JPH066175Y2 - オイルパン - Google Patents

オイルパン

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JPH066175Y2
JPH066175Y2 JP1984192902U JP19290284U JPH066175Y2 JP H066175 Y2 JPH066175 Y2 JP H066175Y2 JP 1984192902 U JP1984192902 U JP 1984192902U JP 19290284 U JP19290284 U JP 19290284U JP H066175 Y2 JPH066175 Y2 JP H066175Y2
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JP
Japan
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drain pipe
bottom plate
hole
oil pan
drain
Prior art date
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JP1984192902U
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English (en)
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JPS61107910U (ja
Inventor
三哉 八木
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は新規なオイルパンに係り、特にオイルパン底部
に設けられるドレン排出部におけるドレン排出通路のド
レンプラグの脱着を良好と成す構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関等に用いられるオイルパンには、その母材とし
て制振鋼板を用いて一体成型されているものがある。こ
の種のオイルパンにおいて、その底部にドレン排出用の
孔を設けるに際し、従来、第14図及び第15図に示す
構造のもの(実願昭58−185394号(実開昭60
−92749号参照)中に記載)が創案されるに至って
いる。
これによると、オイルパン本体の底板5に貫通孔6を設
け、この貫通孔6に、挿入側開口周縁部23を覆う環状
のフランジ部14を備えたドレン管2を挿入し、このド
レン管2の挿入端部18に、これより反対側開口周縁部
24を覆って上記フランジ部14とによって貫通孔6の
上記開口周縁部23,24を表裏より挟圧する締付部材
であるナット7を設けると共に、上記ドレン管2にこれ
を開閉するためのドレンプラグ9を設けることにより構
成されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のものにあっては次のような問
題があった。
それは、ドレンプラグ9の脱着時において、このプラグ
9の回転力を受けてドレン管2自体がそれに取付けられ
ているナット7と共に共回りしてしまうという点であ
る。こうなってしまうと、ドレンプラグ9をドレン管に
完全に螺合させることができず密閉性が悪くなり、ドレ
ン漏れを起す虞れもでてくる。また、場合によっては、
エンジンの振動等によりドレンプラグ9そのものが外れ
落ちてしまう虞れもあり好ましくない。
また、ドレン管を第10図のように形成することが考え
られる。
このドレン管2の外周に形成されたねじ部3の基端部に
略三角形状の回転規制部1が設けられている。一方、第
12図に示すようにオイルパン4の底板5には上記回転
規制部1をその外形と合致して嵌合させるための貫通孔
6を形成する。そして、第11図に示すようにこの貫通
孔6に上記ドレン管2を底板5の外側から挿入して嵌合
させる。その後、底板5内側より締付部材であるナット
7をドレン管2の外周に形成されているねじ部3に螺合
させて締付ける。
従って、これによりドレン管2にオイルパンの底板5の
外側からドレン排出通路8の開閉用栓部材であるドレン
プラグ9を取付けるに際し、上記回転規制部1と上記貫
通孔6との嵌合によりドレン管2の回転が規制され、ド
レン管2とナット7とが共回りをしてしまうのを防止す
ることができる。
しかしながら、この例によると第13図に示すように、
回転規制部1の外形10と貫通孔6の開孔形11には寸
法公差が有り、それによるがたつきが生じやすく、その
分だけドレン管2が回転してしまうという問題がある。
本考案は上記問題を有効に解決するために創案されたも
のであって、その目的は、オイルパンの底板に設けられ
るドレン排出のための通路を開閉するドレンプラグを、
オイルパンの底板に脱着するに際し、このドレンプラグ
とねじ結合するドレン管がこのドレンプラグと共回りす
るのを防止するとともに、ドレン管に設けられた回転規
制部の外形とオイルパンの底板に形成された貫通孔の開
孔形との寸法公差によるがたつきやドレン管の回転を防
止し得る構造のオイルパンを提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案のオイルパンは、制
振鋼板製のオイルパンの底板に非円形の貫通孔を形成
し、上記貫通孔に、一端にフランジ部を形成し、これに
隣接して前記貫通孔と同形のテーパ付回転規制部を設け
たドレン管を圧入して前記回転規制部により固定すると
共に、前記ドレン管の軸部の前記回転規制部よりも挿入
端側に、締付用ナットを螺着させ、前記フランジ部との
間で前記底板を挾むようにして該底板に前記ドレン管を
固定し、該ドレン管にドレンプラグをねじ結合したこと
を特徴とするものである。
〔作用〕
ドレンプラグをオイルパンの底板に脱着するに際し、こ
のドレンプラグとねじ結合するドレン管が上記ドレンプ
ラグと共回りするのが防止される。
また、上記ドレン管に設けられた回転規制部の外形とオ
イルパンの底板に形成された貫通孔の開孔形との寸法公
差によるがたつきやドレン管の回転が防止される。
さらに、ドレン管はテーパ部により貫通孔に徐々に圧入
されていくため、オイルパンの底板の著しいめくりが防
止されるとともに、めくりによって生ずる底板の割れの
発生も防止される。
〔実施例〕
以下、本考案のオイルパンの第一の実施例を、第1図乃
至第6図について説明する。
本実施例に係るドレン管は第2図に示すように形成され
る。上記実施例との相違は、回転規制部1の上面周縁部
12を切欠いてテーパ部13を形成した点にある。一
方、第3図に示すように、オイルパンの底板5に形成さ
れる楕円あるいは多角形等の非円形の貫通孔6の孔径C
は、テーパ部13の内径A、外径Bに対し、 A<C<B となるよう形成する。また、オイルパンの底板5の厚さ
をtとし、ドレン管2に形成されているフランジ部1
4の上面15からテーパ部13の下側周縁16までの高
さをhとしたとき、 t<h の関係を有するようそれぞれを形成する。
そして第4図に示すように、貫通孔6にドレン管2を底
板5の外側より圧入する。
このとき、ドレン管2は、テーパ部13により貫通孔6
に徐々に圧入されていくため、底板5の著しいめくりが
防止されるとともに、めくりによって生ずる底板5の割
れの発生も防止される。
次に、第5図に示すように座金17をドレン管2の挿入
端部18より嵌入する。この座金17は、第6図にも示
すように形成されその厚さt、回転規制部1の厚さを
、底板5の厚さをtとしたとき、 t+t>h となるように形成する。つまり、回転規制部1の上面1
9よりも座金17の上面20の方がΔt(Δt>0)だ
け高くなるよう構成する。
次に第1図に示すように、締付部材であるナット7をド
レン管2の外周に形成されているねじ部3に螺合させて
締付ける。こうしてドレン管2は、そのフランジ部14
とナット7により座金17を介して底板5を挟持するこ
とにより底板5に固定される。尚、上述したように回転
規制部1は、その外径より小さい孔径の貫通孔6に圧入
して固定されるため、上記第10図から第13図におけ
る例のように、がたつきは起らない。
従って、ドレン管2にオイルパンの底板5の外側からド
レン排出通路8の開閉用栓部材であるドレンプラグ9を
取付けるに際し、回転規制部1と貫通孔6との嵌合によ
りドレン管2の回転が規制され、ドレン管2とナット7
とが共回りしてしまうのを防止することができる。ま
た、この回転規制部の外形は、その平断面が円形でなけ
れば、本実施例にとらわれることなく自由に選択してよ
い。
以上が本考案の第一実施例の詳細であるが、本考案のオ
イルパンは、第7図に示すように、ドレン排出通路8の
開閉用栓部材に袋ナット20を用いたものにも採用し得
る。
尚、本考案の実施においては、通常では問題とならない
程度ではあるが重量の増加があるため、それを解決する
には、第8図に示すようにドレンプラグ9にその先端部
から軸心に沿って中空室21を設けたり、第9図に示す
ように座金17に放射状の溝22を設けること等により
軽量化を計ればよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案のオイルパンは、制振鋼板製のオ
イルパンの底板に非円形の貫通孔を形成し、上記貫通孔
に、一端にフランジ部を形成し、これに隣接して前記貫
通孔と同形のテーパ付回転規制部を設けたドレン管を圧
入して前記回転規制部により固定すると共に、前記ドレ
ン管の軸部の前記回転規制部よりも挿入端側に、締付用
ナットを螺着させ、前記フランジ部との間で前記底板を
挾むようにして該底板に前記ドレン管を固定し、該ドレ
ン管にドレンプラグをねじ結合したことを特徴とするの
で、ドレンプラグをオイルパンの底板に脱着するに際
し、このドレンプラグとねじ結合するドレン管がこのド
レンプラグと共回りするのが防止されるとともに、ドレ
ン管に設けられた回転規制部の外形とオイルパンの底板
に形成された貫通孔の開孔形との寸法公差によるがたつ
きやドレン管の回転を防止し得る効果がある。
強い締付軸力により回転規制部材と貫通孔との嵌合を健
全に維持させることができ、耐久成形の向上が達成され
る。
また、ドレン管はテーパ部により貫通孔に徐々に圧入さ
れていくため、オイルパンの底板の著しいめくりが防止
されるとともに、めくりによって生ずる底板の割れの発
生も防止される効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオイルパンの底板に設けられるド
レン排出部の構造の一実施例を示す側断面図、第2図は
第1図のドレン管を示す斜視図、第3図〜第5図は本実
施例の組立工程を示す側断面図、第6図は本実施例に用
いられる座金を示す斜視図、第7図は本考案の他の実施
例を示す側断面図、第8図は重量の軽減を計ったドレン
プラグを示す側断面図、第9図は重量の軽減を計った座
金を示す斜視図、第10図は本考案の改良前に係るドレ
ン管を示す斜視図、第11図はそのドレン管を用いた状
態を示す側断面図、第12図は本考案の改良前に係るオ
イルパンを示す斜視図、第13図は上記考案の改良前に
係るドレン管と貫通孔の嵌合状態を示す平断面図、第1
4図は従来のドレン排出部の構造を示す側断面図、第1
5図は第14図のドレン管を示す斜視図である。 1……回転規制部、 2……ドレン管、 4……オイルパン、 5……オイルパンの底板、 6……貫通孔、 7……締付用ナット、 8…ドレン排出通路、 9……ドレンプラグ、 13……テーパ部、 14……フランジ部、 17……座金。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】制振鋼板製のオイルパンの底板に非円形の
    貫通孔を形成し、上記貫通孔に、一端にフランジ部を形
    成し、これに隣接して前記貫通孔と同形のテーパ付回転
    規制部を設けたドレン管を圧入して前記回転規制部によ
    り固定すると共に、前記ドレン管の軸部の前記回転規制
    部よりも挿入端側に、締付用ナットを螺着させ、前記フ
    ランジ部との間で前記底板を挾むようにして該底板に前
    記ドレン管を固定し、該ドレン管にドレンプラグをねじ
    結合したことを特徴とするオイルパン。
JP1984192902U 1984-12-21 1984-12-21 オイルパン Expired - Lifetime JPH066175Y2 (ja)

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JP1984192902U JPH066175Y2 (ja) 1984-12-21 1984-12-21 オイルパン

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JPS61107910U JPS61107910U (ja) 1986-07-09
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JPS5634020U (ja) * 1979-08-24 1981-04-03

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JPS61107910U (ja) 1986-07-09

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