JPH0659934B2 - 流体式フイ−ダ−ノズル - Google Patents
流体式フイ−ダ−ノズルInfo
- Publication number
- JPH0659934B2 JPH0659934B2 JP59197114A JP19711484A JPH0659934B2 JP H0659934 B2 JPH0659934 B2 JP H0659934B2 JP 59197114 A JP59197114 A JP 59197114A JP 19711484 A JP19711484 A JP 19711484A JP H0659934 B2 JPH0659934 B2 JP H0659934B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- fluid
- inner nozzle
- hole
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Nozzles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、噴出する流体によって物体を移送する流体式
フィーダーノズルに関するものである。
フィーダーノズルに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来流体、特に圧縮空気をノズルより噴出し空気を物体
に直接吹き付けて物体を圧送する場合、図1に示す様な
ノズルを用いている。aがノズルでbが噴出口、cが移
送すべき物体、dが通路である。この装置で空気は通路
dを通って噴出口bより図中A−A′方向へ噴出され、
物体cに衝突する。通常通路dおよび、噴出口bの断面
は円形である。しかしこの方式では 噴出した空気は拡散現象を起こし、適確に物体には衝突
せず、物体の周囲を吹きつけることになり、物体を所期
の目的どうり、移送することはできない。という問題点
がある。さらにこのノズルで所期の目的どうり物体を移
送しようとすれば、噴出する空気の圧力を高くすること
になり、いたずらに圧縮空気の消費量を増大させ、また
噴出時の騒音も大きくなるというような問題を有する。
に直接吹き付けて物体を圧送する場合、図1に示す様な
ノズルを用いている。aがノズルでbが噴出口、cが移
送すべき物体、dが通路である。この装置で空気は通路
dを通って噴出口bより図中A−A′方向へ噴出され、
物体cに衝突する。通常通路dおよび、噴出口bの断面
は円形である。しかしこの方式では 噴出した空気は拡散現象を起こし、適確に物体には衝突
せず、物体の周囲を吹きつけることになり、物体を所期
の目的どうり、移送することはできない。という問題点
がある。さらにこのノズルで所期の目的どうり物体を移
送しようとすれば、噴出する空気の圧力を高くすること
になり、いたずらに圧縮空気の消費量を増大させ、また
噴出時の騒音も大きくなるというような問題を有する。
発明の目的 本発明の目的は上記問題を解決し、微少な空気圧、およ
び消費量で、物体の移送を行なうノズルを提供すること
にある。
び消費量で、物体の移送を行なうノズルを提供すること
にある。
発明の構成 本発明の流体式フィーダーノズルは、本体は円形で先端
部が多角錐でその中心に流体の通過する開放孔をもつ内
ノズルと、先端部が前記多角錐の各辺に外接する円錐形
の孔をもつとともに、先端面が前記内ノズルの先端面と
略同一面内に位置し、本体は中心部に前記内ノズルより
わずかに大きい孔を有しこの孔に内ノズルを保持する外
ノズルと、前記内ノズルの前記多角錐の各辺と、前記外
ノズルの円錐形孔とにより形成されたスキマに、前記外
ノズルに設けた流体供給口を経由して流体を供給し、そ
の供給圧,供給量をコントロールする流体供給源とを有
し、前記流体供給口からの流体の供給により前記内ノズ
ル,外ノズルを通して流体を噴出し、この噴出した流体
で物体を移送するもので、内ノズルと外ノズルのスキマ
に流体を供給し、内ノズルの孔は大気に解放する。供給
された流体は内ノズルと外ノズルのスキマを通って、先
端部で絞られ、流速は大きくなり噴出される。噴出口
は、前記内ノズルの噴出口と同一端面に位置している
為、前記内ノズルの噴出口近辺でベンチュリー現象が生
じ、内ノズル通路内の流体も流体の噴出方向に引き出さ
れ、噴出流量は供給流体量よりも大きくなる。また、内
ノズル,外ノズル共噴出近辺で絞っている為噴流は焦点
をもちこの焦点位置に物体を位置させれば、物体は適確
に移送できるという特有の効果を有する。
部が多角錐でその中心に流体の通過する開放孔をもつ内
ノズルと、先端部が前記多角錐の各辺に外接する円錐形
の孔をもつとともに、先端面が前記内ノズルの先端面と
略同一面内に位置し、本体は中心部に前記内ノズルより
わずかに大きい孔を有しこの孔に内ノズルを保持する外
ノズルと、前記内ノズルの前記多角錐の各辺と、前記外
ノズルの円錐形孔とにより形成されたスキマに、前記外
ノズルに設けた流体供給口を経由して流体を供給し、そ
の供給圧,供給量をコントロールする流体供給源とを有
し、前記流体供給口からの流体の供給により前記内ノズ
ル,外ノズルを通して流体を噴出し、この噴出した流体
で物体を移送するもので、内ノズルと外ノズルのスキマ
に流体を供給し、内ノズルの孔は大気に解放する。供給
された流体は内ノズルと外ノズルのスキマを通って、先
端部で絞られ、流速は大きくなり噴出される。噴出口
は、前記内ノズルの噴出口と同一端面に位置している
為、前記内ノズルの噴出口近辺でベンチュリー現象が生
じ、内ノズル通路内の流体も流体の噴出方向に引き出さ
れ、噴出流量は供給流体量よりも大きくなる。また、内
ノズル,外ノズル共噴出近辺で絞っている為噴流は焦点
をもちこの焦点位置に物体を位置させれば、物体は適確
に移送できるという特有の効果を有する。
実施例の説明 以下本発明の実施例を第2図〜第3図を用いて説明す
る。1は外ノズルで先端に円錐孔2を有する。3は内ノ
ズルで、先端3は多角錐となっており、前記外ノズルの
円錐孔2とその角を接しており、本体部の断面は円形で
ある。また内ノズル3は中心に空気の通路5を有してお
りその端部に噴出口6を設けている。7は外ノズルに設
けられた円形の孔で、内ノズル3の本体よりもわずかに
大きい。従って内ノズル3の本体部と外ノズル1の孔7
の間にはスキマ8が生じる。9は内ノズル3の保持部
で、外ノズル1に形成されており、内ノズル3を圧入す
る事で保持する。10は空気供給口(1)で、スキマ8に
空気を供給する。11は空気供給口(2)で、内ノズル3
の空気通路5に空気を供給する。内ノズル3先端の角錐
部4と外ノズル1先端の円錐部2は、多角錐と、外接円
錐である為、多角錐4の辺部と外接円錐にスキマ12が
できる。以上の様な構成で、空気供給口(1)に圧縮空気
を供給すると、空気は図中B−B′方向に流れ、円錐孔
2で絞られている為、加速される。さらに先端部では前
述の構造から、さらに流路断面積は狭められており、供
給された空気は高速流となって噴出する。大気中に噴出
された高速空気は、静止状態の空気を巻き込みながらC
−C′方向へ流れる。特に空気供給口11が大気に開放
されている時、噴出口6付近の気圧は降下し通路内の空
気を引き出してC−C′方向へ供給エア量に加えて流路
5内の空気も同時に流れる。また外ノズル1の円錐穴2
および内ノズル3の先端部4が各々円錐形状及び多角錐
形状であるから、噴出した高速空気は、焦点をもってい
る。焦点の位置は円錐および角錐の頂角によって決定す
る。この焦点の位置に移送すべき物体を位置させること
で、噴出した高速空気を適確に物体と衝突させることが
可能となり、物体は高速で所期の位置へ移動する。さら
に一般的には移動中の物体は、メカストッパー等で停止
させるが、移動速度が速い場合、ストッパーに衝突した
時、反発力によって物体は進行方向とは逆の方向へ押し
戻されようとするが、物体移送後一度圧縮空気の供給を
中断し、その直後わがかな時間再度圧縮空気を供給する
ことで、反発力による押し戻しは妨げる。なお本実施例
において使用物体は空気としたが、他の流体でも良い、
又内ノズル3の先端を多角錐4、外ノズル1の先端部を
円錐孔2としたが、加工可能であれば、この逆でも良い
ことは言うまでもない。
る。1は外ノズルで先端に円錐孔2を有する。3は内ノ
ズルで、先端3は多角錐となっており、前記外ノズルの
円錐孔2とその角を接しており、本体部の断面は円形で
ある。また内ノズル3は中心に空気の通路5を有してお
りその端部に噴出口6を設けている。7は外ノズルに設
けられた円形の孔で、内ノズル3の本体よりもわずかに
大きい。従って内ノズル3の本体部と外ノズル1の孔7
の間にはスキマ8が生じる。9は内ノズル3の保持部
で、外ノズル1に形成されており、内ノズル3を圧入す
る事で保持する。10は空気供給口(1)で、スキマ8に
空気を供給する。11は空気供給口(2)で、内ノズル3
の空気通路5に空気を供給する。内ノズル3先端の角錐
部4と外ノズル1先端の円錐部2は、多角錐と、外接円
錐である為、多角錐4の辺部と外接円錐にスキマ12が
できる。以上の様な構成で、空気供給口(1)に圧縮空気
を供給すると、空気は図中B−B′方向に流れ、円錐孔
2で絞られている為、加速される。さらに先端部では前
述の構造から、さらに流路断面積は狭められており、供
給された空気は高速流となって噴出する。大気中に噴出
された高速空気は、静止状態の空気を巻き込みながらC
−C′方向へ流れる。特に空気供給口11が大気に開放
されている時、噴出口6付近の気圧は降下し通路内の空
気を引き出してC−C′方向へ供給エア量に加えて流路
5内の空気も同時に流れる。また外ノズル1の円錐穴2
および内ノズル3の先端部4が各々円錐形状及び多角錐
形状であるから、噴出した高速空気は、焦点をもってい
る。焦点の位置は円錐および角錐の頂角によって決定す
る。この焦点の位置に移送すべき物体を位置させること
で、噴出した高速空気を適確に物体と衝突させることが
可能となり、物体は高速で所期の位置へ移動する。さら
に一般的には移動中の物体は、メカストッパー等で停止
させるが、移動速度が速い場合、ストッパーに衝突した
時、反発力によって物体は進行方向とは逆の方向へ押し
戻されようとするが、物体移送後一度圧縮空気の供給を
中断し、その直後わがかな時間再度圧縮空気を供給する
ことで、反発力による押し戻しは妨げる。なお本実施例
において使用物体は空気としたが、他の流体でも良い、
又内ノズル3の先端を多角錐4、外ノズル1の先端部を
円錐孔2としたが、加工可能であれば、この逆でも良い
ことは言うまでもない。
発明の効果 以上の様に本発明によれば (1)ベンチュリー効果により、供給流体量以上の噴出流
量が得られ、消費流体量が少ない。
量が得られ、消費流体量が少ない。
(2)噴出流体が焦点をもっている為、適確に流体が移送
すべき物体と衝突し、高速,高効率で物体の移送が可能
である。
すべき物体と衝突し、高速,高効率で物体の移送が可能
である。
等の特有の効果があり、その実用的効果は大なるもので
ある。
ある。
第1図は従来のノズル断面を示す説明図、第2図は本発
明の一実施例の断面図、第3図は同実施例における断面
斜視図である。 1……外ノズル、2……円錐形の先端部、3……内ノズ
ル、4……多角錐の先端部、6……噴出口、8……内ノ
ズルと外ノズルのスキマ。
明の一実施例の断面図、第3図は同実施例における断面
斜視図である。 1……外ノズル、2……円錐形の先端部、3……内ノズ
ル、4……多角錐の先端部、6……噴出口、8……内ノ
ズルと外ノズルのスキマ。
Claims (1)
- 【請求項1】本体は円形で先端部が多角錐でその中心に
流体の通過する開放孔をもつ内ノズルと、先端部が前記
多角錐の各辺に外接する円錐形の孔をもつとともに、先
端面が前記内ノズルの先端面と略同一面内に位置し、本
体は中心部に前記内ノズルよりわずかに大きい孔を有し
この孔に内ノズルを保持する外ノズルと、前記内ノズル
の前記多角錐の各辺と、前記外ノズルの円錐形孔とによ
り形成されたスキマに、前記外ノズルに設けた流体供給
口を経由して流体を供給し、その供給圧,供給量をコン
トロールする流体供給源とを有し、前記流体供給口から
の流体の供給により前記内ノズル,外ノズルを通して流
体を噴出し、この噴出した流体で物体を移送する流体式
フィーダーノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59197114A JPH0659934B2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | 流体式フイ−ダ−ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59197114A JPH0659934B2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | 流体式フイ−ダ−ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6175733A JPS6175733A (ja) | 1986-04-18 |
JPH0659934B2 true JPH0659934B2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=16368961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59197114A Expired - Lifetime JPH0659934B2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 | 流体式フイ−ダ−ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0659934B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5794516B2 (ja) * | 2010-12-01 | 2015-10-14 | 株式会社粉研パウテックス | 粉体の搬送装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL7110727A (ja) * | 1971-08-04 | 1973-02-06 |
-
1984
- 1984-09-20 JP JP59197114A patent/JPH0659934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6175733A (ja) | 1986-04-18 |
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