JPH0660929U - ケーブル - Google Patents

ケーブル

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Publication number
JPH0660929U
JPH0660929U JP208993U JP208993U JPH0660929U JP H0660929 U JPH0660929 U JP H0660929U JP 208993 U JP208993 U JP 208993U JP 208993 U JP208993 U JP 208993U JP H0660929 U JPH0660929 U JP H0660929U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
conductor
strands
diameter
cross
Prior art date
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Pending
Application number
JP208993U
Other languages
English (en)
Inventor
雅 藤縄
裕幸 山口
Original Assignee
三菱電機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱電機株式会社 filed Critical 三菱電機株式会社
Priority to JP208993U priority Critical patent/JPH0660929U/ja
Publication of JPH0660929U publication Critical patent/JPH0660929U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭隘な箇所でも小さな曲げ半径で曲げて配線
や接続を容易に行うことができる。 【構成】 導体が複数本の素線を束ねて形成されたケー
ブルにおいて、当該ケーブルに用いる標準仕様の素線よ
り小径の規格の素線13を用い、所定の導体断面積が得
られる本数の前記小径の素線13を束ねて導体を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ケーブルの導体の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の導体断面積60平方mmのケーブルの線心の断面を示す。この標 準仕様によるケーブルの線心11の導体12は、径2mm(断面積約3.14平 方mm)の素線13を19本束ねて構成している。導体断面積は、3.14平方 mmの19倍で約60平方mmとなる。この導体12の外側に絶縁被覆14及び シース15を被覆して線心11となる。この線心11(径16.6mm)を3本 束ねてケーブル(径36mm)とする。なお、許容曲げ半径は、線心で133m m(8D)、ケーブル仕上りで216mm(6D)となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の標準仕様によるケーブルは上記のようであるが、狭隘な箇所で曲げて配 線や接続をしなければならない場合、小さな曲げ半径で曲げるのは非常に困難で あるので、作業に手間がかかり、ケーブルを損傷させるおそれもあるというよう な課題があった。
【0004】 この考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、狭隘な箇所で も小さい曲げ半径で曲げて配線や接続を容易に行うことができるケーブルを得る ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るケーブルは、当該ケーブルに用いる標準仕様の素線より小径の 規格の素線を用い、所定の導体断面積が得られる本数の前記小径の素線を束ねて 導体を形成したものである。
【0006】
【作用】
この考案におけるケーブルの導体は、標準仕様の素線より小径の規格の素線を 用い、合計断面積が同じになるように多数の本数の素線を束ねて形成したので、 このケーブルを曲げるとき、各素線の径が小さくなれば、径の4乗に比例して曲 げ抵抗が小さくなり、素線本数が多いだけ、各素線相互間のすべり変位の累積も 大きくなり得るので、このケーブルを曲げることが非常に容易になり、配線工事 がきわめて容易になる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1(A)はこの考案の一 実施例による導体断面積60平方mmのケーブルの線心の断面を示す。このケー ブルの線心11の導体12は37本の素線13を束ねて構成されており、その導 体12の外側に絶縁被覆14及びシース15を被覆して1本の線心11が構成さ れている。各素線13は、径1.4mmの規格寸法の素線を採用している。この 素線13の断面積は約1.54平方mmであり、導体12の断面積は、素線13 の断面積の37倍で約57平方mm、すなわち約60平方mmとなる。
【0008】 図1(B)はこのケーブルの使用例を示す。図1(B)において、7は磁気浮 上超高速鉄道のリニアモータの超電導コイルであり、このコイル7の端子8に、 電線管路9内に布設して取り出したケーブルの線心11の端末を接続して、コイ ル7に電力を供給するものである。ところが、この接続部は非常に狭隘であり、 電線管路9の出口と端子8との間隔が小さく、電線管路9から取り出した線心1 1の端末をコイル7の端子8に接続するためには、線心11を非常に小さい曲げ 半径Rで曲げなければならない。しかし、従来のケーブルでは、小さな曲げ半径 で曲げることは困難であった。
【0009】 例えば、導体断面積60平方mmのケーブルの線心の導体は、従来のものでは 径2mmの素線を19本束ねたものであったが、この考案によるものでは径1. 4mmの素線を37本束ねたものとなっている。したがって、この実施例による ケーブルを曲げるとき、各素線は径が小さくなれば、径の4乗に比例して曲げ抵 抗が小さくなり、素線本数が多いだけ、各素線相互間のすべり変位の累積も大き くなり得る。すなわち、従来のケーブルに比してこの実施例によるケーブルは、 曲げることが非常に容易になる。したがって、図1(C)に示すような狭隘な箇 所で、線心11を小さい曲げ半径で曲げて接続しなければならない場合、作業を 容易かつ迅速に行うことができ、ケーブルを損傷させるおそれもない。なお、絶 縁被覆14及びシース15は導体12より可撓性が非常に大きいので、曲げに対 する抵抗はあまり大きくない。なお、可撓性の点ではキャプタイヤケーブルが優 れているが、機械的強度が弱く、高価であるというような短所がある。これに対 して、この考案によるケーブルの素線13は標準より小径であるが、機械的強度 は劣ることなく、規格寸法の素線を使用するので、価格の増加は殆どない。
【0010】 なお、複数本の素線を束ねて1本の導体とするとき、中心になる素線に、例え ば、1層目はZ撚り(右巻き)にし、2層目はS撚り(左巻き)にして撚り合わ せるとか、各層とも同じ撚り方向にして撚り合わせるとか、撚り合わせて導体を 形成するのが常識であるが、このような撚りを施さず各素線を単に平行に束ねて 導体を形成すれば、さらに曲げやすいケーブルが得られる。撚りを施さず各素線 を単に平行に束ねても外形形状は絶縁被覆14及びシース15で十分保持させる ことができる。また、強度の点でも劣ることはない。参考として、吊り橋のワイ ヤケーブルは強度上有利なため撚りをかけず平行に束ねている。
【0011】 上記実施例は導体断面積60平方mmのケーブルを一例として説明したが、そ の他の導体断面積のケーブルについても、次のような実施例を示す。
【0012】 導体断面積 本案の素線数/径 従来の素線数/径 平方mm 本/ mm 本/ mm 60 37/1.4 19/2.0 100 37/1.8 19/2.6 150 61/1.8 37/2.3 200 61/2.0 37/2.6 250 127/1.6 61/2.3 325 127/1.8 61/2.6 400 127/2.0 61/2.9 500 127/2.3 61/3.2 600 127/2.5
【0013】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、小径の規格寸法の素線を用い、その分だけ 素線の本数を多くして導体を構成したので、ケーブルが曲げやすくなり、狭隘な 箇所でも、配線等の作業を容易に行うことができ、ケーブルを損傷させるおそれ もないというような効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるケーブルを示し、
(A)は線心の横断面図、(B)は施工の説明図であ
る。
【図2】従来のケーブル線心の横断面図である。
【符号の説明】
11:線心、 12:導体、 13:素線、14:絶縁
被覆、 15:シース、7:コイル、 8:端子、
9:電線管路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体が複数本の素線を束ねて形成された
    ケーブルにおいて、当該ケーブルに用いる標準仕様の素
    線より小径の規格の素線を用い、所定の導体断面積が得
    られる本数の前記小径の素線を束ねて導体を形成したこ
    とを特徴とするケーブル。
JP208993U 1993-01-29 1993-01-29 ケーブル Pending JPH0660929U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP208993U JPH0660929U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ケーブル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP208993U JPH0660929U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ケーブル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0660929U true JPH0660929U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11519627

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP208993U Pending JPH0660929U (ja) 1993-01-29 1993-01-29 ケーブル

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JP (1) JPH0660929U (ja)

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