JPH0661522B2 - 塗布量制御装置 - Google Patents

塗布量制御装置

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JPH0661522B2
JPH0661522B2 JP60073174A JP7317485A JPH0661522B2 JP H0661522 B2 JPH0661522 B2 JP H0661522B2 JP 60073174 A JP60073174 A JP 60073174A JP 7317485 A JP7317485 A JP 7317485A JP H0661522 B2 JPH0661522 B2 JP H0661522B2
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tank
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一彦 幸
伸一 安村
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神崎製紙株式会社
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【発明の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野 本発明は紙等のシート状連続体に連続的に塗料を塗布す
る装置における塗布量制御装置に関する。
ロ.従来の技術 従来の塗布量制御方法を、本発明の一実施例を示す第1
図aを借りて説明する。この図で1はロールコータであ
って、Sが塗装を施すシート状連続体である。ロールコ
ータでは塗料槽2の塗料液中にピックアップロール3が
一部浸漬されて回転しており、塗料槽2には塗料タンク
4からポンプPによつて塗料液が供給されており、塗料
槽2から溢れた塗料液は塗料タンク4に戻る。タンク4
に戻る塗料液量はシートSに付着して持ち去られた分だ
け塗料槽2に供給される塗料液量より少なく、従って塗
料タンク4内の塗料液は次第に減少して行き、その時間
当たりの減少量がシートSに塗布された塗料の量とな
る。以上の点は本発明でも従来例でも同じである。従来
例ではシートSへの塗布量を検出するのに、塗料タンク
4への新鮮塗料液の供給を2〜3分間停止し、その間の
タンク4内の塗料液面の低下を物指で測定して塗料液の
消費量を求め、或は塗料槽の重量を計って、その減量か
ら塗料液を消費量を求めて、そのときのシートSの送り
速度とシート幅から塗布量を計算していた。
ハ.発明が解決しようとする問題点 上述した従来方法には次のような問題点がある。塗料タ
ンク4内の塗料液面はポンプPの振動、コータ1から戻
って来る塗料液の流入等によって波立っており、液面高
さが或は塗料槽の重量正確に測れない。そのため時間当
たりの塗料液の消費量の精度を上げるには液面高さを測
る時間間隔を長くする(液面の高さの差を大にする)必
要があり、塗布量が求まる迄に時間がかゝる。このため
塗布量を検出して塗布量の制御を行う場合の応答性が悪
く、また塗布量を変更する場合等、塗布量調節操作をし
てその結果が判明する迄に時間がかかるから塗布量を目
的の値に落ち着ける迄には相当な時間を費やし、その間
のシート材及び塗料の損失が大きい。
要するに従来方法には塗布量が判明する迄に時間がかか
り、そのため塗布量制御の応答性が低く、塗布量変更時
の時間及び資材のロスが大きくなると言う問題があり、
本発明はこれらの問題を解消しようとするものである。
ニ.問題点解決のための手段 本発明は第1図a及びbにおいて、塗料タンク4或は塗
料槽2の重量を常時測定し、その重量が下限値以下にな
ったら新鮮塗料液を補給し、上限値に達したら塗料液の
補給を停止するようにし、新鮮塗料液を補給していない
間における塗料タンク4或は塗料槽2の重量を適宜時間
間隔でサンプリングした重量のデータから平均化手法を
用いて現時点の時間当たり塗料消費量を算出し、塗布量
調節手段8にフィードバックするようにしたものであ
る。
ホ.作用 塗料の消費量を検出するのに、塗料タンク或は塗料槽2
の重量変化を用いるから、塗料液面の波立ち等の影響を
受けることなく略々連続的に塗料の消費量が検出でき、
略々連続的に重量測定ができるので、測定データの平均
化演算により、従来例のように長いサンプリング間隔を
とらなくても統計的なゆらぎの少ない重量測定値がえら
れ、塗布量のフィードバック制御の遅れ時間の縮少と相
まって、応答が速く安定性のよい塗布量制御が可能とな
る。
ヘ.実施例 第1図aは本発明の一実施例の概要を示すものである。
1はロールコータで塗料槽2にピックアップロール3が
一部浸漬されて回転しており、Sが塗布せられるべきシ
ート状連続体である。塗料槽2には塗料タンク4からポ
ンプPによって塗料液が供給され、塗料槽2から溢れた
塗料液は塗料タンク4に戻る。塗料タンク4は重量検出
手段としてのロードセル5に支承されており、ロードセ
ル5からは塗料タンク4の重量に相当する信号が出力さ
れている。6はデータ処理及び塗布量制御を行う制御装
置で、ロードセル5の出力をサンプリング手段で一定時
間間隔でサンプリングし、後述する平均化の演算を実行
して略々リアルタイムで塗料タンク4の重量を検出して
おり、その重量が下限値YL以下になったらバルブVを
開いて新鮮塗料液を塗料タンク4に補給し、塗料タンク
重量が上限値Yhに達する迄バルブVを開いておきYh
に達してVを閉じる。かくして塗料タンク4には重量が
Yhになる迄一挙に塗料液が補給され、その後補給なし
でタンク重量は次第に減少して行き、YLに達すると再
び塗料液がタンク重量Yhになる迄補給されると言う動
作が繰り返される。
第1図bは本発明の他の実施例であって、塗布装置にお
いてピックアップロール3が浸漬されている塗料槽2を
ロードセル5で支えてその重量を検出するようにし、塗
料槽2への塗料液の補給を第1図aの実施例と同じ方法
で制御するものである。
第2図は新鮮塗料の補給されていない間の塗料タンク4
或は塗料槽2の重量の変化を示すもので、色々な誤差因
子により上下に細かく変動しながら減少して行く。この
細かな変動を平均化して正確なタンク4或は塗料槽2の
重量を検出するため制御装置6ではその演算手段によっ
てロードセル5からサンプリングしたデータについて次
のような平均化演算を行っている。この平均化法は単純
区間平均と単純移動平均との中間的な平均法で平均を行
う区間の他にもう一つの適当に選択し得るパラメータを
含んでいる所に特徴がある。このような平均化の演算に
よって或時間間隔でその時間間隔内の塗料液の消費量が
求められ、予め制御装置6に入力されているシートSの
送り速度Fとシート幅Wとから塗布量が計算される。制
御装置6にはこのようのして算出した塗布量を予め入力
されている目標値と比較し、制御装置の出力部から両者
の差が0となるように制御信号を出力しロールコータ1
における塗布量調節手段を制御する。ロールコータ1に
おける制御点はピックアップロール3の回転速度の調節
手段、ピックアップロール3の付着塗布液かき落としレ
バーの押し付け圧の調節手段8等である。
上述した本発明における平均化法について述べる。第3
図のaで横線は時間軸でその線上の点はデータサンプリ
ング時点を示す。単純区間平均は第3図bに示すように
n個のサンプリング点を含む区間Bの各データの平均
で、次の平均値は区間Bの隣のn個のサンプリング点を
含む区間B′において求められる。この方法では一区間
のサンプリングデータの数を増せば平均値の安定制は増
すが平均が求まる時間間隔が延びて制御動作の即応性が
低下する。単純移動平均は第3図cに示すように平均を
取る区間Bを一サンプリング間隔ずつずらせて行くもの
で、サンプリング間隔と同じ間隔で平均値が求められる
が、相隣る二つの平均値の間の差は例えば第3図cで区
間BとB′の平均の差を考えると、これはサンプリング
時点kとrにおけるサンプリングデータの差であって、
k,r各時点のデータは共に平均化されていない生のデ
ータであるからその差の変動と言うのはサンプリングデ
ータそのものの変動と同程度であり、単純移動平均によ
るときは区間幅を広くしても平均値の安定性は向上しな
いのである。
これに対して本発明では第3図dに示すように平均を求
める区間をサンプリング点x個分ずつずらせて重ねるよ
うにした。こゝでxが適当に選択できるパラメータであ
って、x=nとすると単純区間平均となり、x=1とす
ると単純移動平均となる。
これらの平均化法の適否を評価するため次のようにし
た。塗料タンク4或は塗料槽2の重量のサンプリングデ
ータに近似するランダム関数として Y(i)=0.02774i+60+0.2924(RND−0.5) を設定(RNDは0〜1間の乱数、iはサンプリング番
号)し、サンプリング間隔1秒として各平均化法で求め
られた平均値の変動の標準差の大小で平均値の安定性を
評価し、この標準偏差と相隣る平均値間の時間(サンプ
リング点数)との関係のグラフを画いてみた。このグラ
フは例えば単純区間平均の場合、安定性は平均を求める
区間(サンプリング数)を増せば向上(標準偏差が減
少)し、相隣る平均値間の時間は平均を求める区間その
ものであるから、第4図のような傾向を示す。実際の計
算例を第5図に示す。横軸は秒で示してあり、サンプリ
ング間隔が一秒であるから、横軸はサンプリング個数で
もある。計算は平均に用いるサンプル個数として10〜
120まで6段階をとった。単純移動平均では相隣る平
均値間の時間は1秒であり、サンプル個数を変えた場合
の標準偏差は一秒の線上に縦に並ぶ。サンプル個数12
0個とした場合単純区間平均では相隣る平均値間の時間
幅は120秒であり、この場合の標準偏差は2.6×10
であって第5図上120と記入した点で示される。同様
にして他の各サンプル個数の場合の単純区間平均の標準
偏差と相隣る平均値間の時間間隔は夫々のサンプル個数
の数字を記入した点で示され、これらの点を連ねる曲線
Uが第4図に模式的に示した単純区間平均の場合の標準
偏差と相隣る平均値の間隔との関係グラフである。そし
て例えばサンプル個数60の場合本発明におけるパラメ
ータxは1から60までの間で選択可能であり、第5図
の計算例では1,20,40,60,80の5種が示さ
れている。フィードバック制御における測定値としては
安定性と即応性が要求され、即応性は相隣る平均値間の
時間間隔がせまい程高まる。従って第5図の上では左下
隅に近い点程望ましいのであるが、傾向としては右下が
りの帯上に計算点が来る。単純区間平均だけであると、
第5図の曲線U上で適当な点を選ぶしかない。単純移動
平均では1秒の線上の一定区間でしか選択できない。本
発明では曲線Uの下にある幅の選択域が形成されるの
で、実用的な選択の範囲が拡大される。
尚本発明において、塗料タンク4或は塗料槽2の重量の
生の測定データの安定性を向上させることも重要で、第
1図aの実施例の場合塗料槽2から戻ってくる塗料液の
落下の反動の減少のため戻り管7の開口端をタンク4の
最下液面以下に位置させ、かつ横に向けて戻って来た塗
料液の流れがタンクの底や側壁に直接当たらないように
すること、戻り管7をなるべく太くして塗料液の戻りを
なるべく早くすること、ロードセル5による支持位置を
タンク4の重心に近づけてポンプPの振動等によるタン
ク4の揺れの最も少ない点で重量を検出すること等の工
夫が望ましい。また第1図bの実施例でも塗料槽2は重
心高さ付近でロードセルにより支承するのがよい。この
実施例では塗料液面が上下所定レベルの範囲にある間塗
料液の補給は行われないので、ポンプPの振動が重量検
出に悪影響を及ぼすことはないが、反面ピックアップロ
ール3が高速で回転しているので、それにより塗料液が
あおられ揺れて、これが重量検出のノイズとなる。これ
を防ぐには塗装装置の機枠に固定され、塗料槽2内の塗
料液中に挿入された液揺れ防止の邪魔板を用いるとよ
い。
ト.効果 本発明によれば、塗料の時間当たりの消費量が略々リア
ルタイムで検出されるので塗布量制御系の応答性が良向
であり、塗布量制御に用いられる被制御量の測定値とし
て生のサンプリングデータに単純区間平均を適当なサン
プル個数分ずつずらせて行う方法で求めた平均値を用い
ているので、測定値の安定性が良く、かつ測定値間の時
間間隔も圧縮できているので、被制御量を常時検出して
いることによるフィードバック系の応答の良さがより有
効に発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本発明の第1の実施例の概要を示すブロック
図、第1図bは他の実施例のブロック図、第2図は同実
施例における塗料タンクの重量の経時的な測定結果のグ
ラフ、第3図は平均化法を説明するグラフ、第4図は単
純区間平均化法における平均値の安定性と平均区間との
関係の傾向を示すグラフ、第5図は各平均化法における
平均値の安定性と相隣る平均値との関係の計算例のグラ
フである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗布装置に塗料を連続的に供給する塗料タ
    ンク4に間欠的に新鮮塗料液を補給する手段(V),或
    は塗布装置内の塗料槽(2)に間欠的に新鮮塗料液を補
    給する手段(P)と、上記塗料タンク(4)或は塗料槽
    (2)の重量を常時検出する重量検出手段(5)と、上
    記塗料タンク或は塗料槽に新鮮塗料を供給していない間
    において、上記重量検出手段の出力をサンプリングする
    サンプリング手段、そのサンプリングデータの適宜のサ
    ンプル個数について単純区間平均を求める動作をそのサ
    ンプル個数以下の適宜サンプル個数分ずつずらせて繰返
    す演算手段、同手段により得られる平均値に基いて制御
    信号を出力する出力部よりなる制御装置(6)と、その
    上記出力部よりの出力信号により作動せしめられる塗布
    装置の塗布量調節手段(8)とよりなることを特徴とす
    る塗布量制御装置。
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