JP3019165U - 爪飾り指輪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】爪の表面を装飾するとともに、指先に指輪のよ
うに取り付けるようにした爪飾り指輪に関する。 【構成】爪覆い部と、関節位置に開口部分を設けて爪覆
い部の後方に延長したストッパと、これらを指に保持す
るためのリング部を有するようにしたことを特徴とす
る。 【効果】リング部が爪覆い部と、爪覆い部の後方に延長
したストッパとの間に取り付けられているので、爪覆い
部が浮き上がってしまうことがない。しかも爪覆い部と
ストッパとの間には開口部分が設けてあって、指先を曲
げる場合にもほとんど支障がなく、使いやすい爪飾り指
輪を提供することができるようになった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は爪の表面を装飾するとともに、指先に指輪のように取り付けるよう にした爪飾り指輪に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、爪飾りとしては、実開平３−８１０１０号公報記載のような、爪の表面 にフィットする爪と類似した形状の装飾部材を、取り付け手段により爪の表面に 取り付け可能としたものが知られている。そしてこの取り付け手段として、（１ ）両面テープや、（２）リング状ワイヤが例示されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記（１）の両面テープによるものにおいては、着脱の際に爪 が両面テープの粘着力によって傷付けられたり、容易に取り外しができなかった りするという欠点があった。

【０００４】 また上記（２）のリング状ワイヤによるものにおいては、着脱が容易であると いうメリットが認められるものの、指先から外れやすいという欠点があった。

【０００５】 また、爪と類似した形状の装飾部材の爪の表面への密着性が悪いという欠点も あった。すなわち、リング状ワイヤが装飾部材の一端に取り付けられているので 、その位置を支点として浮き上がりやすく、装飾部材先端と爪の先端との間にす き間ができて見映えが悪いという問題が生じやすかった。

【０００６】 この考案は従来例の上記欠点を解消しようとするもので、着脱が容易であるこ とはもちろん、指先から外れにくく、かつ爪の表面への密着性に優れた爪飾り指 輪を提供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案の爪飾り指輪は、爪覆い部と、関節位置に開口部分を設けて 爪覆い部の後方に延長したストッパと、これらを指に保持するためのリング部を 有するようにしたことを特徴とするものである。

【０００８】

【作用】

この考案の爪飾り指輪は以上のように構成したので、着脱が容易であることは もちろん、指先から外れにくく、かつ爪の表面への密着性に優れた爪飾り指輪を 提供することができるようになった。

【０００９】 すなわち、リング部が爪覆い部と、爪覆い部の後方に延長したストッパとの間 に取り付けられているので、爪覆い部が浮き上がってしまうことがない。しかも 爪覆い部とストッパとの間には開口部分が設けてあって、指先を曲げる場合にも ほとんど支障がなく、使いやすい爪飾り指輪を提供することができるようになっ た。

【００１０】

【実施例】

次に、この考案に係る爪飾り指輪の一実施例を図面に基いて述べる。

【００１１】 図１ないし図３において、１は爪飾り指輪で、この爪飾り指輪１は金やプラチ ナ等の貴金属で形成されている。そして爪飾り指輪１は、爪覆い部２と、関節位 置に開口部分４を設けて爪覆い部２の後方に延長したストッパ３と、これらを指 １１に保持するためのリング部５を有している。

【００１２】 爪覆い部２は、ほぼ爪１２の形状に応じた形状に成形されている。そして図に おいては金の板状体内にワンポイントマークとして星形にプラチナが植設された デザインを示している。

【００１３】 爪覆い部２の後方に延長したストッパ３は、爪覆い部２と一体に形成され、爪 覆い部２との間の関節位置には開口部分４が設けられている。このストッパ３は 、指先を折り曲げた際に爪１２の表面から爪覆い部２が離れるとしても、指１１ を元に戻したときに爪１２の部分から爪覆い部２が離れたままにならないように 機能する。

【００１４】 また上記開口部分４は、指先を折り曲げたときに指の関節が突き出すのを許容 し、指の動きを無理なく行なわせることができる。

【００１５】 爪飾り指輪１を指１１に保持するためのリング部５は、指１１の腹に沿って端 部を折り曲げ、指１１を挟着するように構成していろんな指の太さに対応できる フリーサイズタイプとしてある。

【００１６】 図４はこの考案の爪飾り指輪の他の実施例を示すもので、爪飾り指輪１の爪覆 い部２にはプラチナの板状体内にハート形に金が植設されたデザインが施されて いる。もちろんこれらのデザインに限らず、波形（ウエーブ）や網形、菱形、そ の他適宜の形状に形成することができ、プレス加工や彫金等の技法により容易に 形成することが可能である。

【００１７】 この例ではリング部５は完全なリング状に形成してあり、指１１を通すように なっている。

【００１８】 図５はこの考案の爪飾り指輪のさらに他の実施例を示すもので、爪飾り指輪１ の爪覆い部２にはプラチナの板状体内に蝶々の形状に金が植設されたデザインが 施されている。

【００１９】 この考案の爪飾り指輪の使用に際しては、爪飾り指輪１をリング部５を指１１ の腹に沿って折り曲げて保持するだけでよい。また、リング部５が完全なリング 状の場合は指１１を通せばよい。

【００２０】 なお、爪飾り指輪１を指１１から外す場合には、単にその逆の操作を行なえば よい。

【００２１】

【考案の効果】

この考案の爪飾り指輪は以上のように構成したので、着脱が容易であることは もちろん、指先から外れにくく、かつ爪の表面への密着性に優れた爪飾り指輪を 提供することができるようになった。

【００２２】 すなわち、リング部が爪覆い部と、爪覆い部の後方に延長したストッパとの間 に取り付けられているので、爪覆い部が浮き上がってしまうことがない。しかも 爪覆い部とストッパとの間には開口部分が設けてあって、指先を曲げる場合にも ほとんど支障がなく、使いやすい爪飾り指輪を提供することができるようになっ た。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の爪飾り指輪の一実施例を示す斜視図
である。

【図２】その平面図である。

【図３】使用状態の側面図である。

【図４】この考案の爪飾り指輪の他の実施例を示す平面
図である。

【図５】この考案の爪飾り指輪のさらに他の実施例を示
す平面図である。

【符号の説明】

１ 爪飾り指輪 ２ 爪覆い部 ３ ストッパ ４ 開口部分 ５ リング部 １１ 指 １２ 爪

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 爪覆い部と、関節位置に開口部分を設け
   て爪覆い部の後方に延長したストッパと、これらを指に
   保持するためのリング部を有するようにしたことを特徴
   とする爪飾り指輪。