JPH0660924U - バスバー - Google Patents

バスバー

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JPH0660924U
JPH0660924U JP237793U JP237793U JPH0660924U JP H0660924 U JPH0660924 U JP H0660924U JP 237793 U JP237793 U JP 237793U JP 237793 U JP237793 U JP 237793U JP H0660924 U JPH0660924 U JP H0660924U
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憲一 西川
俊治 多賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 場所的な制約を受けることなく、剛性向上が
必要な箇所の剛性を上げると共に、剛性向上によりガタ
の発生を抑制し、かつ、軽量化を図る。 【構成】 電気接続箱に収容する導電性金属板からなる
バスバー(10)であって、該バスバーの肉厚を剛性必要
箇所では部分的に厚くし、また、バスバーが二又以上に
分岐した部分では、配線上で制約を受けない箇所まで分
岐部分を延長して、これら分岐部分の先端をループ状に
連続させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気接続箱に収容する導電性金属板からなるバスバーに関し、例え ば、ヒュージブル・リンクを搭載したヒュージブル・リンク・ブロックに収容し てヒュージブル・リンクとバッテリーとを接続するもので、特に、 配線経路に沿 って所要形状に形成した薄板金属板からなるバスバーの剛性向上を図るものであ る。
【0002】
【従来の技術】
この種のバスバーは一枚の金属板より加工して所要の配線経路に沿うように形 成されており、通常薄板からなるため剛性の点で問題があると共に、ヒュージブ ル・リンク・ブロック等の電気接続箱(図示せず)の内部に収容した状態で、電気 接続箱の内壁あるいは仕切壁により支持されていない部分では、 上記のように剛 性不足であることから、車両搭載時にガタつきが発生しやすい問題があった。
【0003】 特に、図7に示すように、配線の制約上、配線禁止区域Xを迂回させて2又以 上に分岐させたバスバー1では、特に、分岐部分の剛性が低下して、分岐部分で 振動が発生しやすく、また、許容電流量が小となる問題もあった。
【0004】 上記問題に対して、バスバーの剛性向上を図るため、図8、図9(A)(B)に示 すように、バスバー1にフランジ部1aを屈折して設けたり、あるいは打出し加 工でビート部分1bを設けたり、更には、バスバーを肉厚の大きい金属板より形 成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、フランジ部1aやビート部1bを大きく設けることが出来る場 合には、剛性向上に役立つが、場所的な制約でフランジ部やビート部を大きく設 けることが出来ない場合には、剛性向上は余り望めない。
【0006】 一方、バスバーを形成する金属板の肉厚を大とすると、他部品との嵌合時に相 手側の形状が制約を受けることとなる。よって、相手側の形状の肉厚に応じた範 囲でしか肉厚を大とすることが出来ない。また、バスバー形成材料の肉厚を大と すると重量が増加し、軽量化の要請に応えることが出来なくなる。
【0007】 本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、場所的な制約を受けることなく 、剛性向上が必要な箇所の剛性を上げることが出来るようにし、剛性向上により ガタの発生を抑制し、かつ、軽量化の要請にも応えることが出来るようにするも のである。 さらに、特に、剛性アップが必要な二又に分岐したバスバーにおいて、分岐部 分の剛性向上を簡単に図ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、電気接続箱に収容する導電性金属板からな るバスバーであって、該バスバーの肉厚を剛性必要箇所では部分的に厚くし、剛 性が必要でない箇所は薄くしていることを特徴とするバスバーを提供するもので ある。
【0009】 上記部分的に厚さの異なるバスバーは、1枚の金属板に切削加工や圧延加工を 施して得ることが出来る。 あるいは、均一な厚さのバスバーの所要箇所に補強材を溶接やリベット等で一 体に貼着して、肉厚を大としても良い。 さらに、均一な厚さのバスバーの所要箇所に折曲部分を設けて重ねあわせて、 肉厚を大としても良い。
【0010】 また、上記バスバーが二又以上に分岐した部分では、配線上で制約を受けない 箇所(配線禁止区域以外の箇所)まで分岐部分を延長して、これら分岐部分の先端 をループ状に連続させている。 尚、ループ状に連続させることで、分岐部分の肉厚を大とした場合と同程度の 所要の剛性を得ることができれば、部分的に肉厚を大とする必要はない。
【0011】 さらに、上記ループ状に接続することにより得られる穴の周縁に沿って、バー ニング加工を施してフランジ状部を追加して、更に、剛性向上と許容電流の向上 を図ることが出来る。
【0012】 尚、上記のようにバスバーの剛性向上を図ると同時に、バスバーを収容する電 気接続箱の絶縁製カバーに、バスバー支持用の突出部を一体に成形すると、カバ ー全体でバスバーを押さえるため、バスバーのガタつき発生を抑制できると同時 に、カバー自体の剛性向上も図ることが出来る。
【0013】
【作用】
上記のように、バスバーの肉厚を部分的に変化させ、剛性が必要な部分は厚く 、剛性がさほど必要でない部分は薄くすると、バスバーの全体的な形状が大とな ることなく、剛性向上を簡単かつ効果的に図ることが出来、しかも、場所的な制 約を受けずに、所要の剛性を得ることが出来る。また、バスバー全体の肉厚を大 としていないため、重量はさほど増加せず、軽量化の要請にも応えることが出来 る。
【0014】 二又以上の分岐したバスバーでは、分岐部分の先端をループ状に連続させるた め、分岐部分の剛性を向上させることが出来る。よって、分岐部分に発生しがち なガタつき発生を抑制することが出来る。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。 図1(A)(B)に示す第1実施例のバスバー10は、前記図8に示すバスバーと 同一箇所に用いるバスバーで、ヒュージブル・リンク・ブロック内に収容するも ので、該ブロックに搭載するヒュージブル・リンクとバッテリーとを接続するも のである。
【0016】 上記バスバー10では、上面部10a、該上面部10aの一端より下方に屈折 した側面部10bと、該側面部10bの下端より水平方向へ屈折させた下面部 10cとを備えるものである。上面部10aはバッテリー側と接続するために穴 10dを穿設しており、該上面部10aは剛性が必要な箇所となっている。また 、側面部10bと下面部10cの側面部連続側10c−1はブロックの壁により 支持されていないため、剛性が必要な箇所となっている。
【0017】 よって、上記上面部10a、側面部10b、下面部10cの側面部連続側 10c−1は、図示のように、肉厚W1を大とし、剛性がさほど必要でない下面 部10cの先端側10c−2の肉厚W2を小としている。
【0018】 尚、上面部10aおよび側面部10bの縁部にはフランジ部10eを折り曲げ 加工で形成しているが、該フランジ部10eの大きさが場所的な制約により大き くできない場合にも、肉厚を大としているため、所要の剛性を得ることが出来る 。よって、場合的な制約がある場合には、上記フランジ部10eを不要とするこ とも可能である。
【0019】 図2(A)(B)は第2実施例のバスバー10を示し、上面部10a、側面部 10bおよび下面部の側面部連結側10c−1の剛性が必要な部分には、バスバ ーと同一素材の金属板からなる補強板11を溶接により貼着している。 上記補強板11を溶接して一体化していることにより、これらの部分の肉厚 W1を剛性がさほど必要でない下面部の先端側10c−2の肉厚W2より大とし ている。
【0020】 図3(A)(B)は第3実施例のバスバー10を示し、剛性が必要な上面部10a および側面部10bには、両側縁より折り返し部10f、10gを設けて、上面 部10aの下面に折り返し部10fを、側面部10bの一面側に折り返し部 10gを折り返して、一体となるように重ねあわせて、当該部分の肉厚W1を大 としている。 尚、第3実施例では、上面部10aにビード部10hを打ち出し加工して、特 に、剛性向上が必要な上面部10aの剛性を大としている。
【0021】 図4は第4実施例を示し、該第4実施例のバスバー10’は二又に分岐した部 分を備えているものである。即ち、共通部10’aの先端をT字形状とし、その 水平部両端より分岐部分10’bと10’cを突出させており、これら分岐部分 に挟まれた部分が配線禁止区域Xとなっている。
【0022】 上記分岐部分10’bと10’cとはその先端を配線禁止区域Xより外れる位 置まで延長させ、その先端を結合部10’dで結合し、分岐部分10’bと 10’cを結合部10’dを介してループ状に連続させている。
【0023】 上記のように分岐部分10’bと10’cの先端が相互に連結されるため、分 岐部分の剛性向上を図ることが出来る。 尚、分岐部分の剛性は、ループ状に連結することで、所要の剛性に達するため 、図示されているバスバー10’の部分には肉厚とした部分を設けていない。
【0024】 図5は第5実施例を示し、第4実施例のループ形状に連続させて配線禁止区域 Xを囲む周縁、即ち、穴の周縁にフランジ状のバーリング加工部10’eを設け ている。該バーリング加工部10’eは、金型により材料を絞り加工することに より形成している。
【0025】 図6(A)(B)は第6実施例を示し、該第6実施例のバスバー10”は上記各実 施例と相異する断面チャンネル形状で、ヒュージブル・リンク・ブロック20と 略同様な形状とした部分に収容するようにしている。
【0026】 上記バスバー10”はその両側部10”aおよび底部10”bの肉厚を大とし て剛性向上を図っていると共に、ヒュージブル・リンク・ブロックのカバー21 に底部10”bを押さえるための半円形状に突出させた突起部21aを設けてい る。このように、カバー21により底部10”bを押さえると、特に、底部 10”bの剛性が向上して、ガタつき発生をより効果的に押さえることが出来る 。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案によれば、バスバーの肉厚を部分的に 可変して、剛性が必要な部分は肉厚を大とし、さほど剛性が必要でない部分は肉 厚を薄くしているため、バスバー全体の形状および重量を大とすることなく所要 な箇所に所要の剛性を得ることが出来る。
【0028】 さらに、バスバーを配線禁止区域を避けるために二又以上に分岐させる必要が ある場合等においては、分岐部分の先端を配線禁止区域をさけることが出来る箇 所まで延在させて、その先端を結合部で結合してループ状に連続させているため 、分岐部分の剛性向上を簡単に図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例のバスバーを示し、(A)
は斜視図、(B)は(A)の断面図である。
【図2】 第2実施例のバスバーを示し、(A)は斜視
図、(B)は(A)の断面図である。
【図3】 第3実施例のバスバーを示す斜視図である。
【図4】 第4実施例のバスバーを示す斜視図である。
【図5】 第5実施例のバスバーを示す斜視図である。
【図6】 第6実施例のバスバーを示し、(A)は斜視
図、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図7】 従来のバスバーを示す斜視図である。
【図8】 他の従来例のバスバーを示す斜視図である。
【図9】 (A)(B)は他の従来例のバスバーを示す斜視
図である。
【符号の説明】
10,10’,10” バスバー 10a 上面部 10b 側面部 10c 下面部 10c−1 側面部連続側 10h ビード部 10f,10g 折り返し部 10’a 共通部 10’b,10’c 分岐部分 10’d 結合部 10”a 両側部 10”b 底部 11 補強板 20 ヒュージブル・リンク・ブロック 21 カバー 21a 突起部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱に収容する導電性金属板から
    なるバスバーであって、該バスバーの肉厚を剛性必要箇
    所では部分的に厚くしていることを特徴とするバスバ
    ー。
  2. 【請求項2】 上記バスバーが二又以上に分岐した部分
    では、配線上で制約を受けない箇所まで分岐部分を延長
    して、これら分岐部分の先端をループ状に連続させるこ
    とを特徴とする請求項1記載のバスバー。
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