JPH0660246U - 地中ケーブルの接続部用受金物 - Google Patents

地中ケーブルの接続部用受金物

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JPH0660246U
JPH0660246U JP201693U JP201693U JPH0660246U JP H0660246 U JPH0660246 U JP H0660246U JP 201693 U JP201693 U JP 201693U JP 201693 U JP201693 U JP 201693U JP H0660246 U JPH0660246 U JP H0660246U
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正夫 荻野
立雄 佐々木
茂 広島
典裕 米本
平四郎 剱持
治男 野口
和夫 新野
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大同電機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 CVケーブルの接続作業に対処し得る地中ケ
ーブルの接続部用受金物を提供する。 〔構成〕 基端を人孔部壁面側へ固定する一対の板状支
持腕金1に先端に向け上がり傾斜をもつ摺動長孔4を設
け、摺動長孔4に支持腕金1,1間に介在するスライド
用受板部5を貫通する2本の支持ボルト7を配設し、こ
の支持ボルト7を摺動長孔4中を移動し受板部5を先端
へ迫り出し自在とすると共に、前記受板部7の上部にケ
ーブル受溝8を形成した受体9を設け、接続作業をする
ケーブル支持では受板部5を支持腕金1の先端側に摺動
位置させ壁面間とに所定距離をもたせ、接続作業終了の
ケーブル支持を、受板部5を支持腕金1の基端側へ戻し
た位置とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は比較的メンテナンスのかからないCVケーブル態様となる地中ケー ブルの接続部用受金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近時、市街地等においては共同溝(洞道)等に敷設する地中線送電が盛に行な われるようになって来ている。この場合、地中ケーブルも旧来のOFケーブル使 用から比較的メンテナンスのかからないCVケーブルへと変遷している。但し、 CVケーブルにおけるケーブル接続箇所では、絶縁樹脂溶着用の加熱釜構造をも つ大掛りな特殊絶縁接続装置を用いなければならず、その関係上、この接続位置 の支持金物には特別の配慮が必要となる。だが、従来知られている地中ケーブル (OFケーブル)の受金物(支持金具)としては、単に壁面側から突出する一定 長さの支持腕部とケーブルを載せる受金具を組合わせた構成となっていて、この 支持腕部は構洞道の管理上、地中ケーブルをできるだけ壁面に沿う敷設とするた め(例えば、壁面から30cmを隔てた位置)、必然的に支持腕部の突き出し長 さも限定されるに至っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の様に大容量のCVケーブルの接続作業に際しては、ケーブルの 接続箇所に特殊な接続装置を装着せねばならないため、従来の如く単なる固定型 支持金具ではケーブルと壁面間が限定され所定の作業用スペースが取れず、この ままの状態下では接続装置の使用ができない。従って、今までは、固定型支持金 具の先方(壁面に対し手前位置)に別途の接続作業用支持架台を一旦組み立て、 該支持架台上にケーブルを導いて所定の接続加工を施し、接続後に支持架台位置 からケーブルを持ち上げるなどして固定型支持金具に移動させねばならず、面倒 な接続作業を強いられる。このため、接続作業前,接続作業後にも対処し得る新 規支持金具の開発が待たれている。
【0004】 本考案は上記実情に鑑み、ケーブルを直接受ける受体を備える受板部を先方位 置(手前側)へ迫り出し自在とし、接続作業時においてケーブルと壁面間に作業 員が入れる程度のスペースを得るようにし、上記課題を解決する地中ケーブルの 接続部用受金物を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、基端を壁側に固定する一対の板状支持腕金に先端に向け上がり傾斜 をもつ摺動長孔を設け、該摺動長孔に支持腕金間に介在するスライド用受板部に 横突設した2本の支持ボルトを貫通し、該支持ボルトが摺動長孔中を移動し受板 部を先端へ迫り出し自在とすると共に、前記受板部の上部にケーブル受溝を有す る受体を載置してなるものである。
【0006】
【作用】
上記のような構成のため、ケーブルの接続作業においては固定となる支持腕金 にスライド自在とした受板部を、該受板部に突設の支持ボルトを支持腕金側の摺 動長孔に沿って先方(手前側)へ移動すれば、この摺動長孔が先端上方に傾く傾 斜をもってなるため、該摺動長孔に案内された受板部が先方へ移動すると共に上 方へ迫り出すものとなる。この摺動長孔端位置で支持ボルトを締付ければ、その 箇所で受板部が固定され、該受板部の受体に載置するケーブルは摺動長孔の移動 分だけ壁面から離れ接続作業に必要なスペースが取れる。接続作業後は、前記と 逆にケーブルを載せた受板部を基端側へ押し戻せば、該受板部の支持ボルトが下 がり傾斜の摺動長孔に案内されているため、簡単に所定のケーブル支持位置に戻 る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明すれば、次の通りである。
【0008】 図面は洞道人孔部におけるCVケーブル使用の接続部用受金物を示し、1は洞 道人孔部Aの壁面A′に固定した立金物2に取付ボルト3をもって基端を固定す る一対の板状支持腕金で、該支持腕金1には先端上方に向け傾斜する摺動長孔4 を長手方向へ夫々設けてなり、この対向の支持腕金1,1の間隙1aに1枚のス ライド用受板部5を嵌入すると共に、該受板部5の基方に所定間隔を隔てて穿っ た2個のボルト孔6と前記支持腕金1の摺動長孔4を合致させ2本の支持ボルト 7を貫通し、受板部5を挟接するスライド構成とすると共に、支持腕金1の上縁 より突出した受板部5の載置用となる上部5aに、上部に直交のケ−ブル受溝8 を形成した碍子製受体9を、この下端長手方向中央に設けた案内溝10を差し込 む所謂馬乗りセットとし、これら全体構成で地中ケーブルの接続部用受金物11 とする。この場合、前記2本の支持ボルト7,7の前後位置関係は、支持腕金1 の摺動長孔4の傾斜と同等の傾斜配置としている。
【0009】 次にこの作用を説明すると、人孔部Aの壁面A′側より突設配置とした地中ケ ーブルの接続部用受金物11の使用に際し、先ずケーブルCの接続作業工程とな るケーブルの敷設搬入に当たっては、特殊絶縁接続装置(図示せず)の装着及び 接続作業等の関係上、予め受金物11の受体9のセット位置を所定のケーブル支 持位置より少し外側(壁面A′に対し手前側)へ離して支持せねばならない。こ のためには、接続部用受金物11の受体9を備えた受板部5を、予め外側へ所定 長さスライドさせて置くものである。即ち、壁面A′側に基端を固定した2枚一 対の支持腕金1,1間に嵌入のスライド用受板部5の移動は、該受板部5の基部 に横貫通した2本の支持ボルト7,7をナット7a,7aを緩めて支持腕金1, 1の摺動長孔4,4中を移動させ、その先方孔端4a,4aに達したところでナ ット7a,7aを締付ければその位置で固定される。この場合、支持腕金1,1 の摺動長孔4,4は先端上方へ向く傾斜となっているため、スライド用受板部5 に一体となる受体9が繰り出されるにつれ上方へ迫り上がる(図3参照)。
【0010】 この様に、支持腕金1に対し先方へ繰り出された受板部5の上部の受体9に、 洞道Bより人孔部Aに引き込んだケーブルCを載置すれば、該ケーブルCは受体 9が受板部5の先端位置に移動(迫り出し)してあるため、壁面A′に対し所定 のスペースを取り得る。従って、ケーブルCへセットする特殊絶縁接続装置(図 示せず)は壁面A′に接衝することなく装着でき、所定の接続作業を行なえばよ い。
【0011】 次に、接続作業終了後は、受板部5を元の支持位置へ戻せばよい。先ず、前記 特殊絶縁接続装置を取り外した後に、予め先方に繰り出しているケーブルCを受 けた受体9付きの受板部5を固定した支持ボルト7,7のナット7a,7aを緩 め,該支持ボルト7,7を支持腕金1,1の摺動長孔4,4に沿って基方孔端4 b,4bまで移動させれば、摺動長孔4,4が下り傾斜となってるため受板部5 は滑動の移動をもって支持腕金1,1の基端側へ戻り、ナット7a,7aを締め れば固定される。この場合、接続工程を経たケーブルCは絶縁部材の装着等で少 し大径となり重くなっていても、戻し作業では支持腕金1,1の摺動長孔4,4 が下り傾斜のため、別途の工具等を用いなくとも作業員が少しの押圧力を与える だけで、簡単に支持ボルト7,7が摺動長孔4,4中を滑降するので円滑に元の 支持位置へ移動する。
【0012】 なお、この支持腕金1,1の摺動長孔4,4の長さを、受板部5が支持腕金1 ,1の基端へ戻った状態位置で、摺動長孔4,4の先端部分となる孔端4a,4 aが受板部5の先端縁より外れる少し長く設定しているため、受板部5が支持腕 金1,1の基端へ戻った際、摺動長孔4,4の先端の孔端4a,4aへ別途のス トッパーピン使用となるストッパーボルト12を挿通することができ、前記支持 ボルト7,7の締付けと相俟って受板部5の固定を確実とする(図1の一点鎖線 参照)。
【0013】
【考案の効果】
上述の様に、本考案の地中ケーブルの接続部用受金物はケーブルを直接受ける 受体を配設のスライド用受板部を、壁面側へ固定の支持腕金の摺動長孔に案内す る支持ボルトで摺動し先端側へ迫り出し自在としたため、ケーブルの接続作業時 の受金物使用にては、単に受板部を先端側へ迫り出すことで壁面との間に大なる スペースを得、作業員の壁面側への出入とかケーブル接続器具となる特殊絶縁接 続装置の装着に支障を来さない。また、接続作業後のケーブル支持は、繰り出し た受板部を逆に支持腕金の基方へ摺動長孔に沿って戻すだけで、簡単に従来のケ ーブル支持と同様の壁面側に近接した位置に設定し得る。しかも、この戻し操作 は摺動長孔が壁面側に向け下がり傾斜となっているため、ケーブルの押し戻しに 当たって特殊工具を用いなくとも楽に滑動し所定支持位置へ戻り得、作業性がよ い。そのため、別途接続作業用支持架台を組んだり、接続作業後の撤去を行なう 必要もない。更に、本考案は簡略化構造となっているため、製作も容易で、安価 に提供し得、且つ使用中の故障,破損等も招かない等の実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す側面図である。
【図2】同要部を示す正面図である。
【図3】同ケーブル接続作業時となる受板部の迫り出し
状態を示す側面図である。
【図4】同分離した斜視図である。
【図5】接続作業後のケーブルを支持した受金物の説明
図である。
【図6】人孔部に装備した受金物の説明図である。
【符号の説明】
1 支持腕金 4 傾斜の摺動長孔 5 スライド用受板部 7 支持ボルト 8 ケーブル受溝 9 受体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 剱持 平四郎 千葉県印旛郡白井町富士76ー78 (72)考案者 野口 治男 千葉県印旛郡印西町大森4427 (72)考案者 新野 和夫 千葉県松戸市牧の原2丁目249番地の1

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基端を壁側に固定する一対の板状支持腕
    金に先端に向け上がり傾斜をもつ摺動長孔を設け、該摺
    動長孔に支持腕金間に介在するスライド用受板部に横突
    設した2本の支持ボルトを貫通し、該支持ボルトが摺動
    長孔中を移動し受板部を先端へ迫り出し自在とすると共
    に、前記受板部の上部にケーブル受溝を有する受体を載
    置してなる地中ケーブルの接続部用受金物。
JP201693U 1993-01-29 1993-01-29 地中ケーブルの接続部用受金物 Expired - Lifetime JPH0727789Y2 (ja)

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JPH0660246U true JPH0660246U (ja) 1994-08-19
JPH0727789Y2 JPH0727789Y2 (ja) 1995-06-21

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ID=11517556

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019097281A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 中国電力株式会社 ケーブル支持装置
KR102382991B1 (ko) * 2021-06-16 2022-04-08 주식회사 더블유이앤지 지중배전선의 합선방지를 위한 배선기구

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JPH0727789Y2 (ja) 1995-06-21

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