JP2004174925A - 成形品の製造方法、成形品、および成形金型 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対向して配置された金型2、3の間にシート状の基材30を配置し、前記金型2、3内に形成される成形空間6の周囲に設けられた押圧部10により、前記基材30を摺動可能に支持しながら、前記成形空間6内の基材30に溶融した樹脂を付着させる。この製造方法においては、前記基材30として賦形性を有するものを用い、前記基材30を金型2、3内で押圧によりプレスして賦形することが好ましい。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂の表面がシート状の基材により加飾された成形品を製造するために用いられる成形品の製造方法および成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、樹脂からなる成形品の意匠性や機能性などを向上するため、樹脂の表面にフィルムなどのシート状基材を付着、貼着させ、加飾された樹脂成形品を得る方法が知られている(例えば特許文献1〜6参照)。
例えば、特許文献1〜4に記載の方法は、基材を所定寸法に成形、裁断してから金型の内部に形成される成形空間内に配置し、当該成形空間内に樹脂を射出して、上記基材と樹脂とを一体化することにより、加飾成形品を得る製造方法である。
また、特許文献5、6に記載の方法は、金型の成形空間の周囲に固定手段を設け、基材の上記成形空間外にはみ出た部分を前記固定手段により固定してから金型を型締めし、成形空間に樹脂を射出して、上記基材と樹脂とを一体化することにより、加飾成形品を得る製造方法である。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−067074号公報
【特許文献2】
特開平09−109179号公報
【特許文献3】
特開平06−218759号公報
【特許文献4】
特開2002−359575号公報
【特許文献5】
特開平10−024420号公報
【特許文献6】
特開平06−344377号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、基材を所定の寸法に成形してから成形空間内に配置する方法(特許文献1〜4など)では、基材を正確な寸法で成形する必要があるとともに、成形後の基材を金型内の正しい位置に配置することが難しく、基材の位置ズレなどの問題があるとともに、生産性に劣る。
【0005】
特許文献5に記載の方法では、基材としてフィルムを用いており、このフィルムは、当該明細書の第5頁左段38行目〜43行目に記載されているように、固定手段(フィルム把持手段)で固定した後に型に近接されて徐々に伸びるので、型締め時にフィルムを破らないようにする必要がある。また、明細書の第6頁左段20行目〜同26行目に記載されているように、樹脂がフィルムに直接当たると、フィルムが歪んだり破れたりするおそれがある。このため、明細書の第5頁左段43行目〜右段14行目などに記載されているように、引っ張り強度や伸びのよいものを使用する必要がある。複雑な形状の成形品を得ようとする場合、金型の凹凸形状によってフィルムが局所的に伸ばされ、破れるおそれがある。このため、形状の自由度が充分に得られない。
【0006】
特許文献6に記載の方法では、基材として、合成皮革のように伸びにくいシートを用いており、当該明細書の第4頁左段13行目〜22行目に記載されているように、シートを固定手段(ストリッパープレート)で強固に固定してから雄型により延伸するものであるので、延伸時にシートが破れるおそれがあり、また、伸びにくいシートを用いるものであるから、金型への追従性に劣り、細かい成形は困難である。このため、成形品の形状の自由度が充分に得られない。
【0007】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、基材の位置ズレや寸法ズレ、破断などの不都合のおそれがなく、高い生産性と成形精度が得られる成形品の製造方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、対向して配置された金型の間にシート状の基材を配置し、前記金型内に形成される成形空間の周囲に設けられた押圧部により前記基材を摺動可能に支持しながら、前記成形空間内の基材に溶融した樹脂を付着させることを特徴とする成形品の製造方法を提供する。
この製造方法においては、前記基材として賦形性を有するものを用い、金型内で前記基材に押圧力を加えて賦形することが好ましい。
前記基材への前記樹脂の溶融付着は、金型内への溶融樹脂の射出により行われることが好ましい。
前記樹脂の射出は、前記基材の少なくとも一部が賦形された後、前記基材に射出成形ノズルを用いて行うことができる。
前記基材の少なくとも一部は、前記金型の型締め時の近接に伴って、および/または、前記金型内に射出される樹脂の圧力によって、賦形されることが好ましい。
【0009】
また本発明は、上述の成形品の製造方法によって得られる成形品を提供する。
このような成形品において、前記基材が積層体であることが好ましい。
前記基材は、該基材に付着される溶融樹脂と溶着可能な樹脂層を、前記溶融樹脂が付着させられる側の最外層に備えたものであることが好ましい。
前記基材は、アルミ箔を含むことが好ましい。
前記基材は印刷層を有し、該印刷層が成形品の内部に、該成形品の外部から目視可能に設けられていることが好ましい。
【0010】
さらに本発明は、対向して配置される一対の金型と、この金型の少なくとも一方の周囲に設けられ、基材を前記金型内で摺動可能に支持することができる押圧部と、前記金型内に溶融樹脂を射出する樹脂流路とを備え、前記金型が、前記基材を押圧して賦形するプレス部材と、前記基材に溶融付着させられる樹脂を成形する射出成形金型とを兼ねることを特徴とする成形金型を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1は、本発明の成形金型の第1の実施の形態を示す断面図である。図2は、図1の成形金型を型締めした状態を示す断面図である。図3は、金型内に溶融樹脂を射出した状態を示す断面図である。図4は、成形品を離型した状態を示す断面図である。
【0012】
図1〜4に示すように、本実施の形態の成形金型1は、対向して配置された雄型2および雌型3を備えている。雄型2には、型締め時に射出成形ノズル20から注入された溶融樹脂31を雄型2のコア4と雌型3のキャビティー5との間に形成される成形空間6に導くための流路7(スプル、ランナー)が形成されている。
【0013】
成形空間6内に射出された溶融樹脂31は、雄型2のコア4と雌型3のキャビティー5とにより成形されるようになっている。つまりコア4とキャビティー5とが射出成形のための金型として機能する。
ここでは、雄型2が固定側、雌型3が移動側とされている。また、射出成形ノズル20としてホットノズルが用いられている。
【0014】
射出成形に使用される樹脂31の種類は、特に限定されるものではないが、例えばポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレンやアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)などのスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ナイロン樹脂、アクリル樹脂、ポリアセタール樹脂などから、成形品の用途や機能性などに応じて適宜選択して用いることができる。
【0015】
雄型2のコア4より外側の周縁部8には、押圧部10を摺動可能に収容する摺動穴12が形成されている。型締め時には、押圧部10は、図2に示すように、押圧手段11により付勢されて、雄型2と雌型3との間に挿入される基材30を雌型3側の周縁部9に対して押圧することができる。
押圧部10の基材30と接する当接面10aは、基材30との摩擦を低減するため、平滑面とされていることが好ましい。
雄型2のコア4は、型締め時に基材30を押圧して賦形することができるようになっている。つまり、プレス成形のためのプレス部材として機能する。
【0016】
押圧手段11は、摺動穴12と連通して形成された押圧手段収容空間13に収容されており、成形時に基材30が雄型2と雌型3の向き合う方向(図1〜4における左右方向)に移動するのを抑制するとともに、基材30が、雄型2や樹脂31などから受ける力により、上記成形空間6側(図1〜4における上下方向の内向き)に多少移動することが許容されるようになっている。
つまり、押圧部10による押圧力は、基材30の引っ張り強度の限界内とされており、この押圧力より強い力が基材30に加えられた場合、基材30が押圧部10に対して摺動できるようになっている。
押圧手段11は、基材30に対して弾性的な押圧力を付与することができるものが好ましく、スプリングやエアシリンダーなどを採用することができる。
【0017】
摺動穴12の底面12aは、図2、3に示すように、型締め時に押圧部10の受け座となり、押圧部10の後退(雌型3側に押圧される方向、つまり図2、3における左方への移動)を規制するようになっている。
押圧部10と摺動穴12の底面12aとの隙間は、基材30の厚み+0.05〜0.2mmの範囲(基材30を押圧したときのクリアランスCが0.05〜0.2mmの範囲)となっていることが好ましい。
クリアランスCが小さいと、押圧部10の後退が阻止され、押圧部10が基材30に対して弾性的な押圧力を加えがたくなり、基材30の摺動が困難になる。クリアランスCが過度に大きいと、基材30と押圧部10の当接面10aとの間に隙間ができやすくなり、成形空間6に注入された樹脂31が、隙間14を経て、基材30と当接面10aとの間に侵入しやすくなり、バリが生じやすくなり、好ましくない。
クリアランスCが上記範囲内であることは、後述するように、本発明の成形金型、成形品の製造方法で得られる成形品を容器とする場合に好ましい。
【0018】
基材30は、シート状であり、前記コア4およびキャビティー5の寸法よりも十分大きく、雄型2と雌型3との間に配置したときに雄型2の押圧部10および雌型3の周縁部9まではみ出して、押圧部10により十分支持され得る程度の寸法を持っている。
なお、基材30が図示した以上に大きく、押圧部10を越えて、雄型2の周縁部8まではみ出していてもよい。しかし、押圧部10の形状や材質によっては、基材30の摺動が円滑に行われず、基材30に皺や破損が発生するおそれがある。
【0019】
基材30は、押圧部10の押圧力に抗して摺動できる程度の引っ張り強度を備えるものであり、特に、延伸フィルムが好ましい。容易に摺動可能とするために、表面の平滑性が高いものを用いることが好ましい。例えばJIS K 7125に規定される表面の静摩擦係数が0.2以下であるものは、基材30が摺動しやすくなるので、好ましい。
また、基材30が賦形性を有するものであれば、後述する方法により、該基材30の成形を、成形金型1内で行うことができるので、好ましい。なお、本発明において「賦形性を有する」とは、外力により変形を起こし、当該外力の除去後も形状が容易には元に戻らない性質をいう。
【0020】
基材30は、具体的には、例えば、アルミ箔、ステンレス箔、ニッケル箔、金箔、銀箔、銅箔、鉄箔などの金属箔や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン、熱可塑性ポリウレタン(TPU)等からなるプラスチックフィルムなどが使用できる。また、これらのシートを積層して複合化した複合基材を用いることもできる。
【0021】
特に好適な基材30として、例えば、アルミ箔に、1層以上の熱可塑性プラスチックフィルムを積層したラミネートフィルム(積層体)が挙げられる。好ましくは、図5(a)に示すように、アルミ箔30aの両面に、それぞれ1層以上のプラスチックフィルム30b、30cを積層したものがよい。
このようなラミネートフィルムを用いれば、アルミニウムにより冷間成形性、引っ張り強度を向上することができるとともに、高い防水性、ガスバリヤー性、遮光性、遮熱性が得られるので、例えばリチウムイオン電池用の容器のように、高度な耐水保護性能が要求される成形品にも適用することができる。
また、アルミ箔の導電性を利用して、電磁波の透過や帯電を抑制することができるので、電子機器などの外装筐体などとして好適である。
しかも、プラスチックフィルム30b、30cにより、アルミ箔が保護されるので、成形時に基材30が摺動したときに、損傷や欠落が起こりにくい。
アルミ箔30aをPETフィルムなどのプラスチックフィルムとラミネートするためには、例えば、ウレタン系接着剤やエポキシ系接着剤等によるドライラミネートや、低密度ポリエチレン等による押出ラミネート等の公知の方法を用いることができる。
【0022】
基材30の溶融樹脂31が付着される側の最外層30bは、この樹脂31と溶着可能なプラスチックが露出されるようにすることが好ましい。これにより、基材30と樹脂31との接着強度が向上し、基材剥がれ等の破壊が起きにくくなり、得られる成形品の機械的強度や耐久性が良くなる。
【0023】
アルミ箔30aと積層させるプラスチックフィルムのうち、成形品としたときに、アルミ箔30aより外側(溶融樹脂31側に対する反対側)の層30cが透明性の高いものであれば、アルミ箔の金属光沢により、成形品にメタリックな外観を与えることができる。
【0024】
さらに、図5(b)に示すように、基材30となる積層体が、外側の透明性の高いシート30eとして、例えば印刷層30dが裏印刷されたものを配置することができる。これにより、この基材30を成形品に付着させた後、上記印刷層30dが成形品の外部から目視可能となるので、成形品の外観に所望の模様や図案等を賦与し、意匠性を高めることができる。また、印刷層30dが透明シート30eにより保護されるので、剥がれや印刷のかすれ等が防止される。
基材30の表面の静摩擦係数を低減するため、あるいは他の目的により、基材30の表面に、公知の適当なコーティング剤をコーティングして、表面改質層30fを形成してもよい。
以上、図5(a)、(b)を参照して説明した基材30の構成は、好適な例を例示したに過ぎず、本発明を特に限定するものではない。
【0025】
次に、上述の成形金型1を用いて、成形品を製造する手順の一例を説明する。
まず、図1に示すように、雄型2と雌型3を離間させ、この間に基材30を配置する。次いで、図2に示すように、雌型3を移動させて雄型2に近づけ、雌型3の周縁部9と雄型2の押圧部10との間に基材30を挟む。この際、基材30は、雄型2のコア4の表面に当接され、この当接力により、少なくとも一部分がコア4に沿って変形させられて賦形(プレス成形)される。
【0026】
図3に示すように、雄型2のコア4と雌型3のキャビティー5との間に形成された成形空間6に、射出成形ノズル20から溶融した樹脂31を射出する。溶融樹脂31の射出圧により、基材30は雌型3のキャビティー5の表面に向かって押され、キャビティー5の表面に沿って変形させられて賦形される。溶融樹脂31は、基材30の表面の内、成形空間6内に露出された部分に付着する。
溶融樹脂31は、成形空間6内に注入されて該成形空間6内を充填し、コア4およびキャビティー5によって成形される(射出成形)。
【0027】
金型1内の溶融樹脂31の冷却により、基材30と樹脂31とが一体化される。この後、図4に示すように、雌型3を移動させて雄型2から離し、成形金型1を開くと、押圧部10の押圧力により、基材30が雄型2から押し離されるので、成形品32を容易に離型することができる。
成形品32(図4参照)は、成形金型1から取り外すことにより得られる。必要に応じて、基材30のうち、樹脂31が付着した部分の周囲に形成されたフランジ部34を裁断(トリミング)してもよい。また、フランジ部34は、例えば、成形品32を2個、あるいは成型品32と別の基材とを対向させ、成形品32の周囲のフランジ部34を熱融着することにより、容器を形成するのに利用することができる。
【0028】
このように、上述の成形金型1および成形品32の製造方法によれば、基材30は、雄型2のコア4の当接力、溶融樹脂31の射出圧、あるいは溶融樹脂31が冷却するときの収縮力などにより変形させられるが、押圧部10の押圧力は、上記の基材30を変形させる力に比較すれば十分に小さいので、基材30が押圧部10との間で摺動し、上記変形力の程度に応じて成形空間6側に引き込まれる。このため、基材30に加わる力が軽減され、基材30の破断や、亀裂や皺などの発生が抑制される。
基材30によって成形品32に優れた美観を賦与することができるので、塗装やカラーリングが不要となり、低コスト化、生産性の向上が達成できる。
【0029】
また、基材30のうち、成形時に金型1の成形空間6外に配置された部分(フランジ部34となる部分)は、成形空間6の周囲に設けられた押圧部10により保持されているので、射出成形ノズル20から射出された樹脂が基材30の裏側に回ることはない。
基材30は、金型1内では押圧部10により支持されるとともに、成形後は、付着した樹脂31の位置に応じて適宜トリミングされるので、樹脂31に対する基材30の位置ズレや寸法ズレが起こらない。
【0030】
得られる成形品は、当該成形品の外面に露出される基材により、美麗な外観を呈するものとなる。このため、塗装やカラーリングが不要となり、安価で意匠性の優れた成形品を提供することができる。
用途は特に限定されないが、例えば、食料品、飲料、化粧品、医薬品等の包装容器や、リチウムイオン電池、非水系電池、ニッケル水素電池、コンデンサー、燃料電池などの容器、携帯電話やコンピュータ機器、通信機器、家電製品などのハウジング、自動車のバンパーやスポイラー、ドアミラーハウジングなどの外装部品、フロントグリルやパネルなどの内装部品など、種々の成形品に適用可能である。
【0031】
基材が、アルミ箔やステンレス箔、鉄箔などの金属箔を含むものであれば、金属箔の優れた成形性により、成形が容易となる。また、ガスバリヤー性、防水性、遮光性、遮熱性などが優れたものとなるので、例えばリチウムイオン二次電池などに用いられる容器として好適である。
また、電磁波シールド性が得られるので、携帯電話などのハウジングに適用すれば、プラスチックメッキや蒸着が不要となるので、低コスト化、工程の簡略化を図ることができる。
このような金属箔のなかでも、入手が容易でコストが低く、耐食性などに優れることから、アルミ箔がより好適である。
【0032】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6、図7は第2の実施の形態に係る成形金型の要部を示す図である。図中、上記第1の実施の形態と同様の構成には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
この第2の実施の形態の成形金型においては、雄型2のコア4と周縁部8との境界部に、雌型3に向かって突出するように形成された凸部15が設けられている。この凸部15により、基材30とコア4の周縁との間の隙間14と、上記成形空間6との間が狭くされている。
【0033】
このような成形金型によれば、成形空間6に射出された溶融樹脂31が、隙間14を経て、雌型3と押圧部10の当接面10aとの間に流入することが抑制される。この結果、上記隙間14等に流入した溶融樹脂31によるバリの発生が抑制され、図8に示すように、成形品32の樹脂31部分の周縁部33の加工精度を高くすることができる。また、成形品32の周囲にフランジ部34を確保することができるので、成形品32の開口部35をヒートシールなどによって封止することも容易になる。基材30がアルミニウムを含むものであれば、例えば高周波誘導加熱を利用して加熱することもでき、ヒートシール性をさらに向上させることができる。
雄型2に設けられた凸部15と、雌型3の周縁部9に当接した基材30との最小間隔(クリアランス)Gは、溶融樹脂31の流入を抑制するため、0.01〜0.2mm程度とすることが好ましい。
【0034】
なお、凸部15の構成や形状は、特に限定されるものではない。例えば、図7に改変例を示すように、隙間14が充分に狭くなるように、雌型3の表面の形状に沿った形状としても良い。また、凸部15を雄型2と一体に設ける必要はなく、別体として、はめ込みやネジ止め等により固定できるようにしてもよい。
このようにしても、押圧の際、上述したように、雄型2のコア4と周縁部8との間に形成された凸部15により、雄型2の押圧部10の当接面10aと基材30との隙間14への溶融樹脂31の流入を抑制することができるので、押圧部10と摺動穴12の底面12aの隙間を、上述した値より大きくとったり、押圧部10を連続した環状に設けない場合であっても、上述した効果が得られる。
【0035】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、図9に示すように、射出成形ノズル20を雌型3側に装着するようにした成形金型40を用いることができる。この場合、樹脂は雄型2により略凹形状とされた基材30の外側に付着されるようになるので、基材30が内面に露出された成形品を製造することができる。
また、押圧部10は、雄型2側に設ける必要はなく、例えば雌型3のキャビティー5の周囲の周縁部9に設けても良い。
成形方法としては、樹脂を金型内で成形するものであれば、他の成形方法であっても、本発明を適用することが可能である。
【0036】
【実施例】
<実施例1>
図5(b)に示すように、厚さ12μmのPETフィルム30eの、ナイロンフィルム30cと貼合される側の一面に、スクリーン印刷によりメタリックインキを用いて印刷層30dを形成し、次いで、前記PETフィルム30eの印刷層30dが設けられた側に、ドライラミネータを用いて厚さ25μmのナイロンフィルム30c、厚さ40μmのアルミニウム箔30a、厚さ30μmのポリプロピレンフィルム30bを順次接合した。PETフィルム30eの印刷層30dと反対の、基材30の外側となる面に、表面改質剤(桜宮化学株式会社製、No.3150)を1μm厚にコーティングし、表面改質剤層30fを形成し、ラミネートフィルムを製造した。
このようにして製造されたこのラミネートフィルムの引張伸度をJIS K 7127に基づいて測定したところ、MD方向の引張伸度は85%、TD方向は102%であった。
また、表面改質剤がコーティングされた側の面同士の静摩擦係数を測定したところ、0.1であった。
【0037】
このラミネートフィルムを50mm×70mmの長方形状に裁断したものを基材30とした。成形金型1として、図1に示す構造のものを用いた。成形金型1のコア4およびキャビティー5は、幅33mm×長さ55mm×深さ6mmの成形品を得るのに適した形状とした。
基材30を、雄型2の周縁部8に接しないように成形金型1にセッティングし、雌型3を雄型2に向けて移動させて基材30を挟み込み、押圧部10により押圧して支持した。成形空間6内にポリプロピレンの溶融樹脂31を厚さ1mmの層状となるように射出して成形することにより、ラミネートフィルムとポリプロピレン樹脂とが一体化した成形品を50個製造した。得られた成形品の外観を目視にて検査したところ、いずれもアルミ箔の亀裂は観察されず、PETフィルムを透かして印刷層の意匠が外部から明瞭に目視でき、美麗な外観を呈し、意匠性の優れた成形品であった。
この成形品を15mm幅に裁断し、ラミネートフィルムとポリプロピレン樹脂との接着強度を測定しようとしたが、ラミネートフィルムのポリプロピレン層と射出樹脂のポリプロピレン層とが完全に一体化しており、剥がすことはできなかった。参考までに、一体化したポリプロピレン樹脂層とアルミ箔との層間接着強度を測定したところ、180°剥離試験において1.5kg以上の接着強度が保持されていた。
【0038】
<実施例2>
実施例1と同様にして、PET12μm/ナイロン25μm/アルミ箔40μm/ポリプロピレン30μmの四層としてドライラミネート法によりラミネートフィルムを製造した。このラミネートフィルムの引張伸度は、MD方向で67%、TD方向で78%であった。また、この基材のPET側の表面同士の静摩擦係数を測定したところ、表面改質剤がコーティングされていないため、静摩擦係数は0.25であった。
このラミネートフィルムを基材30として、実施例1と同様にして成形品を50個製造した。この成形品は、50個中16個の成形品の一部に、アルミ箔のピンホールが観察されたが、外観上、およびガスバリヤー性などの性能上、問題のない程度のものであった。
【0039】
<実施例3>
実施例1と同様にして、ナイロン25μm/アルミ箔40μm/ポリプロピレン30μmの三層としてドライラミネート法によりラミネートフィルムを製造した。このラミネートフィルムの引張伸度は、MD方向で74%、TD方向で83%であった。また、この基材のPET側の表面同士の静摩擦係数を測定したところ、表面改質剤がコーティングされていないため、静摩擦係数は0.22であった。
このラミネートフィルムを基材30として、実施例1と同様にして成形品を50個製造した。この成形品は、成形品の50個中、8個に、アルミ箔のピンホールが観察されたが、外観上、およびガスバリヤー性などの性能上、問題のない程度のものであった。
【0040】
<実施例4>
実施例1と同様にして、印刷層として白インキ層を設けることにより、PET12μm/印刷層(白インキ)3μm/アルミ箔9μm/ポリプロピレン50μmの構成として、ドライラミネート法によりラミネートフィルムを製造した。このラミネートフィルムの引張伸度は、MD方向で28%、TD方向で56%であった。
PETフィルムの印刷面と反対の、基材30の外側となる面に、表面改質剤(桜宮化学株式会社製、No.3150)を1μm厚にコーティングしたところ、静摩擦係数は0.1であった。
このラミネートフィルムを基材30として、実施例1と同様にして成形品を50個製造した。得られた成形品のほとんどのアルミ箔層にピンホールや小さな亀裂が発生していたが、印刷層が白インキであるため、外観上ほとんど目立たず、また、ガスバリヤー性などの性能は問題のない程度のものであった。
【0041】
<比較例1>
実施例1と同様のフィルムである、表面を易滑性処理したPETフィルム12μm/メタリックインキ/ナイロンフィルム25μm/アルミニウム箔40μm/ポリプロピレンフィルム30μmという構成のラミネートフィルムを使用した。
図1に示す成型金型1に代えて、クリアランスCを0とし、基材であるラミネートフィルムが摺動しない成型金型を作製し、実施例と同様の手順により、成形品を50個成形した。この場合、成型品50個中、28個にピンホール、8個にフィルムの大きな亀裂が発生しており、フィルムが破断した箇所は樹脂が裏回りして不満足な結果となった。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の成形品の製造方法は、一対の金型の間にシート状の基材を配置し、前記金型内に形成される成形空間の周囲に設けられた押圧部により、前記基材を摺動可能に維持しながら、前記基材に樹脂を溶融付着させるものであるので、成形時の基材に掛かる圧力を、基材の摺動により緩和することができ、基材の伸びなどによる皺や亀裂の発生を抑制することができる。また、基材の賦形と、基材への樹脂の付着を一工程で行うことができ、生産性が高い。
【0043】
前記基材として賦形性を有するものを用い、金型内で前記基材に押圧力を加えて賦形するようにすれば、従来のインモールド成形法において、樹脂成形に用いる金型の外で行っていた基材の成形を、当該金型内で行うことができる。すなわち、基材の成形と、樹脂の成形および基材への付着を一組の金型で行うことができ、製造コストや生産性を著しく向上することができる。また、従来の製法で基材を樹脂成形用の金型に配置する際に発生するおそれがあった基材の位置ズレや寸法ズレを防止することができ、成形の精度や歩留まりを改善することができる。
【0044】
前記基材への前記樹脂の溶融付着は、金型内への溶融樹脂の射出により行われることが好ましい。この場合、射出圧により樹脂が基材にしっかりと付着しやすくなり、樹脂と基材との間の接着強度が高い成形品を得ることができる。
【0045】
本発明の成形品は、上述の成形品の製造方法により製造されるものであるので、基材に皺や亀裂などが発生しにくいので、美麗な外観を呈し、容易かつ安価に製造することができる。
前記基材として積層体を用いれば、複数種の材料を組み合わせ、目的や機能に応じた基材を選択することができるので、性質や性能の優れた成形品となる。
前記基材は、該基材に付着される溶融樹脂と溶着可能な樹脂層を、溶融樹脂が付着する側の最外層に備えるものであれば、金型内で樹脂と基材とを一体化したときに、これらが溶着することになるので、基材と樹脂の間の接着強度が高く、耐久性に優れた成形品となる。
【0046】
基材が、アルミ箔を含むものであれば、賦形性の高い基材となるとともに、防水性、遮光性、遮熱性などに優れた成形品を得ることができる。
基材が印刷層を有しており、該印刷層が成形品の内部に、該成形品の外部から目視可能に設けられていれば、所望の模様や図案などを有する外観とすることができるとともに、印刷層の剥がれや損傷などが抑制され、美観を長期的に維持することができる。
【0047】
本発明の成形金型は、シート状の基材が収納される金型と、該金型の周囲に設けられ、前記基材を前記金型内で摺動可能に維持することができる押圧部と、前記金型内に溶融樹脂を射出する樹脂流路とを備え、前記金型が、前記基材を押圧して賦形するプレス部材と、前記基材に溶融付着させられる樹脂を成形する射出成形金型とを兼ねるものであるので、樹脂の成形および基材への付着を一組の成形金型で行うことができ、製造コストや生産性を著しく向上することができる。また、従来の製法で基材を樹脂成形用の金型に配置する際に発生するおそれがあった基材の位置ズレや寸法ズレを防止することができ、成形の精度や歩留まりを改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形金型の第1の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1の成形金型を型締めした状態を示す断面図である。
【図3】図1の金型に溶融樹脂を射出した状態を示す断面図である。
【図4】成形品を離型する状態を示す断面図である。
【図5】基材の(a)一例、(b)他の例を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の成形金型の一例における金型の周縁部付近を示す拡大部分断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の成形金型の改変例における金型の周縁部付近を示す拡大部分断面図である。
【図8】成形金型から取り出された成形品の一例を示す断面図である。
【図9】本発明の成形金型の第3の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…成形金型、2…雄型、3…雌型、4…コア、5…キャビティー、6…成形空間、7…樹脂流路、10…押圧部、20…射出成形ノズル、30…基材、31…樹脂、32…成形品。
Claims (12)
- 対向して配置された金型の間にシート状の基材を配置し、前記金型内に形成される成形空間の周囲に設けられた押圧部により前記基材を摺動可能に支持しながら、前記成形空間内の基材に溶融した樹脂を付着させることを特徴とする成形品の製造方法。
- 前記基材として賦形性を有するものを用い、金型内で前記基材に押圧力を加えて賦形することを特徴とする請求項1に記載の成形品の製造方法。
- 前記基材への前記樹脂の付着が、金型内への溶融樹脂の射出により行われることを特徴とする請求項1または2に記載の成形品の製造方法。
- 前記樹脂の射出は、前記基材の少なくとも一部が賦形された後に行われることを特徴とする請求項3に記載の成形品の製造方法。
- 前記基材の少なくとも一部は、前記金型の型締め時の近接に伴って、賦形されることを特徴とする請求項3または4に記載の成形品の製造方法。
- 前記基材の少なくとも一部は、前記金型内に射出される樹脂の圧力によって、賦形されることを特徴とする請求項3ないし5のいずれか一項に記載の成形品の製造方法。
- 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の成形品の製造方法によって得られることを特徴とする成形品。
- 前記基材が積層体であることを特徴とする請求項7に記載の成形品。
- 前記基材が、該基材に付着される溶融樹脂と溶着可能な樹脂層を、前記溶融樹脂が付着させられる側の最外層に備えたものであることを特徴とする請求項7または8に記載の成形品。
- 前記基材が、アルミ箔を含むことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の成形品。
- 前記基材が印刷層を有しており、該印刷層が成形品の内部に、該成形品の外部から目視可能に設けられていることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか一項に記載の成形品。
- 対向して配置される一対の金型と、この金型の少なくとも一方の周囲に設けられ、基材を前記金型内で摺動可能に支持することができる押圧部と、前記金型内に溶融樹脂を射出する樹脂流路とを備え、
前記金型が、前記基材を押圧して賦形するプレス部材と、前記基材に溶融付着させられる樹脂を成形する射出成形金型とを兼ねることを特徴とする成形金型。
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