JPH0660193B2 - イミダゾールヌクレオシド誘導体 - Google Patents

イミダゾールヌクレオシド誘導体

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JPH0660193B2
JPH0660193B2 JP63046921A JP4692188A JPH0660193B2 JP H0660193 B2 JPH0660193 B2 JP H0660193B2 JP 63046921 A JP63046921 A JP 63046921A JP 4692188 A JP4692188 A JP 4692188A JP H0660193 B2 JPH0660193 B2 JP H0660193B2
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彰 松田
典昭 南川
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、イミダゾールヌクレオシド誘導体、その製造
法およびそれを有効成分として含有する抗腫瘍剤に関す
るものである。
〔従来の技術〕
腫瘍細胞と正常細胞との質的な差が少ないため、現在臨
床に供されている抗腫瘍剤は、抗腫瘍活性の強いものほ
ど副作用も強くなる傾向にあり、必ずしも満足できる治
療効果が得られていない。したがって、腫瘍の化学療法
は外科もしくは放射線療法との適正な組合せによりはじ
めて治療効果を高めているのが現状である(水島裕、宮
本正明共著「1978年版今日の治療薬−解説と便覧
−」第64頁、1987年3月1日、南江堂発行参
照)。
〔発明が解決しそうとする課題〕
上述したごとく、現在臨床に供されている抗腫瘍剤は治
療効果および副作用の点で問題点を有し、必ずしも満足
できるものではない。
本発明は優れた抗腫瘍活性を有する新規な化合物の提供
を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、抗腫瘍活性の期待できる新規化合物を創
製するために種々研究を重ねた結果、下記一般式〔I〕
で表わされる新規なイミダゾールヌクレオシド誘導体の
合成に成功し、本発明を完成した。
(式中、R1は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
低級アルキル基またはフェニル基、R2は水素原子また
は下記のA群から選ばれた水酸基の保護基を示す。
A群:アシル基、アルキルオキシメチル基、置換エチル
基、アルアルキル基、ピラニル基、シリル基、アセター
ル型もしくはケタール型保護基またはアルキルオキシカ
ルボニル基) すなわち、本発明は、上記一般式〔I〕で表わされるイ
ミダゾールヌクレオシド誘導体(以下、本発明化合物と
称することもある。)に関するものである。
また、本発明は、下記第1工程および第2工程よりなる
一般式〔1′〕 (式中、R2は前記と同意義。) で表わされる本発明化合物の製造法(以下、製法Iと称
することもある。)に関するものである。
第1工程 下記一般式〔II′〕化合物とエチニルスズ化合物を反応
させて下記一般式〔III′〕化合物を得る反応工程 (式中、Xはヨウ素原子または臭素原子、Yはシリル
素、R2′は下記のA群から選ばれた水酸基の保護基を
示す。
A群:アシル基、アルキルオキシメチル基、置換エチル
基、アルアルキル基、ピラニル基、シリル基、アセター
ル型もしくはケタール型保護基またはアルキルオキシカ
ルボニル基) 第2工程 下記一般式〔III′〕化合物のYで表わされるシリル基
を除去し、さらに必要に応じてR2′で表わされる水酸
基の保護基を除去して下記一般式〔1′〕化合物を得る
反応工程 (式中、Y、R2,R2′は前記と同意義。) また、本発明は、一般式〔II″〕 (式中、X、R2は前記と同意義。) で表わされる原料化合物と一般式〔V〕 HC≡CR1′ 〔V〕 (式中、R1′は低級アルキル基、ヒドロキシ低級アル
キル基またはフェニル基を示す。) で表わされるアセチレン誘導体を反応させ、必要により
2で表わされる水酸基の保護基を除去することよりな
る下記一般式〔I″〕で表わされる本発明化合物の製造
法(以下、製法IIと称することもある。)に関するもの
である。
(式中、R1′およびR2は前記と同意義。) さらに、本発明は、下記一般式〔I〕で表わされるイミ
ダゾールヌクレオシド誘導体を有効成分として含有する
抗腫瘍剤に関するものである。
(式中、R1は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
低級アルキル基またはフェニル基を示す。) 以下、本発明を詳細に説明する。
本発明化合物は前記一般式〔I〕で表わされるものであ
る。一般式〔I〕中、R1で表わされる低級アルキル基
としては、炭素数10個以下の任意の炭素数を有する直
鎖または枝分れを有するアルキル基、さらに後述の抗腫
瘍活性から考慮すれば好ましくはメチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、第三級ブチルなどの炭素
数1〜4個の直鎖または枝分れを有するアルキル基を例
示することができる。また、R1で表わされるヒドロキ
シ低級アルキル基としては、炭素数10個以下の任意の
炭素数を有する直鎖または枝分れを有するアルキル基が
任意の数の水酸基で置換されたヒドロキシ低級アルキル
基、さらに上述のアルキル基と同様に後述の抗腫瘍活性
から考慮すれば、好ましくはヒドロキシメチル、α−ヒ
ドロキシエチル、β−ヒドロキシエチル、α,β−ジヒ
ドロキシエチル、α−ヒドロキシプロピル、β−ヒドロ
キシプロピル、γ−ヒドロキシプロピル、α,β−ジヒ
ドロキシプロピル、α,γ−ジヒドロキシプロピル、
β,γ−ジヒドロキシプロピル、α−ヒドロキシメチル
エチル、β−ヒドロキシメチルエチル、α,β−ジヒド
ロキシメチルエチル、α−ヒドロキシブチル、β−ヒド
ロキシブチル、γ−ヒドロキシブチル、δ−ヒドロキシ
ブチル、α,β−ジヒドロキシブチル、α,γ−ジヒド
ロキシブチル、α,δ−ジヒドロキシブチル、α,β,
γ−トリヒドロキシブチル、β,γ,δ−トリヒドロキ
シブチルなどの炭素数1〜4個のアルキル基の任意の個
所にヒドロキシル基が置換されているヒドロキシ低級ア
ルキル基を例示することができる。また、R2の水酸基
の保護基としては、ヌクレオシドの水酸基の保護基とし
て常用されているものであればよく、たとえば、アセチ
ル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリフルオロ
アセチル、メトキシアセチル、プロピオニル、n−ブチ
リル、(E)−2−メチル−2−ブテノイル、イソブチ
リル、ペンタノイル、ベンゾイル、o−(ジブロモメチ
ル)ベンゾイル、o−(メトキシカルボニル)ベンゾイ
ル、p−フェニルベンゾイル、2,4,6−トリメチル
ベンゾイル、p−トルオイル、p−アニソイル、p−ク
ロロベンゾイル、p−ニトロベンゾイル、α−ナフトイ
ルなどのアシル基、メトキシメチル、エトキシメチル、
n−プロポキシメチルなどのアルキルオキシメチル基、
1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシエチル
などの置換エチル基、ベンジル、フェネチル、3−フェ
ニルプロピル、p−メトキシベンジル、p−ニトロベン
ジル、p−ハロベンジル、p−シアノベンジル、ジフェ
ニルメチル、トリフェニルメチル、αもしくはβ−ナフ
チルメチル、α−ナフチルジフェニルメチルなどのアル
アルキル基、テトラヒドロピラン−2−イル、4−メト
キシテトラヒドロピラン−4−イルなどのピラニル基、
トリメチルシリル、トリエチルシリル、イソプロピルジ
メチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジ−
t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリル、テトライ
ソプロピリジシロキサニル(TIPDS)などのシリル
基、エチリデン、プロピリデン、イソプロピリデン、ベ
ンジリデン、シクロヘキシリデン、シクロペンチリデ
ン、メトキシメチリデン、エトキシメチリデン、ジメト
キシメチリデンなどのアセタールまたはケタール型保護
基、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブ
トキシカルボニルなどのアルキルオキシカルボニル基な
どを例示することができる。
このような本発明化合物の具体例を挙げれば、5−(フ
ェニルエチン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシ
ルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−エチニル−
1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボ
キサミド、5−(1−プロピン−1−イル)−1−β−
D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミ
ド、5−(1−ブチン−1−イル)−1−β−D−リボ
フラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−
(1−ペンチン−1−イル)−1−β−D−リボフラノ
シルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−(1−ヘ
キシン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシルイミ
ダゾール−4−カルボキサミド、5−(1−ヘプチン−
1−イル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール
−4−カルボキサミド、5−(1−オクチン−1−イ
ル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−
カルボキサミド、5−(1−ノニン−1−イル)−1−
β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサ
ミド、5−(1−デシン−1−イル)−1−β−D−リ
ボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−
(1−ウンデシン−1−イル)−1−β−D−リボフラ
ノシルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−(1−
ドデシン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシルイ
ミダゾール−4−カルボキサミド、5−(3−メチル−
1−ブチン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシル
イミダゾール−4−カルボキサミド、5−(3,3−ジ
メチル−1−プロピン−1−イル)−1−β−D−リボ
フラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−
(3−メチル−1−ペンチン−1−イル)−1−β−D
−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド、
5−(4−メチル−1−ペンチン−1−イル)−1−β
−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミ
ド、5−(3−ヒドロキシ−1−プロピン−1−イル)
−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カル
ボキサミド、5−(3−ヒドロキシ−1−ブチン−1−
イル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4
−カルボキサミド、5−(4−ヒドロキシ−1−ブチン
−1−イル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾー
ル−4−カルボキサミド、5−(3,4−ジヒドロキシ
−1−ブチン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシ
ルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−(3−ヒド
ロキシ−1−ペンチン−1−イル)−1−β−D−リボ
フラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド、5−
(4−ヒドロキシ−1−ペンチン−1−イル)−1−β
−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミ
ド、5−(5−ヒドロキシ−1−ペンチン−1−イル)
−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カル
ボキサミド、5−(3,4−ジヒドロキシ−1−ペンチ
ン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾ
ール−4−カルボキサミド、5−(4,5−ジヒドロキ
シ−1−ペンチン−1−イル)−1−β−D−リボフラ
ノシルイミオダゾール−4−カルボキサミド、5−(4
−ヒドロキシ−3−メチル−1−ブチン−1−イル)−
1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボ
キサミド、5−(6−ヒドロキシ−1−ヘキシン−1−
イル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾール−4
−カルボキサミド、5−(4−ヒドロキシ−1−ヘキシ
ン−1−イル)−1−β−D−リボフラノシルイミダゾ
ール−4−カルボキサミド、5−(3−メチル−5−ヒ
ドロキシ−1−ペンチン−1−イル)−1−β−D−リ
ボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミドなどの
化合物およびそれらの糖部水酸基が上記の保護基にて保
護された化合物を例示することができる。
本発明化合物は前述したように、製法Iおよび製法IIに
より調製することができる。
製法I 製法Iで原料化合物として使用する一般式〔II′〕化合
物は、たとえば、5−アミノ−1−β−D−リボフラノ
シルイミダゾール−4−カルボキサミド(AICA−リ
ボシド)の糖部水酸基に保護基を導入し、次に塩基部5
位をハロゲン化する方法により調製することができる。
〔式中、R2′およびXは前記と同意義。〕 AICA・リボシド(化合物(A))への保護基の導入
は、使用する保護基で常用されている方法に従って行え
ばよく、たとえば、保護基としてアシル基を導入する場
合には、AICA−リボシド1モルに対して3〜15倍
モルのアシル化剤(R2′に対応する酸の酸無水物また
は酸塩化物)を用いて反応溶媒(たとえば、ピリジン、
ピコリン、ジエチルアニリン、トリブチルアミン、トリ
エチルアミンなどの塩基性溶媒または該塩基性溶媒とア
セトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセト
アミド、ホルムアミド、クロロホルム、二塩化メタン、
ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジメチルアミノピリ
ジンなどとの混合溶媒)中、反応温度0〜50℃で1〜
30時間反応させることにより実施することができる。
このようにして調製した保護基を有するAICA−リボ
シド(化合物(B))をハロゲン化反応に付して一般式〔I
I′〕化合物を得る。
該ハロゲン化反応は、ジアゾニウム化合物を経由するハ
ロゲン化反応であり、たとえばNairとRichardsonの方法
(J.Org.Chem.,45,3969〜3974(1980)
参照)に準じて実施することができる。
ハロゲン化剤としては、臭素化のためにはトリブロモメ
タン、ヨウ素化のためにはジヨードメタンを使用するこ
とができ、これらのハロゲン化剤は反応溶媒としても作
用する。
ハロゲン化反応は、化合物Bと化合物B1モルに対して
2〜30倍モルの亜硝酸アルキル(たとえば亜硝酸イソ
アミル、亜硝酸ブチルなど)をハロゲン化剤に溶解さ
せ、50℃〜溶媒還流温度で10分〜30時間反応させ
ることにより実施することができる。
かくして得られた一般式〔II′〕化合物はヌクレオシド
の通常の単離精製手段(吸着またはイオン交換などの各
種クロマトグラフィー法、再結晶法など)を適宜組合せ
ることにより単離精製することができる。
本発明の製法Iは、上述のようにして調製した一般式
〔II′〕化合物とエチニルスズ化合物を反応させる第1
工程と、シリル基の除去し、そして必要により水酸基の
保護基を除去する第2工程の2つの反応工程から構成さ
れる。
第1工程 第1工程で使用することのできるエチニルスズ化合物と
しては、一般式〔IV〕 YC≡CSnZ3 〔IV〕 〔式中、Yはシリル基、Zが低級アルキル基を示す。〕
で表わされるものが特に好適である。式中、Yのシリル
基としては、トリメチルシリル、t−ブチルジメチルシ
ルル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピル
シリルなどを例示することができる。またZの低級アル
キル基としては、メチル、エチル、プロピル、ブチルな
どの炭素数1〜4個のアキル基を例示することができ
る。
このようなエチニルスズ化合物は、StilleとSimpsonの
方法(J.Am.Chem.Soc.,109,2138〜2152
(1987)により調製することができる。たとえば、
シリル化アセチレン(たとえばトリメチルシリルアセチ
レンなど)とブチルリチウムをテトラヒドロフランなど
のエーテル系溶媒に溶解させ、これに、ハロゲン化トリ
アルキルスズ(たとえば、塩化トリメチルスズ、塩化ト
リブチルスズ、臭化トリメチルスズなど)を反応させる
ことにより目的とする一般式〔IV〕で表わされるエチニ
ルスズ化合物を得ることができる。
製法Iの第1工程では、上記エチニルスズ化合物と前記
一般式〔II′〕で表わされる原料化合物とを反応溶媒
(たとえば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセト
ニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの溶
媒)中反応させ、前記一般式〔III′〕で表わされる化
合物を得る。
上記反応はパラジウム触媒存在下で行うことにより効率
よく進行し、このようなパラジウム触媒としては、ビス
(アセトニトリル)パラジウムジクロライド、ビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウムジクロライド、ビス
(ベンゾニトリル)パラジウムジクロライド、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどを例示す
ることができる。
第1工程の反応は、一般式〔II′〕化合物1モルに対し
て、1〜2倍モルのエチニルスズ化合物および触媒量の
パラジウム触媒を用いて、反応温度0〜200℃、好ま
しくは50〜150℃で1〜30時間反応させることに
より実施することができる。
かくして得られた前記一般式〔III′」化合物は、必要
によりヌクレオシドの通常の単離精製手段(吸着または
イオン交換等の各種クロマトグラフィー、再結晶法な
ど)により単離精製して次の第2工程に供する。
第2工程 第2工程は、前記一般式〔III′〕化合物のシリル基を
除去し、次に必要によりR2′で表わされる水酸基の保
護基を除去する反応工程である。
シリル基の除去は常法に従って行えばよく、たとえば、
塩酸−テトラヒドロフラン−水を用いる酸性加水分解、
メタノール/アンモニアを用いるアルカリ性加水分解、
フッ化アンモニウム処理等により除去することができ
る。
また、R2′で表わされる水酸基の保護基の除去も、使
用した保護基で常用されている方法に従って行えばよ
く、たとえばR2′としてアシル基を使用した場合に
は、メタノール/アンモニア、濃アンモニアなどのアル
カリ性加水分解によりアシル基を除去することができ
る。
かくして得られた本発明化合物は、ヌクレオシドの通常
の単離精製手段(たとえば、吸着またはイオン交換など
の各種クロマトグラフィー法、再結晶法など)により単
離精製することができる。
製法II 製法IIは、前記一般式〔II″〕で表わされる原料化合物
に一般式〔V〕 HC≡CR1′ 〔V〕 〔式中、R1′は低級アルキル基、ヒドロキシ低級アル
キル基、フェニル基を示す。〕で表わされるアセチレン
誘導体を反応させ、必要によりR2で表わされる水酸基
の保護基を除去して本発明化合物を得る方法である。
反応に使用する原料化合物は前記一般式〔II″〕で表わ
されるものであり、該原料化合物は、製法Iと同様の方
法により調製することができる。
反応に使用するアセチレン誘導体は、目的とする本発明
化合物の種類に応じて対応するR1′を有するものを選
択すればよい。
反応溶媒としては、たとえば、トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、トリオクチルアミン、N,N,N′,
N′−テトラメチル−1,8−ナフタレンジアミン、ジ
メチルアニリン、ジエチリアニリン、ピリジンなどの塩
基性溶媒単独または上記塩基性溶媒とアセトニトリル、
N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、N,N−ジメチルアセトアミド、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなどとの混合溶媒を用いることができ
る。
製法IIの反応は製法Iと同様にパラジウム触媒存在下で
行うことにより効率よく進行し、該パラジウム触媒とし
ては、製法Iで例示したものと同様のものを使用するこ
とができる。
反応は、反応溶媒中、触媒量のパラジウム触媒の存在
下、一般式〔II″〕化合物1モルに対してアセチレン誘
導体1〜2倍モル用いて、反応温度50〜150℃、好
ましくは90〜110℃で1〜10時間反応させること
により実施することができる。
かくして得られた本発明化合物は、必要によりR2で表
わされる水酸基の保護基を除去する。保護基の除去は、
使用した保護基で常用されている方法に従って行えばよ
く、たとえばR2としてアシル基を使用した場合には、
メタノール/アンモニア、濃アンモニアなどのアルカリ
性加水分解により除去することができる。
本発明化合物の単離精製は、ヌクレオシドの通常の単離
精製手段(たとえば、吸着またはイオン交換などの各種
クロマトグラフィー法、再結晶法など)を用いて単離精
製することができる。
本発明化合物、特に、前述の一般式〔I〕で表わされ
る化合物は抗腫瘍活性を有し、これらを有効成分として
含有してなる本発明薬剤は腫瘍治療の場で用いられる。
本発明薬剤の有効成分である本発明化合物の投与量は、
患者の重篤度、薬物に対する忍容性などにより異なり、
最終的には医師の判断により決定されるべきものである
が、通常成人1日当り0.1〜1gであり、これを1回ま
たは分割して投与することができる。投与方法は投与ル
ートに適した任意の方法をとることができる。
本発明薬剤は任意慣用の製剤方法により各種投与用に調
製することができる。したがって、本発明薬剤は人体医
薬として好適な一般式〔I〕で表わされるイミダゾー
ルヌクレオシド誘導体を含有する製剤組成物を包含する
ものである。
このような組成物は任意所要の製薬用担体または補助剤
により慣用の方法で投与に供される。
たとえば経口投与用の組成物製剤である場合には、消化
管からの吸収に好適な形態で提供され、錠剤、カプセル
剤、散剤、糖衣錠、顆粒剤など固型剤、シロップ剤、懸
濁剤、エリキシル剤などの液剤として調製すればよい。
固型剤の場合、シロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソ
ルビット、トラガカント、ポリビニルピロリドンなどの
結合剤、乳糖、砂糖、コーンスターチ、りん酸カルシウ
ム、ソルビット、グリシンなどの賦形剤、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリ
カなどの潤滑剤、馬鈴薯でんぷんなどの崩壊剤、湿潤
剤、安定化剤、矯味剤などの補助剤を製剤学的配慮によ
り選択使用して製剤化することができる。液剤の場合
は、補助剤として必要に応じてソルビットシロップ、メ
チルセルロース、グルコース/糖シロップ、ゼラチン、
ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、ステアリン酸アルミニウムゲル、水素化食用脂な
どの懸濁化剤、乳化剤、p−ヒドロキシ安息香酸メチ
ル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、ソルビン酸など
の防腐剤を用いることができる。
また、注射投与用の組成物製剤を調製する場合は、本発
明の有効成分である本発明化合物に必要によりpH調整
剤、緩衝剤、安定化剤、保存剤、可溶性化剤などを添加
し、常法により、皮下、筋肉内、静脈内注射剤とする。
〔発明の効果〕
以下、抗腫瘍活性の試験方法および該方法を用いた本発
明化合物の抗腫瘍活性測定結果について説明する。
試験方法 マウス白血病細胞L1210をRPMI1640培地
(10%牛胎児血清添加)で培養し、対数増殖基に1.
6×105個/mになるように前記培地で希釈する。
上記培養希釈液0.9mを含む試験管に培地または
りん酸緩衝液生理食塩水(PBS)で段階希釈した被験
溶液0.1mを加え、2%炭酸ガスインキュベーター
中で37℃、48時間培養する。
培養終了後、各チューブの細胞数をセルカウンターに
より計測し、下記計算式より増殖率(%)を求める。
Tx:被験化合物含有試験管の培養終了時の細胞数(個
/m) Cx:被験化合物非含有試験管の培養終了時の細胞数
(個/m) Co:被験化合物非含有試験管の培養開始時の細胞数
(個/m) 増殖率と被験化合物濃度とのグラフより増殖率50%
に対応する被験化合物濃度を求め、50%細胞増殖抑制
濃度(IC50)とする。
〔実施例〕 以下、参考例、実施例を示し、本発明を具体的に説明す
る。
参考例1 トリメチル〔(トリブチルスタニル)エチニル〕シラン
〔一般式〔IV〕:Y=トリメチルシリル、Z=ブチル〕
の合成 アルゴン気流下、トリメチルシリルアセチレン3.53
m(25mmol)をテトラヒドロフラン25mに溶解
させ、−78℃に冷却した。この溶液にブチルリチウム
−ヘキサン溶液14.9m(24mmol)を滴下して3
0分間攪拌反応させたのち、塩化トリブチルスズ6.5
m(24mmol)を滴下し、徐々に反応液を室温に上げ
ながら、22時間攪拌反応させた。反応後溶媒を溜去
し、残渣を減圧下蒸留(0.6mmHg,100〜102
℃)して透明の液体を4.84g(収率52.2%)を
得た。
参考例2 5−ヨード−1−(2,3,5−トリ−O−アセチル−
β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキ
サミド〔一般式〔II′〕または〔II″〕:X=ヨウ素原
子、R2またはR2′=アセチル〕 5−アミノ−1−(β−D−リボフラノシル)イミダゾ
ール−4−カルボキサミド5.16g(20mmol)をア
セトニトリル50mに懸濁させ、この懸濁液に無水酢
酸7.6m(80mmol)、トリエチルアミン11.3
m(80mmol)および4−ジメチルアミノピリジン5
0mgを加え、室温で攪拌反応させた。5−アミノ−1−
(β−D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボ
キサミドが完全に溶解した時点(約30分後)でメタノ
ール5mを加え、溶媒を溜去し、得られた残渣を水−
クロロホルム(150m:70m)で4回分配し
た。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去
して無色のアメ状物質を得た。
次に、得られたアメ状物質をエタノールで5回共沸させ
た後、100℃の油浴中でジヨードメタン100mに
溶解させ、さらに亜硝酸イソアミル10mを加えて3
0分間反応させた。反応後、反応液をシリカゲルカラム
(3.6×40cm)に吸着させ、1%〜4%エタノール
−クロロホルム混合溶媒を用いて溶出させ、目的化合物
を含有する画分を集め、溶媒を留去後、残渣にアセトン
を加えてやまぶき色の泡状物質を5.42g(収率5
4.7%)得た。
実施例1 5−エチニル−1−β−D−リボフラノシルイミダゾー
ル−4−カルボキサミド〔一般式〔I〕:R1=R2=水
素原子〕の合成 (1)5−(2−トリメチルシリル−1−エチン−1−
イル)−1−(2,3,5−トリ−O−アセチル−β−
D−リボフラノシル)イミダゾール−4−カルボキサミ
ドの合成 参考例2で得た5−ヨード−1−(2,3,5−トリ−
O−アセチル−β−D−リボフラノシル)イミダゾール
−4−カルホキサミド990mg(2mmol)とビス(ベン
ゾニトリル)パラジウムジクロリド36mg(0.1mmo
l)を封管に入れ、アルゴンガスを通気し、アセトニト
リル7mに溶解させた。これにさらに参考例1で得た
トリメチル〔(トリブチルスタニル)エチニル〕シラン
850mg(2.2mmol)を加え、100℃の油浴中で1
7時間反応させた。反応後、反応液をセライトで濾過
し、エタノールで洗浄後、溶媒を留去した。得られた残
渣をシリカゲルカラムに吸着させ、ヘキサン−酢酸エチ
ルで溶出してアメ状物質668mg(収率71.8%)を
得た。
紫外線吸収スペクトル(UV)(メタノール中) λmax270nm、269nm(酸性)、261nm(塩基
性) マススペクトル(MS) 465(分子イオンピーク(M+))1 H−NMR(CDCl3) 7.73(s,1H,H−2)、6.03(d,1H,
H−1′,J1,J2′=4.63Hz)2.17、2.1
1、2.10(s,おのおの3H,アセチル)、0.3
0(s,9H,トリメチルシリル) (2)5−エチニル−1−β−D−リボフラノシルイミ
ダゾール−4−カルボキサミドの合成 (1)中で得たアメ状物質400mgをアンモニア/メタ
ノールの混合溶媒に加えて一夜放置後、溶媒を溜去し、
得られた残渣をシリカゲルカラムに吸着させ、5〜10
%エタノールクロロホルム混合溶媒で溶出し、エタノー
ルより結晶化して白色結晶200mg(収率87.1%)
を得た。
融点(m.p.)182〜185℃ 元素分析 C1113 35として 計算値 C49.44%、H4.90%、N15.72
% 実測値 C49.45%、H4.95%、N15.62
% MS 267(M+1 H−NMR(DMSO−d6) 4.86(s、1H、−C≡C) 実施例2 5−(フェニルエチン−1−イル)−1−β−D−リボ
フラノシルイミダゾール−4−カルボキサミド〔一般式
〔I〕:R1=フェニル、R2=水素原子〕の合成 (1)5−(フェニルエチン−1−イル)−1−(2,
3,5−トリ−O−アセチル−β−D−リボフラノシ
ル)イミダゾール−4−カルボキサミド 参考例2で得た5−ヨード−1−(2,3,5−トリ−
O−アセチル−β−D−リボフラノシル)イミダゾール
−4−カルボキサミド495mg(1mmol)とビス(ベン
ゾニトリル)パラジウムジクロリド36mg(0.1mmo
l)を封管に入れ、アルゴンガスを通気し、アセトニト
リル5mに溶解させ、この溶液にトリエチルアミン
0.16mに(1.2mmol)とフェニルアセチレン
0.13m(1.2mmol)を加えて、100℃の油浴
中で4時間反応させた。反応後、反応液をセライトで濾
過し、さらにエタノールで洗浄し溶媒を留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラム(2.7×35cm)に吸着
させ、0〜8%のエタノール−クロロホルム混合溶媒で
溶出し、目的物質740mg(収率78.9%)得た。
UV(H2O)317nmおよび300nm(中性、酸性、
塩基性) MS 469(M+1 H−NMR(CDCl3) 7.60(m,2H, )、 7.37(m,2H, )、 2.15,2.13,2.02(s,おのおの3H,ア
セチル) (2)5−(フェニルエチン−1−イル)−1−β−D
−リボフラノシルイミダゾール−4−カルボキサミドの
合成 (1)で得た物質360mgをアンモニア/メタノールの
混合溶媒に溶解させ、一夜放置後、溶媒を溜去し、残渣
をシリカゲルカラムに吸着させ、5〜40%のエタノー
ル−クロロホルム混合溶媒で溶出し、エタノール−エー
テルより結晶化して白色結晶198mg(収率75.2
%)を得た。
m.p. 168〜169℃ 元素分析 C171735・1/4H2Oとして 計算値 C58.70%、H5.07%、N12.08
% 実測値 C58.91%、H5.05%、N11.95
% MS 343(M+1 H−NMR(DMSO−d6) 7.49(m,6H,−C≡CC65,−CONH) 実施例3〜6 実施例2(1)のフェニルアセチレンの代わりに3−ヒ
ドロキシ−1−プロピン、4−ヒドロキシ−1−ブチ
ン、1−ペンチンおよび1−ヘキシンを用いて実施例2
の(1)と同様に反応させて目的化合物を得た。その結
果を第1表に示す。
次に、このようにして得た化合物を実施例5で結晶化溶
媒としてエタノール−ヘキサンを用いて結晶化し、実施
例6では結晶化しないこと以外は実施例2の(2)と同
様に処理して目的化合物を得た。
その結果を第2表および第3表に示す。
実施例7錠剤 常法により1錠100mgの錠剤を調製する。錠剤1錠
中、5−エチニル−1−β−D−リボフラノシルイミダ
ゾール−4−カルボキサミドを10mgを含有する。
実施例8散剤、カプセル剤 両粉末を混合して散剤とする。また散剤100mgを5号
のハードカプセルに充填してカプセル剤とする。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式〔I〕 (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
    低級アルキル基またはフェニル基、R2は水素原子また
    は下記のA群から選ばれた水酸基の保護基を示す。 A群:アシル基、アルキルオキシメチル基、置換エチル
    基、アルアルキル基、ピラニル基、シリル基、アセター
    ル型もしくはケタール型保護基またはアルキルオキシカ
    ルボニル基) で表わされるイミダゾールヌクレオシド誘導体。
  2. 【請求項2】一般式〔I′〕 (式中、R2は水素原子または下記のA群から選ばれた
    水酸基の保護基を示す。 A群:アシル基、アルキルオキシメチル基、置換エチル
    基、アルアルキル基、ピラニル基、シリル基、アセター
    ル型もしくはケタール型保護基またはアルキルオキシカ
    ルボニル基) で表わされるイミダゾールヌクレオシド誘導体の製造法
    であって、下記第1工程および第2工程よりなることを
    特徴とするイミダゾールヌクレオシド誘導体の製造法。 第1工程 下記一般式〔II′〕化合物とエチニルスズ化合物を反応
    させて下記一般式〔III′〕化合物を得る反応工程 (式中、Xはヨウ素原子または臭素原子、Yはシリル
    基、R2′は下記のA群から選ばれた水酸基の保護基を
    示す。 A群:アシル基、アルキルオキシメチル基、置換エチル
    基、アルアルキル基、ピラニル基、シリル基、アセター
    ル型もしくはケタール型保護基またはアルキルオキシカ
    ルボニル基) 第2工程 下記一般式〔III′〕化合物のYで表わされるシリル基
    を除去し、さらに必要に応じてR2′で表わされる水酸
    基の保護基を除去して下記一般式〔I′〕化合物を得る
    反応工程 (式中、Y、R2,R2′は前記と同意義。)
  3. 【請求項3】第1工程で用いるエチニルスズ化合物が下
    記一般式〔IV〕で表わされるものである請求項2記載の
    イミダゾールヌクレオシド誘導体の製造法。 YC≡CSnZ3 〔IV〕 (式中、Yはシリル基、Zは低級アルキル基を示す。)
  4. 【請求項4】一般式〔I″〕 (式中、R1′は低級アルキル基、ヒドロキシ低級アル
    キル基またはフェニル基、R2は水素原子または下記の
    A群から選ばれた水酸基の保護基を示す。 A群:アシル基、アルキルオキシメチル基、置換エチル
    基、アルアルキル基、ピラニル基、シリル基、アセター
    ル型もしくはケタール型保護基またはアルキルオキシカ
    ルボニル基) で表わされるイミダゾールヌクレオシド誘導体の製造法
    であって、一般式〔II″〕 (式中、Xはヨウ素原子または臭素原子、R2は前記と
    同意義。) で表わされる原料化合物と一般式〔V〕 HC≡CR1′ 〔V〕 (式中、R1′は前記と同意義。) で表わされるアセチレン誘導体を反応させ、必要により
    2で表わされる水酸基の保護基を除去して上記一般式
    〔I″〕で表わされるイミダゾールヌクレオシド誘導体
    を得ることを特徴とするイミダゾールヌクレオシド誘導
    体の製造法。
  5. 【請求項5】一般式〔I〕 (式中、R1は水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシ
    低級アルキル基またはフェニル基を示す。) で表わされるイミダゾールヌクレオシド誘導体を有効成
    分として含有する抗腫瘍剤。
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