JPH0660703A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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Publication number
JPH0660703A
JPH0660703A JP20677092A JP20677092A JPH0660703A JP H0660703 A JPH0660703 A JP H0660703A JP 20677092 A JP20677092 A JP 20677092A JP 20677092 A JP20677092 A JP 20677092A JP H0660703 A JPH0660703 A JP H0660703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflector
reflecting surface
heat
bulb
deterioration
Prior art date
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Pending
Application number
JP20677092A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunji Shimada
俊司 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
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Publication of JPH0660703A publication Critical patent/JPH0660703A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の部品を用いずに反射面12の変色劣化を
防ぐことができる車両用灯具を提供することにある。 【構成】 リフレクター1の外側に熱伝導率が高い層8
を設ける。この結果、バルブ4からの熱線が局部的に反
射面12(アンダーコート5及び反射膜6及びトップコ
ート7)を経てリフレクター1に達すると、その熱はリ
フレクター1の外面の熱伝導率が高い層8において広い
範囲に伝導して、かつその熱伝導率が高い層8から外部
に放散されることとなる。従って、反射面12及びリフ
レクター1の局部的な高温貯熱部の発生を防ぐことがで
き、熱遮蔽板等の他の部品を用いずに、反射面12及び
リフレクター1の変色劣化を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばヘッドランプや
サイドランプやリヤーコンビネーションランプやターン
シグナルランプなど、ハウジングと一体となす合成樹脂
製のリフレクターの内面に反射面を一体に設けた車両用
灯具に係り、特に他の部品を用いずに反射面及びリフレ
クターの劣化を防止することができる車両用灯具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具を、図3乃至
図5を参照して説明する。この例はターンシグナルラン
プについて説明する。図においては、1はリフレクター
である。このリフレクター1は、前面を開口したハウジ
ングと一体をなすもので、合成樹脂製、例えばBMC等
の熱硬化性樹脂製であり、内面に反射面12を一体に設
けたものである。この反射面12は、図4に示すよう
に、リフレクター1の内面に例えばアクリル系の塗料等
からなるアンダーコート5を、例えば10〜15μmの
厚さ設ける。このアンダーコート5は、平滑度密着性を
向上させるためのものである。このアンダーコート5の
表面に例えばAl蒸着膜の反射膜6を、例えば1000
オングストロームの厚さ設ける。このAl蒸着膜の反射
膜6は、光を反射させるためのものである。この反射膜
6の内面に例えばアクリル系の塗料等からなるトップコ
ート7を、例えば5〜10μmの厚さ設ける。このトッ
プコート7は、前記Al蒸着膜の反射膜6を保護するた
めのものである。
【0003】前記リフレクター1の前面開口部の全周縁
に凹部10を設けると共に、このリフレクター1の後部
の中央に円筒形状のボス部11を一体に突設し、かつそ
のボス部11に取付孔13を、ボス部11の軸方向に設
ける。図において、2はレンズで、このレンズ2は合成
樹脂製、例えばPMMA(ポリメタクリル酸メチル.メ
タクリル樹脂)製のもので、光透過性のものを使用す
る。このレンズ2の内面に適宜のプリズムを刻設し、内
面の全周縁に接着脚20を一体に突設する。このレンズ
2の接着脚20を前記リフレクター1の凹部10にホッ
トメルトなどの接着剤21により接着かつシールし、そ
のレンズ2およびリフレクター1により密閉された室
内、すなわち灯室22を画成する。図において、3はソ
ケットである。このソケット3は、一端部側に設けた挿
入部30と、中央部に設けた挟持鍔31と、他端部側に
設けた外部32とからなる。前記挿入部30はその外径
が前記取付孔13の内径より小さい円筒形状をなし、一
方前記挟持鍔31はその外径が前記取付孔13の内径よ
り大きい円板形状をなす。このソケット3の挿入部30
の先端に3個の挟持爪33を設ける。また、この挟持爪
33の前記挟持鍔31と対向する面は、図示していない
が、ソケット3をリフレクター1に取り付ける際に、ソ
ケット3を回し易くするために傾斜している。なお、図
において、35はソケット3の内部に設けたターミナル
(図示せず)に接続したリード線である。図において、
4は光源バルブである。この光源バルブ4を前記ソケッ
ト3の挿入部30の挿入孔(図示せず)に着脱可能に装
着し、この光源バルブ4の端子(図示せず)を前記ソケ
ット3のターミナルに接続させる。この光源バルブ4を
装着したソケット3を前記リフレクター1に着脱可能に
取り付けて、前記光源バルブ4を前記灯室22内の所定
の位置に配設する。かくして、前記光源バルブ4を点灯
すると、この光源バルブ4からの光が反射面12におい
て反射し、その反射光がレンズ2を透過し、所定の配光
パターンで外部に照射される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の車両用灯具は、リフレクター1の内面に反射面12、
すなわちアンダーコート5及び反射膜6及びトップコー
ト7を一体に設けたものであり、かつリフレクター1は
熱伝導性が悪い。このために、図5に示すように、反射
面12及びリフレクター1はバルブ4からの熱線を直接
受ける。特に、上述の反射面12及びリフレクター1の
うち、バルブ4からの距離が小さい部分14において
は、局部的に高温となる。そして、反射面12が局部的
に高温となると、トップコート7が熱劣化により変色
し、またアンダーコート5が熱劣化によりガスを発生
し、それに伴ってAl蒸着膜の反射膜6が変色して、反
射率の低下を起こし、さらにリフレクター1が変色劣化
したりする等の問題がある。この問題を解決する手段と
しては、バルブと反射面との間に、金属板や熱線反射膜
を有する熱遮蔽板を、設けること等が行なわれている。
しかしながら、この場合、反射面及びリフレクターの変
色劣化を防止することができるが、熱遮蔽板等の他の部
品を必要とするなどの問題がある。
【0005】本発明の目的は、他の部品を用いずに反射
面及びリフレクターの変色劣化を防止することができる
車両用灯具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、リフレクター
の外面に高熱伝導率の層を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明は、上記の構成により、バルブからの熱
線が局部的に反射面を経てリフレクターに達すると、そ
の熱はリフレクターの外面の熱伝導率が高い層において
広い範囲に伝導して、かつその熱伝導率が高い層から外
部に放散されることとなる。この結果、反射面及びリフ
レクターの局部的な高温蓄熱部の発生を防ぐことができ
る。従って、熱遮蔽板等の他の部品を用いずに、反射面
及びリフレクターの変色劣化を防ぐことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の車両用灯具の一実施例を図1
及び図2を参照して説明する。図中、図3乃至図5と同
符号は同一のものを示す。図において、8は熱伝導率が
高い層である。この層8はリフレクター1の外面に全面
に亘って、若しくはバルブからの距離が小さい部分の外
面に設ける。この熱伝導率の高い層8は、例えば、アル
ミニウム(Al)や炭素(C)などを含有する熱伝導性
塗料を、ロボット吹き付けで約30〜50μmの厚さ塗
布したり、あるいはアルミニウム(Al)や亜鉛(Z
n)−アルミニウム(Al)合金等を含有する容射膜
を、容射で約100〜300μmの厚さ塗布したりして
なるものである。
【0009】この実施例における本発明の車両用灯具
は、以上の如き構成からなるので、図2に示すように、
バルブ4からの熱線が局部的に反射面12(アンダーコ
ート5及び反射膜6及びトップコート7)を経てリフレ
クター1に達すると、その熱はリフレクター1の外面の
熱伝導率が高い層8において広い範囲に伝導して、かつ
その熱伝導率が高い層8から外部に放散されることとな
る。この結果、反射面12及びリフレクター1の局部的
な高温貯熱部の発生を防ぐことができる。従って、熱遮
蔽板等の他の部品を用いずに、反射面12及びリフレク
ター1の変色劣化を防ぐことができる。
【0010】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用灯具は、リフレクターの外面に高熱伝導率の層を設け
たものであるから、バルブからの熱線が局部的に反射面
を経てリフレクターに達すると、その熱はリフレクター
の外面の熱伝導率が高い層において広い範囲に伝導し
て、かつその熱伝導率が高い層から外部に放散されるこ
ととなる。この結果、反射面及びリフレクターの局部的
な高温蓄熱部の発生を防ぐことができる。従って、熱遮
蔽板等の他の部品を用いずに、反射面及びリフレクター
の変色劣化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灯具の一実施例を示した拡大断
面図
【図2】図1における構造の熱伝導のメカニズムを示し
た説明図
【図3】従来の車両用灯具を示した断面図
【図4】図4におけるイ部の拡大断面図
【図5】図4における構造の熱伝導のメカニズムを示し
た説明図
【符号の説明】
1…リフレクター、12…反射面、2…レンズ、3…ソ
ケット、4…バルブ、5…アンダーコート、6…反射
膜、7…トップコート、8…熱伝導率が高い層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01K 7/00 A 9172−5E // F21V 7/20 6908−3K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のリフレクターと、そのリフ
    レクターの内面に一体に設けた反射面と、を備えた車両
    用灯具において、 前記リフレクターの外面に高熱伝導率の層を有すること
    を特徴とする車両用灯具。
JP20677092A 1992-08-03 1992-08-03 車両用灯具 Pending JPH0660703A (ja)

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JP20677092A JPH0660703A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

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JPH0660703A true JPH0660703A (ja) 1994-03-04

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ID=16528806

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JP20677092A Pending JPH0660703A (ja) 1992-08-03 1992-08-03 車両用灯具

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007323986A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Harison Toshiba Lighting Corp 放電ランプおよび放電ランプ装置
JP2009087572A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Stanley Electric Co Ltd 車両灯体構成用樹脂製基材
JP2014140829A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Kuboi Coating Works Co Ltd 放熱性を向上させる塗装方法および塗装装置

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