JPH0661656A - 電気箱における扉の施錠装置 - Google Patents
電気箱における扉の施錠装置Info
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- JPH0661656A JPH0661656A JP23316892A JP23316892A JPH0661656A JP H0661656 A JPH0661656 A JP H0661656A JP 23316892 A JP23316892 A JP 23316892A JP 23316892 A JP23316892 A JP 23316892A JP H0661656 A JPH0661656 A JP H0661656A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- lock
- lock piece
- space
- piece
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気箱における本体に対して、扉をぴったり
と閉じ付けた状態で扉をロックでき、しかも開扉操作は
通常の電気関係の作業者が携行する工具によって容易に
行なうことができる施錠装置を提供する。 【構成】 本体に取付けたロック装置と扉に取付けたロ
ック片から成る。扉を閉じることによりロック片がロッ
ク装置における進入用空間に進入すると、ロック片の一
面はロック装置の添わせ面に添う一方、他面とロック装
置の案内面との間にロック子が楔状に位置する。その結
果、ロック片の後退が阻止されて閉扉状態が維持され
る。扉の透孔を介して挿入した棒状部材でロック子を押
すと、ロック子の楔作用が消失し、扉の開放が可能とな
る。
と閉じ付けた状態で扉をロックでき、しかも開扉操作は
通常の電気関係の作業者が携行する工具によって容易に
行なうことができる施錠装置を提供する。 【構成】 本体に取付けたロック装置と扉に取付けたロ
ック片から成る。扉を閉じることによりロック片がロッ
ク装置における進入用空間に進入すると、ロック片の一
面はロック装置の添わせ面に添う一方、他面とロック装
置の案内面との間にロック子が楔状に位置する。その結
果、ロック片の後退が阻止されて閉扉状態が維持され
る。扉の透孔を介して挿入した棒状部材でロック子を押
すと、ロック子の楔作用が消失し、扉の開放が可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制御箱、配電箱、操作
箱、端子箱等の電気関係の箱(本件明細書中ではこれら
を電気箱と総称する)において、その本体に対し扉の閉
状態をロックする為の電気箱における扉の施錠装置に関
する。
箱、端子箱等の電気関係の箱(本件明細書中ではこれら
を電気箱と総称する)において、その本体に対し扉の閉
状態をロックする為の電気箱における扉の施錠装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】本体には係合部を設ける一方、扉におい
て上記係合部と対応する位置には、本体に対し扉を所定
位置まで閉じた状態において上記係合部と係合する係合
片を備えさせ、更に上記係合片には上記係合を外す為の
操作具を着脱自在に付設して、扉を閉じた状態では上記
係合によってその閉状態がロックされ、かつその状態で
は、係員が上記操作具を分離保管しておくことによっ
て、部外者の不用意な扉開放を防止するようにしてい
る。
て上記係合部と対応する位置には、本体に対し扉を所定
位置まで閉じた状態において上記係合部と係合する係合
片を備えさせ、更に上記係合片には上記係合を外す為の
操作具を着脱自在に付設して、扉を閉じた状態では上記
係合によってその閉状態がロックされ、かつその状態で
は、係員が上記操作具を分離保管しておくことによっ
て、部外者の不用意な扉開放を防止するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電気箱にお
ける扉の施錠装置では常に一定の位置で上記係合が行な
われるのみである為、閉扉状態で本体と扉との間に隙間
が残って扉にガタつきが生じ易い問題点があった。また
小さな操作具を忘れたり無くしたりし易く、そのような
事態になると開扉不能となる危険性があるという問題点
があった。
ける扉の施錠装置では常に一定の位置で上記係合が行な
われるのみである為、閉扉状態で本体と扉との間に隙間
が残って扉にガタつきが生じ易い問題点があった。また
小さな操作具を忘れたり無くしたりし易く、そのような
事態になると開扉不能となる危険性があるという問題点
があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、本体に対して扉
をぴったりと閉じ付けた状態で扉をロックでき、その上
開扉操作は通常の電気関係の作業者が携行している工具
によって容易に行なうことができるようにした電気箱に
おける扉の施錠装置を提供することを目的としている。
課題)を解決する為になされたもので、本体に対して扉
をぴったりと閉じ付けた状態で扉をロックでき、その上
開扉操作は通常の電気関係の作業者が携行している工具
によって容易に行なうことができるようにした電気箱に
おける扉の施錠装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における電気箱における扉の施錠装置は、
本体と扉とにおける相互の対応位置に夫々ロック装置と
ロック片を備えている電気箱において、上記ロック片は
本体に対する扉の閉鎖方向に向け長く形成してあり、一
方上記ロック装置は上記ロック片の進入を受け入れる為
の空間を備えていると共に、上記空間の一方の側方には
上記ロック片を添わせる為の添わせ面を備え、他方の側
方には、上記空間の深部側においては上記空間から遠く
浅部側においては上記空間に近い状態に傾斜した案内面
を備えており、さらに上記空間と上記案内面との間に
は、ロック片の進入方向への進退が自在で、かつロック
片の進入方向とは反対方向に付勢され、しかも上記深部
側の位置では上記空間から退避し浅部側の位置では上記
空間に出張る寸法のロック子を配設してあり、一方上記
扉には、上記ロック子を深部側へ押操作する為の棒状部
材を上記ロック子に向けて挿入する為の透孔が設けてあ
るものである。
に、本願発明における電気箱における扉の施錠装置は、
本体と扉とにおける相互の対応位置に夫々ロック装置と
ロック片を備えている電気箱において、上記ロック片は
本体に対する扉の閉鎖方向に向け長く形成してあり、一
方上記ロック装置は上記ロック片の進入を受け入れる為
の空間を備えていると共に、上記空間の一方の側方には
上記ロック片を添わせる為の添わせ面を備え、他方の側
方には、上記空間の深部側においては上記空間から遠く
浅部側においては上記空間に近い状態に傾斜した案内面
を備えており、さらに上記空間と上記案内面との間に
は、ロック片の進入方向への進退が自在で、かつロック
片の進入方向とは反対方向に付勢され、しかも上記深部
側の位置では上記空間から退避し浅部側の位置では上記
空間に出張る寸法のロック子を配設してあり、一方上記
扉には、上記ロック子を深部側へ押操作する為の棒状部
材を上記ロック子に向けて挿入する為の透孔が設けてあ
るものである。
【0006】
【作用】本体に対し扉を閉じていくと、ロック片はロッ
ク装置におけるロック片の進入用空間に、添わせ面とロ
ック子の間を押し開きながら進入する。ロック片の進入
が停止するとロック子はロック片と案内面との間に楔状
に位置する。従ってロック片の戻りが阻止される。棒状
部材を扉の透孔から差込みロック子を押すと上記楔とし
ての作用が消失し、ロック片の後退が可能となる。
ク装置におけるロック片の進入用空間に、添わせ面とロ
ック子の間を押し開きながら進入する。ロック片の進入
が停止するとロック子はロック片と案内面との間に楔状
に位置する。従ってロック片の戻りが阻止される。棒状
部材を扉の透孔から差込みロック子を押すと上記楔とし
ての作用が消失し、ロック片の後退が可能となる。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、1は電気箱を示す。2は本体で、内
部には種々の電気部品や配線用の電線が納められる。4
は本体2の前面における周縁部材で、本体2の前端部を
曲げ成形することによって形成してある。5は周縁部材
4の内周縁から張り出させたパッキン当接片を示す。6
は周縁部材4の内側の開口部を示す。次に7は扉で、一
方の縁部を蝶番8でもって本体2に蝶着してある。9は
扉7の外周部に備えた覆い片、10は扉7において前記パ
ッキン当接片5と対応する位置に取付けたパッキンであ
る。次に上記扉7の施錠装置について説明する。11は本
体2に取付けたロック装置、12は本体2における周縁部
材4に形成したロック片の受入口である。13は扉7にお
いてロック装置11と対応する位置に取付けたロック片
で、扉の閉鎖方向に長く形成してある。
る。図1において、1は電気箱を示す。2は本体で、内
部には種々の電気部品や配線用の電線が納められる。4
は本体2の前面における周縁部材で、本体2の前端部を
曲げ成形することによって形成してある。5は周縁部材
4の内周縁から張り出させたパッキン当接片を示す。6
は周縁部材4の内側の開口部を示す。次に7は扉で、一
方の縁部を蝶番8でもって本体2に蝶着してある。9は
扉7の外周部に備えた覆い片、10は扉7において前記パ
ッキン当接片5と対応する位置に取付けたパッキンであ
る。次に上記扉7の施錠装置について説明する。11は本
体2に取付けたロック装置、12は本体2における周縁部
材4に形成したロック片の受入口である。13は扉7にお
いてロック装置11と対応する位置に取付けたロック片
で、扉の閉鎖方向に長く形成してある。
【0008】次に上記ロック片13を詳細に示す図2及び
図3について説明する。17はロック片支持用のブラケッ
トで、図3の如く自体に形成した長孔18を利用して止付
具19により扉7に対して矢印20方向への位置調節を可能
に取付けてある。21は該ブラケットにおけるロック片の
支持部を示す。ロック片13は上記支持部21に対して自体
の元部の透孔23に挿通した杆状部材22(この例ではねじ
棒)によって取付けてある。そして支持部21とロック片
13の元部の間及びロック片13の元部と杆状部材22におけ
る鍔部22aとの間には夫々ばね24を介在させて、ロック
片13が杆状部材22の軸線方向への移動と透孔23の位置を
中心とする矢印25方向への傾動が自在となるようにして
ある。
図3について説明する。17はロック片支持用のブラケッ
トで、図3の如く自体に形成した長孔18を利用して止付
具19により扉7に対して矢印20方向への位置調節を可能
に取付けてある。21は該ブラケットにおけるロック片の
支持部を示す。ロック片13は上記支持部21に対して自体
の元部の透孔23に挿通した杆状部材22(この例ではねじ
棒)によって取付けてある。そして支持部21とロック片
13の元部の間及びロック片13の元部と杆状部材22におけ
る鍔部22aとの間には夫々ばね24を介在させて、ロック
片13が杆状部材22の軸線方向への移動と透孔23の位置を
中心とする矢印25方向への傾動が自在となるようにして
ある。
【0009】次に上記ロック装置11について説明する。
30はボディーで、一対の要素31, 32を合着して構成さ
れ、止付ねじ34を用いて周縁部材4に取付けてある。両
要素31, 32は図2及び図5に示される連結用ボルト33で
連結してある。35はロック片の進入(図3における右方
向への進入)を受け入れる為の空間を示し、要素31にお
いて要素32との対向面に凹部を設けることによって形成
してある。36は上記空間35の側方に隣接する添わせ面
で、上記要素31における凹部の底面をもって構成してあ
る。37は他方の要素32に形成したロック子存置用の凹
部、38はばね存置用の凹部を夫々示す。39は上記空間35
に対して上記添わせ面36とは反対側に備えさせた案内面
で、上記凹部37の底面をもって構成してある。該案内面
39は図から明らかなように上記空間35の深部の側におい
ては空間35から遠く、浅部の側においては近い状態に傾
斜した斜面となっている。
30はボディーで、一対の要素31, 32を合着して構成さ
れ、止付ねじ34を用いて周縁部材4に取付けてある。両
要素31, 32は図2及び図5に示される連結用ボルト33で
連結してある。35はロック片の進入(図3における右方
向への進入)を受け入れる為の空間を示し、要素31にお
いて要素32との対向面に凹部を設けることによって形成
してある。36は上記空間35の側方に隣接する添わせ面
で、上記要素31における凹部の底面をもって構成してあ
る。37は他方の要素32に形成したロック子存置用の凹
部、38はばね存置用の凹部を夫々示す。39は上記空間35
に対して上記添わせ面36とは反対側に備えさせた案内面
で、上記凹部37の底面をもって構成してある。該案内面
39は図から明らかなように上記空間35の深部の側におい
ては空間35から遠く、浅部の側においては近い状態に傾
斜した斜面となっている。
【0010】次に41はロック子で、この例では球体をも
って構成され、ロック片の進入方向への進退が自在とな
っている。ロック子は円柱体その他の形態でも良い。該
ロック子41の直径は、上記深部側の位置では上記空間35
から退避し浅部側の位置では上記空間35に出張る寸法に
してある。42はロック子41を上記ロック片の進入方向と
は反対方向に付勢する為のばねである。43は両要素31,
32の間に介在させた案内板で、ロック子41の案内をする
為のものであり、図6に示される如き上記空間35の深部
側が狭幅で、浅部側が広幅の案内孔44を備えている。45
は前記連結用ボルト33の挿通用の透孔である。この案内
板43は省略しても良い。再び図3において、46はプッシ
ュピンで、要素32及び周縁部材4の透孔47, 48にロック
子の進退方向と同方向への進退を自在に挿通してある。
49は該プッシュピンの前端に形成したずれ防止用の凹部
である。次に50はロック装置11の奥部側に設けた扉開閉
状態確認用のスイッチで、ロック装置11のボディー30に
取付けた取付基板51に取付けてある。52はスイッチ50の
操作片で、空間35の奥部側においてロック片の進入方向
に進退自在に備えさせてあり、その後端はスイッチ50に
おける可動部50aに対峙させてある。次に54は扉7に穿
設した透孔で、ロック子操作用の棒状部材を挿入する為
のものである。
って構成され、ロック片の進入方向への進退が自在とな
っている。ロック子は円柱体その他の形態でも良い。該
ロック子41の直径は、上記深部側の位置では上記空間35
から退避し浅部側の位置では上記空間35に出張る寸法に
してある。42はロック子41を上記ロック片の進入方向と
は反対方向に付勢する為のばねである。43は両要素31,
32の間に介在させた案内板で、ロック子41の案内をする
為のものであり、図6に示される如き上記空間35の深部
側が狭幅で、浅部側が広幅の案内孔44を備えている。45
は前記連結用ボルト33の挿通用の透孔である。この案内
板43は省略しても良い。再び図3において、46はプッシ
ュピンで、要素32及び周縁部材4の透孔47, 48にロック
子の進退方向と同方向への進退を自在に挿通してある。
49は該プッシュピンの前端に形成したずれ防止用の凹部
である。次に50はロック装置11の奥部側に設けた扉開閉
状態確認用のスイッチで、ロック装置11のボディー30に
取付けた取付基板51に取付けてある。52はスイッチ50の
操作片で、空間35の奥部側においてロック片の進入方向
に進退自在に備えさせてあり、その後端はスイッチ50に
おける可動部50aに対峙させてある。次に54は扉7に穿
設した透孔で、ロック子操作用の棒状部材を挿入する為
のものである。
【0011】上記構成のものにあっては、図1の状態か
ら本体2に対し扉7を図2及び図3の状態を経て閉じる
と、ロック片13は受入口12を通してロック装置11の進入
用空間35に向けて進入する。この場合、ロック片13はば
ね24によって前述の如く位置替え可能に支持してある
為、ロック片13の位置と進入用空間35の位置に多少の横
ずれがあってもそのずれが修正されてロック片13は空間
35に確実に進入する。上記ロック片13の進入の場合、ば
ね42によって付勢されているロック子41は、ロック片13
に接触してもそのロック片により深部側に向けて押され
る為、即ち空間35と案内面39との間隔が広い側に押され
る為、ロック片13の進入に対してロック子41は何等支障
をきたさない。上記のようにして扉7が本体2に対して
ぴったりと閉付けられ図5の如くパッキン10がパッキン
当接片5に当接すると、本体2に向けての扉7の前進が
停止する。この状態では、添わせ面36に添った状態とな
っているロック片13と案内面39との間に、ばね42によっ
て付勢されているロック子41が図4の如く楔状に介入位
置する。この為、ロック片13は進入したその位置におい
て後退が阻止され、扉7の閉状態が維持される。尚上記
のように扉7を閉じた場合、ロック片13が操作片52を押
して図4の如くスイッチ50の可動部50aが操作され、ス
イッチ50には扉が閉じられたことの確認信号が得られ
る。
ら本体2に対し扉7を図2及び図3の状態を経て閉じる
と、ロック片13は受入口12を通してロック装置11の進入
用空間35に向けて進入する。この場合、ロック片13はば
ね24によって前述の如く位置替え可能に支持してある
為、ロック片13の位置と進入用空間35の位置に多少の横
ずれがあってもそのずれが修正されてロック片13は空間
35に確実に進入する。上記ロック片13の進入の場合、ば
ね42によって付勢されているロック子41は、ロック片13
に接触してもそのロック片により深部側に向けて押され
る為、即ち空間35と案内面39との間隔が広い側に押され
る為、ロック片13の進入に対してロック子41は何等支障
をきたさない。上記のようにして扉7が本体2に対して
ぴったりと閉付けられ図5の如くパッキン10がパッキン
当接片5に当接すると、本体2に向けての扉7の前進が
停止する。この状態では、添わせ面36に添った状態とな
っているロック片13と案内面39との間に、ばね42によっ
て付勢されているロック子41が図4の如く楔状に介入位
置する。この為、ロック片13は進入したその位置におい
て後退が阻止され、扉7の閉状態が維持される。尚上記
のように扉7を閉じた場合、ロック片13が操作片52を押
して図4の如くスイッチ50の可動部50aが操作され、ス
イッチ50には扉が閉じられたことの確認信号が得られ
る。
【0012】次に上記扉7を開きたい場合には図4に示
される如く電気関係の作業者が常時携行するドライバの
先その他の棒状部材56を扉7の透孔54を介して挿入し、
それをプッシュピン46の先端の凹部49に宛がってプッシ
ュピン46を押し込む。するとそのプッシュピン46によっ
てロック子41はばね42の付勢力に抗して深部側に押され
る為、前記の楔作用が消失しロック片13は後退が可能と
なる。従って作業者が上記棒状部材56によりプッシュピ
ン46を押した状態で扉7を開放方向に少し引き戻すこと
により、ロック片13は添わせ面36とロック子41の間から
抜け出す。その後は棒状部材56による操作を止めて扉7
を開放すれば良い。
される如く電気関係の作業者が常時携行するドライバの
先その他の棒状部材56を扉7の透孔54を介して挿入し、
それをプッシュピン46の先端の凹部49に宛がってプッシ
ュピン46を押し込む。するとそのプッシュピン46によっ
てロック子41はばね42の付勢力に抗して深部側に押され
る為、前記の楔作用が消失しロック片13は後退が可能と
なる。従って作業者が上記棒状部材56によりプッシュピ
ン46を押した状態で扉7を開放方向に少し引き戻すこと
により、ロック片13は添わせ面36とロック子41の間から
抜け出す。その後は棒状部材56による操作を止めて扉7
を開放すれば良い。
【0013】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、扉7
を閉じた場合、ロック片13がロック装置11における添わ
せ面36とロック子41との間に位置し、そこで戻りが阻止
されて扉7が閉状態にロックされるは勿論のこと、上記
の場合において扉7を本体2に押付けた場合、本体2に
対する扉7の押付に応じて上記ロック片13はより深部に
向けて進入し、進入したその位置で、ロック子41がロッ
ク片13と案内面39との間に楔状に入り込んでロック片13
の戻りが阻止される特長がある。このことは本体2に対
して扉7を全くがたつきのない状態にロックしたり、あ
るいは、扉7にゆがみがあってもそれを強引に本体2に
押し付けることにより、ゆがみが是正されて本体にぴっ
たりと閉着した状態でその閉状態を保持できる効果があ
る。
を閉じた場合、ロック片13がロック装置11における添わ
せ面36とロック子41との間に位置し、そこで戻りが阻止
されて扉7が閉状態にロックされるは勿論のこと、上記
の場合において扉7を本体2に押付けた場合、本体2に
対する扉7の押付に応じて上記ロック片13はより深部に
向けて進入し、進入したその位置で、ロック子41がロッ
ク片13と案内面39との間に楔状に入り込んでロック片13
の戻りが阻止される特長がある。このことは本体2に対
して扉7を全くがたつきのない状態にロックしたり、あ
るいは、扉7にゆがみがあってもそれを強引に本体2に
押し付けることにより、ゆがみが是正されて本体にぴっ
たりと閉着した状態でその閉状態を保持できる効果があ
る。
【0014】しかも上記の如き状態にロックが達成され
るものであっても、扉7を開きたい場合は、電気関係の
作業者が通常携行しているドライバあるいはラジオペン
チの先端部等の棒状部材56を扉7の透孔54から差し込ん
で上記ロック子41を深部に向け押すだけでもって、上記
楔の作用を無くして極めて簡易に上記ロックを解くこと
ができ、電気関係の作業者であれば容易に開扉できる効
果もある。
るものであっても、扉7を開きたい場合は、電気関係の
作業者が通常携行しているドライバあるいはラジオペン
チの先端部等の棒状部材56を扉7の透孔54から差し込ん
で上記ロック子41を深部に向け押すだけでもって、上記
楔の作用を無くして極めて簡易に上記ロックを解くこと
ができ、電気関係の作業者であれば容易に開扉できる効
果もある。
【図1】電気箱の斜視図。
【図2】施錠装置を、電気箱の本体並びに扉を水平に破
断して示す平面図。
断して示す平面図。
【図3】非ロック状態における施錠装置の縦断面図。
【図4】ロック状態における施錠装置の縦断面図。
【図5】ロック状態における施錠装置を示す図2と同様
の図。
の図。
【図6】案内板の斜視図。
2 本体 7 扉 11 ロック装置 13 ロック片 35 ロック片の進入用の空間 36 添わせ面 39 案内面 41 ロック子 54 棒状部材挿入用の透孔
Claims (1)
- 【請求項1】 本体と扉とにおける相互の対応位置に夫
々ロック装置とロック片を備えている電気箱において、
上記ロック片は本体に対する扉の閉鎖方向に向け長く形
成してあり、一方上記ロック装置は上記ロック片の進入
を受け入れる為の空間を備えていると共に、上記空間の
一方の側方には上記ロック片を添わせる為の添わせ面を
備え、他方の側方には、上記空間の深部側においては上
記空間から遠く浅部側においては上記空間に近い状態に
傾斜した案内面を備えており、さらに上記空間と上記案
内面との間には、ロック片の進入方向への進退が自在
で、かつロック片の進入方向とは反対方向に付勢され、
しかも上記深部側の位置では上記空間から退避し浅部側
の位置では上記空間に出張る寸法のロック子を配設して
あり、一方上記扉には、上記ロック子を深部側へ押操作
する為の棒状部材を上記ロック子に向けて挿入する為の
透孔が設けてあることを特徴とする電気箱における扉の
施錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23316892A JPH0661656A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 電気箱における扉の施錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23316892A JPH0661656A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 電気箱における扉の施錠装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661656A true JPH0661656A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16950794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23316892A Pending JPH0661656A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 電気箱における扉の施錠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015516548A (ja) * | 2012-03-28 | 2015-06-11 | ブルン ジャンカルロ | 迅速な締結及び/又は接続のためのシステム |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP23316892A patent/JPH0661656A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015516548A (ja) * | 2012-03-28 | 2015-06-11 | ブルン ジャンカルロ | 迅速な締結及び/又は接続のためのシステム |
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