JPH11186932A - 携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタと携帯端末装置 - Google Patents
携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタと携帯端末装置Info
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- JPH11186932A JPH11186932A JP10274053A JP27405398A JPH11186932A JP H11186932 A JPH11186932 A JP H11186932A JP 10274053 A JP10274053 A JP 10274053A JP 27405398 A JP27405398 A JP 27405398A JP H11186932 A JPH11186932 A JP H11186932A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外部送信アンテナ使用時の送信切換部の損失に
よる携帯端末機送信アンプの高出力化を抑え、外部受信
アンテナ使用時の受信切換部の損失による受信システム
のＮＦの劣化を小さくする携帯端末機および携帯端末機
用外部アダプタを提供する。 【解決手段】携帯端末機１０１に設けられた携帯端末機
送信増幅器１０３の前段の送信切換部１０９と携帯端末
機用外部アダプタ１１２の送信増幅器部１１５の入力を
接続し、携帯端末機受信増幅器１０８の後段の受信切換
部１１０と携帯端末機用外部アダプタ１１２の受信増幅
部１１８の出力を接続する。
よる携帯端末機送信アンプの高出力化を抑え、外部受信
アンテナ使用時の受信切換部の損失による受信システム
のＮＦの劣化を小さくする携帯端末機および携帯端末機
用外部アダプタを提供する。 【解決手段】携帯端末機１０１に設けられた携帯端末機
送信増幅器１０３の前段の送信切換部１０９と携帯端末
機用外部アダプタ１１２の送信増幅器部１１５の入力を
接続し、携帯端末機受信増幅器１０８の後段の受信切換
部１１０と携帯端末機用外部アダプタ１１２の受信増幅
部１１８の出力を接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末機および
それに使用される携帯端末機用外部アダプタに関する。
それに使用される携帯端末機用外部アダプタに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の携帯端末機６０１は、図６に示す
ように、送信信号は携帯端末機送信増幅器６０２と携帯
端末機送信フィルタ６０３を介して携帯端末機送信アン
テナ６０４より放射され、また、受信信号は携帯端末機
受信アンテナ６０５より入射され、携帯端末機受信フィ
ルタ６０６を介して携帯端末機受信増幅器６０７に入力
される。携帯端末機送信フィルタ６０３と携帯端末機送
信アンテナ６０４との間には送信切換部６０８が設けら
れており、この送信切換部６０８は外部送信アンテナ６
０９にも接続されている。また、携帯端末機受信アンテ
ナ６０５と携帯端末機受信フィルタ６０６との間には受
信切換部６１０が設けられており、この受信切換部６１
０は外部受信アンテナ６１１にも接続されている。
ように、送信信号は携帯端末機送信増幅器６０２と携帯
端末機送信フィルタ６０３を介して携帯端末機送信アン
テナ６０４より放射され、また、受信信号は携帯端末機
受信アンテナ６０５より入射され、携帯端末機受信フィ
ルタ６０６を介して携帯端末機受信増幅器６０７に入力
される。携帯端末機送信フィルタ６０３と携帯端末機送
信アンテナ６０４との間には送信切換部６０８が設けら
れており、この送信切換部６０８は外部送信アンテナ６
０９にも接続されている。また、携帯端末機受信アンテ
ナ６０５と携帯端末機受信フィルタ６０６との間には受
信切換部６１０が設けられており、この受信切換部６１
０は外部受信アンテナ６１１にも接続されている。
【０００３】また、従来の携帯端末機および携帯端末機
用外部アダプタは特開平５−３４７５８４に開示されて
おり、図７に示されるように、携帯電話機７０１におい
て変調部７０２により変調された送信信号は中間周波数
切換リレー７０３により中間周波数信号線７０４に切換
えられ、同軸ケーブル７０５を介して車載ブースター７
０６に伝送され、車載ブースター７０６に伝送された中
間周波数送信信号は電圧制御発信器（ＶＣＯ）７０７と
送信混合器７０８とにより送信周波数に変換される。車
載ブースター７０６により受信した受信信号は電圧制御
発信器（ＶＣＯ）７０７と受信混合器７０９とにより中
間周波数に変換され、同軸ケーブル７０５、中間周波数
信号線７０４を介して伝送され、中間周波数切換リレー
７０３により復調部７１０へと切換えられる。
用外部アダプタは特開平５−３４７５８４に開示されて
おり、図７に示されるように、携帯電話機７０１におい
て変調部７０２により変調された送信信号は中間周波数
切換リレー７０３により中間周波数信号線７０４に切換
えられ、同軸ケーブル７０５を介して車載ブースター７
０６に伝送され、車載ブースター７０６に伝送された中
間周波数送信信号は電圧制御発信器（ＶＣＯ）７０７と
送信混合器７０８とにより送信周波数に変換される。車
載ブースター７０６により受信した受信信号は電圧制御
発信器（ＶＣＯ）７０７と受信混合器７０９とにより中
間周波数に変換され、同軸ケーブル７０５、中間周波数
信号線７０４を介して伝送され、中間周波数切換リレー
７０３により復調部７１０へと切換えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の携帯端末機６０
１において、外部の送信アンテナ６０９および受信アン
テナ６１１を使用する場合には、携帯端末機送信アンテ
ナ６０４と携帯端末機送信フィルタ６０３との間に設け
られた送信切換部６０８、および携帯端末機受信アンテ
ナ６０５と携帯端末機受信フィルタ６０６との間に設け
られた受信切換部６１０を介して信号の送受が行われ
る。
１において、外部の送信アンテナ６０９および受信アン
テナ６１１を使用する場合には、携帯端末機送信アンテ
ナ６０４と携帯端末機送信フィルタ６０３との間に設け
られた送信切換部６０８、および携帯端末機受信アンテ
ナ６０５と携帯端末機受信フィルタ６０６との間に設け
られた受信切換部６１０を介して信号の送受が行われ
る。
【０００５】しかしながら、送信切換部６０８は携帯端
末機送信増幅器６０２より後段に配置されているため、
送信切換部６０８の損失を償うため携帯端末機送信増幅
器６０２の出力パワーを大きくする必要があり、さら
に、受信切換部６１０は携帯端末機受信増幅器６０７よ
り前段に配置されているため、受信システムのＮＦの劣
化の原因となる。特に、高出力送信と高感度受信が要求
される衛星通信システム等では、外部送信アンテナ６０
９および外部受信アンテナ６１１を使用する場合、携帯
端末機送信増幅器６０２の高出力化、受信システムの低
ＮＦ化が課題であった。
末機送信増幅器６０２より後段に配置されているため、
送信切換部６０８の損失を償うため携帯端末機送信増幅
器６０２の出力パワーを大きくする必要があり、さら
に、受信切換部６１０は携帯端末機受信増幅器６０７よ
り前段に配置されているため、受信システムのＮＦの劣
化の原因となる。特に、高出力送信と高感度受信が要求
される衛星通信システム等では、外部送信アンテナ６０
９および外部受信アンテナ６１１を使用する場合、携帯
端末機送信増幅器６０２の高出力化、受信システムの低
ＮＦ化が課題であった。
【０００６】また、従来の携帯端末機および携帯端末機
用外部アダプタは、図７に示されるように、携帯電話機
７０１から中間周波数帯にて送信信号が車載ブースター
７０６へ伝送される。
用外部アダプタは、図７に示されるように、携帯電話機
７０１から中間周波数帯にて送信信号が車載ブースター
７０６へ伝送される。
【０００７】しかしながら、中間周波数帯の送信信号は
車載ブースター７０６に具備された電圧制御発信器（Ｖ
ＣＯ）７０７と送信混合器７０８とにより送信周波数に
変換される必要が有り、車載ブースターの肥大化が課題
であった。
車載ブースター７０６に具備された電圧制御発信器（Ｖ
ＣＯ）７０７と送信混合器７０８とにより送信周波数に
変換される必要が有り、車載ブースターの肥大化が課題
であった。
【０００８】本発明は、従来のこのような課題を解決す
るものであり、外部送信アンテナ使用時の送信切換部の
損失による携帯端末機送信増幅器の高出力化を抑え、ま
た、外部受信アンテナ使用時の受信切換部の損失による
受信システムのＮＦの劣化を小さくし、さらに、外部ア
ダプターの肥大化を最小限に抑えることができる携帯端
末機及び携帯端末機用外部アダプタを提供することを目
的とする。
るものであり、外部送信アンテナ使用時の送信切換部の
損失による携帯端末機送信増幅器の高出力化を抑え、ま
た、外部受信アンテナ使用時の受信切換部の損失による
受信システムのＮＦの劣化を小さくし、さらに、外部ア
ダプターの肥大化を最小限に抑えることができる携帯端
末機及び携帯端末機用外部アダプタを提供することを目
的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】第１の本発明は、送信信
号を増幅するための携帯端末機送信増幅器及び、その携
帯端末機送信増幅器の入力側に設けられ、前記送信信号
の出力先を外部の機器にするか前記携帯端末機送信増幅
器にするかを切り換える送信切換部を有する送信部と、
受信信号を増幅する携帯端末機受信増幅器及び、その携
帯端末機受信増幅器の出力側に設けられ、前記増幅され
た受信信号と外部から入力された受信信号とを切り換え
る受信切換部を有する受信部とを備えたことを特徴とす
る携帯端末機である。
号を増幅するための携帯端末機送信増幅器及び、その携
帯端末機送信増幅器の入力側に設けられ、前記送信信号
の出力先を外部の機器にするか前記携帯端末機送信増幅
器にするかを切り換える送信切換部を有する送信部と、
受信信号を増幅する携帯端末機受信増幅器及び、その携
帯端末機受信増幅器の出力側に設けられ、前記増幅され
た受信信号と外部から入力された受信信号とを切り換え
る受信切換部を有する受信部とを備えたことを特徴とす
る携帯端末機である。
【００１０】第２の本発明は、第１の本発明の前記携帯
端末機の前記送信切換部から外部へ出力された送信信号
を増幅する送信増幅器及び、前記増幅された送信信号を
通過させる送信フィルタを有する送信増幅部と、その送
信増幅部から出力される信号を送信する外部送信アンテ
ナと、外部受信アンテナと、その外部受信アンテナによ
り受信された受信信号を増幅する受信増幅器及び、前記
増幅された受信信号を通過させて前記携帯端末機の前記
受信切換部に入力する受信フィルタを有する受信増幅部
とを備えたことを特徴とする携帯端末機用外部アダプタ
である。
端末機の前記送信切換部から外部へ出力された送信信号
を増幅する送信増幅器及び、前記増幅された送信信号を
通過させる送信フィルタを有する送信増幅部と、その送
信増幅部から出力される信号を送信する外部送信アンテ
ナと、外部受信アンテナと、その外部受信アンテナによ
り受信された受信信号を増幅する受信増幅器及び、前記
増幅された受信信号を通過させて前記携帯端末機の前記
受信切換部に入力する受信フィルタを有する受信増幅部
とを備えたことを特徴とする携帯端末機用外部アダプタ
である。
【００１１】第３の本発明は、第１の本発明の前記携帯
端末機と、第２の本発明の携帯端末機用外部アダプタと
を備え、前記携帯端末機の前記送信切換部が前記携帯端
末機用外部アダプタの前記送信増幅器の入力に接続さ
れ、前記携帯端末機の前記受信切換部が前記携帯端末機
用外部アダプタの前記受信増幅器の出力に接続されてい
ることを特徴とする携帯端末装置である。
端末機と、第２の本発明の携帯端末機用外部アダプタと
を備え、前記携帯端末機の前記送信切換部が前記携帯端
末機用外部アダプタの前記送信増幅器の入力に接続さ
れ、前記携帯端末機の前記受信切換部が前記携帯端末機
用外部アダプタの前記受信増幅器の出力に接続されてい
ることを特徴とする携帯端末装置である。
【００１２】第４の本発明は、第１の本発明の前記携帯
端末機の前記送信切換部から外部へ出力された送信信号
を増幅する送信増幅部と、受信信号を増幅し、その増幅
した信号を前記携帯端末機の前記受信切換部に出力する
受信増幅器及び、前記送信増幅部の出力及び前記受信増
幅器の入力が接続された共用器を有する受信増幅部と、
前記共用器に接続された外部送受信アンテナとを備えた
ことを特徴とする携帯端末機用外部アダプタである。
端末機の前記送信切換部から外部へ出力された送信信号
を増幅する送信増幅部と、受信信号を増幅し、その増幅
した信号を前記携帯端末機の前記受信切換部に出力する
受信増幅器及び、前記送信増幅部の出力及び前記受信増
幅器の入力が接続された共用器を有する受信増幅部と、
前記共用器に接続された外部送受信アンテナとを備えた
ことを特徴とする携帯端末機用外部アダプタである。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の携帯端末機と携帯端末機
用外部アダプタは、送信部の携帯端末機送信増幅器前段
に設けられた送信切換部及び、受信部の携帯端末機受信
増幅器の後段に設けられた受信切換部を介して接続され
ることを特徴とする。
用外部アダプタは、送信部の携帯端末機送信増幅器前段
に設けられた送信切換部及び、受信部の携帯端末機受信
増幅器の後段に設けられた受信切換部を介して接続され
ることを特徴とする。
【００１４】以下、本発明における携帯端末機および携
帯端末機用外部アダプタの実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。 （第１の実施の形態）図１は、本発明の第１の実施の形
態の携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタ（両者
を備えている場合、携帯端末装置と呼ぶことにする。）
のブロック図を示すものである。図１において、携帯端
末機１０１は、フェースロックドループ（ＰＬＬ）変調
部１０２により変調された送信周波数変調信号が携帯端
末機送信増幅器１０３により所望のレベルに増幅された
後、携帯端末機送信フィルタ１０４を介して携帯端末機
送信アンテナ１０５より送信され、又、携帯端末機受信
アンテナ１０６より入射した受信信号が携帯端末機受信
フィルタ１０７を介して携帯端末機受信増幅器１０８に
入力されて増幅される。さらに、携帯端末機１０１は、
送信携帯端末機増幅器１０３の入力側に送信切換部１０
９が設けられ、送信周波数変調信号を送信携帯端末機増
幅器１０３へ送るか外部へ送るかを切り換える。また、
携帯端末機受信増幅器１０８の出力側に受信切換部１１
０が設けられ、受信信号を携帯端末機受信増幅器１０８
から受けるか外部から受けるかを切り換え、受信信号は
前記受信切換部１１０を介して復調部１１１に送られ
る。
帯端末機用外部アダプタの実施の形態について、図面を
参照しながら説明する。 （第１の実施の形態）図１は、本発明の第１の実施の形
態の携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタ（両者
を備えている場合、携帯端末装置と呼ぶことにする。）
のブロック図を示すものである。図１において、携帯端
末機１０１は、フェースロックドループ（ＰＬＬ）変調
部１０２により変調された送信周波数変調信号が携帯端
末機送信増幅器１０３により所望のレベルに増幅された
後、携帯端末機送信フィルタ１０４を介して携帯端末機
送信アンテナ１０５より送信され、又、携帯端末機受信
アンテナ１０６より入射した受信信号が携帯端末機受信
フィルタ１０７を介して携帯端末機受信増幅器１０８に
入力されて増幅される。さらに、携帯端末機１０１は、
送信携帯端末機増幅器１０３の入力側に送信切換部１０
９が設けられ、送信周波数変調信号を送信携帯端末機増
幅器１０３へ送るか外部へ送るかを切り換える。また、
携帯端末機受信増幅器１０８の出力側に受信切換部１１
０が設けられ、受信信号を携帯端末機受信増幅器１０８
から受けるか外部から受けるかを切り換え、受信信号は
前記受信切換部１１０を介して復調部１１１に送られ
る。
【００１５】一方、携帯端末機用外部アダプタ１１２
は、送信周波数変調信号を増幅する送信増幅器１１３及
び、所望の周波数帯域の送信周波数変調信号を通過させ
る送信フィルタ１１４により構成される送信増幅部１１
５と、所望の周波数帯域の受信信号を通過させる受信フ
ィルタ１１６及び、その受信信号を増幅する受信増幅器
１１７により構成される受信増幅部１１８と、送信増幅
部１１５の出力に接続された外部送信アンテナ１１９
と、受信増幅部１１８の入力に接続された外部受信アン
テナ１２０とから構成され、携帯端末機１０１と携帯端
末機用外部アダプタ１１２はケーブル１２１を介して接
続される。
は、送信周波数変調信号を増幅する送信増幅器１１３及
び、所望の周波数帯域の送信周波数変調信号を通過させ
る送信フィルタ１１４により構成される送信増幅部１１
５と、所望の周波数帯域の受信信号を通過させる受信フ
ィルタ１１６及び、その受信信号を増幅する受信増幅器
１１７により構成される受信増幅部１１８と、送信増幅
部１１５の出力に接続された外部送信アンテナ１１９
と、受信増幅部１１８の入力に接続された外部受信アン
テナ１２０とから構成され、携帯端末機１０１と携帯端
末機用外部アダプタ１１２はケーブル１２１を介して接
続される。
【００１６】携帯端末機１０１の送信切換部１０９と送
信増幅部１１５の入力とが接続され、送信増幅部１１５
の出力と外部送信アンテナ１１９とが接続され、さら
に、受信アンテナ１２０と受信増幅部１１８の入力とが
接続され、受信増幅部１１８の出力と受信切換部１１０
とが接続される。送信切換部１０９を切り替えることに
より携帯端末機送信増幅器１０３あるいは外部アダプタ
１１２の送信増幅部１１５へ送信周波数変調信号を出力
するとともに、受信切換部１１０を切り替えることによ
り携帯端末機受信増幅器１０８あるいは外部アダプタ１
１２の受信増幅部１１８より受信信号を入力する。
信増幅部１１５の入力とが接続され、送信増幅部１１５
の出力と外部送信アンテナ１１９とが接続され、さら
に、受信アンテナ１２０と受信増幅部１１８の入力とが
接続され、受信増幅部１１８の出力と受信切換部１１０
とが接続される。送信切換部１０９を切り替えることに
より携帯端末機送信増幅器１０３あるいは外部アダプタ
１１２の送信増幅部１１５へ送信周波数変調信号を出力
するとともに、受信切換部１１０を切り替えることによ
り携帯端末機受信増幅器１０８あるいは外部アダプタ１
１２の受信増幅部１１８より受信信号を入力する。
【００１７】以上のように構成される携帯端末機および
携帯端末機用外部アダプタについて、以下、その動作を
説明する。
携帯端末機用外部アダプタについて、以下、その動作を
説明する。
【００１８】図２は上記第１の実施の形態の携帯端末機
および携帯端末機用外部アダプタの設置例を示す外観図
である。図２において、携帯端末機２０１からの送信周
波数変調信号はケーブル２０２により屋内に配置された
送信増幅器部２０３に入力され、所望のレベルまで増幅
された後、送信増幅部２０３より出力され、その出力は
ケーブル２０２により屋外に配置された外部送信アンテ
ナ２０４より放射される。また、屋外に配置された受信
アンテナ２０５へ入射した受信信号は外部受信アンテナ
２０５の直下に配置された受信増幅部２０６により増幅
され、受信増幅部２０６の出力はケーブル２０２により
送信増幅部２０３をす通りして携帯端末機２０１に入力
される。尚、ここに言う屋内・屋外とは、建物の屋内・
屋外に限定されるものではなく、車などにおける車内・
車外も含まれる。
および携帯端末機用外部アダプタの設置例を示す外観図
である。図２において、携帯端末機２０１からの送信周
波数変調信号はケーブル２０２により屋内に配置された
送信増幅器部２０３に入力され、所望のレベルまで増幅
された後、送信増幅部２０３より出力され、その出力は
ケーブル２０２により屋外に配置された外部送信アンテ
ナ２０４より放射される。また、屋外に配置された受信
アンテナ２０５へ入射した受信信号は外部受信アンテナ
２０５の直下に配置された受信増幅部２０６により増幅
され、受信増幅部２０６の出力はケーブル２０２により
送信増幅部２０３をす通りして携帯端末機２０１に入力
される。尚、ここに言う屋内・屋外とは、建物の屋内・
屋外に限定されるものではなく、車などにおける車内・
車外も含まれる。
【００１９】ここで、送信増幅部２０３および受信増幅
部２０６は携帯端末機２０１外の外部電源２０７によっ
て動作する。このとき、携帯端末機２０１内の検出部２
０８により携帯端末機外部アダプタ１１２が接続された
ことが検知され、携帯端末機送信増幅器１０３及び携帯
端末機受信増幅器１０８の電源は切られる。また、受信
増幅部２０６への電源供給は受信信号用のケーブル２０
２により伝送される。さらに、携帯端末機２０１外の外
部電源２０７は携帯端末機２０１を動作させ、かつ、携
帯端末機２０１内の内部電源の充電をも行う。外部電源
２０７から携帯端末機２０１への電源の供給は、ケーブ
ル２０２を用いてもよいし、別に電源用ケーブルを設け
て行ってもよい。なお、携帯端末機２０１、送信増幅部
２０３、受信増幅部２０６は、それぞれ、図１に示した
携帯端末機１０１、送信増幅部１１５、受信増幅部１１
８と同様の構成とする。また、本発明の携帯端末機およ
び携帯端末機用外部アダプタに関して、図３に示すよう
に、受信システムのノイズ指数（ＮＦ）レベルは、携帯
端末機３０１では、受信切換部３０２から復調部３０３
までのＮＦを１５．０、携帯端末機受信増幅器３０４の
ゲイン、及びＮＦをそれぞれ３０ｄＢ，２．０ｄＢ、携
帯端末機受信フィルタ３０５のロスを−１．０ｄＢとす
ると、携帯端末機受信アンテナ３０６から復調器側のＮ
Ｆは３．０８ｄＢと計算される。一方、携帯端末機３０
１と携帯端末機外部アダプタ３０７の間に介されるケー
ブル３０８が５ｍの長さ、周波数２ＧＨｚ帯で−５．０
ｄＢのロスであるとすると、受信増幅器３０９の入力端
よりケーブル３０８、受信切換部３０２、復調部３０３
を見たＮＦは２０．０ｄＢとなる。この場合、受信増幅
器３０９のゲイン、及びＮＦをそれぞれ３０ｄＢ，２．
０ｄＢ、携帯端末機受信フィルタ３１０のロスを−１．
０ｄＢとすると、外部受信アンテナ３１１から復調器側
のＮＦは３．２６ｄＢと計算される。これらＮＦは次式
により計算できる。
部２０６は携帯端末機２０１外の外部電源２０７によっ
て動作する。このとき、携帯端末機２０１内の検出部２
０８により携帯端末機外部アダプタ１１２が接続された
ことが検知され、携帯端末機送信増幅器１０３及び携帯
端末機受信増幅器１０８の電源は切られる。また、受信
増幅部２０６への電源供給は受信信号用のケーブル２０
２により伝送される。さらに、携帯端末機２０１外の外
部電源２０７は携帯端末機２０１を動作させ、かつ、携
帯端末機２０１内の内部電源の充電をも行う。外部電源
２０７から携帯端末機２０１への電源の供給は、ケーブ
ル２０２を用いてもよいし、別に電源用ケーブルを設け
て行ってもよい。なお、携帯端末機２０１、送信増幅部
２０３、受信増幅部２０６は、それぞれ、図１に示した
携帯端末機１０１、送信増幅部１１５、受信増幅部１１
８と同様の構成とする。また、本発明の携帯端末機およ
び携帯端末機用外部アダプタに関して、図３に示すよう
に、受信システムのノイズ指数（ＮＦ）レベルは、携帯
端末機３０１では、受信切換部３０２から復調部３０３
までのＮＦを１５．０、携帯端末機受信増幅器３０４の
ゲイン、及びＮＦをそれぞれ３０ｄＢ，２．０ｄＢ、携
帯端末機受信フィルタ３０５のロスを−１．０ｄＢとす
ると、携帯端末機受信アンテナ３０６から復調器側のＮ
Ｆは３．０８ｄＢと計算される。一方、携帯端末機３０
１と携帯端末機外部アダプタ３０７の間に介されるケー
ブル３０８が５ｍの長さ、周波数２ＧＨｚ帯で−５．０
ｄＢのロスであるとすると、受信増幅器３０９の入力端
よりケーブル３０８、受信切換部３０２、復調部３０３
を見たＮＦは２０．０ｄＢとなる。この場合、受信増幅
器３０９のゲイン、及びＮＦをそれぞれ３０ｄＢ，２．
０ｄＢ、携帯端末機受信フィルタ３１０のロスを−１．
０ｄＢとすると、外部受信アンテナ３１１から復調器側
のＮＦは３．２６ｄＢと計算される。これらＮＦは次式
により計算できる。
【００２０】
【数１】
【００２１】一般にノイズ指数（ＮＦ）は、デバイスの
入力端子と出力端子の信号対雑音比で表される。デバイ
スのゲインをＧD［ｄＢ］、デバイスのＮＦをＮＦD［ｄ
Ｂ］とし、出力側から後段を見た場合のＮＦをＮＦ
D［ｄＢ］とすると、入力側から後段を見たときのノイ
ズ指数ＮＦｉは、（数１）で表される。以上のように、
本発明の携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタの
構成とすることにより、携帯端末機３０１と携帯端末機
外部アダプタ３０７の間に介されるケーブル３０８が５
ｍの長さであってもＮＦの劣化は０．１８ｄＢと抑えら
れる。また、送信システムにおいては、携帯端末機送信
増幅器の高出力化は好ましくない。送信切替部による損
失を携帯端末機送信増幅器の入力側に持ってくることに
より、増幅器の出力をその分小さくできる。
入力端子と出力端子の信号対雑音比で表される。デバイ
スのゲインをＧD［ｄＢ］、デバイスのＮＦをＮＦD［ｄ
Ｂ］とし、出力側から後段を見た場合のＮＦをＮＦ
D［ｄＢ］とすると、入力側から後段を見たときのノイ
ズ指数ＮＦｉは、（数１）で表される。以上のように、
本発明の携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタの
構成とすることにより、携帯端末機３０１と携帯端末機
外部アダプタ３０７の間に介されるケーブル３０８が５
ｍの長さであってもＮＦの劣化は０．１８ｄＢと抑えら
れる。また、送信システムにおいては、携帯端末機送信
増幅器の高出力化は好ましくない。送信切替部による損
失を携帯端末機送信増幅器の入力側に持ってくることに
より、増幅器の出力をその分小さくできる。
【００２２】以上の構成とすることにより、本発明の携
帯端末機および携帯端末機用外部アダプタは、外部送信
アンテナ使用時の送信切換部の損失による携帯端末機送
信増幅器の高出力化を抑え、さらに、外部受信アンテナ
使用時の受信切換部の損失による受信システムのＮＦの
劣化を小さくでき、さらには外部アダプタの肥大化を抑
えることができるものである。
帯端末機および携帯端末機用外部アダプタは、外部送信
アンテナ使用時の送信切換部の損失による携帯端末機送
信増幅器の高出力化を抑え、さらに、外部受信アンテナ
使用時の受信切換部の損失による受信システムのＮＦの
劣化を小さくでき、さらには外部アダプタの肥大化を抑
えることができるものである。
【００２３】また、携帯端末機受信フィルタ１０７、受
信フィルタ１１６は受信周波数帯域外を減衰するバンド
パスフィルタが用いられる。さらに、携帯端末機１０１
および携帯端末機用外部アダプタ１１２は、送信アンテ
ナ１０５と受信アンテナ１０６、外部送信アンテナ１１
９と外部受信アンテナ１２０が分離している構成となっ
ているため、携帯端末機送信フィルタ１０４、送信フィ
ルタ１１４には高調波を減衰させるローパスフィルタが
用いられ、この場合、バンドパスフィルタに比べ、低ロ
スとなり、携帯端末機送信増幅器１０３、送信増幅器１
１３は高出力化をさらに抑えることができる。
信フィルタ１１６は受信周波数帯域外を減衰するバンド
パスフィルタが用いられる。さらに、携帯端末機１０１
および携帯端末機用外部アダプタ１１２は、送信アンテ
ナ１０５と受信アンテナ１０６、外部送信アンテナ１１
９と外部受信アンテナ１２０が分離している構成となっ
ているため、携帯端末機送信フィルタ１０４、送信フィ
ルタ１１４には高調波を減衰させるローパスフィルタが
用いられ、この場合、バンドパスフィルタに比べ、低ロ
スとなり、携帯端末機送信増幅器１０３、送信増幅器１
１３は高出力化をさらに抑えることができる。
【００２４】なお、本第１の実施の形態では、送信切換
部１０９を送信携帯端末機増幅器１０３の直前に設ける
構成としたが、送信携帯端末機増幅器１０３の入力側で
あり、かつ送信周波数帯であれば、それよりもさらに前
段に設けてもよい。また、受信切換部１１０を携帯端末
機受信増幅器１０８の直後に設ける構成としたが、携帯
端末機受信増幅器１０８の出力側であり、かつ受信周波
数帯であれば、それよりもさらに後段に設けてもよく、
これらの場合でも、本発明と同様の効果が得られる。
部１０９を送信携帯端末機増幅器１０３の直前に設ける
構成としたが、送信携帯端末機増幅器１０３の入力側で
あり、かつ送信周波数帯であれば、それよりもさらに前
段に設けてもよい。また、受信切換部１１０を携帯端末
機受信増幅器１０８の直後に設ける構成としたが、携帯
端末機受信増幅器１０８の出力側であり、かつ受信周波
数帯であれば、それよりもさらに後段に設けてもよく、
これらの場合でも、本発明と同様の効果が得られる。
【００２５】（第２の実施の形態）図４は、本発明の第
２の実施の形態の携帯端末機および携帯端末機用外部ア
ダプタのブロック図を示すものである。図４において、
携帯端末機４０１では、ＰＬＬ変調部４０２により変調
された送信周波数変調信号が携帯端末機送信増幅器４０
３により所望のレベルに増幅された後、携帯端末機共用
器４０４を介して携帯端末機送受信アンテナ４０５より
送信され、また、携帯端末機送受信アンテナ４０５より
入射した受信信号が携帯端末機共用器４０４を介して携
帯端末機受信増幅器４０６に入力されて増幅される。さ
らに、携帯端末機４０１は、携帯端末機送信増幅器４０
３の入力側に送信切換部４０７が設けられ、送信周波数
変調信号を送信携帯端末機送信増幅器４０３へ送るか外
部へ送るかを切り換え、また、携帯端末機受信増幅器４
０６の出力側に受信切換部４０８が設けられ、受信信号
を携帯端末機受信増幅器４０６から受けるか外部から受
けるかを切り換え、受信信号は前記受信切換部４０８を
介して復調部４０９に送られる。
２の実施の形態の携帯端末機および携帯端末機用外部ア
ダプタのブロック図を示すものである。図４において、
携帯端末機４０１では、ＰＬＬ変調部４０２により変調
された送信周波数変調信号が携帯端末機送信増幅器４０
３により所望のレベルに増幅された後、携帯端末機共用
器４０４を介して携帯端末機送受信アンテナ４０５より
送信され、また、携帯端末機送受信アンテナ４０５より
入射した受信信号が携帯端末機共用器４０４を介して携
帯端末機受信増幅器４０６に入力されて増幅される。さ
らに、携帯端末機４０１は、携帯端末機送信増幅器４０
３の入力側に送信切換部４０７が設けられ、送信周波数
変調信号を送信携帯端末機送信増幅器４０３へ送るか外
部へ送るかを切り換え、また、携帯端末機受信増幅器４
０６の出力側に受信切換部４０８が設けられ、受信信号
を携帯端末機受信増幅器４０６から受けるか外部から受
けるかを切り換え、受信信号は前記受信切換部４０８を
介して復調部４０９に送られる。
【００２６】一方、携帯端末機用外部アダプタ４１０
は、送信周波数変調信号を増幅する送信増幅器４１１に
より構成される送信増幅部４１２と、共用器４１３及び
受信信号を増幅する受信増幅器４１４により構成される
受信増幅部４１５と、外部送受信アンテナ４１６とから
構成され、携帯端末機４０１と携帯端末機外部アダプタ
４１０はケーブル４１７を介して接続される。
は、送信周波数変調信号を増幅する送信増幅器４１１に
より構成される送信増幅部４１２と、共用器４１３及び
受信信号を増幅する受信増幅器４１４により構成される
受信増幅部４１５と、外部送受信アンテナ４１６とから
構成され、携帯端末機４０１と携帯端末機外部アダプタ
４１０はケーブル４１７を介して接続される。
【００２７】携帯端末機４０１の送信切換部４０７と送
信増幅部４１２の入力とが接続され、送信増幅部４１２
の出力と外部送受信アンテナ４１６とが共用器４１３を
介して接続され、さらに、外部送受信アンテナ４１６と
受信増幅部４１５の入力とが接続され、受信増幅部４１
５の出力と受信切換部４０８とが送信増幅部４１２を介
して接続されている。送信切換部４０７を切り替えるこ
とにより、携帯端末機送信増幅器４０３あるいは外部ア
ダプタ４１０の送信増幅部４１２へ送信周波数変調信号
を出力するとともに、受信切換部４０８を切り替えるこ
とにより、携帯端末機受信増幅器４０６あるいは外部ア
ダプタ４１０の受信増幅部４１５より受信信号を入力す
る。
信増幅部４１２の入力とが接続され、送信増幅部４１２
の出力と外部送受信アンテナ４１６とが共用器４１３を
介して接続され、さらに、外部送受信アンテナ４１６と
受信増幅部４１５の入力とが接続され、受信増幅部４１
５の出力と受信切換部４０８とが送信増幅部４１２を介
して接続されている。送信切換部４０７を切り替えるこ
とにより、携帯端末機送信増幅器４０３あるいは外部ア
ダプタ４１０の送信増幅部４１２へ送信周波数変調信号
を出力するとともに、受信切換部４０８を切り替えるこ
とにより、携帯端末機受信増幅器４０６あるいは外部ア
ダプタ４１０の受信増幅部４１５より受信信号を入力す
る。
【００２８】携帯端末機４０１および携帯端末機用外部
アダプタ４１０の動作については、上述した第１の実施
の形態と同様であり、携帯端末機４０１外の外部電源が
携帯端末機４０１を動作させ、かつ、携帯端末機４０１
内の内部電源の充電をも行うという点も第１の実施の形
態と同様である。また、共用器４０４、４１３は、図５
（ａ）に示すように、受信フィルタ５０１と送信フィル
タ５０２とから構成される共用器５０３でもよく、ま
た、図５（ｂ）に示すように、受信フィルタ５０４と送
信フィルタ５０５と送受切換スイッチ５０６とから構成
される共用器５０７でもよい。図５（ａ）では、受信フ
ィルタ５０１をバンドパスフィルタ、送信フィルタ５０
２をバンドパスフィルタとしているが、送信フィルタ５
０２はバンドエリミネーションフィルタであってもかま
わない。また、図５（ｂ）では、送信フィルタ５０５を
ローパスフィルタ、受信フィルタ５０４をバンドパスフ
ィルタとしているが、送信フィルタ５０５は、バンドパ
スフィルタあるいはバンドエリミネーションフィルタで
あってもかまわない。
アダプタ４１０の動作については、上述した第１の実施
の形態と同様であり、携帯端末機４０１外の外部電源が
携帯端末機４０１を動作させ、かつ、携帯端末機４０１
内の内部電源の充電をも行うという点も第１の実施の形
態と同様である。また、共用器４０４、４１３は、図５
（ａ）に示すように、受信フィルタ５０１と送信フィル
タ５０２とから構成される共用器５０３でもよく、ま
た、図５（ｂ）に示すように、受信フィルタ５０４と送
信フィルタ５０５と送受切換スイッチ５０６とから構成
される共用器５０７でもよい。図５（ａ）では、受信フ
ィルタ５０１をバンドパスフィルタ、送信フィルタ５０
２をバンドパスフィルタとしているが、送信フィルタ５
０２はバンドエリミネーションフィルタであってもかま
わない。また、図５（ｂ）では、送信フィルタ５０５を
ローパスフィルタ、受信フィルタ５０４をバンドパスフ
ィルタとしているが、送信フィルタ５０５は、バンドパ
スフィルタあるいはバンドエリミネーションフィルタで
あってもかまわない。
【００２９】以上の構成とすることにより、本発明の携
帯端末機および携帯端末機用外部アダプタは、外部送信
アンテナ使用時の送信切換部の損失による携帯端末機送
信増幅器の高出力化を抑え、さらに、外部受信アンテナ
使用時の受信切換部の損失による受信システムのＮＦの
劣化を小さくでき、さらには外部アダプタの肥大化を抑
えることができるものである。
帯端末機および携帯端末機用外部アダプタは、外部送信
アンテナ使用時の送信切換部の損失による携帯端末機送
信増幅器の高出力化を抑え、さらに、外部受信アンテナ
使用時の受信切換部の損失による受信システムのＮＦの
劣化を小さくでき、さらには外部アダプタの肥大化を抑
えることができるものである。
【００３０】以上説明したように本発明の携帯端末機
は、ＰＬＬ変調部により変調された送信周波数変調信号
が携帯端末機送信増幅器により所望のレベルに増幅され
アンテナより送信される送信部と受信アンテナより入射
した受信信号が携帯端末機受信増幅器で増幅される受信
部とから構成される携帯端末機において、携帯端末機送
信増幅器の入力側に送信切換部を設け、送信切換部を介
して送信周波数変調信号を出力するとともに、受信部の
携帯端末機受信増幅器の出力側に受信切換部を設け、受
信切換部を介して受信信号を入力するものである。
は、ＰＬＬ変調部により変調された送信周波数変調信号
が携帯端末機送信増幅器により所望のレベルに増幅され
アンテナより送信される送信部と受信アンテナより入射
した受信信号が携帯端末機受信増幅器で増幅される受信
部とから構成される携帯端末機において、携帯端末機送
信増幅器の入力側に送信切換部を設け、送信切換部を介
して送信周波数変調信号を出力するとともに、受信部の
携帯端末機受信増幅器の出力側に受信切換部を設け、受
信切換部を介して受信信号を入力するものである。
【００３１】また、携帯端末機用外部アダプタは、送信
周波数変調信号を増幅する送信増幅器と送信フィルタと
により構成される送信増幅部と、受信信号を増幅する受
信増幅器と受信フィルタとにより構成される受信増幅部
と、外部送信アンテナ及び外部受信アンテナとから構成
され、上記携帯端末機の送信切換部と送信増幅部の入力
とが接続され、送信増幅部の出力と外部送信アンテナと
が接続され、さらに、外部受信アンテナと受信増幅部の
入力とが接続され、受信増幅部の出力と上記携帯端末機
の受信切換部とが接続されることにより、外部送信アン
テナ使用時の送信切換部の損失による携帯端末機送信増
幅器の高出力化を抑え、さらに、外部受信アンテナ使用
時の受信切換部の損失による受信システムのＮＦの劣化
を小さくすることができ、さらには外部アダプタの肥大
化を抑えることができるものであり、特に、高出力送信
と高感度受信が要求される衛星通信システム等において
有用である。
周波数変調信号を増幅する送信増幅器と送信フィルタと
により構成される送信増幅部と、受信信号を増幅する受
信増幅器と受信フィルタとにより構成される受信増幅部
と、外部送信アンテナ及び外部受信アンテナとから構成
され、上記携帯端末機の送信切換部と送信増幅部の入力
とが接続され、送信増幅部の出力と外部送信アンテナと
が接続され、さらに、外部受信アンテナと受信増幅部の
入力とが接続され、受信増幅部の出力と上記携帯端末機
の受信切換部とが接続されることにより、外部送信アン
テナ使用時の送信切換部の損失による携帯端末機送信増
幅器の高出力化を抑え、さらに、外部受信アンテナ使用
時の受信切換部の損失による受信システムのＮＦの劣化
を小さくすることができ、さらには外部アダプタの肥大
化を抑えることができるものであり、特に、高出力送信
と高感度受信が要求される衛星通信システム等において
有用である。
【００３２】なお、共用器５０３において、送信フィル
タ５０２と受信５０１にはバンドパスフィルタが用いら
れ、共用器５０７においては、送受切換スイッチ５０６
により送信と受信の切り換えをすることにより、送信フ
ィルタ５０５はローパスフィルタを用いることができ、
この場合、バンドパスフィルタよりも低ロスとなり、携
帯端末機送信増幅器４０３、送信増幅器４１１の高出力
化が軽減される。
タ５０２と受信５０１にはバンドパスフィルタが用いら
れ、共用器５０７においては、送受切換スイッチ５０６
により送信と受信の切り換えをすることにより、送信フ
ィルタ５０５はローパスフィルタを用いることができ、
この場合、バンドパスフィルタよりも低ロスとなり、携
帯端末機送信増幅器４０３、送信増幅器４１１の高出力
化が軽減される。
【００３３】また、第１の実施の形態において、携帯端
末機１０１の携帯端末機送信アンテナ１０５と携帯端末
機受信アンテナ１０６とは、第２の実施の形態のよう
に、携帯端末機送受信アンテナ４０５とし、携帯端末機
送信フィルタ１０４と携帯端末機受信フィルタ１０７を
携帯端末機共用器４０４としてもかまわない。
末機１０１の携帯端末機送信アンテナ１０５と携帯端末
機受信アンテナ１０６とは、第２の実施の形態のよう
に、携帯端末機送受信アンテナ４０５とし、携帯端末機
送信フィルタ１０４と携帯端末機受信フィルタ１０７を
携帯端末機共用器４０４としてもかまわない。
【００３４】また、第２の実施の形態において、携帯端
末機送受信アンテナ４０５を第１の実施の形態のよう
に、携帯端末機送信アンテナ１０５と携帯端末機受信ア
ンテナ１０６とし、携帯端末機共用器４０４を携帯端末
機送信フィルタ１０４と携帯端末機受信フィルタ１０７
としてもかまわない。
末機送受信アンテナ４０５を第１の実施の形態のよう
に、携帯端末機送信アンテナ１０５と携帯端末機受信ア
ンテナ１０６とし、携帯端末機共用器４０４を携帯端末
機送信フィルタ１０４と携帯端末機受信フィルタ１０７
としてもかまわない。
【００３５】また、第１及び第２の実施の形態における
携帯端末機送信増幅器１０３，４０３及び送信増幅器１
１３，４１１はランピング制御機能を有していてもよ
い。この場合は、出力レベルの調整が可能となるもので
ある。
携帯端末機送信増幅器１０３，４０３及び送信増幅器１
１３，４１１はランピング制御機能を有していてもよ
い。この場合は、出力レベルの調整が可能となるもので
ある。
【００３６】また、第１及び第２の実施の形態において
送信周波数変調信号はＰＬＬ変調部からの出力信号とし
たが、これは、直接変調された送信周波数変調信号であ
っても、中間周波数で変調され混合器を介して変換され
た送信周波数変調信号であってもかまわない。
送信周波数変調信号はＰＬＬ変調部からの出力信号とし
たが、これは、直接変調された送信周波数変調信号であ
っても、中間周波数で変調され混合器を介して変換され
た送信周波数変調信号であってもかまわない。
【００３７】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、外部送信アンテナ使用時の送信切換部の損失に
よる携帯端末機送信増幅器の高出力化を抑え、また、外
部受信アンテナ使用時の受信切換部の損失による受信シ
ステムのＮＦの劣化を小さくでき、さらには外部アダプ
タの肥大化を抑えることができるという長所を有する。
発明は、外部送信アンテナ使用時の送信切換部の損失に
よる携帯端末機送信増幅器の高出力化を抑え、また、外
部受信アンテナ使用時の受信切換部の損失による受信シ
ステムのＮＦの劣化を小さくでき、さらには外部アダプ
タの肥大化を抑えることができるという長所を有する。
【図１】本発明の第１の実施の形態の携帯端末機および
携帯端末機用外部アダプタのブロック図である。
携帯端末機用外部アダプタのブロック図である。
【図２】同第１の実施の形態の携帯端末機および携帯端
末機用外部アダプタの設置例を示す外観図である。
末機用外部アダプタの設置例を示す外観図である。
【図３】本発明の受信システムＮＦレベルダイヤを表す
図である。
図である。
【図４】本発明の第２の実施の形態の携帯端末機および
携帯端末機用外部アダプタのブロック図である。
携帯端末機用外部アダプタのブロック図である。
【図５】同第２の実施の形態における共用器のブロック
図である。
図である。
【図６】従来の携帯端末機のブロック図である。
【図７】従来の携帯端末機および携帯端末機用外部アダ
プタのブロック図である。
プタのブロック図である。
１０１、２０１、３０１、４０１、６０１、７０１ 携
帯端末機 １０２、４０２ ＰＬＬ変調部 １０３、４０３、６０２ 携帯端末機送信増幅器 １０４、６０３ 携帯端末機送信フィルタ １０５、６０４ 携帯端末機送信アンテナ １０６、３０６、６０５ 携帯端末機受信アンテナ １０７、３０５、６０６ 携帯端末機受信フィルタ １０８、３０４、４０６、６０７ 携帯端末機受信増幅
器 １０９、４０７、６０８ 送信切換部 １１０、３０２、４０８、６１０ 受信切換部 １１１、３０３、４０９ 復調部 １１２、３０７、４１０ 携帯端末機用外部アダプタ １１３、４１１ 送信増幅器 １１４、５０１，５０４ 送信フィルタ １１５、２０３、４１２ 送信増幅部 １１６、３１０、５０２，５０５受信フィルタ １１７、３０９、４１４ 受信増幅器 １１８、２０６、４１５ 受信増幅部 １１９、２０４、６０９ 外部送信アンテナ １２０、２０５、３１１、６１１外部受信アンテナ １２１，４１７、２０２、３０８ ケーブル ２０７ 携帯端末機外の外部電源 ２０８ 検出部 ４０４ 携帯端末機共用器 ４０５ 携帯端末機送受信アンテナ ４１３、５０３、５０７ 共用器 ４１６ 外部送受信アンテナ ５０６ 送受切換スイッチ ７０２ 変調部 ７０３ 中間周波数リレー ７０４ 中間周波数信号線 ７０５ 同軸ケーブル ７０６ 車載ブースター ７０７ 電圧制御発信機 ７０８ 送信混合器 ７０９ 受信混合器 ７１０ 復調部
帯端末機 １０２、４０２ ＰＬＬ変調部 １０３、４０３、６０２ 携帯端末機送信増幅器 １０４、６０３ 携帯端末機送信フィルタ １０５、６０４ 携帯端末機送信アンテナ １０６、３０６、６０５ 携帯端末機受信アンテナ １０７、３０５、６０６ 携帯端末機受信フィルタ １０８、３０４、４０６、６０７ 携帯端末機受信増幅
器 １０９、４０７、６０８ 送信切換部 １１０、３０２、４０８、６１０ 受信切換部 １１１、３０３、４０９ 復調部 １１２、３０７、４１０ 携帯端末機用外部アダプタ １１３、４１１ 送信増幅器 １１４、５０１，５０４ 送信フィルタ １１５、２０３、４１２ 送信増幅部 １１６、３１０、５０２，５０５受信フィルタ １１７、３０９、４１４ 受信増幅器 １１８、２０６、４１５ 受信増幅部 １１９、２０４、６０９ 外部送信アンテナ １２０、２０５、３１１、６１１外部受信アンテナ １２１，４１７、２０２、３０８ ケーブル ２０７ 携帯端末機外の外部電源 ２０８ 検出部 ４０４ 携帯端末機共用器 ４０５ 携帯端末機送受信アンテナ ４１３、５０３、５０７ 共用器 ４１６ 外部送受信アンテナ ５０６ 送受切換スイッチ ７０２ 変調部 ７０３ 中間周波数リレー ７０４ 中間周波数信号線 ７０５ 同軸ケーブル ７０６ 車載ブースター ７０７ 電圧制御発信機 ７０８ 送信混合器 ７０９ 受信混合器 ７１０ 復調部
フロントページの続き (72)発明者 小杉 裕昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 ▲たか▼橋 憲一 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目３番１ 号 松下通信工業株式会社内
Claims (16)
- 【請求項１】 送信信号を増幅するための携帯端末機送
信増幅器及び、その携帯端末機送信増幅器の入力側に設
けられ、前記送信信号の出力先を外部の機器にするか前
記携帯端末機送信増幅器にするかを切り換える送信切換
部を有する送信部と、受信信号を増幅する携帯端末機受
信増幅器及び、その携帯端末機受信増幅器の出力側に設
けられ、前記増幅された受信信号と外部から入力された
受信信号とを切り換える受信切換部を有する受信部とを
備えたことを特徴とする携帯端末機。 - 【請求項２】 請求項１の前記携帯端末機の前記送信切
換部から外部へ出力された送信信号を増幅する送信増幅
器及び、前記増幅された送信信号を通過させる送信フィ
ルタを有する送信増幅部と、その送信増幅部から出力さ
れる信号を送信する外部送信アンテナと、外部受信アン
テナと、その外部受信アンテナにより受信された受信信
号を増幅する受信増幅器及び、前記増幅された受信信号
を通過させて前記携帯端末機の前記受信切換部に入力す
る受信フィルタを有する受信増幅部とを備えたことを特
徴とする携帯端末機用外部アダプタ。 - 【請求項３】 請求項１の前記携帯端末機と、請求項２
の携帯端末機用外部アダプタとを備え、前記携帯端末機
の前記送信切換部が前記携帯端末機用外部アダプタの前
記送信増幅器の入力に接続され、前記携帯端末機の前記
受信切換部が前記携帯端末機用外部アダプタの前記受信
増幅器の出力に接続されていることを特徴とする携帯端
末装置。 - 【請求項４】 前記送信信号は変調された送信周波数帯
の信号であり、前記受信信号は変調された受信周波数帯
の信号であることを特徴とする請求項１に記載の携帯端
末機。 - 【請求項５】 前記送信信号はフェーズロックドループ
変調方式により変調された送信周波数帯の信号であるこ
とを特徴とする請求項４に記載の携帯端末機。 - 【請求項６】 前記送信信号は変調された送信周波数帯
の信号であり、前記受信信号は変調された受信周波数帯
の信号であることを特徴とする請求項２に記載の携帯端
末機用外部アダプタ。 - 【請求項７】 前記送信信号はフェーズロックドループ
変調方式により変調された送信周波数帯の信号であるこ
とを特徴とする請求項６に記載の携帯端末機用外部アダ
プタ。 - 【請求項８】 前記送信信号は変調された送信周波数帯
の信号であり、前記受信信号は変調された受信周波数帯
の信号であることを特徴とする請求項３に記載の携帯端
末装置。 - 【請求項９】 前記送信信号はフェーズロックドループ
変調方式により変調された送信周波数帯の信号であるこ
とを特徴とする請求項８に記載の携帯端末装置。 - 【請求項１０】 前記送信増幅部は屋内に配置され、そ
の出力はケーブルにより屋外に配置された前記外部送信
アンテナと接続され、さらに、前記受信増幅部は前記外
部受信アンテナ近傍に配置され、その出力はケーブルに
より前記携帯端末機に接続されていることを特徴とする
請求項３、８、または９に記載の携帯端末装置。 - 【請求項１１】 請求項１の前記携帯端末機の前記送信
切換部から外部へ出力された送信信号を増幅する送信増
幅部と、受信信号を増幅し、その増幅した信号を前記携
帯端末機の前記受信切換部に出力する受信増幅器及び、
前記送信増幅部の出力及び前記受信増幅器の入力が接続
された共用器を有する受信増幅部と、前記共用器に接続
された外部送受信アンテナとを備えたことを特徴とする
携帯端末機用外部アダプタ。 - 【請求項１２】 請求項１の前記携帯端末機と、その携
帯端末機の前記送信切換部から外部へ出力された送信信
号を増幅する送信増幅部と、受信信号を増幅し、その増
幅した信号を前記携帯端末機の前記受信切換部に出力す
る受信増幅器及び、前記送信増幅部の出力及び前記受信
増幅器の入力が接続された共用器を有する受信増幅部
と、前記共用器に接続された外部送受信アンテナとを備
えたことを特徴とする携帯端末装置。 - 【請求項１３】 前記送信増幅部は屋内に配置され、そ
の出力はケーブルにより屋外に配置された前記外部送受
信アンテナ近傍に配置された前記受信増幅部の前記共用
器に接続され、前記受信増幅部の前記受信増幅器の出力
はケーブルにより前記携帯端末機の受信切換部に接続さ
れていることを特徴とする請求項１２に記載の携帯端末
装置。 - 【請求項１４】 前記携帯端末機は携帯端末機用外部ア
ダプタが接続されたことを検出する外部アダプタ検出部
を有し、前記送信増幅部及び／又は前記受信増幅部が、
前記携帯端末機とは別の外部電源により動作するもので
あって、前記外部アダプタ検出部が前記携帯端末機用外
部アダプタが接続されたことを検出した場合は、前記携
帯端末機送信増幅器及び携帯端末機受信増幅器への電源
供給を停止することを特徴とする請求項１０、または１
３に記載の携帯端末装置。 - 【請求項１５】 前記受信増幅部への電源供給は、受信
信号用ケーブルを用いて行われることを特徴とする請求
項１４に記載の携帯端末装置。 - 【請求項１６】 前記外部電源は、前記携帯端末機を動
作させるとともに、前記携帯端末機の内部電源を充電す
る機能を有することを特徴とする請求項１５に記載の携
帯端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10274053A JPH11186932A (ja) | 1997-09-29 | 1998-09-28 | 携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタと携帯端末装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-264548 | 1997-09-29 | ||
| JP26454897 | 1997-09-29 | ||
| JP10274053A JPH11186932A (ja) | 1997-09-29 | 1998-09-28 | 携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタと携帯端末装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11186932A true JPH11186932A (ja) | 1999-07-09 |
Family
ID=26546559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10274053A Pending JPH11186932A (ja) | 1997-09-29 | 1998-09-28 | 携帯端末機および携帯端末機用外部アダプタと携帯端末装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11186932A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7088954B2 (en) | 2000-03-30 | 2006-08-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wireless communication device |
| KR100772159B1 (ko) | 2003-09-29 | 2007-10-31 | 노키아 코포레이션 | 확장 장치 |
| JP2022535016A (ja) * | 2019-06-04 | 2022-08-04 | ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド | 時分割デュプレックスアンテナ装置 |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP10274053A patent/JPH11186932A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7088954B2 (en) | 2000-03-30 | 2006-08-08 | Sharp Kabushiki Kaisha | Wireless communication device |
| KR100772159B1 (ko) | 2003-09-29 | 2007-10-31 | 노키아 코포레이션 | 확장 장치 |
| JP2022535016A (ja) * | 2019-06-04 | 2022-08-04 | ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド | 時分割デュプレックスアンテナ装置 |
| US11936417B2 (en) | 2019-06-04 | 2024-03-19 | Kmw Inc. | Time-division duplex antenna apparatus |
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