JPH0661110A - ヒューズ付きチップ固体電解コンデンサ - Google Patents
ヒューズ付きチップ固体電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0661110A JPH0661110A JP20864492A JP20864492A JPH0661110A JP H0661110 A JPH0661110 A JP H0661110A JP 20864492 A JP20864492 A JP 20864492A JP 20864492 A JP20864492 A JP 20864492A JP H0661110 A JPH0661110 A JP H0661110A
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- Japan
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- solid electrolytic
- electrolytic capacitor
- capacitor element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】コンデンサ素子が短絡故障した時、ヒューズが
確実に溶断し、コンデンサ素子が焼損するのを防ぐ。 【構成】陰極端子5は内部接続部5aと外部引出し部5
bと、この双方に接続されたヒューズおよび所定の部分
を被服する保護樹脂11からなり、この保護樹脂11が
凹部を有している。 【効果】ヒューズが保護樹脂に被覆されていないため、
ヒューズの溶断が確実となり、コンデンサの焼損を僕減
することができる。
確実に溶断し、コンデンサ素子が焼損するのを防ぐ。 【構成】陰極端子5は内部接続部5aと外部引出し部5
bと、この双方に接続されたヒューズおよび所定の部分
を被服する保護樹脂11からなり、この保護樹脂11が
凹部を有している。 【効果】ヒューズが保護樹脂に被覆されていないため、
ヒューズの溶断が確実となり、コンデンサの焼損を僕減
することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒューズ付きチップ固体
電解コンデンサに関する。
電解コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に固体電解コンデンサは種々の電子
回路に使用されており、故障率が小さいことが利点とさ
れている。しかし、一旦故障が発生した場合には、短絡
となることが多い。そして、このような場合に大きな短
絡電流が流れると、コンデンサ素子が発熱して焼損して
しまうことがある。この過大な短絡電流による故障の際
に発生するコンデンサ素子の焼損を防止するとともに、
周辺回路構成素子を保護するためには、コンデンサを短
絡から開放する必要がある。従来のこの目的のため、一
般的にはヒューズを内蔵した固体電解コンデンサが用い
られている。このような固体電解コンデンサをヒューズ
付き固体電解コンデンサと称する。図4は従来のヒュー
ズ付きチップ固体電解コンデンサの構造を示す一部断面
斜視図であり、又図5はその断面図である。
回路に使用されており、故障率が小さいことが利点とさ
れている。しかし、一旦故障が発生した場合には、短絡
となることが多い。そして、このような場合に大きな短
絡電流が流れると、コンデンサ素子が発熱して焼損して
しまうことがある。この過大な短絡電流による故障の際
に発生するコンデンサ素子の焼損を防止するとともに、
周辺回路構成素子を保護するためには、コンデンサを短
絡から開放する必要がある。従来のこの目的のため、一
般的にはヒューズを内蔵した固体電解コンデンサが用い
られている。このような固体電解コンデンサをヒューズ
付き固体電解コンデンサと称する。図4は従来のヒュー
ズ付きチップ固体電解コンデンサの構造を示す一部断面
斜視図であり、又図5はその断面図である。
【0003】コンデンサ素子1は、図に示すように、陽
極リード2と陰極層3とからなり、陽極リード2には陽
極端子4が接続されている。ヒューズ7は陰極端子5の
内部接続部5aと外部引き出し部5bに接続され、ヒュ
ーズ7を保護するために保護樹脂11により覆われてい
る。陰極層3はヒューズを内蔵した陰極端子5の内部接
続部5aとはんだ12によって接着されている。そし
て、これらが外装樹脂10によって絶縁外装されてい
る。
極リード2と陰極層3とからなり、陽極リード2には陽
極端子4が接続されている。ヒューズ7は陰極端子5の
内部接続部5aと外部引き出し部5bに接続され、ヒュ
ーズ7を保護するために保護樹脂11により覆われてい
る。陰極層3はヒューズを内蔵した陰極端子5の内部接
続部5aとはんだ12によって接着されている。そし
て、これらが外装樹脂10によって絶縁外装されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のヒュー
ズ付きチップ固体電解コンデンサは、ヒューズ7が保護
樹脂11により完全に被覆されているので以下の欠点を
有する。
ズ付きチップ固体電解コンデンサは、ヒューズ7が保護
樹脂11により完全に被覆されているので以下の欠点を
有する。
【0005】すなわち、ヒューズの周辺が樹脂により強
固に覆われているので、短絡電流がヒューズに流れた場
合には、ヒューズが溶けてもヒューズの周囲が樹脂によ
り固められているため、ヒューズが原型を保ち、電気的
な接続を保持し続け、ヒューズが溶断されないという欠
点がある。
固に覆われているので、短絡電流がヒューズに流れた場
合には、ヒューズが溶けてもヒューズの周囲が樹脂によ
り固められているため、ヒューズが原型を保ち、電気的
な接続を保持し続け、ヒューズが溶断されないという欠
点がある。
【0006】本発明の目的は、コンデンサが短絡したと
き、ヒューズが確実に溶断し、コンデンサ素子の焼損が
防止できるヒューズ付きチップ固体電解コンデンサを提
供することにある。
き、ヒューズが確実に溶断し、コンデンサ素子の焼損が
防止できるヒューズ付きチップ固体電解コンデンサを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の固体電解コンデ
ンサ素子は、固体電解コンデンサ素子から導出された陽
極リード線に接続された陽極端子と、固体電解コンデン
サ素子の陰極層に接続されたヒューズ付き陰極端子と、
陽極端子および陰極端子の所定部分を除き全た体を覆う
外装樹脂とを含み、前記陰極端子は、ヒューズが接続さ
れた内部接続部と外部引き出し部とからなり、内部接続
部と外部引出し部のヒューズ接続部領域を保護被覆する
樹脂に凹部を設けたことを特徴として構成される。
ンサ素子は、固体電解コンデンサ素子から導出された陽
極リード線に接続された陽極端子と、固体電解コンデン
サ素子の陰極層に接続されたヒューズ付き陰極端子と、
陽極端子および陰極端子の所定部分を除き全た体を覆う
外装樹脂とを含み、前記陰極端子は、ヒューズが接続さ
れた内部接続部と外部引き出し部とからなり、内部接続
部と外部引出し部のヒューズ接続部領域を保護被覆する
樹脂に凹部を設けたことを特徴として構成される。
【0008】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】図1は本発明の一実施例の断面図であり、
図2は本発明の一実施例の内部構造を示す一部断面斜視
図である。また、図3は陰極端子にヒューズを接続した
後、保護樹脂で覆ったものの平面図である。
図2は本発明の一実施例の内部構造を示す一部断面斜視
図である。また、図3は陰極端子にヒューズを接続した
後、保護樹脂で覆ったものの平面図である。
【0010】タンタル、アルミニウム等の弁作用を有す
る金属粉末に陽極リード2の一部を埋設した状態でプレ
ス成形し、この陽極体を真空焼結した後、陽極酸化し、
その陽極酸化被膜上に公知の手段により、二酸化マンガ
ン、カーボン層、めっき層、はんだ層を順次形成し、固
体電解コンデンサ素子1とする。
る金属粉末に陽極リード2の一部を埋設した状態でプレ
ス成形し、この陽極体を真空焼結した後、陽極酸化し、
その陽極酸化被膜上に公知の手段により、二酸化マンガ
ン、カーボン層、めっき層、はんだ層を順次形成し、固
体電解コンデンサ素子1とする。
【0011】次に、内部接続部5aと外部引出し部5b
とを所定の部分(少なくとも、内部接続部の陰極層との
接続部、ヒューズ接続部分、外部引出し部の引出し部の
一部のうちのヒューズ接続部分)が露出し、かつ凹部を
有する様にして保護樹脂11により絶縁被覆する。この
後、ヒューズ7を凹部に露出している内部接続部5aと
外部引出し部5bとの間に接続する。
とを所定の部分(少なくとも、内部接続部の陰極層との
接続部、ヒューズ接続部分、外部引出し部の引出し部の
一部のうちのヒューズ接続部分)が露出し、かつ凹部を
有する様にして保護樹脂11により絶縁被覆する。この
後、ヒューズ7を凹部に露出している内部接続部5aと
外部引出し部5bとの間に接続する。
【0012】次に、固体電解コンデンサ素子1から導出
された陽極リード2を陽極端子に抵抗溶接し、また固体
電解コンデンサ素子1の外周に形成されている陰極層3
をはんだ12によって、陰極端子5の内部接続部5aに
接続する。
された陽極リード2を陽極端子に抵抗溶接し、また固体
電解コンデンサ素子1の外周に形成されている陰極層3
をはんだ12によって、陰極端子5の内部接続部5aに
接続する。
【0013】次に、この組み立て完了品を陽極端子4と
陰極端子5の所定部分を露出させてトランスファーモー
ルド工法により、外装樹脂10によって絶縁外装し、本
発明の一実施例のヒューズ付きチップ固体電解コンデン
サを得る。
陰極端子5の所定部分を露出させてトランスファーモー
ルド工法により、外装樹脂10によって絶縁外装し、本
発明の一実施例のヒューズ付きチップ固体電解コンデン
サを得る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ヒューズ
付き陰極端子の保護樹脂に凹部を設け、この凹部にヒュ
ーズを設けることにより、短絡電流がヒューズに流れた
場合に、ヒューズの周囲を樹脂で固めていないので速か
にヒューズが溶断し、回路を開放することができる。
付き陰極端子の保護樹脂に凹部を設け、この凹部にヒュ
ーズを設けることにより、短絡電流がヒューズに流れた
場合に、ヒューズの周囲を樹脂で固めていないので速か
にヒューズが溶断し、回路を開放することができる。
【図1】本発明の一実施例のヒューズ付き固体電解コン
デンサの断面図である。
デンサの断面図である。
【図2】本発明の一実施例のヒューズ付き固体電解コン
デンサの一部断面を含む斜視図である。
デンサの一部断面を含む斜視図である。
【図3】未発明の一実施例の組立て前の陰極端子の平面
図である。
図である。
【図4】従来のヒューズ付きチップ固体電解コンデンサ
の一例の一部断面斜視図である。
の一例の一部断面斜視図である。
【図5】図4に示す従来例の断面図である。
【符号の説明】 1 コンデンサ素子 2 陽極リード 3 陰極層 4 陽極端子 5 陰極端子 5a 内部接続部 5b 外部引き出し部 7 ヒューズ 10 外装樹脂 11 保護樹脂 12 はんだ
Claims (1)
- 【請求項1】 固体電解コンデンサ素子と前記固体電解
コンデンサ素子から導出された陽極リード線に接属され
た陽極端子と、前記固体電解コンデンサ素子の陰極層に
接続されたヒューズ付き陰極端子と、前記陰極端子がヒ
ューズが接続された内部接続部と外部引き出し部とから
なり、前記ヒューズの接続された内部接続部と外部引出
し部の一部を保護被覆する樹脂とを有するヒューズ付き
ツップ固体電解コンデンサにおいて、前記内部接続部と
外部引き出し部とを保護被覆する樹脂に凹部を設けたこ
とを特徴とするヒューズ付きチップ固体電解コンデン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20864492A JP2842067B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | ヒューズ付きチップ固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20864492A JP2842067B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | ヒューズ付きチップ固体電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661110A true JPH0661110A (ja) | 1994-03-04 |
JP2842067B2 JP2842067B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=16559661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20864492A Expired - Fee Related JP2842067B2 (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | ヒューズ付きチップ固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2842067B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4117486A1 (de) * | 1991-05-28 | 1992-12-03 | Hitachi Seiko Kk | Verbesserter bohrer und schrittvorschubverfahren |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP20864492A patent/JP2842067B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4117486A1 (de) * | 1991-05-28 | 1992-12-03 | Hitachi Seiko Kk | Verbesserter bohrer und schrittvorschubverfahren |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2842067B2 (ja) | 1998-12-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980922 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |