JP2517116Y2 - 粉粒体乾燥装置 - Google Patents

粉粒体乾燥装置

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JP2517116Y2
JP2517116Y2 JP1993005789U JP578993U JP2517116Y2 JP 2517116 Y2 JP2517116 Y2 JP 2517116Y2 JP 1993005789 U JP1993005789 U JP 1993005789U JP 578993 U JP578993 U JP 578993U JP 2517116 Y2 JP2517116 Y2 JP 2517116Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は粉体、粒体、または両
者の混合体を、乾燥する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被覆電線の不良品や配線作業に伴つて発
生する被覆電線の切れ端、既設被覆電線の撤去に伴つて
発生する中古電線等の廃電線は、主として導体(銅線)
のリサイクルのために、小粒体状に破砕後選別して導体
分を選別分離することがおこなわれるようになつた。そ
してこの選別方法としては、発明者の研究によると、小
角度傾斜させた振動コンベヤの直線状のトラフ上に水を
流し、この水流中に被覆材と導体の混合粒体を投入して
振動するトラフ上で比重選別をおこない、水と共に流出
する被覆材とは反対の方向に導体を分離搬出する方法
が、確実容易に選別がおこなえて特に好ましいというこ
とが判明した。
【0003】ところが上記選別方法によつて連続的に得
られる導体粒子は水に濡れた状態なので、これを乾燥す
る必要がある。そしてこの粒体を連続的に乾燥処理する
従来の装置としては、ロータリーキルンが一般的である
が、乾燥用の高温ガスはキルンの中心部を筒抜け状に通
過するため、被乾燥粒体との接触が不充分で熱効率が低
く、横長のキルンを長尺とする必要があるので設置面積
がかさみ、また高温ガスとしてはバーナの燃焼ガスをそ
のまま使用することが多いので、燃焼ガス中のすすの付
着や亜硫酸ガス等に起因する腐食のために、導体粒子
(銅)が変色変質して商品価値を下げるという問題もあ
つた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記従来の
問題点を解決するもので、乾燥能力が大きく設置面積が
小さくて済む粉粒体乾燥装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの考案の粉粒体乾燥装置は、基部を弾性支持された
縦型の円筒体の周囲にトラフをらせん状に巻付け、前記
円筒体を加振する加振機を具備して成る粉粒体搬送用の
垂直らせん振動コンベヤの、頂部および前記トラフ付設
部外周をカバーで被覆して、前記トラフに沿つて延びる
らせん状の空気流通路を形成し、この空気流通路の一端
部に設けた給気口を熱風発生機の熱風吐出口に接続する
とともに、前記円筒体の頂部側面に、前記空気流通路の
上端部に連通する排気口を設け、前記円筒体の下端部に
設けた排気穴を前記熱風発生機の空気吸込口に接続した
ことを特徴とする。
【0006】この考案においては、垂直らせんコンベヤ
を被覆するカバーを、垂直らせん振動コンベヤの円筒体
の頂部に取付けられる円板状の頂部カバーと、垂直らせ
ん振動コンベヤのトラフ付設部外周および前記頂部カバ
ーの外周に着脱自在に嵌装される側部カバーとで構成す
ると、トラフ部の点検清掃が容易なので好ましい。
【0007】
【作用】 この考案の粉粒体乾燥装置においては、熱風発
生機の発する熱風は給気口から流入してらせん状の空気
流通路内を流れ排気口から流出する。粉粒体は垂直らせ
ん振動コンベヤのトラフ上を加振機により加振されなが
ら搬送され、振動しながら搬送される粉粒体は、断面積
の小さい空気流通路内を流れる熱風流と活発に接触し、
効率よく熱交換がおこなわれ良好な乾燥作用が得られ
る。また狭い設置面積上においても、らせん状のトラフ
および空気流通路によつて、粉粒体と熱風の長い接触距
離が得られ、大きな乾燥能力が得られる。
【0008】また空気流通路内を流れ粉粒体を乾燥させ
た熱風は、排気口から円筒体内に流入し、高温の円筒体
内を下向流として流れて温度低下の少ない状態で熱風発
生機の空気吸込口へ還流されるので、高い熱効率が得ら
れる。
【0009】
【実施例】以下図1乃至図4によりこの考案の一実施例
を説明する。図中、1は垂直らせん振動コンベヤで、基
台2にばね3を介して弾性支持した振動台4上に、縦型
の円筒体5の基部を固着し、この円筒体5の円周部に、
断面L字形のトラフ6をらせん状に巻付固着し、振動台
4には振動モータから成る加振機7を取付けたものであ
る。8は円筒体5の下部に固着した円板状の基板で、中
央を円筒体5が貫通しており、トラフ6の下端部6aに
連通し該トラフ内に粒体60を供給するためのシユート
9が、基板8上に立設固着してある。またトラフ6の上
端部6bには、乾燥した粒体を送出する角筒状の送出路
10が連設され、その端部には排出口11が開口してい
る。
【0010】20は円板状のステンレス板製の頂部カバ
ーで、その外径(詳しくはつば部外径)寸法はトラフ6
の外径寸法と等しく、円筒体5の頂部に固着してある。
21,22は半円筒状のステンレス板製の側部カバー
で、その内径寸法はトラフ6の外径寸法にほぼ等しくし
てあり、重ね合せ部23と24を除く中間部は二重構造
とし、内部に断熱材25を充填してある。そして重ね合
せ部23,24には、送出路10およびシユート9の基
部に嵌合する切欠を設けてある。26は掛け金式の錠
(パツチン錠)で、この錠の掛け外しにより、側部カバ
ー21,22は、円筒状となつてトラフ6および頂部カ
バー20の外周部を包囲し、あるいは半割り円筒状に側
方へ取外すことができる。
【0011】30は、側部カバー21および22を図示
のように被着した状態で、該側部カバーと上下に隣り合
うトラフ6と円筒体5の外周とによつて包囲されて形成
された、らせん状の空気流通路で、トラフ6の下端部6
aから上端部6bにかけてトラフ6に沿つて延び、頂部
カバー20によつて上端部30bを閉鎖されている。
【0012】31は側部カバー21に設けた給気口で、
空気流通路30の下端部30aに連通しており、電熱式
の熱風発生機40の熱風吐出口41に、図示しない可撓
配管により接続されている。また32は円筒体5の頂部
側面に切欠状に設けた排気口で、空気流通路30の上端
部30bに連通しており、この排気口32からの排気
は、円筒体5内を下向きに流れ、円筒体下端部の排気穴
33から排気管34を経て流出し、排気出口35に接続
した熱風発生機40の空気吸込口42へと吸引され、再
加熱後熱風として供給される循環流を形成するようにな
つている。
【0013】上記構成の粒体乾燥装置50によつて、廃
電線の破砕品から選別した水で濡れた粒状の導体から成
る粒体60の乾燥をおこなうには、加振機7および熱風
発生機40を運転し、粒体60をシユート9内に装入す
る。加振されたトラフ6によつて、粒体60は振動しつ
つトラフ6上を上方へと搬送され、熱風発生機40から
送入されトラフ6に沿う空気流通路30内を上昇流とし
て流れる熱風によつて、加熱乾燥され送出路10の排出
口11から乾燥粒体として取出される。
【0014】一方、排気口32からの排気流は、円筒体
5内を下向流として流れて排気管34を経て熱風発生機
40の空気吸込口42へ還流されるが、円筒体5は空気
流通路30内を上昇流として流れる熱風により高温に加
熱されているので、たとえば図2に鎖線51あるいは5
2で示すように外方に向つて設けた排気口を長い配管
よつて熱風発生機40の空気吸込口42に接続する循環
方式に比べて、熱風発生機に還流される排気流の温度低
下が少なく、高い熱効率が得られるのである。
【0015】この実施例においては、側部カバー21,
22を着脱自在としたので、トラフ6内の点検や清掃が
容易であり、また電熱式の熱風発生機40を用いたの
で、燃焼ガスを直接送入するのに比べて粒体60の変色
や変質が少ないという長所を有するものである。
【0016】この考案は上記実施例に限定されるもので
はなく、たとえば垂直らせん振動コンベヤ1としては、
粉粒体をらせん状のトラフ6に沿つて下向きに搬送する
形式のものとしてもよく、この場合はシユート9をトラ
フ6上端部に、送出路10をトラフ6の下端部に、それ
ぞれ設ければよい。
【0017】さらに加振機7としては電磁振動式など、
他形式のものを用いてもよい。また頂部カバー20は円
筒体5に着脱するようにしてもよく、さらには側部カバ
ー21,22をこのままあるいは円筒状に一体化して、
トラフ6や頂部カバー20に溶接やねじ止めにより固着
する構成としてもよい。
【0018】またこの考案は、廃電線の導体粒の乾燥装
置のほか、鉄、アルミその他の金属片や、木材チツプ、
あるいはプラスチツク、薬品、食品などの粒体や粉体な
ど、広く各種粉粒体の乾燥装置に適用できるものであ
る。
【0019】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
垂直らせん振動コンベヤのトラフに沿つて振動しながら
搬送される粉粒体は、トラフに沿つて延びるらせん状の
空気流通路内を流れる熱風によつて効果的に加熱乾燥さ
れ、設置面積の小さい装置によつて大きな乾燥能力を得
ることができる。また空気流通路内を流れ粉粒体を乾燥
させた熱風は、高温の円筒体内を下向流として流れたの
ち熱風発生機の空気吸込口へ還流されるので、高い熱効
率が得られる。
【0020】 さらに請求項2記載の考案によれば、らせ
ん状の空気流通路の側壁部を形成する側部カバーを取外
すことによりトラフ部全周を露出させることができ、ト
ラフ部の点検や清掃を容易におこなえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す粒体乾燥装置の一部
切欠正面図である。
【図2】図1の粒体乾燥装置の矢視A−A側面図であ
る。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1…垂直らせん振動コンベヤ、3…ばね、4…振動台、
5…円筒体、6…トラフ、7…加振機、9…シユート、
10…送出路、11…排出口、20…頂部カバー、21
…側部カバー、22…側部カバー、30…空気流通路、
30a…下端部、30b…上端部、31…給気口、32
…排気口、33…排気穴、40…熱風発生機、41…熱
風吐出口、42…空気吸込口、50…粒体乾燥装置、6
0…粒体。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部を弾性支持された縦型の円筒体の周
    囲にトラフをらせん状に巻付け、前記円筒体を加振する
    加振機を具備して成る粉粒体搬送用の垂直らせん振動コ
    ンベヤの、頂部および前記トラフ付設部外周をカバーで
    被覆して、前記トラフに沿つて延びるらせん状の空気流
    通路を形成し、この空気流通路の一端部に設けた給気口
    を熱風発生機の熱風吐出口に接続するとともに、前記円
    筒体の頂部側面に、前記空気流通路の上端部に連通する
    排気口を設け、前記円筒体の下端部に設けた排気穴を前
    記熱風発生機の空気吸込口に接続したことを特徴とする
    粉粒体乾燥装置。
  2. 【請求項2】 カバーが、垂直らせん振動コンベヤの円
    筒体の頂部に取付けられる円板状の頂部カバーと、垂直
    らせん振動コンベヤのトラフ付設部外周および前記頂部
    カバーの外周に着脱自在に嵌装される側部カバーとから
    成る請求項1記載の粉粒体乾燥装置。
JP1993005789U 1993-01-26 1993-01-26 粉粒体乾燥装置 Expired - Lifetime JP2517116Y2 (ja)

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