JPH0661506B2 - プラズマスプレー式被覆装置 - Google Patents

プラズマスプレー式被覆装置

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JPH0661506B2
JPH0661506B2 JP1075261A JP7526189A JPH0661506B2 JP H0661506 B2 JPH0661506 B2 JP H0661506B2 JP 1075261 A JP1075261 A JP 1075261A JP 7526189 A JP7526189 A JP 7526189A JP H0661506 B2 JPH0661506 B2 JP H0661506B2
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、管状物体の不規則な内面にコーチング材を被
覆するためのプラズマスプレー式(溶射)被覆装置に関
する。
従来の技術及びその問題点 説明の便宜上、本発明の装置を例示する図面第1〜5図
に示される各要素の参照番号を用いて従来のプラズマ被
覆技術を説明する。一般に、プラズマ被覆技術において
は、粉末をプラズマ流内へ噴射し、その粉末を帯同した
プラズマ流を被覆処理すべき物体(101)の表面(1
03)に吹付ける。表面全体を被覆するために、プラズ
マトーチ(105)本体及び、又は物体(101)を移
動させることにより、プラズマ流が物体表面(103)
に衝突する点即ち射撃点(107)を物体表面(10
3)に沿って移動させる。最適な被覆即ちコーチングを
達成するためには、物体表面の射撃点に対するプラズマ
流の軸線(109)の角度を直角に維持すべきである。
更に、プラズマトーチ(105)の先端のスプレーノズ
ル(140)と射撃点(107)との間の距離(以下、
単に「離隔距離」とも称する)を射撃点が物体表面に沿
って移動する間実質的に一定に維持すべきである。
最適な被覆を達成するための更にもう1つの要件は、射
撃点(107)を物体表面(103)に沿って実質的に
一定の速度で移動させることである。
円筒表面や、円錐表面や、環状表面のような単純な回転
面の場合は、上記の要件は、単に、物体(101)を回
転させ、トーチ(105)を直線に沿って一定速度で移
動させることによって充足することができる。
しかしながら、より複雑な形状の表面の場合には、上記
の要件を充足することが、より困難になる。例えば、球
状表面のような回転面に被覆する場合は、上記離隔距離
を一定に維持するようにトーチを湾曲経路に沿って移動
させねばならず、かつ、射撃角度を被覆すべき表面に対
して垂直(直角)に維持するようにトーチ(105)を
その軸線即ち中心スプレー軸線(109)に対して垂直
な回転軸線の周りに回転させねばならない。この一定離
隔距離と、垂直射撃角度は、トーチを物体の長手軸線
(即ち物体の回転軸線)101aに平行な方向と垂直な
方向に移動させ、かつ、トーチをこれらの平行な方向と
垂直な方向によって画定される作業平面(143)に垂
直な回転軸線(トーチの中心軸線に対して垂直な軸線)
(145)の周りに回転させる装置によって得られる。
しかしながら、特定の状況下では、トーチを回転軸線
(145)の周りに回転させることの結果として物体表
面(103)に沿っての射撃点(107)の移動速度に
変動が生じることがある。例えば、トーチの回転軸線が
トーチ105の本体をその軸線109に対して垂直に貫
通する軸線である場合、トーチを回転軸線の周りに一定
角度回転させると、プラズマスプレーが可変速度で物体
表面(103)を掃引する。この可変速度での掃引運動
をトーチの複雑なプログラム化運動によって補償しない
限り、速度変動の発生により最適な被覆が得られなくな
る。このような可変速度での掃引運動は、トーチ(10
5)をその軸線(109)に対して垂直に貫通する回転
軸線の周りにではなく、射撃点(107)と垂直に交差
する回転軸線(145)の周りに回転させることにより
完全に回避することが可能である。しかしながら、その
ような回転軸線(145)を中心としてトーチを回転さ
せるには、トーチのための大きな支持体(アーム等)
と、トーチへの各種材料(被覆材料等)の供給機構をト
ーチと一緒に運動させなければならない。しかしなが
ら、そのような運動を行わせるとともに、更に、上記
「離隔距離」を一定に維持し、かつ、中心スプレー軸線
(109)を被覆すべき表面に対して垂直に維持するこ
とは、多くの場合困難であるか、不可能である。
不規則な内面を有する管状物体の場合は、最適の被覆を
達成するための要件を充足するのは、特に困難である。
そのような管状物体としては、その長手軸線の方向に不
規則な輪郭を有する回転内面を有する管状物体や、長手
軸線の方向には規則的な輪郭を有するが、長手軸線に対
し垂直な非円形の断面形状を有する内面を備えた管状物
体などがある。管状物体の内面が不規則である場合は、
在来の装置では上記の運動を得るのは困難、もしくは不
可能である。この困難性は、主としてプラズマトーチに
必要とされる支持及び供給装置に起因する。プラズマト
ーチは、通常、1本又はそれ以上のガス供給導管、粉末
供給導管、2本の電線、及び2本の冷却水ホースに接続
されており、これらの導管、電線及びホースは、不可撓
性の供給接続管として1束に結束されている。この供給
接続管とトーチ自体とは、剛性のアームに取付けられ、
該アームはトーチを所望の運動経路に沿って移動させる
ための機構に取付けられている。従って、トーチが管状
物体の内面に沿って移動する際、剛性のアーム、トー
チ、及び、又は供給接続管が被覆処理すべき管状物体内
へ進入し、トーチの所望の運動を妨害することになる。
この問題は、管状物体の長さ対直径の比が大きいほどひ
どくなる。
当該業者は、管状物体の内面への最適の被覆を達成する
ような態様でトーチを移動させることが困難であること
からして、現行では、ある種の複雑な形状の被覆は、プ
ラズマスプレー式(溶射)による被覆を回避するか、あ
るいは、次善の品質の被覆で満足せざるをえない。
発明の目的 従って、本発明の目的は、管状物体の不規則な内面に最
適品質の被覆即ちコーチングを施すことができる装置を
提供することである。
本発明の他の目的は、従来技術において可能であったよ
り高い長さ/直径比の管状物体の内面に最適品質の被覆
即ちコーチングを施すことができる装置を提供すること
である。
本発明の更に他の目的は、管状物体の内面に被覆するこ
とに加えて、管状物体の一端又は両端にも被覆即ちコー
チングを施すことができる装置を提供することである。
発明の概要 上記目的を達成するために、本発明は、プラズマスプレ
ーの射撃点において被覆処理すべき管状物体の不規則な
内面に対してノズルの中心軸線を通る中心スプレー軸線
を垂直に維持して該管状物体の不規則な内面にコーチン
グ材(被覆材)を差向けるためのノズルを有する内面被
覆のためのプラズマスプレー式被覆装置を提供する。
理解を容易にするために、第1〜5図に示された各要素
の参照番号を用いて本発明の装置の基本構造を説明する
と、本発明のプラズマスプレー式被覆装置は、 (a)管状物体101の不規則な内面103上の射撃点1
07にプラズマスプレーコーチング材を吹付けるための
スプレーノズル140を有するプラズマトーチ105
と、 (b)外端115と、前記トーチに固定された内端113
を有しており、前記射撃点が管状物体の内面に沿って移
動する間前記ノズルを該内面に干渉することなく該内面
から一定の距離のところに維持させた状態で該ノズルの
中心軸線を通る中心スプレー軸線109を該内面に対し
て垂直に位置させることができるような長さとした第1
アーム111と、 (c)前記射撃点が前記管状物体の内面に沿って移動する
間該管状物体の囲い領域127の外に位置するようにな
された外端125と、第1アームの外端115に固定的
に連接された内端123を有する第2アーム121と、 (d)第2アームの外端125に固定的に連接された内端
133と、前記射撃点が管状物体の内面に沿って移動す
る間前記ノズルを該内面に干渉することなく該内面から
一定の距離のところに維持させた状態で該ノズルの中心
軸線を通る中心スプレー軸線を該内面に対して垂直に位
置させることができるようになされた外端135を有す
る第3アーム131と、 (e)第3アームの外端135に取付けられており、前記
ノズルを管状物体の長手軸線101aに平行な方向と垂
直な方向とに移動させるように第1、第2及び第3アー
ムを移動させるための移動手段147,149、及び、
第3アームの外端135に取付けられており、前記中心
スプレー軸線が管状物体上の射撃点において該管状物体
の軸面に対して垂直に向けられるように該ノズルを回転
軸線145の周りに回転させるための回転手段151
と、 (f)前記中心スプレー軸線が前記内面に対して実質的に
垂直に維持され、前記ノズルと前記射撃点との間の距離
が実質的に一定に維持され、かつ、該射撃点が内面に沿
って移動する速度が実質的に一定に維持されるように、
該ノズルの前記移動及び回転を、長手軸線101aを中
心とする管状物体の回転に対して調整するための調整手
段とから成る。
本発明の装置によって被覆される管状物体としては、総
体的に円筒形で、不規則な内面、特に長手方向でみて不
規則な形状を有する中空物体がある。本発明の装置は、
回転内面を有する物体の内面被覆に特に適している。そ
のような内面は、長手軸線に対して垂直な円形断面を有
し、長手軸線の方向でみて可変直径を有する。
管状物体101の内面103に最適な被覆を施すには、
一般に、プラズマトーチ、プラズマ流、及び、又はトー
チ支持装置の全部又は一部を管状物体によって囲われる
囲い領域127内に挿入しなければならない。又、先に
述べたように、最適の被覆を行うためには、「離隔距
離」(プラズマトーチ105のスプレーノズル140と
射撃点107との間の距離)を一定にし、中心スプレー
軸線109を射撃点107において被覆すべき内面10
3に対し垂直に維持すべきである。一般に、被覆すべき
内面(以下、単に「内面」とも称する)は、管状物体に
よって囲われた表面即ち管状物体の囲い領域127を画
定する。即ち、管状物体101の内面103の一点から
内面103の他点へ物体101自体を貫通することなく
線を引くことができる。しかしながら、本発明の装置
は、又、管状物体の囲い領域127内には含まれない端
面128,129及び端面に近接した表面の一部分にも
被覆を施すすることができる。従って、このような表面
も、本発明でいう「内面」に含まれることとする。
上記第1アーム111は、トーチ105に固定される。
射撃点107が管状物体101の内面103に沿って移
動する間上記トーチを最適位置に維持しなければならな
い。即ち、「離隔距離」を一定に維持し、中心スプレー
軸線109を射撃点において内面103に対して垂直に
維持しなければならない。第1アームの長さは、トーチ
の最適位置を維持しつつ、被覆すべき内面に沿って射撃
点を移動させる間管状物体101をクリアする(管状物
体に接触又は干渉することなく通過する又は乗越える)
ように選定される。
上記第2アーム121は、第1アームの外端115に固
定的に連接される。第2アームの外端125は、トーチ
105がその最適位置を維持しつつ、被覆すべき内面の
すべての部分を走査する間管状物体の囲い領域127の
外に位置するように第1アームの外端115に取付けら
れる。
上記第3アーム131は、第2アームの外端125に固
定的に連接される。第2アームの外端125は、トーチ
がその最適位置を維持しつつ、内面被覆作業を行う間に
取られるどの位置においても管状物体に干渉しないよう
な点にまで突出させる。長手軸線101aを中心とする
単純な回転外面を有する物体、例えば、実質的に円筒形
の外面を有し、外径の変化は僅かであり、大きなフラン
ジなどを持たない物体の場合には、第3アームの外端1
35は、該物体の投影領域137の外にまで突出させ
る。「投影領域」とは、管状物体の外端をその物体の長
手軸線に平行な方向に投影させることによって画定され
る領域のことである。
上記スプレーノズル140を移動するために第1、第2
及び第3アームを移動及び回転させる上記移動手段14
7,149及び回転手段151は、例えば油圧式、歯車
式、レバー式、又はサーボモータ機構等の慣用のプラズ
マトーチ制御器であってよい。この移動手段及び回転手
段は、スプレーノズルを管状物体の長手軸線101a
(即ち回転軸線)に対して平行な方向と垂直な方向に移
動させる。各アームの回転は、中心スプレー軸線109
を射撃点107において内面103に対して垂直に維持
するために行われる。
一般に、移動手段147,149及び回転手段151
は、嵩高であるが、本発明に従って第1アームと第2ア
ームと第3アームを組合せることにより、トーチ105
の中心スプレー軸線109が移動される際移動手段及び
回転手段が物体101に干渉することがないような態様
でトーチをこれらのアームに取付けることを可能にす
る。
各アーム111,121,131の運動の結果として、
中心スプレー軸線109が、物体の長手軸線101aに
対して平行な方向と垂直な方向にそれらの方向によって
画定される作業平面143内において移動される。長手
軸線を中心とする回転面である内面を有する管状物体の
場合は、その長手軸線は作業平面内に包含される。
上記調整手段は、各アーム及びスプレーノズルの回転運
動及び上記平行及び垂直運動(管状物体の長手軸線に平
行な方向及び垂直な方向の移動)を調整する。この調整
手段は、歯車機構、カム式制御機構、コンピュータ制御
による運動プログラム装置、連動レバー機構等の慣用の
手段であってよい。そのような慣用の調整手段は、例え
ば米国特許第3,915,114号に記載されている。
実施例 第1〜3図を参照して説明すると、被覆すべき管状物体
101は、長手軸線101aを有し、被覆すべき内面1
03を有する。管状物体101の長手軸線101aは、
後述する物体回転手段159によって回転される、該物
体の回転軸線でもある。被覆装置は、管状物体101の
開放端102から挿入する。
被覆装置は、プラズマトーチ(以下、単に「トーチ」と
も称する)105を有し、トーチ105は、そのスプレ
ーノズル140からプラズマスプレー(図示せず)を該
トチの中心スプレー軸線(単に「軸線」とも称する)1
09に沿って被覆すべき内面103上の射撃点107に
差向ける。トーチ105の軸線とスプレーノズル(以
下、単に「ノズル」とも称する)140(第3図)の軸
線とは一致しているので、「トーチ105の中心スプレ
ー軸線109」とも、「スプレーノズル140の中心ス
プレー軸線109」とも称する。中心スプレー軸線10
9を移動させ、それによって射撃点107を内面103
に沿って移動させる間、中心スプレー軸線109は、内
縁103に対して垂直に維持され、「離隔距離」即ちス
プレーノズル140(第3図)と射撃点107との間の
距離は一定に維持される。
第1アーム111は、内端113と外端115を有し、
内端113にプラズマトーチ105が固定されている。
第1アーム111は、射撃点107が管状物体101の
内面103上を移動する間被覆すべき管状物体101を
クリアする(管状物体に接触又は干渉することなく通過
する又は乗越える)ように寸法づけされている。第4
a、4b,4c、4b図は、射撃点107の内面103
上のいろいろな異なる部位にあり、第1アーム111が
物体101をクリアすることを示す。特に第4c図に示
されるように、この実施例の第1アーム111は、それ
が管状物体101の長手軸線即回転軸線101aに対し
てほぼ垂直になったとき、かつ、管状物体の内面103
の、長手軸線101aに最も近接した部分にコーチング
材を被覆するとき、管状物体101をクリアするように
寸法づけされている。
再び、第1〜3図を参照して説明すると、第2アーム1
21は、内端123と外端125を有し、内端123が
第1アーム111の外端115に固定的に連接されてい
る。第2アーム121の位置及び寸法は、その外端12
5が、内面103を被覆するためのトーチ105の移動
中物体の囲い領域107の外に位置するように選定され
る。第3図及び4a〜4d図にみられるように、第2ア
ーム121の外端125は、中心軸線109の図示の位
置においては囲い領域の外部に位置する。図示の実施例
では、囲い領域127は、物体の内面103と、端面1
28,129によって囲まれる。
再び、第1〜3図を参照して説明すると、第3アーム1
31は、内端133と外端135を有し、内端133が
第2アーム121の外端125に固定的に連接されてい
る。第3アーム131の長さは、物体101の内面10
3にコーチング材を被覆する作業中物体101に干渉し
ないように定められる。第3アーム131は、トーチ1
05の支持装置の全体長さを最小限にするために、トー
チの回転軸線145に実質的に平行に配置することが好
ましい。図示の実施例では、第3アーム131は、その
外端135が物体101の投影領域137(管状物体の
外面をその物体の長手軸線に平行な方向に投影させるこ
とによって画定される領域)(第2図)その外に位置す
るように配置されている。物体101の投影領域137
は、この実施例では円筒形であり、管状物体101の延
長として無限の長さの中心軸線101aを有し、投影領
域137の直径は、管状物体101の最大外径139に
等しい。
第2アーム121は、できるだけ短く、従ってできるだ
け剛性であることが好ましい。本発明の一実施例では、
第2アーム121は真直ぐであり、その主軸線は第1ア
ーム111の軸線と中心スプレー軸線109によって画
定される第1平面内に位置し、第1アーム111の主軸
線に対して垂直とする。
別法として、第2アーム121は、その外端125を上
述した移動手段及び回転手段(第1図には示されていな
い)の方へ近づけて、第2アームの軸線と第3アームの
軸線との間の角度を鈍角とするように角α(第1図)だ
け上記第1平面から傾けることができる。このように第
2アーム121を傾けることにより、第2アーム自体の
長さは僅かに長くなるが、第3アーム131の長さを相
当短縮することができる。即ち、1/cosαとして表
わされる第2アーム121の長さは、角αの変化(増
大)とともに緩やかに長くなるのに対して、tanαと
して表わされる第3アーム131の長さは、角αの変化
(増大)とともに急激に長くなる。その結果として、角
αを大きくすると、第2アームと第3アームの全長(合
計長さ)が、短くなり、それだけトーチ105に対する
支持力が強化される。第3アーム131の長さがゼロに
近づくように角αを定めれば、2つのアーム121と1
31の合計の長さが最小限になる。しかしながら、角α
の大きさは、物体101内の深い部位に被覆する際第2
アーム121が物体101に干渉しない範囲内に制限さ
れる。一般に、角αは、特定の用途に応じて決定され、
慣用の作図法によって算定することができる。角αの代
表的な値は、0°〜40°である。第3アーム131の
主軸線と、第1アーム111及び第2アーム121によ
って画定される平面との間の角度は、角αの大きさに従
って決まり、約90°〜130°となる。
第5図を参照して説明すると、トーチ105の中心スプ
レー軸線109の位置づけは、該トーチの軸線109を
作業平面143内で物体101の長手軸線即ち回転軸線
101aに平行な方向と垂直な方向とに移動させ、か
つ、トーチ105の軸線109を作業平面143に垂直
なトーチの回転軸線145の周りに回転させることによ
って行われる。
作業平面143の移動は、第5図に矢印で示されるよう
にトーチ105従ってスプレーノズル140の中心スプ
レー軸線109を作業平面143内で管状物体101の
長手軸線101aに平行な方向と垂直な方向とにそれぞ
れ移動させる移動手段147と149とによって行われ
る。トーチ105従ってスプレーノズル140の中心ス
プレー軸線109を作業平面143内で管状物体101
の長手軸線101aに平行な方向に移動させる移動手段
147を「第1移動手段」とも称し、垂直方向に移動さ
せる移動手段149を「第2移動手段」とも称する。作
業平面143は、移動する中心スプレー軸線109及び
射撃点107を包含する。長手軸線101aを中心とす
る回転面を有する図示の管状物体101の場合は、物体
の長手軸線101aも作業平面143内に位置する。
第1移動手段147及び第2移動手段149は、プラズ
マトーチ105の2軸移動(管状物体101の長手軸線
101aに平行な方向の移動と垂直な方向の移動)のた
めのプラズマトーチ技法において使用される慣用の手
段、例えば油圧式、歯車式、レバー式、又はサーボモー
タ機構等によって構成することができる。
トーチ105従ってスプレーノズル140の中心スプレ
ー軸線109の回転は、トーチ105をにより第5図に
矢印で示されるように回転軸線145の周りに回転する
ことにより行われる。回転手段151は、第5図の実施
例では駆動ホイールから成るものとして示されている。
トーチ105(スプレーノズルス140の中心スプレー
軸線109)の回転軸線145は、物体101の内面1
03に沿っての射撃点107の移動速度に変動を生じな
いようにするために射撃点107を通るように設定され
ている。回転軸線145を中心とするトーチ105従っ
てスプレーノズル140の中心スプレー軸線109の回
転は、図示のように単にトーチの支持体(アーム)全体
を回転軸線145の周りに回転させることによって行わ
れる。
別法として、装置全体を別の回転軸線の周りに回転さ
せ、その正味運動が射撃点107を通る回転軸線145
を中心とする回転運動となるように運動プログラミング
により補償する構成をとることもできるが、構造が複雑
になるので、あまり好ましい構成ではない。
トーチ105の回転手段151は、例えばカム式、モー
タ式又は油圧式装置等の、プラズマトーチ法において慣
用されている手段であってよく、第1及び第2移動手段
147,149に対して作動的に調整される。通常、回
転手段151は、適当な剛性の軸受155に軸承され、
トーチ105の回転軸線145と一致する軸線を有する
軸153を含む。
回転手段151及び移動手段147,149は、中心ス
プレー軸線109をコーチング作業のための最適位置に
維持するために作動的に調整される。そのための調整手
段は、慣用のものであり、例えば、歯車、カム、油圧又
は空気圧モータ及びレバー式機構等の連動機構と、コン
ピュータ制御による運動プログラム装置を含むものとす
ることができる。
第3図、及び4a、4b、4c、4d図を参照すると、
射撃点107が管状物体101の内面103上のいろい
ろな異なる位置にあるところが示されている。図示のよ
うに、トーチ105従ってそのスプレーノズル140の
最適位置(即ち、スプレーノズル140と射撃点107
との間の距離を最適な一定値に維持し、中心スプレー軸
線109を内面103に対して垂直に維持する位置)
は、物体101の内面103全体のどの部位に対しても
得ることができる。
第5図を参照して説明すると、第3アーム131の外端
135は、連接手段157を介して移動手段147,1
49及び回転手段151に連結されている。連接手段1
57は、回転手段151の軸153に連接されている。
トーチ105に対し強固な支持を与えることが望ましい
ので、第1アーム111、第2アーム121、第3アー
ム131、連接手段157及び軸153は、一体構造と
して、即ち各部材間に継手のないワンピースとして製造
することが好ましい。更に、第3アーム131は、でき
るだけ短くするのが好ましく、従って第2アーム121
の外端125からトーチ105の回転軸線145にほぼ
平行な方向に延長させることが好ましい。
軸153、連接手段157、及び第1、第2、第3アー
ム111,121,131は、それらの各部材の連接部
を湾曲させたチューブの形の一体構造とすることが好ま
しい。そのチューブは、トーチの作動に必要とされるガ
ス供給導管、粉末供給導管、電線、冷却水ホース及びそ
の他の管をトーチにまで通すのに十分な内径とする。チ
ューブの断面形状は、円形であることが好ましいが、楕
円形や、正方形又は六角形等の多角形出会ってもよく、
その他任意の適当な形状とすることができる。
一例として挙げると、本発明の装置は、ガスタービンの
外側空気シールのような特定の規定範囲の内面形状を有
する物体にコーチング材を被覆するためのプラズマスプ
レー式被覆装置ものとして設計することができる。その
ような外側空気シールは、通常、内径203.2mm(8
in)から965.2mm(38in)の範囲であり、最
高152.4mm(6in)の長さを有する。このような
外側シールの内面に被覆するのに適するアームは、内径
63.5mm(2.5in)、肉厚1.65mm(0.06
5in)のチューブから製造することができる。
第1、第2、第3アーム111,121,131及び連
接手段157及び軸153は、チューブを曲率半径12
7mm(5in)の湾曲部を形成するように湾曲すること
により一体構造として形成することができる。角αは、
ほぼ30°とし、第1アーム111と第2アーム121
の間の角はほぼ90°とする。第3アーム131は、軸
153と平行に延長し、第3アーム131の主軸線と、
第1及び第2アーム111,121の主軸線によって画
定される平面との間の角度は約120°である。湾曲部
と湾曲部の間の第1アーム111、第2アーム121、
及び第3アーム131の真直部分の長さは、それぞれ、
ほぼ127mm(5in)、25.4mm(1in)、6
3.5mm(2.5in)である。湾曲部と湾曲部の間の
連接手段157、及び軸153の真直な部分の長さは、
それぞれ、ほぼ279.4mm(11in)、101.6
mm(4in)である。チューブの内部には、ガス供給導
管、水供給導管及び電線等を通す。この一体構造は、約
0.79375mm(1/3in)程度の撓みしか示さな
い高さ剛性を有する。この撓みは、その一体構造を水平
軸によって支持し、トーチのある部位に4.53kg(1
0 1b)の荷重を掛け、荷重の結果として生じたトー
チの部位で測定した撓みである。
本発明のプラズマスプレー式被覆装置は、被覆すべき新
しい表面をトーチノズル(スプレーノズル)の下へ呈示
するために被覆すべき物体を移動させるための手段と連
携して使用することが好ましい。そのような手段とし
て、第5図に示されるように、物体101を矢印のよう
に長手軸線101aの周りに回転させるための物体回転
手段又は物体移動手段159が設けられる。物体回転手
段159は、物体の内面103を長手軸線101aの周
りに回転(円周方向に移動)させ、それによって射撃点
107を内面103全体に亙って移動させることができ
る。物体回転手段159による物体の回転速度は、内面
103に沿っての射撃点107の移動速度を一定に維持
するように移動手段147,149及び回転手段151
の速度に対して調整される。物体回転手段159は、回
転軸に取付けられたクランプ手段のような慣用の構成の
ものであってよく、あるいは、例えば米国特許第3,9
15,114号に記載された、管状物体の内面の半径方
向の変動(凹凸)を補償するための装置であってもよ
い。
本発明の好ましい実施例では、第1アーム11は、実質
的に真直とし、その取付け角度、即ち第1アームの主軸
線の、中心スプレー軸線109に対する角度は第1〜5
図の実施例に例示されるように約135°とする。それ
によって、第1図に示されるように寸法割された本発明
の装置の場合、約45°〜135°の面角度を有する内
面103のコーチングを可能にする。ここで、「面角
度」とは、作業平面143と長手軸線101aに垂直
で、かつ、射撃点107を通る平面との交差によって画
定される線と、内面103と作業平面143との交差に
よって画定される線との間の角度をいう。従って、90
°未満の面角度といえば、物体101の開放端102に
面する表面のことを意味し、90°を越える面角度とい
えば、物体の開放端102とは反対の側を向いた表面の
ことを意味する。一般に、第1〜4図に示されるように
寸法割された本発明の装置によって被覆することができ
る面角度は、90°以内の範囲である。被覆可能な面角
度は、第1、2、3アーム111、121、131の寸
法並びに被覆すべき物体101の特定の寸法形状によっ
ては拡大することができる。例えば、第2アーム121
を短くするか、あるいは湾曲形状とすることができる。
しかしながら、その場合、被覆可能な物体の長さを短縮
する場合がある。第1〜4図に示されるように寸法割さ
れた本発明の装置の場合、その取付け角度を105°と
した場合、60°〜150°の面角度の表面をコーチン
グすることができ、取付け角度を165°とした場合、
30°〜120°の面角度の表面をコーチングすること
ができる。取付け角度は、又、後面(面角度180°)
又は前面(面角度0°)のコーチングを可能にするよう
に、それぞれ、90°又は180°とすることもでき
る。このように、取付け角度を適当に選択することによ
って、物体の端面のような、囲い領域によって包囲され
ていない表面や、コップ型の管状物体の底面及び内面を
被覆することができる。取付け角度、各アームの長さ、
及び物体の寸法形状等の因子により、0°〜180°の
範囲の面角度を有する内面を被覆することが可能であ
る。
その他の可変要素としては、アーム111,121,1
31及び連接手段157のうちの1つ又はそれ以上の部
材を湾曲形状とすること、あるいは、それらの部材の連
接部を円滑な湾曲形状とすることなどが挙げられる。
発明の効果 第6a、6b図は、プラズマトーチを真直ぐな支持アー
ムに取付けた従来慣用のプラズマスプレー式被覆装置を
示す。これらの図では、トーチ205は、中心スプレー
軸線209を管状物体215の内面211に対して垂直
とし、かつ、トーチ205のスプレーノズル端と射撃点
207との間の距離を一定とした最適コーチング作業位
置にあるところが示されている。しかしながら、この位
置をとるためには、アーム213を被覆すべき物体21
5の点221(第6a図)又は223(第6b図)を貫
通して物体内へ挿入しなければならないが、それは明ら
かに不可能である。従って、真直ぐなアームに取付けら
れたプラズマトーチは、物体211の内面に最適のコー
チングを施すのには適していない。
これに対して本発明のプラズマスプレー式被覆装置にお
いては、第6a、6b図に示された物体の射撃点207
と実質的に同じ射撃点107に向けられたトーチ105
の位置を示す第3及び4b図から明らかなように、被覆
装置のアームを、他の支持構造体及び物体101に干渉
させることなく最適コーチング位置へ挿入することが可
能である。これは、第1、第2及び第3アームを上述し
たように構成したことと、トーチ105及びそのスプレ
ーノズル140を射撃点107において該トーチ及びス
プレーノズルの中心スプレー軸線109に対して垂直に
交差する回転軸線145の周りに回転させることによっ
て可能にされる。
本発明の重要な利点の1つは、管状物体の不規則な内面
に対してノズルの中心スプレー軸線を常に垂直に維持す
ることによってそのような不規則な内面に対して最適な
コーチング材被覆を可能にすることである。これは、従
来技術では極めて困難であった。考えられる別法の1つ
は、ロボットを使用することであるが、本発明は、基本
コストの面でロボットの使用より相当に優れた利点を提
供し、更に重要なことは、コーチング操作を実施する領
域内に運動部品や部品間の継手を有していないことであ
る。プラズマスプレー式(溶射)被覆においては必然的
に相当の量のダストが発生するので、被覆装置の運動部
品は摩耗し易く、従って、従来は高いメンテナンスコス
トが必要とされた。これらの問題は、本発明を適用する
ことによって回避される。即ち、先に述べたように、本
発明によれば、第1、第2、第3アーム111,12
1,131及び連接手段157及び軸153は、チュー
ブを湾曲することにより一体構造体として形成すること
ができる。この「一体」構造体は、相体的に運動する部
品のない剛性構造を意味する。
以上、本発明をその好ましい実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、被覆すべき物体の長手軸線に沿ってみた本発
明の装置の正面図である。 第2図は、第1図の装置の上からみた平面図であり、被
覆処理物体の一部を断面で示す。 第3図は、トーチの中心スプレー軸線を回転させるため
の手段及び移動させるための手段のある側とは反対側か
らみた本発明の装置の側面図であり、被覆処理物体の一
部を断面で示す。 第4a、4b、4c、4d図は、第3図と同様の図であ
るが、トーチのスプレーノズルの位置を変えて、スプレ
ーノズルを適当な角度位置へ回転させることによって射
撃点を内面上の異なる部位へ変位させたところを示す。 第5図は、第1図の装置の透視図である。 第6a、6b図は、従来技術の被覆装置の一部を破除し
た側面図である。 101:管状物体 101a:長手軸線(回転軸線) 103:内面 105:プラズマトーチ 107:射撃点 109:中心スプレー軸線 111:第1アーム 113:内端 115:外端 121:第2アーム 123:内端 125:外端 127:囲い領域 128,129:端面 131:第3アーム 133:内端 135:外端 137:投影領域 140:スプレーノズル 143:作業平面 145:トーチの回転軸線 147,149:移動手段 151:回転手段 153:軸 159:物体回転手段又は物体移動手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆処理すべき管状物体の不規則な内面上
    の射撃点に対しノズルの中心軸線を通る中心スプレー軸
    線を垂直に維持して該管状物体の不規則な内面にコーチ
    ング材を差向けるためのノズルを有する内面被覆のため
    のプラズマスプレー式被覆装置であって、 (a)前記管状物体(101)の不規則な内面(103)
    上の射撃点(107)にプラズマスプレーコーチング材
    を吹付けるためのスプレーノズル(140)を有するプ
    ラズマトーチ(105)と、 (b)外端(115)と、前記トーチに固定された内端
    (113)を有しており、前記射撃点が管状物体の内面
    に沿って移動する間前記ノズルを該内面に干渉すること
    なく該内面から一定の距離のところに維持させた状態で
    該ノズルの中心軸線を通る中心スプレー軸線(109)
    を該内面に対して垂直に位置させることができるような
    長さとした第1アーム(111)と、 (c)前記射撃点が前記管状物体の内面に沿って移動する
    間該管状物体の囲い領域(127)の外に位置するよう
    になされた外端(125)と、第1アームの外端(11
    5)に固定的に連接された内端(123)を有する第2
    アーム(121)と、 (d)第2アームの外端(125)に固定的に連接された
    内端(133)と、前記射撃点が管状物体の内面に沿っ
    て移動する間前記ノズルを該内面に干渉することなく該
    内面から一定の距離のところに維持させた状態で該ノズ
    ルの中心軸線を通る中心スプレー軸線を該内面に対して
    垂直に位置させることができるようになされた外端(1
    35)を有する第3アーム(131)と、 (e)第3アームの外端(135)に取付けられており、
    前記ノズルを管状物体の長手軸線(101a)に平行な
    方向と垂直な方向とに移動させるように第1、第2及び
    第3アームを移動させるための移動手段(147,14
    9)、及び、第3アームの外端(135)に取付けられ
    ており、前記中心スプレー軸線が前記射撃点(107)
    において該管状物体の内面に対して垂直に向けられるよ
    うに該ノズルを回転軸線(145)の周りに回転させる
    ための回転手段(151)と、 (f)前記中心スプレー軸線が前記内面に対して実質的に
    垂直に維持され、前記ノズルと前記射撃点との間の距離
    が実質的に一定に維持され、かつ、該射撃点が内面に沿
    って移動する速度が実質的に一定に維持されるように、
    該ノズルの前記移動及び回転を、長手軸線(101a)
    を中心とする管状物体の回転に対して調整するための調
    整手段と、から成るプラズマスプレー式被覆装置。
  2. 【請求項2】前記管状物体の内面(103)は、その長
    手軸線(101a)を中心とする回転面である特許請求
    の範囲第1項に記載のプラズマスプレー式被覆装置。
  3. 【請求項3】前記射撃点を管状物体の内面に沿って移動
    させるように管状物体を移動させるための物体移動手段
    (159)が設けられており、該物体移動手段は、管状
    物体の内面に沿っての射撃点の移動速度を実質的に一定
    にするように前記移動手段(147,149)及び回転
    手段(151)に対して作動的に調整されることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は2項に記載のプラズマ
    スプレー式被覆装置。
  4. 【請求項4】前記物体移動手段(159)は、管状物体
    をその長手軸線(101a)の周りに回転させるように
    なされていることを特徴とする特許請求の範囲第3項に
    記載のプラズマスプレー式被覆装置。
  5. 【請求項5】約0°〜180°の面角度を有する管状物
    体の内面を被覆することができることを特徴とする特許
    請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載のプラズマスプ
    レー式被覆装置。
  6. 【請求項6】前記第1アーム、第2アーム及び第3アー
    ムのうち1つ又はそれ以上が真直な部材であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の
    プラズマスプレー式被覆装置。
  7. 【請求項7】前記第1アーム、第2アーム及び第3アー
    ムのうち1つ又はそれ以上が湾曲部材であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のプ
    ラズマスプレー式被覆装置。
  8. 【請求項8】第1アームの主軸線と前記中心スプレー軸
    線との間の角度は、90°〜180°であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1〜7項のいずれかに記載のプ
    ラズマスプレー式被覆装置。
  9. 【請求項9】前記第1アームは、それが前記管状物体の
    長手軸線(101a)に対してほぼ垂直になったとき、
    かつ、管状物体の内面の、長手軸線(101a)に最も
    近接した部分にコーチング材を被覆するとき、該管状物
    体をクリアするように寸法づけされていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1〜8項のいずれかに記載のプラ
    ズマスプレー式被覆装置。
  10. 【請求項10】前記第2アームは、実質的に真直であっ
    て、その主軸線が第1アームの主軸線に対して実質的に
    垂直に配置されており、第2アームの主軸線と第1アー
    ムの主軸線によって画定される平面との間の角度αは、
    0°〜40°であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1〜9項のいずれかに記載のプラズマスプレー式被覆装
    置。
  11. 【請求項11】前記角度αは、約30°であることを特
    徴とする特許請求の範囲第10項記載のプラズマスプレ
    ー式被覆装置。
  12. 【請求項12】前記第3アームの主軸線は、前記ノズル
    の回転軸線に実質的に平行であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1〜11項のいずれかに記載のプラズマス
    プレー式被覆装置。
  13. 【請求項13】前記第3アームの外端(135)は、前
    記管状物体の投影領域(137)の外へ延長しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1〜12項のいずれか
    に記載のプラズマスプレー式被覆装置。
  14. 【請求項14】前記回転手段(151)は、前記ノズル
    の回転軸線(145)に一致する回転軸線を有する軸
    (153)を有し、第3アームの外端(135)は、連
    接手段(157)を介して前記移動手段(147,14
    9)及び回転手段(151)に連結されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1〜13項のいずれかに記載
    のプラズマスプレー式被覆装置。
  15. 【請求項15】前記第1アーム(111)、第2アーム
    (121)、第3アーム(131)、連接手段(15
    7)及び軸(153)は、一体構造体であることを特徴
    とする特許請求の範囲第14項に記載のプラズマスプレ
    ー式被覆装置。
  16. 【請求項16】前記一体構造体は、中空管から形成され
    たものであることを特徴とする特許請求の範囲第15項
    に記載のプラズマスプレー式被覆装置。
  17. 【請求項17】前記管内を通してガス供給導管、電線及
    び冷却水ホースが挿設されていることを特徴とする特許
    請求の範囲第16項に記載のプラズマスプレー式被覆装
    置。
  18. 【請求項18】前記一体構造体の撓み度は、0.793
    75mm(1/32in)未満であることを特徴とする特
    許請求の範囲第17項に記載のプラズマスプレー式被覆
    装置。
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