JPH0213368Y2 - - Google Patents

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JPH0213368Y2
JPH0213368Y2 JP1984101861U JP10186184U JPH0213368Y2 JP H0213368 Y2 JPH0213368 Y2 JP H0213368Y2 JP 1984101861 U JP1984101861 U JP 1984101861U JP 10186184 U JP10186184 U JP 10186184U JP H0213368 Y2 JPH0213368 Y2 JP H0213368Y2
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JP
Japan
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wear
resistant
rubber
belt
hole
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JP1984101861U
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JPS6118215U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、温度が例えば50〜400℃程度と比較
的高い焼結鉱、コークス、ペレツト、セメント、
クリンカー、鋳物砂等の運搬に好適に用いられる
耐摩耗性に優れたコンベヤベルトに関する。
〔従来技術〕
耐摩耗性に優れたコンベヤベルトとして、コン
ベヤベルト本体の上面に、セラミツクス製耐摩チ
ツプを埋設したコンベヤベルトを本出願人は開発
した(実願昭58−104251)。
このコンベヤベルトは、ベルト本体の上面に角
形の耐摩チツプが相隣れる耐摩チツプの側面間に
所定間隔の目地を設けられて固着埋設されて構成
されているため、耐摩チツプがベルト本体上に強
固に固着され脱落のおそれがなく、また、ベルト
本体上部のゴムが保護され耐摩耗性が向上する。
しかしながら、このものは上記利点を有するも
のの、相隣れる耐摩チツプ間のゴムの消耗により
生じた空間部に運搬物がかみこみ易くなり、かみ
こまれた運搬物はなかなか排出されず、そのため
この運搬物によつて耐摩チツプが損傷する恐れが
ある。また、このものは、耐摩チツプが所定間隔
の目地を設けて埋設されているので、ある程度の
柔軟性はあるが充分とは言えず、径の小さいプー
リ間に巻掛けられて用い得るには不充分である。
柔軟性を向上せしめるには、目地間隔を大にする
か、あるいは耐摩チツプの肉厚を小にするなどの
手段が構じられるが、前者においては、ベルト上
部のゴムの保護が不十分になり、後者において
は、運搬物による衝撃などにより耐摩チツプが損
傷するなどして耐久性が低下してしまい実用に供
し得ないものとなる。
〔考案の解決しようとする課題〕
本考案は、かかる上記従来の欠点を解決した柔
軟性を具備し且つ耐久性のある耐摩耗性に優れた
コンベヤベルトを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ゴムを基体とするベルト本体と、該
ベルト本体の上面側に露出させて保持された多数
のセラミツクス製耐摩チツプと、前記ベルト本体
中に埋設された低伸度抗張力芯体とからなるコン
ベヤベルトであつて、前記耐摩チツプを板状で且
つ中央部に貫通孔を有する構成とすると共に、相
隣れる耐摩チツプ同志の側面を密接して且つ貫通
孔にゴムを充填して耐摩チツプをベルト本体に係
合せしめたことを特徴とする。
以下、本考案を詳細に説明する。
ベルト本体は従来と同一のものを用いることが
できるが、特殊な例ではゴムにセラミツク粉を含
むことにしてもよい。該ベルト本体は、通常、断
面形状がほぼ一定の帯状であり、エンドレス状で
使用される。このベルト本体の内部には、ポリエ
ステル、芳香族ポリアミド等の帆布、鋼策等の伸
びの小さな補強材が抗張力芯体として埋設されて
いるが、特に強度、耐熱性及び加工性等の点から
は芳香族ポリアミド製帆布が好ましい。
本考案のコンベヤベルトの他の構成要素である
セラミツクス耐摩チツプは、上記ベルト本体に保
持固定され、該ベルト本体の上面側に露出してい
る。
ここで耐摩チツプが上面側に露出していると
は、ベルト本体の上面側から耐摩チツプが見える
という意味である。従つて耐摩チツプの上面は、
ベルト本体の上面とほぼ面一状であつてもよい
し、ベルト本体の上面よりも下方又は上方に位置
していてもよい。
耐摩チツプは、角板状(四角形)で且つ中央部
に貫通孔を設けて構成されている。耐摩チツプに
貫通孔を設けたのは、ベルト本体を構成するゴム
を該貫通孔に充填することにより、耐摩チツプを
ベルト本体に係合接着めしめるためである。かか
る係合を保証するためには、耐摩チツプの貫通孔
内壁面および底面がゴムに接着する必要がある
が、少なくとも貫通孔内壁面が接着されていれば
目的は達せられる。特に、貫通孔内壁面とゴムと
の接着界面には、ベルトがプーリ等の屈曲部を通
過するときにおいても殆んど応力集中が作用せ
ず、接着剥離が起こらず、かかる耐摩チツプとベ
ルト本体との係合は保証される。尚、ベルト本体
のゴムと耐摩チツプとの接着性を向上させるため
に、耐摩チツプの貫通孔内壁面等を粗面にするこ
とも行なわれる。
耐摩チツプの大きさは、1辺が5〜15mm程度の
四角形で、厚み2〜6mm程度、貫通孔径1.5〜6
mm程度のものが用いられるが、この値に限定され
るものでなく、コンベヤベルトの大きさ、用途等
によつて自由に選択できる。
耐摩チツプの材料は、一般に用いられるセラミ
ツクスを用いることができ、例えばアルミナ、窒
化珪素等の構造用セラミツクスが用いられる。耐
摩チツプの種類は1種類のみでもよく、又2種類
あるいはそれ以上の耐摩チツプを組合せてもよ
い。
耐摩チツプは、相隣れる耐摩チツプ同志の側面
が非接着にて密接して配置される。
尚、ベルト本体の上面側の部分を、衝撃緩衝性
に優れたクツシヨンゴム、あるいは耐摩チツプと
の接着性に優れたゴム、あるいは柔軟性に優れた
ゴムなどにて構成することもできる。
〔実施例〕
本考案の代表的な実施例であるコンベヤベルト
の上面の一部を第1図に、またその断面の一部を
第2図に、これを拡大したものを第3図に示す。
このコンベヤベルトは、ベルト本体1とセラミ
ツクス製耐摩チツプ2と芯体11とで構成されて
いる。
本例のベルト本体1は数プライ(1〜7枚)の
芳香族ポリアミド製帆布で芯体11が構成され、
さらに上面及び下面を覆う上部ゴム12と下部ゴ
ム13とで構成されている。
本例の耐摩チツプ2はこのベルト本体1の上部
ゴム12の上面側に保持固定されている。耐摩チ
ツプ2は、アルミナ製であり、一辺が8mmの正方
形で、厚みが3mm、その中央部に径3mmの貫通孔
が設けられている。かかる耐摩チツプ2は、相隣
れる耐摩チツプ2,2の側面を非接着にて密接し
て配置され、さらに耐摩チツプ2は、ベルト本体
1の上部ゴム12と貫通孔内壁面21および底面
22とが接着されて固定されている。
本例においては、ベルト本体1を構成するゴ
ム、即ち上部ゴム12を45〜55(JIS−A硬さ)、
下部ゴム13を55〜70として構成すると共に、上
部ゴム12における耐摩チツプ2と芯体間の肉厚
を2mmとして構成しているが、上部ゴム12と下
部ゴム13の硬さを同一(55〜70程度)に構成す
ることもできる。
ここで、図中の矢印Aはベルトの長手方向を示
す。
〔考案の効果〕
本考案に係るコンベヤベルトにおいては、耐摩
チツプを板状に形成してあるので、ベルト本体の
厚みを薄肉化できコンベアベルトの柔軟性を維持
できる。
さらに、本考案のコンベヤベルトにおいては、
耐摩チツプに設けた貫通孔にベルト本体を構成す
るゴムが充填されて耐摩チツプがベルト本体に係
合して接着されているので、貫通孔内壁面での界
面には、ベルトが径の小さなプーリ等に巻掛けら
れ、その部分で屈曲されて使用されても殆んど応
力集中は作用せず、耐摩耗チツプとゴムとの結合
は長期にわたつて保証される。
以上説明したように、本考案によれば、上記作
用効果を奏せしめる柔軟性を具備し且つ耐久性に
優れたコンベヤベルトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例のコンベ
ヤベルトを示し、第1図はそのコンベヤベルトの
上面の部分を示す平面図、第2図はコンベヤベル
トの断面図、第3図は同拡大図である。 1……ベルト本体、11……芯体、12……上
部ゴム、13……下部ゴム、2……耐摩チツプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ゴムを基体とするベルト本体と、該ベルト本体
    の上面側に露出させて保持された多数のセラミツ
    クス製耐摩チツプと、前記ベルト本体中に埋設さ
    れた低伸度抗張力芯体とからなるコンベヤベルト
    であつて、 前記耐摩チツプを板状で且つ中央部に貫通孔を
    有する構成とすると共に、貫通孔にゴムを充填し
    て耐摩耗チツプの貫通孔内壁とゴムとを接着せし
    めて耐摩チツプをベルト本体に係合して接着して
    なることを特徴とするコンベヤベルト。
JP10186184U 1984-07-05 1984-07-05 コンベヤベルト Granted JPS6118215U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10186184U JPS6118215U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 コンベヤベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10186184U JPS6118215U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 コンベヤベルト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6118215U JPS6118215U (ja) 1986-02-01
JPH0213368Y2 true JPH0213368Y2 (ja) 1990-04-13

Family

ID=30661270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10186184U Granted JPS6118215U (ja) 1984-07-05 1984-07-05 コンベヤベルト

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Country Link
JP (1) JPS6118215U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108602A (ja) * 1982-12-11 1984-06-23 Kawasaki Steel Corp コンベヤベルト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59108602A (ja) * 1982-12-11 1984-06-23 Kawasaki Steel Corp コンベヤベルト

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6118215U (ja) 1986-02-01

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