JPH0660106B2 - 生薬類を主剤とする滅菌丸剤の製造法 - Google Patents

生薬類を主剤とする滅菌丸剤の製造法

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JPH0660106B2
JPH0660106B2 JP60256151A JP25615185A JPH0660106B2 JP H0660106 B2 JPH0660106 B2 JP H0660106B2 JP 60256151 A JP60256151 A JP 60256151A JP 25615185 A JP25615185 A JP 25615185A JP H0660106 B2 JPH0660106 B2 JP H0660106B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生薬類を主剤とする滅菌丸剤の製造法に関す
る。
丸剤は、古くから味やにおいが悪くて服用しにくい薬品
を投与したり、微量の生薬を長期にわたって服用するた
めの好適な剤型として重要されてきた。錠剤やカプセル
剤が普及した今日では、その存在価値がやや低下した感
があるが、薬品の吸収、作用が緩和であること、その剤
型に神秘性を感じることができることなどの特徴を有す
る為、今日でもなおこの剤型が好んで使用される場合が
あり、生薬類を主剤とする医薬品にあっては特にこの傾
向が強い。
しかしながら、生薬類を主剤とする丸剤の欠点の1つ
は、生薬類に由来する種々の菌類を滅菌することが非常
に困難であるという点にある。通常の製丸操作によって
製造した生薬丸剤を、日局一般試験法37無菌試験法に
より試験すると、1錠当たりの菌数が10万を超えるこ
とも希ではなく、この様な菌類を、例えば間欠滅菌法で
撲滅することはほとんど不可能である。勿論、加熱滅菌
あるいは蒸気滅菌などは、生薬中の有効成分に変化をき
たす恐れが強く、到底採用することができない。
本発明者は、有効成分を劣化せしめることなく、生薬丸
剤を有効に滅菌する方法について鋭意研究を続けた結
果、(1)生薬を、その重量の2〜3倍の終濃度約75〜
81(容量)%のエチルアルコールに約24〜48時間
浸漬して滅菌し、一方(2)澱粉、小麦粉、寒梅粉などの
賦形剤を約110〜115℃で約3時間加熱乾燥滅菌
し、(3)上記の方法で別々に滅菌した材料(浸漬混合物
と加熱乾燥した賦形剤)を混合し、日局製剤総則6.丸
剤の製法に従って製剤化することにより、滅菌が1万以
下の丸剤を製造することができることを見い出し、本発
明を完成した。
本発明方法は、アルコールによって実質的な変性をきた
す有効成分を含んでいない全ての生薬丸剤に適用するこ
とができるが、一般に賦形剤に対して生薬の含量が少な
い丸剤の製造に有利である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 強心剤丸剤 日局センソ350gを滅菌温水700gに浸し、軟化せ
しめて篩過(1メッシュ)し、これに日局ジャコウ10
0g、日局ゴオウ250g、日局熊胆120g、日局サ
フラン末120g、日局人参末120g、日局サイカク
末120gを粉砕して細末となしたものを混合し、この
混合物に局方エチルアルコール2500mを加えて浸
漬、湿潤せしめ48時間放置する。
別に寒梅粉300g、トウモロコシデンプン1900
g、日局甘草末適量(210g)を混合し、115℃に
て3時間熱風乾燥滅菌したもの、及びデヒドロ酢酸ナト
リウム5g、および要すれば沸騰滅菌した練合水を先の
アルコール浸漬混合物に合してよく混和し、日局製剤総
則6.丸剤の製法に準じて丸剤20万粒を要し、無菌室
にて常温あるいは温風乾燥する。
実施例2 緩下剤 日局ダイオウ末900g、日局センナ末750g、日局
アロエ末450g、ケンゴシ末100g、日局センキュ
ウ末750g、日局ケイヒ末250g、日局ショウキョ
ウ末250g、の混合物に局方エチルアルコール700
0〜7500mを加えて浸漬、湿潤せしめ48時間放
置する。
別に寒梅粉660g、日局薬用炭2g、日局トウモロコ
シデンプン適量(約450g)を混合し、115℃で3
時間熱風乾燥滅菌したもの、及びデヒドロ酢酸ナトリウ
ム4g、日局カルボキシメチルセルロースカルシウム3
0g、及び要すれば沸騰滅菌した練合水を先のアルコー
ル浸漬混合物に合してよく混和し、日局製剤総則6.丸
剤の製法に準じて丸剤8万粒を製し、無菌室にて常温あ
るいは温風乾燥する。
上記の実施例1に従って製造した丸剤中に存在する菌数
を日局一般試験法37.無菌試験法により試験したとこ
ろ、以下の表1に示す結果を得た。
上記の表から明らかな様に、本発明方法により製造され
た丸剤に含まれている生菌数は、全ロットについて1万
以下であることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)生薬を、その重量の2〜3倍の終濃度
    約75〜81(容量)%のエチルアルコールに約24〜
    48時間浸漬し、一方(2)賦形剤を約110〜115℃
    で約3時間加熱乾燥し、(1)で得た浸漬混合物に(2)で得
    た乾燥賦形剤を混合した後、常法に従って丸剤を製造す
    ることからなる生薬類を主剤とする滅菌丸剤の製造法。
JP60256151A 1985-11-14 1985-11-14 生薬類を主剤とする滅菌丸剤の製造法 Expired - Lifetime JPH0660106B2 (ja)

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