JPH066101Y2 - コンベアの張力安定化装置 - Google Patents

コンベアの張力安定化装置

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JPH066101Y2
JPH066101Y2 JP104987U JP104987U JPH066101Y2 JP H066101 Y2 JPH066101 Y2 JP H066101Y2 JP 104987 U JP104987 U JP 104987U JP 104987 U JP104987 U JP 104987U JP H066101 Y2 JPH066101 Y2 JP H066101Y2
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利夫 吉田
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、チェーンやベルト等のループ部材を複数の駆
動源で分散駆動するようにしたコンベアにおいて、ルー
プ状のチェーンやベルト等のたるみ及び引張りすぎを防
止するための、張力安定化装置に関する。
B.考案の概要 本考案によるコンベアの張力安定化装置は、複数の駆動
源について回転数の積分量を求め、駆動源間の回転数積
分量の差がゼロとなるように駆動源の回転数を制御する
ことにより、各駆動源によるベルトやチェーン等の移動
量を常に同じにさせ、たるみ及び引張りすぎを防止する
ものである。
C.従来の技術 チェーンまたはベルト等を1つのエンドレス閉ループに
形成したコンベアでは、 (a)コンベアが短かい場合は1つの駆動源で1個所から
ループ部材を駆動すれば済むが、 (b)ロングコンベアの場合は駆動源の大容量及びループ
の駆動点における負荷集中歪を防ぐため、駆動源を複数
にして分散駆動している。
第2図に、分散駆動を図ったコンベアの概略構成を示
す。第2図において、2つの駆動ロール1,2と1つの
従動ロール3とに、1つのエンドレス閉ループとしてチ
ェーンまたはベルト等4が巻き掛けてある。また、2つ
のモータ(M1)5とモータ(M2)6がそれぞれギヤG
1,G2を介して駆動ローラ1,2を回転させる。7は物
品であり、チェーンまたはベルト等4に乗って例えばA
方向に搬送され、受台8に至る。
第3図は、3つのロール1,2,9が全て駆動ロールで
ある場合の分散駆動式コンベアを示す。即ち、第2図中
の従動ロール3を駆動ロール9に変更したものであり、
ギヤG3を介してモータ(M3)10が駆動ロール9を回
転させる。
ところで、コンベアでは、チェーンやベルト等4に適切
な一定張力を与えることが必要である。
チェーンやベルト等4がたるむと、それがまくれてしま
い、上に乗っている物品7が転倒したり、曲がったり、
よれたりする。逆に、チェーンやベルト等4が過度に引
張られると、損傷や疲労を受ける。
分散駆動方式のコンベアにおけるチェーンやベルト等4
のたるみ、引張りすぎの原因は、複数の駆動点でのチェ
ーンやベルト等4の移動量が一致しないためであり、主
にモータ5,6,10の特性差による回転数のずれによ
る。その他、駆動ロール1,2,9の摩耗によるロール
外周長の差異、ギヤG1,G2,G3の伝達効率の差異、
駆動ロール1,2,9とチェーンまたはベルト等4間の
伝達効率の差異も原因の1つになっている。
従来、チェーンやベルト等4のたるみ、引張りすぎを防
止するため、下記,の方法がある。
モータ5,6,10として特性の揃ったものを使用す
る方法、 チェーンやベルト等4のたるみ、張力を直接検知し、
これが一定となるように駆動源を制御する方法。
D.考案が解決しようとする問題点 しかし、モータ5,6,10の特性を完全に揃えること
は極めて困難である。また、コンベアの性能を向上させ
ようとして、すべりクラッチ式速度制御、インバータ駆
動式速度制御等の制御要素が入った場合、かえって速度
制御によってモータ5,6,10の回転数ずれが生じる
こともある。このようにモータに回転数ずれが少しでも
あると、時間経過に従ってずれが累積されるため、たる
み、引張りすぎが大きくなってくる。
なお、速度制御を行う場合、カスケード(従属)制御等
によりモータ5,6,10の揃速性を高められるので、
このような場合瞬時または短時限ではチェーンまたはベ
ルト等4のたるみ、引張りすぎの問題は殆どない。しか
し、長時限の場合は、積分的誤差がやはり大きくなるか
ら、問題を解決できない。
一方、たるみまたは張力を直接検知して駆動源を制御す
る方法は、複雑且つ高価な設備を必要とし、実用的でな
い。
本考案は上述した従来技術の問題点に鑑み、チェーンま
たはベルト等のたるみまたは引張りすぎを、短時限はも
とより長時限にわたって防止する、簡単且つ安価な張力
安定化装置を提供する。
E.問題点を解決するための手段 本考案によるコンベアの張力安定化装置は、ループ部材
を複数の駆動源で分散駆動する構成のコンベアにおい
て、 各駆動源の回転数を検出する回転数検出装置と、各回転
数検出装置の検出信号から駆動源間の回転数積分量の差
を求める演算装置と、演算装置の出力信号を入力し回転
数積分量の差がゼロとなるように駆動源の回転数を制御
する回転数制御装置とを具備するものである。
F.作用 駆動源間で回転数の積分量に差がなくなると、チェーン
またはベルト等のループ部材の張力は一定の良好な状態
に維持され、たるみまたは引張りすぎがなくなる。
G.実施例 本考案によるコンベアの張力安定化装置の各実施例を、
第1図〜第6図を参照して説明する。
第1図は、本考案を第2図に示した2つの駆動ロール
1,2で分散駆動するコンベアに適用した実施例装置の
構成図であり、2つのモータ5,6はそれぞれギヤ
1,G2を介して駆動ロール1,2を回転させる。
本実施例では回転数検出装置として1回転当り一定数の
パルスを出力するパルス発生器PP1,PP2を用い、2つの
モータ5,6の回転軸にそれぞれ取付けてある。もちろ
ん、パルス発生器PP1,PP2を2つの駆動ロール1,2に
取付けても良い。各パルス発生器PP1,PP2の出力パルス
はそれぞれパルス積分器(I1)11とパルス積分器
(I2)12に与え、パルス数を連続して積算すること
により、回転数積分量を得ている。各積分器11,12
の出力はそれぞれゲート回路13,14を通して加減算
器(D1)15に与え、クロック回路(C)16からゲート
回路13,14にクロックパルスを与えている。加減算
器15はゲート回路13,14がクロックパルスによっ
て開く都度、その時点での2つの回転数積分量の差をと
り、その差信号をモータの制御装置17に与える。
本実施例ではモータ5をベースにし、モータ(M2)6
を増減速制御するものとし、制御装置17は回転数積分
量の差が正(モータ5の回転数積分量がモータ6のそれ
よりも大きい)のときは、差がゼロとなるようにモータ
6を増速側に制御する。差が負のときは、差がゼロとな
るようにモータ6を減速側に制御する。
ここで、張力安定化の精度について説明する。精度はク
ロックパルスの間隔で調節することができ、間隔を長く
するほど精度は粗く、短かくするほど精密になってく
る。従って、モータから駆動ロールまでの駆動源の合計
の特性差が小さく回転数積分量に差を生じさせるのに長
時限を要するコンベアの場合は、クロックパルスの間隔
を長くする等の調整が可能である。もちろん、その反対
に、短時限で回転数積分量に差が生じるコンベアの場合
は、クロックパルスの間隔を短かくする等の調整も可能
である。
なお、回転数積分量の差が常に正、負いずれかに大きく
片寄ってきたときには、ベース補正器(B)18によ
り、加減算器15の出力がゼロを中心とする正、負の狭
い範囲に収まるように、加減算結果を補正することがで
きる。例えば、加減算器15の出力(回転数積分量)が
常に−2200パルスと大きく負に片寄っているなら
ば、ベース補正器(B)18により手動操作等で補正値
として+2200パルスを設定して加減算器15の出力
がゼロ近傍となるように調整する。また、加減算器15
に補正値を与える他、パルス積分器11,12に、ベー
ス補正器18と同様な手段により補正値を、例えばパル
ス積分器12に−2200パルスという如く与えても良
い。
第4図は、本考案を第3図に示した駆動源が3個所に分
散したコンベアに適用した実施例装置の構成図である。
第4図の実施例装置は、第1図のものに、モータ10に
取付けたパルス発生器PP3と、パルス発生器PP3の出力パ
ルスを積算するパルス積分器(I3)19と、ゲート回
路20と、加減算器(D2)21とを追加したものであ
る。積分器19の出力はゲート回路20を通して加減算
器21に与え、クロック回路16からゲート回路20に
クロックパルスを与えている。
加減算器21は、加減算器15と同様に、ゲート回路1
3,20がクロックパルスによって開く都度、その時点
での2つの回転数積分量の差をとり、その差信号をモー
タの制御装置17に与える。
本実施例でもモータ5をベースにしモータ(M2)6及
びモータ(M3)10を増減速制御するものとし、制御
装置17は回転数積分量の差が正(モータ5の回転数積
分量がモータ6,10のそれよりも大きい)のときは、
差がゼロとなるように各モータ6,10を増速側に制御
する。差が負のときは、差がゼロとなるように各モータ
6,10を減速側に制御する。尚、本実施例の場合も、
回転数積分量が常に正または負に片寄ってきたときは、
ベース補正器18により各加減算器15,21の出力が
ゼロを中心とする正、負の狭い範囲に収まるように加減
算結果を補正することができる。例えば、一方の加減算
器15の出力が常に+3600パルス、他方の加減算器
21の出力が常に+2200パルスである場合は、ベー
ス補正器18の手動操作により例えばこれらの平均値の
逆符号の値−2900パルスを各加減算器15,21に
与える。これにより、一方の加減算器15の出力は+7
00パルス、他方の加減算器21の出力は−700パル
スに補正される。加減算器15,21を補正する代り
に、パルス積分器12に+2900パルスを補正値とし
て与え、またパルス積分器19にも+2900パルスを
補正値として与えても良い。
第5図、第4図の実施例装置の変形例を示し、2つの加
減算器15,21を1つの加減算器(D3)22にまと
めたものである。
上記各実施例では、モータ5,6,10の回転数をパル
ス発生器PP1,PP2,PP3で検出し、パルス数をパルスカウ
ンタ等のパルス積分器11,12,19で積算し、クロ
ックパルス毎に積分量の差を求めているので、デジタル
処理を行っている。これに対し、アナログ処理も可能で
ある。
第6図に、第1図の実施例装置に対応するアナログ的な
処理による実施例装置を示す。同図中、23と24は回
転速度に比例した電圧を出力するアナログ回転数センサ
であり、それぞれモータ5,6に取付けられている。各
回転数センサ23,24の出力はアナログ積分回路2
5,26に与えられ、各積分出力が加減算器27に常時
与えられている。加減算器27から出力される積分の差
信号はモータ(M2)6を駆動する制御装置28に与え
られ、制御装置28は差信号がゼロとなるようにモータ
6を増速側または減速側へ調節する。
H.考案の効果 本考案によれば、コンベアにおける複数駆動源間の張力
を常に一定の良好な状態に維持でき、チェーンやベルト
等のループ部材を過度に引張ることも、たるませること
もない状態を実現できる。
また本考案では駆動源間の回転数積分量の差がゼロとな
るようにしているので、短時限はもちろん、例えば24
時間ノンストップ、1個月ノンストップなどといった長
期間にわたる連続運転に対して、ループ部材を過度に引
張ることも、たるませることもない状態を維持できる点
で、極めて有用である。
更に、ループ部材に過度の引張り、たるみがないことか
ら、コンベアの損傷がないだけでなく、コンベアに乗っ
ている物品が転倒したり、曲がったり、よれたりするこ
とがなく、品質向上に大きく寄与する。
また、回路構成が簡単であるから、信頼性が高く、且つ
具体化が容易である。
更に、本考案はたるみ量や張力を直接検知する場合に比
べ、回転数検出装置と所要の電気回路とで実現でき、更
に電気回路はIC化が容易なので、小形、安価、高信頼
性の張力安定化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による張力安定化装置の一実施例を示す
回路構成図、第2図及び第3図はそれぞれコンベアの概
略図、第4図,第5図及び第6図はそれぞれ他の実施例
を示す回路構成図である。 図面中、1,2,9は駆動ローラ、4はチェーンやベル
ト等のループ部材、5,6,10はモータ、PP1,PP2,PP
3はパルス発生器、11,12,19はパルス積分器、
13,14,20はゲート回路、15,21,22,2
7は加減算器、16はクロック回路、17,28は制御
装置、23,24はアナログ回転数センサ、25,26
はアナログ積分回路である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ル−プ部材を複数の駆動源で分散駆動する
    構成のコンベアにおいて、 各駆動源の回転数を検出する回転数検出装置と、各回転
    数検出装置の検出信号から駆動源間の回転数積分量の差
    を求める演算装置と、演算装置の出力信号を入力し回転
    数積分量の差がゼロとなるように駆動源の回転数を制御
    する回転数制御装置とを具備するコンベアの張力安定化
    装置。
JP104987U 1987-01-09 1987-01-09 コンベアの張力安定化装置 Expired - Lifetime JPH066101Y2 (ja)

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JPS63110412U JPS63110412U (ja) 1988-07-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5115086B2 (ja) * 2007-08-09 2013-01-09 中西金属工業株式会社 複数の駆動装置により駆動されるコンベア装置
CN101808776B (zh) * 2007-09-07 2012-07-18 东北精机工业株式会社 太阳能电池组件搬运线

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