JPH0522040U - 摩砕粉砕装置のスクリユー羽根 - Google Patents

摩砕粉砕装置のスクリユー羽根

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JPH0522040U
JPH0522040U JP6951991U JP6951991U JPH0522040U JP H0522040 U JPH0522040 U JP H0522040U JP 6951991 U JP6951991 U JP 6951991U JP 6951991 U JP6951991 U JP 6951991U JP H0522040 U JPH0522040 U JP H0522040U
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screw
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(57)【要約】 【目的】 粉粒状体を製造する摩耗粉砕装置におけるス
クリュー羽根のライナーの取付強度を高める。 【構成】 スクリュー軸2に溶接した取付用基板10と
ライナー11、14、17の結合を、一方に突条12
a、13a、他方にはその突条12a、13aが嵌まる
係止孔12b、13bを形成し、その突条12a、13
aと係止孔12b、13bの嵌合及び接着剤による接着
により行う。ライナー11、14、17を取付用基板1
0から剥がそうとする力に対しては、突条12a、13
aと係止孔12b、13bの嵌合によってその大部分を
負う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、粉・粒状体を製造する摩砕粉体装置のスクリュー羽根に関するも のである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
この種の摩砕粉砕装置は、図13に示すように、堅型処理筒1内に、上下方向 のスクリュー軸2を設けるとともに鋼球等の粉砕媒体bを充填し、スクリュー軸 2を回した状態で処理筒1内に被処理物aを投入し、この被処理物aを、その相 互間及び前記粉砕媒体bとの摩砕により微細な生産粒子cとし、処理筒1内を通 過する空気又は水等の搬送流体dにその生産粒子cをのせて処理筒1外に導出す る。その導出した流体dは、捕集器8に送り込んで生産粒子cを捕集し、ファン (ポンプ)9によりスクリュー軸2を通して処理筒内に返送する(実開昭63− 118949号公報参照)。
【0003】 上記被処理物aは、通常、処理筒1の上部から投入されるが、スラリー状の場 合には処理筒1下部から投入される場合もある(特開平1−317552号参照 )。また、搬送流体dは被処理物aとともに供給されたり、別途、例えば、中空 のスクリュー軸2を介して、又は別の管を介して、処理筒1下部から供給される 。
【0004】 この摩砕粉砕装置における摩砕粉砕作用時、スクリュー軸2のスクリュー羽根 3は、被処理物a及び粉体媒体bとの摩擦により摩耗する。このため、スクリュ ー軸2(羽根3)には、その摩耗度合及び摩砕作用を起す時に生じる力(以下、 スクリュー作用力と称す)の度合を考慮して耐摩耗対策、すなわち摩耗の激しい 個所、例えば羽根3の周縁、スクリュー軸2の下端部には厚肉ライナー4を取付 け、また、スクリュー作用力が大きい場所にはそのライナー取付けを強固なもの としている。
【0005】 そのライナー4の従来の取付け構造は、ライナー4を基板に溶接したり、図1 3、図14に示すように、基板3aにライナー4をボルト・ナット5により締結 したものである。また、スクリュー軸2の外周面、下端部及びスクリュー羽根の 中程(上下方向において)は摩耗が激しいため、図14に示すように、耐摩耗材 6を肉盛溶接している(実公昭57−8925号公報参照)。
【0006】 従来、前記ライナー4、ボルト・ナット5及び耐摩耗材6には、工業的に製作 が容易な金属材料が使用されており、摩砕作用時、それらの部材4、5、6も摩 耗して生産粒子c中にそれらの金属摩耗粉が混入する。このため、生産粒子cが それらの金属摩耗粉の混入許容量を厳しく制限されるものにおいては、例えばフ ァインセラミックス、炭酸カルシウムなどにおいては、それらの耐摩耗材の使用 に制限があり、通常、ライナー4にはセラミックスが使用される。このとき、粉 砕媒体bにもアルミナボール、天然の玉石等のセラミックスが使用される。
【0007】 そのセラミックス製のライナー4の従来の取付けは、前述のボルト・ナット5 の締結、接着剤による接着により行っていた。しかし、前者の手段は、ボルト・ ナット5が通常金属製であり、その摩耗粉が生産粒子c中に混入し、その混入を 望まない場合には問題となる。また、ボルト・ナット5の締結により、ライナー 4が破損する恐れも高い。後者はその接着面に沿う、すなわち前記スクリュー作 用力に対して十分な結合力を得ることができず、ライナー4が剥離する恐れがあ る。とくに、湿式粉砕では、接着力が著しく低下するため、その恐れは強い。
【0008】 この考案は、以上の点に鑑み、セラミックス製ライナーとその取付け基板との 結合力を高めることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案にあっては、そのライナーと基板との結 合を、一方に突起、他方にその突起が嵌まる凹部を形成し、その突起と凹部の嵌 合及び接着剤による接着によって成した構成としたのである。
【0010】
【作用】
このように構成するこの考案に係るスクリュー羽根は、基板からライナーを剥 がそうとする力の大部分である、即ち周方向の力である前記スクリュー作用力に 対しては、突起と凹部の嵌め合いによって抗することとなり、接着剤の接着力に 負う部分は少ない。ここで、ライナーの剥離は、その嵌め合いが解消、通常、突 起が破損しないかぎり生じず、その破損は生じにくいため、ライナーは剥がれに くいこととなる。
【0011】
【実施例】
図1に一実施例を示し、この実施例はスクリュー軸2が中空で、その上部から 搬送用空気dを送り込む乾式のものである。スクリュー軸2にはその外面に2条 の羽根3がら旋状に設けられており、その羽根3は、スクリュー軸2に溶接され た鋼板製取付用基板10とその基板10に結合されたライナー11とから成る。
【0012】 上記基板10は、図4に示すように、スクリュー羽根3の下端部が平板10a となって、そこから上方に所要長さのわん曲板10bが順々に溶接されて、スク リュー状としてある。平板10aには係止孔12bが形成され、わん曲板10b には後述のライナー片の係止孔13bに対応して突条13aが溶接されている。
【0013】 上記ライナー11は、図5に示す平板10a用のもの(ライナー片)11aと 図6に示すわん曲板10b用のもの(ライナー片)11bとから成り、それらの 基板10への取付けは、それらの突条12a又は係止孔13bを平板10aの係 止孔12b又はわん曲板10bの突条13aに嵌めるとともに、当接面に接着剤 eを介在して行う。係止孔13bは図示のごとくあり溝が好ましいが、必ずしも あり溝にする必要はない、例えば断面矩形でもよい。
【0014】 ライナー11の素材としては、93〜99%Al2 3 (アルミナ)、90〜 99.7%安定化ZrO2 (ジルコニア)、窒化珪素、サイアロン、スピネル、 ムライト、珪酸質、マグネシア質、クロムマグネシア質、高アルミナ質などのセ ラミックスを適宜に採用し得る。また、接着剤材質は、エポキシ樹脂系、フェノ ール樹脂系、合成ゴム系などを使用する。なお、ライナー11と基板10に隙間 が生じる場合には、ライナー11と同質のセラミックスの粉粒体を接着剤に混入 し、その接着剤を隙間に介在するとよく、この場合、粉粒体の混入割合は10〜 30重量%が好ましい。
【0015】 スクリュー軸2の下端には図7に示すライナー11と同質のセラミックス製の ライナー14が結合される。その結合は、ライナー14をその係止孔15bをス クリュー軸2下端の突条15aに挿入して接着剤でもって接着することにより行 う。また、スクリュー軸2の下方側面の空気突出口16には図9で示すライナー 17を嵌め込み接着する。なお、スクリュー軸2を介して流体d、被処理物aを 処理筒1内に送り込まない場合には、そのライナー14は図11に示すものとし 、このとき、スクリュー軸2の下端形状は図10のごとくする。ライナー14は 図8に示すようにその周方向に適宜数に分割したものとすることができる。
【0016】 このように構成した実施例によって、珪砂、石灰石の数ミクロンの生産粒子c を得る摩砕粉砕を行ったところ、金属微粉の混入は極めて少なく、かつライナー 11、14、17の剥離も生じず、スクリュー羽根3の耐久性は、ボルト・ナッ ト締めの従来例に比べて10倍程度も向上した。
【0017】 なお、基板10及びライナー11を、実願平2−112851号の考案のごと くすれば、基板10及びライナー11を平面わん曲板とする必要がなくなるため 、製作が容易となる。すなわち、基板10及びライナー11を、楕円の中心に、 その外周と相似の透孔を形成し、その基礎楕円を、前記透孔から外周に亘る適宜 な線で切断した扇状平板からなるものとし、その複数枚を、前記スクリュー軸2 外周にその軸方向スクリュー状に連結したものとする。このとき、前記基礎楕円 は擬似楕円とすることができる。
【0018】 また、図12に示すように、突条13aを取付用基板10にボルト18により 取付け、そのボルト18をセラミックス製キャップ19で覆うようにすることも できる。このとき、突条13aはライナー11の係止孔13bに接着剤を介して 接着するとよい。
【0019】 さらに、突条12a、13aと係止孔12b、13bはそれぞれ逆に、すなわ ち、例えば突条12aを基板10側に、係止孔12bをライナー14側に形成し てもよい。
【0020】 また、スクリュー軸2への耐摩耗材6をセラミックスとする際には、この考案 の嵌め合い構造によって行うとよい。さらに、スクリュー軸2の全表面及びスク リュー羽根3の全表面(表裏面)にその表面形状に沿うライナーをこの考案に係 る嵌合・接着によって取付けることもできる。このとき、大きな剥離力が作用し ない個所には、薄手のライナーを接着剤のみによって接着するようにしてもよい 。このように、スクリュー軸2等の全表面をセラミックスで覆えば、生産粒子c への金属粉の混入が皆無となる。
【0021】
【考案の効果】
この考案は、以上のように構成したので、セラミックス製ライナーをスクリュ ー軸の取付け基板に強固に取付けることができ、かつ容易に剥がれる恐れもない 。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のスクリュー軸の斜視図
【図2】図1の要部断面図
【図3】図1の要部断面図
【図4】図1の要部一部除去斜視図
【図5】図1のライナーの斜視図
【図6】図1のライナーの斜視図
【図7】図1のライナーの斜視図
【図8】図7の分割図
【図9】図1のライナーの斜視図
【図10】他の実施例の要部一部除去斜視図
【図11】同実施例のライナーの斜視図
【図12】他の実施例の要部断面図
【図13】摩砕粉砕装置の概略断面図
【図14】従来例の要部断面図
【符号の説明】
1 処理筒 2 スクリュー軸 3 スクリュー羽根 3a、10 取付用基板 4、11、14、17 ライナー 5 ボルト・ナット 10a 平板 10b わん曲板 12a、13a、15a 突条 12b、13b、15b 係止孔 16 空気突出口 a 被処理物 b 粉砕媒体 c 生産粒子 d 搬送流体 e 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 齊藤 清 柏市大青田字八両野719番地の1 クボタ タワーミル株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】堅型処理筒内に、上下方向のスクリュー軸
    を設けるとともに粉砕媒体及び被処理物を充填した摩砕
    粉砕装置の前記スクリュー軸のスクリュー羽根におい
    て、前記スクリュー軸の軸方向スクリュー状の基板外周
    縁部にセラミックス製ライナーを設けたものであって、
    そのライナーと基板との結合は、一方に突起、他方にそ
    の突起が嵌まる凹部を形成し、その突起と凹部の嵌合及
    び接着剤による接着によって成したことを特徴とする摩
    砕粉砕装置のスクリュー羽根。
JP1991069519U 1991-08-30 1991-08-30 摩砕粉砕装置 Expired - Lifetime JP2525310Y2 (ja)

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