JPH0495417A - 車両用受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は車両用受信装置に係り、特にアンテナが強入力
電波を受信した場合の希望波の歪みを抑えることができ
るようにした車両用受信装置に関する。

（従来の技術） 一般に車両には、例えば特開昭６１−１５４０３号公報
に記載されているように、アンテナ、広帯域アンプおよ
びチューナ等からなる受信装置が設けられており、車室
外のアンテナから受信した放送波を広帯域アンプにより
増幅し、これをチューナで同調させることによってスピ
ーカを介して車室内で放送が聞けるようになっている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、上記のような受信装置により希望する放送波
を受信していて、車両が例えば送信所の近くを通過した
場合などにおいてアンテナが強入力電波を受信すると、
広帯域アンプが歪んで希望波が抑圧され、例えば強力な
妨害波が２波人カされることによりスプリアスが発生し
てそれが希望波にかぶさって希望波に悪影響を与え、希
望する放送が聞けなくなるという問題があった。

本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、強
入力電波を受信した場合の希望波の企みを抑えることの
できる車両用受信装置を得ることを目的とする。

（課題を解決するための手段） 本発明に係る車両用受信装置は、アンテナと該アンテナ
に接続された広帯域アンプとを有するアンテナ装置と、
前記アンテナ装置に接続されるチューナとを備えた車両
用受信装置において、アンテナからアンプをバイパスし
てチューナに接続されるバイパス回路と、入力された電
波のしｌ＼ルを検出する入力電波レベル検出手段と、該
入ツノ電波レベル検出手段により所定レベル以上の電波
の入力が検出されたとき、バイパス回路を通してアンテ
ナとチューナとを接続するよう回路を切替える切替手段
とを備えたことを特徴としており、この構成によって上
記課題を解決した。

（作用） 本発明によれば、入力された電波のレベルを検出スル入
力電波レベル検出手段により所定レベル以上の電波の入
力が検出されると、アンプをバイパスするバイパス回路
を通してアンテナとチューナとを直接接続するように切
替えられる。それにより、強入力の妨害波による希望波
の歪みを防くことができる。

（実施例） 以下、実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る車両用受信装置の回路
構成図である。

この実施例においては、アンテナ１と広帯域アンプ２と
か一体に接続されてアンテナ装置３が構成されている。

上記アンテナ１と広帯域アップ２との間および広帯域ア
ンプ２の出力側には同軸コート４が配され、広帯域アン
プ２の出力側の同軸コート４の端部にはチューナ（図示
せず。）側の雌型コネクタに接続される雄型コネクタ５
か設けられている。また、広帯域アンプ２の出力側の同
軸コート４の途中には、該同軸コート４を通るチクナへ
の入力電波を導通もしくは遮断する第１切替スイツチ６
か設けられている。そして、Ｌ記聞軸コード４の広帯域
アンプ２と第１切替スイツチ６との間に第１分岐コード
７か接続され、この第１分岐コート７には入力電波のレ
ベルを検出する入力電波レベル検出回路８および切替回
路９が設けられている。ここで、切替回路９は、上記第
１切替スイツチ６と後述の第２切替スイツチ１１とを同
時に作動させるように各切替スイッチ６１１と接続され
ている。

また、アンテナｌと広帯域アンプ２との間の同軸コード
４には第２分岐コード１０の一端が接続され、この第２
分岐コー１”　Ｉ　Ｏの他端は広帯域アンプ２および第
１切替スイツチ６をバイパスして広帯域アンプ２出力側
の同軸コード４に接続されている。また、この第１分岐
コート７ｏの途中には第２切替スイツチ１１が設けられ
ている。これら二つの切替スイッチ６．１１は、一方の
切替スイッチが開作動されたとき他方の切替スイッチが
閉作動されるように切替回路９によって操作される。

以上のような構成からなる受信装置は次のように作動す
る。

まず、通常時には、第１切替スイツチ６は閉状態にあり
、第２切替スイツチ１１は開状態にある。

そのため、アンテナｌによって受信された電波は広帯域
アンプ２で増幅され、同軸コード４を介してチューナへ
送信される。

一方、車両か例えば送信所の近くを走行してアンテナ１
か強入力電波を受信したような場合には、その入力電波
レベルが所定レベルに達したことが入力電波レベル検出
回路８により検出される。そうすると、その検出信号が
入力電波レベル検出回路８から切替回路９に送られ、そ
れにより切替回路９は各切替スイッチ６．１１を切替え
操作して、第１切替スイツチ６を開作動、第２切替スイ
ツチ１１を閉作動させる。そのため、入力電波は広帯域
アンプ２をバイパスし第２分岐コート１０を経由してチ
ューナへ送られる。

以上のようにこの実施例においては、強入力の妨害波を
受信した場合には広帯域アンプ２を通さずにアンテナ１
とチューナとが直接接続されるので、妨害波による希望
波の歪みを防止することができる。

第２図は本発明の他の実施例の回路構成図である。この
実施例において先の実施例と共通する構成については図
に同一符号を付すに留めて詳細な説明は省略し、以下、
この実施例に特有な構成および作用を中心に説明する。

この実施例においては、先の実施例のアンテナ装置３に
おける第１分岐コード７および入力電波レベル検出回路
８を廃する形でアンテナ装置３を構成し、このアンテナ
装置３°に接続されるチューナ１２と切替回路９とをコ
ード１３で接続し、チューナ１２からの希望波のＳメー
タ（信号強度計）出力を切替回路９に入力するようにし
ている。

この実施例によれば、チューナ１２のＳメータ出力によ
って希望波の電界レベルが検出される。

そして、この電界レベルが所定値に達すると、切替回路
９により第１切替スイツチ６および第２切替スイツチ１
１か切替え操作され、それにより入力電波が広帯域アン
プ２をバイパスしてチューナ１２に直接送られる。

以上のようにこの実施例においては、希望波が所定のレ
ベルに達すると広帯域アンプ２を通さずにアンテナＩと
チューナ１２とか直接接続されるので、先の実施例と同
様、妨害波による希望波の歪みを防止することができる
。

なお、上記各実施例においては、入力電波レベルか所定
レベル以上になったとき、広帯域アンプをバイパスして
アンテナとチューナとを直接接続するようにしているの
で、希望波そのもののゲインも小さくなるか、もともと
広帯域アンプそのものは弱電界の場所で必要となるもの
で、上記のような強入力電波を受信するような例えば送
信所の近くでは、上記のようにゲインが小さくなっても
希望波の受信に支障は生じない。

（発明の効果） 本発明は以上のように構成されているので、強入力電波
の入力時にはアンプをバイパスしてアンテナからチュー
ナに電波を直接送ることで、強入力妨害波による希望波
の歪みを抑えることかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る車両用受信装置の回路
構成図、第２図は本発明の他の実施例の回路構成図であ
る。 ｌ　アンテナ、２：広帯域アンプ、３．３アンテナ装置
、６　第１切替スイツチ、８．入力電波レベル検出回路
、９：切替回路、１０　　第２分岐コード、ＩＩ　・第
２切替スイツチ、１２　チューナ。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アンテナと該アンテナに接続された広帯域アンプ
   とを有するアンテナ装置と、前記アンテナ装置に接続さ
   れるチューナとを備えた車両用受信装置において、前記
   アンテナから前記アンプをバイパスして前記チューナに
   接続されるバイパス回路と、入力された電波のレベルを
   検出する入力電波レベル検出手段と、該入力電波レベル
   検出手段により所定レベル以上の電波の入力が検出され
   たとき、前記バイパス回路を通して前記アンテナと前記
   チューナとを接続するよう回路を切替える切替手段とを
   備えたことを特徴とする車両用受信装置。