JPH0658410U - 磁気ヘッドの高さ設定機構 - Google Patents

磁気ヘッドの高さ設定機構

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JPH0658410U
JPH0658410U JP366993U JP366993U JPH0658410U JP H0658410 U JPH0658410 U JP H0658410U JP 366993 U JP366993 U JP 366993U JP 366993 U JP366993 U JP 366993U JP H0658410 U JPH0658410 U JP H0658410U
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head
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昭 高橋
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アジマス調整時に磁気ヘッドを傾けても、磁
気ヘッドの設定高さが変動しないようにする。 【構成】 シャシ1には上下方向に延びるガイドピン1
aを突設する一方、磁気ヘッド3が固着されたヘッドマ
ウントテーブル5にはガイドピン1aが挿通する円筒部
5a設け、ヘッドマウントテーブル5の上下動と左右傾
動とを自在に構成する。さらに、ヘッドマウントテーブ
ル5には磁気テープ磁性面に垂直に交わる磁気ヘッドの
中心線上にジャッキネジ7を配設するとともに、ヘッド
マウントテーブル5を引っ張りばね6にてシャシ1に対
して付勢する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、テーププレーヤにおける磁気ヘッドの高さ設定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばテープレコーダには、各構成部品の製作誤差等をキャンセルし、 走行する磁気テープに対する磁気ヘッドの高さ及び左右の傾き(アジマス)を正 確に設定するため、磁気ヘッドの姿勢調整機構が設けられている。この種の姿勢 調整機構としては、図5に示すように、磁気ヘッド20が取付けられた取付部材 21の左右両側に調整ねじ22を配設する一方、スプリング24にて取付部材2 1を支持部材に対して付勢し、調整ねじ22の下端部をチャンネル切替え用のシ フトカム23のカム面に当接させるようにしたものがある。そして、調整ねじ2 2を螺進させて取付部材21を上下動させることにより、磁気ヘッド20の高さ 設定とアジマス調整とを行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来例において、一方の調整ねじ22を螺進させると、取付 部材21は他方の調整ねじ22を支点として傾くため、磁気ヘッド20の高さと 傾きが同時に変化してしまうという不都合があった。従って、姿勢調整作業がす こぶる煩雑となり、製造コスト削減の妨げとなっていた。
【0004】 そこで、本考案は、アジマス調整をしても磁気ヘッドの設定高さが変動しない 磁気ヘッドの高さ設定機構を簡素な構成で提供することを、解決すべき技術的課 題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このために、以下のようなテープレコーダにおける磁気ヘッドの高さ設定機構 創出した。すなわち、本考案は、磁気ヘッドを磁気テープの幅方向に上下動させ て所定の高さに設定するようにした磁気ヘッドの高さ設定機構において、磁気ヘ ッドが取付けられた取付部材とこの取付部材を支持する支持部材との間には、ア ジマス調整が可能な左右方向への傾動を前記取付部材に許容した状態でその取付 部材を前記支持部材に対して上下方向に案内する案内部と、前記取付部材及び支 持部材相互の上下間隔を調整できる調整部材とを介在させるとともに、前記調整 部材を磁気テープ磁性面に垂直に交わる磁気ヘッドの中心線近傍に配置したこと を特徴としている。
【0006】
【作用】
上記の機構にて磁気ヘッドの高さを設定するときには、磁気ヘッドが取付けら れた取付部材と支持部材との上下間隔を調整部材によって調整する。すると、取 付部材は案内部に案内されて位置が決まり、磁気ヘッドの高さが設定される。な お、調整部材が磁気ヘッド中心線近傍で取付部材の高さ、すなわち磁気ヘッドの 高さを規定しているから、アジマス調整をするために取付部材を左右に傾けても 、磁気ヘッドの設定高さがほとんど変わらない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1〜図4を参照して説明する。なお、図1におい て上を後、下を前という。また、左右というときは図1及び図2におけるものを いう。図1〜図3に示すように、テープレコーダのシャシ1には円柱状のガイド ピン1aがフランジ1bをシャシ(支持部材ともいう)1に当接させた状態で、 シャシ1に対して垂直に取付けられており、取付けネジ2aにてシャシ1上に固 定されているケース2をガイドピン1aが貫通している。また、ケース2の後部 位置には、チャンネル切替え時に、磁気ヘッド3を磁気テープの幅方向にシフト させるためのヘッドシフトカム4がケース2に対して左右方向に移動可能に設け られている。なお、図1〜図3には、磁気ヘッド3が上方にシフトした状態が示 されている。
【0008】 前記ケース2の上部に位置するヘッドマウントテーブル(取付部材ともいう) 5には、磁気ヘッド3に固着しているヘッドプレート9が2本のビス9aにより 取付けられていて、磁気テープTの磁性面に垂直に交わり、磁気ヘッド3を左右 に二等分する中心線C上に円筒部5aが設けられている。ガイドピン1aが挿通 される円筒部5aには、図4に示すように、円筒部5aの下端部に設けられ、ガ イドピン1aが適度な嵌合状態で嵌まり込む丸穴5bと、その丸穴5bから上方 に向けて設けられ、断面小判形状の長穴5cとが形成されている。そして、ヘッ ドマウントテーブル5は、ガイドピン1a及び円筒部5aから成る案内部により 、上下動と左右傾動が許容された状態で、前後傾動が規制されるように構成され ている。
【0009】 前記ヘッドマウントテーブル5には、図1〜図3に示すように、中心線C上で 、かつヘッドシフトカム4のカム面に対向する位置に、高さ調整用のジャッキネ ジ(調整部材ともいう)7がねじ込まれている。そして、シャシ1とヘッドマウ ントテーブル5との間に架設された引っ張りばね6により下方に付勢されている ヘッドマウントテーブル5は、ジャッキネジ7の下端部がヘッドシフトカム4の カム面に当接することにより所定の高さに支持されている。
【0010】 さらに、ヘッドマウントテーブル5には、中心線C上から外れ、かつヘッドシ フトカム4のカム面に対向する位置に、傾動調整用のジャッキネジ8aがねじ込 まれている。また、ヘッドマウントテーブル5は、ケース2の側壁に形成された 縦溝2bに対して上下動自在に係合する爪5dが設けられていて、ガイドピン1 a回りの回動が阻止されている。なお、前記ケース2にはテープガイド2cが一 体に形成されている。
【0011】 さて、上記のように構成された高さ設定機構において、上方にシフトされてい る状態の磁気ヘッド3の高さを設定する際には、図1〜図3参照、ジャッキネジ 7を螺進させてヘッドマウントテーブル5を上下に移動する。その後、アジマス 調整をする際には、ジャッキネジ8aを螺進させてヘッドマウントテーブル5を 左右に傾動する。
【0012】 なお、本実施例において、ヘッドシフトカム4が図1〜図3に示す位置からケ ース2に対して右へ相対移動した場合には、各ジャッキネジ7,8aの下端部が ヘッドシフトカム4のカム面から離れ、円筒部5aの下端曲面5eがピン1aの フランジ1bに当接するまでヘッドマウントテーブル5が下降し、磁気ヘッド3 が下方にシフトされた状態となる。この位置で磁気ヘッド3は予め設定された基 準高さになるとともに、傾動調整用のジャッキネジ8bの下端部がシャシ1に当 接するようになっている。従って、ジャッキネジ8bを螺進させてヘッドマウン トテーブル5を傾けることにより、下方シフト状態でのアジマス調整を行う。
【0013】 以上説明したように、本実施例は、ガイドピン1aと円筒部5aとからなる案 内部により、磁気ヘッド3の前後傾動が規制され、中心線C上に位置するガイド ピン1aに係合する丸穴5bを中心として磁気ヘッド3が左右に傾動可能に構成 されている。そして、磁気ヘッド3の高さを設定する際には、中心線C上に配設 した1本のジャッキネジ7を操作するだけでよい。従って、従来と比べて、部品 点数が削減され、かつ極めて容易に磁気ヘッド3の高さを設定することができる 。また、磁気ヘッド3を左右に傾けても磁気ヘッドの設定高さがほとんど変化し ない。さらに、上記の傾動中心を磁気ヘッド3の高さ方向の中心位置に設ければ 、磁気ヘッド3を左右に傾ける際の設定高さの変動を無くすことが可能である。
【0014】 なお、本実施例においては、ヘッドマウントテーブル5の円筒部5aの軸線を 磁気ヘッド3の中心線C上に配置しているが、中心線Cから外れた位置に設定す ることにしても良い。また、ジャッキネジ7に代えてピン等を使用しても良い。 さらに、ヘッドマウントテーブル5及びヘッドシフトカム4(またはシャシ1) に、中心線C上で互いに当接する部位を設け、それらの当接位置を高さ方向に調 整可能に形成することもできる。 また、本実施例は、磁気ヘッド3が下方シフト状態にあるとき、前述したよう に、ジャッキネジ7の下端部はヘッドシフトカム4のカム面から離れているよう に構成したものであるが、同カム面に磁気ヘッド3のギャップに応じた段差を形 成し、ジャッキネジ7を常にそのカム面に当接させることにして、シフト時に磁 気ヘッド3が移動する量をこのカム面とジャッキネジ7で規定するように構成す ることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の磁気ヘッドの高さ設定機構では、磁気ヘッドの中 心線近傍に配置された調整部材によって取付部材の高さが規定されているから、 取付部材を左右に傾けても磁気ヘッドの高さがほとんど変わらない。従って、磁 気ヘッドの高さ設定が容易になるとともに、従来のように、アジマス調整の際に 磁気ヘッドの高さを再調整するといった二度手間がなくなり、磁気ヘッドの姿勢 調整工数を大幅に削減することができるという効果がある。また、高さ設定機構 が極めて簡素な構成であり、製造コストが安価になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の磁気ヘッドの高さ設定機構の平面図で
ある。
【図2】実施例の磁気ヘッドの高さ設定機構の正面図で
ある。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【図5】従来例の磁気ヘッドの姿勢調整機構を説明する
図である。
【符号の説明】
1 シャシ(支持部材) 1a ガイドピン(案内部) 3 磁気ヘッド 4 ヘッドシフトカム 5 ヘッドマウントテーブル(取付部材) 5a 円筒部(案内部) 7 ジャッキネジ(調整部材) C 中心線 T 磁気テープ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを磁気テープの幅方向に上下
    動させて所定の高さに設定するようにした磁気ヘッドの
    高さ設定機構において、 磁気ヘッドが取付けられた取付部材とこの取付部材を支
    持する支持部材との間には、アジマス調整が可能な左右
    方向への傾動を前記取付部材に許容した状態でその取付
    部材を前記支持部材に対して上下方向に案内する案内部
    と、前記取付部材及び支持部材相互の上下間隔を調整で
    きる調整部材とを介在させるとともに、前記調整部材を
    磁気テープ磁性面に垂直に交わる磁気ヘッドの中心線近
    傍に配置したことを特徴とする磁気ヘッドの高さ設定機
    構。
JP1993003669U 1993-01-14 1993-01-14 磁気ヘッドの高さ設定機構 Expired - Lifetime JP2597368Y2 (ja)

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JPH0658410U true JPH0658410U (ja) 1994-08-12
JP2597368Y2 JP2597368Y2 (ja) 1999-07-05

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