JPH0661731A - パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法 - Google Patents

パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法

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Publication number
JPH0661731A
JPH0661731A JP23268492A JP23268492A JPH0661731A JP H0661731 A JPH0661731 A JP H0661731A JP 23268492 A JP23268492 A JP 23268492A JP 23268492 A JP23268492 A JP 23268492A JP H0661731 A JPH0661731 A JP H0661731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support film
vapor
metal
reflecting mirror
antenna
Prior art date
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Pending
Application number
JP23268492A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Watanabe
康二 渡辺
Yukio Oshima
由紀夫 尾島
Akira Arakawa
昌 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
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Priority to EP19920310635 priority patent/EP0543664A3/en
Publication of JPH0661731A publication Critical patent/JPH0661731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蒸着金属層が反射器の役目をするパラボラア
ンテナの反射体を低コストで製造する。 【構成】 合成樹脂の支持フィルム1の片面にシーライ
トプライマー2を部分的に付着したのち、その片面全体
に金属を蒸着し、次いで、水洗してシーライトプライマ
ー2と、その上の蒸着金属3を除去し、その後、支持フ
ィルム1をアンテナ成形用の金型にインサートし、蒸着
金属3の残部が付着した上記支持フィルムの片面に、該
支持フィルムと熱溶着する合成樹脂でアンテナベース6
を一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、反射鏡形パラボラア
ンテナの反射鏡体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パラボラアンテナの反射鏡体の製造方法
として特開昭58−161404号公報が公知である。
上記製造方法は、厚さ0.3〜0.6mmのアルミニウ
ム板を凹状表面と凸状裏面とを有する回転放物面の反射
鏡に成形し、それから反射鏡の全面に直径約1.25m
m以下の小孔を適当に開設し、次いで反射鏡体を成形す
るため、反射鏡の凸状裏面に対応した窪みを有する下部
金型の上記窪みの上に合成樹脂板を置き、その上に反射
鏡を凸状裏面で載せ、更に反射鏡の凹状表面上に別の合
成樹脂板を置き、両合成樹脂板を加熱しながら上記凹状
表面に対応した凸部を有する上部金型を下部金型上に降
下し、これにより両合成樹脂板と、その間に挟まれた反
射鏡を一体化し、反射鏡体とするのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法で
は反射鏡体を加圧成形するための上下金型の他に、アル
ミニウム板を反射鏡に成形するための上下金型と、反射
鏡の全面に小孔を開設するための上下金型とを必要とし
て、設備、加工コストが著しく嵩む。更に、一体化した
二枚の合成樹脂板は、反射鏡に開設された小孔を通じ連
結するが、小孔の大きさはアンテナ特性を低下させない
ために受信波長の1/20以下にする必要があるので、
前述したように直径1.25mm以下程度にするから連
結強度は低く、連結が外れて両合成樹脂板は剥離するこ
とがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み開
発されたのであって、合成樹脂の支持フィルムの片面に
シーライトプライマーを部分的に付着したのち、その片
面全体に金属を蒸着し、次いで、水洗してシーライトプ
ライマーと、その上の蒸着金属を除去し、その後、支持
フィルムをアンテナ成形用の金型にインサートし、蒸着
金属の残部が付着した上記支持フィルムの片面に、該支
持フィルムと熱溶着する合成樹脂でアンテナベースを一
体成形することを特徴とする。
【0005】
【実施例】1は大判の支持フィルムで、材質は衝撃強さ
と、耐熱性が大きな厚さ0.2〜0.3mmのポリカー
ボネートプラスチックフィルムが好ましい。この支持フ
ィルム1の片面1aに、次の金属蒸着工程で金属を蒸着
させない部分にシーライトプライマー2を付着する。シ
ーライトプライマー2は、この実施例では直径1.25
mm以下の円形などの点状にして、支持フィルム1の片
面上に均一に分散するように付着してあるが、このよう
な点状ではなく縦横、又は斜めの格子縞の線模様状に付
着してもよい。この付着は、印刷の技法を使い精密に行
うことができる。
【0006】こうして付着したシーライトプライマー2
が乾燥したら支持フィルムの片面1aにアルミなどの金
属を蒸着し、蒸着金属層3によりフィルムの該片面全体
を被覆し、その後、支持フィルム1を水洗する。この水
洗によってシーライトプライマー2上に付着した蒸着金
属層は剥離し、支持フィルムの片面1aに付着した蒸着
金属層3だけが残る。尚、支持フィルム1は透明でもよ
いが、カラーにし、他の片面1bにメーカー名等の印刷
をしておいてもよい。
【0007】この支持フィルム1を、製造すべきパラボ
ラアンテナの寸法に応じてカットし、反射鏡体を成形す
べき上下の金型4,5にインサートし、金型中に射出し
た合成樹脂でアンテナベース6を成形してアンテナベー
ス6と、インサートした支持フィルム1とを一体化し、
反射鏡体とする。アンテナベース成形の際、支持フィル
ムの他の片面1bを、反射鏡体の凹状表面を形成する下
部金型5の凸部5′に対向させ、蒸着金属層3の残部
と、これが付着した支持フィルムの面1aを射出される
合成樹脂と接触させる。
【0008】アンテナベース6を成形する合成樹脂は、
支持フィルム1と熱溶着する合成樹脂、例えば同質のポ
リカーボネートプラスチックである。これにより、支持
フィルム1の片面1aの、シーライトプライマー、及び
金属蒸着層が除去された露出部分は成形されたアンテナ
ベース6と熱溶着して一体化し、該面1aに付着して残
った金属蒸着膜3は上記一体化部分で回りを囲まれてい
る。尚、成形にはインジェクション等のガスアシストイ
ンジェクション等の成形方法を使用し、射出しながら樹
脂を支持フィルムの片面1aに低圧でプレスしながらア
ンテナベースを成形することが好ましい。又、アンテナ
ベースの周縁部には、一体の厚肉隆起7を設けることで
反射鏡体を補強できる。
【0009】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明は金属薄
板で小孔を有する反射鏡を成形しないので、使用する上
下金型は反射鏡体成形用だけで済み、設備、加工コスト
が低い。
【0010】又、支持フィルム1の片面上の、プリント
印刷で精密にシーライトプライマー3を付着した上に金
属を蒸着し、その後、水洗してシーライトプライマー上
の蒸着金属層を除去することで反射鏡の役目をする蒸着
金属層を備えた支持フィルムが容易に得られる。
【0011】更に、支持フィルムと、その片面に接して
射出成形されるアンテナベースは熱溶着性であるため、
支持フィルムの片面の、金属蒸着層、及びシーライトプ
ライマーが除去された露出部分はアンテナベースに熱溶
着して一体化し、該片面に金属蒸着層が残っていても支
持フィルムとアンテナベースの結合強度は頗る高い。
【0012】尚、本出願人は、特願平3−331596
号により合成樹脂の支持フィルムの片面にシーライトプ
ライマーを部分的に付着したのち金属を蒸着し、次いで
水洗してシーライトプライマー上に付着した蒸着金属を
シーライトプライマーごと除去したのち該支持フィルム
の片面上に合成樹脂の外装フィルムをラミネートしてサ
ンドウイッチ構造の積層シートを作り、この積層シート
をアンテナ成形用の金型にインサートし、前記支持フィ
ルムの裏に合成樹脂のアンテナベースを一体成形するこ
とを提案した。この先行提案では蒸着金属層が残った支
持フィルムの片面に合成樹脂の外装フィルムをラミネー
トしてサンドウイッチ構造の積層シートを作らねばなら
なかったが、本発明は蒸着金属層が残った支持フィルム
の片面に接してアンテナベースを一体成形するので、外
装フィルムを使用し、これをラミネートすることが不要
になり、先行提案に比べ低コストでパラボラアンテナ用
反射鏡体を提案できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造した反射体の正面図である。
【図2】図1のII−IIでの拡大断面図である。
【図3】支持フィルムにシーライトプライマーを付着し
た状態の説明図である。
【図4】金属を蒸着した状態の説明図である。
【図5】水洗してシーライトプライマー上の蒸着金属を
除去した状態の説明図である。
【図6】上下の金型に支持フィルムをインサートし、ア
ンテナベースを成形する状態の説明図である。
【符号の説明】
1 支持フィルム 2 シーライトプライマー 3 蒸着金属層 4 上金型 5 下金型 6 アンテナベース

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂の支持フィルムの片面にシーラ
    イトプライマーを部分的に付着したのち、その片面全体
    に金属を蒸着し、次いで、水洗してシーライトプライマ
    ーと、その上の蒸着金属を除去し、その後、支持フィル
    ムをアンテナ成形用の金型にインサートし、蒸着金属の
    残部が付着した上記支持フィルムの片面に、該支持フィ
    ルムと熱溶着する合成樹脂でアンテナベースを一体成形
    することを特徴とするパラボラアンテナ用反射鏡体の製
    造方法。
JP23268492A 1991-11-21 1992-08-10 パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法 Pending JPH0661731A (ja)

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EP19920310635 EP0543664A3 (en) 1991-11-21 1992-11-20 Parabolic antenna and method of manufacturing reflector body of the same

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