JP3568883B2 - 増圧装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気圧を増圧して出力する増圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の増圧装置では、隔壁を介して連設した1対のシリンダにおけるピストンを、隔壁を貫通するロッドにより連結し、エアー源より各ピストンの外側に形成された駆動室に切換弁を介して空気圧を交互に供給することによりこれらのピストンを往復動して、ピストンの内側に形成された増圧室において空気圧を増圧して出力し、ピストンを往復動させた後、不要となった空気は排気空気として大気中に放出し捨てている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如き増圧装置は、ピストン駆動後、不要となった空気は排気空気として大気中に捨てられるので、複数の増圧装置を直列に接続して増圧効果を上げようとすると、排気空気が各増圧装置から大気中に捨てられるため、空気消費量が増加し、その結果、エアー源は多量の空気供給を強いられることになり、これが消費動力の増大を招き、ひいてはランニングコストを高くするという問題点がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、排気空気を再利用することで、消費動力を増大させることなく増圧効果を向上することができる増圧装置を提供することにある。
本発明の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本発明に係る増圧装置は、空気を導入する入口ポートおよび増圧空気を出力する出口ポートならびに排気空気を排出する排気ポートを有する隔壁を挟むように設けられた1対のシリンダと、上記1対のシリンダ内において往復動し、上記隔壁を気密状態で貫通するロッドによって連結された1対のピストンと、上記隔壁に上記入口ポートから上記1対のピストンの内側の各増圧室への空気の流入のみを許容する入口チェック弁と、上記各増圧室から上記出口ポートへの空気の流入のみを許容する出口チェック弁と、上記1対のピストンの外側の各駆動室を上記入口ポートと上記排気ポートに切換えて連通させる切換弁とを具備する複数の増圧弁がエアー源に直列に接続された増圧装置であって、上流側の上記増圧弁の出口ポートと下流側の上記増圧弁の入口ポートとを連通すると共に、上流側の上記増圧弁の入口ポートと下流側の上記増圧弁の排気ポートとを連通し、下流側の上記増圧弁の駆動室の排気空気を上流側の上記増圧弁の駆動室に導入し、下流側の上記増圧弁の排気空気を上流側の上記増圧弁の駆動源として用いることを特徴としている。
【0005】
従って、本発明では、まず、エアー源からの空気が上流側の増圧弁を通過して下流側の増圧弁に流入され、これによって、下流側の増圧弁が駆動し増圧空気が出力されると共に、駆動室の排気空気は、上流側の増圧弁に導入され、エアー源からの空気と共に、上流側の増圧弁を駆動させる。
このように、本発明では、上流側の増圧弁で増圧された空気圧が下流側の増圧弁でさらに増圧され、このとき下流側の増圧弁より排出される排気空気は、上流側の増圧弁の駆動用として用いられるため、空気消費量が削減される。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するに当たって、同一機能を奏するものは同じ符号を付して説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態に係る増圧装置の概略構成図および断面模式図である。
【0007】
即ち、増圧装置は、図1に示すように、第1の増圧弁10および第2の増圧弁20を有し、第1の増圧弁10にエアー源Pが接続され、第1の増圧弁10と第2の増圧弁20とは直列に接続されている。
図2において、第1の増圧弁10では、隔壁11の両側に設けられた1対のシリンダ13a,13bにピストン14a,14bが往復摺動可能に挿通され、これらピストン14a,14bは、隔壁11に気密に貫通されたロッド12によって連結され、両シリンダ13a,13b内において、それらの内側および外側に増圧室15a,15bおよび駆動室16a,16bがそれぞれ区画形成されている。
隔壁11は、エアー源Pに連通し、増圧室15a,15bに空気を導入する入口ポート1a、駆動室16a,16bに連通する入口ポート1b、増圧空気を出力する出口ポート1cおよび排気空気を大気中に排出する排気ポート1dを備え、隔壁11に形成された空気の流路には、1対の入口チェック弁17a、1対の出口チェック弁17bおよび切換弁18が組込まれている。
【0008】
1対の入口チェック弁17a間および1対の出口チェック弁17b間はそれぞれ連通されており、1対の入口チェック弁17aは増圧室15a,15bへの空気の流入のみを許容し、1対の出口チェック弁17bは増圧室15a,15bからの空気の流出のみを許容するものであるが、増圧室15a,15bに空気圧差が生じると、空気圧の高い方への空気の流入は阻止され、空気圧の低い方からの空気の流出は阻止されるようになる。
【0009】
切換弁18は、駆動室16a,16bのどちらか一方に空気を供給し、他方より空気が排出されるように流路を切換えるものであり、流路切換用のプッシュロッド18a,18bを有し、これらプッシュロッド18a,18bは増圧室15a,15b内にそれぞれ突出され、往復動するピストン14a,14bがストローク終端近くにおいて、プッシュロッド18a,18bを押圧することにより切換弁18のポート間の連通を切換えて、駆動室16a,16bを空気の入口ポート1bと排気ポート1dに交互に連通させるようにしている。
【0010】
第2の増圧弁20では、隔壁21に入口ポート2a、出口ポート2bおよび排気ポート2cを備え、隔壁21の両側に設けられた1対のシリンダ23a,23bにピストン24a,24bが往復摺動可能に挿通され、これらピストン24a,24bは、隔壁21に気密に貫通されたロッド22によって連結され、両シリンダ23a,23b内において、それらの内側および外側に増圧室25a,25bおよび駆動室26a,26bがそれぞれ区画形成され、隔壁21に形成された空気の流路には、1対の入口チェック弁27a、1対の出口チェック弁27bおよび切換弁28が組込まれている。
【0011】
1対の入口チェック弁27a間および1対の出口チェック弁27b間はそれぞれ連通されており、1対の入口チェック弁27aは増圧室25a,25bへの空気の流入のみを許容し、1対の出口チェック弁27bは増圧室25a,25bからの空気の流出のみを許容するものであるが、増圧室25a,25bに空気圧差が生じると、空気圧の高い方への空気の流入は阻止され、空気圧の低い方からの空気の流出は阻止されるようになる。
【0012】
切換弁28は、駆動室26a,26bのどちらか一方に空気を供給し、他方より空気が排出されるように流路を切換えるものであり、流路切換用のプッシュロッド28a,28bを有し、これらプッシュロッド28a,28bは増圧室25a,25b内にそれぞれ突出され、往復動するピストン24a,24bがストローク終端近くにおいて、プッシュロッド28a,28bを押圧することにより切換弁28のポート間の連通を切換えて、駆動室26a,26bを空気の入口ポート2aと排気ポート2cに交互に連通させるようにしている。
【0013】
第1の増圧弁10の出口ポート1cと第2の増圧弁20の入口ポート2aおよび第1の増圧弁10の入口ポート1bと第2の増圧弁20の排気ポート2cとはそれぞれ連通され、第2の増圧弁20の駆動室26a,26bの排気空気は、第1の増圧弁10の駆動室16a,16bに導入され、第1の増圧弁10のピストン14a,14bの駆動源として用いられるようになっている。なお、図中、29は、出口ポート2bの出力圧を一定圧に制御保持するためのガバナである。
【0014】
増圧装置は、以上の如く構成されているので、まず、エアー源Pからの空気が第1の増圧弁10の入口ポート1aより増圧室15a,15bに流入する。この時点では、駆動室16aまたは16bに空気は供給されないので、増圧室15a,15bに流入した空気は、第2の増圧弁20の入口ポート2aを経て、駆動室26bに導入されると共に、増圧室25a,25bに流入する。
これにより、ピストン24a,24bは、駆動室26bにおいてピストン24bに作用する力と増圧室25aにおいてピストン24aに作用する力との合力により図中右側への駆動を開始し、これによって増圧室25bの空気が圧縮されて増圧し、出口チェック弁27bを通して出口ポート2bから出力される。
【0015】
ピストン24a,24bおよびロッド22が右端に達し、増圧室25b内の空気を増圧して出口ポート2bから出力し終わると共に、切換弁28を切換えて駆動室26aを入口ポート2aに連通させ、これと同時に駆動室26bを排気ポート2cを介して第1の増圧弁10の入口ポート1bに連通させる。
この状態からは、ピストン24a,24bが、駆動室26aにおいてピストン24aに作用する力と増圧室25bにおいてピストン24bに作用する力との合力により図中左側への駆動を開始し、これによって増圧室25aの空気が圧縮されて増圧し、出口チェック弁27bを通して出口ポート2bから出力すると共に、駆動室26bの排気空気が第1の増圧弁10の入口ポート1bに導入され、第1の増圧弁10の駆動室16bに導入される。
【0016】
ピストン14a,14bは、エアー源Pからの空気と導入された排気空気によって駆動室16bにおいてピストン14bに作用する力と増圧室15aにおいてピストン14aに作用する力との合力により図中右側への駆動を開始し、これによって増圧室15bの空気が圧縮されて増圧し、出口チェック弁17bを通して出口ポート1cから第2の増圧弁20に出力される。
ピストン14a,14bおよびロッド12が右端に達し、増圧室15b内の空気を増圧して出口ポート1cから出力し終わると共に、切換弁18を切換えて駆動室16aを入口ポート1bに連通させ、これと同時に駆動室16bを排気ポート1dを介して大気に開放させると、ピストン14a,14bが、駆動室16aにおいてピストン14aに作用する力と増圧室15bにおいてピストン14bに作用する力との合力により図中左側への駆動を開始し、これによって増圧室15aの空気が圧縮されて増圧し、出口チェック弁17bを通して出口ポート1cから第2の増圧弁20に出力され、駆動室16b内の空気は排気ポート1dより大気中に排出される。
このような動作が繰返し行われ、第1の増圧弁10で増圧された空気圧は第2の増圧弁20でさらに増圧され出力される。
【0017】
このように、本実施の形態の増圧装置によれば、第2の増圧弁20の排気空気は、第1の増圧弁10の駆動室16a,16bに導入されてピストン14a,14bの駆動用として再利用されるので、エアー源Pからの空気の消費量が削減され、消費動力を軽減することができ、コスト低減を図ることができる。
【0018】
以上、本発明の実施の形態の増圧装置について詳述したが、本発明は、上記実施の形態の増圧装置に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載されている発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々の変更ができるものである。
たとえば、上記実施の形態の増圧装置は、直列に接続された2つの増圧弁10,20から構成されているが、3つ以上の増圧弁を直列に接続すれば、空気消費量を増大することなく、増圧効果をさらに向上することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から理解されるように、本発明の増圧装置は、上流側の増圧弁で増圧された空気圧が下流側の増圧弁でさらに増圧され、このとき下流側の増圧弁より排出される排気空気は、上流側の増圧弁の駆動用として再利用されるため、空気消費量が削減され、消費動力を増大させることなく低コストで増圧効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す増圧装置の概略構成図。
【図2】本発明の一実施の形態を示す増圧装置の断面模式図。
【符号の説明】
1a,1b,2a 入口ポート
1c,2b 出口ポート
1d,2c 排気ポート
10 第1の増圧弁
11,21 隔壁
13a,13b,23a,23b シリンダ
14a,14b,24a,24b ピストン
15a,15b,25a,25b 増圧室
16a,16b,26a,26b 駆動室
17a,27a 入口チェック弁
17b,27b 出口チェック弁
18,28 切換弁
20 第2の増圧弁
P エアー源

Claims (1)

  1. 空気を導入する入口ポートおよび増圧空気を出力する出口ポートならびに排気空気を排出する排気ポートを有する隔壁を挟むように設けられた1対のシリンダと、上記1対のシリンダ内において往復動し、上記隔壁を気密状態で貫通するロッドによって連結された1対のピストンと、上記隔壁に上記入口ポートから上記1対のピストンの内側の各増圧室への空気の流入のみを許容する入口チェック弁と、上記各増圧室から上記出口ポートへの空気の流入のみを許容する出口チェック弁と、上記1対のピストンの外側の各駆動室を上記入口ポートと上記排気ポートに切換えて連通させる切換弁とを具備する複数の増圧弁がエアー源に直列に接続された増圧装置であって、
    上流側の上記増圧弁の出口ポートと下流側の上記増圧弁の入口ポートとを連通すると共に、上流側の上記増圧弁の入口ポートと下流側の上記増圧弁の排気ポートとを連通し、下流側の上記増圧弁の駆動室の排気空気を上流側の上記増圧弁の駆動室に導入し、下流側の上記増圧弁の排気空気を上流側の上記増圧弁の駆動源として用いることを特徴とする増圧装置。
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