JPH0658337U - 燃焼圧センサ - Google Patents

燃焼圧センサ

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JPH0658337U
JPH0658337U JP437093U JP437093U JPH0658337U JP H0658337 U JPH0658337 U JP H0658337U JP 437093 U JP437093 U JP 437093U JP 437093 U JP437093 U JP 437093U JP H0658337 U JPH0658337 U JP H0658337U
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JP
Japan
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combustion pressure
signal
piezoelectric body
voltage
waveform
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Application number
JP437093U
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English (en)
Inventor
秀樹 上岡
政彦 島村
達雄 松村
祥一 堺
重男 大隈
Original Assignee
日本電子機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン回転数の変化に影響されることな
く、燃焼圧を正確に高い応答性をもって検出する。 【構成】 燃焼圧に応じた電流信号iを出力する圧電体
19と、圧電体19からの電流信号iを電圧信号Vに変
換するI/V変換器22と、I/V変換器22からA/
D変換器23を介して出力された電圧信号Vのうち基準
電圧V0 以上の部分を積分する積分回路24と、積分回
路24からの積分信号Sと最大燃焼圧とを対応づけて出
力信号Vpを出力する演算回路25とから構成した。こ
れにより、エンジン回転数の影響を受けない圧電体19
からの電流信号iに基づいて、燃焼圧が検出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用エンジンの燃焼圧を検出するのに用いて好適な燃焼 圧センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術による燃焼圧センサを図4ないし図7に示す。
【0003】 図において、1はチタン酸鉛等の圧電材料から形成され、例えば点火プラグの 近傍に位置してエンジン本体のシリンダヘッド(いずれも図示せず)に取付けら れた圧電体を示し、該圧電体1には後述のオペアンプ2に接続された一側電極1 Aと、エンジン本体を介してアースされた他側電極1Bとが設けられている。
【0004】 そして、前記圧電体1は図5に示す如く、エンジン本体の燃焼圧(圧力)Pを 受圧すると、その内部に燃焼圧Pによる応力変化に応じた電荷を発生させること により、図5中にセンサ波形として示す如く、燃焼圧Pに対応した電流信号iを オペアンプ2に出力するものである。
【0005】 2は圧電体1の出力側に設けられたオペアンプを示し、該オペアンプ2の出力 側と反転入力(マイナス入力)側との間には、時定数調整用の抵抗3とコンデン サ4とが接続され、その非反転入力(プラス入力)側はエンジン本体を介してア ースされている。そして、該オペアンプ2は、抵抗3の抵抗値Rとコンデンサ4 の静電容量Cとから定まる所定の時定数τ(τ=CR)によって圧電体1から出 力された電流信号iを積分し、図5中に出力波形として示す如く、燃焼圧検出信 号たる電圧信号Vに変換して燃料噴射制御装置(図示せず)等に出力するもので ある。
【0006】 従来技術による燃焼圧センサは、上述の如き構成を有するもので、エンジンが 始動して燃焼室内に燃焼圧Pが生じると、圧電体1はシリンダヘッドを介してこ の燃焼圧Pを受圧し、燃焼圧Pに応じた電流信号iを出力する。そして、この電 流信号iはオペアンプ2によって電圧信号Vに変換され、燃料噴射制御装置等に 出力される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術による燃焼圧センサでは、圧電体1からの電流信 号iをオペアンプ2等で積分することにより、エンジン本体の燃焼圧波形の全体 を電圧信号Vの波形として再現している。しかし、オペアンプ2等からなる積分 回路の時定数τは抵抗3の抵抗値Rとコンデンサ4の静電容量Cとによって固定 的に定められるから、エンジン回転数が変化した場合は、電圧信号Vの出力レベ ルや出力波形の形状等も変化してしまい、燃焼圧波形を正確に再現することがで きず、燃焼圧の検出精度や信頼性等が大幅に低下するという問題がある。
【0008】 即ち、図5に示す如く、所定のエンジン回転数(周期T)での燃焼圧Pを正確 に検出すべくオペアンプ2の時定数τを設定した場合に、図6に示す如く、エン ジン回転数が短い周期THの高回転(TH<T)に移行すると、この周期THに 比較して時定数τが長すぎるため(τ》TH)、出力レベルが大幅に低下しつつ 波形が潰れてしまうという問題がある。一方、図7に示す如く、エンジン回転数 が長い周期TL(TL>T)の低回転に移行すると、この周期TLに対して時定 数τが短すぎるため(τ《TL)、実質的な積分が行なわれず、単に圧電体1の センサ波形に追従するという問題がある。
【0009】 このため、上述した従来技術によるものでは、オペアンプ2等で構成されるア ナログ式積分回路の時定数τを最適値に設定するのが困難で、エンジン回転数の 変動に応じて検出精度が大幅に低下してしまい、信頼性等が低いという問題があ る。
【0010】 一方、従来技術による燃焼圧センサは、圧電体1からの電流信号iをオペアン プ2等で積分することにより燃焼圧波形の全体を正確に再現し、燃焼圧Pの微妙 な変化を測定して燃料噴射量の制御等を行なうようになっている。
【0011】 しかし、実際のエンジン制御では、燃焼圧波形の一部、例えば最大値等が検出 できれば、失火判別等を容易に行なえるため、波形の全体形状までは必ずしも必 要としない。
【0012】 従って、従来技術によるものでは、実際のエンジン制御には寄与しない燃焼圧 波形の裾の部分まで再現する分だけ、波形変換、波形解析に長時間を要し、燃焼 圧センサ全体の応答性が大幅に低下するばかりか、燃焼圧センサからの出力信号 を利用する燃料噴射制御装置側でも波形全体を記憶するために大量のメモリを必 要とし、システム全体の構造が複雑化して、いわゆるコストパフォーマンスが悪 化するという問題がある。
【0013】 本考案は上述した従来技術による問題に鑑みなされたもので、エンジン回転数 の変化に影響されることなく燃焼圧を正確に高い応答性をもって検出できるよう にした燃焼圧センサを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本考案が採用する構成は、エンジン本体に設 けられ、燃焼圧に応じた電流信号を出力する圧電体と、該圧電体からの電流信号 を電圧信号に変換する電流−電圧変換手段と、該電流−電圧変換手段からの電圧 信号のうち所定値以上の電圧信号を積分する信号積分手段と、該信号積分手段か らの積分信号に基づき燃焼圧の最大値を演算する演算手段とからなる。
【0015】
【作用】
エンジン本体が始動して、圧電体が燃焼圧に応じた電流信号を出力すると、こ の電流信号は電流−電圧変換手段によって電圧信号に変換され、信号積分手段に 出力される。そして、該信号積分手段がこの電圧信号のうち所定値以上の電圧信 号を積分すると、演算手段は信号積分手段から出力された積分信号に基づいて、 燃焼圧の最大値を検出する。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。
【0017】 図中、11は後述のI/V変換器22および演算回路25等と共に燃焼圧セン サを構成するセンサ本体を示し、該センサ本体11は、大径筒部12Aおよび小 径筒部12Bから段付筒状に形成されたケーシング本体12と、該ケーシング本 体12の上端側を施蓋する上カバー13等とから大略構成され、該ケーシング本 体12の小径筒部12B下端側には、燃焼圧Pに応じて変位する薄肉円板状のダ イヤフラム14が一体的に設けられている。そして、該センサ本体11は、ダイ ヤフラム14がエンジン本体の燃焼室内(図示せず)に臨むようにしてシリンダ ヘッド15に取付けられている。
【0018】 16はケーシング本体12の小径筒部12B内に位置して軸方向に変位可能に 設けられた受圧ロッドを示し、該受圧ロッド16は、その下端側がダイヤフラム 14の上面側に当接し、その上端側は絶縁性材料からなる下側プレート17等を 介して後述の圧電体19に当接している。そして、該受圧ロッド16は、燃焼圧 Pによってダイヤフラム14が軸方向に撓むと、ケーシング本体12内を軸方向 に変位し、このダイヤフラム14の変位を圧電体19に伝達すると共に、燃焼室 内の高温が圧電体19に直接伝わるのを防止するものである。
【0019】 18は受圧ロッド16と対向してケーシング本体12の大径筒部12A内に設 けられたコンタクトプレート、19は該コンタクトプレート18の外周側に位置 して受圧ロッド16の上側に設けられ、チタン酸鉛等の圧電材料から円筒状に形 成された圧電体をそれぞれ示し、該圧電体19の上,下面には上側電極19A, 下側電極19Bが形成されている。また、該圧電体19の上側電極19Aは導電 性材料からなる上側プレート20,ケーシング本体12等を介してアースされ、 下側電極19Bはコンタクトプレート18等を介してI/V変換器22に接続さ れている。
【0020】 そして、前記圧電体19は、ダイヤフラム14が撓んで受圧ロッド16が変位 し、該受圧ロッド16によって押圧されると、この押圧力(応力)に応じた電荷 を発生し、図3中にセンサ波形として示す如く、この電荷に応じた電流信号iを 検出信号としてI/V変換器22に出力するものである。なお、図3中の波形は 圧電体19のプラス側をコンタクトプレート18側、即ち下側に配設した場合の 波形であり、圧電体19のマイナス側を下側に配設して極性を逆向きにすれば、 図3中の波形は逆転する。
【0021】 21はケーシング本体12の大径筒部12A内に螺着された止めねじを示し、 該止めねじ21は上側プレート20を介して圧電体19を所定の初期荷重で押圧 すると共に、該圧電体19等をケーシング本体12内で固定している。
【0022】 図2において、22はセンサ本体11の外部に設けられた電流−電圧変換手段 としての電流−電圧変換器(以下、「I/V変換器22」という。)を示し、該 I/V変換器22は、オペアンプ22Aと、該オペアンプ22Aの反転入力側と 出力側との間に設けられた抵抗22Bとから構成され、該オペアンプ22Aは、 その反転入力側が圧電体19に接続され、その非反転入力側がアースされ、その 出力側は後述のA/D変換器23に接続されている。そして、該I/V変換器2 2は、圧電体19から出力された電流信号iを電圧信号Vに変換し、A/D変換 器23に出力するものである。
【0023】 なお、前記I/V変換器22が行なう電圧変換は、圧電体19からの電流信号 iを単純に電圧化するだけのものであって、従来技術で述べたオペアンプ2等の 如く、コンデンサ4等を用いてアナログ式に積分するものではない。従って、図 3中に変換波形として示すI/V変換器22からの電圧信号Vの波形は、圧電体 19のセンサ波形を忠実に再現するだけである。
【0024】 23はI/V変換器22の出力側に設けられたアナログ−デジタル変換器(以 下「A/D変換器23」という。)、24は該A/D変換器23の出力側に設け られた信号積分手段としての積分回路をそれぞれ示し、該積分回路24には所定 値としての基準電圧V0 が予め設定されている。そして、該積分回路24は、図 3中の変換波形に示す如く、A/D変換器23によってデジタル信号に変換され た電圧信号Vのうち基準電圧V0 以上の電圧信号Vのみを選択的,部分的に積分 することにより、燃焼サイクル毎に、面積値たる積分信号S1 ,S2 ,S3 ,… (以下、全体として「積分信号S」という。)を演算回路25に出力するもので ある。
【0025】 ここで、前記積分回路24は、例えばデジタル信号に変換された電圧信号Vが 基準電圧V0 に達したとき(上昇したとき)を燃焼サイクルの始まりとし、この 電圧信号Vが再度基準電圧V0 に達したとき(下降したとき)を燃焼サイクルの 終了とみなして、燃焼サイクル毎に積分信号Sを出力するものである。
【0026】 25は積分回路24の出力側に設けられた演算手段としての演算回路を示し、 該演算回路25はCPU等の演算処理部、ROM,RAM等の記憶部(いずれも 図示せず)等から構成され、その記憶部に設けられた記憶エリア25Aには補正 係数αと下記数1に示す演算式とが記憶されている。
【0027】 ここで、前記補正係数αは、圧電体19の感度等によって定まる定数であり、 積分回路24が検出した積分信号Sと燃焼圧Pの最大値たる最大燃焼圧PHとを 関係づけるためのものである。
【0028】 そして、前記演算回路25は、積分回路24から積分信号Sが入力されると、 この積分信号Sと補正係数αとから最大燃焼圧PHを、
【0029】
【数1】 PH=S・α として求め、この最大燃焼圧PHを図3中に出力波形として示す如く、直流電圧 信号たる出力信号Vpとして、燃料噴射制御装置(図示せず)に出力するもので ある。従って、出力信号Vpと最大燃焼圧PHとは数2に示す如く、比例関係に ある。
【0030】
【数2】 Vp∝PH
【0031】 本実施例による燃焼圧センサは上述の如き構成を有するもので、次に、その作 動について図3を参照しつつ説明する。
【0032】 まず、エンジン本体が始動して燃焼圧が生じると、ダイヤフラム14はこの燃 焼圧Pを受圧して軸方向に撓み、このダイヤフラム14の変位は受圧ロッド16 を介して圧電体19に伝達される。
【0033】 そして、該圧電体19がこの燃焼圧Pに応じた電流信号iをコンタクトプレー ト18等を介してI/V変換器22に出力すると、該I/V変換器22はこの電 流信号iを電圧信号Vに単純変換して、A/D変換器23に出力する。
【0034】 次に、積分回路24は、A/D変換器23によってデジタル信号に変換された 電圧信号Vのうち基準電圧V0 以上の部分のみを積分することにより、図3中に 示す変換波形の頂上部分の面積値たる積分信号Sを求めて演算回路25に出力す る。
【0035】 最後に、演算回路25は、積分回路24から出力された積分信号Sを読込み、 前記数1に示す演算式に基づいて、この積分信号Sと燃焼圧Pの最大値たる最大 燃焼圧PHとを関係づけた後、該最大燃焼圧PHに対応した直流電圧信号たる出 力信号Vpを外部の燃料噴射制御装置等に出力する。
【0036】 ここで、前記演算回路25は、積分回路24から新たな積分信号Sが出力され るまでの間、前回の出力信号Vpを保持するため、その出力波形は図3中に示す 如く、階段状となる。
【0037】 かくして、本実施例によれば、燃焼圧Pに応じた電流信号iを出力する圧電体 19と、該圧電体19からの電流信号iを電圧信号Vに変換するI/V変換器2 2と、該I/V変換器22からA/D変換器23を介して出力された電圧信号V のうち基準電圧V0 以上の部分を選択的に積分する積分回路24と、該積分回路 24からの積分信号Sと最大燃焼圧PHとを対応づけて出力信号Vpを出力する 演算回路25とにより構成したから、本質的に燃焼圧変化にのみ依存し、エンジ ン回転数変化の影響を受けない圧電体19の特性を効果的に利用して、燃焼圧P を検出することができる。
【0038】 この結果、従来技術で述べた如く、エンジン回転数の変動に拘らず、燃焼圧P を正確に検出することができ、検出精度を安定化して信頼性等を大幅に向上する ことができる。即ち、従来技術による燃焼圧センサの問題点として述べた如く、 燃焼圧検出信号がエンジン回転数に依存する原因は、積分回路の時定数τとエン ジン回転数との整合性がとれない点にあるが、本実施例では、オペアンプ2、コ ンデンサ4等からなるアナログ式の積分回路を廃して、A/D変換器23により デジタル信号に変換した電圧信号Vを積分回路24でデジタル処理する構成とし たから、回転数依存性を解消して検出精度を大幅に向上できる。
【0039】 また、燃焼圧波形の全体を再現せずに、図3中に変換波形として示す如く、電 圧信号Vの波形のうち頂上部分の波形のみを積分信号Sとして部分的に取出し、 この積分信号Sから最大燃焼圧PHを間接的に求める構成としたから、実際のエ ンジン制御に必要な出力信号Vpのみを効果的に得ることができ、燃焼圧検出に 要する処理時間を大幅に短縮して、燃焼圧センサの応答性を大幅に向上すること ができる。
【0040】 さらに、A/D変換された電圧信号Vの波形のうち基準電圧V0 以上の頂上部 分の面積に基づいて最大燃焼圧PHを求める構成であるから、電圧信号Vに多少 のノイズが含まれた場合でも、このノイズが面積値たる積分信号Sに影響する度 合を低減することができ、使い勝手や信頼性等を向上できる。即ち、電圧信号V にいわゆるヒゲ状の鋭いノイズがのった場合でも、このノイズの面積は極めて小 さいから最大燃焼圧PHの検出精度が低下するのを防止できる。
【0041】 なお、前記実施例では、補正係数αと数1に示す関係式とに基づいて積分信号 Sと最大燃焼圧PHとを関係づけるものとして述べたが、これに替えて、積分信 号Sと最大燃焼圧PHとの相関関係を予めマップ化して演算回路25の記憶エリ ア25A内に記憶しておき、このマップに基づいて燃焼圧を検出する構成として もよい。この場合には、積分信号Sと最大燃焼圧PHとの波形形状上の相関関係 をもマップ化することにより、いわゆる1点近似法で燃焼圧波形を近似的に再現 することも可能である。
【0042】 また、前記実施例では、ダイヤフラム14の変位を受圧ロッド16を介して圧 電体19に伝達する形式の燃焼圧センサを例に挙げて説明したが、本考案はこれ に限らず、例えば圧電体を直接ダイヤフラムに設け、該ダイヤフラムの変位を直 接圧電体に伝達する方式の燃焼圧センサ等、他の燃焼圧センサにも用いることが できる。
【0043】
【考案の効果】
以上詳述した通り、本考案によれば、圧電体からの電流信号を電流−電圧変換 手段によって電圧信号に変換し、この電圧信号のうち所定値以上の電圧信号のみ を信号積分手段によって部分的に積分することにより、演算手段は該信号積分手 段からの積分信号に基づいて燃焼圧の最大値を演算する構成としたから、エンジ ン回転数の変化に拘らず、燃焼圧の最大値を正確に検出することができ、検出精 度や信頼性を向上できる。
【0044】 また、電流−電圧変換手段により変換された電圧信号のうち所定値以上の部分 のみを選択的に積分して用いる構成としたから、実際のエンジン制御に要求され る出力信号のみを効率的に得ることができ、燃焼圧検出の応答性を向上すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による燃焼圧センサのセンサ本
体を示す縦断面図である。
【図2】燃焼圧センサの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図3】燃焼圧波形、圧電体のセンサ波形、変換波形、
出力波形の関係を示す波形図である。
【図4】従来技術による燃焼圧センサの回路構成を示す
回路構成図である。
【図5】燃焼圧波形、圧電体のセンサ波形および燃焼圧
検出信号として出力される出力波形との相関関係を示す
波形図である。
【図6】エンジン回転数が高くなった場合を示す図5と
同様の波形図である。
【図7】エンジン回転数が低くなった場合を示す図5と
同様の波形図である。
【符号の説明】
19 圧電体 22 I/V変換回路(電流−電圧変換手段) 24 積分回路(信号積分手段) 25 演算回路(演算手段) V0 基準電圧(所定値)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 堺 祥一 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内 (72)考案者 大隈 重男 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン本体に設けられ、燃焼圧に応じ
    た電流信号を出力する圧電体と、該圧電体からの電流信
    号を電圧信号に変換する電流−電圧変換手段と、該電流
    −電圧変換手段からの電圧信号のうち所定値以上の電圧
    信号を積分する信号積分手段と、該信号積分手段からの
    積分信号に基づき燃焼圧の最大値を演算する演算手段と
    から構成してなる燃焼圧センサ。
JP437093U 1993-01-20 1993-01-20 燃焼圧センサ Pending JPH0658337U (ja)

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JP437093U JPH0658337U (ja) 1993-01-20 1993-01-20 燃焼圧センサ

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