフ周波
数以下の帯域のうち発振している周波数とし、その通過
帯域が導波管型アンテナ部2の通過帯域を満足するよう
なバンドリジェクションフィルタに置き換えて構成して
もよい。図5は本発明の他の実施形態であり、アンテナ
装置に適用された導波管整合装置を示すブロック構成図
であり、図5において、25は導波管型アンテナ部2の
使用周波数帯域を満足する通過帯域が設定された第1の
フィルタ回路であるバンドリジェクションフィルタであ
る。
【0025】本実施形態においても、所要帯域以外の高
周波信号は第1のフィルタ回路であるバンドリジェクシ
ョンフィルタ25の入力端により反射され、第2のフィ
ルタ回路であるローパスフィルタ20又はハイパスフィ
ルタ23を介して終端器21,24にそれぞれ吸収させ
ることができるので、導波管型アンテナ部2の所定帯域
外の高周波信号により広帯域増幅器1が発振し、さらに
この発振波と目的とする所定帯域内における高周波信号
とが混変調されるとういう事態を防止することができ、
スプリアスの発生を大幅に低減することができる。
【0026】実施形態.6 上記実施形態3による導波管整合装置では、ハイパスフ
ィルタ19の入力端で反射されたカットオフ周波数以下
の周波数帯域における高周波信号を終端器21に吸収さ
せる第2のフィルタ回路としてローパスフィルタ20を
設けたが、導波管型アンテナ部2のカットオフ周波数以
下のある周波数帯域(広帯域増幅器1で発振を生じさせ
る信号が存在する周波数帯域)に限定し、その周波数帯
域付近の帯域のVSWRを改善させるバンドパスフィル
タによってフィルタ回路を構成してもよい。図6は本発
明の他の実施形態であり、アンテナ装置に適用された導
波管整合装置を示すブロック構成図であり、図6におい
て、26は所要帯域外の高周波信号のうち導波管型アン
テナ部2のカットオフ周波数以下の帯域で発振している
周波数に限定してその周波数帯付近の帯域のみのVSW
Rを改善させるバンドパスフィルタである。
【0027】本実施形態においては、第1のフィルタ回
路であるハイパスフィルタ19の入力端により反射され
た所要帯域以外の高周波信号のうち、導波管型アンテナ
部2のカットオフ周波数以下の帯域で発振している周波
数帯付近の帯域の高周波信号が第2のフィルタ回路であ
るバンドパスフィルタ26を介して終端器21に吸収さ
れるので、入力端により反射された所要帯域以外の高周
波信号のうち、導波管型アンテナ部2のカットオフ周波
数以下の帯域で発振している周波数帯付近の帯域の高周
波信号が第2のフィルタ回路であるバンドパスフィルタ
26を介して終端器21に吸収されるので、導波管型ア
ンテナ部2のカットオフ周波数以下の帯域で発振してい
る周波数帯付近の帯域の高周波信号によって広帯域増幅
器1が発振し、またこの発振波と目的とする信号とが混
変調されることを防止することができ、スプリアスの発
生を大幅に低減することができる。
【0028】実施形態.7 また、上記実施形態によるアンテナ装置において、上記
実施形態.4又は5のようにハイパスフィルタ19の代
わりに通過帯域が導波管型アンテナ部2の通過帯域と同
程度に設定されたバンドパスフィルタに置き換えて構成
してもよい。図7は本発明の他の実施形態であり、アン
テナ装置に適用された導波管整合装置を示すブロック構
成図である。
【0029】本実施形態においては、カットオフ周波数
以下の周波数帯域における信号だけでなく所要帯域外に
おける高周波信号が第1のフィルタ回路であるバンドパ
スフィルタ22の入力端により反射され、また、入力端
により反射された所要帯域以外の高周波信号のうち、導
波管型アンテナ部2のカットオフ周波数以下の帯域で発
振している周波数帯付近の帯域の高周波信号が第2のフ
ィルタ回路であるバンドパスフィルタ26を介して終端
器21に吸収されるので、導波管型アンテナ部2のカッ
トオフ周波数以下の帯域で発振している周波数帯付近の
帯域の高周波信号によって広帯域増幅器1が発振し、ま
たこの発振波と目的とする信号とが混変調されることを
防止することができ、スプリアスの発生を大幅に低減す
ることができる。
【0030】実施形態.8 また、上記実施形態によるアンテナ装置では、ハイパス
フィルタ19の代わりにバンドパスフィルタ22を設け
たが、図5に示すように、阻止帯域が導波管型アンテナ
部2のカットオフ周波数以下の帯域のうち発振している
周波数とし、その通過帯域が導波管型アンテナ部2の使
用周波数帯域を満足するようなバンドリジェクションフ
ィルタに置き換えて構成してもよい。図8は本発明の他
の実施形態であり、アンテナ装置に適用された導波管整
合装置を示すブロック構成図である。
【0031】本実施形態においては、第1のフィルタ回
路であるバンドリジェクションフィルタ25の入力端に
より反射された所要帯域以外の高周波信号のうち、導波
管型アンテナ部2のカットオフ周波数以下の帯域で発振
している周波数帯付近の帯域の高周波信号が第2のフィ
ルタ回路であるバンドパスフィルタ26を介して終端器
21に吸収されるので、導波管型アンテナ部2のカット
オフ周波数以下の高周波信号が発振し、また広帯域増幅
器1により帰還増幅されて所定帯域の高周波信号と反射
された信号とが混変調されることを防止することがで
き、スプリアスの発生を大幅に低減することができる。
【0032】実施形態.9 上記実施形態.6による導波管整合装置では、広帯域増
幅器1とハイパスフィルタ19との間の同軸線路3にハ
イパスフィルタ19と並列に接続されたバンドパスフィ
ルタ26を設けたが、このバンドパスフィルタ24の代
わりに導波管型アンテナ部2の使用周波数帯域を阻止帯
域とし、導波管型アンテナ部2の使用周波数帯域以外の
周波数帯域が通過帯域として設定されたバンドリジェク
ションフィルタに置き換えて構成してもよい。図9は本
発明の他の実施形態であり、アンテナ装置に適用された
導波管整合装置を示すブロック構成図であり、27はバ
ンドリジェクションフィルタである。
【0033】本実施形態においても、第1のフィルタ回
路であるハイパスフィルタ19の入力端により反射され
た所要帯域以外の高周波信号のうち、導波管型アンテナ
部2のカットオフ周波数以下の帯域で発振している周波
数帯付近の帯域の高周波信号が第2のフィルタ回路であ
るバンドリジェクションフィルタ27を介して終端器2
1に吸収されるので、導波管型アンテナ部2のカットオ
フ周波数以下の帯域で発振している周波数帯付近の帯域
の高周波信号により広帯域増幅器1が発振し、またこの
発振波と目的とする高周波信号とが混変調されることを
防止することができ、スプリアスの発生を大幅に低減す
ることができる。
【0034】実施形態.10 本実施形態によるアンテナ装置は、図7に示す実施形
態.7によるアンテナ装置のバンドパスフィルタ26を
導波管型アンテナ部2の使用周波数帯域を阻止帯域と
し、導波管型アンテナ部2の使用周波数帯域以外の周波
数帯域が通過帯域として設定されたバンドリジェクショ
ンフィルタに置き換えたものである。図10は本発明の
他の実施形態であり、アンテナ装置に適用された導波管
整合装置を示すブロック構成図である。本実施形態にお
いても、第1のフィルタ回路であるバンドバスフィルタ
22の入力端で反射された所定帯域外の高周波信号を第
2のフィルタ回路であるバンドリジェクションフィルタ
27を介して終端器21に吸収させることができるの
で、スプリアスの発生を大幅に低減することができる。
【0035】実施形態.11 本実施形態によるアンテナ装置は、図8に示す実施形
態.8によるアンテナ装置のバンドパスフィルタ26を
導波管型アンテナ部2の使用周波数帯域を阻止帯域と
し、導波管型アンテナ部2の使用周波数帯域以外の周波
数帯域が通過帯域として設定されたバンドリジェクショ
ンフィルタ27に置き換えたものである。図11は本発
明の他の実施形態であり、アンテナ装置に適用された導
波管整合装置を示すブロック構成図である。本実施形態
においても、第1のフィルタ回路であるバンドリジェク
ションフィルタ25の入力端で反射された所定帯域外の
高周波信号を第2のフィルタ回路であるバンドリジェク
ションフィルタ27を介して終端器21に吸収させるこ
とができるので、スプリアスの発生を大幅に低減するこ
とができる。。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、導波管と、この導波
管の通過帯域を含む広周波数帯域の広帯域増幅器と、こ
の広帯域増幅器により増幅された高周波信号のうち、上
記導波管の通過帯域外における高周波信号については通
過させて終端器に吸収させ、上記導波管の通過帯域内に
おける高周波信号についてはその通過を遮断するフィル
タ回路と、上記広周波帯域の高周波信号を上記フィルタ
回路に対して分配出力し、かつ、上記フィルタ回路によ
り遮断された上記導波管の通過帯域内における高周波信
号を上記導波管に合成出力させる分配合成回路とを設け
たので、所定帯域以外の高周波信号は終端器に吸収さ
れ、導波管の通過帯域全域において所望の利得が得られ
る共に、装置全体として対電力的に強い構成とすること
ができる。
【0037】また、他の発明によれば、導波管からなる
アンテナ部と、このアンテナ部の通過帯域を含む広周波
数帯域において所定レベルの利得を有した広帯域増幅器
と、この広帯域増幅器により増幅された高周波信号のう
ち上記アンテナ部の通過帯域外における高周波信号につ
いては通過させて終端器に吸収させ、上記アンテナ部の
通過帯域内における高周波信号についてはその通過を遮
断するフィルタ回路と、上記広帯域の高周波信号を上記
フィルタ回路に対して分配出力し、かつ、上記フィルタ
回路により遮断された上記アンテナ部の通過帯域内にお
ける高周波信号を上記アンテナ部に対して合成出力させ
る分配合成回路とを設けたので、さらに、導波管型アン
テナ部から空中に出力される高周波信号のスプリアスを
大幅に低減することができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態である導波管整合装置
の構成図である。
【図2】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図3】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図4】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図5】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図6】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図7】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図8】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図9】 この発明の他の実施形態である導波管整合装
置の構成図である。
【図10】 この発明の他の実施形態である導波管整合
装置の構成図である。
【図11】 この発明の他の実施形態である導波管整合
装置の構成図である。
【図12】 従来装置の構成図である。
【図13】 従来装置の特性説明図である。
【符号の説明】
1 広帯域増幅器 2 導波管型アンテナ部 3 同軸線路 4 3dBハイブリッド 5、6 ローパスフィルタ 7、8、15、16、21、24 終端器 12、13 ハイパスフィルタ 19 ハイパスフィルタ(第1のフィルタ回路) 20 ローパスフィルタ(第2のフィルタ回路) 22 バンドパスフィルタ(第1のフィルタ回路) 23 ハイパスフィルタ(第2のフィルタ回路) 25 バンドリジェクションフィルタ(第1のフィルタ
回路) 26 バンドパスフィルタ(第2のフィルタ回路) 27 バンドリジェクションフィルタ(第2のフィルタ
回路)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導波管と、この導波管の通過帯域を含む
    広周波数帯域広帯域増幅器と、この広帯域増幅器によ
    り増幅された高周波信号のうち、上記導波管の通過帯域
    外における高周波信号については通過させて終端器に吸
    収させ、上記導波管の通過帯域内における高周波信号に
    ついてはその通過を遮断するフィルタ回路と、上記広周
    帯域の高周波信号を上記フィルタ回路に対して分配出
    力し、かつ、上記フィルタ回路により遮断された上記
    波管の通過帯域内における高周波信号を上記導波管に合
    成出力させる分配合成回路とを備えたことを特徴とする
    導波管整合装置。
  2. 【請求項2】 導波管からなるアンテナ部と、このアン
    テナ部の通過帯域を含む広周波数帯域広帯域増幅器
    と、この広帯域増幅器により増幅された高周波信号のう
    ち上記アンテナ部の通過帯域外における高周波信号につ
    いては通過させて終端器に吸収させ、上記アンテナ部の
    通過帯域内における高周波信号についてはその通過を遮
    断するフィルタ回路と、上記広帯域の高周波信号を上記
    フィルタ回路に対して分配出力し、かつ、上記フィルタ
    回路により遮断された上記アンテナ部の通過帯域内にお
    ける高周波信号を上記アンテナ部に対して合成出力させ
    る分配合成回路とを備えたことを特徴とする導波管整合
    装置。
  3. 【請求項3】 上記分配合成回路は、3dBハイブリッ
    ドであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    導波管整合装置。
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