JPH0661776B2 - 回転成型における中空体に対する管状支柱連結方法 - Google Patents

回転成型における中空体に対する管状支柱連結方法

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JPH0661776B2
JPH0661776B2 JP3181600A JP18160091A JPH0661776B2 JP H0661776 B2 JPH0661776 B2 JP H0661776B2 JP 3181600 A JP3181600 A JP 3181600A JP 18160091 A JP18160091 A JP 18160091A JP H0661776 B2 JPH0661776 B2 JP H0661776B2
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synthetic resin
hollow body
rotational molding
tubular
molding die
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Inventor
豊秋 唐木田
Original Assignee
八峰産業株式会社
唐木田産業株式会社
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、中空体内部に配設さ
れる支柱となるべき管体の中空体との接触面の受熱面積
を大にし、従来困難視されていた中空体成型時の支柱の
連結を可能にした回転成型における中空体に対する管状
支柱連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばブイ(浮標)は従来から合成樹脂
で成型することが行われており、このために合成樹脂で
成型する場合にあっては、その形状から見ても回転成型
で成型することに適しているため、ほとんどが回転成型
によって形成されている。またブイに限らず、例えば浮
桟橋の如きも、合成樹脂製の大きな箱状の中空体に回転
成型で形成されるに及んでいる。
【0003】ところでこのような海洋に使用される中空
体にあっては、波浪等の外圧をまともに受ける結果とな
り、これは外圧の都度、中空体を変形せしめるため、こ
れを可及的に防止することを企図して、厳密な意味での
中空体ではなく、内部に発泡合成樹脂を中子的に収納し
た半中空体とも言うべき状態に形成されているのであ
る。
【0004】しかし内部に発泡合成樹脂を収納した状態
に成型することは、その成型技術を複雑にするのみなら
ず、材料的にも多くを要することになるため、本発明者
は先に図6に及び図7に示すように、中空体aの内部に
管状支柱bを配設することによって、外圧に絶え得る構
造のものを試作した。その際の成型方法は以下の通りで
あった。
【0005】すなわち金属製の管体cを、両切り状に形
成した合成樹脂製の管状支柱b内に挿通せしめ、回転成
型用型d内の横断方向にセットし、その後中空体aを成
型するための合成樹脂粉末材料を型d内に投入し、通常
の回転成型によって中空体aの成型と合成樹脂製の管状
支柱bの接着連結を同時に行ったのであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この結果、成型後の状
態を調べると、中空体a自体は良好に成型されていた
が、この中空体aの内部に対する合成樹脂製の管状支柱
bの接着は、部分的には接着されてはいるものの、その
接着部分に気泡(巣)が発生してピンホールの原因にな
ったり、不完全な接着である等、小さな外圧で剥脱する
ものが大部分であり、実用には到底供し得ないものとな
っていたのである。
【0007】そこでこの原因についてさらに検討したと
ころ、合成樹脂製のパイプを両切り状に切断して予め形
成した管状支柱bの長さが、回転成型用型dの内径長さ
に切断されていると、中空体aの成型時に前記管状支柱
bが熱膨張して伸び、本来ならば全体に座屈を起こして
伸びた長さを吸収することになるところ、この管状支柱
bを、回転成型用型dに固定するために、前記管状支柱
bの内部に金属製の管体cが挿通してあるため、伸びた
管状支柱bの両端が回転成型用型d内面に強く押し付け
られることになる。すると、この回転成型用型dに接し
ている管状支柱bの両端のみが過熱状となり、これが気
泡発生の原因となっていたのであった。また逆に管状支
柱bの長さを短く形成した場合は、管状支柱bの両端と
回転成型用型dとの間に空隙が生じ、回転成型用型dか
らの熱伝導が少なく、前記端部が軟化しないまま、中空
体aの肉厚内に埋もれた状態で接着されてしまい、これ
また剥脱の現象を起こしているのである。
【0008】このように相反する原因によって生じた異
なった不具合を解決するためには、管状支柱bを予め最
適の長さに形成しておけばよいのであるが、仮に最適の
長さと思われる長さに形成しておいても、回転成型用型
d及び金属製の管体cの温度や雰囲気が毎回微妙に変化
するため、それに適合させることは品質管理、生産管理
の面からみて著しく困難なことでもある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明に係る回
転成型における中空体に対する管状支柱連結方法は前記
の課題を解決するために、回転成型用型内部を横断する
長さを有し、両端をラッパ状に拡開せしめて予め形成し
た合成樹脂製の管状支柱の内部に、金属製の管体を挿通
した状態で前記回転成型用型内に配設し、この型内に中
空体成型用粉末合成樹脂材料を投入し、もって加熱しな
がら回転成型することによって、前記合成樹脂製の管状
支柱の両端が中空体成型時における加熱によって軟化せ
しめるとともに、熱膨張によって伸びる場合、ラッパ状
に拡開している端部が回転成型用型の内面に馴染みなが
ら変形され、中空体の肉厚内に潜り込むように溶け込
み、もって中空体に連結するようにしたものである。
【0010】
【実施例】次のこの発明に係る回転成型における中空体
に対する管状支柱連結方法の一実施例を図1乃至図5に
基づいて述べると、1は合成樹脂製の中空体2を形成す
るための回転成型用型であり、本実施例においては、こ
の回転成型用型1は球形のブイを形成するためのものと
する。
【0011】3は両端を外方に向けてラッパ状に拡開せ
しめて予め形成しておいた合成樹脂製の管状支柱であ
り、その状態における長さは前記回転成型用型1内部を
横断する長さのものとする。
【0012】4は複数のガス抜き孔5を形成した金属製
の管体であり、この金属製の管体4は前記回転成型用型
1の内部に設置した後、これを外部から抜き出すことが
できるものとする。すなわち回転成型用型1に孔を穿設
しておき、この孔から金属製の管体4の両端が飛出する
ように配設固定するのである。またこの金属製の管体4
の直径は、前記合成樹脂製の管状支柱3の内径以下のも
のであればよい。
【0013】また前記合成樹脂製の管状支柱3及び中空
体2の材質については、例えばポリエチレンとするが、
熱可塑性合成樹脂であれば特にこれに限るものではな
い。
【0014】
【作用】しかして、合成樹脂製の管状支柱3内に金属製
の管体4を挿通する。そしてこの状態で金属製の管体4
とともに回転成型用型1の内部にセットするが、この場
合、金属製の管体4の両端が回転成型用型1の外部に飛
出せしめて、ボルト等で固定する。
【0015】次に回転成型用型1の内部に、中空体2を
成型するための合成樹脂粉末材料を一定量投入する。そ
の後は通常の回転成型の技法によって中空体2を成型す
るのであるが、合成樹脂製の管状支柱3のラッパ状に拡
開された両端が回転成型用型1の内面に密着されること
になるので、加熱によって合成樹脂製の管状支柱3の両
端部及びその近傍は、溶融されつつ、若干膨張する傾向
を示す。このように膨張することによって管状支柱3は
長手方向にも伸びることになるが、伸びたとしてもその
端部がラッパ状に拡開しているために、回転成型用型1
の内面に馴染みながら変形し、その結果、受熱面積も広
くなるのである。
【0016】そして回転成型用型1内に投入した材料の
加熱による溶融化とともに、合成樹脂製の管状支柱3の
前記両端部分の周囲を被覆しつつ、また一部は混合しつ
つ、一体化することになる。
【0017】また回転成型用型1を加熱することによっ
て金属製の管体4にも熱伝導し、これによって合成樹脂
製の管状支柱3からガスが発生するが、このガスは金属
製の管体4に形成したガス抜き孔5からやがて回転成型
用型1の外部に放出されることになる。
【0018】いずれにしても中空体2を成型すること及
びこの成型の過程で中空体2の肉厚内に合成樹脂製の管
状支柱3の端部を溶融連結することが同時に行われるこ
とになる。またこれによって成型した後における合成樹
脂製の管状支柱3の端部には気泡の発生が認められず、
強固に連結されていた。
【0019】尚、脱型に際しては、回転成型用型1から
金属製の管体4を抜き出し、その後は、回転成型用型1
を分解し中空体2(成型品)を取り出せばよいのであ
る。
【0020】
【発明の効果】前記のようにこの発明に係る回転成型に
おける中空体に対する管状支柱連結方法によれば、回転
成型用型内部を横断する長さを有し、両端をラッパ状に
拡開せしめて予め形成した合成樹脂製の管状支柱の内部
に、金属製の管体を挿通した状態で前記回転成型用型内
に配設し、この型内に中空体成型用粉末合成樹脂材料を
投入し、もって加熱しながら回転成型することによっ
て、前記合成樹脂製の管状支柱の両端が中空体成型時に
おける加熱によって軟化せしめるとともに、熱膨張によ
って伸びる場合、ラッパ状に拡開している端部が回転成
型用型の内面に馴染みながら変形され、中空体の肉厚内
に潜り込むように溶け込み、もって中空体に連結するこ
とができるという効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転成型用型内に合成樹脂製の管状支柱を、金
属製の管体によってセットした状態を示す断面図であ
る。
【図2】図1の状態から中空体を成型した状態を示す断
面図である。
【図3】合成樹脂製の管状支柱の斜視図である。
【図4】金属製の管体の斜視図である。
【図5】成型後の中空体の断面図である。
【図6】従来例によって回転成型用型内に合成樹脂製の
管状支柱をセットした状態を示す断面図である。
【図7】従来例に用いられていた合成樹脂製の管状支柱
の斜視図である。
【符号の説明】
1 回転成型用型 2 中空体 3 合成樹脂製の管状支柱 4 金属製の管体 5 ガス抜き孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転成型用型内部を横断する長さを有
    し、両端をラッパ状に拡開せしめて予め形成した合成樹
    脂製の管状支柱の内部に、金属製の管体を挿通した状態
    で前記回転成型用型内に配設し、この型内に中空体成型
    用粉末合成樹脂材料を投入し、もって加熱しながら回転
    成型することによって、前記合成樹脂製の管状支柱端部
    を中空体内面に溶融連結することを特徴とする回転成型
    における中空体に対する管状支柱連結方法。
  2. 【請求項2】 合成樹脂をポリエチレンとした請求項1
    記載の回転成型における中空体に対する管状支柱連結方
    法。
JP3181600A 1991-06-27 1991-06-27 回転成型における中空体に対する管状支柱連結方法 Expired - Lifetime JPH0661776B2 (ja)

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JPH054239A JPH054239A (ja) 1993-01-14
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