JPH0659935B2 - 耐摩耗性の輸送管 - Google Patents
耐摩耗性の輸送管Info
- Publication number
- JPH0659935B2 JPH0659935B2 JP60218625A JP21862585A JPH0659935B2 JP H0659935 B2 JPH0659935 B2 JP H0659935B2 JP 60218625 A JP60218625 A JP 60218625A JP 21862585 A JP21862585 A JP 21862585A JP H0659935 B2 JPH0659935 B2 JP H0659935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- base material
- lagging
- wear
- lagging body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、耐摩耗性の輸送管に関する。
（ロ）従来の技術 従来、泥土輸送管や粉体空気輸送管等の内面の摩耗を防
止するために、同内面に硬質素材を略タイル状に形成し
たラギング材を貼付して、同内面を保護することが行わ
れていた。
止するために、同内面に硬質素材を略タイル状に形成し
たラギング材を貼付して、同内面を保護することが行わ
れていた。
（ハ）発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記ラギング材が略タイル状であるた
め、接着面積が小さく使用中に被搬送物からの衝撃等に
より接着がはがれて、同ラギング材が脱落するという欠
点があった。
め、接着面積が小さく使用中に被搬送物からの衝撃等に
より接着がはがれて、同ラギング材が脱落するという欠
点があった。
（ニ）問題点を解決するための手段 そこで、本発明では、筒状に形成した基材の内周面に、
樹脂層をコーティングし、同樹脂層中に耐摩耗用のセラ
ミック素材のラギング体を埋設し、ラギング体は、板状
で表面を露出すべく形成した被覆部と、同被覆部の下面
に一体的に垂設した縦板状の連設基板と、同連設基板の
側面に張出し状に一体的に成形した係合部とから形成す
ることによって、基材の円周方向に凹部が設けられるよ
うに形成したことを特徴とする耐摩耗性の輸送管を提供
せんとするものである。
樹脂層をコーティングし、同樹脂層中に耐摩耗用のセラ
ミック素材のラギング体を埋設し、ラギング体は、板状
で表面を露出すべく形成した被覆部と、同被覆部の下面
に一体的に垂設した縦板状の連設基板と、同連設基板の
側面に張出し状に一体的に成形した係合部とから形成す
ることによって、基材の円周方向に凹部が設けられるよ
うに形成したことを特徴とする耐摩耗性の輸送管を提供
せんとするものである。
（ホ）作用・効果 本発明では、筒状に形成した基材の内周面にコーティン
グした樹脂層中に、耐摩耗用のラギング体を被覆部の上
面のみを露出させて埋設すると共に、同ラギング体の埋
設部分に基材の円周方向に凹部が設けられるようにして
いるために、耐摩耗用のラギング体によって樹脂層を充
分にカバーすることができて、同樹脂層の摩耗を確実に
防止することができると共に、ラギング体を埋設した樹
脂層を基材の内周面にコーティングする際にも、樹脂層
が基材の円周方向になじみ易く、輸送管としての基材の
搬送機能を良好に確保することができる。
グした樹脂層中に、耐摩耗用のラギング体を被覆部の上
面のみを露出させて埋設すると共に、同ラギング体の埋
設部分に基材の円周方向に凹部が設けられるようにして
いるために、耐摩耗用のラギング体によって樹脂層を充
分にカバーすることができて、同樹脂層の摩耗を確実に
防止することができると共に、ラギング体を埋設した樹
脂層を基材の内周面にコーティングする際にも、樹脂層
が基材の円周方向になじみ易く、輸送管としての基材の
搬送機能を良好に確保することができる。
しかも、耐摩耗用ラギング体は、樹脂層中に埋設した際
にも、凹部内に樹脂層が入り込んで両者が係合状態とな
り、同樹脂層が上記ラギング体を強固に支持することが
てき、基材の内周方向と略直交する方向に連設基板を配
置したラギング体の支持を良好に確保することができ
て、被摩耗材である基材の寿命を飛躍的に長くして、土
砂等の輸送作業能率を向上させることができる。
にも、凹部内に樹脂層が入り込んで両者が係合状態とな
り、同樹脂層が上記ラギング体を強固に支持することが
てき、基材の内周方向と略直交する方向に連設基板を配
置したラギング体の支持を良好に確保することができ
て、被摩耗材である基材の寿命を飛躍的に長くして、土
砂等の輸送作業能率を向上させることができる。
（ヘ）実施例 本発明の実施例と図面にもとずき詳説すれば、(A)はラ
ギング体を示し、略方形板状の被覆部(1)の下面に埋設
部(2)を連設し、被覆部(1)及び埋設部(2)を一体のセラ
ミック素材で構成している。
ギング体を示し、略方形板状の被覆部(1)の下面に埋設
部(2)を連設し、被覆部(1)及び埋設部(2)を一体のセラ
ミック素材で構成している。
セラミック素材は、アルミナ、窒化珪素等の微粒子を高
温、高圧にて焼成したもので、緻密かつ高硬度であり、
高度の耐摩耗性を有する素材である。
温、高圧にて焼成したもので、緻密かつ高硬度であり、
高度の耐摩耗性を有する素材である。
埋設部(2)は、被覆部(1)の下面(3)の略中央に板状の連
設基板(4)を垂設し、同連設基板(4)の先端(5)に被覆部
(1)と略同形状の係合部(6)を形成することによって、基
材(7)の円周方向に凹部(12)が設けられるように形成し
ている。
設基板(4)を垂設し、同連設基板(4)の先端(5)に被覆部
(1)と略同形状の係合部(6)を形成することによって、基
材(7)の円周方向に凹部(12)が設けられるように形成し
ている。
上記のように構成したラギング体(A)は、泥土輸送管や
粉体の空気輸送管等を構成した基材(7)の内壁面にコー
ティングした樹脂層(8)を介して取付けられており、被
覆部(1)の上面(9)を露出状態にして、埋設部(2)を同樹
脂層(8)中に埋設している。
粉体の空気輸送管等を構成した基材(7)の内壁面にコー
ティングした樹脂層(8)を介して取付けられており、被
覆部(1)の上面(9)を露出状態にして、埋設部(2)を同樹
脂層(8)中に埋設している。
樹脂層(8)は、エポキシ、ポリエステル、ポリウレタン
等の樹脂を基材(7)の表面に厚く塗布して硬化せしめて
おり、基材(7)とラギング材(A)との間に介在して両者を
接着及びラギング材(A)の埋設部(2)との係合により、基
材(7)にラギング材(A)を強力に連結している。なお、樹
脂層(8)形成に用いる樹脂は、接着性及び硬化性を有す
るものであればよく、コーティング時の作業性向上のた
めにカオリン、酸化チタン等の微粉末を混合してペース
ト状にして使用してもよい。
等の樹脂を基材(7)の表面に厚く塗布して硬化せしめて
おり、基材(7)とラギング材(A)との間に介在して両者を
接着及びラギング材(A)の埋設部(2)との係合により、基
材(7)にラギング材(A)を強力に連結している。なお、樹
脂層(8)形成に用いる樹脂は、接着性及び硬化性を有す
るものであればよく、コーティング時の作業性向上のた
めにカオリン、酸化チタン等の微粉末を混合してペース
ト状にして使用してもよい。
第３図、第４図に示すものは、それぞれ上記ラギング材
(A)を平面及び円筒(10)の内面に接着したものを示す。
(A)を平面及び円筒(10)の内面に接着したものを示す。
本発明の実施例は、上記のように構成しているものであ
り、本実施例によれば、次のような作用効果が生起され
る。
り、本実施例によれば、次のような作用効果が生起され
る。
すなわち、筒状に形成した基材(7)の内周面にコーティ
ングした樹脂層(8)中に、耐摩耗用のラギング体(A)を被
覆部(1)の上面のみ露出させて埋設すると共に、同ラギ
ング体(A)の埋設部分に基材(7)の円周方向に凹部(12)が
設けられるようにしているために、耐摩耗用のラギング
体(A)によって樹脂層(8)を充分にカバーすることができ
て、同樹脂層(8)の摩耗を確実に防止することができる
と共にラギング体(A)を埋設した樹脂層(8)を基材(7)の
内周面にコーティングする際にも、樹脂層(8)が基材(7)
の円周方向になじみ易く、輸送管としての基材(7)の輸
送機能を良好に確保することができる。
ングした樹脂層(8)中に、耐摩耗用のラギング体(A)を被
覆部(1)の上面のみ露出させて埋設すると共に、同ラギ
ング体(A)の埋設部分に基材(7)の円周方向に凹部(12)が
設けられるようにしているために、耐摩耗用のラギング
体(A)によって樹脂層(8)を充分にカバーすることができ
て、同樹脂層(8)の摩耗を確実に防止することができる
と共にラギング体(A)を埋設した樹脂層(8)を基材(7)の
内周面にコーティングする際にも、樹脂層(8)が基材(7)
の円周方向になじみ易く、輸送管としての基材(7)の輸
送機能を良好に確保することができる。
しかも、耐摩耗用のラギング体(A)は、樹脂層(8)に埋設
した際には、凹部内に樹脂層(8)が入り込んで両者が係
合状態となり、同樹脂層(8)が上記ラギング体(A)を強固
に支持することができ、基材(7)の内周方向と略直交す
る方向に連設基材(4)を配置したラギング体(A)の支持を
良好に確保することができて、被摩耗材である基材(7)
の寿命を飛躍的に長くして、土砂等の輸送作業能率を向
上させることができる。
した際には、凹部内に樹脂層(8)が入り込んで両者が係
合状態となり、同樹脂層(8)が上記ラギング体(A)を強固
に支持することができ、基材(7)の内周方向と略直交す
る方向に連設基材(4)を配置したラギング体(A)の支持を
良好に確保することができて、被摩耗材である基材(7)
の寿命を飛躍的に長くして、土砂等の輸送作業能率を向
上させることができる。
第５〜第８図は他実施例に示し、第５図はラギング体
(B)の断面を略コ字形状に形成したもの、第６図は略横
Ｈ字断面のラギング体(C)の被覆部(C-1)よりも、埋設部
先端の係合部(C-2)の横幅を小さくして、凸面状基材表
面への埋設を容易にしたもの、第７図は、ラギング体
(D)の埋設部(D-1)表面に丸みを有する凹凸を形成したも
の、第８図は、ラギング体(E)の埋設部(E-1)の鋸歯状の
凹凸を形成したものである。
(B)の断面を略コ字形状に形成したもの、第６図は略横
Ｈ字断面のラギング体(C)の被覆部(C-1)よりも、埋設部
先端の係合部(C-2)の横幅を小さくして、凸面状基材表
面への埋設を容易にしたもの、第７図は、ラギング体
(D)の埋設部(D-1)表面に丸みを有する凹凸を形成したも
の、第８図は、ラギング体(E)の埋設部(E-1)の鋸歯状の
凹凸を形成したものである。
第１図は、本発明によるラギング体の断面図。（第２図
Ｉ−Ｉ断面） 第２図は、同ラギング体の平面図。 第３図は、同ラギング体の接着状態を示す平面図。 第４図は、同ラギング体の装着状態を示す斜視図。 第５図〜第８図は、他実施例としてのラギング体の断面
図。 (A)：ラギング体 (1)：被覆部 (2)：埋設部 (3)：被覆部の下面 (4)：連設基板 (5)：連設基板の先端 (7)：基材 (8)：樹脂層 (9)：被覆部の上面
Ｉ−Ｉ断面） 第２図は、同ラギング体の平面図。 第３図は、同ラギング体の接着状態を示す平面図。 第４図は、同ラギング体の装着状態を示す斜視図。 第５図〜第８図は、他実施例としてのラギング体の断面
図。 (A)：ラギング体 (1)：被覆部 (2)：埋設部 (3)：被覆部の下面 (4)：連設基板 (5)：連設基板の先端 (7)：基材 (8)：樹脂層 (9)：被覆部の上面
Claims (1)
- 【請求項１】筒状に形成した基材(7)の内周面に、樹脂
層(8)をコーティングし、同樹脂層(8)中に耐摩耗用のセ
ラミック素材のラギング体(A)を埋設し、 ラギング体(A)は、板状で表面を露出すべく形成した被
覆部(1)と、同被覆部(1)の下面に一体的に垂設した縦板
状の連設基板(4)と、同連設基板(4)の側面に張出し状に
一体的に成形した係合部(6)とから形成することによっ
て、基材(7)の円周方向に凹部(12)が設けられるように
形成したことを特徴とする耐摩耗性の輸送管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60218625A JPH0659935B2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | 耐摩耗性の輸送管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60218625A JPH0659935B2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | 耐摩耗性の輸送管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6279121A JPS6279121A (ja) | 1987-04-11 |
| JPH0659935B2 true JPH0659935B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=16722884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60218625A Expired - Fee Related JPH0659935B2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 | 耐摩耗性の輸送管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0659935B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114484092B (zh) * | 2020-11-12 | 2024-06-14 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种非金属保温复合管 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5822473U (ja) * | 1982-03-26 | 1983-02-12 | 株式会社丸山製作所 | 往復動ポンプのシ−ル機構 |
-
1985
- 1985-10-01 JP JP60218625A patent/JPH0659935B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6279121A (ja) | 1987-04-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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