JPH0658212A - エバポパージシステムの故障診断装置 - Google Patents

エバポパージシステムの故障診断装置

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JPH0658212A
JPH0658212A JP21179092A JP21179092A JPH0658212A JP H0658212 A JPH0658212 A JP H0658212A JP 21179092 A JP21179092 A JP 21179092A JP 21179092 A JP21179092 A JP 21179092A JP H0658212 A JPH0658212 A JP H0658212A
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JP
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purge
passage
time
vapor
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JP21179092A
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English (en)
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Takayuki Otsuka
孝之 大塚
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は内燃機関の蒸発燃料(ベーパ)を吸
気系へ放出(パージ)して燃焼させるエバポパージシス
テムの故障を診断する装置に関し、負圧導入時の排気エ
ミッションの悪化を防止することを目的とする。 【構成】 故障診断のために、アイドル時にタンク内圧
切換弁34及びパージ側VSV38を夫々開放状態に
し、キャニスタ大気孔VSV36を遮断状態としてサー
ジタンク26の負圧をパージ通路37から燃料タンク3
0まで導入する。このとき、マイクロコンピュータ21
はISCV46の開度を大にするか、又はスロットルポ
ジションセンサ44のスロットル開度を大に制御してア
イドル時の吸入空気量を増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエバポパージシステムの
故障診断装置に係り、特に内燃機関の蒸発燃料(ベー
パ)をキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、吸着された燃
料を所定運転条件下で内燃機関の吸気系へ放出(パー
ジ)して燃焼させるエバポパージシステムの故障を診断
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンク内で蒸発した燃料(ベーパ)
が大気へ放出されるのを防止するため、各部分を密閉す
ると共に、ベーパを一旦キャニスタ内の吸着剤に吸着さ
せ、車両の走行中に吸着した燃料を吸気系に吸引させて
燃焼させるエバポパージシステムを備えた内燃機関にお
いては、何らかの原因でベーパ通路が破損したり、配管
がはずれたりした場合にはベーパが大気に放出されてし
まい、また吸気系へのパージ通路が閉塞した場合には、
キャニスタ内のベーパがオーバーフローし、キャニスタ
大気導入口より大気にベーパが漏れてしまう。従って、
このようなエバポパージシステムの故障発生の有無を診
断することが必要とされる。
【0003】そこで、本出願人はエバポパージシステム
の故障診断装置として、内燃機関の吸気通路の負圧を燃
料タンクまで導入した後、エバポ系を密閉状態とし、エ
バポ系の所定時間の負圧の変化割合から故障発生の有無
を診断する装置(特願平3−138002号)や、キャ
ニスタのベーパ導入孔とパージ通路との間にバイパス通
路を設け、そのバイパス通路に設けた制御弁を故障診断
時開弁することにより、内燃機関の吸気通路の負圧を燃
料タンクまで導入して、キャニスタのベーパ導入孔から
燃料タンクまでの経路に設けられた圧力センサにより負
圧を検出し、所定負圧に満たない場合故障と判断する装
置(特願平3−323364号)その他種々の故障診断
装置を提案している。
【0004】かかる故障診断装置において、故障診断の
ために負圧をかける運転条件には大別して走行中とアイ
ドル時の2つがある。走行中に負圧をかける場合は、燃
料タンク内の燃料油面の変動によりベーパが発生するた
めに負圧がかかりにくく、所定値の負圧を導入するまで
に時間がかかる。
【0005】また、走行中は燃温の上昇や上記の燃料油
面の変動などによりアイドル時に比しベーパ発生量が多
く、燃料の気化による体積の増加によってタンク内圧が
上がるため燃料タンクに負圧を導入したときにはエバポ
系に洩れがないときは大気圧方向にタンク内圧が変化す
る。
【0006】一方、エバポ系に洩れがある場合は負圧を
燃料タンクまで導入してもタンク内圧はやはり大気圧方
向に変化するため、タンク内圧の変化が燃料タンク内の
多量のベーパ発生によるものか、エバポ系の洩れによる
ものかの区別がつかず、誤診断する可能性がある。
【0007】これに対し、アイドル時には走行中に比し
燃料タンク内の燃料油面の変動はないため、ベーパの発
生量が少なく、よって短時間で故障診断ができ、また誤
診断の可能性が小さいため、アイドル時に故障診断のた
めの負圧導入を行なう方が有利である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、アイドル時
には内燃機関は振動低減等の観点から、機関回転数が極
力低回転数に設定された目標回転数となるようにフィー
ドバック制御されているため、吸入空気量が走行時に比
し少ない。一方、燃料タンク内のベーパやキャニスタに
吸着された燃料は負圧の導入により吸気通路へパージさ
れるが、そのパージ量は吸気通路の負圧に応じて決まる
ため、走行時に比し吸入空気量が少ないアイドル時の方
が吸気通路の負圧が同じならば吸入空気量に対するベー
パ量が多いこととなり、空燃比がオーバーリッチ(過
濃)となる。
【0009】空燃比のフィードバック制御を実行して
も、アイドル時は走行時よりも吸入空気量が少ないた
め、上記のパージによる空燃比のオーバーリッチを補正
するべく燃料噴射弁の最少噴射量に制御したとしても、
適正な空燃比が得られず、極端にベーパが多いときには
燃料噴射を停止してもまだリッチの場合もあり、排気エ
ミッションの悪化をもたらす。
【0010】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
アイドル時の負圧導入時に吸入空気量を増加することに
より、上記の課題を解決したエバポパージシステムの故
障診断装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理構成図を示す。同図に示すように、本発
明は、燃料タンク11からの蒸発燃料をベーパ通路12
を通してキャニスタ13内の吸着剤に吸着させ、所定運
転時にキャニスタ13内の吸着燃料をパージ通路14を
通して内燃機関10の吸気通路15へパージするエバポ
パージシステムの故障をアイドル時に診断する装置にお
いて、圧力導入手段17と、パージ通路14から燃料タ
ンク11までのエバポ系16内の圧力を検出する圧力検
出手段18と、吸入空気量増加手段19と、判定手段2
0を有する構成としたものである。
【0012】ここで、圧力導入手段17は、パージ通路
14から燃料タンク11までのエバポ系16に吸気通路
15の負圧を導入する。また、圧力検出手段18はエバ
ポ系16内の圧力を検出する。また、吸入空気量増加手
段19は圧力導入手段17によりエバポ系16に負圧を
導入する際に、内燃機関10への吸入空気量を増加させ
る。
【0013】更に、判定手段20は圧力導入手段17に
よりアイドル時にエバポ系16に負圧を導入したとき
に、圧力検出手段18により検出された圧力値に基づ
き、エバポ系16内の圧力の変化の度合いを測定し、そ
の測定値と判定値との比較結果からエバポパージシステ
ムの故障の有無を判定する。
【0014】
【作用】故障診断のためアイドル時に吸気通路15の負
圧をエバポ系16に導入する際に、吸入空気量増加手段
19により内燃機関10への吸入空気量が増加されるた
め、本発明では上記負圧導入によりエバポ系16から吸
気通路15へ吸い込まれるベーパの吸入空気量に対する
割合を、走行時のそれと大略同等の割合とすることがで
きる。
【0015】
【実施例】まず、本発明のシステム構成の各実施例につ
き説明する。図2は本発明の第1実施例のシステム構成
図を示す。本実施例は内燃機関10として自動車用エン
ジンに適用した例で、マイクロコンピュータ21により
各部の動作が制御される。エアクリーナ22により大気
中のほこり、塵埃等が除去された空気はエアフローメー
タ23によりその吸入空気量が測定された後、吸気管2
4内のスロットルバルブ25により、その流量が制御さ
れ、更にサージタンク26,インテークマニホルド27
(前記吸気管24と共に前記吸気通路15を構成)及び
吸気弁28を通して吸気弁28の開の期間エンジン(内
燃機関10に相当)の燃焼室29に流入する。
【0016】燃料タンク30は前記した燃料タンク11
に相当し、燃料42を収容している。31は燃料タンク
内圧制御弁で、ベーパ通路32aと32c及び32dと
の間を導通(開放)又は遮断するメカニカル制御弁であ
り、スプリング31aの設定圧よりタンク内圧が正圧方
向の値のときには、ダイヤフラム31bが図示の如く位
置してベーパ通路32aと32c及び32dとの間を連
通し、スプリング31aの設定圧よりタンク内圧が負圧
方向の値のときには、ダイヤフラム31bが下動してベ
ーパ通路32aと32c及び32dとの間を遮断する。
これにより、燃料タンク30のタンク内圧は正圧に保持
され、ベーパ発生量ができるだけ低く抑えられる。な
お、31cは大気開放口である。
【0017】また、上記のベーパ通路32aの一端は、
ベーパ通路32bと共にキャニスタ33のベーパ導入ポ
ート33aに連通されている。このキャニスタ(前記キ
ャニスタ13に相当)はベーパ導入ポート33aとパー
ジポート33bとが同一空間で連通されているタイプの
もので、内部に吸着剤として活性炭33cが充填されて
おり、また一部に大気導入孔33dが設けられている。
【0018】また、本実施例では故障診断時には燃料タ
ンク内圧制御弁31によるタンク内圧制御を禁止し、燃
料タンク30内に負圧を導入するために、燃料タンク内
圧制御弁31の導入口及び導出口の間をベーパ通路32
b及び32cを介して迂回すると共に、そのベーパ通路
32bと32cとの間を導通(開放)又は遮断するタン
ク内圧切換弁(VSV)34が設けられている。このタ
ンク内圧切換弁34は、マイクロコンピュータ21の出
力制御信号により、導通又は遮断される電磁弁である。
【0019】キャニスタ33の大気導入孔33dは、大
気通路35を介してキャニスタ大気孔バキューム・スイ
ッチング・バルブ(VSV)36に連通されている。キ
ャニスタ大気孔VSV36はマイクロコンピュータ21
の制御信号に基づき、大気導入孔36aと大気通路35
との間を導通又は遮断する制御弁である。
【0020】また、キャニスタ33のパージポート33
bはパージ通路37を介してパージ側VSV38に連通
されている。パージ側VSV38は一端が例えばサージ
タンク26に連通されているパージ通路39の他端と上
記パージ通路37の他端とを、マイクロコンピュータ2
1からの制御信号に基づき導通又は遮断する制御弁であ
る。
【0021】圧力センサ40はベーパ通路32dの途中
に設けられ、ベーパ通路32dの圧力を検出すること
で、燃料タンク30の内圧を実質的に検出するために設
けられており、前記圧力検出手段18を構成している。
ウォーニングランプ41はマイクロコンピュータ21が
異常を検出したとき、その異常を運転者に通知するため
に設けられている。
【0022】また、エアフローメータ23の近傍には吸
気温を検出する吸気温センサ43が取り付けられてい
る。スロットルポジションセンサ44はスロットルボデ
ーに取付けられ、スロットルバルブ25の動きを各種接
点により検出する構造となっており、スロットルバルブ
25が全閉状態(アイドル位置)のときにそのIDL接
点がオンとなる。また、スロットルバルブ25を迂回
し、エアフローメータ23の下流側とサージタンク26
とを連通するバイパス路45が設けられている。
【0023】更にバイパス路45にはこのバイパス路4
5を流れる空気量を増減させるアイドル・スピード・コ
ントロール・バルブ(ISCV)46が設けられてい
る。また、インテークマニホルド27内に一部が突出す
るよう各気筒毎に燃料噴射弁47が配設されている。こ
の燃料噴射弁47はインテークマニホルド27を通る空
気流中に燃料タンク30内の燃料42を、マイクロコン
ピュータ21により指示された時間噴射する。
【0024】マイクロコンピュータ21は前記した圧力
導入手段17、吸入空気量増加手段19及び判定手段2
0を前記VSV34,36、ISCV46と共にソフト
ウェア処理により実現する制御装置で、図3に示す如き
公知のハードウェア構成を有している。同図中、図2と
同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。図3において、マイクロコンピュータ21は中央処
理装置(CPU)50,処理プログラムを格納したリー
ド・オンリ・メモリ(ROM)51,作業領域として使
用されるランダム・アクセス・メモリ(RAM)52,
エンジン停止後もデータを保持するバックアップRAM
53,マルチプレクサ付き入力インタフェース回路5
4,A/Dコンバータ56及び入出力インタフェース回
路55などから構成されており、それらは双方向のバス
57を介して接続されている。
【0025】入力インターフェース回路54はエアフロ
ーメータ23からの吸入空気量検出信号、スロットルポ
ジションセンサ44からの検出信号、圧力センサ40か
らの圧力検出信号、吸気温センサ43の出力検出信号な
どを順次切換えて時系列的に合成し、その合成信号を単
一のA/Dコンバータ56に供給してアナログ・ディジ
タル変換させた後、バス57へ順次送出させる。
【0026】入出力インタフェース回路55はスロット
ルポジションセンサ44からの検出信号などが入力さ
れ、それをバス57を介してCPU50へ入力する一
方、バス57から入力された各信号を適宜処理して燃料
噴射弁47,タンク内圧切換弁34,キャニスタ大気孔
VSV36,パージ側VSV38、ウォーニングランプ
41及びISCV46へ選択的に送出してそれらを制御
する。
【0027】次にかかるシステム構成のエバポパージ動
作について説明する。エバポパージはマイクロコンピュ
ータ21によりパージ制御ルーチンに従って行なわれ
る。パージ制御ルーチンは例えばメインルーチンの一部
で実行され、暖機後であるか、空燃比フィードバック
(F/B)実行中であるか、スロットルポジションセン
サ44の出力に基づきアイドル中でないかが判定され、
これらの各件の一つでも満たされないときはパージ側V
SV38を遮断し、これらの条件のすべてを満足すると
きはパージ側VSV38を開放する。
【0028】続いて、キャニスタ大気孔VSV36が開
放される。なお、タンク内圧切換弁34は常時遮断状態
とされている。これにより、上記3つの条件をすべて満
足する運転状態とならない限り、パージは実行されず、
3つの条件をすべて満足する運転状態のときはパージ実
行可能状態となる。なお、故障診断中はパージは実行さ
れない。
【0029】すなわち、燃料タンク30内のタンク内圧
はベーパ発生量に応じて増加するが、燃料タンク内圧制
御弁31により設定された正圧以下のときは燃料タンク
内圧制御弁31が遮断されているため、ベーパはキャニ
スタ33には供給されない。燃料タンク30内のベーパ
発生量が多量になり、燃料タンク内圧制御弁31による
設定圧以上にタンク内圧が高くなると、燃料タンク内圧
制御弁31が開放され、そのため燃料タンク内のベーパ
はベーパ通路32d,燃料タンク内圧制御弁31及びベ
ーパ通路32aを介してキャニスタ33に送り込まれ、
活性炭33cに吸着されて大気への放出が防止される。
【0030】ベーパのキャニスタ33への送出により、
燃料タンク30内のタンク内圧が燃料タンク内圧制御弁
31の設定圧以下となると、燃料タンク内圧制御弁31
は再び遮断状態となる。上記の動作が繰り返されること
により、燃料タンク30内の圧力は燃料タンク内圧制御
弁31の設定圧に保持される。
【0031】一方、キャニスタ33内の活性炭33cに
吸着されたベーパは、前記所定運転状態における吸気系
の負圧がパージ通路39,パージ側VSV38及びパー
ジ通路37を通してキャニスタ33へ導入され、それに
より大気導入口36aからキャニスタ大気孔VSV3
6,大気通路35及び大気導入孔33dを通して大気が
キャニスタ33内に送り込まれる。
【0032】すると、活性炭33cに吸着されていた燃
料が脱離され、その燃料がパージポート33bからパー
ジ通路37,パージ側VSV38及びパージ通路39を
通してサージタンク26内へ吸い込まれる。また、活性
炭33cは上記の脱離により再生され、次のベーパの吸
着に備える。
【0033】図4は本発明の第2実施例のシステム構成
図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。図4に示す第2実施例は、
第1実施例のキャニスタ大気孔VSV36を削除し、か
つ、ベーパ通路32cに絞り(オリフィス)61を設け
た点に特徴を有する。
【0034】図4に示す第2実施例では、故障診断時は
タンク内圧切換弁34を開放(開弁)し、かつ、パージ
側VSV38を開放(開弁)し、キャニスタ33の通気
抵抗分で発生する吸気管負圧を、燃料タンク内圧制御弁
31をバイパスさせて燃料タンク30にかける。
【0035】図5は本発明の第3実施例のシステム構成
図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。図5に示す第3実施例は、
前記第1実施例のキャニスタ大気孔VSV36を削除
し、かつ、ベーパ通路32cをタンク内圧切換弁34及
びバイパス通路65を介してパージ通路37に連通する
ことにより、キャニスタ33をバイパスすると共に、ベ
ーパ通路32cの途中に絞り(オリフィス)63を設け
た点に特徴を有する。
【0036】本実施例では通常のパージ時にはタンク内
圧切換弁34が遮断(閉弁)されるため、ベーパ通路3
2cとパージ通路37とが連通することはなく夫々独立
しており、前記第1及び第2実施例と同一のエバポ系が
構成され、燃料タンク30のタンク内圧は燃料タンク内
圧制御弁31の設定圧に制御されると共に、燃料タンク
30で発生したベーパはキャニスタ33内の活性炭33
cに吸着される。
【0037】故障診断時にはタンク内圧切換弁34が開
放されるため、ベーパ通路32cがバイパス通路65を
介してパージ通路37に連通される。これにより、サー
ジタンク26の負圧はパージ側VSV38の開弁時、パ
ージ通路39、パージ側VSV38、パージ通路37、
バイパス通路65、タンク内圧切換弁34、絞り63、
ベーパ通路32c及び32dを通って燃料タンク30に
導入される。
【0038】このとき、絞り63の径はかなり小さく設
定されているため、その絞り63の大なる通気抵抗によ
り、絞り63の上流側(燃料タンク30側)は略静的な
系となり、絞り63の上流側のベーパ通路32c,32
dに洩れが無いときは上記負圧が上記絞り63の上流側
に導入されるのに対し、洩れが有るときには負圧が全く
印加されないようにでき、これにより圧力センサ40に
よる検出精度を高めることができる。
【0039】図6は本発明の第4実施例のシステム構成
図を示す。同図中、図2と同一構成部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。本実施例は図2の第1実施
例のキャニスタ大気孔VSV36とタンク内圧切換弁3
4とを夫々削除し、かつ、燃料タンク内圧制御弁31の
上流側と下流側とを連通するバイパス通路67を設ける
と共に、バイパス通路67の途中に絞り(オリフィス)
69を設けたものである。
【0040】本実施例は基本的には図4の第2実施例と
同様の構成であるが、パージ側VSV38が開弁される
都度、サージタンク26の負圧がパージ通路39、パー
ジ側VSV38、パージ通路37、キャニスタ33、バ
イパス通路67、絞り69及びベーパ通路32dを介し
て燃料タンク30に導入される。
【0041】次に本発明の故障診断処理ルーチンの一実
施例について図7と共に説明する。同図に示す故障診断
ルーチンは、マイクロコンピュータ21のソフトウェア
処理によりメインルーチンの一部で、又は所定周期毎に
実行される。まず、実行フラグが“1”にセットされて
いるか否かみる(ステップ100)。この実行フラグは
イニシャルルーチンによって初期値が“0”とされてい
るため、最初にこのステップ100が実行されたときは
ステップ200に進む。
【0042】ステップ200ではスロットルポジション
センサ44の出力検出信号に基づき、アイドル状態であ
るか否か判定する。本実施例では、アイドル時にエバポ
パージシステムの故障診断を行なうので、アイドル時と
判定されたときのみ吸入空気量増加処理が実行される
(ステップ300)。ステップ200でアイドル時でな
いと判定されたときは、ステップ100で実行フラグが
“1”と判定されたときと同様に、このルーチンを終了
し、故障診断は行なわない。
【0043】ステップ300で吸入空気量増加処理が実
行されたときは、続いて故障判定処理が実行され(ステ
ップ400)、エバポ系の洩れの有無が判定されるとこ
のルーチンを終了する。
【0044】本発明はこの故障診断処理ルーチン中の吸
入空気量増加処理ステップ300に特徴がある。この吸
入空気量増加処理ステップ300は前記吸入空気量増加
手段19を実現するステップで、以下説明するサブルー
チンにより実行される。
【0045】図8は本発明の要部である吸入空気量増加
処理ルーチンの第1実施例を示す。本実施例はアイドル
時のエンジン回転数を所定の最大回転数にセットする
(ステップ301)。アイドル時は周知のアイドル・ス
ピード・コントロール(ISC)によって、前記マイク
ロコンピュータ21により所定の目標回転数(これは上
記所定の最大回転数より小)に一致するようにISCV
46の開度が制御されているが、上記の最大アイドル回
転数のセットの実行により、ISCV46が強制的に所
定開度にまで更に開弁されるか、又はスロットルバルブ
25が強制的に所定開度開弁される(以下、図10、図
12にも同様)。
【0046】なお、スロットルバルブ25を強制的に所
定開度開弁するためには、スロットルバルブ25を運転
者によるアクセルペダルの踏み込みによる回動制御とは
別に、例えばモータによりマイクロコンピュータ21の
制御の下に所望の開度に制御できるような構成とする必
要がある。
【0047】これにより、図9(A)に模式的に示す如
く、時刻t1 でエバポ系への負圧導入が実行されると、
従来はキャニスタ33の活性炭33cに吸着されている
ベーパと、燃料タンク30内のベーパとが一度にサージ
タンク26に吸入される結果、空燃比(A/F)が同図
(B)に示す如く時刻t1 直後に理論空燃比よりリッチ
側に大きくずれ、それに伴いアイドル目標回転数に制御
されているエンジン回転数が同図(C)に示す如く大き
く低下し、最悪の場合エンジストールとなる。これに対
し、図8に示す吸入空気量増加処理を実行することによ
り、上記時刻t1 直後のエンジン回転数は図9(E)に
示す如く所定の最大回転数に上昇されるため、空燃比の
低下は図9(D)に示す如く大幅に抑えることができ
る。アイドル時には吸入空気量を増加しても負圧レベル
は大きく変わらないため、エンジンに吸引する燃料ベー
パ量は変化なく、吸入空気量が増加した分リッチ割合が
軽減されるからである。
【0048】図10は前記吸入空気量増加処理のサブル
ーチンの第2実施例を示す。同図中、まずアイドルアッ
プ(up)実行済フラグが“1”か否か判定する(ステ
ップ311)。このアイドルアップ実行済フラグはイニ
シャルルーチンによって初期値が“0”とされているか
ら、最初にこのステップ311が実行されたときはステ
ップ312へ進み、アイドルアップタイマを加算する。
【0049】続いて、アイドルアップ加算タイマの値が
x秒経過した値を示しているか否か判定され(ステップ
313)、x秒経過していないときは所定の最大アイド
ル回転数にセットして(ステップ314)、このサブル
ーチンを一旦終了する。
【0050】この最大アイドル回転数のセット後x秒経
過すると、ステップ313でx秒経過と判定され、ステ
ップ315へ進んでアイドルアップ実行済フラグを
“1”にセットした後このサブルーチンを終了する。そ
の後このサブルーチンが起動されても、アイドルアップ
実行済フラグが“1”であるので、ステップ312〜3
15の処理は実行されない。
【0051】本実施例によれば、図11(B)に示す如
くエンジン回転数はエバポ系への負圧導入開始時刻t1
より時刻t3 までのx秒間は、前記最大アイドル回転数
にセットされるため、時刻t1 直後の空燃比がリッチと
なる一定期間(x秒と同程度かやや短時間)以上吸入空
気量が増加され、これにより時刻t1 直後の空燃比の低
下は図11(A)に示す如く抑えられる。
【0052】次に、本発明の要部の吸入空気量増加処理
のサブルーチンの第3実施例について図12及び図13
と共に説明する。図12において、まず空燃比(A/
F)がリッチか否かエンジンの排気通路に設けられた酸
素濃度検出センサの出力検出信号に基づいて判定される
(ステップ321)。
【0053】空燃比がリッチと判定されたときはアイド
ル回転数が所定の最大回転数以上か否かエンジンの回転
角センサの出力信号に基づいて判定し(ステップ32
2)、最大回転数未満のときはアイドル回転数をY回転
数上昇させ(ステップ323)、最大回転数以上のとき
はアイドル回転数を最大アイドル回転数にセットし(ス
テップ324)、このサブルーチンを終了する。
【0054】一方、前記ステップ321で空燃比がリッ
チでないと判定されたときは、その時のアイドル回転数
が正規のアイドル回転数(目標アイドル回転数)以上か
否か判定し(ステップ325)、正規のアイドル回転数
以上のときはアイドル回転数をY回転数下降させ(ステ
ップ326)、正規のアイドル回転数未満のときはアイ
ドル回転数を正規のアイドル回転数にセットし(ステッ
プ327)、このサブルーチンを終了する。
【0055】本実施例によれば、図13(B)に示す如
く、アイドル時のエンジン回転数はエバポ系への負圧導
入開始時刻t1 直後は、空燃比がリッチと判定されるの
で、時刻t1 以降アイドル回転数をY回転数ずつ最大ア
イドル回転数まで上昇させることにより、空燃比のリッ
チへの変化を図13(A)に示す如く大きく抑えること
ができる。また、空燃比がリッチでないときは、図13
(A),(B)に示すように、アイドル回転数をY回転
数ずつ正規のアイドル回転数まで下降させる。これによ
り、空燃比フィードバック制御で補正可能な場合は不必
要にアイドル回転数を上昇させないようにし、燃費の向
上等を図ることができる。
【0056】次に図7のステップ400の故障判定処理
について説明する。故障判定処理は図2,図4,図5及
び図6に示したシステム構成毎に異なる。図2に示した
第1実施例のシステムでは故障診断時にエバポ系に負圧
を導入後、エバポ系内の負圧を所定時間密閉した後、そ
の密閉状態のエバポ系の圧力変化度合いを測定する。一
方、図4及び図5に示した各実施例のシステムでは故障
診断時にタンク内圧切換弁34及びパージ側VSV38
を一定期間開弁し、その一定期間エバポ系に導入される
負圧の変化度合いを圧力センサ40で測定し、その測定
結果が所定値以上変化するとき正常と判断する。図6に
示した第4実施例のシステムはパージ側VSV38を一
定期間開弁し、上記と同様にしてエバポ系の洩れの有無
を判定する。
【0057】上記の故障判定処理の詳細について図2の
システムに適用した故障判定処理について代表して説明
する。図14は図2のシステムに適用される故障判定処
理ルーチンの一例を示す。図14中、まずステップ40
1で、後述の洩れ判定中フラグがセットされているかみ
る。この洩れ判定中フラグの初期値は“0”でセットさ
れていないから、最初は洩れ判定中でないと判定され
る。すると、タンク内圧切換弁34を開放(開弁)状態
とした後(ステップ402)、タイマAを加算して(ス
テップ403)、加算後のタイマAの値がγ分経過して
いるか否か見る(ステップ404)。γ分経過してない
ときはこのルーチンを一旦終了する。
【0058】その後例えば65ms毎にこのルーチンが起
動されてステップ404でγ分経過したと判定される
と、次のステップ405でタンク内圧が正圧のY(P
a)より大気圧側にあるか(Y Pa以下か)判定され
る。燃料タンク30内の燃料蒸気発生量(ベーパ発生
量)が小なるときは、通路抵抗が小なるために図15
(D)に模式的に示す如く、タンク内圧切換弁34が時
刻t0 で開弁状態(図15(C))にされてから、ステ
ップ404でγ分経過したと判定された時刻t1 では、
タンク内圧はY(Pa)以下の大気圧付近に達してい
る。
【0059】そこで、次のステップ406でキャニスタ
大気孔VSV36を遮断状態とし(図15(B)の時刻
1 )、ステップ407でパージ側VSV38を開放状
態とする(図15(A)の時刻t1 )。
【0060】上記のキャニスタ大気孔VSV36の閉弁
が図15(B)に示す如く時刻t1で行なわれ、上記の
パージ側VSV38の開弁が図15(A)に示す如く実
質上同一時刻t1 で行なわれたものとすると、機関燃焼
室への負圧が図2に示したパージ通路39、パージ側V
SV38、パージ通路37、キャニスタ33、ベーパ通
路32b、タンク内圧切換弁34、ベーパ通路32c,
32dを通して燃料タンク30に加わる。これにより、
燃料タンク30の内圧(タンク内圧)は、図15(D)
に示す如く、時刻t1 以降負方向へ急激に上昇する(負
圧が低下する)。
【0061】続いて、図14のステップ408で圧力セ
ンサ40の検出信号に基づき、タンク内圧がX(Pa)
以下であるかどうか判定し、X(Pa)以下のときには
負圧設定中のため、このルーチンを終了する。タンク内
圧がX(Pa)より負圧側に大となるまで65ms毎に上
記のステップ401〜408が繰り返し実行される。そ
して、タンク内圧がX(Pa)より負圧側に大となった
とステップ408で判定されると、パージ側VSV38
を図15(A)に示す如く時刻t2 で遮断する(ステッ
プ409)。
【0062】前記時刻t2 の時点で2つのVSV36及
び38が共に閉弁されるため、パージ側VSV38から
燃料タンク30までのエバポ系内の圧力はシステムに故
障がない場合は保持され、極めて緩やかに大気圧側に低
下していく。
【0063】ステップ409でパージ側VSV38の遮
断が行なわれると、ステップ410〜417により前記
判定手段20の処理が実現される。すなわち、まず洩れ
判定タイマが“0”か否か判定される(ステップ41
0)。前記したイニシャルルーチンによって、この洩れ
判定タイマは“0”にクリアされているので、最初にこ
のステップ410の判定が行なわれたときは、“0”と
判定されてステップ411へ進み、現在の圧力センサ4
0の検出値を診断開始圧力値PS としてRAM52に記
憶する。
【0064】続いて、洩れ判定タイマの値を所定値加算
し(ステップ412)、洩れ判定中フラグを“1”にセ
ットして(ステップ413)、このルーチンを終了す
る。そして、次に再びこのルーチンが起動されると、ス
テップ401で洩れ判定中と判定されるため、ステップ
402〜408をジャンプし、更にステップ409を経
由してステップ410に到る。
【0065】今度はステップ410で洩れ判定タイマは
“0”ではないと判定されるため、洩れ判定タイマの値
が診断時間(洩れ判定時間)αに相当する値になってい
るかどうか判定し(ステップ414)、まだ時間αにな
っていないときはステップ412,413を経由してこ
のルーチンを終了する。
【0066】その後、洩れ判定タイマの値が洩れ判定時
間αに相当する値になると、その時点の圧力センサ40
の検出値を診断終了圧力値PE としてRAM52に記憶
する(ステップ415)。そして、RAM52から読み
出した圧力値PS ,PE に基づいて、(PE −PS )/
α(秒)なる式から圧力の変化率を算出する(ステップ
416)。
【0067】続いて、算出した変化率が所定のしきい値
β以上か否か判定し(ステップ417)、β以上のとき
は圧力の変化が大なため洩れが大であり異常であると判
断して、ウォーニングランプ41を点灯して(ステップ
418)、運転者にエバポパージシステムの故障発生を
通知した後、洩れ故障フェイルコードを例えばバックア
ップRAM53に記憶し(ステップ419)、ステップ
420へ進む。洩れ故障フェイルコードはその後の修理
の際にバックアップRAM53から読み出されて、エバ
ポパージシステムの故障原因を知らせる。一方、算出変
化率がβ未満と判定されたときは、洩れが規定値以下で
あるから正常と判断してステップ418,419をジャ
ンプしてステップ420へ進む。
【0068】以上のようにしてエバポパージシステムの
故障の有無が判定されると、続いてステップ420でキ
ャニスタ大気孔VSV36に対して開放(開弁)状態と
する指令が図15(B)に示す如く時刻t3 で発せら
れ、ステップ421でタンク内圧切換弁34を遮断する
場合が発せられる。キャニスタ大気孔VSV36が正常
な場合には、この指令に基づいて、キャニスタ大気孔V
SV36が開弁し、これにより図2の大気導入口36a
からキャニスタ大気孔VSV36を通して系内に大気が
導入されるため、タンク内圧は図15(C)に示す如く
時刻t3 より短時間で大気圧を経由してベーパの発生状
況によって正圧に変化する。
【0069】その後、洩れ判定タイマ及びタイマAをク
リアし(ステップ422)、図7で前記した実行フラグ
を“1”にセットし(ステップ423)、更に洩れ判定
中フラグを“0”にクリアして(ステップ424)、故
障診断処理を終了する。以後は、このルーチンが起動さ
れても図7のステップ100で実行フラグが“1”と判
定されるので、以後再始動されるまでこのルーチンが実
行されることはない。なお、燃料タンク30内のベーパ
発生量が大なるときは、タンク内圧切換弁34を開弁し
た後、前記γ分経過した時刻t1 においても、燃料タン
ク30内の圧力は図15(E)に示す如く通路抵抗等に
より大気圧にまで達しない。従って、この場合はステッ
プ405でタンク内圧がY(Pa)より正圧側に大であ
ると判定され、洩れ判定を行なうことなく直ちにステッ
プ420へ進んでキャニスタ大気孔VSV36を開放状
態とし、タンク内圧切換弁34の遮断(ステップ42
1)、タイマA,洩れ判定タイマのクリア(ステップ4
22)、実行フラグのセット(ステップ423)及び洩
れ判定中フラグのクリア(ステップ424)を行なっ
て、このルーチンを終了する。従って、以後次の機関再
始動時まで故障診断を中止する。
【0070】これにより、ベーパ発生量が大なるときの
誤診断の発生を防止することができる。また、タンク内
圧がY(Pa)より大であるということは、換言すると
洩れが殆どないということであるから、タンク内圧がY
(Pa)より大のときはエバポパージシステムが正常と
判断することもできる。
【0071】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、エバポ系
への負圧導入時に吸気通路へ吸い込まれるベーパの吸入
空気量に対する割合を、走行時のそれと大差のない割合
とすることができるため、負圧導入直後の空燃比の変動
を大幅に小に抑えることができ、よって従来に比し排気
エミッションの悪化やエンジンストールを防止すること
ができる等の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1実施例のシステム構成図である。
【図3】図2中のマイクロコンピュータのハードウェア
の一例の構成図である。
【図4】本発明の第2実施例のシステム構成図である。
【図5】本発明の第3実施例のシステム構成図である。
【図6】本発明の第4実施例のシステム構成図である。
【図7】本発明の一実施例の故障診断ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明の要部の吸入空気量増加ルーチンの第1
実施例を示すフローチャートである。
【図9】図8のルーチンによる作動を説明するタイムチ
ャートである。
【図10】本発明の要部の吸入空気量増加ルーチンの第
2実施例を示すフローチャートである。
【図11】図10のルーチンによる作動を説明するタイ
ムチャートである。
【図12】本発明の要部の吸入空気量増加ルーチンの第
3実施例を示すフローチャートである。
【図13】図12のルーチンによる作動を説明するタイ
ムチャートである。
【図14】図7中の故障判定処理ルーチンの一例を示す
フローチャートである。
【図15】図14のルーチンによる図2のシステムの作
動を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
10 内燃機関 11,30 燃料タンク 12,32a〜32d ベーパ通路 13,33 キャニスタ 14,37,39 パージ通路 15 吸気通路 16 エバポ系 17 圧力導入手段 18 圧力検出手段 19 吸入空気量増加手段 20 判定手段 21 マイクロコンピュータ 31 燃料タンク内圧制御弁 34 タンク内圧切換弁 36 キャニスタ大気孔VSV(バキューム・スイッチ
ング・バルブ) 38 パージ側VSV(バキューム・スイッチング・バ
ルブ) 41 ウォーニングランプ 45,65,67 バイパス通路 46 アイドル・スピード・コントロール・バルブ(I
SCV) 47 燃料噴射弁 61,63,69 絞り(オリフィス)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクからの蒸発燃料をベーパ通路
    を通してキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、所定運転時
    に該キャニスタ内の吸着燃料をパージ通路を通して内燃
    機関の吸気通路へパージするエバポパージシステムの故
    障をアイドル時に診断する装置において、 前記パージ通路から前記燃料タンクまでのエバポ系に、
    前記アイドル時に前記吸気通路の負圧を導入する圧力導
    入手段と、 前記エバポ系内の圧力を検出する圧力検出手段と、 前記圧力導入手段により前記エバポ系に負圧を導入する
    際に、前記内燃機関への吸入空気量を増加させる吸入空
    気量増加手段と、 前記アイドル時に前記圧力検出手段により検出された圧
    力値に基づき、前記エバポ系内の圧力の変化の度合いを
    測定し、その測定値と判定値との比較結果からエバポパ
    ージシステムの故障の有無を判定する判定手段とを有す
    ることを特徴とするエバポパージシステムの故障診断装
    置。
JP21179092A 1992-01-17 1992-08-07 エバポパージシステムの故障診断装置 Pending JPH0658212A (ja)

Priority Applications (2)

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JP21179092A JPH0658212A (ja) 1992-08-07 1992-08-07 エバポパージシステムの故障診断装置
US08/006,113 US5315980A (en) 1992-01-17 1993-01-15 Malfunction detection apparatus for detecting malfunction in evaporative fuel purge system

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996010691A1 (fr) * 1994-09-30 1996-04-11 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif de diagnostic de defaut pour systeme de controle de l'evaporation de carburant

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996010691A1 (fr) * 1994-09-30 1996-04-11 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Dispositif de diagnostic de defaut pour systeme de controle de l'evaporation de carburant
US5651351A (en) * 1994-09-30 1997-07-29 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Fault diagnosis apparatus for a fuel evaporative emission supressing system

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