JPH0659700U - 配管構造物 - Google Patents

配管構造物

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JPH0659700U
JPH0659700U JP656293U JP656293U JPH0659700U JP H0659700 U JPH0659700 U JP H0659700U JP 656293 U JP656293 U JP 656293U JP 656293 U JP656293 U JP 656293U JP H0659700 U JPH0659700 U JP H0659700U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルカリイオン水の移送用ポンプに付着した
スケールを酸性水によって溶解する。 【構成】A、B各液を2台のポンプP1、P2で移送す
る配管構造物1において、各液A、Bを別々に各ポンプ
P1、P2に対して流入および流出させる配管L1〜L
4、M1〜M4を設け、これら配管の各々には、各液体
の流れを停止させることが可能なバルブ手段B1〜B8
を設ける。A、Bは各々アルカリイオン水と酸性水であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、二種類の液体、例えば水を電気分解して得られるアルカリイオン 水と酸性水の各々を移送するのに適した配管構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルカリイオン水は、人体に対する種々の薬効を有するとして、また酸 性水は殺菌効果を有するとして一般に利用されている。また、水を電気分解して アルカリイオン水や酸性水を得るための装置がアルカリイオン水製造装置、アル カリイオン整水器等の名称で開発されている。この装置はアルカリイオン水(ま たは酸性水)製造能力が1〜10リットル/minのものが多く、得られたアル カリイオン水や酸性水を業務用として多量に使用する場合には、各々を大容量の タンクに一旦貯水して需要に応ずることが必要になる。それには、装置とタンク との間に移送用の配管とポンプとを設置しなければならない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、水を電気分解して得たアルカリイオン水はカルシウムイオンやマグ ネシウムイオンを比較的多く含んでおり、そのためアルカリイオン水の移送を継 続していると、これらイオンが炭酸カルシウムや炭酸マグネシウム等のスケール となってポンプに沈着し、ポンプの能力を著しく低下させることになる。そのよ うになったポンプは、配管から取り外し、分解してスケールを除去しなければな らないという問題がある。
【0004】 そこで、この考案は、水を電気分解したときにアルカリイオン水とともに得ら れる酸性水が炭酸カルシウムや炭酸マグネシウムを溶解させることに着目し、配 管構造をアルカリイオン水と酸性水とを交互に移送可能なようにつくることで前 記従来技術の問題を解決することを課題にしている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案が前記課題を解決するために手段とするところは、以下のとおりであ る。
【0006】 この考案が対象とするのは、A、B二種類の液体を少なくとも第1、第2ポン プからなる2台のポンプによって移送するための配管構造物である。
【0007】 かかる構造物において、前記ポンプの各々に対し、前記各液体を別々に導き入 れることが可能な流入用配管と、導き出すことが可能な流出用配管とを設けると ともに、流入用配管と流出用配管の各々には前記各液体の流れを停止させること が可能なバルブ手段を設けたことが特徴である。
【0008】 この考案の実施態様の一つにおいては、前記バルブ手段が前記流入用配管と流 出用配管の少なくともいずれか一方において、各液体に対する配管とポンプとを 接続する三方管に設けた方向切り替え弁である。
【0009】 また、この考案の好ましい実施態様においては、A液の第1ポンプに対する流 入バルブと流出バルブ、およびB液の第2ポンプに対する流入バルブと流出バル ブを一群をなすように配置する一方、A液の第2ポンプに対する流入用バルブと 流出用バルブ、およびB液の第1ポンプに対する流入用バルブと流出用バルブを 前記一群と容易に識別し得る別個の一群として配置する。
【0010】
【作用】
このように構成した配管構造物では、まずアルカリイオン水を第1ポンプによ り、また酸性水を第2ポンプにより移送する。第1ポンプにスケールが付着した ら、所要のバルブを開閉してアルカリイオン水を第2ポンプにより、また酸性水 を第1ポンプにより移送するように切り替える。時間の経過とともに、第1ポン プのスケールが溶解し、第2ポンプにスケールが付着するから、再度アルカリイ オン水を第1ポンプで移送するようにバルブを開閉して切り替える。以後、この ような切り替え操作を繰り返すことにより、ポンプのスケールを逐次溶解するこ とができる。
【0011】
【実施例】
この考案に係る配管構造物の詳細を添付の図面に基づいて説明すると、以下の とおりである。
【0012】 図1は、配管構造物1の使用状態を示す平面図であって、(A)ではA液が第 1ポンプP 1で、またB液が第2ポンプP 2で移送され、(B)ではA液が第2 ポンプP 2で移送され、B液が第1ポンプP 1で移送される状態を示す。図にお いて、A液はアルカリイオン水、B液は酸性水を意味すると理解されたい。構造 物1において、水の流入側はアルカリイオン製造装置2のアルカリイオン水貯水 部2Aと酸性水貯水部2Bとに接続し、水の流出側は、アルカリイオン水タンク 3と酸性水タンク4とに接続しており、A、B各液体は製造装置2から構造物1 を経てタンク3,4へと移送される。
【0013】 配管構造物1において、貯水部2AからのA液には、第1ポンプP 1に対する 流入用配管L 1と流出用配管L 3、および第2ポンプP 2に対する流入用配管L 2と流出用配管L4が設けてあり、B液には第1ポンプP 1に対する流入用配管 M1と流出用配管M3、および第2ポンプP2に対する流入用配管M2と流出用 配管M4が設けてある。各配管L1、L2、L3、L4、M1、M2、M3およ びM4には、図示のようにストップバルブB5、B3、B6、B4、B1、B7 、B2およびB8からなる8個のバルブが組み込んである。なお、図示の如く配 管L1とL2、L3とM3、L4とM4の分岐点、およびL1とM1、L2とM 2、L3とL4、M3とM4の合流点には三方管が組込んであり、第1、第2ポ ンプP1、P2の直前と直後ではA、B各液に対して共通の配管が使用してある 。
【0014】 図1の(A)では、各配管において液が流れる部分をハッチングで示し、液は 充満しているが流れない部分を白地で示してある。また、バルブB1、B2、B 3およびB4は閉じており、バルブB5、B6、B7およびB8は開いている。 アルカリイオン水A液は、配管L1からバルブB5を経て第1ポンプP1へ流入 した後、バルブB6を経て配管L3によりタンク3へと移送される。酸性水B液 は、配管M2からバルブB7を経て第2ポンプP2へ流入した後、バルブB8を 経て配管M4によりタンク4へと移送される。このようにしてA、B液の移送を 続けていると、アルカリイオン水の配管系統、殊に第1ポンプP1には炭酸カル シウムや炭酸マグネシウム等のスケールが付着し始めるから、そこで配管構造物 1の移送条件を図1の(B)へ切り替える。
【0015】 図1の(B)では、(A)とは逆にバルブB1、B2、B3およびB4が開い ており、バルブB5、B6、B7およびB8が閉じている。流路の詳細説明は省 略するが、図示のとおり、A液は第2ポンプP2により、また、B液は第1ポン プP1により移送されて各タンク3,4へ至る。この状態で移送を続けていると 、第1ポンプP1に付着したスケールは酸性水B液に溶解する。一方、第2ポン プP2にはアルカリイオン水A液の流入によりスケールが付着し始める。そこで 、配管構造物1は図1の(A)の運転条件へと切り替えて、第2ポンプP2のス ケールを溶解する。
【0016】 図1の配管構造物1では、同時に開閉するバルブB1〜B5と、B6〜B8と を各々一列一群を成すように配し、群を互いに離隔してあるから、個々のバルブ の開閉について誤操作をする恐れがない。
【0017】 図2は、配管構造物1において図1のバルブB1〜B8に代え、4個の方向切 り替え弁B11〜B14を使用した例を示す。図ではアルカリイオン水A液が弁 B11を経てP1へ流入した後、弁B13を経てタンク3へと移送される一方、 酸性水B液が第2ポンプP2により移送される。この場合には、弁B11とB1 3とを矢印Y方向へまわし、その向きを切り替えることで、第1ポンプP1へ酸 性水B液を流入させることが可能である。この配管構造物1でも、同一条件で使 用する弁B11とB13とが一群を成すよう、また弁B12とB14とが一群を 成すように各々の弁を近接させるとともに、群を互いに隔離してある。
【0018】 なお、かかる構成の配管構造物1の使用は、アルカリイオン水と酸性水の移送 に限定されず、例えばA液がポンプを汚染し、B液がその汚染を除去し得るよう な場合の如く、一方の液がポンプへ悪影響を及ぼし、もう一方の液がその悪影響 を打ち消す作用を有しているA液とB液の移送に適している。この考案で使用す る各バルブは、その構造や材質を適宜に選択すればよいものである。
【0019】
【考案の効果】
この考案に係る配管構造物によれば、各々のポンプがアルカリイオン水と酸性 水とを交互に移送することによって沈着した炭酸カルシウム等のスケールを溶解 するようにしてあるから、従来技術に必要な重いポンプの取り付け、取り外し作 業や、ポンプのスケール落としの作業が不要となる。
【0020】 各配管のバルブは、同時に開いて使用するものが一方の一群を形成し、同時に 閉めて使用するものがもう一方の群を形成するように配置してあるから、開閉す べきバルブの識別が容易で、ポンプの切り替え操作を誤る恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管構造物の平面図であって、(A)と(B)
とにより開閉状態の異なるバルブを示す。
【図2】方向切り替え弁を使用した配管構造物の平面
図。
【符号の説明】
1 配管構造物 A アルカリイオン水 B 酸性水 L1〜L4、M1〜M4 配管 B1〜B8 バルブ手段 B11〜B14 バルブ手段(方向切り替え弁) P1、P2 第1、第2ポンプ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】A、B二種類の液体を少なくとも第1、第
    2ポンプからなる2台のポンプによって移送するための
    配管構造物であって、 前記ポンプの各々に対し、前記各液体を別々に導き入れ
    ることが可能な流入用配管と、導き出すことが可能な流
    出用配管とを設けるとともに、前記流入用配管と流出用
    配管の各々には前記各液体の流れを停止させることが可
    能なバルブ手段を設けたことを特徴とする前記配管構造
    物。
  2. 【請求項2】前記バルブ手段が、前記流入用配管と流出
    用配管の少なくともいずれか一方において、前記各液体
    に対する配管とポンプとを接続する三方管に設けた方向
    切り替え弁である請求項1に記載の配管構造物。
  3. 【請求項3】前記A液の第1ポンプに対する流入バルブ
    と流出バルブ、およびB液の第2ポンプに対する流入用
    バルブと流出用バルブを一群をなすように配置する一
    方、A液の第2ポンプに対する流入用バルブと流出用バ
    ルブ、およびB液の第1ポンプに対する流入用バルブと
    流出用バルブを前記一群と容易に識別し得る別個の一群
    として配置してある請求項1に記載の配管構造物。
  4. 【請求項4】前記A、B二種類の液体が水を電気分解し
    て得たアルカリイオン水と酸性水とである請求項1に記
    載の配管構造物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008302353A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Kazuo Kizaki 汚物ポンプの排水量調整と詰まり除去のための配管工事の方法

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