JPH0661626A - フィルム配線基板の製造方法 - Google Patents

フィルム配線基板の製造方法

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Publication number
JPH0661626A
JPH0661626A JP23261092A JP23261092A JPH0661626A JP H0661626 A JPH0661626 A JP H0661626A JP 23261092 A JP23261092 A JP 23261092A JP 23261092 A JP23261092 A JP 23261092A JP H0661626 A JPH0661626 A JP H0661626A
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
polyimide layer
wiring board
aluminum
etching
Prior art date
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Pending
Application number
JP23261092A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Kumagai
稔 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デバイスホールやスルホール等の開口部を有
するフィルム配線基板において、開口部の寸法精度を良
くし、また開口部のエッジの強度を高くする。 【構成】 銅箔11の上面にアルミニウム層12を形成
し、アルミニウム層12の上面にフォトレジスト13を
形成し、フォトレジスト13をエッチングマスクとして
アルミニウム層12をドライエッチングする。この後、
フォトレジスト13を剥離すると、ほぼ垂直な外壁を有
するアルミニウム突起14が形成される。次に、アルミ
ニウム突起14を含む銅箔11の上面全体にキャスティ
ング法によりポリイミド層15を形成する。次に、ポリ
イミド層15を少なくともアルミニウム突起14の上面
が露出するまでウェットエッチングする。次に、アルミ
ニウム突起14をエッチングして除去すると、ポリイミ
ド層15に内壁のほぼ垂直な開口部16が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はフィルム配線基板の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルム配線基板の製造方法には、キャ
スティング法と呼ばれ、銅箔等からなる金属箔にポリイ
ミドワニスを塗布してポリイミド層を形成し、この後金
属箔をエッチングしてリードを形成する方法が知られて
いる。ところで、このような方法で製造されるフィルム
配線基板において、ポリイミド層にデバイスホールやス
ルホール等の開口部を形成することが多い。
【0003】このような場合には、まず、図7(A)お
よび図8に示すように、銅箔等からなる金属箔1の上面
に形成されたポリイミド層2の上面に、所定の個所に開
口部3を有するエッチングレジスト層4を印刷やフォト
リソグラフィ等によって形成する。次に、ヒドラジン等
のアルカリエッチング液を用いてウェットエッチングを
行い、図7(B)に示すように、ポリイミド層2に開口
部5を形成する。この後、エッチングレジスト層4を剥
離すると、図7(C)および図9に示すように、ポリイ
ミド層2に開口部5が形成されたフィルム配線基板が得
られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このようなフィルム配線基板の製造方法では、ヒドラジ
ン等のアルカリエッチング液を用いてポリイミド層2を
ウェットエッチングしているので、等方性エッチングと
なり、エッチング加工精度が悪く、また開口部5の内壁
が垂直にならず、したがって開口部5の寸法精度が悪
く、また開口部5のエッジの強度が低いという問題があ
った。この発明の目的は、開口部の寸法精度を良くする
ことができ、また開口部のエッジの強度を高くすること
のできるフィルム配線基板の製造方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属箔の上
面にほぼ垂直な外壁を有する金属突起を形成し、次いで
この金属突起を含む前記金属箔の上面全体にポリイミド
層を形成し、次いで少なくとも前記金属突起の上面が露
出するまで前記ポリイミド層をエッチングし、次いで前
記金属突起をエッチングして除去することにより、前記
ポリイミド層に開口部を形成するようにしたものであ
る。
【0006】
【作用】この発明によれば、ほぼ垂直な外壁を有する金
属突起をエッチングして除去することにより、ポリイミ
ド層に開口部を形成することになるので、開口部の形状
が金属突起の形状に依存することとなり、したがって開
口部の寸法精度を良くすることができ、また開口部の内
壁がほぼ垂直となり、そのエッジの強度を高くすること
ができる。
【0007】
【実施例】図1(A)〜(E)はそれぞれこの発明の一
実施例におけるフィルム配線基板の各製造工程を示した
ものである。そこで、これらの図を順に参照しながら、
この実施例のフィルム配線基板の製造方法について説明
する。
【0008】まず、図1(A)およびその平面図の図2
に示すように、厚さ20μm程度の銅箔11の上面に蒸
着やスパッタリング等によりアルミニウム層12を25
μm程度の厚さに形成する。次に、後述するポリイミド
層に形成する開口部に対応した部分のアルミニウム層1
2の上面にフォトレジスト13を形成する。次に、フォ
トレジスト13をエッチングマスクとしてアルミニウム
層12をエッチングする。このときのエッチング方法と
しては、塩素ガスを含有したガスを用いた反応性イオン
エッチングによるドライエッチングが望ましい。このよ
うなエッチングは異方性エッチングであるので、高い寸
法精度が得られる。したがって、この後フォトレジスト
13を剥離すると、図1(B)に示すように、ほぼ垂直
な外壁を有するアルミニウム突起14が形成される。
【0009】次に、図1(C)に示すように、アルミニ
ウム突起14を含む銅箔11の上面全体にキャスティン
グ法によりポリイミド層15を30μm程度の厚さに形
成する。次に、図1(D)に示すように、ヒドラジン等
のアルカリエッチング液を用いてポリイミド層15を少
なくともアルミニウム突起14の上面が露出するまでウ
ェットエッチングする。この場合のエッチングは、等方
性エッチングであっても、全面エッチングであるので、
エッチング加工精度が問題となることはない。次に、上
述した反応性イオンエッチングによるドライエッチング
または水酸化ナトリウム溶液や塩酸等のエッチング液を
用いたウェットエッチングを行なってアルミニウム突起
14を除去すると、図1(E)およびその平面図の図3
に示すように、ポリイミド層15に開口部16が形成さ
れる。かくして、ポリイミド層15に開口部16が形成
されたフィルム配線基板が得られる。
【0010】このようにして得られたフィルム配線基板
では、ほぼ垂直な外壁を有するアルミニウム突起14を
含む銅箔11の上面全体にポリイミド層15を形成し、
次いでアルミニウム突起14の上面が露出するまでポリ
イミド層15をウェットエッチングし、次いでアルミニ
ウム突起14を除去することにより、ポリイミド層15
に開口部16を形成しているので、開口部16の形状が
アルミニウム突起14の形状に依存し、したがって開口
部16の寸法精度を良くすることができ、また開口部1
6の内壁がほぼ垂直となり、そのエッジの強度を高くす
ることができる。
【0011】次に、図4(A)〜(F)はそれぞれこの
発明の他の実施例におけるフィルム配線基板の各製造工
程を示したものである。そこで、これらの図を順に参照
しながら、この実施例のフィルム配線基板の製造方法に
ついて説明する。
【0012】まず、図4(A)およびその平面図の図5
に示すように、厚さ20μm程度の銅箔21の上面およ
び下面にフォトレジストからなるメッキレジスト層2
2、23を25μm程度の厚さに形成し、上面側のメッ
キレジスト層22の所定の個所にフォトプロセスにより
開口部24を形成する。ここで、フォトプロセスにより
形成されたメッキレジスト層22の開口部24の内壁は
ほぼ垂直に形成される。次に、図4(B)に示すよう
に、電解めっき法により、メッキレジスト層22、23
によって覆われていない部分つまり開口部24内に銅突
起25を形成する。この後、メッキレジスト層22、2
3を剥離すると、図4(C)に示すように、銅箔21の
上面の所定の個所に、厚さが25μm程度でほぼ垂直な
外壁を有する銅突起25が形成される。
【0013】次に、図4(D)に示すように、銅突起2
5を含む銅箔21の上面全体にキャスティング法により
ポリイミド層26を30μm程度の厚さに形成する。次
に、図4(E)に示すように、ヒドラジン等のアルカリ
エッチング液を用いてポリイミド層26を少なくとも銅
突起25の上面が露出するまでウェットエッチングす
る。次に、塩化第2銅溶液や塩化第2鉄溶液等のエッチ
ング液を用いたウェットエッチングを行なって銅突起2
5を除去すると、図4(F)およびその平面図の図6に
示すように、ポリイミド層26に開口部27が形成され
る。かくして、ポリイミド層26に開口部27が形成さ
れたフィルム配線基板が得られる。
【0014】このようにして得られたフィルム配線基板
では、ほぼ垂直な外壁を有する銅突起25を含む銅箔2
1の上面全体にポリイミド層26を形成し、次いで銅突
起25の上面が露出するまでポリイミド層26をウェッ
トエッチングし、次いで銅突起25を除去することによ
り、ポリイミド層26に開口部27を形成しているの
で、この場合も、開口部27の形状が銅突起25の形状
に依存し、したがって開口部27の寸法精度を良くする
ことができ、また開口部27の内壁がほぼ垂直となり、
そのエッジの強度を高くすることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ほぼ垂直な外壁を有する金属突起をエッチングして
除去することにより、ポリイミド層に開口部を形成して
いるので、開口部の形状が金属突起の形状に依存し、し
たがって開口部の寸法精度を良くすることができ、また
開口部の内壁がほぼ垂直となり、そのエッジの強度を高
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(E)はそれぞれこの発明の一実施例
におけるフィルム配線基板の各製造工程の断面図。
【図2】図1(A)の平面図。
【図3】図1(E)の平面図。
【図4】(A)〜(F)はそれぞれこの発明の他の実施
例におけるフィルム配線基板の各製造工程の断面図。
【図5】図4(A)の平面図。
【図6】図4(F)の平面図。
【図7】(A)〜(C)はそれぞれ従来のフィルム配線
基板の各製造工程の断面図。
【図8】図7(A)の平面図。
【図9】図7(C)の平面図。
【符号の説明】
11 銅箔 14 アルミニウム突起 15 ポリイミド層 16 開口部 21 銅箔 25 銅突起 26 ポリイミド層 27 開口部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔の上面にほぼ垂直な外壁を有する
    金属突起を形成し、次いでこの金属突起を含む前記金属
    箔の上面全体にポリイミド層を形成し、次いで少なくと
    も前記金属突起の上面が露出するまで前記ポリイミド層
    をエッチングし、次いで前記金属突起をエッチングして
    除去することにより、前記ポリイミド層に開口部を形成
    することを特徴とするフィルム配線基板の製造方法。
JP23261092A 1992-08-10 1992-08-10 フィルム配線基板の製造方法 Pending JPH0661626A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020089181A (ko) * 2001-05-21 2002-11-29 닛토덴코 가부시키가이샤 금속박 적층판 및 그의 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020089181A (ko) * 2001-05-21 2002-11-29 닛토덴코 가부시키가이샤 금속박 적층판 및 그의 제조방법

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