JPH0659793U - 粉粒体乾燥装置 - Google Patents

粉粒体乾燥装置

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JPH0659793U
JPH0659793U JP578993U JP578993U JPH0659793U JP H0659793 U JPH0659793 U JP H0659793U JP 578993 U JP578993 U JP 578993U JP 578993 U JP578993 U JP 578993U JP H0659793 U JPH0659793 U JP H0659793U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥能力が大きく設置面積が小さくて済む粉
粒体乾燥装置を提供する。 【構成】 基部を弾性支持された縦型の円筒体5の周囲
にトラフ6をらせん状に巻付け、円筒体5を加振する加
振機7を具備して成る粉粒体搬送用の垂直らせん振動コ
ンベヤ1の、頂部およびトラフ付設部外周を、頂部カバ
−20および側部カバ−21,22で被覆して、トラフ
6に沿つて延びるらせん状の空気流通路30を形成す
る。この空気流通路30の一端部に給気口31を、他端
部に排気口32を、それぞれ設け、給気口31を熱風発
生機40の熱風吐出口41に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は粉体、粒体、または両者の混合体を、乾燥する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被覆電線の不良品や配線作業に伴つて発生する被覆電線の切れ端、既設被覆電 線の撤去に伴つて発生する中古電線等の廃電線は、主として導体(銅線)のリサ イクルのために、小粒体状に破砕後選別して導体分を選別分離することがおこな われるようになつた。そしてこの選別方法としては、発明者の研究によると、小 角度傾斜させた振動コンベヤの直線状のトラフ上に水を流し、この水流中に被覆 材と導体の混合粒体を投入して振動するトラフ上で比重選別をおこない、水と共 に流出する被覆材とは反対の方向に導体を分離搬出する方法が、確実容易に選別 がおこなえて特に好ましいということが判明した。
【0003】 ところが上記選別方法によつて連続的に得られる導体粒子は水に濡れた状態な ので、これを乾燥する必要がある。そしてこの粒体を連続的に乾燥処理する従来 の装置としては、ロ−タリ−キルンが一般的であるが、乾燥用の高温ガスはキル ンの中心部を筒抜け状に通過するため、被乾燥粒体との接触が不充分で熱効率が 低く、横長のキルンを長尺とする必要があるので設置面積がかさみ、また高温ガ スとしてはバ−ナの燃焼ガスをそのまま使用することが多いので、燃焼ガス中の すすの付着や亜硫酸ガス等に起因する腐食のために、導体粒子(銅)が変色変質 して商品価値を下げるという問題もあつた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記従来の問題点を解決するもので、乾燥能力が大きく設置面積が 小さくて済む粉粒体乾燥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するためにこの考案の粉粒体乾燥装置は、基部を弾性支持され た縦型の円筒体の周囲にトラフをらせん状に巻付け、前記円筒体を加振する加振 機を具備して成る粉粒体搬送用の垂直らせん振動コンベヤの、頂部および前記ト ラフ付設部外周をカバ−で被覆して、前記トラフに沿つて延びるらせん状の空気 流通路を形成し、この空気流通路の一端部に給気口を、他端部に排気口をそれぞ れ設け、前記給気口を熱風発生機の熱風吐出口に接続したことを特徴とする。
【0006】 この考案においては、垂直らせんコンベヤを被覆するカバ−を、垂直らせん振 動コンベヤの円筒体の頂部に取付けられる円板状の頂部カバ−と、垂直らせん振 動コンベヤのトラフ付設部外周および前記頂部カバ−の外周に着脱自在に嵌装さ れる側部カバ−とで構成すると、トラフ部の点検清掃が容易なので好ましい。
【0007】 またこの考案においては、空気流通路の排気口を熱風発生機の空気吸込口に接 続すると、熱効率がさらに向上し好ましい。
【0008】
【作用】
この考案の粉粒体乾燥装置においては、熱風発生機の発する熱風は給気口から 流入してらせん状の空気流通路内を流れ排気口から流出する。粉粒体は垂直らせ ん振動コンベヤのトラフ上を加振機により加振されながら搬送され、振動しなが ら搬送される粉粒体は、断面積の小さい空気流通路内を流れる熱風流と活発に接 触し、効率よく熱交換がおこなわれ良好な乾燥作用が得られる。また狭い設置面 積上においても、らせん状のトラフおよび空気流通路によつて、粉粒体と熱風の 長い接触距離が得られ、大きな乾燥能力が得られる。
【0009】
【実施例】
以下図1乃至図4によりこの考案の一実施例を説明する。図中、1は垂直らせ ん振動コンベヤで、基台2にばね3を介して弾性支持した振動台4上に、縦型の 円筒体5の基部を固着し、この円筒体5の円周部に、断面L字形のトラフ6をら せん状に巻付固着し、振動台4には振動モ−タから成る加振機7を取付けたもの である。8は円筒体5の下部に固着した円板状の基板で、中央を円筒体5が貫通 しており、トラフ6の下端部6aに連通し該トラフ内に粒体60を供給するため のシユ−ト9が、基板8上に立設固着してある。またトラフ6の上端部6bには 、乾燥した粒体を送出する角筒状の送出路10が連設され、その端部には排出口 11が開口している。
【0010】 20は円板状のステンレス板製の頂部カバ−で、その外径(詳しくはつば部外 径)寸法はトラフ6の外径寸法と等しく、円筒体5の頂部に固着してある。21 ,22は半円筒状のステンレス板製の側部カバ−で、その内径寸法はトラフ6の 外径寸法にほぼ等しくしてあり、重ね合せ部23と24を除く中間部は二重構造 とし、内部に断熱材25を充填してある。そして重ね合せ部23,24には、送 出路10およびシユ−ト9の基部に嵌合する切欠を設けてある。26は掛け金式 の錠(パツチン錠)で、この錠の掛け外しにより、側部カバ−21,22は、円 筒状となつてトラフ6および頂部カバ−20の外周部を包囲し、あるいは半割り 円筒状に側方へ取外すことができる。
【0011】 30は、側部カバ−21および22を図示のように被着した状態で、該側部カ バ−と上下に隣り合うトラフ6と円筒体5の外周とによつて包囲されて形成され た、らせん状の空気流通路で、トラフ6の下端部6aから上端部6bにかけてト ラフ6に沿つて延び、頂部カバ−20によつて上端部30bを閉鎖されている。
【0012】 31は側部カバ−21に設けた給気口で、空気流通路30の下端部30aに連 通しており、電熱式の熱風発生機40の熱風吐出口41に、図示しない可撓配管 により接続されている。また32は円筒体5の頂部側面に切欠状に設けた排気口 で、空気流通路30の上端部30bに連通しており、この排気口32からの排気 は、円筒体5内を下向きに流れ、円筒体下端部の排気穴33から排気管34を経 て流出し、排気出口35に接続した熱風発生機40の空気吸込口42へと吸引さ れ、再加熱後熱風として供給される循環流を形成するようになつている。
【0013】 上記構成の粒体乾燥装置50によつて、廃電線の破砕品から選別した水で濡れ た粒状の導体から成る粒体60の乾燥をおこなうには、加振機7および熱風発生 機40を運転し、粒体60をシユ−ト9内に装入する。加振されたトラフ6によ つて、粒体60は振動しつつトラフ6上を上方へと搬送され、熱風発生機40か ら送入されトラフ6に沿う空気流通路30内を上昇流として流れる熱風によつて 、加熱乾燥され送出路10の排出口11から乾燥粒体として取出される。
【0014】 この実施例においては、側部カバ−21,22を着脱自在としたので、トラフ 6内の点検や清掃が容易であり、また電熱式の熱風発生機40を用いたので、燃 焼ガスを直接送入するのに比べて粒体60の変色や変質が少ないという長所を有 するものである。さらに排気口32からの排気流を熱風発生機40の空気吸込口 42へ還流させる循環方式としたので、熱効率が特にすぐれ好ましいものである 。
【0015】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たとえば空気流通路30の 排気口32は、図2に鎖線51あるいは52で示すように外方に向つて設け、配 管によつて熱風発生機40の空気吸込口42に接続してもよいし、そのまま空中 へ排気してもよい。
【0016】 また空気流通路30の上端部30bに熱風の給気口を、下端部30aに排気口 を、それぞれ設けて、熱風を下向きに流通させるようにしてもよい。また垂直ら せん振動コンベヤ1としては、粉粒体をらせん状のトラフ6に沿つて下向きに搬 送する形式のものとしてもよく、この場合はシユ−ト9をトラフ6上端部に、送 出路10をトラフ6の下端部に、それぞれ設ければよい。
【0017】 さらに加振機7としては電磁振動式など、他形式のものを用いてもよい。また 頂部カバ−20は円筒体5に着脱するようにしてもよく、さらには側部カバ−2 1,22をこのままあるいは円筒状に一体化して、トラフ6や頂部カバ−20に 溶接やねじ止めにより固着する構成としてもよい。
【0018】 またこの考案は、廃電線の導体粒の乾燥装置のほか、鉄、アルミその他の金属 片や、木材チツプ、あるいはプラスチツク、薬品、食品などの粒体や粉体など、 広く各種粉粒体の乾燥装置に適用できるものである。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、垂直らせん振動コンベヤのトラフに沿 つて振動しながら搬送される粉粒体は、トラフに沿つて延びるらせん状の空気流 通路内を流れる熱風によつて効果的に加熱乾燥され、設置面積の小さい装置によ つて大きな乾燥能力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す粒体乾燥装置の一部
切欠正面図である。
【図2】図1の粒体乾燥装置の矢視A−A側面図であ
る。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1…垂直らせん振動コンベヤ、3…ばね、4…振動台、
5…円筒体、6…トラフ、7…加振機、9…シユ−ト、
10…送出路、11…排出口、20…頂部カバ−、21
…側部カバ−、22…側部カバ−、30…空気流通路、
30a…下端部、30b…上端部、31…給気口、32
…排気口、40…熱風発生機、41…熱風吐出口、42
…空気吸込口、50…粒体乾燥装置、60…粒体。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部を弾性支持された縦型の円筒体の周
    囲にトラフをらせん状に巻付け、前記円筒体を加振する
    加振機を具備して成る粉粒体搬送用の垂直らせん振動コ
    ンベヤの、頂部および前記トラフ付設部外周をカバ−で
    被覆して、前記トラフに沿つて延びるらせん状の空気流
    通路を形成し、この空気流通路の一端部に給気口を、他
    端部に排気口をそれぞれ設け、前記給気口を熱風発生機
    の熱風吐出口に接続したことを特徴とする粉粒体乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】 カバ−が、垂直らせん振動コンベヤの円
    筒体の頂部に取付けられる円板状の頂部カバ−と、垂直
    らせん振動コンベヤのトラフ付設部外周および前記頂部
    カバ−の外周に着脱自在に嵌装される側部カバ−とから
    成る請求項1記載の粉粒体乾燥装置。
  3. 【請求項3】 空気流通路の排気口を、熱風発生機の空
    気吸込口に接続した請求項1または2記載の粉粒体乾燥
    装置。
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