JPH0658784B2 - 消弧装置 - Google Patents

消弧装置

Info

Publication number
JPH0658784B2
JPH0658784B2 JP18936789A JP18936789A JPH0658784B2 JP H0658784 B2 JPH0658784 B2 JP H0658784B2 JP 18936789 A JP18936789 A JP 18936789A JP 18936789 A JP18936789 A JP 18936789A JP H0658784 B2 JPH0658784 B2 JP H0658784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
opening
extinguishing
closing mechanism
extinguishing body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18936789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0355733A (ja
Inventor
洋一 国本
秀也 近藤
洋一 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP18936789A priority Critical patent/JPH0658784B2/ja
Publication of JPH0355733A publication Critical patent/JPH0355733A/ja
Publication of JPH0658784B2 publication Critical patent/JPH0658784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、リモートコントロール式回路しゃ断器等に
適用される消弧装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、たとえば特願昭63−142557号などのリモートコン
トロール式回路しゃ断器に使用された消弧装置は、第7
図に示すように、一対の側壁間に密着状態に消弧体50
を収納し前記消弧体50の背面側の壁面51との間に排
気空間52を形成するとともに排気空間52に連通する
排気孔54を底壁53形成した消弧室55と、この消弧
室55の前記消弧体50の前側に配設されて開離動作に
よりアークが発生する接触部56と、前記消弧体50の
上側および下側から開離状態の接触部56の近傍に延出
した一対のアーク走行板58,59と、前記アーク走行
板58,59の上側に配設されて前記接触部56を開閉
するとともにトリップ開極する開閉機構部60とを備え
ている。
なお、61,62は端子、63は開閉機構部60により
開閉動作する接触部56の一方の接触子、64は電磁石
65の動作により開閉動作する接触子である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、この消弧装置は、アークの消弧性能が十分で
ないという欠点があった。
すなわち、排気空間52と開閉機構部60が上側のアー
ク走行板58の端部のすき間66で連通しているため、
消弧体50から出たアークガスが開閉機構部60へ流
れ、また消弧体50を支持する底壁53の一部が排気空
間52に臨んでいるため、下側のアーク走行板59の端
部が排気空間52に露出する。つまり開閉機構部60と
下側のアーク走行板59とが排気空間52を通して露出
しているため、排気空間52にアークガスが存在するこ
とにより開閉機構部60と下側のアーク走行板59との
間にアークが再点弧し、このため消弧性能が著しく劣っ
てしまう。
また、短絡等の事故時に接触部56の開離動作に伴って
接点56a間にアークが発生した場合、アークはまず接
触子64からアーク走行板59に移り、その後接触子6
3からアーク走行板58に移り、消弧体50に移行す
る。この場合、アークはアークガスの流れる方向に移動
しやすいが、アークガスの一部は消弧体50とは反対向
きに、すなわち接触部56の消弧体50と反対側の接触
子64が動作するために設けられた空間に流れるため、
アークガスが消弧体50側に移動しにくくなる。
したがって、この発明の目的は、消弧性能を向上するこ
とができる消弧装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の消弧装置は、一対の側壁間に密着状態に消
弧体を収納し前記消弧体の背面側の壁面との間に排気空
間を形成するとともに前記排気空間に連通する排気孔を
底壁に形成した消弧室と、この消弧室の前記消弧体の前
側に配設されて開離動作によりアークが発生する接触部
と、前記消弧体の上側および下側から開離状態の前記接
触部の近傍に延出した一対のアーク走行板と、前記アー
ク走行板の上側に配設されて前記接触部を開閉するとと
もにトリップ開極する開閉機構部と、前記壁面と上側の
前記アーク走行板との間に介設されて前記排気空間を前
記開閉機構部から絶縁する仕切り部と、前記消弧体に接
触する側壁に凹設されて前記排気空間と前記排気孔およ
び前記開閉機構部側とを連通させる補助空間を形成する
凹部とを備えたものである。
請求項(2)の消弧装置は、請求項(1)において、前記消弧
体の前記接触部側のアークガスを前記開閉機構部に流す
開口を上側の前記アーク走行板およびこのアーク走行板
に被さる前記開閉機構部の異常電流検出用の電磁石のヨ
ークに形成したものである。
〔作用〕
請求項(1)の消弧装置によれば、事故時に接触部の開離
動作により接点間にアークが発生し、アークがアーク走
行板を走行して消弧体に消弧されるとともに、アークガ
スが消弧体を通して排気空間に流れ排気孔より排気さ
れ、またアークガスの一部は補助空間より開閉機構部に
流れ出るとともに排気孔より排気される。そしてアーク
ガスの流れによりアークの走行を促進する。このとき、
仕切り部により排気空間が開閉機構部から絶縁されるた
め、開閉機構部と下側のアーク走行板との間に再点弧さ
れるのを防止することができる。また排気空間に連通す
る補助空間により、消弧体の背面側の排気容積が大きく
なるとともに、外部および開閉機構部に排出することが
できるため、排気空間のアークガスをより一層円滑に排
気できる。したがって、アークを迅速に消弧体を移動さ
せることができるとともに、アークガスの再点弧もしに
くくなるので、消弧性能を向上することができる。
請求項(2)の消弧装置によれば、アークガスは消弧体の
後方より排気されるのみならず、消弧体の前側の開口よ
り開閉機構部にも出るため、接触部から消弧体の方向へ
のアークガスの流れをより一層円滑にできるので、アー
クをさらに迅速に消弧体に移動させ消弧させることがで
きる。
〔実施例〕
こ発明の第1の実施例を第1図ないし第3図に基づいて
説明する。すなわち、この消弧装置は、消弧室1と、接
触部2と、アーク走行板3,4と、開閉機構部5と、仕
切り部6とを有する。
消弧室1は、一対の側壁7,8間に密着状態に消弧体9
を収納し消弧体9の背面側の壁面10との間の排気空間
11を形成するとともに排気空間11に連通する排気孔
13を底壁12に形成している。消弧室1は、第3図に
示ように、回路しゃ断器の外殻を形成するケース28と
カバー29により内底部に形成されている。30はその
連結具である。また消弧体9は消弧グリッドを実施例と
している。
接触部2は、消弧室1の消弧体9の前側に配設されて開
離動作によりアークが発生する。接触部2はそれぞれ個
別に開離動作する一対の接触子16,17からなってい
る。33,34はその接点である。
アーク走行板3,4は、消弧体9の上側および下側から
第2図の想像線のように開離状態の接触部2の近傍に延
出している。
開閉機構部5は、上側のアーク走行板3の上側に配設さ
れて接触部2を開閉するとともにトリップ開極する。第
3図において、31は開閉機構部5のフレームを形成す
るフレーム構成片、32a〜32cはフレームに一体に
設けられる異常電流検出部21の電磁石21′のヨーク
である。
仕切り部6は、壁面10と上側のアーク走行板3との間
に介設されて排気空間11を開閉機構部5から絶縁す
る。この仕切り部6はケース28の壁面10に一体に形
成されている。
凹部14は、消弧体9に接触する側壁に7,8に凹設さ
れて排気空間11と排気孔13および開閉機構部5側と
を連通させる補助空間15を形成する。実施例では消弧
体9の約1/2の奥行きに等しい幅で排気空間11から連
続するように形成され、縦方向の下側は排気孔13に連
通し、かつ上側は上側のアーク走行板3およびヨーク3
2cの上側へ延びている。
18はアークガスの還流側板である。
この消弧装置を適用したリモートコントロール式回路し
ゃ断器の概要は、特願昭63−142557号に記載のように、
オン位置とオフ位置との間を移動可能な接触部16を有
し接触部16を開閉駆動するハンドル20を有するとと
もに異常電流検出部21の動作に応動して接触部16を
トリップ開極する引外し部22を有する開閉機構部5
と、接触部16と先端部同志および基端部同志が対面す
るように平行に対向配置されたオン位置の接触部16に
先端部で接離する接触子17を有して電気信号により接
触部17を接触位置または離間位置に駆動する電磁石装
置24と、アーク走行板4および接触部14に接続され
る電源側端子25と、アーク走行板3および接触部16
に接続される負荷側端子26とを備えている。27は電
磁石装置24のリード線である。
この消弧装置によれば、事故時に接触部2の開離動作に
より接点33,34間にアークが発生し、アークがアー
ク走行板3,4を走行して消弧体9に消弧されるととも
に、アークガスが消弧体9を通して排気空間11に流れ
排気孔13より排気され、またアークガスの一部は補助
空間15より開閉機構部5に流れ出るとともに排気孔1
3より排気される。そしてアークガスの流れによりアー
クの走行を促進する。このとき、仕切り部6により排気
空間11が開閉機構部5から絶縁されるため、開閉機構
部5と下側のアーク走行板4との間に再点弧されるのを
防止することができる。また排気空間11に連通する補
助空間15により消弧体9の背面側の排気容積が大きく
なるとともに外部および開閉機構部5にアークガスを排
出することができるため、排気空間のアークガスをより
一層円滑に排気できる。したがって、アークを迅速に消
弧体9に移動させることができるとともに、アークガス
の再点弧もしにくくなるので、消弧性能を向上すること
ができる。
この発明の第2の実施例を第4図ないし第6図に示す。
すなわち、この消弧装置は、第1の実施例において、消
弧体9の接触部2側のアークガスを開閉機構部5に流す
開口35,36を上側のアーク走行板3およびこのアー
ク走行板3に被さる開閉機構部5の電磁石21′のヨー
ク32cに形成したものである。開口35,36はアー
ク走行板3およびヨーク32cの両側に形成された切欠
を実施例としている。
この実施例によれば、アークガスは消弧体9の後方より
排気されるのにならず、消弧体9の前側の開口35,3
6より開閉機構部5にも出るため、接触部2から消弧体
9の方向へのアークガスの流れを一層円滑にできるの
で、アークをさらに迅速に消弧体9に移動させ消弧させ
ることができる。
なお、この消弧装置は、接触部2の一対の接触子16,
17が各々個別に開閉動作をするものであったが、一方
のみが開閉動作するものであってもよい。
〔発明の効果〕
請求項(1)の消弧装置は、仕切り部により排気空間が開
閉機構部から絶縁されるため、開閉機構部と下側のアー
ク走行板との間に再点弧されるのを防止することができ
る。また排気空間に連通する補助空間により、消弧体の
背面側の排気容積が大きくなるとともに、外部および開
閉機構部に排出することができるため、排気空間のアー
クガスをより一層円滑に排気できる。したがって、アー
クを迅速に消弧体に移動させることができるとともに、
アークガスの再点弧もしにくくなるので、消弧性能を向
上することができるという効果がある。
請求項(2)の消弧装置は、アークガスは消弧体の後方よ
り排気されるのみならず、消弧体の前側の開口より開閉
機構部にも出るため、接触部から消弧体の方向へのアー
クガスの流れを一層円滑にできるので、アークをさらに
迅速に消弧体に移動させ消弧させることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の要部説明図、第2図
はリモートコントロール式回路しゃ断器のオン状態の断
面図、第3図はその消弧装置の部分の分解斜視図、第4
図は第2の実施例を適用したリモートコントロール式回
路しゃ断器のオン状態の断面図、第5図は開閉機構部の
フレームの分解斜図、第6図は消弧装置の要部斜視図、
第7図は従来例の一方の還流側板の一部を破断した状態
のリモートコントロール式回路しゃ断器の断面図であ
る。 1……消弧室、2……接触部、3,4……アーク走行
板、5……開閉機構部、6……仕切り部、7,8……側
壁、9……消弧体、10……壁面、11……排気空間、
12……底壁、13……排気孔、14……凹部、15…
…補助空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の側壁間に密着状態に消弧体を収納し
    前記消弧体の背面側の壁面との間に排気空間を形成する
    とともに前記排気空間に連通する排気孔を底壁に形成し
    た消弧室と、この消弧室の前記消弧体の前側に配設され
    て開離動作によりアークが発生する接触部と、前記消弧
    体の上側および下側から開離状態の前記接触部の近傍に
    延出した一対のアーク走行板と、前記アーク走行板の上
    側に配設されて前記接触部を開閉するとともにトリップ
    開極する開閉機構部と、前記壁面と上側の前記アーク走
    行板との間に介設されて前記排気空間を前記開閉機構部
    から絶縁する仕切り部と、前記消弧体に接触する側壁に
    凹設されて前記排気空間と前記排気孔および前記開閉機
    構部側とを連通させる補助空間を形成する凹部とを備え
    た消弧装置。
  2. 【請求項2】前記消弧体の前記接触部側のアークガスを
    前記開閉機構部に流す開口を上側の前記アーク走行板お
    よびこのアーク走行板に被さる前記開閉機構部の異常電
    流検出用の電磁石のヨークに形成した請求項(1)記載の
    消弧装置。
JP18936789A 1989-07-21 1989-07-21 消弧装置 Expired - Fee Related JPH0658784B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18936789A JPH0658784B2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 消弧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18936789A JPH0658784B2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 消弧装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0355733A JPH0355733A (ja) 1991-03-11
JPH0658784B2 true JPH0658784B2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=16240133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18936789A Expired - Fee Related JPH0658784B2 (ja) 1989-07-21 1989-07-21 消弧装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0658784B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0355733A (ja) 1991-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07118252B2 (ja) リモートコントロール式回路しゃ断器
JP4650023B2 (ja) 回路遮断器
JPH0658784B2 (ja) 消弧装置
JPS6348033Y2 (ja)
JP2569241Y2 (ja) 回路遮断器
JPH01189833A (ja) 回路遮断器の消弧装置
EP0127336A3 (en) Electrical protective circuit breaker having an exhaust passage for the arc gas
JP3267660B2 (ja) 電磁接触器
JPH0658786B2 (ja) 消弧装置
JPS5824930U (ja) ガスしや断器
JP2965331B2 (ja) 回路遮断器
JPH0751720Y2 (ja) 回路遮断器の付属スイッチ
JP2522235B2 (ja) 回路遮断器
JPS634299B2 (ja)
JPS6223012Y2 (ja)
JPH0132266Y2 (ja)
JPH082915Y2 (ja) 配線用遮断器の消弧室構造
JP2933750B2 (ja) 回路遮断器
JPS5934037Y2 (ja) 消弧装置
JP2003346632A (ja) 回路しゃ断器
JPH0731975B2 (ja) 限流形回路遮断器
JPH077046U (ja) 接点内蔵機器
JPS6265750U (ja)
JPS6341845U (ja)
JPH0427541U (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070803

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees