JPH0660782U - 2段ダイアフラムポンプ - Google Patents

2段ダイアフラムポンプ

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Publication number
JPH0660782U
JPH0660782U JP996993U JP996993U JPH0660782U JP H0660782 U JPH0660782 U JP H0660782U JP 996993 U JP996993 U JP 996993U JP 996993 U JP996993 U JP 996993U JP H0660782 U JPH0660782 U JP H0660782U
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JP
Japan
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diaphragm pump
paint
diaphragm
pump
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP996993U
Other languages
English (en)
Inventor
和幸 沼田
Original Assignee
岩田塗装機工業株式会社
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Publication date
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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 塗料圧力を高圧化し得る2段ダイアフラムポ
ンプを提供する。 〔構成〕 ポンプ本体2の中央に配する作動ロッド4の
両端にダイアフラム6A,6A及び6B,6Bを設けた
ダイアフラムポンプ1を2組備え、このうち第1ダイア
フラムポンプ1Aの吐出口10Aを第2ダイアフラムポ
ンプ1Bの吸込口11Bに直列に接続し、第1ダイアフ
ラムポンプ1Aと第2ダイアフラムポンプ1Bに供給す
る作動空気圧力の和となる2倍の塗料吐出圧力を得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は塗料圧送用のエア駆動式ダイアフラムポンプに係り、供給空気圧力 の倍圧力の塗料を吐出させる2段ダイアフラムポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ダイアフラムポンプは、ダイアフラムにて空気室とポンプ室に区画さ れ、作動用空気を導入してポンプ室内の液体を圧送するものであるが、ダイアフ ラム部を左右に形成して作動ロッドにより連結し、夫々交互に左右の空気室に作 動用空気を導入してダイアフラムを往復移動させ、ポンプ室内の塗料を塗装装置 に供給する複式ダイアフラムポンプが塗料圧送用に多く用いられている。これら の従来のダイアフラムポンプは、その構造原理上、供給される空気圧力と同圧力 の塗料圧力までしか得られないものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このため、駆動源の空気圧力より大きな塗料圧力を得るためには、大なる圧力 容量をもつダイアフラムポンプを使用するしか対処し得ず、これに伴ない装置全 体の大型化が免れなかった。 本考案は上記実情に鑑み、2組の複式ダイアフラムポンプを直列に組合わせる ことで、上記課題を解決する2段ダイアフラムポンプを提供することを目的とし たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ポンプ本体の中央に配する作動ロッドの両端にそれぞれダイアフラ ムを設け、該ダイアフラムにてケーシング部を塗料室と作動空気室に区画した複 式ダイアフラムポンプを2組形成し、このうち第1ダイアフラムポンプの吐出口 を第2ダイアフラムポンプの吸込口に直列に接続し、第1ダイアフラムポンプと 第2ダイアフラムポンプに供給する作動空気圧の和で倍圧の塗料吐出圧力を得る ようにしたものである。
【0005】
【作用】
上記のように、複式の第1ダイアフラムポンプの吐出口を第2ダイアフラムポ ンプの吸込口に接続するようにしてなり、各ダイアフラムポンプは左右の空気室 に作動空気を空気源より、空気切換弁を介して交互に供給しダイアフラムを駆動 させ、これに伴ない塗料室にポンプ作用を働かせ、各塗料室へ臨む吸込口から塗 料を塗料室を経て吐出口側へ左右交互に吐出させる。この場合、第1ダイアフラ ムポンプを所定の空気圧力で駆動し、得られた塗料圧力で第2ダイアフラムポン プに塗料を供給するため、該第2ダイアフラムポンプに導入された塗料には、こ こに掛かる所定の空気圧力が加算される結果となる。即ち、第2ダイアフラムポ ンプを経て吐出される塗料には、この2組のダイアフラムポンプの空気圧力を加 算した吐出圧力が得られるものとなる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明すらば、次の通りである。 図面は塗料を加圧吐出させる2段ダイアフラムポンプを示し、1はポンプ本体 2の中央に形成したシリングー部3に配置する作動ロッド4の両端に、夫々両側 にダイアフラム押え5で取付けたダイアフラム6,6を設けると共に、該ダイア フラム6,6をポンプ本体2の左右に形成したケーシング部7,7の中間位置に 介在し、各ケーシング部7を作動空気室8と塗料室9に区画して形成した公知の 複式ダイアフラムポンプで、該複式ダイアフラムポンプ1を2組設け、このうち 第1ダイアフラムポンプ1Aの吐出口10を、第2ダイアフラムポンプ1Bの吸 込口11に直列に接続し、全体として2段ダイアフラムポンプ12を構成する。 図中、13は前記塗料室9の吸込口11側に配設した吸込口の逆止弁で、14は 同吐出口10側に配設した吐出口の逆止弁である。
【0007】 次にこの作用を説明すると、先ず第1ダイアフラムポンプ1Aと第2ダイアフ ラムポンプ1Bの基本的なポンプ作動としては、空気源(図示せず)を介して導 入される作動空気を第1ダイアフラムポンプ1Aと第2ダイアフラムポンプ1B の各作動空気室8A,8Bへ、夫々交互に流入するように供給し、ダイアフラム 6A,6Bを往復移動させて塗料室9A,9Bにポンプ動作を与え、第2ダイア フラムポンプ1Bにおいて、塗料を吸込口11B側から吸込み、左右の塗料室9 A,9Bへ交互に供給して同吐出口10B側へ吐出させるものである。
【0008】 この場合、例えば第1ダイアフラムポンプ1Aにおける作動空気室8Aに供給 される空気圧力を1Kgf/cm2とれば、塗料室9Aの塗料吐出力は1Kgf /cm2となる。よって、ダイアフラム6Aの差圧は1Kgf/cm2−1Kg f/cm2=0Kgf/cm2となる。
【0009】 ここで、第1ダイアフラムポンプ1Aの吐出口10Aには左右の塗料室9A, 9Aより塗料が塗料圧力1Kgf/cm2をもって交互に送り出される。いま、 第2ダイアフラムポンプ1Bの吸込口11Bより右側の塗料室9Bに塗料圧力1 Kgf/cm2を導入されると、この第2ダイアフラムポンプ1Bの左側の塗料 室9Bの塗料には、更に左側の該ポンプ室9Bのダイアフラム6Bを介した作動 空気室8Bに掛かる空気圧力(1Kgf/cm2)を受けるため、この左側の塗 料室9Bの塗料の塗料圧力は1+1=2Kgf/cm2どなる。ここに、ダイア フラム6Bの差圧は、2−1=1Kgf/cm2、塗料の吐出口10Bからは2 Kgf/cm2の加圧された塗料が塗装装置(図示せず)へ送り出されるように なる。この動作が左右のダイアフラムに交互に行なわれる。
【0010】 ここで、塗料の加圧状態を、図2に示す概略説明図に基づき説明すると次のよ うになる。第1ダイアフラムポンプ1AをP1の空気圧力で駆動し、得られた塗 料圧力を第2ダイアフラムポンプ1Bに供給することにより、第2ダイアフラム ポンプ1BをP2の空気圧力で駆動すると、P1+P2の吐出圧力が得られる。 即ち、第2ダイアフラムポンプ1Bでは、P3=P1+P2の関係が成立し、空 気圧力の2倍の塗料圧を得る。
【0011】 以下、この関係を更に詳細に説明すると、いま第1ダイアフラムポンプ1Aの 左側の作動空気室8Aに、P1=1Kgf/cm2の空気が導入されると、左側 の塗料室9Aに1Kgf/cm2の塗料圧力が発生する。これが吐出口10Aか ら第2ダイアフラムポンプ1Bの吸込口11Bより右側の塗料室9Bに入り、左 側に1Kgf/cm2の力として働らくと同時に、右側の作動空気室8BにP2 =1Kgf/cm2の空気が導入されて、左側に1Kgf/cm2の力が働らき 、その合成力により左側の塗料室9Bの塗料圧力がP1+P2=P3Kgf/c m2どなって第2ダイアフラムポンプ1Bの吐出口10Bより吐出される。これ らの動作が第1、第2ダイアフラムポンプで左右交互に行なわれる。 いま、P1=P2=1Kgf/cm2とすれば、第2ダイアフラムポンプ1B の吐出口10Bでは、P1+P2=1+1=2Kgf/cm2の塗料圧力が得ら れることになる。よって、前記したように導入される空気圧力の2倍の塗料圧力 が得られる。
【0012】
【考案の効果】
上述のように、本考案の2段ダイアフラムポンプは2組の複式ダイアフラムポ ンプを直列に接続する構成とすることで、一定の作動空気圧力を用いても2段目 のダイフラムポンプの吐出口を出る塗料圧力は、入力空気圧力よりも高い、即ち 、倍圧の塗料吐出圧力を簡単に得ることができる。しかも、この装置は一般のダ イアフラムポンプを2台準備すればよいため、装置が簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の要部を示す一部切り欠き正
面図である。
【図2】同加圧状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 複式ダイアフラムポンプ 1A 第1ダイアフラムポンプ 1B 第2ダイアフラムポンプ 2 ポンプ本体 4 作動ロッド 6A,6B ダイアフラム 7 ケーシング 8A,8B 作動空気室 9A,9B 塗料室 10A,10B 吐出口 11A,11B 吸込口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ本体の中央に配する作動ロッドの
    両側にそれぞれダイアフラムを設け、該ダイアフラムに
    てケーシング部を塗料室と作動空気室に区画した複式ダ
    イアフラムポンプを2組形成し、このうち第1ダイアフ
    ラムポンプの吐出口を第2ダイアフラムポンプの吸込口
    に直列に接続し、第1ダイアフラムポンプと第2ダイア
    フラムポンプに供給する作動空気圧の和で倍圧の塗料吐
    出圧力を得ることを特徴とした2段ダイアフラムポン
    プ。
JP996993U 1993-01-28 1993-01-28 2段ダイアフラムポンプ Pending JPH0660782U (ja)

Priority Applications (1)

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JP996993U JPH0660782U (ja) 1993-01-28 1993-01-28 2段ダイアフラムポンプ

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JPH0660782U true JPH0660782U (ja) 1994-08-23

Family

ID=11734757

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004340149A (ja) * 2003-05-13 2004-12-02 Itw Ltd ダイアフラムポンプシステム
KR100969453B1 (ko) * 2007-12-06 2010-07-14 조효연 펌프
JP2011231776A (ja) * 2001-10-24 2011-11-17 Tacmina Corp 往復動ポンプおよび逆止弁

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