JPH0750519A - パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法 - Google Patents
パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法Info
- Publication number
- JPH0750519A JPH0750519A JP33159791A JP33159791A JPH0750519A JP H0750519 A JPH0750519 A JP H0750519A JP 33159791 A JP33159791 A JP 33159791A JP 33159791 A JP33159791 A JP 33159791A JP H0750519 A JPH0750519 A JP H0750519A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflecting mirror
- antenna
- antenna base
- mirror body
- support film
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 金属メッシュが反射器の役目をするパラボラ
アンテナの反射体を１つの金型によって低コストで製造
する。 【構成】 支持フィルム１の片面に金属メッシュ２を取
付け、該支持フィルムの片面上に外装フィルム３をラミ
ネートしてサンドウイッチ構造の積層シートを作り、こ
の積層シートをアンテナ成形用の金型にインサートし、
前記支持フィルム１の裏に合成樹脂のアンテナベース６
を一体成形する。
アンテナの反射体を１つの金型によって低コストで製造
する。 【構成】 支持フィルム１の片面に金属メッシュ２を取
付け、該支持フィルムの片面上に外装フィルム３をラミ
ネートしてサンドウイッチ構造の積層シートを作り、こ
の積層シートをアンテナ成形用の金型にインサートし、
前記支持フィルム１の裏に合成樹脂のアンテナベース６
を一体成形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、反射鏡形パラボラア
ンテナの反射鏡体の製造方法に関する。
ンテナの反射鏡体の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】パラボラアンテナの反射鏡体の製造方法
として特開昭５８−１６１４０４号公報が公知である。
上記製造方法は、厚さ０．３〜０．６ｍｍのアルミニウ
ム板を凹状表面と凸状裏面とを有する回転放物面の反射
鏡に成形し、それから反射鏡の全面に直径約１．２５ｍ
ｍ以下の小孔を適当に開設し、次いで反射鏡体を成形す
るため、反射鏡の凸状裏面に対応した窪みを有する下部
金型の上記窪みの上に合成樹脂板を置き、その上に反射
鏡を凸状裏面で載せ、更に反射鏡の凹状表面上に別の合
成樹脂板を置き、両合成樹脂板を加熱しながら上記凹状
表面に対応した凸部を有する上部金型を下部金型上に降
下し、これにより両合成樹脂板と、その間に挟まれた反
射鏡を一体化し、反射鏡体とするのである。
として特開昭５８−１６１４０４号公報が公知である。
上記製造方法は、厚さ０．３〜０．６ｍｍのアルミニウ
ム板を凹状表面と凸状裏面とを有する回転放物面の反射
鏡に成形し、それから反射鏡の全面に直径約１．２５ｍ
ｍ以下の小孔を適当に開設し、次いで反射鏡体を成形す
るため、反射鏡の凸状裏面に対応した窪みを有する下部
金型の上記窪みの上に合成樹脂板を置き、その上に反射
鏡を凸状裏面で載せ、更に反射鏡の凹状表面上に別の合
成樹脂板を置き、両合成樹脂板を加熱しながら上記凹状
表面に対応した凸部を有する上部金型を下部金型上に降
下し、これにより両合成樹脂板と、その間に挟まれた反
射鏡を一体化し、反射鏡体とするのである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法で
は反射鏡体を加圧成形するための上下金型の他に、アル
ミニウム板を反射鏡に成形するための上下金型と、反射
鏡の全面に小孔を開設するための上下金型とを必要とし
て、設備、加工コストが著しく嵩む。更に、一体化した
二枚の合成樹脂板は、反射鏡に開設された小孔を通じ連
結するが、小孔の大きさはアンテナ特性を低下させない
ために受信波長の１／２０以下にする必要があるので、
前述したように直径１．２５ｍｍ以下程度にするから連
結強度は低く、連結が外れて両合成樹脂板は剥離するこ
とがある。
は反射鏡体を加圧成形するための上下金型の他に、アル
ミニウム板を反射鏡に成形するための上下金型と、反射
鏡の全面に小孔を開設するための上下金型とを必要とし
て、設備、加工コストが著しく嵩む。更に、一体化した
二枚の合成樹脂板は、反射鏡に開設された小孔を通じ連
結するが、小孔の大きさはアンテナ特性を低下させない
ために受信波長の１／２０以下にする必要があるので、
前述したように直径１．２５ｍｍ以下程度にするから連
結強度は低く、連結が外れて両合成樹脂板は剥離するこ
とがある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み開
発されたのであって、支持フィルムの片面に金属メッシ
ュを取付けたのち該支持フィルムの片面上に外装フィル
ムをラミネートしてサンドウイッチ構造の積層シートを
作り、この積層シートをアンテナ成形用の金型にインサ
ートし、前記支持フィルムの裏に合成樹脂のアンテナベ
ースを一体成形することを特徴とする。
発されたのであって、支持フィルムの片面に金属メッシ
ュを取付けたのち該支持フィルムの片面上に外装フィル
ムをラミネートしてサンドウイッチ構造の積層シートを
作り、この積層シートをアンテナ成形用の金型にインサ
ートし、前記支持フィルムの裏に合成樹脂のアンテナベ
ースを一体成形することを特徴とする。
【０００５】
【実施例】１は大判の支持フィルムで、材質は厚さ０．
２〜０．３ｍｍの衝撃強さと、耐熱性が大きいポリカー
ボネートプラスチックフィルムが好ましい。この支持フ
ィルム１の片面に金属メッシュ２を取付ける。金属メッ
シュの取付は接着、溶着など適当な手段で行う。金属メ
ッシュは真ちゅう製で、メッシュは＃１００程度であ
る。
２〜０．３ｍｍの衝撃強さと、耐熱性が大きいポリカー
ボネートプラスチックフィルムが好ましい。この支持フ
ィルム１の片面に金属メッシュ２を取付ける。金属メッ
シュの取付は接着、溶着など適当な手段で行う。金属メ
ッシュは真ちゅう製で、メッシュは＃１００程度であ
る。
【０００６】次に、上記支持フィルム１の金属メッシュ
２を取付けた片面上に外装フィルム３をヒートローラで
ラミネートし、サンドウイッチ構造の積層シートＳを作
る。外装フィルム４も厚さ０．２〜０．３ｍｍのポリカ
ーボネートプラスチックフィルムが好ましい。尚、支持
フィルム１は透明、外装フィルム４はカラーで表面にメ
ーカー名等の印刷をして置いてもよい。
２を取付けた片面上に外装フィルム３をヒートローラで
ラミネートし、サンドウイッチ構造の積層シートＳを作
る。外装フィルム４も厚さ０．２〜０．３ｍｍのポリカ
ーボネートプラスチックフィルムが好ましい。尚、支持
フィルム１は透明、外装フィルム４はカラーで表面にメ
ーカー名等の印刷をして置いてもよい。
【０００７】この積層シートＳを、製造すべきパラボラ
アンテナの寸法に応じてカットし、反射鏡体を成形すべ
き上下の金型４，５にインサートし、金型中に射出した
合成樹脂でアンテナベース７を成形してアンテナベース
６と、インサートした積層シートＳとを一体化し、反射
鏡体とする。アンテナベース成形の際、積層シートＳの
外装フィルム３は、反射鏡体の凹状表面を形成する下部
金型５の凸部５′に対向させ、アンテナベース６は支持
フィルム１の裏に一体化させる。
アンテナの寸法に応じてカットし、反射鏡体を成形すべ
き上下の金型４，５にインサートし、金型中に射出した
合成樹脂でアンテナベース７を成形してアンテナベース
６と、インサートした積層シートＳとを一体化し、反射
鏡体とする。アンテナベース成形の際、積層シートＳの
外装フィルム３は、反射鏡体の凹状表面を形成する下部
金型５の凸部５′に対向させ、アンテナベース６は支持
フィルム１の裏に一体化させる。
【０００８】アンテナベース６を成形する合成樹脂もポ
リカーボネートプラスチックであり、成形にはシンプレ
ス成形を利用してアンテナベース中の適所にエア溜り７
を設けることでひけ、ソリのない正確なパラボラ面が形
成できる。又アンテナベースの周縁部には一体の厚肉隆
起８を設けることで反射鏡体を補強できる。
リカーボネートプラスチックであり、成形にはシンプレ
ス成形を利用してアンテナベース中の適所にエア溜り７
を設けることでひけ、ソリのない正確なパラボラ面が形
成できる。又アンテナベースの周縁部には一体の厚肉隆
起８を設けることで反射鏡体を補強できる。
【０００９】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明は金属薄
板で小孔を有する反射鏡を成形しないので、使用する上
下金型は反射鏡体成形用だけで済み、設備、加工コスト
が低い。
板で小孔を有する反射鏡を成形しないので、使用する上
下金型は反射鏡体成形用だけで済み、設備、加工コスト
が低い。
【００１０】又、反射鏡の役目をする金属メッシュはラ
ミネートされた支持フィルム１と外装フィルムの間に支
持されているので取扱い易いと共に、支持フィルム１と
外装フィルム３のラミネートはフィルム１，３同志の接
着であるから金属メッシュの網目が小さくても両フィル
ムは強力に接着され、積層シートＳは剥離しない。
ミネートされた支持フィルム１と外装フィルムの間に支
持されているので取扱い易いと共に、支持フィルム１と
外装フィルム３のラミネートはフィルム１，３同志の接
着であるから金属メッシュの網目が小さくても両フィル
ムは強力に接着され、積層シートＳは剥離しない。
【００１１】更に、アンテナベース６は積層シートの支
持フィルム１の裏に成形されるので、アンテナベースと
積層シートは強力に結合する。
持フィルム１の裏に成形されるので、アンテナベースと
積層シートは強力に結合する。
【図１】製造した反射体の正面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩでの拡大断面図である。
【図３】支持フィルムに金属メッシュを取付けた状態の
説明図である。
説明図である。
【図４】支持フィルムと外装フィルムをラミネートして
作った積層シートの説明図である。
作った積層シートの説明図である。
【図５】上下の金型に積層シートをインサートし、アン
テナベースを成形する状態の説明図である。
テナベースを成形する状態の説明図である。
【符号の説明】 １ 支持フィルム ２ 金属メッシュ ３ 外装フィルム ４ 上金型 ５ 下金型 ６ アンテナベース ７ 空気溜り Ｓ 積層シート
Claims (1)
- 【請求項１】 支持フィルムの片面に金属メッシュを取
付けたのち該支持フィルムの片面上に外装フィルムをラ
ミネートしてサンドウイッチ構造の積層シートを作り、
この積層シートをアンテナ成形用の金型にインサート
し、前記支持フィルムの裏に合成樹脂のアンテナベース
を一体成形することを特徴とするパラボラアンテナ用反
射鏡体の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33159791A JPH0750519A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法 |
| EP19920310635 EP0543664A3 (en) | 1991-11-21 | 1992-11-20 | Parabolic antenna and method of manufacturing reflector body of the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33159791A JPH0750519A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0750519A true JPH0750519A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=18245433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33159791A Pending JPH0750519A (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | パラボラアンテナ用反射鏡体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0750519A (ja) |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP33159791A patent/JPH0750519A/ja active Pending
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