JPH0660839U - リモートコントローラを有するカメラ装置 - Google Patents

リモートコントローラを有するカメラ装置

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JPH0660839U
JPH0660839U JP067463U JP6746393U JPH0660839U JP H0660839 U JPH0660839 U JP H0660839U JP 067463 U JP067463 U JP 067463U JP 6746393 U JP6746393 U JP 6746393U JP H0660839 U JPH0660839 U JP H0660839U
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light
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誠 最上谷
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旭光学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストロボの位置を自由に設定することが可能
で、被写体が遠い場合の不都合、赤目現象等を可及的に
防止することが可能なカメラ装置を提供すること。 【構成】 カメラ本体、及びこのカメラ本体と別体に構
成したリモートコントローラを有するカメラ装置におい
て、上記リモートコントローラにストロボを設けたカメ
ラ装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カメラ本体、及びこのカメラ本体とは別体のリモートコントローラ を有するカメラ装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
ストロボを内蔵したカメラにおいて、ストロボ装置の発光部が撮影レンズの光 軸に近接した位置に固定されているものでは、人物の撮影時に、いわゆる赤目現 象が生じやすい。この赤目現象とは、撮影レンズ光軸とストロボ光軸とを近接さ せた上述のカメラを用いて撮影する場合に、周囲が暗く被写体の瞳孔が比較的開 いた状態でストロボを発光させたとき、瞳孔が瞬時に収縮できずに、ストロボ光 軸がこの瞳孔を通して眼球内に入射し眼球内の血管によって赤色光を反射させ、 これにより瞳孔部が赤く写る現象をいう。
【0003】 この赤目現象を防止するには、ストロボの発光部を撮影レンズの光軸からでき るだけ離せばよい。この観点から見ると、ストロボ発光部を可能な限り撮影レン ズの光軸から離れた位置に設けることが望ましいが、その離間距離には限界があ る。このため、赤目現象を完全に防止することは困難になっている。
【0004】 さらにこのような構造のカメラでは、被写体に対して自由な角度で発光するこ とができないため、撮影時の手法は限られる。また被写体が遠い場合に、被写体 への到達光量が少なくなるため、十分な明るさを得ることができない。
【0005】
【考案の目的】
本考案は、従来のストロボ内蔵式のカメラに関する以上の問題意識に基づき、 ストロボの位置を自由に設定することが可能で、被写体が遠い場合の到達光量の 減少や、赤目現象等の不都合を防止することが可能なカメラ装置を提供すること を目的とする。
【0006】
【考案の概要】
上記目的を達成するための本考案は、カメラ本体、及びこのカメラ本体と別体 に構成したリモートコントローラを有するカメラ装置において、上記リモートコ ントローラにストロボを設けたことを特徴としている。
【0007】
【実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図1及び図2は、本考案に係る カメラ装置を構成するカメラ(カメラ本体)13とリモートコントローラ(以下 リモコンという)12をそれぞれに示す斜視図である。
【0008】 図1に示されるように、カメラ13の前壁部13aには、撮影レンズ15、該 撮影レンズ15の光軸Oと略平行な測距用の赤外光(測距光)を投光する測距用 投光部31、撮影レンズ15の上方に位置するファインダ窓16、このファイン ダ窓16の同図左右に位置する測距用受光部17a、17b、及びこの測距用受 光部17aのファインダ窓16と反対側に位置する内蔵ストロボ19が設けられ ている。
【0009】 カメラ13は、前壁部13aの上部左右に、リモコン12からの信号を受ける ための受光部18a、18bを有し、上壁部13bに、カメラ側レリーズ釦20 と表示部21を有し、マイクロコンピュータ(以下マイコンという)等からなる カメラ側制御部29を有している。上記受光部18aと18bはそれぞれ、リモ コン12からの信号の受信可能な範囲を広げるため、カメラ13の左右方向及び 前方に向けて設けられている。カメラ側レリーズ釦20は、所謂二段押しスイッ チであり、その半押し時に測光スイッチ(図示せず)をオンし、さらに押し込む 全押し時にレリーズスイッチ(図示せず)をオンするように構成されている。
【0010】 カメラ13は、通常モード及びリモコンモードの二つの操作モードを有してい る。該二つの操作モードは、制御モード選択スイッチ(図示せず)を操作するこ とによって切り替えられる。通常モードに切り替えられた場合、カメラ側制御部 29は、リモコン12とは無関係に、カメラ側レリーズ釦20の操作により内蔵 ストロボ19のみを発光させてシャッタをレリーズする制御を行なう。またリモ コンモードに切り替えられた場合、カメラ側制御部29は、リモコン12側から の指令情報に基づいて、撮影に関する制御を行なう。該指令情報は、カメラ13 が有する二つの受光部18a、18bの少なくとも一方によって受信される。
【0011】 図2に示されるように、カメラ13と別体に構成したリモコン12は、直方体 状に構成され、マイコン等からなるリモコン側制御部30を有している。このリ モコン側制御部30は、モード選択スイッチ24による後述の各撮影モードの選 択を可能にし、選択した撮影モードにおいて必要なデータを送信し、ストロボス イッチ25がオンされたときリモコン側ストロボ23の充電を開始させる。
【0012】 リモコン12は、前壁部22aにリモコン側ストロボ23を有し、上壁部22 bに、リモコン側ストロボ23への電源供給をオンオフするための上記ストロボ スイッチ25を有している。リモコン12はまた、側壁部22cに、レリーズに 関するデータをのせた赤外光(レリーズデータ光)等を投光する投光部26を有 している。さらにリモコン12は、側壁部22cに、リモコン側レリーズ釦27 、及び各撮影モードを選択するための上記モード選択スイッチ24を有している 。
【0013】 モード選択スイッチ24は、所謂押し釦スイッチであり、その押し込み操作に より、通常発光モードとプリ発光モードのうちのどちらかを選択することができ る。制御モード選択スイッチの操作によりカメラ13側でリモコンモードが選択 されている場合、及びモード選択スイッチ24の操作によりリモコン12側で通 常発光モードが選択されている場合は、リモコン側レリーズ釦27を押し込むこ とにより、リモコン側ストロボ23を発光させることができる。また、モード選 択スイッチ24の操作によりリモコン12側でプリ発光モードが選択されている 場合は、リモコン側レリーズ釦27を押し込むことにより先ずリモコン側ストロ ボ23を発光させ、その所定時間後に、カメラ13側で内蔵ストロボ19を発光 させることができる。
【0014】 カメラ13は、通常モードとリモコンモードのどちらが選択されていても、上 記制御モード選択スイッチによって設定される自動発光モード、強制発光モード 、発光禁止モード及びマクロモードのうちの一つを実行することができる。
【0015】 自動発光モードが選択されたとき、カメラ13では、カメラ側レリーズ釦20 の半押し時に測光を開始させ、被写体輝度を計測する。リモコン側制御部30は 、この被写体輝度に基づき、撮影時にリモコン側ストロボ23を発光させるか否 かを決める。そして、カメラ側レリーズ釦20が全押しされたとき、メインスイ ッチ(図示せず)のオン時から充電開始されて充電完了した内蔵ストロボ19が 、シャッタレリーズに同期して発光する。
【0016】 カメラ13側でリモコンモード及び自動発光モードが選択され、かつリモコン 12側でストロボスイッチ25がオフされている場合、カメラ側制御部29は、 リモコン側レリーズ釦27の押し込み操作に応じて撮影を実行する。
【0017】 カメラ13側でリモコンモード及び自動発光モードが選択され、かつリモコン 12側でストロボスイッチ25がオンされている場合、リモコン側制御部30は 、リモコン側レリーズ釦27の押し込み操作に基づき、カメラ13に対して、レ リーズ操作に関する情報(レリーズデータ光)を送信(投光)する。するとカメ ラ13では、カメラ側制御部29が、該レリーズデータ光の受信(受光)から所 定時間後に、撮影動作を実行させ、またリモコン12側では、リモコン側制御部 30が、リモコン側レリーズ釦27の押し込み操作から所定時間経過後に発光さ せるべくリモコン側ストロボ23を制御する。このモードにおいて、カメラ13 の内蔵ストロボ19は、計測された輝度情報に応じて、必要と判断されれば発光 される。この発光は、リモコン側ストロボ23の発光と同期して行なわれる。
【0018】 上記強制発光モードは、撮影操作に基づいて、常時、内蔵ストロボ19を発光 させるモードである。カメラ13側でリモコンモードが選択されている場合に強 制発光モードが選択されれば、撮影は、内蔵ストロボ19の発光と共に行なわれ る。その場合、リモコン12にてストロボスイッチ25がオンされていれば、撮 影は、内蔵ストロボ19とリモコン側ストロボ23の発光が共に実行される。
【0019】 上記発光禁止モードは、内蔵ストロボ19の発光を禁止するモードである。こ の発光禁止モードにおいて、リモコンモードが選択されてカメラ13がリモコン 12によって制御され、かつストロボスイッチ25がオンされている場合には、 リモコン側レリーズ釦27の押し込み操作に同期してリモコン側ストロボ23の みが発光する。
【0020】 上記マクロモードが選択されたときは、発光禁止モードが選択されているとき と同様に、内蔵ストロボ19の発光を禁止する。このマクロモードにおいて、リ モコンモードが選択されてカメラ13がリモコン12によって制御され、かつス トロボスイッチ25がオンされている場合には、リモコン側レリーズ釦27の押 し込み操作に同期してリモコン側ストロボ23のみが発光する。
【0021】 他方、リモコン12は、ストロボ発光不要モード、レリーズ時のストロボ 発光モード、及びレリーズ前のストロボ発光モード(プリ発光モード)を有し ており、これらの3つのモードのうちの一つを実行する。
【0022】 図4は、カメラ側制御部29によるストロボ発光及びレリーズ制御の実行を表 わすフローチャートである。先ず、ステップS1において撮影モードをチェック し、撮影モードが、内蔵ストロボ19の発光を要求又は許容する自動発光モード か強制発光モードである場合には、S2に進む。S2では、内蔵ストロボ19の 充電が完了したか否かをチェックする。この結果、充電が完了されれば、S4に 飛んで内蔵ストロボ19の発光を許可し、そうでなければ、S3において充電を 完了させた後、S4に進む。S1において、撮影モードが、内蔵ストロボ19の 発光を禁止する発光禁止モードかマクロモードである場合は、S5で内蔵ストロ ボ19の発光を禁止する。
【0023】 他方、撮影モードが、カメラ13の制御モード選択スイッチ操作によって、リ モコン12を用いない通常モードに切り替えられている場合には、カメラ側レリ ーズ釦20が押し込まれるまでの間、S1へのループを繰り返す。撮影モードが 、リモコンモードに切り替えられている場合には、リモコン側レリーズ釦27が 押し込まれるまでの間、S1へのループを繰り返す。
【0024】 通常モードにおいてカメラ側レリーズ釦20が押し込まれると、或はリモコン モードにおいてリモコン側レリーズ釦27が押し込まれると、制御は、S7また はS8からS9に進み、内蔵ストロボ19を発光するべきか否かをチェックする 。この結果、撮影モードが、自動発光モードか強制発光モードである場合、つま り内蔵ストロボ19の使用が必要な場合には、S10において、内蔵ストロボ1 9の発光のための手順を開始させる。そして、S11において、カメラ側レリー ズ釦20またはリモコン側レリーズ釦27の押し込みに同期して内蔵ストロボ1 9を発光させるべく制御し、シャッタレリーズの後、S1に抜ける。他方、撮影 モードが、発光禁止モードかマクロモードである場合、つまり内蔵ストロボ19 を使用しない場合には、S11において、内蔵ストロボ19を発光させずにシャ ッタレリーズを実行する。このとき、リモコン側ストロボ23を発光させるよう に設定している場合は、シャッタレリーズは、リモコン側ストロボ23の発光と 共に実行される。
【0025】 図5は、リモコン側制御部30による発光制御及びレリーズ制御の実行を表わ すフローチャートである。先ず、S12において、ストロボスイッチ25のオン をチェックする。この結果、ストロボスイッチ25がオフされて、リモコン側ス トロボ23を使用しないモード、即ち上記モードが選択されている場合は、S 21に進んで、リモコン側レリーズ釦27が押し込まれたか否か、即ちレリーズ スイッチがオンされたか否かをチェックする。この結果、レリーズスイッチがオ ンされれば、S20においてレリーズ操作に関する情報(レリーズデータ光)を 、投光部26からカメラ13に向けて送信する。これに基づきカメラ13側では 、リモコン側ストロボ23を用いることなく撮影を実行する。この撮影時に内蔵 ストロボ19を使用するかしないかは、カメラ13側で選択された撮影モードに よる。
【0026】 またS12において、ストロボスイッチ25がオンされて、リモコン側ストロ ボ23を使用するモードである上記モードが選択されている場合は、S13に 進んで、リモコン側ストロボ23の充電完了をチェックする。この結果、充電が 完了していればS15に飛び、完了していなければS14において充電を完了さ せる。S15では、リモコン側レリーズ釦27が押し込まれたか否か、即ちレリ ーズスイッチがオンされたか否かをチェックする。この結果、レリーズスイッチ がオンされなければ、S12に戻ってループを繰り返し、レリーズスイッチがオ ンされれば、S16に進む。上記モードはプリ発光モードではないため、制御 はS16からS19に進み、リモコン側ストロボ23をシャッタレリーズに同期 して発光させるべく、S20においてレリーズ操作に関する情報を、投光部26 からカメラ13に向けて送信する。これに基づいて、シャッタレリーズと同期さ せてリモコン側ストロボ23が発光される。
【0027】 図3に、リモコン側ストロボ23を用いて撮影する場合の、カメラ13とリモ コン12の配置の一例を示す。同図に示されるように、リモコン12はカメラ1 3から離れた位置にあり、被写体S(同図では木であるがこれを人間と想定する とき)の輝度が十分であるとき、赤目現象は抑えられる。そのとき、カメラ13 の内蔵ストロボ19を使用できるように設定しておけば、該内蔵ストロボ19と リモコン側ストロボ23を同調して発光させることができる。
【0028】 他方、上記モードが選択されている場合は、S12〜S16までモードの 選択時と同様の制御を行なう。このモードにおいて、リモコン側ストロボ23 は、カメラ13側のシャッタレリーズに先立って発光される。つまり、S17に おいて、リモコン側ストロボ23を発光させ、S18において所定時間遅延させ た後、S20においてレリーズ操作に関する情報をカメラ13に向けて送信する 。そしてカメラ側制御部29は、受信した該情報と、内蔵ストロボ19を使用す るか否かの設定状況に基づいて、撮影を実行する。このように、モードでは、 先ずリモコン側ストロボ23を発光させ、その所定時間経過後に、内蔵ストロボ 19を発光又は発光させないで、レリーズを実行する。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によると、被写体に対して自由な角度でストロボ発 光することができるから、撮影時の手法を増やすことができ、被写体が遠い場合 でも被写体への到達光量を減少させることなく、十分な明るさを得ることが可能 となり、さらに、赤目現象を可及的に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカメラ装置のカメラ本体を示す斜
視図である。
【図2】同カメラ装置のリモコンを示す斜視図である。
【図3】同カメラ装置によって撮影する場合のカメラ本
体とリモコンの配置の一例を示す概略図である。
【図4】同カメラ装置によって撮影する場合のカメラ側
の作動を示すフローチャートである。
【図5】同カメラ装置によって撮影する場合のリモコン
側の作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 リモートコントローラ 13 カメラ(カメラ本体) 15 撮影レンズ 18a 18b 受光部 19 内蔵ストロボ 20 カメラ側レリーズ釦 24 モード選択スイッチ 23 リモコン側ストロボ 25 ストロボスイッチ 26 投光部 29 カメラ側制御部 30 リモコン側制御部 31 測距用投光部 O 光軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体、及びこのカメラ本体と別体
    に構成したリモートコントローラを有するカメラ装置に
    おいて、 上記リモートコントローラにストロボを設けたことを特
    徴とする、リモートコントローラを有するカメラ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、リモートコントロー
    ラは、カメラ本体のシャッタを駆動するためのレリーズ
    釦を有している、リモートコントローラを有するカメラ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、さらに、カメラ本体
    はストロボを有し、上記レリーズ釦を操作したとき、リ
    モートコントローラのストロボと該カメラ本体のストロ
    ボを同期して発光させて上記シャッタを駆動する手段を
    有している、リモートコントローラを有するカメラ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012163680A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Canon Inc 発光装置およびカメラシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012163680A (ja) * 2011-02-04 2012-08-30 Canon Inc 発光装置およびカメラシステム

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