JPH0660384A - ピックアップ検査装置 - Google Patents

ピックアップ検査装置

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JPH0660384A
JPH0660384A JP22784892A JP22784892A JPH0660384A JP H0660384 A JPH0660384 A JP H0660384A JP 22784892 A JP22784892 A JP 22784892A JP 22784892 A JP22784892 A JP 22784892A JP H0660384 A JPH0660384 A JP H0660384A
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JP
Japan
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obtaining
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peak
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Application number
JP22784892A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sakuyama
宏幸 作山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ピックアップの組み立て工程における対物
レンズアクチュエータの傾き調整において、スポット検
査工程の自動化を可能にし、作業者の負担を軽減すると
共に、品質のバラつきを防止する。 【構成】 ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位
置で、かつ所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
i,Biの組を複数求め、各組に関して、点Pから2点
Ai,Biまでの距離P(Ai),P(Bi)の比Ri
=P(Ai)/P(Bi)を求め、各Riの値が所定値
Rjを超えたとき、異常スポットと判断する。 【効果】 異常スポットをバラつきなく正確に検知する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ピックアップの組
み立て工程における対物レンズアクチュエータの傾き調
整で使用する光ピックアップのスポット検査装置に係
り、特に、スポット検査工程が自動的に行えるようにし
て、作業者の負担を軽減すると共に、品質のバラつきを
防止した光ピックアップのスポット検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップの組み立て工程では、対
物レンズアクチュエータの傾き調整が必要である。従来
から、対物レンズアクチュエータの傾きの調整方法とし
ては、顕微鏡とカメラ、モニターを使用し、光ディスク
の代りに、同じ厚さを有するカバーガラスを基準面と平
行に設置して、対物レンズのスポットを顕微鏡で拡大し
て観察する光学ヘッド調整方法が用いられている(特開
昭63−253538号公報)。
【0003】図13は、従来の光学ヘッド調整工程を行
う調整装置について、その要部構成の一例を示す図であ
る。図において、1は光ピックアップのハウジング、2
は偏向プリズム、3はアクチュエータ、4はネジ、5は
対物レンズ、6はカバーガラス、7は顕微鏡、8はカメ
ラコントローラ、9はTVモニター、LBはレーザ光を
示す。
【0004】この図13に示すように、光ピックアップ
のハウジング1には、偏向プリズム2が設けられてい
る。また、ハウジング1の上部に、アクチュエータ3が
あり、その中に、対物レンズ5が設けられている。
【0005】アクチュエータ3は、ネジ4によってハウ
ジング1に固定されているが、ネジ4の締め方を調整す
ることにより、アクチュエータ3の傾きを調整すること
ができる。また、光ディスクと同じ厚みを有するカバー
ガラス6が、アクチュエータ3の上部に、光ピックアッ
プのハウジング1と平行に設置されている。
【0006】従来の対物レンズアクチュエータの傾きの
調整工程は、次のように行う。偏向プリズム2に、レー
ザ光LBを入射し、対物レンズ5によって形成されるス
ポットを顕微鏡7で観察する。顕微鏡7には、図示され
ないカメラが接続されており、カメラコントローラ8を
通して、TVモニター9の画面上にスポットが表示され
る。
【0007】作業者は、このスポットの表示を見なが
ら、1次のサイドローブが対称となるように、アクチュ
エータ3の傾きを調整する。以上のような工程によっ
て、対物レンズアクチュエータの傾きの調整が行われ
る。
【0008】この調整工程は、アクチュエータに組み込
まれている対物レンズの傾きを光ディスクと並行に調整
することにより、スポット形状を良好にする目的で行わ
れるものである。そのために、図13に関連して説明し
たように、スポット像をTVモニターで観察しながら行
うが、この工程は、スポット形状を良好にすると同時
に、異常な形状のスポットを除去する工程(換言すれ
ば、スポットの形状を検査する工程)も兼ねている場合
が多い。
【0009】このスポット検査工程は、通常、経験的な
許容限度見本を用いて、作業者の目視によって行われ
る。そのため、作業者の負担が大きいばかりでなく、そ
の主観が入りやすいので、品質にバラつきが生じる要因
にもなる、という不都合があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この発明では、従来の
光学的情報記録再生装置のスポット検査時に生じるこの
ような不都合を解決し、スポット検査工程が自動的に行
えるようにして、作業者の負担を軽減すると共に、品質
のバラつきを防止したピックアップ検査装置を提供する
ことを目的とする。具体的にいえば、先に出願したピッ
クアップ検査装置(平成4年7月20日出願の2件)を
さらに改良し、一層簡易にスポット検査が行えるように
したピックアップ検査装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明では、第1に、
レンズからの出射光を撮像素子上に結像させ、該素子上
の点(x,y)における強度I(x,y)を用いて演算
処理を行うピックアップ検査装置において、処理手段と
して、前記強度I(x,y)がピークとなる点P(x
p,yp)を求める手段と、前記点P(xp,yp)を
通り、かつ、前記撮像素子上の複数の直線の上における
強度分布I(x,y)を求める手段と、前記ピークとな
る点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあり、かつ、所定
の値Iにほぼ等しい強度を有する2点Ai,Biの組を
複数(i=1,……,n)求める手段と、前記各組に関
して、ピークとなる点Pから前記2点Ai,Biにいた
るまでの距離P(Ai),P(Bi)の比Riを、Ri
=P(Ai)/P(Bi)またはRi=P(Bi)/P
(Ai)によって求める手段と、前記各Riの値と、所
定の値Rjとの大小を比較する手段、とを備えた構成で
ある。
【0012】第2に、レンズからの出射光を撮像素子上
に結像させ、該素子上の点(x,y)における強度I
(x,y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装
置において、処理手段として、前記強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上の複
数の直線の上における強度分布I(x,y)を求める手
段と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位
置にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する
2点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める
手段と、前記各組に関して、ピークとなる点Pから前記
2点Ai,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(B
i)の比Riを求める手段と、
【数3】 の値と、所定の値Rjとの大小を比較する手段、とを備
えた構成である。
【0013】第3に、レンズからの出射光を撮像素子上
に結像させ、該素子上の点(x,y)における強度I
(x,y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装
置において、処理手段として、前記強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上の複
数の直線の上における強度分布I(x,y)を求める手
段と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位
置にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する
2点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める
手段と、前記所定の値Iを複数(I1,I2,……,I
m)設け、各所定の値Ikに対応する2点Ai,Biの
組を複数求める手段と、前記ピークとなる点Pから2点
Ai,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)
の比Riの最大値Tk(Tkは所定の値Ikに対応した
最大値で、合計m個存在する)を求める手段と、前記T
kの最小値Tmin に対する前記Tkの最大値Tmax の変
化率TRを、TR=(Tmax −Tmin )/Tmin によっ
て求める手段と、前記変化率TRと、所定の値Ijとの
大小を比較する手段、とを備えた構成である。
【0014】第4に、レンズからの出射光を撮像素子上
に結像させ、該素子上の点(x,y)における強度I
(x,y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装
置において、処理手段として、前記強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上の複
数の直線の上における強度分布I(x,y)を求める手
段と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位
置にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する
2点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める
手段と、前記所定の値Iを複数(I1,I2,……,I
m)設け、各所定の値Ikに対応する2点Ai,Biの
組を複数求める手段と、前記ピークとなる点Pから2点
Ai,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)
の比Riの平均値TAk(TAkは、合計m個存在す
る)を、
【数4】 で求める手段と、前記TAの最小値TAmin に対する前
記TAの最大値TAmax の変化率TARを、TAR=
(TAmax −TAmin )/TAmin によって求める手段
と、前記変化率TARと、所定の値TAjとの大小を比
較する手段、とを備えた構成である。
【0015】第5に、レンズからの出射光を撮像素子上
に結像させ、該素子上の点(x,y)における強度I
(x,y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装
置において、処理手段として、前記強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上の複
数の直線の上における強度分布I(x,y)を求める手
段と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位
置にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する
2点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める
手段と、前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにい
たるまでの距離P(Ai),P(Bi)の和Liを求め
る手段と、前記各組の中で該距離の和Liが最大となる
2点A1,B1、および最小となる2点A2,B2を求
める手段と、線分A1,B1と線分A2,B2のなす角
θを求める手段と、前記角θと、所定の値θjとの大小
を比較する手段、とを備えた構成である。
【0016】第6に、レンズからの出射光を撮像素子上
に結像させ、該素子上の点(x,y)における強度I
(x,y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装
置において、処理手段として、前記強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上の複
数の直線の上における強度分布I(x,y)を求める手
段と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位
置にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する
2点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める
手段と、前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにい
たるまでの距離P(Ai),P(Bi)の和Liを求め
る手段と、前記各組の中で該距離の和Liが最小となる
2点A,Bを求める手段と、線分A,Bと各検査装置に
予め設定された基準となる線分Tとのなす角δを求める
手段と、前記角δと、所定の値δjとの大小を比較する
手段、とを備えた構成である。
【0017】第7に、上記第1から第6の検査装置にお
いて、点P(xp,yp)の代りに、強度I(x,y)
がしきい値Ith以上である点の強度分布の重心G(x
g,yg)を用いて演算処理を行う手段を備えた構成で
ある。
【0018】
【作用】この発明では、カメラコントローラからのスポ
ット画像を一旦フレームメモリに取り込み、この画像に
演算処理を行うことによって、スポットの良否が自動的
に判定できるようにしている。具体的にいえば、撮像素
子上のスポット画像がフレームメモリ上に投影されるた
め、撮像素子上の想定したx,y座標を、フレームメモ
リのx,y座標として取り扱うことが可能となり、スポ
ットの各部分の強度Iは、フレームメモリの座標(x,
y)の関数I(x,y)として処理することができる。
【0019】具体的には、強度Iがピークとなる点Pを
中心として、スポット強度の非対称性を検出して、スポ
ットの正常/異常を判断する。まず、1本または複数本
の直線Liについて、強度がピークとなる点Pを通る直
線と閉曲線との交点A,Bとの比(ここでRとする)、
すなわち、R=PA/PBの値を求めることにより、メ
インローブの歪み具合い(スポットの歪み具合いに相当
する)を知ることができる、という点に着目して、スポ
ットの正常/異常を判断するようにしている(請求項1
から請求項4の発明)。
【0020】また、このような判断基準では検知できな
いスポットの歪は、距離の和Liが最大となる2点A
1,B1と、最小となる2点A2,B2、をそれぞれ結
ぶ線分(A1,B1)と線分(A2,B2)の間の角θ
が所定値θjより小さいとき、スポットを異常と判断す
る(請求項5の発明)。さらに、組み立ての誤りによっ
て、半導体レーザが光軸に対してネジれた位置で固定さ
れたとき、距離の和Liが最大となる2点A,Bを結ぶ
線分(A,B)と、検査装置に設けられた基準となる線
分Tの間の角δが所定値δjより小さいとき、スポット
を異常と判断する(請求項6の発明)。
【0021】最後に、スポットの強度が全体的に強く
て、ピーク付近で飽和している場合には、強度I(x,
y)がしきい値Ith以上である点の強度分布の重心G
(xg,yg)によって、スポットの正常/異常を判断
する(請求項7の発明)。
【0022】
【実施例1】次に、この発明のピックアップ検査装置に
ついて、図面を参照しながら、その実施例を詳細に説明
する。この実施例は、主として、請求項1の発明に関連
しているが、ハード構成やスポットの正常異常の判断の
基本原理は、請求項2から請求項7の発明とも関連して
いる。
【0023】図1は、この発明のピックアップ検査装置
について、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック
図である。図における符号は図13と同様であり、ま
た、11はフレームメモリ、12は9と同様なTVモニ
ター、13はコンピュータ、14はディスプレイを示
す。
【0024】この図1で、光ピックアップのハウジング
1からカメラコントローラ8までの構成と動作は、先の
図13と同様である。この図1に示すこの発明では、ス
ポットの像を、コンピュータ13からのコマンドによっ
て、顕微鏡7,カメラコントローラ8を通して、フレー
ムメモリ11に取り込み、その生画像をTVモニター1
2の画面上に表示する。
【0025】一方、コンピュータ13は、コマンドを出
力した後、フレームメモリ11に蓄積された画像に、請
求項1から請求項7の処理を加え、その結果をディスプ
レイ14に表示する。次に、アクチュエータに組み込ま
れている対物レンズの傾きが良好に調整された場合のス
ポットの強度分布について説明する。
【0026】図2は、対物レンズの傾きが良好に調整さ
れ、かつ、歪みがない場合のスポットの強度分布の一例
を示す図である。図で、x,yはそれぞれx軸とy軸、
Iはスポットの強度、Pは強度がピークとなる点、I1
はスポットの所定の強度、21はスポットの強度分布曲
線、22は直線、23はxy平面と垂直な面、24はx
y平面と平行な面を示し、θ1はx軸と直線22との間
の角度を示す。
【0027】この図2に示すように、対物レンズの傾き
が良好に調整され、かつ、歪みがない場合、スポットの
強度分布は釣鐘状の形状21になる。ここで、このスポ
ットの像が結ばれる撮像素子の面(一般に撮像素子は平
面状である)を想定して、この面上に、x軸およびy軸
を取る。
【0028】そして、撮像素子上の点(x,y)におけ
るスポットの強度をI(x,y),強度がピークとなる
点をP(xp,yp)とする。なお、この図2では、理
解を容易にするために、点Pと座標原点とを一致させて
図示している。次に、点Pを通り、x軸と角度θ1をな
す直線22上でのスポットの強度分布を考察すると、次
の図3に示すようになる。
【0029】図3は、図2で、点Pを通り、x軸と角度
θ1をなす直線22上でのスポットの強度分布の一例を
示す図である。図で、25はスポットの強度分布曲線、
26と27はその1次リング、28はメインローブ、2
9と30は矢印を示し、Iはスポットの強度の所定値を
示す。
【0030】先の図2のスポットの強度分布曲線21
で、点Pを通り、x軸と角度θ1をなす直線22上での
スポットの強度分布は、この図3に25で示すような曲
線になる。すなわち、メインローブ28の両側に、それ
ぞれ、そのピークをもつ1次リング26,27が生じ
る。
【0031】また、強度が所定値Iを有する点を通り、
図2のxy平面と平行な面24で切断したスポットの強
度分布は、所定値Iが十分に大きい場合、次の図4に示
すような閉曲線となる。図4は、所定値Iを有する点を
通り、図2のxy平面と平行な面24で切断したスポッ
トの強度分布の一例を示す図である。図における符号は
図2および図3と同様であり、31はスポットの強度曲
線を示す。
【0032】所定値Iが十分に大きい場合、スポットの
強度分布は、この図4に示すような閉曲線31を描く。
ところで、このスポットを詳しく観察すると、スポット
が正常なときは、この閉曲線31は楕円になり、スポッ
トが異常なときには、閉曲線31は歪んだ楕円になる。
【0033】図5は、スポットが正常な場合について、
所定値Iを有する点を通り、図2のxy平面と平行な面
24で切断したスポットの形状の一例を示す図である。
図において、32は閉曲線、Pは強度がピークになる
点、AとBは強度がピークとなる点Pを通る直線と閉曲
線との交点を示す。図6は、スポットが異常な場合につ
いて、所定値Iを有する点を通り、図2のxy平面と平
行な面24で切断したスポットの形状の一例を示す図で
ある。図における符号は、図5と同様である。
【0034】この図5と図6から明らかなように、スポ
ットが正常なときは、閉曲線32が楕円になり、スポッ
トが異常なときは、歪んだ楕円になる。そして、強度が
ピークとなる点Pを通る直線と閉曲線32との交点A,
Bは、図5に示すように、閉曲線32がきれいな楕円で
あれば、PA/PB≒1であるが、そうでないとき(ス
ポットが異常なとき)は、図6に示すように、PA/P
B≪1、またはPB/PA≫1である。
【0035】そこで、この発明のピックアップ検査装置
では、この図5と図6に示した強度がピークとなる点P
を通る直線と閉曲線32との交点A,Bとの比(ここで
Rとする)を求めることによって、スポットの歪み具合
いを判断する。すなわち、R=PA/PBの値を求める
ことにより、メインローブの歪み具合い(スポットの歪
み具合いに相当する)を知ることができる、という点に
着目して、スポットの正常/異常を判断するようにして
いる。
【0036】このことは、物理的にいえば、スポットの
平面的な対称性を見ることを意味する。なお、図1に示
したTVモニター12の画面上には、この図5や図6の
ようなスポットの生画像が表示される。
【0037】すでに述べたように、撮像素子上のスポッ
ト画像がフレームメモリ上に投影されるので、撮像素子
上の想定したx,y座標を、フレームメモリのx,y座
標として取り扱うことが可能となり、スポットの各部分
の強度Iは、フレームメモリの座標(x,y)の関数I
(x,y)として処理することができる。
【0038】そして、R=PA/PBの値を求め、この
値Rが所定の値Rjを超えているときは、異常なスポッ
トである、と判断する。このような判断は、次の〜
の手順で行う。
【0039】 図1のフレームメモリ11上にスポッ
ト画像を取り込む。 強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
p)を求める。
【0040】 点P(xp,yp)を通る複数の直線
Lnを設定し、各直線Ln上での強度分布I(x,y)
を求める。 ここで、直線Lnは、y=(x−xp)×(tan θn)
+ypで表わすことができ、θnは直線Lnとx軸との
なす角である。
【0041】この処理は、先の図2に示したように、x
y平面と垂直な平面23で、強度分布曲線21を切断
し、図3の曲線25を得る処理に相当する。 各直線Lnに関して、先ので求めた強度分布Iの
(1次リングが)ピークとなる点P(xp,yp)を中
心として、x座標またはy座標の正方向に、強度I
(x,y)が所定値Iとなる点(x,y)を探す。
【0042】この処理は、先の図3において、点Pから
矢印29の方向に、点Ai(x1,y1)を探す処理に
相当する。この処理の終了後、負方向についても同様の
処理を行う。すなわち、点Pから矢印30の方向に、点
Bi(x2,y2)を探す。
【0043】 正方向と負方向の各組に関し、点P
(xp,yp)から、点Ai(x1,y1)と、点Bi
(x2,y2)にいたる距離PAi,PBiを求める。 距離PAiは、PAi=√[(x1−xp)2+(y1
−yp)2]であり、距離PBiは、PBi=√[(x
2−xp)2+(y2−yp)2]である。
【0044】次に、正方向と負方向の距離PAi,PB
iから、両者の比Riを求める。すなわち、Ri=PA
i/PBi、あるいは、逆に、Ri=PBi/PAiの
演算を行う。
【0045】 任意の数の値Riについて、所定値R
jと比較し、Ri>所定値Rjのとき、スポットを異常
と判断し、それ以外のスポットは、正常と判断する。 以上の手順〜の内、〜は、請求項1から請求項
7の発明と基本的に共通する手順であり、手順が異な
る。
【0046】図7は、この発明のピックアップ検査装置
において、スポット検査時の基本的な処理の流れを示す
フローチャートである。図において、#1〜#4はステ
ップを示す。
【0047】ステップ#1で、図1のフレームメモリ1
1上にスポット画像を取り込む。次のステップ#2で、
強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,yp)を
求める。
【0048】ステップ#3で、点P(xp,yp)を通
る複数の直線Lnを設定し、各直線Ln上での強度分布
I(x,y)を求める。ステップ#4へ進み、先のステ
ップ#3で求めた各直線Lnに関して、ピークとなる点
P(xp,yp)を中心として、x座標またはy座標の
正方向および負方向に、強度I(x,y)が所定値Iと
なる点Ai(x1,y1)および点Bi(x2,y2)
を求める。
【0049】以上のステップ#1〜#4の処理は、先に
述べた手順〜の処理であり、この発明のピックアッ
プ検査装置に共通の処理である。
【0050】なお、図7のステップ#2で行う処理、す
なわち、強度分布In(x,y)における1次リングの
ピークを検出する処理は、従来から公知である。以下の
説明では、ステップ#1〜#4の処理を、基本的な処理
と呼ぶ。
【0051】この実施例(請求項1の発明)では、その
後、手順で、先の図7のステップ#4で求めた点P
(xp,yp)と点Ai(x1,y1)の距離PAi、
および点P(xp,yp)と点Bi(x2,y2)の距
離PBiとを、次の式(1) および(2) によって求める。 PAi=√[(x1−xp)2+(y1−yp)2] …… (1) PBi=√[(x2−xp)2+(y2−yp)2] …… (2)
【0052】そして、先に述べた手順の処理、すなわ
ち、値Riと所定の値Rjとの比較を行う。この実施例
の場合には、この値Riと所定の値Rjとの比較は、任
意の値Riについて行う。
【0053】図8は、この発明のピックアップ検査装置
において、スポット検査時の主要な処理の流れを示すフ
ローチャートである。図において、#11〜#17はス
テップを示す。ステップ#11で、先の図7のフローの
処理を行い、点P(xp,yp)を中心とするx座標ま
たはy座標の正方向および負方向に、強度I(x,y)
が所定値Iとなる点Ai(x1,y1)および点Bi
(x2,y2)を求める。
【0054】その後、このステップ#11で得られた距
離PAi,PBiから、両者の比Ri=PAi/PBi
を求める。この場合に、逆数として、Ri=PBi/P
Aiを求めてもよい。ステップ#12で、i=1にす
る。ステップ#13へ進み、i≦nであるかどうかチェ
ックする。
【0055】もし、i≦nでなければ、ステップ#14
で、スポットは正常と判断して、この図8のフローを終
了する。また、i≦nであれば、ステップ#15へ進
み、Ri>Rjであるかどうかチェックする。
【0056】もし、Ri>Rjでなければ、ステップ#
16で、i=i+1にして、再び先のステップ#13へ
戻り、以下同様の処理を行う。また、ステップ#15で
判断した結果、Ri>Rjであれば、ステップ#17へ
進み、スポットは異常と判断して、この図8のフローを
終了する。
【0057】以上のステップ#11〜#17の処理によ
り、複数本の直線Lnについて、点P(xp,yp)
と、点Ai(x1,y1)および点Bi(x2,y2)
の距離PAiおよび距離PBiが求められ、さらに、両
者の比Ri=PAi/PBiと所定の値Rjとが比較さ
れて、スポットの正常/異常が判断される。
【0058】
【実施例2】次に、第2の実施例を説明する。この実施
例は、請求項2の発明に対応している。先の第1の実施
例では、任意の値Riについて所定値Rjと比較し、R
i>Rjであれば、スポットが異常と判断した。
【0059】この方法は、処理が速い、という利点はあ
るが、反面で、ノイズに弱い、という問題がある。例え
ば、ノイズの影響によって、ある1本の直線Lについ
て、値Riが異常値値Reになると、Ri=Re>Rj
であれば、スポットが異常と判断する。
【0060】この場合には、仮りに、他の直線Lnにつ
いては、値Riが全て所定値Rj以下であっても、異常
なスポットと判断される、というケースが発生する。こ
の第2の実施例では、このような不都合を解消するため
に、任意の値Riではなく、複数の直線Lnについての
値Riの平均値で、スポットの正常/異常を判断する。
【0061】このように、複数の直線Lnについての値
Riの平均値を、所定値Rjと比較すれば、先に述べた
ようなノイズ等の影響によって、誤った判断を行う恐れ
が少なくなる(請求項2の発明)。なお、この第2の実
施例の場合には、ノイズ等に対しては強くなるが、先の
実施例に比べて、処理速度が低下することになる。
【0062】このような判断基準は、スポットに要求さ
れる品質の厳しさや測定の精度に応じて、任意に設定す
ることができる。図9は、第2の実施例について、スポ
ット検査時の主要な処理の流れを示すフローチャートで
ある。図において、#21〜#27はステップを示す。
【0063】ステップ#21で、先の図7のフローの処
理を行い、点P(xp,yp)を中心とするx座標また
はy座標の正方向および負方向に、強度I(x,y)が
所定値Iとなる点Ai(x1,y1)および点Bi(x
2,y2)を求める。
【0064】その後、このステップ#21で得られた距
離PAi,PBiから、Ri=PAi/PBiを演算す
る。ステップ#22で、i=1,S=0にする。Sは値
Riの積分値である。ステップ#23へ進み、i≦nで
あるかどうかチェックする。
【0065】もし、i≦nであれば、ステップ#24へ
進み、S=S+Ri,i=i+1にして、再び先のステ
ップ#23へ戻り、以下同様の処理を繰り返えす。そし
て、ステップ#23で判断した結果、i≦nでなけれ
ば、ステップ#25へ進み、(S/n)>Rjであるか
どうかチェックする。
【0066】もし、(S/n)>Rjでなければ、ステ
ップ#26で、スポットは正常と判断して、この図9の
フローを終了する。また、ステップ#25で判断した結
果、(S/n)>Rjであれば、ステップ#27へ進
み、スポットは異常と判断して、この図9のフローを終
了する。
【0067】以上のステップ#21〜#27の処理によ
って、複数本の直線Lnについて2点Ai,Biにいた
るまでの距離P(Ai),P(Bi)の比Riと、各組
の距離P(Ai),P(Bi)の比Riの平均値とが求
められ、所定値Rjと比較されるので、先の第1の実施
例に比べて、判断の精度が向上される。
【0068】
【実施例3】次に、第3の実施例を説明する。この実施
例は、請求項3の発明に対応している。先の第2の実施
例では、複数本の直線Lnについて、2点Ai,Biに
いたるまでの距離P(Ai),P(Bi)の比Riを求
め、各組に関する値Riの平均値が、所定の値Rjより
大のとき、スポットが異常と判断した。
【0069】この場合の値Riは、所定値Iの値、すな
わち、どの断面で見るかによって異なるが、所定値Iの
値が変っても値Riが変らない場合、そのスポットの強
度は均等である、ということができる。そのため、所定
値Iの値に対応した値Riの変化は、スポット強度の不
均一性を表わすことになる。換言すれば、スポットの強
度方向に対称性を見ていることを意味する。
【0070】この第3の実施例では、先の第2の実施例
を改良し、複数本の直線Liについて、その右側と左側
との評価方法によれば、ある直線Lについてはアンバラ
ンスでも、他の直線Lについてはバランスがとれている
場合、全体の平均で良否を判断する。したがって、先の
第2の実施例の評価方法よりも、ノイズに強い、という
利点がある。
【0071】この第3の実施例の処理は、先の第1の実
施例で述べた手順では、とをn回繰り返えし、n回
の平均値について、手順とを行うことに相当する。
第3の実施例における判断は、次の〜の手順で行
う。
【0072】 スポット強度の所定の値I1につい
て、先の第1の実施例で述べた手順〜を実行して、
点P(xp,yp)と点Ai(x1,y1)の距離PA
i、および点P(xp,yp)と点Bi(x2,y2)
の距離PBiとを、先の式(1)および(2) によって求
め、比Ri=PAi/PBiを演算する。 値Riの最大値T1を求める。
【0073】 所定の値I2,I3,……,Imにつ
いて、上記との手順を繰り返えして、各最大値T
2,T3,……,Tmを求める。 Tk(Tkは所定の値Ikに対応した最大値で、合
計m個存在する)の最大値Tmax と最小値Tmin を求め
る。
【0074】 変化率TRを、TR=(Tmax −Tmi
n )/Tmin によって求め、この変化率TRが、TR>
Tjのとき、スポットを異常と判断する。 以上が、第3の実施例におけるスポット検査時の手順で
ある。なお、手順と同様であるから、フローチャート
は、省略するが、基本的には図9と類似する。
【0075】
【実施例4】次に、第4の実施例を説明する。この実施
例は、請求項4の発明に対応している。この第4の実施
例では、ノイズによる影響を除くために、先の第2の実
施例で第1の実施例の値Riの平均値を採用したのと同
様に、先の第3の実施例で採用した値Riの平均値TA
を求め、この値Riの平均値TAによって、スポットの
正常/異常を判断する。
【0076】したがって、この第4の実施例の方が、第
3の実施例よりも、ノイズに対して強い評価が可能にな
るが、反面で、処理速度は低下する。この第4の実施例
では、次の〜の手順で判断する。
【0077】 スポット強度の所定の値I1につい
て、先の第1の実施例で述べた手順〜を実行して、
点P(xp,yp)と点Ai(x1,y1)の距離PA
i、および点P(xp,yp)と点Bi(x2,y2)
の距離PBiとを、先の式(1)および(2) によって求
め、比Ri=PAi/PBiを演算する。 値Riの平均値TA1を求める。
【0078】 所定の値I2,I3,……,Imにつ
いて、上記との手順を繰り返えして、各最大値TA
2,TA3,……,TAmを求める。 TAの最大値TAmax と最小値TAmin を求める。
【0079】 TAR=(TAmax −TAmin )/T
Amin によって変化率TARを求め、この変化率TAR
が、TAR>TAjのとき、スポットを異常と判断す
る。 以上が、第4の実施例におけるスポット検査時の手順で
ある。なお、手順と同様であるから、フローチャートは
省略する。
【0080】
【実施例5】次に、第5の実施例を説明する。この実施
例は、請求項5の発明に対応している。以上の第1から
第4の実施例では、主としてピークを中心としてスポッ
ト強度の非対称性を検出して、スポットの正常/異常を
判断した。
【0081】しかし、長方形に近い形状に歪んだような
スポットの場合には、正確な判断が行えない。図10
は、長方形に近い形状のスポットの一例を示す図であ
る。図で、θは点Aと点Bとを結ぶ線と、他の線との間
の角度を示す。
【0082】この図10に示すように、長方形に近い形
状に歪んだようなスポットも、まれには発生する。この
ようなスポットは、極端に歪んだスポットである。図1
0のようなスポットの場合、点Pと点Aの距離PA、お
よび点Pと点Bの距離PBとは、PA=PBであるか
ら、比R=PA/PBを演算すると、正常と判断されて
しまう。
【0083】この第5の実施例では、図10に示したよ
うに、長方形に近い形状に歪んだようなスポットについ
て、確実に異常が検出できるようにしている。この第5
の実施例では、次の〜の手順で判断する。
【0084】 スポット強度の所定の値I1につい
て、先の第1の実施例で述べた手順〜を実行して、
点P(xp,yp)と点Ai(x1,y1)の距離PA
i、および点P(xp,yp)と点Bi(x2,y2)
の距離PBiとを、先の式(1)および(2) によって求
め、比Ri=PAi/PBiを演算する。 点Pから各2点にいたる距離PAi,PBiの和L
iを、Li=PAi+PBiによって求める。
【0085】 求められた距離の和Liが最大となる
2点A1,B1、および和Liが最小となる2点A2,
B2、を求める。 線分A1,B1と線分A2,B2のなす角θを求め
る。
【0086】 求められた角θと、所定の値θjとの
大小を比較する。具体的にいえば、角θ<所定の値θj
のとき、スポットを異常と判断する。 例えば、先の図6に示したスポット(異常スポット)の
場合には、角θはほぼ90°であるが、この図10に示
したスポットの場合、明らかに90°より小さい。
【0087】そこで、θ<θj(所定の値)のとき、ス
ポットを異常と判断する。この第5の実施例は、他の実
施例と併用することによって、より正確な検査を可能に
する。ここでも、手順を示したので、フローチャート
は、省略する。
【0088】
【実施例6】次に、第6の実施例を説明する。この実施
例は、請求項6の発明に対応している。以上の第1から
第5の実施例では、スポットの歪みが存在する場合に、
そのスポットを異常と判断した。
【0089】ところが、スポットとしては歪みがなく、
きれいな形状でも、ピックアップとしては不良となる場
合が存在する。図11は、歪みのないスポットの各一例
を示す図である。図において、33は光ディスクのトラ
ック、34〜36はスポットを示す。
【0090】この図11に示すように、光ディスクのト
ラック33上に形成されるスポットの形状は、トラック
33と光スポットとの相対的な位置関係によって異な
る。例えば、スポットの短軸がトラック33の接線方向
と平行の場合34、また、スポットの短軸がトラック3
3と垂直の場合35である。
【0091】そして、いずれを選択するかは、設計思想
によって決定される。光ディスクドライブの光源として
用いられるのは、通常半導体レーザであり、このような
トラックと光スポットとの相対的な位置関係は、半導体
レーザの接合面とトラック接線との位置関係で決まり、
両者が垂直のときスポット34、平行のときスポット3
5となる。
【0092】しかし、組み立て時のエラー等によって、
半導体レーザが、光軸に対してネジれた位置で固定され
てしまった場合には、スポットとトラックとの関係は、
スポット36のようになる。この第6の実施例は、この
ような組み立て時のエラーを検出することを目的とす
る。
【0093】第6の実施例における判断は、次の〜
の手順で行う。 スポット強度の所定の値I1について、先の第1の
実施例で述べた手順〜を実行して、点P(xp,y
p)と点Ai(x1,y1)の距離PAi、および点P
(xp,yp)と点Bi(x2,y2)の距離PBiと
を、先の式(1)および(2) によって求め、比Ri=PA
i/PBiを演算する。 点Pから各2点にいたる距離PAi,PBiの和L
iを、Li=PAi+PBiによって求める。
【0094】 求められた距離の和Liが最大となる
2点A,B、を求める。 線分A,Bと、検査装置に設けられた基準となる線
分Tとのなす角δを求める。
【0095】 求められた角δと、所定の値δjとの
大小を比較する。具体的にいえば、角δ<所定の値δj
のとき、スポットを異常と判断する。 ここで、検査装置に設けられた基準となる線分Tとは、
トラックの接線を意味している。その理由は、ピックア
ップは、検査装置に対して一定(一義的)の姿勢で取り
付けられるのが普通であり、検査装置上に光ディスクの
トラック接線を想定するのは容易であるからである。
【0096】また、この検査装置に設けられた基準とな
る線分Tは、図1におけるフレームメモリ上の特定の線
分として考えることもできる。したがって、線分A,B
と、トラック接線とのなす角δを、容易に求めることが
でき、組み付け誤りを検出することができる。
【0097】
【実施例7】次に、第7の実施例を説明する。この実施
例は、請求項7の発明に対応しているが、請求項1から
請求項6の発明にも関連する。以上に説明した第1から
第6の実施例は、常に、スポットの強度がピークとなる
点Pを中心にして検査する場合である。
【0098】しかし、スポットの強度が全体的に強く、
カメラからの出力がピーク付近で飽和している場合に
は、強度がピークとなる点Pを検知することができな
い。図12は、カメラからの出力がピーク付近で飽和し
ている場合のスポットの強度分布の一例を示す図であ
る。図の37は飽和部分を示す。
【0099】この図12に示すように、スポットの強度
が全体的に強く、カメラからの出力がピーク付近で飽和
している場合には、点Pにおける強度I(x,y)は、
しきい値Ith以上である点の強度分布の重心G(xg,
yg)で代用する。この場合の強度分布I(x,y)の
重心G(xg,yg)は、次に示す式(1)と(2) で定義
される。
【0100】
【数5】
【0101】ここで、総和は、I(i,j)≧Ith以上
である全ての(i,j)について演算する。
【0102】このような演算によって得られるの重心G
(xg,yg)を用いれば、ピーク付近の飽和を気にす
る必要なしに、スポットの強度を上げて、その正常/異
常の判断を行うことができる。また、このように、全体
の強度を上げた場合には、リング部分の強度も上がるの
で、1次リングのピークが検出し易くなる、という利点
も生じる。
【0103】この第7の実施例では、先に説明した各実
施例で、点P(x,y)を、先の式(1) と(2) に示した
点G(xg,yg)に置き換えればよい。したがって、
請求項1から請求項6の各発明に適用することができ
る。なお、図2、図3、図4等では、中心点PがGに相
当することになる。
【0104】
【発明の効果】請求項1の発明では、強度I(x,y)
がピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前
記点P(xp,yp)を通り、かつ、撮像素子上の複数
の直線の上における強度分布I(x,y)を求める手段
と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置
にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2
点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手
段と、各組に関して、ピークとなる点Pから前記2点A
i,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)の
比Riを、Ri=P(Ai)/P(Bi)またはRi=
P(Bi)/P(Ai)によって求める手段と、各Ri
の値と、所定の値Rjとの大小を比較する手段、とを有
している。したがって、メインローブの平面的な歪みを
高速度で検出することが可能になり、歪んだスポットを
定量的に除去することができる。
【0105】請求項2の発明では、強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、撮像素子上の複数の
直線の上における強度分布I(x,y)を求める手段
と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置
にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2
点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手
段と、各組に関して、ピークとなる点Pから前記2点A
i,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)の
比Riを求める手段と、
【数6】 の値と、所定の値Rjとの大小を比較する手段、とを有
している。したがって、ノイズの影響を受けることな
く、メインローブの歪みを検出することが可能になり、
歪んだスポットを定量的に除去することができる。
【0106】請求項3の発明では、強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、撮像素子上の複数の
直線の上における強度分布I(x,y)を求める手段
と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置
にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2
点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手
段と、前記所定の値Iを複数(I1,I2,……,I
m)設け、各所定の値Ikに対応する2点Ai,Biの
組を複数求める手段と、前記ピークとなる点Pから2点
Ai,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)
の比Riの最大値Tk(Tkは所定の値Ikに対応した
最大値で、合計m個存在する)を求める手段と、前記T
kの最小値Tmin に対する前記Tkの最大値Tmax の変
化率TRを、TR=(Tmax −Tmin )/Tmin によっ
て求める手段と、変化率TRと、所定の値Ijとの大小
を比較する手段、とを有している。したがって、メイン
ローブの強度方向の歪みを検出することが可能になり、
歪んだスポットを定量的に除去することができる。
【0107】請求項4の発明では、強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、撮像素子上の複数の
直線の上における強度分布I(x,y)を求める手段
と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置
にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2
点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手
段と、前記所定の値Iを複数(I1,I2,……,I
m)設け、各所定の値Ikに対応する2点Ai,Biの
組を複数求める手段と、前記ピークとなる点Pから2点
Ai,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)
の比Riの平均値TAk(TAkは、合計m個存在す
る)を、
【数7】 で求める手段と、前記TAの最小値TAmin に対する前
記TAの最大値TAmax の変化率TARを、TAR=
(TAmax −TAmin )/TAmin によって求める手段
と、変化率TARと、所定の値TAjとの大小を比較す
る手段、とを有している。したがって、ノイズの影響を
受けることなしに、メインローブの強度方向の歪みを検
出することが可能になり、歪んだスポットを定量的に除
去することができる。
【0108】請求項5の発明では、強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、撮像素子上の複数の
直線の上における強度分布I(x,y)を求める手段
と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置
にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2
点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手
段と、前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにいた
るまでの距離P(Ai),P(Bi)の和Liを求める
手段と、各組の中で該距離の和Liが最大となる2点A
1,B1、および最小となる2点A2,B2を求める手
段と、線分A1,B1と線分A2,B2のなす角θを求
める手段と、前記角θと、所定の値θjとの大小を比較
する手段、とを有している。したがって、長方形に歪ん
だ極端に悪いスポットを、定量的に除去することができ
る。
【0109】請求項6の発明では、強度I(x,y)が
ピークとなる点P(xp,yp)を求める手段と、前記
点P(xp,yp)を通り、かつ、撮像素子上の複数の
直線の上における強度分布I(x,y)を求める手段
と、前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置
にあり、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2
点Ai,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手
段と、前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにいた
るまでの距離P(Ai),P(Bi)の和Liを求める
手段と、各組の中で該距離の和Liが最小となる2点
A,Bを求める手段と、線分A,Bと各検査装置に予め
設定された基準となる線分Tとのなす角δを求める手段
と、前記角δと、所定の値δjとの大小を比較する手
段、とを有している。したがって、組み付けの誤差によ
り、トラックに対して所定の位置関係にないスポットを
除去することができる。
【0110】請求項7の発明では、点P(xp,yp)
の代りに、強度I(x,y)がしきい値Ith以上である
点の強度分布の重心G(xg,yg)を用いて演算処理
を行う手段を有している。したがって、ピーク付近の飽
和を気にする必要なしに、スポットの強度を上げて、そ
の正常/異常の判断を行うことができる。また、全体の
強度を上げた場合には、リング部分の強度も上がるの
で、1次リングのピークが検出し易くなる、という利点
も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のピックアップ検査装置について、そ
の要部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】対物レンズの傾きが良好に調整され、かつ、歪
みがない場合のスポットの強度分布の一例を示す図であ
る。
【図3】図2で、点Pを通り、x軸と角度θ1をなす直
線22上でのスポットの強度分布の一例を示す図であ
る。
【図4】所定値Iを有する点を通り、図2のxy平面と
平行な面24で切断したスポットの強度分布の一例を示
す図である。
【図5】スポットが正常な場合について、所定値Iを有
する点を通り、図2のxy平面と平行な面24で切断し
たスポットの形状の一例を示す図である。
【図6】スポットが異常な場合について、所定値Iを有
する点を通り、図2のxy平面と平行な面24で切断し
たスポットの形状の一例を示す図である。
【図7】この発明のピックアップ検査装置において、ス
ポット検査時の基本的な処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図8】この発明のピックアップ検査装置において、ス
ポット検査時の主要な処理の流れを示すフローチャート
である。
【図9】第2の実施例について、スポット検査時の主要
な処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】長方形に近い形状のスポットの一例を示す図
である。
【図11】歪みのないスポットの各一例を示す図であ
る。
【図12】カメラからの出力がピーク付近で飽和してい
る場合のスポットの強度分布の一例を示す図である。
【図13】従来の光学ヘッド調整工程を行う調整装置に
ついて、その要部構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップのハウジング 2 偏向プリズム 3 アクチュエータ 4 ネジ 5 対物レンズ 6 カバーガラス 7 顕微鏡 8 カメラコントローラ 11 フレームメモリ 12 TVモニター 13 コンピュータ 14 ディスプレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズからの出射光を撮像素子上に結像
    させ、該素子上の点(x,y)における強度I(x,
    y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装置にお
    いて、 処理手段として、 前記強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
    p)を求める手段と、 前記点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上
    の複数の直線の上における強度分布I(x,y)を求め
    る手段と、 前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあ
    り、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
    i,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手段
    と、 前記各組に関して、ピークとなる点Pから前記2点A
    i,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)の
    比Riを、 Ri=P(Ai)/P(Bi)またはRi=P(Bi)
    /P(Ai)によって求める手段と、 前記各Riの値と、所定の値Rjとの大小を比較する手
    段、とを備えたことを特徴とする光ピックアップのスポ
    ット検査装置。
  2. 【請求項2】 レンズからの出射光を撮像素子上に結像
    させ、該素子上の点(x,y)における強度I(x,
    y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装置にお
    いて、 処理手段として、 前記強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
    p)を求める手段と、 前記点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上
    の複数の直線の上における強度分布I(x,y)を求め
    る手段と、 前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあ
    り、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
    i,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手段
    と、 前記各組に関して、ピークとなる点Pから前記2点A
    i,Biにいたるまでの距離P(Ai),P(Bi)の
    比Riを求める手段と、 【数1】 の値と、所定の値Rjとの大小を比較する手段、とを備
    えたことを特徴とする光ピックアップのスポット検査装
    置。
  3. 【請求項3】 レンズからの出射光を撮像素子上に結像
    させ、該素子上の点(x,y)における強度I(x,
    y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装置にお
    いて、 処理手段として、 前記強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
    p)を求める手段と、 前記点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上
    の複数の直線の上における強度分布I(x,y)を求め
    る手段と、 前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあ
    り、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
    i,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手段
    と、 前記所定の値Iを複数(I1,I2,……,Im)設
    け、各所定の値Ikに対応する2点Ai,Biの組を複
    数求める手段と、 前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにいたるまで
    の距離P(Ai),P(Bi)の比Riの最大値Tk
    (Tkは所定の値Ikに対応した最大値で、合計m個存
    在する)を求める手段と、 前記Tkの最小値Tmin に対する前記Tkの最大値Tma
    x の変化率TRを、 TR=(Tmax −Tmin )/Tmin によって求める手段
    と、 前記変化率TRと、所定の値Ijとの大小を比較する手
    段、とを備えたことを特徴とする光ピックアップのスポ
    ット検査装置。
  4. 【請求項4】 レンズからの出射光を撮像素子上に結像
    させ、該素子上の点(x,y)における強度I(x,
    y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装置にお
    いて、 処理手段として、 前記強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
    p)を求める手段と、 前記点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上
    の複数の直線の上における強度分布I(x,y)を求め
    る手段と、 前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあ
    り、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
    i,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手段
    と、 前記所定の値Iを複数(I1,I2,……,Im)設
    け、各所定の値Ikに対応する2点Ai,Biの組を複
    数求める手段と、 前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにいたるまで
    の距離P(Ai),P(Bi)の比Riの平均値TAk
    (TAkは、合計m個存在する)を、 【数2】 で求める手段と、 前記TAの最小値TAmin に対する前記TAの最大値T
    Amax の変化率TARを、 TAR=(TAmax −TAmin )/TAmin によって求
    める手段と、 前記変化率TARと、所定の値TAjとの大小を比較す
    る手段、とを備えたことを特徴とする光ピックアップの
    スポット検査装置。
  5. 【請求項5】 レンズからの出射光を撮像素子上に結像
    させ、該素子上の点(x,y)における強度I(x,
    y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装置にお
    いて、 処理手段として、 前記強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
    p)を求める手段と、 前記点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上
    の複数の直線の上における強度分布I(x,y)を求め
    る手段と、 前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあ
    り、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
    i,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手段
    と、 前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにいたるまで
    の距離P(Ai),P(Bi)の和Liを求める手段
    と、 前記各組の中で該距離の和Liが最大となる2点A1,
    B1、および最小となる2点A2,B2を求める手段
    と、 線分A1,B1と線分A2,B2のなす角θを求める手
    段と、 前記角θと、所定の値θjとの大小を比較する手段、と
    を備えたことを特徴とする光ピックアップのスポット検
    査装置。
  6. 【請求項6】 レンズからの出射光を撮像素子上に結像
    させ、該素子上の点(x,y)における強度I(x,
    y)を用いて演算処理を行うピックアップ検査装置にお
    いて、 処理手段として、 前記強度I(x,y)がピークとなる点P(xp,y
    p)を求める手段と、 前記点P(xp,yp)を通り、かつ、前記撮像素子上
    の複数の直線の上における強度分布I(x,y)を求め
    る手段と、 前記ピークとなる点Pに関して、ほぼ線対称の位置にあ
    り、かつ、所定の値Iにほぼ等しい強度を有する2点A
    i,Biの組を複数(i=1,……,n)求める手段
    と、 前記ピークとなる点Pから2点Ai,Biにいたるまで
    の距離P(Ai),P(Bi)の和Liを求める手段
    と、 前記各組の中で該距離の和Liが最小となる2点A,B
    を求める手段と、 線分A,Bと各検査装置に予め設定された基準となる線
    分Tとのなす角δを求める手段と、 前記角δと、所定の値δjとの大小を比較する手段、と
    を備えたことを特徴とする光ピックアップのスポット検
    査装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6の検査装置におい
    て、 点P(xp,yp)の代りに、強度I(x,y)がしき
    い値Ith以上である点の強度分布の重心G(xg,y
    g)を用いて演算処理を行う手段を備えたことを特徴と
    する光ピックアップのスポット検査装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000043292A (ko) * 1998-12-28 2000-07-15 전주범 광픽업 액츄에이터용 틸트 측정장치

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