JPH065972A - 位相シフト型回折格子の製造方法 - Google Patents

位相シフト型回折格子の製造方法

Info

Publication number
JPH065972A
JPH065972A JP15950692A JP15950692A JPH065972A JP H065972 A JPH065972 A JP H065972A JP 15950692 A JP15950692 A JP 15950692A JP 15950692 A JP15950692 A JP 15950692A JP H065972 A JPH065972 A JP H065972A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
resist
insulating film
diffraction grating
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15950692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Kobayashi
秀俊 小林
Hidenori Kamei
英徳 亀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP15950692A priority Critical patent/JPH065972A/ja
Publication of JPH065972A publication Critical patent/JPH065972A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、精度が高く、且つ工程が簡略化さ
れた位相シフト型回折格子の製造方法を提供することを
目的とする。 【構成】 まず、第2の領域(6)との境界(4)に接
するようにレチクルの位置合せを行った上で、第1の領
域(5)を覆う第2のレジストのパターン(7)が形成
される。次に、この第1の領域(5)に形成された第2
のレジストのパターン(7)をマスクとして、セルフア
ライン手法で第2の領域(6)を覆う絶縁膜のパターン
(8)が形成される。したがって、絶縁膜のパターン
(8)はレチクルの位置合せを行うことなく形成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回折格子の製造方法に
関し、特に、半導体レーザの単一モード発振に利用でき
る位相シフト型回折格子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位相シフト型回折格子の製造方法
(特開平2−224386号公報)を、図4の工程図を
用いて説明する。まず、基板11上に絶縁膜12を堆積
させて、一般的な干渉露光法を用いて回折格子のパター
ンを形成する。次に、このパターン上にレジスト13を
塗布し、絶縁膜12の表面の一部が露出するようにレジ
スト13をスライトエッチする(図4(a))。そし
て、格子形状の絶縁膜12およびレジスト13の上にレ
ジスト14を塗布し、レチクルの位置合せを行った後に
露光して、基板11の共振器長方向の左半分のレジスト
14を除去する。さらに、基板11の左半分の絶縁膜1
2を除去して、レジスト13、14をマスクとして、基
板11をエッチングする(図4(b))。その後すべて
のレジストを除去して、基板11上にレジスト15を塗
布する。そして、再びレチクルの位置合せを行った後に
露光して、基板11の右半分のレジスト15を除去す
る。さらに、絶縁膜12とレジスト15をマスクとし
て、基板11をエッチングする(図4 (c))。従来
は、このような工程で位相シフト型の回折格子(図4
(d))を製造していた。
【0003】また、他の製造方法として、レジストの屈
折率を利用し、かつ基板を傾けることによって位相シフ
ト部を形成する方法もあった(特開平2−13945号
公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の回折
格子の製造方法では、基板の共振器長方向の右半分を覆
うレジストと左半分を覆うレジストとをそれぞれ個別の
レチクルで形成していた。これらのレチクルの位置合せ
は、それぞれ独自に行っていたので、レジストパターン
にずれが生じることが多かった。このため、半導体レー
ザの歩留まりが低下するといった問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、本発明の位相シフト型回折格子の製造方法は、第
1の絶縁膜で基板上に回折格子形状のパターンを形成し
た後に、このパターンの間に第1のレジストを埋め込む
第1の工程と、第1の絶縁膜と第1のレジストの所定の
境界で基板表面を2つの領域に分け、第1の絶縁膜がこ
の所定の境界に接している領域を第1の領域とし、他方
の領域を第2の領域としたときの、第1の領域を覆う第
2のレジストを形成する第2の工程と、第2の領域の第
1の絶縁膜を選択的に除去し、第1および第2のレジス
トをマスクに基板をエッチングする第3の工程と、基板
上に第2の絶縁膜を堆積させ、第1の領域の第1および
第2のレジストを除去する第4の工程と、第1および第
2の絶縁膜をマスクに基板をエッチングする第5の工程
とを備える。
【0007】
【作用】本発明の位相シフト型回折格子の製造方法によ
れば、まず第2の工程で、第2の領域との境界に接する
ようにレチクルの位置合せを行った上で、第1の領域を
覆う第2のレジストのパターンが形成される。次に第4
の工程で、この第1の領域に形成された第2のレジスト
のパターンをマスクとして、セルフアライン手法で第2
の領域を覆う絶縁膜のパターンが形成される。したがっ
て、絶縁膜のパターンはレチクルの位置合せを行うこと
なく形成できる。
【0008】また、第3の工程では第1および第2のレ
ジストに対して第1の絶縁膜が選択的に除去される。さ
らに、第5の工程では第1および第2の絶縁膜に対して
第1のレジストが選択的に除去される。
【0009】
【実施例】以下、本発明である位相シフト型回折格子の
製造方法の一実施例について、図1〜図3の工程図を用
いて説明する。
【0010】まず、InP基板1上に絶縁膜2を約10
00Aの厚さで堆積させて、この絶縁膜2上にフォトレ
ジスト材料を塗布する。これを例えばArレーザの干渉
パターンで露光し、格子形状のレジストパターン3を作
製する(図1(a))。次に、このレジストパターン3
をマスクとして絶縁膜2をエッチングし、InP基板1
上に回折格子を形成する(図1(b))。そして、絶縁
膜2上にレジスト4を塗布した後(図1(c))、レジ
スト4の上面部を例えばRIE(Reactive IonEtchin
g)法によるエッチングで除去して、絶縁膜2の膜厚に
揃える(図1(d))。この結果、InP基板1上に
は、絶縁膜2とレジスト4の縞状の層が形成される。ま
た、この絶縁膜2とレジスト4の縞模様によって、In
P基板1表面には、何本もの平行な境界線ができるが、
これらの境界線の中のひとつの境界線5においてInP
基板1表面を2つの領域に分割するものとする。ここ
で、絶縁膜2が境界線5に接している側の領域を領域6
と、レジスト4が境界線5に接している側の領域を領域
7とする。
【0011】次に、このレジスト4上にフォトレジスト
材を塗布して、リソグラフィ技術を用いて、領域6を覆
うレジストパターン8を形成する(図2(e))。この
パターン形成では、境界線5に接するようにレチクルの
位置合せ(マスクアライメント)が行われる。その後、
領域7の絶縁膜2を、例えばフッ酸系のエッチャントを
用いたウェットエッチングで選択的に除去し(図2
(f))、残ったレジスト4をマスクとして例えばRI
E法によりInP基板1をエッチングする(図2
(g))。この際、レジストパターン8に覆われた領域
6はエッチングされることはない。
【0012】次に、レジストパターン8、レジスト4お
よびInP基板1上に例えばSiN膜を1000Aより
厚く且つレジストパターン8の膜厚より薄い厚さで堆積
させる(図2(h))。そして、レジストパターン8を
溶解して上層のSiN膜をリフトオフする。その結果、
領域7を覆うSiN膜のパターン9が形成される。この
際、領域6との境界線での位置合せを行うことなく、S
iN膜のパターン9の外縁を境界線と一致させることが
できる。さらに、領域6のレジスト4をエッチングで選
択的に除去し(図3(i))、残った絶縁膜2をマスク
として、例えばウェットエッチングによりInP基板1
をエッチングする(図2(j))。この際、SiN膜の
パターン9に覆われた領域7はエッチングされることは
ない。
【0013】そして、最後に、SiN膜のパターン9と
絶縁膜2およびレジスト4を除去することによって、位
相シフト型回折格子が完成する。
【0014】以上述べた工程により、レジストパターン
を形成する際に一回だけマスクアライメントを行うだけ
で、位相シフト型回折格子が作製できる。
【0015】また、図2(f)では、基板上1にはレジ
ストパターン8と絶縁膜2およびレジスト4が形成され
ているので、レジスト4とレジストパターン8に対し
て、選択的に絶縁膜2を除去することができる。図3
(i)でも同様に、絶縁膜2とSiN膜のパターン9に
対して、選択的にレジスト4を除去することができる。
【0016】なお、本実施例で絶縁膜として用いたSi
N膜は、これに限られることなく、その他の絶縁膜を用
いてもよい。また各層のエッチング方法についても、R
IE法に限定されることなく、同様の効果をもたらす方
法であれば、その方法を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の位相シフト型回折格子の製造方
法であれば、第1の領域に形成されたパターンがマスク
となるので、マスクアライメントを行うことなく第2の
領域にパターンが形成できる。このため、マスク合せの
余裕を取ることなく精度の高い加工が可能となる。ま
た、この製造方法は、位置合せズレによる歩留りの低下
がないため、生産性の向上が図れる。
【0018】特に、本発明の製造方法で製造した位相シ
フト型回折格子は、半導体レーザの単一モード発振の部
材としての利用が有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例である位相シフト型回折格子の製造方
法を示す工程図である。
【図2】本実施例である位相シフト型回折格子の製造方
法を示す工程図である。
【図3】本実施例である位相シフト型回折格子の製造方
法を示す工程図である。
【図4】従来例である位相シフト型回折格子の製造方法
を示す工程図である。
【符号の説明】
1…InP基板、2…絶縁膜、3、8…レジストパター
ン、4…レジスト、5…境界線、6、7…領域、9…S
iN膜のパターン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の絶縁膜で基板上に回折格子形状の
    パターンを形成した後に、このパターンの間に第1のレ
    ジストを埋め込む第1の工程と、 前記第1の絶縁膜と前記第1のレジストの所定の境界で
    前記基板表面を2つの領域に分け、前記第1の絶縁膜が
    この所定の境界に接している領域を第1の領域とし、他
    方の領域を第2の領域としたときの、前記第1の領域を
    覆う第2のレジストを形成する第2の工程と、 前記第2の領域の前記第1の絶縁膜を選択的に除去し、
    前記第1および第2のレジストをマスクに前記基板をエ
    ッチングする第3の工程と、 前記基板上に第2の絶縁膜を堆積させ、前記第1の領域
    の前記第1および第2のレジストを除去する第4の工程
    と、 前記第1および第2の絶縁膜をマスクに前記基板をエッ
    チングする第5の工程とを備えることを特徴とする位相
    シフト型回折格子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の絶縁膜にSiN膜を用いてい
    ることを特徴とする請求項1記載の位相シフト型回折格
    子の製造方法。
JP15950692A 1992-06-18 1992-06-18 位相シフト型回折格子の製造方法 Pending JPH065972A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15950692A JPH065972A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 位相シフト型回折格子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15950692A JPH065972A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 位相シフト型回折格子の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065972A true JPH065972A (ja) 1994-01-14

Family

ID=15695263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15950692A Pending JPH065972A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 位相シフト型回折格子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065972A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2291266A (en) Submicroscopic pattern formation on semiconductors
KR100271699B1 (ko) 포토마스크 및 포토마스크를 사용하는 반도체장치의 제조방법
US5591549A (en) Self aligning fabrication method for sub-resolution phase shift mask
JP7174826B2 (ja) フォトマスク及びその製造方法
GB2286254A (en) Phase shift mask and method for fabricating the same
JPH065972A (ja) 位相シフト型回折格子の製造方法
US5942355A (en) Method of fabricating a phase-shifting semiconductor photomask
JP2734753B2 (ja) 位相シフトマスクの形成方法
JPH05249649A (ja) フォトマスクおよびその製造方法
KR100228765B1 (ko) 셀 어퍼처 마스크 제조방법
JP2854545B2 (ja) 位相反転マスク及びその製造方法
JP2745988B2 (ja) フォトマスクの製造方法
KR960010726B1 (ko) 반도체 소자의 레지스트 패턴 형성방법
KR960014962B1 (ko) 위상반전마스크의 제조방법
JPH04291345A (ja) パターン形成方法
JPS62194628A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100524811B1 (ko) 반도체장치의미세패턴형성방법
JPH03172847A (ja) ホトマスクの製造方法
US7662521B2 (en) Method of mask making to prevent phase edge and overlay shift for chrome-less phase shifting mask
JPS5950053B2 (ja) 写真蝕刻方法
JPH03180034A (ja) パターン形成方法
KR100289664B1 (ko) 노광 마스크의 제조방법
JPH07335670A (ja) パターン形成方法およびt型ゲート電極のパターン形成方法
JPS63211740A (ja) 半導体素子の配線パタ−ン形成方法
KR100353404B1 (ko) 반도체 마스크 제조방법