JPH0659424A - 写真入り人造石装飾品およびその製造方法 - Google Patents

写真入り人造石装飾品およびその製造方法

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JPH0659424A
JPH0659424A JP21440991A JP21440991A JPH0659424A JP H0659424 A JPH0659424 A JP H0659424A JP 21440991 A JP21440991 A JP 21440991A JP 21440991 A JP21440991 A JP 21440991A JP H0659424 A JPH0659424 A JP H0659424A
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film layer
resin film
stone
transparent resin
stone powder
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JP21440991A
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Kintaro Hori
金太郎 堀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 写真入り人造石装飾品およびその製造方法に
おいて、石板1の表面にくぼみを形成する必要がなく、
石板1よりも表面の小さい装飾品を製造することもで
き、従来と遜色のない装飾性を得ることができるように
する。 【構成】 石板1の表面に石粉と樹脂の混合物からなる
石粉樹脂膜層2が設けられ、石粉樹脂膜層2の表面に透
明樹脂からなる透明樹脂膜層3が設けられ、石粉樹脂膜
層2と透明樹脂膜層3間に写真プリント4が介在し、石
粉樹脂膜層2および透明樹脂膜層3内に写真プリント4
が封入され、これによって石板1、石粉樹脂膜層2、写
真プリント4および透明樹脂膜層3が一体化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、写真入り人造石装飾
品およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】この出願に先立ち、本願発明
の発明者は写真入り人造石装飾品を開発し、提案した。
特開平2−279400号公報に記載されているものが
それである。同公報の装飾品では、水平のガラス板の上
面に透明樹脂がコーティングされ、透明樹脂によって透
明樹脂膜層が形成され、その上面に写真プリントが載置
され、写真プリントの上面に透明樹脂がコーティングさ
れ、透明樹脂膜層が形成され、透明樹脂膜層内に写真プ
リントが封入される。さらに、あらかじめ石板が加工さ
れ、その表面にくぼみが形成され、石板のくぼみに石粉
と樹脂の混合物が充填され、混合物によって石粉樹脂膜
層が形成される。そして、石粉樹脂膜層の樹脂の硬化
前、その表面にガラス板の透明樹脂膜層が重ね合わされ
る。その後、上下反転させた状態で、全体がその積層方
向に加圧され、高温に加熱され、石粉樹脂膜層および透
明樹脂膜層の樹脂が完全に硬化し、これによって石板、
石粉樹脂膜層、透明樹脂膜層および写真プリントが一体
化される。その後、ガラス板が透明樹脂膜層から取り外
され、石板、石粉樹脂膜層、透明樹脂膜層および写真プ
リントによって写真入り人造石装飾品が製造される。
【0003】しかしながら、特開平2−279400号
公報の装飾品の場合、その石板の表面にくぼみを形成せ
ねばならず、加工工数が要求される。しかも、石板を一
旦加工してしまうと、その石板によって装飾品の表面の
大きさが決定され、石板よりも表面の大きい装飾品はも
ちろん、石板よりも表面の小さい装飾品を製造すること
もできず、融通性がないという問題があり、その改善が
要望されていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前記従来の問題を解決し、
写真入り人造石装飾品およびその製造方法において、石
板の表面にくぼみを形成する必要がなく、石板よりも表
面の小さい装飾品を製造することもでき、しかも、従来
と遜色のない装飾性を得ることができるようにすべくな
されたものである。
【0005】
【発明の構成】この発明によれば、石板の表面に石粉と
樹脂の混合物からなる石粉樹脂膜層が設けられ、石粉樹
脂膜層の表面に透明樹脂からなる透明樹脂膜層が設けら
れる。石板の表面はその全面にわたって平坦であり、石
粉樹脂膜層および透明樹脂膜層は石板の表面と同一の形
状および大きさのもので、石板の周縁と合致する周縁を
有する。さらに、石粉樹脂膜層と透明樹脂膜層間に写真
プリントが介在する。写真プリントは石板の表面よりも
小さく、石板、石粉樹脂膜層および透明樹脂膜層の周縁
よりも内方に位置する周縁を有する。したがって、石粉
樹脂膜層および透明樹脂膜層内に写真プリントが封入さ
れ、これによって石板、石粉樹脂膜層、写真プリントお
よび透明樹脂膜層が一体化される。
【0006】写真プリントの周縁のまわりにおいて、石
粉樹脂膜層と透明樹脂膜層間に着色された石粉と樹脂の
混合物からなる補助層を介在させ、着色された石粉によ
って天然石の表面状の模様を施してもよい。
【0007】さらに、この発明によれば、特別の方法に
よって写真入り人造石装飾品が製造され、まず、水平の
ガラス板の上面に透明樹脂がコーティングされ、透明樹
脂によって透明樹脂膜層が形成され、透明樹脂膜層の樹
脂の硬化前、透明樹脂膜層の上面にそれよりも小さい写
真プリントが貼り付けられる。これによってガラス板、
透明樹脂膜層および写真プリントからなる一次積層体が
形成される。次いで、一次積層体がその積層方向に加圧
され、これによって透明樹脂膜層の気泡が除去される。
その後、ガラス板の周縁に外枠がはめ合わされ、外枠に
よって透明樹脂膜層の周縁が包囲され、外枠内におい
て、透明樹脂膜層および写真プリントの上面に石粉と樹
脂の混合物が注入され、混合物によって石粉樹脂膜層が
形成され、石粉樹脂膜層および透明樹脂膜層内に写真プ
リントが封入される。さらに、石粉樹脂膜層の樹脂の硬
化前、石粉樹脂膜層の上面に石板が押し付けられ、これ
によってガラス板、透明樹脂膜層、写真プリント、石粉
樹脂膜層および石板からなる二次積層体が形成される。
その後、二次積層体がその積層方向に加圧されると同時
に、二次積層体が高温に加熱され、石粉樹脂膜層および
透明樹脂膜層の樹脂が完全に硬化し、これによって石
板、石粉樹脂膜層、写真プリントおよび透明樹脂膜層が
一体化される。さらに、二次積層体の冷却後、外枠およ
びガラス板が二次積層体から取り外され、その後、写真
プリントの周縁よりも外方の位置において、石板が石粉
樹脂膜層および透明樹脂膜層とともに切断される。
【0008】石粉と樹脂の混合物の注入前、透明樹脂膜
層の上面に着色された石粉と樹脂の混合物を塗布し、そ
の混合物によって補助層を形成し、着色された石粉によ
って天然石の表面状の模様を施してもよい。
【0009】
【実施例の説明】以下、この発明の実施例を説明する。
【0010】図1はこの発明にかかる写真入り人造石装
飾品を示す。この装飾品は矩形状の石板1を有し、石板
1は人造大理石からなり、均一の厚さのもので、その表
面は全面にわたって平坦である。そして、石板1の表面
に石粉と樹脂の混合物からなる石粉樹脂膜層2が設けら
れ、石粉樹脂膜層2の表面に透明樹脂からなる透明樹脂
膜層3が設けられている。石粉樹脂膜層2および透明樹
脂膜層3は石板1の表面と同一の形状および大きさであ
り、石板1の周縁5と合致する周縁を有する。この実施
例では、石粉樹脂膜層2および透明樹脂膜層3の樹脂と
して不飽和ポリエステルが使用され、これに適量の硬化
剤が混入されている。石粉樹脂膜層2の石粉は天然のも
のである。
【0011】さらに、石粉樹脂膜層2と透明樹脂膜層3
間に写真プリント4が介在する。写真プリント4は石板
1の表面よりも小さく、石板1、石粉樹脂膜層2および
透明樹脂膜層3の周縁よりも内方に位置する周縁を有す
る。したがって、石粉樹脂膜層2および透明樹脂膜層3
内に写真プリント4が封入されているものである。これ
によって石板1、石粉樹脂膜層2、写真プリント4およ
び透明樹脂膜層3が一体化されている。写真プリント4
はポートレートであり、画像面と裏面からなり、裏面は
石粉樹脂膜層2および石板1に向けられ、画像面は透明
樹脂膜層3と対面する。
【0012】したがって、この装飾品の場合、透明樹脂
膜層3を通して写真プリント4が見える。また、写真プ
リント4の周縁のまわりにおいて、透明樹脂膜層3を通
して石粉樹脂膜層2が見え、その石粉が天然石の外観を
呈し、視覚上、天然石内に写真プリント4が埋め込まれ
ているかのように見え、その装飾性は高い。
【0013】また、この実施例では、写真プリント4の
まわりにおいて、石粉樹脂膜層2と透明樹脂膜層3間に
着色された石粉と樹脂の混合物からなる補助層5が介在
し、着色された石粉によって天然石の表面状の模様が施
されている。したがって、透明樹脂膜層3を通してその
模様が見え、好ましい。なお、石粉樹脂膜層2および透
明樹脂膜層3と同様、補助層5の樹脂も不飽和ポリエス
テルであり、これに適量の硬化剤が混入されている。
【0014】次に、図1の装飾品の製造工程を説明す
る。まず、図2に示すように、水平のガラス板6の上面
に透明樹脂をコーティングし、透明樹脂によって透明樹
脂膜層3を形成する。また、透明樹脂をコーティングす
るとき、これに適量の硬化剤を混入する。ガラス板6は
平板状のもので、強化ガラスからなり、その平面度は高
い。そして、透明樹脂膜層3の樹脂の硬化前、透明樹脂
膜層3の上面にそれよりも小さい写真プリント4を貼り
付け、これによってガラス板6、透明樹脂層3および写
真プリント4からなる一次積層体7を形成する。なお、
写真プリント4を貼り付けるとき、あらかじめ透明樹脂
膜層3を形成し、その樹脂を一旦硬化させる。その後、
その上面に液状の透明樹脂を塗布し、液状の透明樹脂に
よって写真プリント4を貼り付けると、写真プリント4
とガラス板6間において、透明樹脂膜層3に一定の厚さ
をもたせることができ、好ましい。
【0015】次いで、一次積層体7をその積層方向に加
圧する。この実施例では、一次積層体7がセロハン紙で
包まれ、図8の加圧装置8によってこれが加圧される。
【0016】図9および図10に示すように、加圧装置
8は外枠9およびプレート10を有し、外枠9は矩形状
のもので、支ピン11に取り付けられ、開閉可能に案内
されている。さらに、プラスチックシート12が外枠9
内に設けられ、外枠9の四辺に固着されている。一方、
プレート10は4つのサクション孔13を有し、サクシ
ョン孔13はプレート10の四隅に形成され、真空ポン
プに接続されている。したがって、外枠9を支ピン11
のまわりに回動させ、開き、セロハン紙で包んだ一次積
層体7をプレート10上に載せ、一次積層体7の透明樹
脂膜層3および写真プリント4を上側に配置し、ガラス
板6を下側に配置する。そして、外枠9を支ピン11の
まわりに回動させ、閉じ、プラスチックシート12によ
って一次積層体7を被覆すると、サクション孔13によ
ってプラスチックシート12が吸引され、プラスチック
シート12が透明樹脂膜層3および写真プリント4に押
し付けられ、プラスチックシート12によって一次積層
体7が加圧される。
【0017】また、プラスチックシート12上に押さえ
ローラ14が設けられ、押さえローラ14の両側にブラ
ケット15が設けられており、押さえローラ14はシリ
コンゴムからなり、ブラケット15に支持され、回転可
能に案内されている。さらに、ブラケット15のロッド
16がキャリジ17のガイド18に挿入され、キャリジ
17とブラケット15間にスプリング19が設けられて
おり、ガイド18によってブラケット15が案内され、
スプリング19によってブラケット15が押し下げられ
る。したがって、押さえローラ14がプラスチックシー
ト12および一次積層体7に押し付けられる。また、キ
ャリジ17の両側にレール20が設けられ、キャリジ1
7はレール20に支持され、移動可能に案内されてお
り、レール20は外枠9に固定されている。さらに、押
さえローラ14の回転軸に伝動スプロケット21が設け
られ、これにチェーン22が係合されており、チェーン
22はガイドスプロケット23および駆動スプロケット
24に係合されている。ガイドスプロケット23は外枠
9に取り付けられ、支持され、駆動スプロケット24は
モータ25に連結され、モータ15は外枠9に取り付け
られ、支持されている。したがって、モータ15によっ
て駆動スプロケット24、チェーン22および伝動スプ
ロケット21が駆動され、押さえローラ14が回転す
る。したがって、押さえローラ14がプラスチックシー
ト12上を転動し、プラスチックシート12および一次
積層体7に沿って移動する。キャリジ17は押さえロー
ラ14に追随し、レール20に沿って移動する。したが
って、押さえローラ14によって一次積層体7が加圧さ
れる。
【0018】したがって、プラスチックシート12およ
び押さえローラ14によって一次積層体7を加圧するこ
とができ、これによって透明樹脂膜層3の気泡を除去す
ることができる。
【0019】その後、一次積層体7を加圧装置8から取
り出し、セロハン紙を一次積層体7から除去する。そし
て、図4および図5に示すように、ガラス板6の周縁に
外枠26をはめ合わせ、外枠26によって透明樹脂膜層
3の周縁を包囲する。外枠26はウレタンゴムからな
る。その後、外枠26内において、透明樹脂膜層3およ
び写真プリント4の上面に石粉と樹脂の混合物を注入
し、混合物によって石粉樹脂膜層2を形成し、石粉樹脂
膜層2および透明樹脂膜層3内に写真プリント4を封入
する。また、石粉と樹脂の混合物を注入するとき、これ
に適量の硬化剤を混入する。そして、石粉樹脂膜層2の
樹脂の硬化前、石粉樹脂膜層2の上面に石板1を押し付
け、これによってガラス板6、透明樹脂膜層3、写真プ
リント4、石粉樹脂膜層2および石板1からなる二次積
層体27を形成する。
【0020】石粉と樹脂の混合物の注入前、透明樹脂膜
層3の表面に着色された石粉と樹脂の混合物を塗布し、
その混合物によって補助層5を形成してもよい。この補
助層5についても、その石粉と樹脂の混合物を塗布する
とき、これに適量の混合物を混入する。そして、補助層
5の樹脂の硬化前、たとえば、へらによって補助層5を
引き伸ばし、その厚さを変化させると、着色された石粉
によって天然石の表面状の模様を施すことができる。こ
の場合、補助層5の樹脂を一旦硬化させ、その後、その
上面に石粉と樹脂の混合物を注入し、石粉樹脂膜層2を
形成することが好ましい。
【0021】その後、二次積層体27をその積層方向に
加圧すると同時に、二次積層体27を高温に加熱し、石
粉樹脂膜層2および透明樹脂膜層3の樹脂を完全に硬化
させる。この実施例では、二次積層体27がセロハン紙
で包まれ、図8の加圧加熱装置28によってこれが加圧
および加熱される。
【0022】図11および図12に示すように、加圧装
置8と同様、加圧加熱装置28も外枠29およびプレー
ト30を有し、外枠29は矩形状のもので、支ピン31
に取り付けられ、開閉可能に案内されている。さらに、
ゴムシート32が外枠29内に設けられ、外枠29の四
辺に固着されている。ゴムシート32は耐熱天然ゴムか
らなる。一方、プレート30は4つのサクション孔33
を有し、サクション孔33はプレート30の四隅に形成
され、真空ポンプに接続されている。したがって、外枠
29を支ピン31のまわりに回動させ、開き、セロハン
紙で包んだ二次積層体27をプレート30上に載せ、そ
の石板1および石粉樹脂膜層2を上側に配置し、ガラス
板6を下側に配置する。そして、外枠29を支ピン31
のまわりに回動させ、閉じ、ゴムシート32によって二
次積層体27を被覆すると、サクション孔33によって
ゴムシート32が吸引され、ゴムシート32が石板1に
押し付けられ、ゴムシート32によって二次積層体27
が加圧される。また、このゴムシート32については、
金型によってその下面が加工され、ゴムシート32の下
面に布目地が形成されている。これによって横方向の通
気性が得られ、ゴムシート32をその全面にわたって均
一に吸引し、二次積層体27をその全面にわたって均一
に加圧することができる。
【0023】また、加圧加熱装置28のプレート30と
して伝熱性の高いアルミニウム製のものが使用され、そ
の下方に断熱材34および鉄板35が配置され、プレー
ト30と断熱材34間にカーボンヒータまたはセラミッ
クヒータ36が設けられている。したがって、カーボン
ヒータまたはセラミックヒータ36によってプレート3
0が加熱され、プレート30によって二次積層体27が
加熱され、二次積層体27を高温に加熱することができ
る。
【0024】したがって、ゴムシート32によって二次
積層体27を加圧し、これと同時に、プレート30によ
って二次積層体27を加熱することができ、石粉樹脂膜
層2および透明樹脂膜層3の樹脂を完全に硬化させるこ
とができる。これによって石板1、石粉樹脂膜層2、写
真プリント4および透明樹脂膜層3を一体化することが
できる。
【0025】その後、二次積層体27を加圧加熱装置2
8から取り出し、セロハン紙を二次積層体27から除去
する。さらに、二次積層体27の冷却後、図6に示すよ
うに、外枠26およびガラス板6を二次積層体27から
取り外す。なお、加圧加熱装置28によって二次積層体
27が加圧および加熱されるとき、石板1によって石粉
樹脂膜層2の石粉と樹脂の混合物が押し出され、図6の
状態のとき、石粉樹脂膜層2の石粉と樹脂の混合物が石
板1のまわりに隆起する。その後、たとえば、ロータリ
カッタの回転刃によって二次積層体27を切断し、図7
に示すように、写真プリント4の周縁よりも外方の位置
において、石板1を石粉樹脂膜層2および透明樹脂膜層
3とともに切断すればよい。これによって図1の装飾品
を得ることができる。
【0026】
【発明の効果】前記実施例から明らかなように、この発
明によれば、写真入り人造石装飾品の製造にあたって、
石板1の表面にくぼみを形成する必要はない。平坦な表
面の石板1を使用すればよく、あらかじめ石板1を加工
するとき、加工工数は要求されない。また、その石板1
によって装飾品の表面の大きさが決定されるという問題
もない。装飾品を製造するとき、最終的に、写真プリン
ト4の周縁よりも外方の位置において、石板1を石粉樹
脂膜層2および透明樹脂膜層3とともに切断すればよ
く、石板1よりも小さい表面のものであれば、種々の大
きさの装飾品を任意に製造することができ、融通性が高
い。しかも、透明樹脂膜層3を通して写真プリント4が
見え、写真プリント4の周縁のまわりにおいて、透明樹
脂膜層3を通して石粉樹脂膜層2が見え、その石粉が天
然石の外観を呈し、視覚上、天然石内に写真プリント4
が埋め込まれているかのように見え、その装飾性が高
く、所期の目的を達成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の装飾品の製造工程を示す説明図である。
【図3】図2の次の製造工程を示す説明図である。
【図4】図3の次の製造工程を示す説明図である。
【図5】図4の次の製造工程を示す説明図である。
【図6】図5の次の製造工程を示す説明図である。
【図7】図6の次の製造工程を示す説明図である。
【図8】図1の装飾品の製造工程に使用する加圧装置お
よび加圧加熱装置の斜視図である。
【図9】図8の加圧装置の平面図である。
【図10】図9の加圧装置の断面図である。
【図11】図8の加圧加熱装置の平面図である。
【図12】図11の加圧加熱装置の断面図である。
【符号の説明】
1 石板 2 石粉樹脂膜層 3 透明樹脂膜層 4 写真プリント 5 補助層 6 ガラス板 7 一次積層体 26 外枠 27 二次積層体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 石板の表面に石粉と樹脂の混合物からな
    る石粉樹脂膜層が設けられ、前記石粉樹脂膜層の表面に
    透明樹脂からなる透明樹脂膜層が設けられ、前記石板の
    表面はその全面にわたって平坦であり、前記石粉樹脂膜
    層および前記透明樹脂膜層は前記石板の表面と同一の形
    状および大きさのもので、前記石板の周縁と合致する周
    縁を有し、さらに、前記石粉樹脂膜層と前記透明樹脂膜
    層間に写真プリントが介在し、前記写真プリントは前記
    石板の表面よりも小さく、前記石板、前記石粉樹脂膜層
    および前記透明樹脂膜層の周縁よりも内方に位置する周
    縁を有し、前記石粉樹脂膜層および前記透明樹脂膜層内
    に前記写真プリントが封入され、これによって前記石
    板、前記石粉樹脂膜層、前記写真プリントおよび前記透
    明樹脂膜層が一体化されていることを特徴とする写真入
    り人造石装飾品。
  2. 【請求項2】 前記写真プリントの周縁のまわりにおい
    て、前記石粉樹脂膜層と前記透明樹脂膜層間に着色され
    た石粉と樹脂の混合物からなる補助層が介在し、前記着
    色された石粉によって天然石の表面状の模様が施されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の写真入り人造石
    装飾品。
  3. 【請求項3】 水平のガラス板の上面に透明樹脂をコー
    ティングし、前記透明樹脂によって透明樹脂膜層を形成
    し、前記透明樹脂膜層の樹脂の硬化前、前記透明樹脂膜
    層の上面にそれよりも小さい写真プリントを貼り付け、
    これによって前記ガラス板、前記透明樹脂膜層および前
    記写真プリントからなる一次積層体を形成し、次いで、
    前記一次積層体をその積層方向に加圧し、これによって
    前記透明樹脂膜層の気泡を除去し、その後、前記ガラス
    板の周縁に外枠をはめ合わせ、前記外枠によって前記透
    明樹脂膜層の周縁を包囲し、前記外枠内において、前記
    透明樹脂膜層および前記写真プリントの上面に石粉と樹
    脂の混合物を注入し、前記混合物によって石粉樹脂膜層
    を形成し、前記石粉樹脂膜層および前記透明樹脂膜層内
    に前記写真プリントを封入し、前記石粉樹脂膜層の樹脂
    の硬化前、前記石粉樹脂膜層の上面に石板を押し付け、
    これによって前記ガラス板、前記透明樹脂膜層、前記写
    真プリント、前記石粉樹脂膜層および前記石板からなる
    二次積層体を形成し、その後、前記二次積層体をその積
    層方向に加圧すると同時に、前記二次積層体を高温に加
    熱し、前記石粉樹脂膜層および前記透明樹脂膜層の樹脂
    を完全に硬化させ、これによって前記石板、前記石粉樹
    脂膜層、前記写真プリントおよび前記透明樹脂膜層を一
    体化し、さらに、前記二次積層体の冷却後、前記外枠お
    よび前記ガラス板を前記二次積層体から取り外し、その
    後、前記写真プリントの周縁よりも外方の位置におい
    て、前記石板を前記石粉樹脂膜層および前記透明樹脂膜
    層とともに切断することを特徴とする写真入り人造石装
    飾品の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記石粉と樹脂の混合物の注入前、前記
    透明樹脂膜層の上面に着色された石粉と樹脂の混合物を
    塗布し、その混合物によって補助層を形成し、前記着色
    された石粉によって天然石の表面状の模様を施すことを
    特徴とする請求項3に記載の方法。
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