JP3794897B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、自動車電話等の無線通信システムに用いる無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話、自動車電話等の無線通信システムに用いる無線通信装置は、図25に示すように、受信部5に接続された受信用のアンテナ1と、送信部6に接続された送信用のアンテナ11とを備えて構成されていた。
このような構成からなる無線通信装置では、アンテナ1で受信された受信信号が受信部5に入力されるとともに、送信信号が送信部6より出力され、アンテナ11によって外部に放射されている。
【0003】
一般的には、図26に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめ(図26中、符号1で示す)、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別するような構造が主流となっている。また、図27に示すように、能動アンテナ切替スイッチ3を用いて、外部アンテナ端子7とアンテナ1との切り替えを行うことができるようにした構造も一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図25に示すような構造からなる従来の無線通信装置では、受信周波数をfrx、送信周波数をftxとすると、Δf=|frx±ftx|の干渉信号がアンテナ1から入力された場合に、受信部5または送信部6が備えている能動素子において、送信周波数ftxと干渉周波数Δfとの変調により、受信周波数frxに等しい周波数の妨害波が発生する。このため、妨害波によって無線通信装置の受信特性が悪化するという問題があった。
【0005】
また、図26に示すような構造からなる従来の無線通信装置では、送信部6から受信部5へ入り込む送信周波数ftxの信号レベルが格段に高くなり、干渉周波数Δfの発生レベルがさらに大きくなる。このため、無線通信装置の受信特性がさらに悪化するという問題があった。
【0006】
また、外部アンテナを用いる場合には、例えば特開平6−37668号に開示されているように、アンテナ切替スイッチが使用される。図27に示すように、このアンテナ切替スイッチとして能動アンテナ切替スイッチ3を用いた従来の無線通信装置では、能動アンテナ切替スイッチ3において、送信周波数ftxと干渉周波数Δfとの変調により、受信周波数frxに等しい周波数の妨害波が発生する。このため、妨害波によって無線通信装置の受信特性が悪化するという問題があった。
【0007】
本発明は、上述した問題点に鑑み提案されたもので、受信周波数と送信周波数とを同時に用いて通信を行う無線通信装置において、干渉信号による受信特性の悪化を防止することができる無線通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る無線通信装置は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を備えている。
【0012】
発明に係る無線通信装置は、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、前記スイッチと前記アンテナとの間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明に係る無線通信装置は、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、前記スイッチと前記受信部入力端との間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明に係る無線通信装置は、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、前記アンテナと前記スイッチとの間、および前記スイッチと前記受信部入力端との間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
上述した本発明に係る無線通信装置では、前記干渉信号遮断回路として、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい共振周波数を有するトラップ回路を用いることが可能である。
【0016】
また、上述した本発明に係る無線通信装置では、前記干渉信号遮断回路として、受信周波数および送信周波数に通過帯域を有するとともに、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数において減衰域となるバンドパスフィルタを用いることが可能である。
【0017】
また、本発明に係る無線通信装置は、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、前記スイッチと前記受信部入力端との間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号におけるインピーダンスを調整するためのインピーダンス調整回路を設けたことを特徴とするものである。
【0018】
また、上述した本発明に係る無線通信装置では、前記受信周波数として2110Hz〜2170Hzを使用し、前記送信周波数として1920Hz〜1980Hzを使用することが可能である。
【0019】
また、本発明に係る無線通信装置は、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いる無線通信装置において、アンテナの一部分に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号におけるインピーダンスが低い回路を設けたことを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明に係る無線通信装置は、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いる無線通信装置において、アンテナの一部分に、受信周波数および送信周波数におけるインピーダンスが高いとともに、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号におけるインピーダンスが低い回路を設けたことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る無線通信装置の実施形態を説明する。
【0022】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第1実施形態に係る無線通信装置は、図1に示すように、受信用のアンテナ1と受信部5との間に、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するための干渉信号遮断回路10が接続されている。また、送信部6には、送信用のアンテナ11が接続されている。
【0023】
このような干渉信号遮断回路10が設けられていない無線通信装置では、送信部6から放射され、主に受信用のアンテナ1を介して受信部5に入力された送信波と干渉波が、受信部5の内部に設けられた能動素子において変調し、受信周波数frxと等しい周波数の干渉波が発生して、受信特性が悪化する。本発明の第1実施形態に係る無線装置では、干渉信号遮断回路10を設けたことにより、このような受信特性の悪化を防止することができる。
【0024】
<干渉信号遮断回路>
上述した干渉信号遮断回路10の回路例を、図12〜15に示す。
まず、干渉周波数がΔf=|frx−ftx|である場合について説明を行う。
図2に示す干渉信号遮断回路10は、インダクタL2を回路に並列に配したものである。この干渉信号遮断回路10は、周波数Δfにおけるインピーダンスが低く、送信周波数ftx、受信周波数frxにおけるインピーダンスが高くなるため、Δfの干渉波を遮断することができる。
【0025】
図3に示す干渉信号遮断回路10は、コンデンサC3を回路に直列に配したものである。この干渉信号遮断回路10は、周波数Δfにおけるインピーダンスが高く、送信周波数ftx、受信周波数frxにおけるインピーダンスが低くなるため、Δfの干渉波を遮断することができる。
【0026】
次に、干渉周波数がΔf=|frx+ftx|である場合について説明を行う。
図4に示す干渉信号遮断回路10は、インダクタL7を回路に直列に配したものである。この干渉信号遮断回路10は、周波数Δfにおけるインピーダンスが低く、送信周波数ftx、受信周波数frxにおけるインピーダンスが高くなるため、Δfの干渉波を遮断することができる。
【0027】
図5に示す干渉信号遮断回路10は、コンデンサC9を回路に並列に配したものである。この干渉信号遮断回路10は、周波数Δfにおけるインピーダンスが高く、送信周波数ftx、受信周波数frxにおけるインピーダンスが低くなるため、Δfの干渉波を遮断することができる。
【0028】
図6に、第1実施形態に係る無線通信装置に用いる干渉信号遮断回路10の特性を検証するためのシミュレーション結果を示す。このシミュレーションでは、図2に示す回路構成からなる干渉信号遮断回路10を用いた。図6において細い破線で示す並列Lという系列が、第1実施形態に係る無線通信装置に用いる干渉信号遮断回路10である。
【0029】
ここで、例えば受信周波数frx=800MHz、送信周波数ftx=600MHz、Δf=200MHzとする。図6に示すシミュレーション結果から明らかなように、干渉信号遮断回路10を挿入することにより、Δfで約8.5dB減衰させていることがわかる。このとき、透過帯域のロスは、ftxで約2.5dB、frxで約1.7dBとなる。
【0030】
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第2実施形態に係る無線通信装置は、図7に示すように、受信用のアンテナ1と受信部5との間に、送信周波数ftxの電波を遮断するためのftx遮断回路15が接続されている。また、送信部6には、送信用のアンテナ11が接続されている。
【0031】
このようなftx遮断回路15が設けられてない無線通信装置では、送信部6から放射され、主に受信用のアンテナ1を介して受信部5に入力された送信波と受信波が、受信部5の内部に設けられた能動素子において変調し、Δf=|frx±ftx|と等しい周波数の干渉波が発生して、Δfを受信中間周波数に設定した場合における受信特性が悪化する。本発明の第2実施形態に係る無線装置では、ftx遮断回路15を設けたことにより、このような受信特性の悪化を防止することができる。
【0032】
ftx遮断回路15は、上述した第1実施形態に係る無線通信装置で用いた干渉信号遮断回路10と同様の回路(図2〜図5参照)を用いることができ、遮断周波数がfrxとftxとの間になるように設定すればよい。
【0033】
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第3実施形態に係る無線通信装置は、図8に示すように、送信用のアンテナ11と送信部6との間に、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するための干渉信号遮断回路10が接続されている。また、受信部5には、受信用のアンテナ1が接続されている。
【0034】
このような干渉信号遮断回路10が設けられてない無線通信装置では、送信部6に入力された送信波と干渉波が、送信部6の内部に設けられた能動素子において変調し、受信周波数frxと等しい周波数の干渉波が発生し、発生した電波が受信部5に入力されて受信特性が悪化する。本発明の第3実施形態に係る無線装置では、干渉信号遮断回路10を設けたことにより、このような受信特性の悪化を防止することができる。
干渉信号遮断回路10は、上述した第1実施形態に係る無線通信装置で用いた干渉信号遮断回路10と同様の回路(図2〜図5参照)を用いることができる。
【0035】
<第4実施形態>
図9は、本発明の第9実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第4実施形態に係る無線通信装置は、図9に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめて送受信用のアンテナ1とし、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、アンテナ1とデュプレクサ4の間には、外部アンテナ端子7とアンテナ1の切り替えを行うための能動アンテナ切替スイッチ3が接続されており、さらに、アンテナ1と能動アンテナ切替スイッチ3との間には、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するための干渉信号遮断回路10が接続されている。
【0036】
この能動アンテナ切替スイッチ3により、デュプレクサ4からの高周波送受信入出力信号を、干渉信号遮断回路10への信号路と、外部アンテナ端子7とに切り替えている。
また、デュプレクサ4は、受信部5に対して能動アンテナ切替スイッチ3からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を能動アンテナ切替スイッチ3に対して出力している。
【0037】
このような干渉信号遮断回路10が設けられていない無線通信装置では、送信波と干渉周波数Δfの干渉波が、能動アンテナ切替スイッチ3において変調し、受信周波数frxに等しい周波数の干渉波が発生して、受信特性が悪化する。本発明の第4実施形態に係る無線装置では、干渉信号遮断回路10を設けたことにより、このような受信特性の悪化を防止することができる。
干渉信号遮断回路10は、上述した第1実施形態に係る無線通信装置で用いた干渉信号遮断回路10と同様の回路(図2〜図5参照)を用いることができる。
【0038】
<第5実施形態>
図10は、本発明の第5実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第5実施形態に係る無線通信装置は、図10に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめて送受信用のアンテナ1とし、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、アンテナ1とデュプレクサ4との間には、外部アンテナ端子7とアンテナ1の切り替えを行うための能動アンテナ切替スイッチ3が接続されており、さらに能動アンテナ切替スイッチ3とデュプレクサ4との間には、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するための干渉信号遮断回路10とが接続されている。
【0039】
この能動アンテナ切替スイッチ3により、干渉信号遮断回路10からの高周波送受信入出力信号を、アンテナ1への信号路と、外部アンテナ端子7とに切り替えている。
また、デュプレクサ4は、受信部5に対して干渉信号遮断回路10からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を干渉信号遮断回路10に対して出力している。
【0040】
このような干渉信号遮断回路10が設けられていない無線通信装置では、送信波と干渉周波数Δfの一部が、受信部5の内部に設けられた能動素子において変調し、受信周波数frxに等しい周波数の干渉波が発生して、受信特性が悪化する。本発明の第5実施形態に係る無線装置では、干渉信号遮断回路10を設けたことにより、このような受信特性の悪化を防止することができる。
干渉信号遮断回路10は、上述した第1実施形態に係る無線通信装置で用いた干渉信号遮断回路10と同様の回路(図2〜図5参照)を用いることができる。
【0041】
<第6実施形態>
図11は、本発明の第6実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第6実施形態に係る無線通信装置は、図11に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめて送受信用のアンテナ1とし、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、アンテナ1とデュプレクサ4の間には、外部アンテナ端子7とアンテナ1の切り替えを行うための能動アンテナ切替スイッチ3が接続されており、さらに、アンテナ1と能動アンテナ切替スイッチ3との間、および能動アンテナ切替スイッチ3とデュプレクサ4とのに間は、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するための干渉信号遮断回路10,12がそれぞれ接続されている。
【0042】
この能動アンテナ切替スイッチ3により、干渉信号遮断回路12からの高周波送受信入出力信号を、干渉信号遮断回路10への信号路と、外部アンテナ端子7とに切り替えている。
また、デュプレクサ4は、受信部5に対して干渉信号遮断回路12からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を干渉信号遮断回路12に対して出力している。
【0043】
このような干渉信号遮断回路10,12が設けられていない無線通信装置では、送信波と干渉周波数Δfの干渉波が、能動アンテナ切替スイッチ3において変調し、受信周波数frxに等しい周波数の干渉波が発生して、受信特性が悪化する。本発明の第6実施形態に係る無線装置では、干渉信号遮断回路10,12を設けたことにより、このような受信特性の悪化を防止することができる。
干渉信号遮断回路10,12は、上述した第1実施形態に係る無線通信装置で用いた干渉信号遮断回路10と同様の回路(図2〜図5参照)を用いることができる。
【0044】
<第7実施形態>
上述したように、第1実施形態〜第6実施形態に係る無線通信装置によれば、干渉波を遮断して受信特性の悪化を防止することができる。
しかしながら、上述した第1実施形態〜第6実施形態に係る無線通信装置では、遮断したい周波数において大きな減衰量を得ることができない場合もある。そこで、本発明の第7実施形態に係る無線装置では、遮断したい周波数において容易に大きな減衰量を得ることができるようにしている。
【0045】
図12は、本発明の第7実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第7実施形態に係る無線通信装置は、図12に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめて送受信用のアンテナ1とし、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、アンテナ1とデュプレクサ4の間には、外部アンテナ端子7とアンテナ1の切り替えを行うための能動アンテナ切替スイッチ3が接続されており、さらに、アンテナ1と能動アンテナ切替スイッチ3との間には、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するためのトラップ回路2が接続されている。
【0046】
この能動アンテナ切替スイッチ3により、デュプレクサ4からの高周波送受信入出力信号を、トラップ回路2への信号路と、外部アンテナ端子7とに切り替えている。
また、デュプレクサ4は、受信部5に対して能動アンテナ切替スイッチ3からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を能動アンテナ切替スイッチ3に対して出力している。
【0047】
このようなトラップ回路2が設けられていない無線通信装置では、送信波と干渉周波数Δfの干渉波が、能動アンテナ切替スイッチ3において変調し、受信周波数frxに等しい周波数の干渉波が発生して、受信特性が悪化する。本発明の第7実施形態に係る無線装置では、トラップ回路2を設けたことにより、所望の周波数Δfの干渉波信号だけを大きく遮断することがきるので、受信特性の悪化を効果的に防止することができる。
【0048】
<トラップ回路>
上述したトラップ回路2の回路例を、図13,14に示す。
図13に示すトラップ回路2は、コンデンサC4とインダクタL3を並列に配し、回路に直列に挿入したものである。このトラップ回路2のコンデンサC4とインダクタL3は、遮断周波数で共振し、この周波数帯の干渉波を大きく遮断する。
【0049】
図14に示すトラップ回路2は、コンデンサC5とインダクタL4を直列に配し、回路に並列に挿入したものである。このトラップ回路2のコンデンサC5とインダクタL4は、遮断周波数で共振し、この周波数帯の干渉波を大きく遮断する。
【0050】
上述した図6に示すシミュレーション結果に基づいて、第7実施形態に係る無線通信装置に用いるトラップ回路2の特性を検証する。
図6において破線で示すトラップという系列が、第7実施形態に係る無線通信装置に用いるトラップ回路2である。
【0051】
ここで、例えば受信周波数frx=800MHz、送信周波数ftx=600MHz、Δf=200MHzとする。図6に示すシミュレーション結果から明らかなように、トラップ回路2を挿入することにより、Δfで約19dBの減衰を得ており、上述した第1実施形態〜第6実施形態に係る無線通信装置と比較して、遮断特性が改善されていることがわかる。このとき、透過帯域のロスは、ftxで約2.5dB、frxで約1.5dBとなる。
【0052】
<第8実施形態>
上述したように、第7実施形態に係る無線通信装置によれば、遮断したい周波数において大きな減衰量を得ることができる。
しかしながら、上述した第7実施形態に係る無線通信装置では、送受信周波数帯域において少なからず減衰が生じてしまうおそれがある。そこで、本発明の第8実施形態に係る無線装置では、送受信周波数帯域において減衰が生じないようにしている。
【0053】
図15は、本発明の第8実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第8実施形態に係る無線通信装置は、図15に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめて送受信用のアンテナ1とし、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、アンテナ1とデュプレクサ4の間には、外部アンテナ端子7とアンテナ1の切り替えを行うための能動アンテナ切替スイッチ3が接続されており、さらに、アンテナ1と能動アンテナ切替スイッチ3との間には、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するためのバンドパスフィルタ9が接続されている。
【0054】
この能動アンテナ切替スイッチ3により、デュプレクサ4からの高周波送受信入出力信号を、バンドパスフィルタ9への信号路と、外部アンテナ端子7とに切り替えている。
また、デュプレクサ4は、受信部5に対して能動アンテナ切替スイッチ3からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を能動アンテナ切替スイッチ3に対して出力している。
また、バンドパスフィルタ9は、送信周波数ftxおよび受信周波数frxにおける透過減衰を極めて小さくするとともに、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波を遮断するように設定されている。
【0055】
このようなバンドパスフィルタ9が設けられていない無線通信装置では、送信波と干渉周波数Δfの干渉波が、能動アンテナ切替スイッチ3において変調し、受信周波数frxに等しい周波数の干渉波が発生して、受信特性が悪化する。本発明の第8実施形態に係る無線装置では、バンドパスフィルタ9を設けたことにより、受信特性の悪化を防止することができる。さらに、受信周波数frxおよび送信周波数ftxにおける透過減衰が極めて小さいので、受信特性の悪化をさらに効果的に防止することができる。
【0056】
<バンドパスフィルタ>
上述したバンドパスフィルタ9の回路例として、まず、Δf=|frx−ftx|の場合に使用するバンドパスフィルタ9の回路構成を図16に示す。
図16に示すバンドパスフィルタ9は、インダクタL1,コンデンサC1,コンデンサC2によって構成されており、インダクタL1とコンデンサC1は、ほぼΔfで直列共振し、インダクタL1とコンデンサC2は、ほぼfrx、ftx付近で並列共振するように設定されている。また、コンデンサC1とコンデンサC2のキャパシタンスは、コンデンサC1>コンデンサC2となっており、Δf付近で、コンデンサC2のインピーダンスが高くなり、frx、ftx付近で、コンデンサC1のインピーダンスが低くなるように設定されている。
【0057】
このようなバンドパスフィルタ9を回路に対して並列に挿入することにより、Δf付近において、上述したトラップ回路2と同様の働きをするとともに、frx、ftx付近において、透過減衰を極めて小さくすることができる。
【0058】
次に、上述したバンドパスフィルタ9の回路例として、Δf=|frx+ftx|の場合に使用するバンドパスフィルタ9の回路構成を図17に示す。
図17に示すバンドパスフィルタ9は、インダクタL9,インダクタL10,コンデンサC12によって構成されており、インダクタL9とコンデンサC12は、ほぼΔfで直列共振し、インダクタL10とコンデンサC12は、ほぼfrx、ftx付近で並列共振する。インダクタL9とインダクタL10のインダクタンスは、インダクタL10>インダクタL9となっており、Δf付近で、インダクタL10のインピーダンスが高くなり、frx、ftx付近で、インダクタL10のインピーダンスが低くなるように設定されている。
【0059】
このようなバンドパスフィルタ9を回路に対して並列に挿入することにより、Δf付近において、上述したトラップ回路2と同様の働きをするとともに、frx、ftx付近において、透過減衰を極めて小さくすることができる。
【0060】
上述した図6に示すシミュレーション結果に基づいて、第8実施形態に係る無線通信装置に用いるバンドパスフィルタ9の特性を検証する。
図6において実線で示すトラップという系列が、第8実施形態に係る無線通信装置に用いるバンドパスフィルタ9である。
【0061】
ここで、例えば受信周波数frx=800MHz、送信周波数ftx=600MHz、Δf=200MHzとする。図6に示すシミュレーション結果から明らかなように、バンドパスフィルタ9を挿入することにより、Δfで約19dBの減衰を得ている。このとき、透過帯域のロスは、ftxで約1.0dB、frxで約0.8dBとなり、上述した第7実施形態に係る無線通信装置と比較して、透過特性が改善されていることがわかる。
【0062】
図18は、第8実施形態に係る無線通信の効果を検証するための誤り率改善の実験結果を示す説明図である。
図18から明らかなように、バンドパスフィルタ9を使用することにより、バンドパスフィルタ9を使用しない場合と比較して、誤り率が入力レベルで約15dB改善されていることがわかる。
【0063】
<第9実施形態>
図19は、本発明の第9実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第9実施形態に係る無線通信装置は、図19に示すように、受信用のアンテナと送信用のアンテナを1つにまとめて送受信用のアンテナ1とし、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、アンテナ1とデュプレクサ4の間には、外部アンテナ端子7とアンテナ1の切り替えを行うための能動アンテナ切替スイッチ3が接続されている。
【0064】
この能動アンテナ切替スイッチ3により、デュプレクサ4からの高周波送受信入出力信号を、アンテナ1への信号路と、外部アンテナ端子7とに切り替えている。
また、デュプレクサ4は、受信部5に対してアンテナ切替スイッチ3からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号をアンテナ切替スイッチ3に対して出力している。
また、能動アンテナ切替スイッチ3とデュプレクサ4との間との間の伝送経路8の長さlを調整することにより、受信部5の入力端において、干渉周波数Δf=|frx±ftx|の電波の侵入量を小さくすることができる。
【0065】
図20は、第9実施形態に係る無線通信の効果を検証するための誤り率改善の実験結果を示す説明図である。
図20から明らかなように、電送経路8の長さを調整することにより、電送経路8の長さを調整しない場合と比較して、誤り率が入力レベルで約8dB改善されていることがわかる。
【0066】
<第10実施形態>
図21は、本発明の第10実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第10実施形態に係る無線通信装置は、図21に示すように、第1アンテナ部13および第2アンテナ部14を備えており、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、第1アンテナ部13と第2アンテナ部14との間には、トラップ回路16が接続されている。
【0067】
このデュプレクサ4は、受信部5に対して第1アンテナ部13からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を第1アンテナ部13に対して出力している。
また、第1アンテナ部13と第2アンテナ部14とは、あわせて1つのアンテナとして動作するようになっている。なお、第2アンテナ部14は、省略することが可能である。
【0068】
また、トラップ回路16は、干渉周波数Δf=|frx−ftx|の電波に対するインピーダンスが低くなるように設定されている。さらに、Δfの電波の波長とfrx、ftxの電波の波長を比較すると、明らかにΔfの電波の方が波長が長いため、Δfの周波数においてfrx、ftx用に製造されたアンテナ全体におけるインピーダンスが低くなり、アンテナの利得が極めて小さくなる。このため、受信する干渉波の電力が極めて小さくなる。
【0069】
<トラップ回路>
上述したトラップ回路16の回路例を、図22に示す。
図22に示すトラップ回路16は、コンデンサC6とインダクタL5を直列に配し、回路に並列に挿入したものである。このトラップ回路16では、インダクタL5とコンデンサC6が直列共振を起こし、干渉周波数Δfにおけるインピーダンスが「0」となる。したがって、干渉周波数Δfではアンテナで受信はしなくなる。
【0070】
<第11実施形態>
上述したように、第10実施形態に係る無線通信装置によれば、受信する干渉波の電力を小さくすることにより、受信特性の悪化を防止することができる。
しかしながら、上述した第10実施形態に係る無線通信装置では、トラップ回路16を設けることにより、アンテナの送受信周波数における特性が変化してしまい、アンテナの設計が難しくなる場合がある。
そこで、本発明の第10実施形態に係る無線装置では、アンテナの送受信周波数における特性が変化しないようにすることにより、アンテナの設計が容易となる。
【0071】
図23は、本発明の第11実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
本発明の第11実施形態に係る無線通信装置は、図23に示すように、第1アンテナ部13および第2アンテナ部14を備えており、デュプレクサ(DUP)4を介して、信号の伝送経路を受信部5と送信部6とに分別している。また、第1アンテナ部13と第2アンテナ部14との間には、バンドパスフィルタ17が接続されている。
【0072】
このデュプレクサ4は、受信部5に対して第1アンテナ部13からの高周波受信出力信号を出力するとともに、送信部6からの高周波送信入力信号を第1アンテナ部13に対して出力している。
また、第1アンテナ部13と第2アンテナ部14とは、あわせて1つのアンテナとして動作するようになっている。なお、第2アンテナ部14は、省略することが可能である。
【0073】
また、バンドパスフィルタ17は、送信周波数ftxおよび受信周波数frxにおいてインピーダンスが高くなり、干渉周波数Δf=|frx−ftx|の電波に対するインピーダンスが低くなるように設定されている。このように、バンドパスフィルタ17のインピーダンスが、送信周波数ftxおよび受信周波数frxにおいて高いため、アンテナの特性が変化することはない。
【0074】
<バンドパスフィルタ>
上述したバンドパスフィルタ17の回路例を、図24に示す。
図24に示すバンドパスフィルタ17は、インダクタL6,コンデンサC7,コンデンサC8によって構成されており、インダクタL6とコンデンサC7は、直列共振を起こし、干渉周波数Δfにおけるインピーダンスは「0」となるように設定されている。
【0075】
したがって、干渉周波数Δfにおいて、アンテナによる受信は行われない。また、コンデンサC7の容量は、コンデンサC8よりも十分に大きい値に設定されており、送信周波数ftxおよび受信周波数frxにおいて、コンデンサC7のインピーダンスが低くなる。一方、インダクタL6とコンデンサC8は、送信周波数ftxおよび受信周波数frxにおいて並列共振し、インピーダンスは無限大となる。
このようなバンドパスフィルタ17をアンテナの一部に取り付けたとしても、アンテナからは負荷として見えず、アンテナの特性に影響を与えることはない。
【0076】
上述した本発明に係る無線通信装置は、特にIMT2000(International Mobile Telecommunication 2000)において、受信周波数を2110〜2170MHzとし、送信周波数を1920〜1980MHzとした場合に、受信特性を向上させるという効果を最大限に発揮することができる。すなわち、このような送受信周波数とした場合における差分周波数は190MHzとなり、190MHz帯にはテレビの周波数帯が存在するため、大電力の干渉波が懸念されているが、本発明に係る無線通信装置は、このような干渉波の影響を受けることなく、受信特性を向上させることができる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る無線通信装置によれば、通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いる場合に、送信周波数および受信周波数に基づいて発生する干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けることにより、受信特性を向上させることが可能となる。
【0078】
また、干渉信号遮断回路として所定の設定がなされたトラップ回路を用いることにより、遮断したい周波数において容易に大きな減衰量を得ることができる。
【0079】
また、干渉信号遮断回路として所定の設定がなされたバンドパスフィルタを用いることにより、送受信周波数帯域において減衰が生じることがない。
【0080】
また、干渉信号におけるインピーダンスを調整するためのインピーダンス調整回路を設けることにより、受信する干渉波の電力が極めて小さくなり、受信特性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】干渉信号遮断回路の一例を示す回路図である。
【図3】干渉信号遮断回路の一例を示す回路図である。
【図4】干渉信号遮断回路の一例を示す回路図である。
【図5】干渉信号遮断回路の一例を示す回路図である。
【図6】本発明に係る無線通信装置に用いる干渉信号遮断回路、トラップ回路、バンドパスフィルタの特性を検証するためのシミュレーション結果を示す説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第5実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第6実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第7実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図13】トラップ回路の一例を示す回路図である。
【図14】トラップ回路の一例を示す回路図である。
【図15】本発明の第8実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図16】バンドパスフィルタの一例を示す回路図である。
【図17】バンドパスフィルタの一例を示す回路図である。
【図18】本発明の第8実施形態に係る無線通信の効果を検証するための誤り率改善の実験結果を示す説明図である。
【図19】本発明の第9実施形態に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の第9実施形態に係る無線通信の効果を検証するための誤り率改善の実験結果を示す説明図である。
【図21】本発明の第1実施形態0に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図22】トラップ回路の一例を示す回路図である。
【図23】本発明の第1実施形態1に係る無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図24】バンドパスフィルタの一例を示す回路図である。
【図25】従来の無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図26】従来の送受信アンテナを共用とした無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【図27】従来の能動アンテナ切替スイッチを備えた無線通信装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11 アンテナ
2,16 トラップ回路
3 能動アンテナ切替スイッチ
4 デュプレクサ
5 受信部
6 送信部
7 外部アンテナ端子
8 インピーダンス調整回路
9,17 バンドパスフィルタ
10,12 干渉信号遮断回路
13 第1アンテナ部
14 第2アンテナ部
15 ftx遮断回路

Claims (9)

  1. 通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、
    前記スイッチと前記アンテナとの間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、
    前記スイッチと前記受信部入力端との間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  3. 通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、
    前記アンテナと前記スイッチとの間、および前記スイッチと前記受信部入力端との間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号を遮断するための干渉信号遮断回路を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  4. 前記干渉信号遮断回路は、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい共振周波数を有するトラップ回路からなることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 前記干渉信号遮断回路は、受信周波数および送信周波数に通過帯域を有するとともに、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数において減衰域となるバンドパスフィルタからなることを特徴とする請求項1〜のうちのいずれか1項に記載の無線通信装置。
  6. 通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いるとともに、受信部入力端とアンテナとの間に能動素子からなるスイッチを設けた無線通信装置において、
    前記スイッチと前記受信部入力端との間に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号におけるインピーダンスを調整するためのインピーダンス調整回路を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  7. 通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いる無線通信装置において、
    アンテナの一部分に、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号におけるインピーダンスが低い回路を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  8. 通信時に受信周波数と送信周波数とを同時に用いる無線通信装置において、
    アンテナの一部分に、受信周波数および送信周波数におけるインピーダンスが高いとともに、受信周波数と送信周波数の和または差の絶対値にほぼ等しい周波数の干渉信号におけるインピーダンスが低い回路を設けたことを特徴とする無線通信装置。
  9. 前記受信周波数が2110Hz〜2170Hzであり、前記送信周波数が1920Hz〜1980Hzであることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の無線通信装置。
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