JP2552133Y2 - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JP2552133Y2
JP2552133Y2 JP1991060192U JP6019291U JP2552133Y2 JP 2552133 Y2 JP2552133 Y2 JP 2552133Y2 JP 1991060192 U JP1991060192 U JP 1991060192U JP 6019291 U JP6019291 U JP 6019291U JP 2552133 Y2 JP2552133 Y2 JP 2552133Y2
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cantilever
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和則 湯瀬
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車のスキッ
ド制御を行うにあたって、車体の加速度を検出するのに
用いる加速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような加速度センサとして
は、例えば実開昭63−17461号公報に記載のもの
がある。これは、図3に示すように、ダイアフラム1の
中央部に設けられた金属薄板2に装着された歪みゲージ
3を有する。そして、これらは、例えば底浅円筒状のプ
ラスチック製のケース4とこのケース4に二重のOリン
グ5,5を介して気密的に嵌着せしめられた底浅円筒状
の蓋6とから成るハウジング7により封止されていると
共に、上記ダイアフラム1の周縁部が二重のOリング
5,5の間に把持されている。尚、8はハウジング7内
に収納されていてリード線9,9を介して歪みゲージ3
と接続されたブリッジ回路及び増幅器等からなる検知回
路であって、その出力は他のリード線10を介して他の
機器に送られるようになっている。
【0003】このような加速度センサにおいては、矢印
Aで示す前進方向または矢印Bで示す後進方向に加速度
が生じると、それに応じて歪みゲージ3が撓んでその抵
抗値が変化し、これを検知回路8で検知することにより
加速度を検出するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の加速度センサにあっては、加速度検知部分であ
る歪みゲージ3を、二重のOリング5,5を介して気密
的に嵌着せしめられたプラスチック製のケース4及び蓋
6から成るハウジング7により封止するように構成され
ているため、構造が複雑となり、かつ部品点数が多くな
ってコスト高になるという問題がある。
【0005】また、プラスチック製のケース4及び蓋6
から成るハウジング7の熱膨張が大きいため、Oリング
5,5による完全封止が困難となり、これがためオイル
などのダンパー材を入れた場合にオイル漏れ等が生じ
て、長期間に亘って加速度を正確に検出できないという
問題があると共に、取り扱いも不便であるという問題が
ある。
【0006】この考案は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、構造が簡単で安価にでき、しか
も取り扱いを容易にできると共に、長期間に亘って加速
度を常に正確に検出できるよう適切に構成した加速度セ
ンサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の加速度センサにおいては、カンチ
レバーと、このカンチレバーを加速度の作用により変位
させる該カンチレバーの一端に取り付けられた重りと、
前記カンチレバーの変位を検出する歪みゲージと、この
歪みゲージの電極であって、前記カンチレバーの他端を
固定するガラスと熱膨張係数がほぼ等しい材質からなる
上記電極の一端と、該電極に間隔を有して配された該材
質からなる他の電極の一端とをガラス管により封止して
前記2本の電極を該ガラス管に固定し、該2本の電極の
他端を該ガラス管の一端より外部へ突出させた構成とし
ている。 また、請求項2に記載の加速度センサにおいて
は、請求項1に記載の構成に加え、前記ガラス管内に一
定量のダンパー材を封入し、残りを真空にした構成とし
ている。
【0008】
【作用】このように、カンチレバー、重りおよび歪みゲ
ージを有する加速度検知部分をガラス管により封止する
ようにすれば、構造を簡単にでき、かつ部品点数が少な
くて安価になると共に、熱膨張等により気密性が失われ
るようなことがなくてオイルなどのダンパー材を入れて
もオイル漏れ等が生じることがないので、長期間に亘っ
て加速度を常に正確に検出することが可能となると共
に、取り扱いも容易になる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図1及び図2を
参照しつつ説明する。図1はこの考案の一実施例を示す
断面図である。この加速度センサ11においては、ガラ
ス管12によって封止してカンチレバー13を設けると
共に、このカンチレバー13の一端部に歪みゲージ14
を取り付け、他端部にハトメ、溶接、接着等により重り
15を設ける。また、カンチレバー13はその一端を電
極16にスポット溶接等により接続し、歪みゲージ14
は電極16および17にリード線18を介して接続す
る。なお、電極16,17は任意の材質、例えば鉄ニッ
ケル合金をもって構成することができるが、好適にはガ
ラスと熱膨張係数がほぼ等しい材質をもって構成し、そ
れぞれ一部を露出させてガラス管12により固定する。
【0010】また、この実施例では、重り15の振動を
防止するために、ガラス管12内にシリコンオイル等の
ダンパー材19を収容する。このダンパー材19は、ガ
ラス管12内の容積の1/3〜1/2収容し、残りは加
速度センサ11の使用環境に応じて真空または特定ガス
を封入する。
【0011】上記構成において、重り15に加速度が作
用すると、それに応じてカンチレバー13が変位して歪
みゲージ14の電気的特性が変化する。したがって、例
えば図2に示すように、歪みゲージ14と三つの抵抗2
0,21,22とによって抵抗ブリッジ回路を構成し、
このブリッジ回路に直流電源23を接続してその不平衡
電圧を増幅器24を経て検知することにより加速度を連
続的に検出することができる。
【0012】このように、この実施例によれば、カンチ
レバー13、歪みゲージ14および重り15を有する加
速度検知部分をガラス管12にて封止するようにしたの
で、Oリングを用いて封止する場合に比べて構造を簡単
にできると共に、部品点数を削減でき、したがって安価
にできる。また、ガラス管12の熱膨張が小さいので、
シリコンオイルなどのダンパー材19の漏れを有効に防
止でき、したがって加速度を常に正確に検出することが
できると共に取り扱いも容易にできる。さらに真空封止
も容易にできることから、ダンパー材19での気泡発生
に起因する歪みゲージ14の汚染も有効に防止でき、長
期間に亘って安定して使用することができる。また、ガ
ラス管12により固定される電極16に、カンチレバー
13の一端を固定するようにしているので、熱膨張によ
るカンチレバー13の変形や歪みを有効に防止でき、し
たがって加速度を常に高精度で検出することができる。
さらにまた、電極16,17の絶縁も特別の工夫や構造
を設けることなく、ガラス管12によって容易かつ確実
に行うことができるので、センサ全体を容易に小型化で
きる。また、ガラス管12と重り15との間隙を適切に
設定することにより、ガラス管12自体をカンチレバー
13のストッパとして作用させることができ、これによ
り衝撃等によるカンチレバー13の塑性変形を有効に防
止でき、耐久性を向上することができる。
【0013】なお、この考案は上述した実施例にのみ限
定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能で
ある。例えば、上述した実施例では歪みゲージをカンチ
レバーの一方の面に設けたが、歪みゲージをカンチレバ
ーの両面に設け、それぞれの歪みゲージをブリッジ回路
の一辺として加速度を検出するよう構成することもでき
る。このようにすれば、温度変化やカンチレバーの熱膨
張による歪みゲージの電気的特性の変化を相殺すること
ができるので、零点変動を極めて小さくでき、加速度を
常に高精度で検出することができる。また、ダンパー材
19を省略することもできるし、重り15も取付けによ
る他、荷重が集中する構造であれば、バネ材等のエッチ
ング加工等によって製作することもできる。さらに、こ
の考案に係る加速度センサは車体の加速度検出に限ら
ず、種々の物体に作用する加速度検出に有効に適用する
ことができる。
【0014】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、カン
チレバー、重りおよび歪みゲージを有する加速度検知部
分をガラス管により封止するようにしたので、構造を簡
単にできかつ安価にできると共に、取り扱いも容易にで
き、長期間に亘って加速度を常に正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1の加速度センサを用いる加速度検出回路の
一例の構成を示す図である。
【図3】従来の加速度センサの構成を示す図である。
【符号の説明】
11 加速度センサ 12 ガラス管 13 カンチレバー 14 歪みゲージ 15 重り 16,17 電極 18 リード線 19 ダンパー材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−206663(JP,A) 特開 平1−301175(JP,A) 特開 平3−94167(JP,A) 特開 平1−248064(JP,A) 特開 昭63−88408(JP,A) 実開 昭64−21368(JP,U) 実開 平1−67570(JP,U) 実開 昭63−17461(JP,U) 実開 平2−43658(JP,U) 特公 昭51−9592(JP,B1)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カンチレバーと、このカンチレバーを加
    速度の作用により変位させる該カンチレバーの一端に取
    り付けられた重りと、前記カンチレバーの変位を検出す
    る歪みゲージと、この歪みゲージの電極であって、前記
    カンチレバーの他端を固定するガラスと熱膨張係数がほ
    ぼ等しい材質からなる上記電極の一端と、該電極に間隔
    を有して配された該材質からなる他の電極の一端とをガ
    ラス管により封止して前記2本の電極を該ガラス管に固
    定し、該2本の電極の他端を該ガラス管の一端より外部
    へ突出させたことを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記ガラス管内に一定量のダンパー材を
    封入し、残りを真空にしたことを特徴とする、請求項1
    に記載の加速度センサ。
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KR101127862B1 (ko) * 2010-04-28 2012-03-21 한국원자력연구원 튜브 유체유발진동 측정용 삽입형 가속도센서

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63206663A (ja) * 1987-02-23 1988-08-25 Mitsubishi Electric Corp 歪ゲ−ジ式加速度センサ

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