JPH065974U

JPH065974U - マーキングクリップ

Info

Publication number: JPH065974U
Application number: JP5544292U
Authority: JP
Inventors: 繁平田
Original assignee: 繁平田
Priority date: 1992-06-29
Filing date: 1992-06-29
Publication date: 1994-01-25

Abstract

(57)【要約】【目的】この考案は、手帳や本、書類などのページ
の中の注目している行、または箇所にとり付けることに
より、その行、または箇所に、一時的にマーク（印）を
つけることを可能にしたクリップに関するものである。【構成】折り曲げ箇所（２）に膨らみを持たせるよ
うに、プラスチック板（１）を折り曲げて、マーキング
クリップを作製する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、手帳や本、書類などのページの中の注目している行、または箇所に取り付けることにより、その行、または箇所に、一時的にマーク（印）を付けることを目的としたクリップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

手帳や本、書類などのページの中の注目している行、または箇所に、マークを付ける場合、従来は、鉛筆や色付きペン、マーキングペン（ラインマーカー）などによって、マークを書き込む方法がとられてきた。しかし、紙にマークを直接書き込むのは都合の悪い場合もあった。また、特殊粘着剤を使用した付箋紙を貼る方法もあり、その方法によれば、書類を汚したり傷めたりすることがないが、１度使用した付箋紙は粘着力が弱くなるため、２度目以降の使用では剥がれやすいという欠点があった。そこで、より簡単にマークをつけたり、それを取り除いたりする方法として、１枚のプラスチック板を２つに折り曲げたり、２枚のプラスチック板の一端を接着したりする方法によって作製したマーキングクリップが既に考案されている（出願番号：実願平４−２７７３７）。このマーキングクリップは、接し合う２枚のプラスチック板の間に紙を挟み込む方法によって、紙の端に取り付けるため、紙を傷めることがなく、また、粘着剤などを使用していないため、繰り返し使用しても、外れやすくなるようなことがない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このマーキングクリップは、前述のいずれの形状の場合にも、２枚のプラスチック板が隙間なく接しており、その間に紙を深く挟み込むと、きつくはまり過ぎてしまい、しばしば取り外すのに苦労することがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

折り曲げ箇所（２）に膨らみを持たせるようにプラスチック板（１）を折り曲げてマーキングクリップを作製する。

【０００５】

【作用】

本考案は手帳や本、書類などのページの注目している行、または箇所にマークをつける目的で、そのページ（紙）の端をマーキングクリップで挟み込むようにして取り付けるが、図１に示したように、折り曲げ箇所（２）に膨らみがあるため、図２のように、紙にマーキングクリップを深く差し込んでも、マーキングクリップがきつくはまり過ぎることがなく、その取り付け、取り外しがスムーズに行なえる。

【０００６】

【実施例】

図１に示したように、折り曲げ箇所（２）が膨らみを持ち、そこから先の部分はきれいに合わさるように、１枚のプラスチック板（１）を折り曲げる。

【０００７】

【考案の効果】

折り曲げ箇所（２）に膨らみを持たせたことにより、紙にマーキングクリップを深く差し込んでもきつくはまり過ぎることがなくなり、マーキングクリップの取り付け、取り外しがスムーズに行なえるようになった。またそれにより、紙を傷めることがなくなった。さらに従来のように、単に１枚のプラスチック板を２つに折り曲げたり、２枚のプラスチック板の一端を接着したりする方法によって作製したものよりも、マーキングクリップの耐久性が高くなった。折り曲げ箇所に膨らみを持たせることによって耐久性が向上することは、同様な構造が炭ばさみの折り曲げ箇所などに利用されていることがらも明らかである。また、折り曲げ箇所（２）の膨らみにより、マーキングクリップを指でつまみやすくなった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の使用斜視図

【符号の説明】

１は、プラスチック板２は、折り曲げ箇所３は、紙

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】折り曲げ箇所（２）に膨らみを持たせる
ようにプラスチック板（１）を折り曲げて作製したマー
キングクリップ