JPH0658770B2 - 高圧用エポキシ樹脂套管 - Google Patents

高圧用エポキシ樹脂套管

Info

Publication number
JPH0658770B2
JPH0658770B2 JP2252753A JP25275390A JPH0658770B2 JP H0658770 B2 JPH0658770 B2 JP H0658770B2 JP 2252753 A JP2252753 A JP 2252753A JP 25275390 A JP25275390 A JP 25275390A JP H0658770 B2 JPH0658770 B2 JP H0658770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
small
insulator
resin sleeve
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2252753A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03141517A (ja
Inventor
一朗 木村
諒一 小島
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP2252753A priority Critical patent/JPH0658770B2/ja
Publication of JPH03141517A publication Critical patent/JPH03141517A/ja
Publication of JPH0658770B2 publication Critical patent/JPH0658770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えばキュービクル間を絶縁導体で電気的に
接続する場合に有用な高圧用エポキシ樹脂套管に関す
る。
[発明の技術的背景とその問題点] 近時、至近距離のキュービクル間を架橋ポリエチレンケ
ーブル等の絶縁導体で電気的に接続する場合において
は、いわゆるT型ブッシングが使用されている。
かかるT型ブッシングは、第3図に示すように、下端部
にそれ自身の垂直部2の軸線と直交する如く電気的に接
続された筒状のコネクタ1を備える略T字状の導体引出
棒3と、この導体引出棒3をその垂直部が先細りとなる
如く、かつ導体引出棒3の垂直部2の上端部2aのみを
露出させて覆うエポキシ樹脂より成る略T字状の絶縁体
4とで主に構成されている。
ところで、このようなT型ブッシング5の立上り部6の
外周近傍には、筒状のベルマウス金具8が、導体引出棒
3の垂直部2と同心状に埋設されている。符号8aはベ
ルマウス金具8の筒状部8bの下部に形成されたフラン
ジを示しており、このフランジ8aの外周部は、T型ブ
ッシング5の立上り部6外に突出され、その上面はT型
ブッシング5を取付ける外部構造物7の下面に当接され
ている。ここで、ベルマウス金具8をT型ブッシング5
の立上り部6に配設したのは、アース電位たる外部構造
物7への電界の集中を緩和するためである。なお、ベル
マウス金具8の筒状部8bの上端部は、外部構造物7の
位置より若干高くなる如く配設されている。
従来、かかるT型ブッシング5を構成する導体引出棒3
及びベルマウス金具8は、第3図に示すように配置さ
れ、絶縁体4を構成するエポキシ樹脂の同時注型によっ
て一体にモールドされている。
ところで、このようなT型ブッシング5は、これが比較
的小型の場合には、ベルマウス金具8、導体引出棒3お
よびエポキシ樹脂から成る絶縁体4との間の熱膨脹係数
の差による不都合は殆ど生じないが、導体引出棒3の形
状がT型状である場合やT型ブッシング5が大型化した
場合には、上記の三者間の熱膨脹係数の差が顕著に現わ
れ、エポキシ樹脂から成る絶縁体4内に空隙(不図示)
が発生する恐れがあった。例えばベルマウス金具8の筒
状部8aの内径が110mm、導体引出棒3の外径が25
mmの場合には、ベルマウス金具8の筒状部8bの内面や
導体引出棒3の立上り部3aに0.4〜0.5mm程度の空隙が
生ずる難点があった。そしてエポキシ樹脂から成る絶縁
体4内に空隙が存在すると、10〜15kv程度の課電
によって、この空隙部分に部分放電が発生し、ひいては
22Kv以上の高電圧用の付属品として、この種のT型
ブッシング5が使用できないという問題があった。
このような問題は、T型ブッシングを構成する絶縁体4
中にベルマウス金具8を埋設しないようにすれば容易に
解決しうるが、この場合には外部構造物7に対する電界
緩和を行なうことができないという問題があった。
図中、符号9はケーブル10のケーブル端末10を受容
する受容口、11はケーブル導体12に接続され、導体
引出棒3の筒体のコネクタ1にプラグイン接続されるプ
ラグ、13はケーブル絶縁体14の外周に嵌挿されたス
トレスコーン15をコネクタ1側に向けて押圧する圧縮
装置、16は他方の受容口に挿着された盲キャップ、S
はシールドリングをそれぞれ示している。
[発明の目的] 本発明は、このような従来の欠点を解消すべくなされた
もので、エポキシ樹脂より成る絶縁体中にベルマウス金
具を埋設せずに、しかも支持構造物に対しても良好にか
つ安定して取り付けることができるエポキシ樹脂套管を
提供することを目的とする。
[発明の概要] 本発明のエポキシ樹脂套管は、下端部にそれ自身の垂直
部の軸線と直交する如く電気的に接続された筒状のコネ
クタを備える略T字状の導体引出棒と、この導体引出棒
をその垂直部が先細りとなる如く、かつ導体引出棒の垂
直部の上端部のみを露出させて覆うエポキシ樹脂より成
る略T字状の絶縁体とから成り、前記絶縁体の垂直部の
立上り部には、この絶縁体の垂直部の立上り部近傍の外
径よりも小径の小径部が形成され、この小径部の上方に
はこの小径部の上部に連なり上方へ向けて逆U字状に湾
曲する環状凹部が形成され、小径部の下方には、この小
径部の下部に連なりそれ自身を支持する板状の支持構造
物の下面に当接される平面部が設けられており、この平
面部から前記環状凹部の湾曲面にかけて導電層が形成さ
れていることを特徴としている。
[発明の実施例] 次に、本発明を図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は他方
の受容口に盲キャップを挿着した状態のT型ブッシング
の支持構造物への取付状況を示す要部説明図である。な
お、第1図及び第2図においては、第3図と同一部分に
は同一番号が付されている。第1図において、エポキシ
樹脂套管5′を、下端部にそれ自身の垂直部2の軸線と
直交する如く電気的に接続された筒状のコネクタ1を備
える略T字状の導体引出棒3と、この導体引出棒3をそ
の垂直部が先細りとなる如く、かつ導体引出棒3の垂直
部2の上端部2aのみを露出させて覆うエポキシ樹脂よ
り成る略T字状の絶縁体4とで構成する点は、従来のT
型ブッシング5と同一である。
本発明においては、エポキシ樹脂套管5′の立上り部
6、すなわちキュービクルケース等から成る外部構造物
7の取付け位置近傍部分に環状の小径部17aが形成さ
れ、これによって当該部分が絶縁体4の垂直部の立上り
部6近傍の外径よりも細くなっている。しかしてこの小
径部17aの上方の段落部には、上方に向けて逆U字状
に湾曲する環状凹部17bが形成されており、また小径
部17a下方には、この小径部17aの下方に連なって
外部構造物7の下面に当接される平面部17cが設けら
れている。そして、小径部17aの外周には、環状凹部
17bから平面部17cに跨がって導電性塗料の塗布層
から成る導電層18が形成されている。なお、導電層1
8は導電性塗料の塗布層に限定されず、例えば金属蒸着
もしくは金属スパッタリング等の任意の手段によって形
成してもよい。なお、図中、符号21は筒状のコネクタ
1の内周に形成された環状小径部(不図示)に嵌められ
たバンド状の接続子を示している。
次に、エポキシ樹脂套管5′の外部構造物7への取付方
法について説明する。第2図において、先ず、T型状の
エポキシ樹脂套管5′の垂直部を平板状の外部構造物7
の貫通孔7aに貫通させて、エポキシ樹脂套管5′の垂
直部がキュービクル内に位置するように収納し、次い
で、エポキシ樹脂套管5′の平面部17cを外部構造物
7の下面にガスケット19を介して当接させる。しかし
て、エポキシ樹脂套管5′の平面部外周、すなわちケー
ブル端末の受容口9の開口部側を包囲する絶縁体4の外
周に、略逆Ω字状とされたステンレス鋼板から成る支持
バンド20をゴムシート20bを介して添わせ、支持バ
ンド20の両端部に形成された各フランジ20aを外部
構造物7の下面に当接し、図示しないボルト等で締付・
固定する。なお、図中、符号16aは埋込ナット、16
bはボルトを示している。
かかる構成のエポキシ樹脂套管5′においては、エポキ
シ樹脂套管5′に平面部17cが形成されているので、
エポキシ樹脂套管5′を平板状の外部構造物7に安定し
た状態でかつ容易に固定することができる。また、外部
構造物7に対する電界緩和を、絶縁体4中にベルマウス
金具を埋設することなく、小径部17aの外周に環状凹
部17bから平面部17cに跨がって形成した導電層1
8によって行うことができるので、従来のエポキシ樹脂
套管にみられたようなエポキシ樹脂絶縁体内の空隙の発
生が防止される。因みに、本発明を66〜77kv級の
キュービクル間を電気的に接続するT型ブッシングとし
て使用したところ、従来のようにエポキシ樹脂套管内に
空隙が発生せず、このため160kvでも部分放電の発
生が認められず、またAC耐圧値も従来の160kvか
ら300kv以上に向上した。
なお、前述の実施例においては、T型状のブッシングに
ついて述べているが、本発明はこれに限定されず、ガス
・油中終端用のブッシングとして適用しても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のエポキシ樹脂套管によれ
ば、エポキシ樹脂から成る絶縁体中にベルマウス金具を
埋設することなく、しかも絶縁体中にベルマウス金具を
埋設したものと同等の電界緩和特性を得ることができる
と共に、エポキシ樹脂套管の支持構造物への取付けも良
好に安定よく行なうことができる。また絶縁体中の空隙
の発生が防止される結果、エポキシ樹脂套管の部分放電
特性が向上すると共に、AC耐圧特性も大幅に向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図はエ
ポキシ樹脂套管の支持構造物への取り付け状態を示す要
部説明図、第3図は従来のT型ブッシングを示す縦断面
図である。 3……導体引出棒 4……絶縁体 5……T型ブッシング 5′……エポキシ樹脂套管 7……外部構造物 8……ベルマウス金具 17a……小径部 17b……環状凹部 17c……平面部 18……導電層 20……支持バンド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端部にそれ自身の垂直部の軸線と直交す
    る如く電気的に接続された筒状のコネクタを備える略T
    字状の導体引出棒と、この導体引出棒をその垂直部が先
    細りとなる如く、かつ導体引出棒の垂直部の上端部のみ
    を露出させて覆うエポキシ樹脂より成る略T字状の絶縁
    体とから成り、前記絶縁体の垂直部の立上り部には、こ
    の絶縁体の垂直部の立上り部近傍の外径よりも小径の小
    径部が形成され、この小径部の上方にはこの小径部の上
    部に連なり上方へ向けて逆U字状に湾曲する環状凹部が
    形成され、小径部の下方には、この小径部の下部に連な
    りそれ自身を支持する板状の支持構造物の下面に当接さ
    れる平面部が設けられており、この平面部から前記環状
    凹部の湾曲面にかけて導電層が形成されていることを特
    徴とする高圧用エポキシ樹脂套管。
  2. 【請求項2】導電層は導電塗料の塗布により形成される
    特許請求の範囲第1項記載の高圧用エポキシ樹脂套管。
JP2252753A 1990-09-20 1990-09-20 高圧用エポキシ樹脂套管 Expired - Fee Related JPH0658770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2252753A JPH0658770B2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 高圧用エポキシ樹脂套管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2252753A JPH0658770B2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 高圧用エポキシ樹脂套管

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03141517A JPH03141517A (ja) 1991-06-17
JPH0658770B2 true JPH0658770B2 (ja) 1994-08-03

Family

ID=17241807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2252753A Expired - Fee Related JPH0658770B2 (ja) 1990-09-20 1990-09-20 高圧用エポキシ樹脂套管

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0658770B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0624924B1 (en) * 1993-05-12 2002-09-04 Showa Electric Wire & Cable Co.,Ltd. Conductive connector for switchgear

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3231666A (en) * 1962-09-12 1966-01-25 Westinghouse Electric Corp Terminal bushing for ground flange mounting having a corona reducing electrostatic shield between the flange and the conductor

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03141517A (ja) 1991-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6677528B2 (en) Cable terminal
US4296274A (en) High voltage bushing having weathershed and surrounding stress relief collar
US2748184A (en) High voltage electric terminator
GB2095023A (en) Gas insulated transmission line
US20040102081A1 (en) Connector for connecting two electrical power cables and a connection including the connector
US4202998A (en) Air entrance bushing for gas-insulated bus
JPH0658770B2 (ja) 高圧用エポキシ樹脂套管
JPS5939795Y2 (ja) ケ−ブル終端部
CA1057370A (en) High-voltage, compressed-gas-insulated bus
JP3135342B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2535990Y2 (ja) ケーブル接続部
JP2011188684A (ja) ポリマー套管及びケーブル終端接続部
JP2603978B2 (ja) 絶縁スペーサ
JPS5943700Y2 (ja) ダクト内のリ−ド接続構造
JPS6341695Y2 (ja)
JPH076675Y2 (ja) ケーブルの終端接続部
JPH0129993Y2 (ja)
JP2521381Y2 (ja) ケーブル気中終端部
JPH0419946Y2 (ja)
JPH0130808Y2 (ja)
JPS6145691Y2 (ja)
JPS626821Y2 (ja)
JPS6019474Y2 (ja) ガス絶縁電気機器
JPH02290120A (ja) ケーブル接続部
JPH0317561Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees