JPH065988A - 光送信器 - Google Patents
光送信器Info
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- JPH065988A JPH065988A JP4159615A JP15961592A JPH065988A JP H065988 A JPH065988 A JP H065988A JP 4159615 A JP4159615 A JP 4159615A JP 15961592 A JP15961592 A JP 15961592A JP H065988 A JPH065988 A JP H065988A
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- JP
- Japan
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- substrate
- laser module
- lead
- semiconductor laser
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/19—Details of hybrid assemblies other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/191—Disposition
- H01L2924/19101—Disposition of discrete passive components
- H01L2924/19107—Disposition of discrete passive components off-chip wires
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/14—Structural association of two or more printed circuits
- H05K1/141—One or more single auxiliary printed circuits mounted on a main printed circuit, e.g. modules, adapters
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/14—Structural association of two or more printed circuits
- H05K1/145—Arrangements wherein electric components are disposed between and simultaneously connected to two planar printed circuit boards, e.g. Cordwood modules
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/18—Printed circuits structurally associated with non-printed electric components
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波特性を損なわずガラスエポキシ基板の
熱膨張、収縮による熱応力を吸収し、リードハンダ付部
での熱疲労劣化を防止する。 【構成】 放熱面を有する半導体レーザモジュール1と
半導体レーザモジュール1の駆動IC2とを主基板3に
搭載した光送信器において、主基板3上に駆動IC2を
搭載した補助基板11を設け、半導体レーザモジュール
1の高周波信号入力リード14bと、この高周波信号入
力リード14bと同一面に整列したその他のリードと
が、電気長が最短となる形状で補助基板11に接続さ
れ、補助基板11は主基板3と凸状に湾曲したリード1
5によって接続する。これによって主基板3と補助基板
11間の熱応力を凸状のリード形状によって吸収し、高
周波信号は電気長が最短となる形状で接続したリードに
よって特性が劣化することなく入力される。
熱膨張、収縮による熱応力を吸収し、リードハンダ付部
での熱疲労劣化を防止する。 【構成】 放熱面を有する半導体レーザモジュール1と
半導体レーザモジュール1の駆動IC2とを主基板3に
搭載した光送信器において、主基板3上に駆動IC2を
搭載した補助基板11を設け、半導体レーザモジュール
1の高周波信号入力リード14bと、この高周波信号入
力リード14bと同一面に整列したその他のリードと
が、電気長が最短となる形状で補助基板11に接続さ
れ、補助基板11は主基板3と凸状に湾曲したリード1
5によって接続する。これによって主基板3と補助基板
11間の熱応力を凸状のリード形状によって吸収し、高
周波信号は電気長が最短となる形状で接続したリードに
よって特性が劣化することなく入力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光送信器に係り、特に、
熱による影響を抑えることができる高周波光送信器に関
する。
熱による影響を抑えることができる高周波光送信器に関
する。
【0002】
【従来の技術】光送信器は半導体レーザを利用して光を
送信するもので、半導体レーザはモジュールとして基板
上に搭載される。すなわち、従来のこの種の光送信器
は、図7の平面図、図8の取付部の状態を示す正面図に
示すように、半導体レーザモジュール1と、駆動回路と
しての駆動IC2と、図示しない制御回路とからなり、
これらはガラスエポキシによって成形されたガラスエポ
キシ基板3上に搭載されている。半導体レーザモジュー
ル1は内蔵された半導体レーザの温度制御用の熱電子冷
却素子から発生する熱を放熱するため、放熱用のフラン
ジ4をガラスエポキシ基板3を支持するアルミニウムか
らなる筐体5にねじ6を介して取り付けられている。一
方、半導体レーザモジュージュ1と駆動IC2はリード
を介してガラスエポキシ基板3に固定され、半導体レー
ザモジュール1は、ガラスエポキシ基板3に形成した取
付孔7に下半分を挿入した状態で固定されている。ま
た、半導体レーザモジュール1のリード8、および駆動
IC2のリード9はガラスエポキシ基板3の熱膨張、熱
収縮による熱応力を吸収するため、下方に折り曲げた形
状に形成され、特に駆動IC2のリード9は、駆動IC
2本体をガラスエポキシ基板3から離間させるように折
り曲げられて取り付けられる。
送信するもので、半導体レーザはモジュールとして基板
上に搭載される。すなわち、従来のこの種の光送信器
は、図7の平面図、図8の取付部の状態を示す正面図に
示すように、半導体レーザモジュール1と、駆動回路と
しての駆動IC2と、図示しない制御回路とからなり、
これらはガラスエポキシによって成形されたガラスエポ
キシ基板3上に搭載されている。半導体レーザモジュー
ル1は内蔵された半導体レーザの温度制御用の熱電子冷
却素子から発生する熱を放熱するため、放熱用のフラン
ジ4をガラスエポキシ基板3を支持するアルミニウムか
らなる筐体5にねじ6を介して取り付けられている。一
方、半導体レーザモジュージュ1と駆動IC2はリード
を介してガラスエポキシ基板3に固定され、半導体レー
ザモジュール1は、ガラスエポキシ基板3に形成した取
付孔7に下半分を挿入した状態で固定されている。ま
た、半導体レーザモジュール1のリード8、および駆動
IC2のリード9はガラスエポキシ基板3の熱膨張、熱
収縮による熱応力を吸収するため、下方に折り曲げた形
状に形成され、特に駆動IC2のリード9は、駆動IC
2本体をガラスエポキシ基板3から離間させるように折
り曲げられて取り付けられる。
【0003】このように構成した場合、外部から供給さ
れた高周波信号は、ストリップ線路10(または、高周
波同軸線路)を通って半導体レーザの駆動IC2に入力
され、駆動IC2からの出力である駆動用高周波信号が
半導体レーザモジュール1に印加される。
れた高周波信号は、ストリップ線路10(または、高周
波同軸線路)を通って半導体レーザの駆動IC2に入力
され、駆動IC2からの出力である駆動用高周波信号が
半導体レーザモジュール1に印加される。
【0004】なお、1Gb/s以下で動作する光送信器
の場合には上記構造においてリード8,9の曲げ形状、
寸法を最適化することでその高周波特性を満たすことが
可能になっている。
の場合には上記構造においてリード8,9の曲げ形状、
寸法を最適化することでその高周波特性を満たすことが
可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2Gb/s
以上で動作する光送信器の場合には、リード自身に2G
b/s以上の高周波信号が流れるため、リードを曲げる
とリード長が長くなり、当然インダクタンスが増加し、
インダクタンスの増加により高周波特性が損なわれると
いう欠点があった。また、基板をセラミック材質とする
ことで、発生する熱応力を低減することは可能であるが
脆性材である基板を筺体に保持することは機械的強度、
コストの面で問題があった。
以上で動作する光送信器の場合には、リード自身に2G
b/s以上の高周波信号が流れるため、リードを曲げる
とリード長が長くなり、当然インダクタンスが増加し、
インダクタンスの増加により高周波特性が損なわれると
いう欠点があった。また、基板をセラミック材質とする
ことで、発生する熱応力を低減することは可能であるが
脆性材である基板を筺体に保持することは機械的強度、
コストの面で問題があった。
【0006】この発明は、このような技術的背景に鑑み
てなされたもので、その目的は、高周波特性を損なうこ
となく、基板の熱応力を吸収することができる高周波光
送信器を提供することにある。
てなされたもので、その目的は、高周波特性を損なうこ
となく、基板の熱応力を吸収することができる高周波光
送信器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、放熱面を有する半導体レーザモジュー
ルと半導体レーザモジュールの駆動回路とを基板上に搭
載した光送信器において、基板上に駆動回路を搭載した
補助基板を設け、半導体レーザモジュールの高周波信号
入力リードと、この高周波信号入力リードと同一面に整
列したその他のリードとを電気長が最短となる形状で補
助基板に接続し、補助基板と基板とを凸状に湾曲したリ
ードによって接続した構成になっている。
め、この発明は、放熱面を有する半導体レーザモジュー
ルと半導体レーザモジュールの駆動回路とを基板上に搭
載した光送信器において、基板上に駆動回路を搭載した
補助基板を設け、半導体レーザモジュールの高周波信号
入力リードと、この高周波信号入力リードと同一面に整
列したその他のリードとを電気長が最短となる形状で補
助基板に接続し、補助基板と基板とを凸状に湾曲したリ
ードによって接続した構成になっている。
【0008】この場合、高周波信号入力リードと対向す
る面に整列したリードを、凸状に湾曲したリードによっ
て基板と接続し、基板をガラスエポキシ樹脂から、ま
た、補助基板をセラミックから成形することがのぞまし
く、さらには、補助基板の高周波信号入力リードを高周
波同軸コネクタを介し、湾曲させた高周波同軸ケーブル
によって接続することが好ましい。
る面に整列したリードを、凸状に湾曲したリードによっ
て基板と接続し、基板をガラスエポキシ樹脂から、ま
た、補助基板をセラミックから成形することがのぞまし
く、さらには、補助基板の高周波信号入力リードを高周
波同軸コネクタを介し、湾曲させた高周波同軸ケーブル
によって接続することが好ましい。
【0009】すなわち、駆動回路を構成するICパッケ
ージを熱膨張係数差が小さく、発生する熱応力を低減し
たセラミックから成る補助基板上にリードを曲げること
なく実装し、半導体レーザモジュールの高周波信号入力
リードもストレートに最短の電気長となる寸法で接続
し、外部から供給された高周波信号は柔軟性を有する高
周波同軸ケーブルによって前記セラミック補助基板の駆
動回路へ入力する構成とし、また半導体レーザモジュー
ルの高周波信号以外の電源及び直流リードは曲げ形状を
持たせセラミック補助基板が搭載されたガラスエポキシ
基板に接続する構成とした。
ージを熱膨張係数差が小さく、発生する熱応力を低減し
たセラミックから成る補助基板上にリードを曲げること
なく実装し、半導体レーザモジュールの高周波信号入力
リードもストレートに最短の電気長となる寸法で接続
し、外部から供給された高周波信号は柔軟性を有する高
周波同軸ケーブルによって前記セラミック補助基板の駆
動回路へ入力する構成とし、また半導体レーザモジュー
ルの高周波信号以外の電源及び直流リードは曲げ形状を
持たせセラミック補助基板が搭載されたガラスエポキシ
基板に接続する構成とした。
【0010】
【作用】上記手段では、外部から供給された高周波信号
の駆動回路から半導体レーザモジュールに至る経路には
曲げ形状を有するリードは存在せず、最短の電気長にて
接続され、これにより不要なインダクタンスが付加され
ないため高周波特性が損なわれることはない。また、半
導体レーザモジュールの高周波リードと同一側に配列さ
れたその他のリードはセラミック補助基板上に直線状に
接続されているが、補助基板と基板とを接続する電源お
よび直流用リードは曲げ形状を有しているため基板の膨
張、収縮による熱応力はこの基板と補助基板との接続部
および柔軟性を有する高周波同軸線路部にて吸収され
る。
の駆動回路から半導体レーザモジュールに至る経路には
曲げ形状を有するリードは存在せず、最短の電気長にて
接続され、これにより不要なインダクタンスが付加され
ないため高周波特性が損なわれることはない。また、半
導体レーザモジュールの高周波リードと同一側に配列さ
れたその他のリードはセラミック補助基板上に直線状に
接続されているが、補助基板と基板とを接続する電源お
よび直流用リードは曲げ形状を有しているため基板の膨
張、収縮による熱応力はこの基板と補助基板との接続部
および柔軟性を有する高周波同軸線路部にて吸収され
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照し、この発明の実施例につ
いて説明する。なお、以下の説明において、前述の従来
例と同一とみなせる構成要素には同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。
いて説明する。なお、以下の説明において、前述の従来
例と同一とみなせる構成要素には同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0012】実施例に係るギガビット帯で動作可能な光
送信器は、図1の平面図、および図2の搭載状態を示す
要部正面図から分かるように、ガラスエポキシ樹脂から
なるガラスエポキシ基板(以下、主基板と称する)3
と、主基板3に搭載された半導体レーザモジュール(以
下、レーザモジュールとも称する)1と、セラミック基
板(以下、補助基板と称する)11を介して主基板3に
搭載された駆動回路としての駆動IC2と、駆動IC2
に高周波信号を伝達する高周波同軸ケーブル12と、主
基板3を支持する筐体5とから基本的に構成されてい
る。
送信器は、図1の平面図、および図2の搭載状態を示す
要部正面図から分かるように、ガラスエポキシ樹脂から
なるガラスエポキシ基板(以下、主基板と称する)3
と、主基板3に搭載された半導体レーザモジュール(以
下、レーザモジュールとも称する)1と、セラミック基
板(以下、補助基板と称する)11を介して主基板3に
搭載された駆動回路としての駆動IC2と、駆動IC2
に高周波信号を伝達する高周波同軸ケーブル12と、主
基板3を支持する筐体5とから基本的に構成されてい
る。
【0013】筐体5は76.2×127×13.7mm
の大きさでアルミニウムから形成され、従来例と同様に
レーザモジュール1は放熱用のフランジ4をねじ6を介
して筐体5に固定されている。制御系電子部品が搭載さ
れた主基板3は66.6×120×1.0mmの大きさ
に成形され、筐体5にネジ13により5箇所で固定され
ている。
の大きさでアルミニウムから形成され、従来例と同様に
レーザモジュール1は放熱用のフランジ4をねじ6を介
して筐体5に固定されている。制御系電子部品が搭載さ
れた主基板3は66.6×120×1.0mmの大きさ
に成形され、筐体5にネジ13により5箇所で固定され
ている。
【0014】レーザモジュール1はギガビット帯で高速
変調動作可能な電子冷却素子内蔵形モジュールで、Ga
InAsPからなる分布帰還形レーザが搭載されてい
る。この種のレーザは、発振波長が温度依存性を持つた
めレーザの温度を制御して発振波長を安定に保つ必要が
ある。したがってレーザモジュール1に内蔵された電子
冷却素子を用いて、レーザモジュール1の温度制御を行
っている。電子冷却素子からの熱はレーザモジュール1
のパッケージ外壁面に取り付けられた前記フランジ4を
介し筐体5に放熱されるのが効果的なため、前述のよう
にフランジ4は筐体5に直接に固定されている。
変調動作可能な電子冷却素子内蔵形モジュールで、Ga
InAsPからなる分布帰還形レーザが搭載されてい
る。この種のレーザは、発振波長が温度依存性を持つた
めレーザの温度を制御して発振波長を安定に保つ必要が
ある。したがってレーザモジュール1に内蔵された電子
冷却素子を用いて、レーザモジュール1の温度制御を行
っている。電子冷却素子からの熱はレーザモジュール1
のパッケージ外壁面に取り付けられた前記フランジ4を
介し筐体5に放熱されるのが効果的なため、前述のよう
にフランジ4は筐体5に直接に固定されている。
【0015】レーザモジュール1は14ピンのコバール
からなるバタフライ型給電リード14a,14bを備え
ている。コバールの熱膨張係数は5.3×10-6/℃で
あり、リード14bの1本は高周波信号入力リード、他
のリードは直流電圧供給用リードである。直流電圧供給
用リードは、特に高周波を配慮したリード形状にする必
要がなく、機械的に無理な形状でなければ熱応力を吸収
できるように上に凸の湾曲構造にしておけばよい。ま
た、直流電圧供給用リードの内7本のリード14aは、
図2に示すように上に凸となるよう湾曲した形状にフォ
ーミングし、熱膨張係数12.5×10-6/℃の主基板
3(コバールとの熱膨張係数差は2.4倍)とスルホー
ル半田付けしている。この湾曲した構造により直流電圧
供給用リード側14aにかかる熱応力の吸収が可能とな
る。
からなるバタフライ型給電リード14a,14bを備え
ている。コバールの熱膨張係数は5.3×10-6/℃で
あり、リード14bの1本は高周波信号入力リード、他
のリードは直流電圧供給用リードである。直流電圧供給
用リードは、特に高周波を配慮したリード形状にする必
要がなく、機械的に無理な形状でなければ熱応力を吸収
できるように上に凸の湾曲構造にしておけばよい。ま
た、直流電圧供給用リードの内7本のリード14aは、
図2に示すように上に凸となるよう湾曲した形状にフォ
ーミングし、熱膨張係数12.5×10-6/℃の主基板
3(コバールとの熱膨張係数差は2.4倍)とスルホー
ル半田付けしている。この湾曲した構造により直流電圧
供給用リード側14aにかかる熱応力の吸収が可能とな
る。
【0016】一方、補助基板11はコバールを材質とす
る高周波リードを含むリード14bの熱膨張係数とほぼ
同一のセラミック材料から成形され、レーザモジュール
1のリード14bは補助基板11に半田付けにより接続
される。その際、高周波信号入力を含むリード14bは
実装上可能な限り短く(2mm)かつ直線状に補助基板
上11に半田付けされる。この構成により電気長が長く
なってインダクタンスが増加することがなくなり、高周
波信号系での高周波特性は劣化しない。また、主基板3
と補助基板11間は、図2および詳細には図3に示すよ
うに上に凸となるよう湾曲した形状のコバールからなる
接続リード15で接続する。このように接続リード15
を湾曲させることにより高周波リードを含むリード14
b側にかかる熱応力を吸収することができる。
る高周波リードを含むリード14bの熱膨張係数とほぼ
同一のセラミック材料から成形され、レーザモジュール
1のリード14bは補助基板11に半田付けにより接続
される。その際、高周波信号入力を含むリード14bは
実装上可能な限り短く(2mm)かつ直線状に補助基板
上11に半田付けされる。この構成により電気長が長く
なってインダクタンスが増加することがなくなり、高周
波信号系での高周波特性は劣化しない。また、主基板3
と補助基板11間は、図2および詳細には図3に示すよ
うに上に凸となるよう湾曲した形状のコバールからなる
接続リード15で接続する。このように接続リード15
を湾曲させることにより高周波リードを含むリード14
b側にかかる熱応力を吸収することができる。
【0017】レーザモジュール1への高周波信号の入力
は半導体レーザ駆動用GaAs−ICからなる駆動IC
2によって行われ、駆動IC2への高周波信号の入力は
筐体5に取り付けられた同軸型高周波コネクタ16より
入力され、前述の高周波同軸ケーブル12を図3に示し
たものと同様に上に凸になるよう湾曲して成形し、その
出力端部の信号線を補助基板11上に半田付けされる。
は半導体レーザ駆動用GaAs−ICからなる駆動IC
2によって行われ、駆動IC2への高周波信号の入力は
筐体5に取り付けられた同軸型高周波コネクタ16より
入力され、前述の高周波同軸ケーブル12を図3に示し
たものと同様に上に凸になるよう湾曲して成形し、その
出力端部の信号線を補助基板11上に半田付けされる。
【0018】レーザモジュール1のリード形状は有限要
素法を用いた熱応力解析結果より決定した。従来例のよ
うに鉤形に折曲したときのレーザモジュール1のリード
の直線部分の長さをL1、曲げの長さをL2とし、半田
フィレット17を図示(図4)の形状に形成し、長さL
1,L2をパラメータとした予測寿命Nfを図5に示
す。この予測寿命とは温度−40〜+85℃において何
サイクルで半田フィレット17にクラックが入るかを推
定した計算値である。図5よりL1=2mm,L2=2
mmでは1000サイクル以上の寿命が得られることが
わかる。
素法を用いた熱応力解析結果より決定した。従来例のよ
うに鉤形に折曲したときのレーザモジュール1のリード
の直線部分の長さをL1、曲げの長さをL2とし、半田
フィレット17を図示(図4)の形状に形成し、長さL
1,L2をパラメータとした予測寿命Nfを図5に示
す。この予測寿命とは温度−40〜+85℃において何
サイクルで半田フィレット17にクラックが入るかを推
定した計算値である。図5よりL1=2mm,L2=2
mmでは1000サイクル以上の寿命が得られることが
わかる。
【0019】なお、レーザモジュール1の直流電圧供給
側リード14aの形状は図6に示すようにL1a=2m
m、L2a=2mmを確保するため、上に凸の形状に湾
曲させる。これにより図5に示すような予測寿命を得る
ことができる。また、前述の図3における接続リード1
5の形状も上に凸に成形してL1b=2mm、L2b=
2mmを確保させている。これによってリード半田付部
全てに1000サイクル以上の寿命が得られ、光送信器
の寿命の向上を図ることができる。
側リード14aの形状は図6に示すようにL1a=2m
m、L2a=2mmを確保するため、上に凸の形状に湾
曲させる。これにより図5に示すような予測寿命を得る
ことができる。また、前述の図3における接続リード1
5の形状も上に凸に成形してL1b=2mm、L2b=
2mmを確保させている。これによってリード半田付部
全てに1000サイクル以上の寿命が得られ、光送信器
の寿命の向上を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、基板
上に駆動回路を搭載した補助基板を設け、半導体レーザ
モジュールの高周波信号入力リードと、この高周波信号
入力リードと同一面に整列したその他のリードとを、電
気長が最短となる形状で補助基板に接続し、さらに、補
助基板を基板と凸状に湾曲したリードによって接続した
請求項1記載の発明によれば、高周波信号入力リードは
電気長が最短となる形状で接続され、基板と補助基板と
の接続は凸状に湾曲させ、基板と補助基板との熱膨張、
熱収縮による熱応力をリードの変形によって吸収するの
で、高周波特性を損なうことなくリード半田付け部の半
田クラックや熱疲労劣化を防止することができる。
上に駆動回路を搭載した補助基板を設け、半導体レーザ
モジュールの高周波信号入力リードと、この高周波信号
入力リードと同一面に整列したその他のリードとを、電
気長が最短となる形状で補助基板に接続し、さらに、補
助基板を基板と凸状に湾曲したリードによって接続した
請求項1記載の発明によれば、高周波信号入力リードは
電気長が最短となる形状で接続され、基板と補助基板と
の接続は凸状に湾曲させ、基板と補助基板との熱膨張、
熱収縮による熱応力をリードの変形によって吸収するの
で、高周波特性を損なうことなくリード半田付け部の半
田クラックや熱疲労劣化を防止することができる。
【0021】また、請求項1における高周波信号入力リ
ードと対向する面に整列したリードを、凸状に湾曲した
リードによって基板と接続した請求項2記載の発明によ
れば、請求項1記載の発明と同様にリードの変形によっ
て熱応力を吸収するので、リード半田付け部の熱疲労劣
化を防止することができる。
ードと対向する面に整列したリードを、凸状に湾曲した
リードによって基板と接続した請求項2記載の発明によ
れば、請求項1記載の発明と同様にリードの変形によっ
て熱応力を吸収するので、リード半田付け部の熱疲労劣
化を防止することができる。
【0022】さらに、請求項1における基板をガラスエ
ポキシ樹脂から成形し、補助基板をセラミックから成形
した請求項3記載の発明によれば、従来から使用されて
いるコストの安いガラスエポキシ樹脂をそのまま使用で
きるのでコストの上昇を抑えることができる。
ポキシ樹脂から成形し、補助基板をセラミックから成形
した請求項3記載の発明によれば、従来から使用されて
いるコストの安いガラスエポキシ樹脂をそのまま使用で
きるのでコストの上昇を抑えることができる。
【0023】加えて、請求項1における補助基板の高周
波信号入力リードが高周波同軸コネクタを介し高周波同
軸ケーブルによって接続された請求項4記載の発明によ
れば、高周波同軸ケーブルを湾曲させて設置しているの
で、同様の理由によりその出力端部の信号線の半田付部
の熱疲労劣化を防止することができる。
波信号入力リードが高周波同軸コネクタを介し高周波同
軸ケーブルによって接続された請求項4記載の発明によ
れば、高周波同軸ケーブルを湾曲させて設置しているの
で、同様の理由によりその出力端部の信号線の半田付部
の熱疲労劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る光送信器の平面図である。
【図2】図1における半導体レーザモジュールと駆動I
Cの取付部を示す要部正面図である。
Cの取付部を示す要部正面図である。
【図3】実施例における基板と補助基板の接続リードの
形状を示す要部正面図である。
形状を示す要部正面図である。
【図4】実施例におけるレーザモジュールのリードの形
状を示す要部正面図である。
状を示す要部正面図である。
【図5】図4におけるリード形状の温度変化に対応する
予測寿命の推定図である。
予測寿命の推定図である。
【図6】実施例におけるレーザモジュールのリードの形
状を示す要部正面図である。
状を示す要部正面図である。
【図7】従来例にかかる光送信器の平面図である。
【図8】図7における半導体レーザモジュールと駆動I
Cの取付部を示す要部正面図である。
Cの取付部を示す要部正面図である。
1 (半導体)レーザモジュール 2 駆動IC 3 ガラスエポキシ基板(主基板) 4 フランジ 5 筐体 6 (レーサモジュール取付用の)ねじ 7 取付孔 8 (レーザモジュールの)リード 9 (駆動ICの)リード 10 ストリップ線路 11 セラミック基板(補助基板) 12 高周波同軸ケーブル 13 (主基板取付用の)ねじ 14a 直流電圧供給用リード 14b 高周波信号用リードを含むリード 15 接続リード 16 同軸型高周波コネクタ 17 半田フィレット
Claims (4)
- 【請求項1】 放熱面を有する半導体レーザモジュール
と半導体レーザモジュールの駆動回路とを基板上に搭載
した光送信器において、 基板上に駆動回路を搭載した補助基板を設け、半導体レ
ーザモジュールの高周波信号入力リードと、この高周波
信号入力リードと同一面に整列したその他のリードと
が、電気長が最短となる形状で補助基板に接続され、補
助基板は基板と凸状に湾曲したリードによって接続され
ていることを特徴とする光送信器。 - 【請求項2】 前記高周波信号入力リードと対向する面
に整列したリードを、凸状に湾曲したリードによって基
板と接続したことを特徴とする請求項1記載の光送信
器。 - 【請求項3】 基板がガラスエポキシ基板からなり、補
助基板がセラミック基板からなることを特徴とする請求
項1記載の光送信器。 - 【請求項4】 補助基板の高周波信号入力リードは高周
波同軸コネクタを介し、湾曲させて設置した高周波同軸
ケーブルによって接続されていることを特徴とする請求
項1記載の光送信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159615A JPH065988A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 光送信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4159615A JPH065988A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 光送信器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065988A true JPH065988A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15697588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4159615A Pending JPH065988A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 光送信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018054929A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 住友大阪セメント株式会社 | 光変調器、及び光送信装置 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4159615A patent/JPH065988A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018054929A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 住友大阪セメント株式会社 | 光変調器、及び光送信装置 |
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