JPH066026B2 - 食物パツテイー成形機 - Google Patents

食物パツテイー成形機

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JPH066026B2
JPH066026B2 JP63196215A JP19621588A JPH066026B2 JP H066026 B2 JPH066026 B2 JP H066026B2 JP 63196215 A JP63196215 A JP 63196215A JP 19621588 A JP19621588 A JP 19621588A JP H066026 B2 JPH066026 B2 JP H066026B2
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forming
plunger
pump
forming plate
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エー.サンドバーグ グレン
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Alfa Laval AB
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C7/00Apparatus for pounding, forming, or pressing meat, sausage-meat, or meat products
    • A22C7/0023Pressing means
    • A22C7/003Meat-moulds
    • A22C7/0076Devices for making meat patties
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C7/00Apparatus for pounding, forming, or pressing meat, sausage-meat, or meat products

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野及び従来技術〕 ハンバーガーパッティーや他の挽肉パッティーやチキン
パッティーや魚肉パッティーや模造ステーキやその他の
食品パッティーの生産に使用される食物パッティー成形
機として、高効率かつ大容量のものがいくつか存在す
る。この種の機械で市販のものとしてはイリノイ州、モ
ナケ(Mokena)のフォーマックス(Formax)社で製造・
販売されているF−26型、F−19型及びF−12型食物パ
ッティー成形機の三機種があり、これらはそれぞれリチ
ャーズ(Richards)等の米国再発行特許第Re.30、096
号、サンドバーグ(Sandberg)等の米国特許第4 、054、
967号及びラマーティノ (Lamartino)等の米国特
許第4 、182、003号に記載されている。これらの各成形
機は、非常に機能性に富んでおり、これに取付けられた
成形板や他の成形ステーション構成部品に応じて、ほと
んどの所望の任意の形の食物パッティーを作ることがで
きる。しかしながら、これらの成形機のいずれも、特別
の特性をもつほんの2、3のパッティーを所定の食品か
ら作るだけの試作(実験)等の場合又は成形板や他の成
形ステーション構成部材を頻繁かつ迅速に切換える必要
のある試作(実験)等の場合には必ずしも満足のいくも
のではない。更に、大容量の成形機は、小売店や小売用
生産者等の少量生産ユーザーが使用するには適さず、特
に生産するパッティーの種類を頻繁に変える必要がある
場合には不適である。また高効率・大容量の成形機は、
チーズアプリケーター(cheese applicator)等の機器
とスピードを合せる必要がある場合のように生産速度を
変化させるには余り適さない。
(発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段) そこで、本発明の主たる目的は、生産するパッティーの
種類を迅速に変更することができ、従ってパッティーの
条件が頻繁に変わる少容量設備や試作的使用の両方に満
足のいく少容量食物パッティー成形機用の新規かつ改良
型の成形ステーションを提供することである。
本発明の別の目的は、生産速度を広範囲にわたって変え
ることができ、従って生産速度を外部機器の条件に容易
に合せることができる少容量型食物パッティー成形機用
の新規かつ改良型の成形ステーションを提供することで
ある。
本発明の他の目的は、最小のメンテナンスで長期間にわ
たって運転可能でありかつ高機能な少容量型食物パッテ
ィー成形機用の新規かつ改良型の成形ステーションを提
供することである。
従って、本発明は、成形可能な量の食物材料を貯蔵する
貯蔵ホッパーと;この食物材料を上記貯蔵ホッパーから
供給通路内に強制的に送るホッパー供給手段と;プラン
ジャとプランジャ駆動部とを含み、このプランジャを所
定のポンプ・プランジャ路に沿って往復動させ、上記供
給通路からの食物材料を受領し、この食物材を充填通路
内に圧送するピストン型ポンプ手段と;成形板と;この
成形板を充填位置と押出位置との間でほぼ水平な所定の
成形板路に沿って周期的に往復動させる成形板駆動手段
と;を具備し、上記成形板が、上記充填位置にある時に
上記充填通路から圧送された食物材料を受け入れる成形
孔を少なくとも1個有しているような食物パッティー成
形機の成形ステーションに関する。
この成形ステーションの改良構造は、以下の点にある。
即ち、上記ポンプ・プランジャ路は、上記成形板路の下
であってこれとほぼ平行でかつこれから水平方向にずれ
て位置しており、上記充填通路は、上記ポンプ・プラン
ジャ路の出力端から上記成形板路の充填位置までこの成
形板通路を横切る方向に角度をもって上方に延在し、こ
れにより、上記成形板路と上記ポンプ・プランジャ路と
は、共に作業者等が鉛直及び水平の両方向について接近
できるように互いに離れている。更にホッパーは、プラ
ンジャと成形板とそれらの駆動部とから離れるようにポ
ンプ・プランジャ路の上方かつそれから水平方向にずれ
て配設されている。
(実施例及び発明の効果) 第1図及び第2図において、本発明の好適実施例による
パッティー成形ステーション40を具備する食物パッテ
ィー成形機20を示している。このパッティー成形機2
0は、比較的小型であり、1サイクルの動作で食物パッ
ティーを一個だけ成形するものであるが、1分当り65
サイクル(ストローク)以上の比較的高速で運転するこ
ともできる。もちちん成形ステーション40の基本的機
構は、このような小型のパッティー成形機20に使用さ
れるものに限られるのではなく、寸法を大きくすればか
なり大型のパッティー成形機にも使用することができ
る。この場合には同一部材を使用し同一動作サイクルで
作動すれば同一製品が得られる。
食物パッティー成形機20は基部21を有し、この基部
21にはキャスタ22が取り付けられている。基部21
には更に床に当接する位置決め機構23が設けられ、こ
の機構23によって成形機の一端が持上げられ、パッテ
ィー生産施設内にしっかりと固定維持される。食物パッ
ティー成形機20の作動機構の多くは、基部21の上面
24の上方に配設されている。基部21の上面の一側部
に沿って食品ホッパー26が延在しており、このホッパ
ー26は、容積が約6.5立方フィートであるが、もっと
大きな多角的穴を有するパッティー成形機の場合にはこ
の容積をもっと大きくする必要がある。ホッパー26の
上面開放口には、偏向部材、即ち遮蔽部材27が取付け
られ、この遮蔽部材27は肉や魚肉やその他の食品がホ
ッパーへ導入されるのを案内する。
第2図に示したようにホッパー26の底には2本の送り
スクリュー28が長手方向に延在しており、これらの送
りスクリュー28は2個の油圧モータ29によって駆動
される。送りスクリューは、挽肉やその他の食品をホッ
パー底部に沿って水平方向に押出して丈の低い低部ホッ
パー延長ハウジング31に送る。このハウジング31
は、駆動モータ29から離れた方の、送りスクリュー2
8の端部を取囲んでいる。
成形ステーション40の入口部を有するホッパー延長部
31は、供給通路32の真上に位置し、この通路32
は、下方及び横方向に延び、プランジャー型の食品供給
ポンプ33のシリンダ内に通じている。この供給ポンプ
33のピストン、即ちプランジャ34は駆動棒35に接
続され、この駆動棒35は油圧式駆動シリンダ36まで
延在しそれに接続されている。ポンプ33用の出口は充
填用通路37となっており、この通路37はポンプシリ
ンダから上方向かつ横方向に延在して往復動成形板41
の底に位置的に整合している。この成形板41は、第2
図においては成形空洞、即ち成形孔42を一個だけ有し
ているが、それを複数個具備することも可能である。即
ち成形機が大型化した時には、成形板には成形孔をかな
りの個数穿設することになるであろう。成形板41は、
内部ヨーク43に取り付けられており、これによって駆
動棒44に接続されている。この成形板駆動棒44は油
圧式成形板駆動シリンダ45に接続され、これによって
駆動される。
第1図に示したように、成形機20は、カバー板46を
有し、このカバー板46は、複数の固定スペーサ38の
間に配置された成形板41の上に取付けられている。カ
バー板46には導管47が接続され、この導管47は成
形ステーションンの蓋がされている空間から空気圧と少
量の製品がホッパー26に戻る戻り通路即ち、逃がし通
路を形成している。ハウジング48はポンプ駆動シリン
ダ36及び成形板駆動シリンダ45を取囲んでおり、こ
のハウジング48の前面パネル49は便宜上成形機20
の制御パネルとして使用されている。
パッティー成形機20は、更に押出、即ち排出機構50
を具備し、この押出機構50は、ハウジング51内に支
持された空気作用シリンダ52(第2図)を有する。ヨ
ーク53は、このシリンダ52の駆動棒を押出カップ5
4に接続しており、この押出カップ54は、その大きさ
と形状が成形孔42と同一に定められている。押出部及
び成形部持上アッセンブリ55は、押出ハウジング51
とホッパー26との間に配置されており、成形機20の
成形板41やこれに関連する部材を迅速にかつ簡便に交
換するのに使用される。成形機20は更に排出即ち、移
送コンベア56を具備し、このコンベア56の一端は押
出カップ54の下方に位置している。該コンベア56の
他端は外方に突出しており、成形機20が作り出した食
物パッティーを外部に移送する。該コンベア56は支柱
57によって支持され、このコンベア56の一部及び成
形機20の作動機構の一部は成形機の両側に取外可能に
取付けられた一対の細長防護板58によって覆われてい
て保護されている。別の一対の防護板59は、上述の防
護板59よりも小さくかつ旋回可能に取付けられ、作業
者等が排出機構50や成形板41や紙差込機60の作動
部材に不用意にアクセスすることを防止している。
紙差込機60は、成形機20に必要に応じて取付け得る
ものであるので、装置によっては省略されることがあ
る。この紙差込機60は、その固定支持部材63上に紙
64に積重ねられていて、この積重紙64はスピンドル
66と金属板製の案内部材67とによって揃えられ位置
決めされている。差込機60は更に真空シャトル(不図
示)を具備し、このシャトルは成形板41に機械的に接
続されこれと共に移動される。シャトルは、成形機20
の各サイクル毎に紙を一枚、積重紙64から押出カップ
54の下の移送位置へ移送し、この移送された紙は、上
記移送位置で固定されている真空作動フレームに移され
て、そして落下した食物パッティーによって真空作動フ
レームから排出されるまで維持されている。このような
紙差込機60は、本出願と同時に出願され本出願と同じ
譲受人に譲渡されたスコット・エー・リンディ(Scott
A.Lindee)及びウィルバー・エー・ジャンセン(Wilbur
A.Janssen)の米国特許出願第106、128号に記載
されかつクレームされている。
ホッパー26とポンプ33とこのホッパーから成形孔4
2までの供給及び充填通路及び成形ステーションの構成
は、従来のものと異なるが、これ以外のパッティー成形
機20の構成は公知の機構である。こうして、成形機2
0が運転されると、かなりの量の挽肉や鳥肉や魚肉や他
の食品がホッパー26の上部開放口内に詰め込まれる。
このとき偏向部材27は食品の無駄使いに対しての確認
に役立つ。この食品は送りスクリュー28によってホッ
パー26の底を移送されて丈の短かい低部ホッパー延長
部31を満たす。送りスクリュー28は、連続的に作動
され、これにより食品を下方に向けて供給通路32に送
り出し供給ポンプ33のポンプ室の方に送る。その後
に、プランジャ34がポンプ33のシリンダから急速に
周期的に引かられると、食品は真空作用によってポンプ
室の中に吸込まれる。
成形機20の各作動サイクルにおいて、成形板41は第
2図に実線で示した引込んだ充填位置、即ち成形孔42
がポンプ33用出口である充填通路37の真上に存在す
る位置からスタートする。成形板41は、各サイクル毎
に成形孔42が通路37の上の充填位置に位置する状態
で休止(ドエル)する。この充填位置において成形孔4
2は、通路37を通って上方にポンプ作用で押出された
肉その他の食品で充填される。
成形孔42が充填されると、作動サイクルに従ってピス
トン45が作動されて成形板を第2図の実線位置から外
方へ駆動して仮想線41Aの位置へ移動する。充填状態
の成形孔も位置42Aに、すなわち機構50の押出カッ
プ54の真下に位置する。第7図に示したように、成形
板は押出位置にあるとき所定期間休止される。充填され
た成形孔が押出位置42Aにあるときに、空気作用シリ
ンダ52が作動されヨーク53とカップ54とを下方向
に駆動する。このカップ54は成形済の食物パッティー
を孔42から押出し、該パッティを移送コンベア56上
に落下させる。この押出操作の完了後にシリンダ52は
カップ54を成形板41から上方に持上げ、それから、
シリンダ45が成形板41が押出位置41Aから充填位
置に引き戻す。これにより孔42は通路37の上方に位
置し、次のサイクルが開始される。各サイクルにおい
て、シリンダ36は食物ポンプピストン34を作動し肉
製品を上方に充填通路37を介して、充填位置にある成
形孔42内に押込む。食物パッティー成形機20の各作
動サイクルの間に、紙差込機60が、押出ステーション
50で成形孔42から排出された各成形済食物パッティ
ーが通過する下方移動通路内に1枚の紙を差込む。
パッティー成形機20の成形ステーション40における
本発明による改良点は、第3図乃至第5図に詳細に図示
されている。同図において、供給通路32及び充填通路
37はポンプシリンダ72を有する鋳造物71内の内部
通路として好適に形成されている。ホッパー延長部31
が鋳造物71の上部の一側部の平坦な水平フランジ73
上に適合されている。供給通路32が角度づけされて降
下延在し、円筒状ポンプ本体72の孔内に入り、この円
筒ポンプ72内には第3図及び第4図に示したようにポ
ンププランジャ34が突入する。フランジ73は充填通
路37の出口を取囲んでおり、この充填通路37はポン
プシリンダ72の孔から上方かつ外方へ延在している。
充填通路37の出口周辺のフランジ73の一部には充填
板75が固定され、この充填板75上にスペーサ38が
取付けられ、これらのスペーサの間において成形板41
が充填板75上に支持されている。もちろん、スペーサ
38の厚さは、上述のように成形板41の水平方向往復
動を許容しながら、成形孔42に対する適切なシール効
果をを付与できるように、成形板41の厚さに充分近い
値にすべきである。成形ステーションは息抜板76を有
し、この息抜板76は、スペーサ38とこの息抜板76
の上に位置するカバー板46とに支持されている。これ
らの板46及び76は成形板41とその成形孔42とを
覆っている。成形機20の成形カバー46、76は、リ
チャーズ((Richards)の米国特許第4,097,961号に記
載された構造上の特性を有し、充填板75はサンドバー
グ(Sandberg)等の米国特許第4,356,595号又はサンドバ
ーグ(Sandberg)の米国特許第4,372,008号に開示され
た特徴を有する。
成形ステーション40の基本的作動は上述の通りであ
り、挽肉やチキンや魚肉やその他の食品が送りスクリュ
ー28によってホッパー26の底部に沿って強制移送さ
れ、第4図及び第5図に矢印Aで示したようにホッパー
31を通って供給通路32内に送り出される。供給通路
32、ポンプシリンダ72の孔及び充填通路37からな
る鋳造物71内の連続通路のすべてが、食品で充填され
ると、プランジャ34の引込ストロークによってポンプ
33の孔が真空になりポンプシリンダ内に食品を吸込
む。成形機20の各作動サイクルの間にプランジャ34
が矢印B方向(第3図及び第4図)に駆動されシリンダ
72内に入り込み、充填通路37内の食品はこのシリン
ダ72に加えられた圧力により決まる圧力で加圧され、
こうして食品はポンプ33を介して第4図の矢印Cに示
されたように充填通路37内に移送される。
成形板41が第3図に示したようにその充填位置に達
し、成形孔42が充填通路37の開放出口端の上に位置
すると、加圧された食品は、第4図及び第5図に矢印D
及びEで示したように充填通路から上昇し充填板75を
通って成形孔42内に入る。こうして食物パッティー
は、孔42内で成形され、成形板41が移動して第6図
に示したように成形機のサイクルの次の段階である押出
位置に移動すると、この成形済パッティーは、孔42か
ら放出される。
上述したように、パッティー成形機20は比較的小型で
あり、実際、好適構造例では成形板41はその移動路を
横切る方向の全幅が約6インチであり、従って、この成
形機はサイクル(ストローク)毎に比較的大きなパッテ
ィーを一個のみか、又は2〜3個のかなり小さいパッテ
ィーを作り出すようになっている。またパッティー成形
機20は、作動を低速とする必要がなく、また第6図に
示したように65ストローク/分の速度で作動すること
もでき、更に高速も可能であろう。他方、この機械的作
動は、第6図に示した押出後の休止期間(post knock-o
ut dwell interval)を増大するだけで、簡単に約22
ストローク/分まで遅くすることもできる。ロータリー
モータ29やリニアモータ36,45,52などの油圧
モータを使用すれば、本機の作用の各タイミング関係を
何等変えることなく上述の変更をすることが可能であ
る。このように、パッティー成形機20は、広範囲での
サイクル速度で効率的に作動することができるので、チ
ーズ・スライスアプリケータ(cheese slice applicato
r)や包装機や角切り器(cuber)又は穿孔器(Perforat
or)等の生産機器の速度条件に合せることができる。
上述したように小容量成形機の場合には多機能性が重要
な性質となる。ホッパー26パッティー成形機20の側
部に片寄って配置されており、具体的には、作業者等が
シリンダ36と45のいずれかに接近するのにも、又
は、駆動棒35と 44のいずれに接近するのにも又は
プランジャー34と成形板41のいずれに接近するのに
も何ら障害とならない位置にホッパー26は配置されて
いる。更にホッパー26は、作業者等が成形ステーショ
ン40のいかなる部材に接近するのにも、何ら制限を加
えることはない。従って充填板75やスペーサー38や
成形板41や息抜板76やカバー板46を本機の上から
適宜かつ迅速に交換することができ、これは、成形板の
上にホッパーやポンプや他の部材を配置した構成の場合
よりも、極めて容易に行うことができる。
このように、本成形機20のホッパーは、公知の大部分
の成形板水平往復式成形機とは異なり、成形機の多機能
性や交換特性を制限するものではなく、また、作動圧力
と作動速度と特別な充填板構造等に関しては上述の大形
の大容量成形機と同一特性を有するので、小形成形機が
行う試作(実験)的作業は大形成形機の運転と実質上同
一となる。また、ポンププランジャ駆動部材35と36
が成形板駆動部材44と45から水平方向及び鉛直方向
に離間されて配置されていることも重要である。このよ
うに成形機20の上述の部材が水平方向と鉛直方向とに
ずれて配置されていることにより、作業者がメンテナン
ス又は交換の為にそこに接近するのが従来の構造の成形
機に比べて大幅に改善される。
押出及び成形部持上アッセンブリ55は、パッティー成
形機20の成形板41を迅速に交換し、かつこれに伴い
押出カップ54に必要な変更が要領よくできるように構
成されている。この図示した構成に関して、持上アッセ
ンブリ55は、第1図及び第5図に示したように成形機
の両側部に配設された一対の固定鉛直支柱91を具備
し、これらの支柱91の間には第1図に示したように固
定の横断部材92が架設されている。この横断部材92
の中心にはハブ93が設けられ、このハブ93には内部
にメネジが刻設されこのメネジには長く伸びているネジ
94が螺合し、このネジ94の上端には、手動ハンドル
95が取付けられている。またネジ94の下端には、第
5図に示したようにカバー板46に係合した持続部材即
ちハウジング96が設けられている。ネジ94の上端は
押出機構50のハウジング51から突出したアーム97
によって係合されている。このハウジング51の下部
は、鋳造物として構成されることが好ましく、ハウジン
グ96との係合部(不図示)を有する。
成形板41及び、これに関連した一個又は複数個の押出
カップ54を交換する必要が生じた場合には、充填板7
5とカバー76,46との間で成形板41を保持してい
るナット98を取り外す。この取外の後に手動ハンドル
95を回してネジ94を回転して接続部材96を持上げ
ると、これと同時にハウジング51及びこのハウジング
51内の押出機構も持上げられる。こうして、成形板4
1の取外が可能となり、また押出カップ54を新しい成
形板の成形孔に合ったものに交換するのも簡単に行うこ
とができる。もちろん、成形板を単一成形孔のものから
複数成形孔のものに又はその逆に交換する場合には、こ
の交換に応じて押出カップ54を交換すればよい。差込
機60の交換も必要に応じて行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好適実施例を具備した食物パッティ
ー成形機の斜視図である。 第2図は、上記パッティー成形機を一部概略的に示した
第1図と同様の斜視図であり、外部ハウジングとカバー
を破断して内部の基本的作動部品を示してある。 第3図は、第1図の成形機のパッティー成形ステーショ
ンを拡大して示した平面図である。 第4図は、第3図のほぼ線4−4に沿った側面図であ
り、一部概略的に示してある。 第5図は、パッティー成形ステーションを一部概略的に
示した正面図で、内部通路を示す為に一部破断してあ
る。 第6図は、食物パッティー成形機の基本的作用を示すタ
イミングチャートである。 第7図及び第8図は、夫々パッティー成形機用の空気系
及び液圧系を単純化した概略を示した系統図である。 (主要部分の符号の説明) 20…食物パッティー成形機、 26…ホッパー、 28…送りスクリュー、 32…供給通路、 33…食品供給ポンプ、 34…プランジャ、 35…駆動棒、 37…充填通路、 40…成形ステーション、 41…成形板、 42…成形孔、 44…駆動棒、 50…押出機構、 56…移送コンベア、 60…紙差込機。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形可能な量の食物材料を貯蔵する貯蔵ホ
    ッパーと、 この食物材料を上記貯蔵ホッパーから供給通路内に強制
    的に送るホッパー供給手段と、 プランジャ及び該プランジャを所定のポンプ・プランジ
    ャ路に沿って往復動させるプランジャ駆動部とを含み、
    上記供給通路からの食物材料を受領し、この食物材料を
    充填通路内に圧送するピストン型ポンプ手段と、 成形板と、 この成形板を充填位置と押出位置との間でほぼ水平な所
    定の成形板路に沿って周期的に往復動させる成形板駆動
    手段と、 を具備し、上記成形板は、上記充填位置にある時に上記
    充填通路から圧送された食物材料を受け入れる成形孔を
    少なくとも1個有している構成から成る食物パッティー
    成形機において、 上記ポンプ・プランジャ路は、上記成形板路の下であっ
    てこれとほぼ平行でかつこの成形板路から水平方向に離
    間された位置にあり、 上記充填通路は、上記ポンプ・ブランジャ路の出力端か
    ら上記成形板路の充填位置までこの成形板路を横切る方
    向に角度づけられて上方に延在し、 これにより、上記成形板路と上記ポンプ・プランジャ路
    とは、共に作業者等が鉛直及び水平の両方向について接
    近できるように互いに離れているようにして構成されて
    いることを特徴とする食物パッティー成形機。
  2. 【請求項2】上記ホッパーが、上記ポンプ・プランジャ
    路の上方に位置し、かつ上記ポンプ・プランジャ路が上
    記成形板路から離間されている方向と同方向に上記ホッ
    パーが上記ポンプ・プランジャ路から水平方向に離間さ
    れており、 これにより、上記ホッパーは、上記ポンプ・プランジャ
    路と上記プランジャ駆動部と上記成形板と上記成形板駆
    動手段とから離れている請求項1記載の食物パッティー
    成形機。
  3. 【請求項3】上記成形機は、上記成形板の押出位置と位
    置的に整合した押出機構と、上記成形板の押出位置の下
    方であってこの押出位置と位置的に整合した移送コンベ
    アとを更に具備し、 上記ホッパー供給手段と上記ポンプ・プランジャ駆動部
    と上記成形板駆動手段と上記押出機構と上記移送コンベ
    アとが、すべて流体圧駆動モータによって作動され、こ
    れにより上記パッティー成形機は実際の周期をそのまま
    一定に保ちながらサイクル速度を広範囲にわたって調節
    して作動することができる請求項2記載の食物パッティ
    ー成形機。
  4. 【請求項4】上記ホッパー供給手段が、夫々、一個の油
    圧モータによって駆動される一対の逆回転送りスクリュ
    ーから成り、 上記ポンプ・プランジャ駆動部と上記成形板駆動手段の
    各々が油圧シリンダから成り、 上記移送コンベアが油圧モータによって駆動される請求
    項3記載の食物パッティー成形機。
  5. 【請求項5】上記成形機は、上記成形板押出位置に位置
    的に整合しこの成形機からの各パッティーに一枚の紙を
    係合させる紙差込機手段を更に具備し この差込機は、上記押出機構を駆動するのに使用された
    流体圧手段と上記成形板とによって作動される請求項3
    記載の食物パッティー成形機。
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