JPH066057A - 電子機器のサブラック構造 - Google Patents

電子機器のサブラック構造

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JPH066057A
JPH066057A JP4158236A JP15823692A JPH066057A JP H066057 A JPH066057 A JP H066057A JP 4158236 A JP4158236 A JP 4158236A JP 15823692 A JP15823692 A JP 15823692A JP H066057 A JPH066057 A JP H066057A
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Minoru Oyama
実 大山
Kiyoshi Teraguchi
潔 寺口
Norio Nakada
教郎 中田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は複数のプリント回路組み立て品を収
容する電子機器のサブラックに関し、シールド板をプリ
ント回路組み立て品毎に独立させて、保守性の向上と省
スペース化を実現することを目的とする。 【構成】 内部に複数のプリント回路組み立て品17を
所定ピッチPで並べて収納するサブラック本体12を導
電性物質で構成する。所定ピッチPと同一の幅Wを有
し、外線ケーブルコネクタ18嵌合用の開口部19を備
えるシールド板14をプリント回路組み立て品17の端
部に配置する。プリント回路組み立て品17を収容した
際シールド板14とサブラック本体12が接する部位に
接触バネ15を設ける。個々のシールド板14が、個々
のプリント回路組み立て品17に対応する部分を覆い、
複数のシールド板27が寄り集まってサブラック11の
開口部28を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器のサブラック
構造に係り、特に複数のプリント回路組み立て品を高密
度に収容して電子機器を構成する電子機器のサブラック
に関する。
【0002】近年、電子機器は高速化、高機能化ととも
に、小型省スペース化が強く要求されている。このた
め、複数のプリント回路組み立て品を高密度に収容し
て、プリント回路組み立て品間の接続を高密度に行い、
電子機器の一部を構成する電子機器のサブラックが普及
している。
【0003】このような電子機器のサブラックにおいて
は、収容されたプリント回路組み立て品の、電磁干渉
(EMI)や静電破壊(ESD)による誤動作を防止す
ることが要求される。また、これらのプリント回路組み
立て品の保守が容易であること、及び小型省スペースで
あることが要求される。
【0004】
【従来の技術】図8は、従来のサブラックの概要を表す
図を示す。同図(A)はその斜視図を、同図(B)は複
数のサブラックで構成される電子機器の側面図を示す。
【0005】各図において、符号1はサブラックで、同
図(A)に示すようにサブラック本体2と、一つのシー
ルド蓋3より構成される筺体である。このサブラック本
体2及びシールド蓋3は導電性物質で構成され、互いに
ネジ止め等により着脱可能に固定されている。また、サ
ブラック本体1のシールド蓋3と対向する背面には接続
ケーブル4と電気的に接続したコネクタ5が複数設けら
れている。
【0006】サブラック1内部には複数のプリント回路
組み立て品6を収容することができる。プリント回路組
み立て品6を収容する際には、まずシールド蓋3を外
し、次いでプリント回路組み立て品6に設けられたコネ
クタ7とサブラック本体2に設けられたコネクタ5とが
嵌合するようにプリント回路組み立て品6を挿入してシ
ールド蓋3を固定する。このため、サブラック1内に収
容され複数のプリント回路組み立て品6は、接続ケーブ
ル4により図示されない外部機器と電気的に接続され
る。
【0007】同図(B)に示すように、電子機器8には
複数のサブラック1が収容される。サブラック本体2及
びシールド蓋3は、このとき電気的に接地された状態と
なる。従って、電子機器8に収容されたプリント回路組
み立て品6はサブラック単位でシールドされ、自己が発
する電磁波をサブラック外部に放出することも、外部機
器が発した電磁波によって電磁干渉を起こすこともな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の電
子機器のサブラック1においては、内部に収容した複数
のプリント回路組み立て品6のうち、1台だけが異常
で、その保守を行うような場合でも、一々シールド蓋3
を外す必要があり、保守性が良くなかった。
【0009】また、同図(B)に示すように、電子機器
8を配置する際には、シールド蓋3側にも、接続ケーブ
ル4側にも、保守ゾーンを設ける必要がある。このた
め、電子機器8を壁にピッタリと着けて配置することが
できず、省スペース化の妨げとなっていた。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、プリント回路組み立て品毎に独立したシールド
板を設け、外部機器との接続ケーブルをこのシールド板
側に配置して、保守性の向上と省スペース化を実現する
電子機器のサブラックを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、図1の原
理図に示すように、1つの面を開口面16とし、複数の
プリント回路組み立て品17を幅方向に並べて収容し、
電気的に接地されているサブラック本体12と、該サブ
ラック本体12の前記開口面16と対向する面に設けら
れ、前記複数のプリント回路組み立て品17を互いに電
気的に接続させるバックワイヤリングボード13と、前
記プリント回路組み立て品17が前記サブラック本体1
2に収容された際に、前記開口面16側となる該プリン
ト回路組み立て品17の端部に設けられ、該プリント回
路組み立て品17を外部機器と接続するためのコネクタ
18嵌合用開口部19を有し、該プリント回路組み立て
品17に対応する幅だけ前記開口面16を塞ぐシールド
板14と、前記サブラック本体12と前記シールド板1
4との接触部に設けられ、該サブラック本体12と該シ
ールド板14を電気的に接続する接触バネ15とからな
る電子機器のサブラック構造により解決される。
【0012】
【作用】上記の構成によれば、前記複数のプリント回路
組み立て品17は前記サブラック11内に所定のピッチ
で収容され、前記バックワイヤリングボード13を介し
て互いに接続されて、電子機器の1部を構成する。
【0013】この場合、前記シールド板14は、それぞ
れ前記プリント回路組み立て品17に対応する幅とし
て、前記プリント回路組み立て品が収容されるピッチP
と等しい幅Wだけ前記開口面16を塞ぐ。従って、前記
サブラック本体12に所定数の前記プリント回路組み立
て品17が収容されると、前記開口面16全面が、前記
シールド板14で隙間なく塞がれる。
【0014】このとき、前記接触バネ15は、前記サブ
ラック本体12と前記シールド板14を電気的に安定し
て接続するように作用し、前記サブラック11は電気的
に接地された筺体となる。このため、前記サブラック1
1が電磁波ノイズを遮断し、EMIによる前記プリント
回路組み立て品17の誤動作が防止される。
【0015】また、前記シールド板14は、それぞれの
プリント回路組み立て品に独立して設けられているた
め、1つのプリント回路組み立て品が故障したような場
合に、全面のシールド板を外す煩雑さがない。更に、前
記サブラック11では、前記プリント回路組み立て品1
7を前記シールド板14側の面で外部機器に接続するた
め、前記電子機器の保守スペースがこの面だけで足り
る。
【0016】
【実施例】図2は本発明に係る電子機器のサブラックの
一実施例の斜視図を示す。同図中、符号21はサブラッ
クで、サブラック本体22内部に複数のプリント回路組
み立て品23を収容して、図示されない電子機器の一部
を構成する筺体である。
【0017】サブラック本体22は開口面24の上下
に、図示されない上レールと下レール25を備えてい
る。この上レール及び下レール25には、プリント回路
組み立て品23、または塞ぎ板26が挿入され、サブラ
ック21の幅方向に所定のピッチで複数設けられてい
る。このため、プリント回路組み立て品23及び塞ぎ板
26はサブラック21の幅方向に所定のピッチで並んで
収容される。
【0018】プリント回路組み立て品23をサブラック
21に収容した際、開口面24側となるプリント回路組
み立て品23の端部にはシールド板が設けられている。
このシールド板27と塞ぎ板26は、共に金属等の導電
性物質で構成され、同図に示すようにプリント回路組み
立て品23が収容されるピッチ幅Pと同一の幅Wを有し
ている。
【0019】このため、同図に示すように、プリント回
路組み立て品23及び塞ぎ板26をサブラック本体22
の上レール及び下レール25に合わせて収容すると、シ
ールド板27及び塞ぎ板26は隣同士間隔をあけること
なく開口面24を塞ぐことになる。
【0020】また、シールド板27には、プリント回路
組み立て品23を外部機器に接続するためのコネクタ嵌
合用開口部28が設けられている。外部機器との接続に
用いる外線ケーブル付きコネクタ29は、この開口部2
8を介してプリント回路組み立て品23と外部機器を接
続させ、かつ開口部28を閉塞する。
【0021】このため、サブラック本体22に所定数の
プリント回路組み立て品23を収容して外線ケーブル付
きコネクタ29を嵌合し、未収容部を塞ぎ板26で塞ぐ
と、開口面24は全面が塞がれた状態となる。
【0022】一方、サブラック21は取付け金具30で
図示されない電子機器の本体に固定され、同時に電気的
に接地された状態となる。このため、サブラック本体2
1、シールド板27及び塞ぎ板26が接地された状態と
なり、電磁波に対するシールドとして作用する。
【0023】また、サブラック21を用いた電子機器
は、プリント回路組み立て品23の保守、及び外線ケー
ブルコネクタ29の保守を、共にサブラック21の開口
面24側で行うことができる。
【0024】このため、電子機器20の保守スペースは
電子機器20の前面にだけ設ければ足り、図3の、本実
施例構造のサブラック21を用いた電子機器の側面図に
示すように、電子機器20は背面を壁に着けて接地する
ことができ、省スペース化が可能となる。
【0025】図4は、本実施例構造のサブラックの分解
斜視図を示す。次に、同図に沿ってサブラック本体22
の細部の構成について説明する。尚、同図において図2
と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略
する。同図において、符号31は上記の上レールを備え
る上レール枠を示し、符号32は下レール25を備える
下レール枠を示す。これら上レール枠31、下レール枠
32の後部には、バックワイヤリングボード33が配置
される。
【0026】バックワイヤリングボード33は、サブラ
ック22の内側となる面に複数の内部接続用コネクタ3
4と、これらのコネクタ34間を接続する所定の配線パ
ターンを備えるプリント基板で、サブラック22の外側
となる面には、メタライズド化等による導電性物質層を
有している。
【0027】この内部接続用コネクタ34は、プリント
回路組み立て品23をサブラック21内に収容した際
に、サブラック21内で複数のプリント回路組み立て品
23を接続して電子機器の1部を構成させるためコネク
タである。このため、内部接続用コネクタ34は、バッ
クワイヤリングボード33において、プリント回路組み
立て品23が収容されるピッチと同ピッチで、かつ各プ
リント回路組み立て品23に対応するように配置されて
いる。
【0028】上レール枠31、及び下レール枠32の開
口面24側には、それぞれ全幅に渡って、シールド板と
の接触部に相当する上レバー保持部35及び下レバー保
持部36が設けられている。上レバー保持部35は断面
形状が上に凹となるレール状の部材で、下レバー保持部
36は断面形状が下に凹となる部材である。
【0029】上レバー保持部35及び下レバーホジブ3
6は、シールド板27の上下に設けられた上レバー38
及び下レバー39と係合して、プリント回路組み立て品
23がサブラック21に収容された際に脱落するのを防
止する作用を有する部材である。
【0030】また、上レバー保持部35の凹部内には、
全幅に渡って、サブラック21と電気的に導通している
接触バネ37が配設されている。この接触バネ37は、
プリント回路組み立て品23がサブラック21に収容さ
れるピッチと等しいピッチで設けられた櫛歯状接触片3
7aと、これらの接触片37aを連結する連結部37b
とから構成される。
【0031】次に、図5に示す、本実施例構造のサブラ
ックとシールド板との係合状態を表す図に沿って、これ
らの係合状態について説明する。尚、同図において、図
2乃至図4と同一の部分については同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0032】同図(A)はプリント回路組み立て品23
の要部の斜視図を示す。同図中38c、39cは、シー
ルド板27の上下に設けられた上下レバー38、39を
シールド板27に組み付けるための軸で、上下レバー3
8、39はこれらの軸38a、39aを中心として回動
することができる。
【0033】同図(B)は、上下レバー38、39が上
下レバー保持部35、36に係合した状態の断面側面図
を示す。同図中、符号38a、39aは上下レバー3
8、39の爪部で、上下レバー38、39を上下レバー
保持部35、36に係合させる際に、てこの支点として
働く部位である。
【0034】すなわち、両者を係合させる場合、先ず、
上レバー38及び下レバー39をそれぞれ上下に開いた
状態とし、この状態で各爪部38a、39aを上下レバ
ー保持部35、36の凹部内壁に掛ける。次いで、上レ
バー38cと下レバー39cを閉じるように回動させる
と、各爪部38a、39aが支点として働き、軸38
c、39cの部位がサブラックの内部方向に移動する。
【0035】これにより、本実施例のプリント回路組み
立て品23はサブラック内に収容され、仮にプリント回
路組み立て品23とバックワイヤリングボード33を接
続するコネクタの結合がきつい場合でも、容易にその収
容作業を行うことができる。
【0036】また、同図に示すように、プリント回路組
み立て品23がサブラック21内に収容された状態で
は、上レバー保持部35の凹部内で、接触バネ37がシ
ールド板27の接触点27aと接触している。
【0037】上記したように接触バネ37は、プリント
回路組み立て品23の収容ピッチ毎に櫛歯状接触片37
aを有している。すなわち、各シールド板27は、それ
ぞれ独立した接触片37aと接触して、他のシールド板
と接触バネ37との接触の影響を受けない。
【0038】更に、この接触バネ37は、複数の接触片
37aを一体で有するため、接触片毎に組み付ける必要
がなく、生産性に優れていることに加えて、各接触片3
7aの配置精度が良い。このため、シールド板27は安
定してサブラック本体21に電気的に接続される。
【0039】また、シールド板27がサブラック21に
収容された状態では、上下レバー38、39に設けられ
た掛止部38c、39cと、シールド板27上に設けら
れた掛合部27aとが掛合して、レバーがロックされた
状態となる。このため、爪部38a、39aが誤って上
下レバー保持部35、36から外れることがない。
【0040】同図(C)は、プリント回路組み立て品2
3をサブラック21から外す過程を表す図である。同図
に示すように、掛止部38c、39cと掛合部27aと
の掛合を外して上下レバー38、39を上下に開くよう
に回動させると、今度は上下レバー38、39の押圧部
38b、39bが支点として働き、プリント回路組み立
て品23がサブラック21から外れる方向に移動する。
このため、本実施例のプリント回路組み立て品23は、
上記の収容の場合と同様に、取り外しも容易に行うこと
ができる。
【0041】図6は、本実施例構造のサブラックと塞ぎ
板との係合状態を表す図を示す。同図(A)は塞ぎ板の
斜視図、同図(B)は塞ぎ板をサブラックに係合させた
状態の断面側面図、同図(C)は塞ぎ板とサブラックと
の係合を外した状態の断面側面図を示し、また同図
(D)は塞ぎ板をサブラックに係合させた状態の正面図
を示す。
【0042】各図に示すように、塞ぎ板26は、その両
端部近傍にガイド部41を有している。このガイド部4
1は、サブラック本体22に、プリント回路組み立て品
23を所定ピッチで収容するために設けられた上レール
45及び下レール25に係合して、この塞ぎ板26を所
定の位置に配置するための部材である。
【0043】この塞ぎ板26は一方の端部に掛止部44
を、他方の端部に可動爪42を有している。可動爪42
は、塞ぎ板26に設けられた長穴46を介して可動ピン
43と連結しており、長穴に沿って上下に動くことがで
きる。
【0044】また、掛止部44は、ガイド部41を上レ
ール45及び下レール25に係合させると、下レバー保
持部36の凹部内に掛止されるように構成されている。
従って、同図(C)に示すように、掛止部44を下レバ
ー保持部36に掛止した状態で、同図(B)に示すよう
に、可動ピン43を上方に移動して可動爪42を上レバ
ー保持部35に掛けることにより、塞ぎ板26はサブラ
ック本体22に配置される。
【0045】上記したように、本実施例の電子機器のサ
ブラック構造では、サブラック21に収容されたプリン
ト回路組み立て品23は、ワンタッチで着脱自在に設け
られたシールド27及び塞ぎ板26で電磁シールドされ
る。このため、各プリント回路組み立て品23の保守を
行う際、従来のように、サブラックにネジ留め等により
固定されたシールド板を外す必要がなく、保守性が改善
される。
【0046】図7は、本実施例構造のサブラックにプリ
ント回路組み立て品を収容する過程を表す図である。
尚、同図において図2乃至図5と同一の部分には同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0047】本実施例においては、シールド板27の接
触点27aとプリント回路組み立て品23上に設けられ
た接続用コネクタ51との距離L1 が、シールド板27
と接触する接触バネ37上の部位と、バックワイヤリン
グボード33の内部接続用コネクタ34との距離L2
り短い。
【0048】すなわち、プリント回路組み立て品23を
サブラック本体22に収納する過程において、同図
(A)に示すように、シールド板27の接触点27aと
接触バネ37が接触した時点では、接続用コネクタ51
は内部接続用コネクタ34に未だ接続されていない。次
いで収納過程が進むと、接触バネ37はシールド板27
との接触を保ちながら弾性変形して、接続用コネクタ5
1と内部接続用コネクタ34が嵌合される。
【0049】このため、プリント回路組み立て品23
は、常にその内部回路がバックワイヤリングボード33
の回路と接続する前に接地されることになる。従って、
プリント回路組み立て品23に蓄えられた静電気は、接
触バネ37及びサブラック本体22を介して放電され、
プリント回路組み立て品23またはバックワイヤリング
ボード33の内部回路に放電されることはない。
【0050】上記したように、本実施例のサブラックに
よれば、電磁シールドの効果によりEMIによるプリン
ト回路組み立て品23の誤動作を防止できることに加え
て、ESDによる内部回路の破損も防止できる。
【0051】尚、本実施例においては、シールド板27
とサブラック本体22の接触を安定化するための接触バ
ネを上レバー保持部35内部にだけ設けているが、これ
に限るものではなく、更に下レバー保持部36内部に設
けて、上下2か所で安定化させる構成としてもよい。
【0052】また、接触バネ37はサブラック本体22
側に設けるものとして説明したが、各接触片をシールド
板27側に設ける構成としてもよい。
【0053】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、プリント回路組み立て品の保守、及び外部機器との
接続用ケーブル等の保守を、共にサブラックの開口面側
で行うことができる。このため、電子機器の保守スペー
スを電子機器の1面にだけ設ければ足り、従来の電子機
器に比べて省スペース化が可能となる。
【0054】更に、シールド板とサブラック本体は接触
バネの作用により安定して接触し、信頼性の高いシール
ド効果が得られる。また、各プリント回路組み立て品の
保守は、プリント回路組み立て品毎に独立したシールド
板を外すだけで実施することができ、従来のように、サ
ブラックにネジ留めされた大きなシールド板を外す必要
がなく保守性が改善される。
【0055】請求項2記載の発明によれば、接触バネが
櫛歯状接触片単位で弾性変形するため、接触バネは各シ
ールド板毎に独立した押圧力を発する。従って、各シー
ルド板は、他のシールド板と接触バネとの接触状態に影
響されることなくサブラック本体に接触する。
【0056】請求項3記載の発明によれば、プリント回
路組み立て品や作業者に蓄えられた静電気は、常に接触
バネ及びサブラック本体を介して放電され、プリント回
路組み立て品及びバックワイヤリングボードの回路には
流れない。このため、プリント回路組み立て品及びバッ
クワイヤリングボードが静電破壊されることはない。
【0057】また、請求項4記載の発明によれば、サブ
ラックに所定数のプリント回路組み立て品が収容され
ず、開口面が完全には塞がれないような場合には、塞ぎ
板で塞がれていない部分を塞ぐことができ、安価で、か
つシールド効果の高いサブラックを構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子機器のサブラック構造の原理
図である。
【図2】本発明に係る電子機器のサブラック構造一実施
例の斜視図である。
【図3】本実施例構造のサブラックを用いた電子機器の
側面図である。
【図4】本実施例構造のサブラックの分解斜視図であ
る。
【図5】本実施例構造のサブラックとシールド板との係
合状態を表す図である。
【図6】本実施例構造のサブラックと塞ぎ板との係合状
態を表す図である。
【図7】本実施例構造のサブラックにプリント回路組み
立て品を収容する過程を表す図である。
【図8】従来の電子機器のサブラック構造の構成図であ
る。
【符号の説明】
11、21 サブラック 12、22 サブラック本体 13、33 バックワイヤリングボード 14、27 シールド板 15、37 接触バネ 16、24 開口面 17、23 プリント回路組み立て品 19、28 開口部 26 塞ぎ板 27a 接触点 34 内部接続用コネクタ 37a 櫛歯状接触片 51 接触用コネクタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に接地されており、1つの面を開
    口面(16、24)とし、複数のプリント回路組み立て
    品(17、23)を幅方向に並べて収容するサブラック
    本体(12、22)と、 該サブラック本体(12、22)の前記開口面(16、
    24)と対向する面に設けられ、該サブラック本体(1
    2、22)内に収容された前記複数のプリント回路組み
    立て品(17、23)を互いに電気的に接続させるバッ
    クワイヤリングボード(13、33)と、 前記プリント回路組み立て品(17、23)が前記サブ
    ラック本体(12、22)に収容された際に、前記開口
    面(16、24)側となる該プリント回路組み立て品
    (17、23)の端部に設けられ、該プリント回路組み
    立て品(17、23)を外部機器と接続するためのコネ
    クタ嵌合用開口部(19、28)を有し、該プリント回
    路組み立て品(17、23)に対応する幅だけ前記開口
    面(16、24)を塞ぐシールド板(14、27)と、 前記プリント回路組み立て品(17、23)が前記サブ
    ラック本体(12、22)に収容された状態で、前記サ
    ブラック本体(12、22)と前記シールド板(14、
    27)とが接触する部位に設けられ、該サブラック本体
    (12、22)と該シールド板(14、27)を電気的
    に接続する接触バネ(15、37)とからなる構成とし
    たことを特徴とする電子機器のサブラック構造。
  2. 【請求項2】 前記接触バネ(15、37)は、前記プ
    リント回路組み立て品(17、23)が前記サブラック
    本体(12、22)に収容されるピッチと等しいピッチ
    で設けられた櫛歯状接触片(37a)と、該櫛歯状接触
    片(37a)を連結する連結部(37b)とからなり、
    前記サブラック本体(12、22)の、前記シールド板
    (14、27)との接触部(35、36)のうち少なく
    とも一方の全幅にわたって配置した構成としたことを特
    徴とする請求項1記載の電子機器のサブラック構造。
  3. 【請求項3】 前記シールド板(14、27)の、前記
    接触バネ(37)と接触する部位(27a)と、前記プ
    リント回路組み立て品(17,23)の、前記バックワ
    イヤリングボード(13,33)と電気的に接続する部
    位(51)との距離が、前記サブラック本体(11、2
    1)に前記接触バネ(15、37)を配設した場合にお
    いて、前記接触バネ(15、37)の、前記シールド板
    (14、27)と電気的に接続する部位と、前記バック
    ワイヤリングボード(13、33)の前記プリント回路
    組み立て品(17、23)との距離より短いことことを
    特徴とする請求項1記載の電子機器のサブラック構造。
  4. 【請求項4】 更に、前記シールド板(14、27)と
    同じ幅を有し、前記開口面(16、24)のうち、前記
    プリント回路組み立て品(17、23)が収容されず塞
    がれていない部位を塞ぐ塞ぎ板(26)を有することを
    特徴とする請求項1記載の電子機器のサブラック構造。
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