JPH0659219U - 紙製容器 - Google Patents

紙製容器

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Publication number
JPH0659219U
JPH0659219U JP002248U JP224893U JPH0659219U JP H0659219 U JPH0659219 U JP H0659219U JP 002248 U JP002248 U JP 002248U JP 224893 U JP224893 U JP 224893U JP H0659219 U JPH0659219 U JP H0659219U
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JP
Japan
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side plate
container
locking
upper edge
bottom plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP002248U
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English (en)
Inventor
大三郎 長底
Original Assignee
大三郎 長底
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Publication date
Application filed by 大三郎 長底 filed Critical 大三郎 長底
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Publication of JPH0659219U publication Critical patent/JPH0659219U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用状況に応じて容器本体のみでも使用でき
る紙製容器を提供する。 【構成】 略四角形の底板部11と、該底板部11を囲
む4側板部12a,12bとからなる。同一対角線上に
位置する角部13aの上縁から係止突片部15が延設さ
れ、この係止突片部15には切込み16が形成されてい
る。一方、残る角部13bの上方には係止穴17が形成
されている。また、各角部13a,13b間の側板部上
縁には切欠部14が形成されている。容器本体および蓋
体として使用し、各係止突片部15を対応する係止穴1
7に挿通した後、切込み16を係止穴17の縁部に係止
すれば、各角部13,13b間の側板部上縁が互いに干
渉せずに交差する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はハンバーガー,ホットドッグ等を収容するクラムシェルとして使用さ れ、しかもトレーに兼用できる紙製容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハンバーガー等は、スチレンペーパー等の石油製品で成形されたクラム シェルといわれる容器に収容して販売されている。この容器は、所定深さの収容 凹部を備えた容器本体と、ほぼ同一形状の蓋体とを開口縁部で部分的に連結した ものである。そして、容器本体の収容凹部にハンバーガー等を載置し、前記連結 部で折り曲げて、この連結部とは反対側同士を係止することにより、このハンバ ーガー等を内部に収容することができるようになっている。
【0003】 ところが、前記容器は石油製品で形成されているため、焼却処理すれば有毒ガ スが発生する。これは、近年の自然保護の観点から好ましくないため、最近では 前記容器を紙製として、焼却処理を可能としている。 このような紙製容器は、前述のようにスチレンペーパーで作られたクラムシェ ルと同型で、例えば図5に示すように、容器本体1と蓋体2とから構成されてい る。すなわち、容器本体1は四角形の底板部3と各辺から延設された側板部4と からなり、隣合う側板部4同士を糊代部5で貼着することにより組み立てられる 。蓋体2はこの容器本体1とほぼ同様な構成で、容器本体1とは側板部4aの上 縁同士で連結されている。そして、内部にハンバーガー等を収容する場合には、 連結された側板部4aとは反対側の側板部4bに設けたスリット6(容器本体1 側)に延設部7(蓋体2側)を差し込んで閉塞状態を維持する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記紙製容器は容器本体1と蓋体2とがほぼ同一形状であるに も拘わらず、収容物の外部全体を覆うことができるように一部連結された構造と なっている。このため、ハンバーガー等を収容するトレーとして店内で使用する 場合、前述のように蓋体2を備えたものを使用していたのでは、それだけ資源が 浪費されるという問題点がある。この場合、容器本体1としてのみ使用するトレ ーを別に製作しておくことも考えられるが、これでは製作コストが余分にかかる ことになる。また、紙製容器は予め組み立てて容器本体1と蓋体2とを開放状態 として保管しておく必要があるため、保管場所に容器本体1と蓋体2の両方を載 置できるスペースが必要である。 本考案は前記問題点に鑑み、使用状況に応じてトレー又はクラムシェルのいず れにも使用できる紙製容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、四角形の底板部と、該底板部を囲む4側板 部とからなり、同一対角線上に位置する角部上縁から基部に切込みを有する係止 突片部を突設し、残る角部の上方に係止穴を形成するとともに、前記4側板部の うち、前記係止突片部側を他方よりその高さを大とし、かつ、側板部上縁中央に 切欠部を設けてなる一対の容器本体を、互いの側板部を前記切欠部で交差させ、 かつ、一方の容器本体の係止突片部を他方の容器本体の係止穴に係止して蓋付容 器としたものである。
【0006】
【作用】
前記構成によれば、一対の容器本体を組み合わせれば、一方の係止突片部が他 方の係止穴に係止し、切欠部により開口縁部は各係止位置の中間で干渉しないよ うにして交差して蓋付容器となるだけでなく、収容物全体を覆う必要がなければ 単独でも使用することができる。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図面に従って説明する。 本考案に係る紙製容器は、図1に示すように、底板部11が略四角形で、側板 部12が斜め外方に広がるように形成されている。 そして、同一対角線上に位置する角部13aから他の同一対角線上に位置する 角部13bに向かって徐々に高さが低くなっており、側板部12の上縁中央には 切欠部14が形成されている。角部13aの上縁には係止突片部15が設けられ ており、この係止突片部15の基部には両側から切込み16が形成されている。 また、角部13bの上縁から所定寸法下方には略菱形に切り欠かれることにより 係止穴17が形成されている。
【0008】 このような形状の紙製容器は次のようにして形成される。 まず、図2に示すように、紙を打ち抜いて四角形の底板部11と、この底板部 11の4側縁から延設される側板部12a,12a、12b,12bとからなる 台紙を形成する。この場合、対称な位置の側板部12a,12aと12b,12 bとはそれぞれ同一形状とし、側板部12aには両側に糊代部18を形成する。 また、この側板部12aの一端側(図2中左側では上方、右側では下方)に糊代 部18にまたがって外方に膨出する係止突片部15を形成し、この係止突片部1 5の基部に両側から先端側に向かって斜めに切込み16を設け、他端側には糊代 部18にまたがって略菱形に切り欠くことにより係止穴17を形成する。さらに 、前記側板部12a,12a,12b,12bの上縁部中央には内方に窪む切欠 部14を形成する。一方、側板部12bは前記側板部12aの糊代部18を除く 部分と同一形状とする。そして、折り目19で側板部12a,12bを曲げ起こ し、前記糊代部18を側板部12bの端部に貼着する。
【0009】 このようにして形成される紙製容器は、ハンバーガー等の持ち帰りの場合、一 対のもののうち一方を容器本体として使用し、前記ハンバーガー等を収容する。 そして、他方を蓋体として前記容器本体の上方開口部に位置決めし、側板部12 をその切欠部14で交差させるとともに、その係止突片部15を前記容器本体の 係止穴17に、また、その係止穴17に前記容器本体の係止突片部15をそれぞ れ係止する(図3参照)。この場合、図4に示すように、各係止突片部15の基 部側に設けた切込み16により、各係止突片部15の両側を曲げ起こし、両者を 固定する。なお、店内で食する場合には、1つをトレーとして使用する。 前記紙製容器は、使用済みとなって廃棄された後、焼却処分しても有毒ガスを 発することがなく、紙製容器としての本来的な機能を十分に果しつつ、環境汚染 を回避できる。
【0010】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る紙製容器によれば、焼却処理し ても有毒ガスが発生しないことは勿論のこと、容器本体と蓋体とに兼用できるよ うにしたので製作コストを低減できる。すなわち、従来のように、容器本体と蓋 体とが連結された状態で加工する必要がなくなり、同じものを製作して状況に応 じて容器本体あるいは蓋体として使用すればよい。したがって、容器本体単独で トレーとして使用する場合、又は、容器本体と蓋体とを組み合わせてクラムシェ ルとして使用する場合のいずれにも柔軟に対応することができ、資源の無駄使い をも防止できる。また、容器本体のみを保管するため保管場所を半分にすること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る紙製容器の斜視図である。
【図2】 図1の展開図である。
【図3】 図1の紙製容器を組み合わせた状態を示す正
面図である。
【図4】 図1の紙製容器の係止突片部と係止穴の係止
状態を示す部分拡大図である。
【図5】 従来例に係る紙製容器の展開図である。
【符号の説明】
11…底板部、12(12a,12b)…側板部、13
a,13b…角部、15…係止突片部、16…切込み、
17…係止穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形の底板部と、該底板部を囲む4側
    板部とからなり、同一対角線上に位置する角部上縁から
    基部に切込みを有する係止突片部を突設し、残る角部の
    上方に係止穴を形成するとともに、前記4側板部のう
    ち、前記係止突片部側を他方よりその高さを大とし、か
    つ、側板部上縁中央に切欠部を設けてなる一対の容器本
    体を、互いの側板部を前記切欠部で交差させ、かつ、一
    方の容器本体の係止突片部を他方の容器本体の係止穴に
    係止して蓋付容器としたことを特徴とする紙製容器。
JP002248U 1993-02-01 1993-02-01 紙製容器 Pending JPH0659219U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP002248U JPH0659219U (ja) 1993-02-01 1993-02-01 紙製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP002248U JPH0659219U (ja) 1993-02-01 1993-02-01 紙製容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0659219U true JPH0659219U (ja) 1994-08-16

Family

ID=11524059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP002248U Pending JPH0659219U (ja) 1993-02-01 1993-02-01 紙製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0659219U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018506484A (ja) * 2015-02-27 2018-03-08 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッドGraphic Packaging International,Inc. 係止構造部を有する構造体
FR3058706A1 (fr) * 2016-11-14 2018-05-18 Ghisher Boite d'emballage a couvercle verrouillable

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018506484A (ja) * 2015-02-27 2018-03-08 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッドGraphic Packaging International,Inc. 係止構造部を有する構造体
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